忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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376: ◆jOsNS7W.Ovhu[saga]
2014/12/22(月) 00:34:41.33 ID:c4dYWrVV0


 ここで、私は驚いた。二回目だ。
 こういう、いかにも恥ずかしくなりがちなことを、綾が即座に言い出したことに。
 ……綾も、間違いなく変わっているんだ。
 そんなことを感じた。


「ん、わかった。それじゃ、待ち合わせ場所は――そうだな、中庭でいいか?」


 対する陽子は、いつものように気さくな調子で綾に返す。
「わ、わかった!」と綾は応じた。


「アリス、行きましょう」
「う、うん。わかった」


 綾に連れて行かれる格好で、私は二人から離れていった。
 その合間にチラッと、視線を向ける。


「行ってらっしゃい、お二人とも」


 そこには、いつものように、私の大好きな笑顔を浮かべるシノがいて――


「……」


 それを見てから私は、ゆっくりとそこから離れていった。


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