男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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707:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 09:20:56.93 ID:XB2t/Qi4O

────────── ギィィンッ!!


距離に左右される事の無い、絶対の氷牙。

その莫大な魔力の奔流は真っ直ぐにエビルマージの指先に示された位置に流れ込み、敵を凍らせ或いは引き裂く。

その絶大な発動速度と範囲の広さ故に回避は不可。

伝説の『ロトの盾』や『メタルキングの盾』でも無い限り、防御すら意味を為さない最凶の呪文である。


だが、しかし。

エビルマージは瞠目する。



    パキィンッ!


店員「 ────── 『ブレードガード』 」


エビルマージ「何だと……ッ」




刹那、何かが女騎士の周囲を舞った直後に『マヒャド』の発動そのものが消滅した。

呪文の発動を無効化する事が出来るなど、エビルマージでさえ聞いたことが無い。

動揺を表すかのように緑衣が揺れ動く。

その隙を、遠距離にも関わらず女騎士は見逃さなかった。



お返しと言わんばかりにエビルマージの立っていたビルは謎の砲撃によって倒壊した。





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