男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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381:名無しNIPPER[saga]
2015/10/29(木) 12:12:15.43 ID:ybeVUqSNO


……そして、俺と主任が見る初めての上位モンスター同士の戦いは突如として終わりを迎えた。



────────── ズッ・・・ドッッ!!



バンパイア【ッッ……〜〜ッ…!!?】

地獄の鎧【シィィイ…ッ】ギシッ…!



それまで互角だった筈が、僅か一瞬で覆される一撃必殺。

俺はそれを知っている。

そしてそれが現実ではどのように見えるのか、時々気になっていた。

それは。



男「 ──────── 『痛恨の一撃』」

男「じごくのよろいの特性は、初めて登場した作品内で最もそれが出る確率が高かったんだ」



肩口から足元まで両断されたバンパイアは、傷口を中心に黒い煙の様な物に包まれていく。

恐らく、モンスター達が死ぬ時に散る光と黒煙と同じ物だ。

たった一撃で、俺や主任でも勝てないかもしれない敵を葬る驚異の剣撃。

俺が背負う鋼の剣と同じ物なのに、全く違う魔剣にすら見えてくる。



バンパイア【ッッ、ぬゥッ……!! 何が目的かは知らないが、それでいいのか? じごくのよろいよ……キシシッ】


地獄の鎧【……】


バンパイア【あのお方は無敵だ……精霊ルビスだろうがロトの一族だろうが、決して勝てやせんよ……】

バンパイア【この世界は……もう終わりなのだ…………闇に包まれ……て………………】


< ドサッ

────────── ポワァ・・・ン……ッ



バンパイアが地に倒れ伏せた瞬間、その体が黒煙に包まれてから光と共に散って消えていく。





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