470:名無しNIPPER[saga sage]
2016/05/26(木) 00:44:55.20 ID:eInKnfKMo
ほむら「……三人が飛びこんでから、もう結構時間が経つわね」
まどか「まだ帰ってこないよ……大丈夫かなぁ?」
さやか「あの中って息できてるのかな……」
マミ「モコナも飛び込んだままだから、たぶん大丈夫だと思うけど」
さやか「あっそうか、息できるって知ってなきゃ自分まで飛びこんだりしませんよね」
ほむら「この世界でも珍しい謎生物みたいだから、水の中で呼吸できてもおかしくわないわよ」
まどか「それは……否定したいけどできない……けど……」
ほむら「……まぁ、導師クレフが案内のために用意したみたいだから大丈夫でしょう……たぶん」
まどか「そっそうだよね!案内してるんだから危ない所通らないよね」
さやか(……通ってきた森、めちゃくちゃ危険地帯だったよね……)
マミ「そろそろ心配になってくるけど……調べる方法が……」
さやか「顔だけつけて見てみます?」
ほむら「やめておきなさい。あの謎生物が飛び込んだ時、吸い込まれるように消えたでしょ」
マミ「下手したら、そのまま同じように吸い込まれる可能性もあるわね」
まどか「そんな……それじゃあ、私達何もできないんですか?」
マミ「とりあえず私のリボンをのばして探ってみるわ、念のため離れていて」
さやか「はい……水の中に長い何かを垂らしてるのって釣りしてるみたいですね」
まどか「さやかちゃん……釣れるのは魚じゃなくて光ちゃん達だよ」
さやか「いっいや、わかってるけどそう言う風に見えたってだけで……」
マミ「……いえ、残念だけどボウズね」
ほむら「ボウズって……釣果無しって事よね?もしかして泉の中に入れなかったの?」
マミ「中には入れたけど入れただけね。あの子達や『伝説の鉱物』だけじゃなくて、魚すらも見つけられなかったわ」
まどか「空中に浮いてる泉ですし、魚はもともといないんじゃ……」
さやか「えっと……海達が迷子になったって事ですか?」
マミ「迷子と言うか、元々私のリボンは索敵用じゃないから……触ったりしたらわかるんだけど」
ほむら「つまりリボンを伸ばした範囲には三人はいないと言うことね」
マミ「ええ、これ以上はリボンだけじゃ調べようがないわね……どうしましょう」
さやか「どうしましょうって……どうしましょう?」
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