忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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516: ◆jOsNS7W.Ovhu[saga]
2015/03/27(金) 00:41:43.03 ID:YIgeImhp0
忍「……カレンのお父さんと、アリスのお母さん」

忍「お二人に、まず『イギリスに来る気は?』といったことを尋ねられました」

陽子「なるほど……」

綾「シノは、なんて?」

忍「――すぐには、応えられませんでした」

忍「イギリスは、お二人もご存知の通り私にとって大切な場所です」

忍「でも、すぐにはお返事が……」モジモジ

陽子「うーん……そうだよねえ」

綾「無理もないわよね」


忍「――『ずっと、一緒にいる』」

陽子「……あ」

綾「シノ……」

忍「『そう、言っていたね。それは』――」



忍「『結婚、を意味しているのかな?』」



陽子「!」

綾「!」

忍「……と、カレンのお父さんが尋ねました」

忍「恥ずかしながら、私はそこで固まってしまって」

忍「一分が何十分くらいに感じてしまいました」カァァ

陽子「……け、結婚」

綾「シ、シノが……?」


綾「い、いや! 落ち着きましょうっ」ブンブン

陽子「……あ、綾が一番落ち着いてないって」

綾「あ、あなただって、声が裏返ってるじゃないの」

陽子「う……」アセアセ

忍「綾ちゃん……」


綾「そ、それで」

陽子「な、なんて応えたんだ?」

忍「……固まってしまった後」

忍「――『本当に有り難いのですが』」

忍「『私はまだ、あのお二人と結婚するという決意は出来ていません』」

忍「『今は、こうしてお二人のことを前よりも、もっと深く知っていきたいし、そういう時期と私は思っています』」

忍「……といった感じでした」

陽子「す、凄いな……」

綾「な、何だか、一足跳びにシノが遠くへ行っちゃったような気さえするわ……」

忍「い、いえ! 実際は噛み噛みで、とてもとても……」アセアセ

陽子「もし、そうだとしても」

綾「……凄いわ。シノ」

忍「うう……」カァァ


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