マリオ「最近、テニスやパーティーにゴルフばかりで…何かを忘れているような」
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135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/06/08(日) 20:14:52.85 ID:O056mPm00

轟音…っ!


ランプから発せられる光がグリーンからレッドへと移り変わる


           刹那の瞬間ッ!


各選手は各々の愛機に火を点す!
ある者は勝利の栄冠を獲るために、ある者は己の生き様の為
そして、ある者は超えるべき目標を超すために…エンジンに火を点す!

胸の内にある情熱と変わらぬ熱を…っ!

執念の炎を…っ!


乗り手の熱意をそのまま注ぎ込むように選手達は機体のフットペダルと
強く踏み込み、ハンドルを切る

その刻から"唯の無機質な鉄塊"であるマシン達は
"無機質な鉄塊"ではなくなるのだ、情熱と言う名の火は

          愛機へと燃え移るのだから…っ!





 ワアアアアアアアアアアアアァァァァァァ!!!!


ジュゲム「スタートです!
         各選手、一斉にスタートいたしましたァ―ー!」


彼らの熱が会場に伝染する
観客は無論、司会兼進行係であるジュゲムでさえも熱に浮かされるのだ




  BUROOOOOOOOOOO O O !  !  !   !

―表向きキノコ王国とクッパ軍の協定を記念したレースキノカメ杯…―
―今大会は国が用意したレースを3週した者が栄冠を掴むという到って―
 ―シンプルな大会、道中に選手の行く手を阻む障害があるものの―
―そのどれもが、過去に行われたレースのように機体が大破するような―
―過酷な物ではない、従って【選手の安全は絶対に保障された大会】だ―



ルイージ(なんとか、スタートダッシュは切れたけど…)


ルイージ(…"やっぱり"としか言いようがないね!)キッ!


―サイドミラーを見てルイージは思う、後続には数十台の車両の群れ…―
 ―スタートダッシュ時に一気に群れから飛び出せなかった集団だ―
―レース用の車道故にそれなりに横幅はあるものの、流石に何十台と―
―機体があれば、我先に我先にと道の奪い合い、先に行かせないように―
  ―ワザと後続車両の道を塞ぐような蛇行運転を図る者など…―

―ハッキリ言って、醜い争いの渦中であり、初めの一歩で如何にして―
 ―この集団を抜けられるか…この時点でも勝敗が大きく別れるのだ―



マリオ「…」


  ―サイドミラーではなく、前方を見据える、"やっぱり"居た…―


―ある意味で予想通り、"壁"は…"超えるべき者"は
               ルイージの前を独走するッ!―



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