139: ◆yyODYISLaQDh[sage saga]
2015/05/26(火) 21:44:52.97 ID:9m0+RSJ8O
それは是非、と言いかけたところで、ソファのブランケットが再びもぞもぞと動き出す。
「ぎぶみー、ぐりーんてぃー」
切彦が、片言の英語でお茶を要求する。
首をソファの縁から垂らしており、寝起きの眼は半開きである。
そのだらしない様子に真九郎が小言を言い、麻里子がはいはいと湯呑みを用意する。
何事も無い、平和な時間。
こんな時間がもっと続けばいい、と真九郎は思う。
しかし、引き出しの奥底にある招待状の存在が、真九郎の頭の奥底にこびりつくように、その想いを邪魔していた。
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