男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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607:名無しNIPPER[saga]
2015/12/20(日) 16:36:01.90 ID:UnBBTf5WO



セイバー「……」


    ガシャッ


悠然。

頭上を飛行する怪物を目の当たりにしても、彼女はそれに臆す事なく一歩踏み進んだ。

その時、彼女の足元から何かが巻き上がっているのに俺は気づく。

視線を落とした先に俺が見たのは、黒い残滓と共に散っていくモンスター。

そこに横たわっていたのは、一体の獣だった。


男(青い体毛……ダースリカント…か?)


言葉を話すモンスター達の共通点が、一定の実力を持った上位種のモンスターなのだとすれば。

あのアニメに熱く語っていた女性、店員が倒したと思われるモンスターは間違いなく指揮官と呼ばれるその地区の最強クラスのモンスターである。

俺が彼女を追い掛けて到着したのは、恐らく彼女の十秒後しかない筈だ。

その短時間で倒したとは思えない。

であれば仲間割れだろうか……そう俺が考えを巡らせた瞬間だった。








セイバー「行くぞ怪魔」



────────────────────  ゴッッッ!!!!










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