男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/05/19(木) 19:15:33.69 ID:aw0yPgO8o
ブラッドソード「がッ……ぐぅぅっ……!!」ビキィッ
ブラッドソード(こ、これ程だなんて……なんて魔力の強さ……!)
刀身を上下から氷塊に挟み込まれ、動きを止めた所に次々と叩き込まれる重く冷たい一撃。
片腕を落とされ、窮地に立たされているとは思えない冷静な動作だったのだ。
加えて初歩的な呪文に籠められた恐るべき魔力は、鉄をバターの様に切る事の出来るブラッドソードさえヒビが入る程に強力な物だった。
ブラッドソードは全身を打たれて意識が遠退いていく。
ブラッドソード(……でも、これで……)
遠ざかる意識の向こうで、彼女は異世界で出会った友人を思い出す。
知る中で間違いなく最強の人間。
店員「ブラッドソード!!」
< ガシィッ!
エビルマージ「く、無傷だと……!?」
好きなキャラクターのコスプレを愛する変人ではあるが、その才能は底が知れない。
ブラッドソードに不安は無い、どれだけ強大な相手であろうと必ず店員ならば勝利すると分かっていたのだから。
店員の持つ才能は、剣術や身のこなしではない。
彼女は、自分に再現が可能ならばそれを見ただけで物にする事が出来る。
店員「……お返しですッ」キィィン…ッ
【『マヒャド』】
エビルマージ「〜〜!!?」
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