忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
1- 20
277: ◆jOsNS7W.Ovhu[saga]
2014/01/09(木) 00:44:10.85 ID:5OGn1x0I0
 ……まぁ、こういった流れがあって。


 私たちは、カレンの部屋(うん、「部屋」だ)で、ゆっくりと過ごしていた。
 巨大なベッドのふかふか具合にビックリしたり、備え付けられたテレビの画質に度肝を抜かれたり……まぁ、色々とあって。


「さて、それじゃあ――」


 そう、ここから全てが始まった……。



「『Ceers!』と、いきマショウ!」


「……『ちあーず』?」
「シノ、『カンパイ』って意味だよ」


 カレンの言葉にシノがキョトンとし、アリスが説明する。
 シノの通訳への道は、長く険しいものとなりそうだ。
 いやまぁ、私も知らなかったけどさ。


「……『チアーズ』って言うのね」


 ほら、綾が知らないことを私が知ってるわけないし。




「それじゃ、『カンパイ』!」


 カレンがそう号令をかけ(うん、間違いなくその日本語、最初から知ってたな……)、私たちのグラスがカチンと音を立てる。
 部屋のテーブル(これもまた大きいんだ……)に並べられた飲み物は、どれもフルーツ系のものかな?
 

「わぁ、美味しいです……」
「カレン、これ好きだったもんね」


 上機嫌なシノとアリスに、カレンが微笑みかける。


「Yes! パパもこれ、好きなんデス!」
「へぇ、お父さんも……」


 綾も気に入ったらしい。
 うん、私もこの味は好きだ。


「本当に美味しいですねぇ……」
「ふふ、シノもイギリスのジュース気に入ってくれたんだね」


 ああ、こんなところにも見られる日英交流よ……。
 そんな二人の笑顔に綾もクスっと笑い、カレンは次々に飲んでいき、私もそれを見て微笑ましく思う。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
713Res/681.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice