忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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263: ◆jOsNS7W.Ovhu[sage]
2013/12/31(火) 02:21:47.86 ID:0p57gJ060
「――まさか、とは思うけど」
「シノ……あなた」


 陽子も私も、少し呆れてしまった。
 そりゃ、シノがその容姿らしい知見を持っているとは言いがたかったけれど……まさか、ここまでとは。


「えへへ……やっぱり、どうしても金髪少女が好きで」
「ごめん、全く言い訳になってないぞ」


 陽子の指摘ももっともだ。
 しかし、日本で15年以上生活してきたシノが、二人の金髪少女に日本語的知識で負けている……。


「……私ですら、当たり前と思ってしってることを」
「陽子……あなた、意外と客観的に自分を見れたのね」
「あっ、綾! バカにしてるだろぉ!」


 さて、陽子をからかうのは後回し。
 ともあれ――何だか、シノがこのまま知らないことだらけっていうのもなんだし。


「……ねぇ、みんな?」


 私は、一つの提案をしてみることにした。
 「なんだなんだ?」と、私を見つめる8つの瞳。
 それらに向かって、


「今日、ちょっと図書館に寄って行かない?」


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