男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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799:名無しNIPPER[saga]
2016/10/14(金) 18:19:04.47 ID:j0xM/BZRo


ダークトロル「……お前、何者だァ」

< ズッ……ンッ

ダークトロル「ただの人間じゃ無いのは確かだ、てめえ……」


不意に、話し掛けてきたボストロールらしきモンスターを前に。

俺は思わず聞いてしまった。


男「もしかして見えてるのか、俺のレベルが……?」


  ズンッッ……


      ゴッッ!!!



───────── それが油断を誘う言葉だと気付くよりも先に、足元が揺らいだ。


男(マ…ジ……か……ッ!?)

反射的に全身を奮い立たせて右へ跳躍。

だが、それすら遅い。

黒い巨人が踏み込んできたと思った瞬間。

たったそれだけで、莫大な衝撃を撒き散らして俺の真横に巨体が飛んできたのだ。



────────── ズンッ・・・ゴゴゴゴォォッ!!



男「うぉおおおおぁぁあっ!!?」ブワァッ

男(速い、しかもただの体当たりがなんだこの威力……ッ!?)ドザァァッ…!


視界が二転三転と、地面とボストロールらしきモンスターを映しながら身体を打ち付ける。

頭に響くような鈍痛。

それを上回る化け物の脅威。

今このとき、俺は間違いなく追い詰められていた。


男(……けど、そこまで絶望的じゃない)





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