男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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729:名無しNIPPER[saga]
2016/05/18(水) 23:53:49.47 ID:74YvOmpBo

主任「……私はモンスターを、あいつらを許せない」

主任「一匹残らず消し去ってやりたい、私はそんな思いで戦ってるんです! 生きるために見逃すなんて私は嫌だ!!」

男「何言って……」

主任「私はあのマンションに住んでいた人達を、いつも見ていた!」


飛び退いた俺に近付き、主任は俺の胸元を掴む。


主任「映画や漫画の中みたいに、都合良く殺されて良い人なんかいなかった! そんな人達じゃなかったんですよ!!」

< ガシィッ…!!

男「く……ッ」

男(主任の眼、本気だ……このままだとヤバいんじゃ……)


掴んで来た手を掴み返すも、俺の腕力でもまるでびくともしない。

我を見失った様に怒る主任の眼をもう一度覗く。

俺はその中に未だ揺るがない殺意を再確認した。


主任「貴方には分からない! あのコスプレした女にも分かりっこない!!」

主任「人が死ぬって事が、人がこの世界から消えるって事がどれだけ辛くて悲しくて取り返しのつかないことか! 貴方達には分からないんだ!!」


< ガバッ!

男「っ!」ドサッ


主任「……はぁ…ッ、はぁ…ッ」

主任「…………」

主任「男さんはここに残ってて下さい、私があの光の根元へ行きます」





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