忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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413: ◆jOsNS7W.Ovhu[saga]
2015/02/01(日) 00:33:18.33 ID:sef3L+Kl0



「……アリス」


 マンションのエントランスから、聞き馴染みのある声がした。
 ゆっくりと、私は彼女へと視線を向ける。


 トレードマークと言ってもいいユニオンジャックのパーカーは、少しクシャッとしていた。
「さっき、抱きつかれたせい?」と聞くと、「ハイ」と返ってきた。
 そして「やっぱり見ていたデスネ」と、クスクスと笑いながら言った。
 そんな彼女の姿を見ていると、何故か故郷のことが脳裏をよぎった。
 きっと、今日、色々なことがあったせいだろう。
 そう納得して、どこか愛おしい気持ちになりながら私も自然に微笑むことが出来た。


「――アリス」


 お互いに笑い合った後で、綻んだ口元はそのままに彼女は続ける。
 

「『Council of War』といきマショウ」
「『作戦会議』……それって、やっぱり」


 私が言葉を継ぐと「Yes」と彼女――九条カレンは首肯して、


「The Subject:『私たちが、これからもずっとシノと一緒にいるためには、どうしたらいいか』デス」


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