マリオ「最近、テニスやパーティーにゴルフばかりで…何かを忘れているような」
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137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/06/08(日) 21:04:02.83 ID:O056mPm00

―レース開幕から5分が過ぎようとしていた、僅か5分、しかし…
  時速100キロ越えで走る彼らは相当な距離を走行している事になる―



ルイージ「ん?あれは…」



―今大会は障害物がある、選手にはただそれだけを教え、具体的な内容は
一切知らせない、無いようによってはソレを逆手に取られかねないからだ
     


 ―周囲に建築物は一切無く、平坦な道が延々と続くかと思われた―



―しかし! 変化は訪れる…!

―それは【穴】だッ!


―道のど真ん中から、端っこまで幾つもの【穴】が無数に空いている―



   ―こういう時、経験が物を言うとは良く言った物だ…―
―ルイージは【穴】を見てすぐにピンと来た、大きさ、造り…それらが―
    ―あれは【何の穴】であるかすぐに悟らせたのである…―




ルイージ「やれやれ、鬼が出るか蛇が出るか…それとも土竜かな?」


   ―土竜<モグラ>…記憶を失う前の兄と何度も冒険をした…―
―そして、幾度と無く見てきた存在の内の一匹なんだろうとルイージは―
―予見する、穴の大きさ的に車輪を取られ、身動きが取れない事態は―
  ―ない筈である、唯一の心配事はただそれぐらいであった…―







マリオ(…なんだ、この【穴】は…?)


   ―弟と違い、"冒険の記憶"が無いマリオには分からない…―

―それが、何の【穴】であるか、…此処が勝負の分かれ目になるだろう―


マリオ「…単にデコボコで走行し辛い道という訳ではなさそうだな」


―そう言いつつも、速度は決して緩めない…っ!
 警戒はすれど、後ろのライバル達を前に行かせるつもりは微塵も無い―



そして…っ!

            トップは"穴の直前"までたどり着く!



ボコンッ!!


マリオ「!!」


チョロプー「ピィーーーーーー!!」




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