忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
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◆jOsNS7W.Ovhu
[saga]
2013/11/11(月) 01:59:04.70 ID:S2zVCSa60
――その夜。
「ハァ……」
リビングで、私は溜息をついてしまいマシタ。
ケータイの画面を見ながら、私は今日のことを思い返しては、熱くなりマス。
「――風邪、じゃないノニ」
夏風邪はタチが悪いと聞きますが、それ以上に今の私はおかしい、ようナ……
「カレン、どうしたんだい?」
「あ……パパ」
そんなことをしていると、後ろからパパに声をかけられマシタ。
私はチラッとケータイを見て、
「――私、なんだかおかしい気がシテ」
「どうしたんだろう……もしかして、その携帯電話に、なにか?」
さすが、パパ。私のちょっとした挙動に、敏感に反応しマシタ。
「少し、見せてもらっても、いいかな?」
「ハイ――」
私は、ケータイをパパに渡しマス。
さっきから見ていた画像は、そのままにシテ――
「……これは、集合写真かな?」
その通りデス。
シノのお家で撮った、みんな揃っての集合写真。
私やアリス、アヤヤといった面々は顔を赤らめているのが見て取れマス。
「ほほう、仲良いことは良きこと、か、な――?」
パパは、画面を食い入るように見つめマシタ。
何かに、気付いたのでショウカ……?」
「――失礼かもしれないんだが、カレン?」
パパは、目をパチパチとさせナガラ――
「……この子は、もしかして」
気づいて、しまったようデス。
いや――もしかしたら、どこかで私はそれを望んでいたのかもしれマセン。
「まさか――」
ああ、パパが……
言って、しまいそうデス――
「シノ――」
私は、今ここにはいない「友人」の顔を思い出し、胸がキュッとなってしまったのデシタ。
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