忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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383: ◆jOsNS7W.Ovhu[saga]
2015/01/21(水) 00:07:29.14 ID:IqDtd8Jf0
綾「そうよね」

綾「私もビックリしたもの」

綾「……シノが告白される、なんて」

アリス「考えたこともなかったよ」

綾「ええ」


アリス「……綾は、どう思った?」

綾「今度は私の番、ね」

綾「そうね……私もホントは、今も気が気じゃないのよ」

綾「色々と考えが走っちゃってて、抑えられない状態というか……」

アリス「わかるよ、それ」コクコク

綾「――シノは、本当に大切なお友達で」

綾「あの子がいなかったら、私も今日、乗り切れたかどうか……」

アリス「うん、シノは凄いよ」

アリス「無理してないか心配だけど……」キュッ

綾「そうよね……」


アリス「そっか。綾もシノが好きなんだもんね」

綾「も、もちろん」カァァ

綾(アリスの『好き』とは、きっと意味合いが違うけれど……)

綾(きっと、この子もそれを分かっているんでしょうね)

綾「ねぇ、アリス?」

アリス「ん? なぁに?」

綾「戻ったら、シノに何て声を掛けましょうか?」

アリス「……もう、綾ってば」クスッ

アリス「いちいち考えなくても、私たちは大丈夫だよ」

アリス「――いつも通りにしてれば」ニコッ

綾「アリス……」

綾(気丈に言うアリスを見ながら、私は気づいてしまった)

綾(彼女の笑顔が、翳ってしまっていることに)


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