男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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760:名無しNIPPER[saga]
2016/08/27(土) 01:44:32.95 ID:uGE1Alt4o

それは、店員が身構えた刹那に動いた者の思考。


(『ブレードガード』で防ぐには数が多い、更にブラッドソードがほぼ戦闘不能)

(ここがセイバーの限界だな)


一定のレベルを越えた者の思考速度は凄まじい回転と反応を見せる。

同時に、店員を中心に二重の渦が冷気を巻き上げた。


    パガァンッッ!!

────── 片や、身構える店員を八方向から挟むように突き上がる氷の刃。


    ドゥッ・・・ンッ!!

────── 片や、白銀の軌跡のみを残して店員を抱えて跳躍する者。


それらは、エビルマージを押し潰していた氷山に亀裂が入る程の衝撃波であった。

ただ質量を生み出し弾く、叩きつける、突き上げるのみならず。

店員を襲った氷の刃は……その特性から如何に自在に形を変えて凶悪な武器となるのかを物語る。

そう、数十メートルの距離を取ってから、自身の立っていた位置を切り裂いた氷の刃を見て理解した。


店員の視線が魔法を撃った者を捉えて。



< スタッ……

店員「……これは、どういう事ですか…………何故、他に……!?」
       シュルルルルッッ……

ここに来て初めて危機感に満ちた声をあげた店員を補足するように、彼女の『身に纏っていた白のドレス』が宙に飛翔した。

今まで消されていた気配と、変えていた姿形が露となる。



シルバーマント「『八魔将』を名乗るからには、ただの魔導師ではなかったという事だろう」

シルバーマント「そうだろう? エビルマージ」



エビルマージB「…………」

エビルマージC「…………」





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