忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
1- 20
494: ◆jOsNS7W.Ovhu[saga]
2015/03/14(土) 00:18:55.32 ID:uXxto72B0


「こんにちは」
「……あ」


 その声に、弛緩していた身体が跳ね上がった。
 忘れもしない、この甘い声は――


 いつの間にか自分の目の前に、相手がやって来ていた。
 当然、あの時のようなメイド服ではなく、私服姿だった。
「私服姿も可愛いな」と、ごく自然に彼は思った。


 何の前触れもなくやってきた「彼女」に、少し驚いたものの、すぐさま嬉しさが全身を支配した。
 ああ、また会えたんだ――


「……こちらに座っても、よろしいですか?」
「もちろん」


 流れるような動きで、彼の隣に「彼女」が座る。
 凝視しなくても分かる。
 その相手は、本当に――


「えっと、その……改めまして。大宮忍といいます」


 ――可愛かった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
713Res/681.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice