男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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735:名無しNIPPER[saga]
2016/05/19(木) 00:10:27.48 ID:aw0yPgO8o

    ガシャァアアンッッ!!
  ドドドドッッ……!!


轟音を周囲に響かせて、店員を狙った氷塊が次々と住宅街を破壊し凍り付かせていく。

雨によって湿った空気が一気に冷えた中、緑衣の魔導師は冷気漂う氷山を見る。

今ので仕留められるほど弱く無い相手故に、追撃の呪文を密かに唱えながら。



─────── ボヒュッ・・・!



< ズドォォッ!!

エビルマージ「……?」


   ブシュァアッ!!
エビルマージ「ッ……な、んだと………!!」


エビルマージの目には捉えられなかった。

一瞬、氷山の一部が弾けて閃光が走った事しか認識できずにいたのだ。

…………爆撃を受けた様に巻き上がる粉塵の中から投擲された『剣』によって左腕を落とされ、血飛沫を上げるまでは。





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