忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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189: ◆jOsNS7W.Ovhu[saga]
2013/11/17(日) 01:45:09.42 ID:5cAWbn0F0
カレン父「!?」ハッ

カレン父「あ、ああ、ごめんアリスちゃん」

アリス「どうしたの……あっ」

アリス「シノが気になるの?」

カレン父「……」

カレン父「ま、まぁね」

アリス「……?」




 ――少なからず、動揺した。

 カレンが、私の目の前で抱きついた時。
 私は、たしかに心が揺れるのを感じた。

 しかし――実際に間近で見れば見るほど信じられない。


「もう、カレン……くすぐったいですよぉ」
「ふふっ、シノは可愛いデス……」


 娘のスキンシップを受け、浮かべる表情といい仕草といい。
 完璧に、女性のそれではないか。


「――カータレットさん」

 呟いたのは、彼女の名前。
 遠い異国の友人と、私は芯から心を通わせたように思う。
 自分の娘と「あの子」のふれあいを見れば、それは混乱するだろう――






――それから




綾「ちょ、ちょっと陽子、危ないってば……」

陽子「大丈夫だって――よっ、と!」

陽子「ほら、綾もおいでよ」

綾「こ、怖いわよ……」

陽子「大丈夫だって」

陽子「私がいるんだから、こんな石ころへっちゃらだよ」

綾「……」


綾(――私がいるんだから、か)

綾(こんな岩場を、よくもまぁ)

綾(こういうことを、無意識に言ってるんだから……)

綾「何だろう、癪だわ」

陽子「癪なのはいいけど、転ぶなよー?」

綾「わ、分かってるわよ!」


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