らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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「こなたの旅」 33 3/14
[saga sage]
2015/06/07(日) 23:57:26.79 ID:YpOAYuhg0
こなた「……すごい……凄いよ、まなみちゃん!!」
私は思わず立ち上がった。まなみちゃんは恥ずかしそうに顔を赤らめた。
こなた「ありがとう、もう大丈夫」
まなみ「がんばってね……」
そう言うとピアノに置いてあったノートを手にした。
こなた「なに?」
まなみ「さっき演奏した曲を書いておかないと……忘れちゃうから……」
ノートの中身を見ると五線譜におたまじゃくしを書いていた。
これでまなみちゃんが弾いていた曲はオリジナルなんだなって判った。
まるで文章を書くみたいにスラスラと……
まなみちゃんにとっては文章を書くみたいなものかもしれない。
こなた「それじゃ私は行くよ……かがみが待っているから」
まなみ「かがみおばさん、まだ居たの?」
こなた「うん、今回は私の参謀になってもらう……」
まなみちゃんは立ち上がった。
こなた「いいよ、そのまま続けて、その曲、忘れないように、ちゃんと書いて、そして、全てが終わったらもう一回聴かせて」
まなみ「う、うん……」
まなみちゃんは座るとノートを手に取った。そして私は部屋を出た。
かがみ「いい顔になったわね、勇気を貰ったな」
部屋を出るとつかさとかがみが居た。
こなた「まぁね……お互いかもしれないけどね。」
かがみ「もう私なんか必要じゃないんじゃないのか?」
私は首を横に振った。
こなた「うんん、この前そう思っていたら全く何も出来なかった……だからお願い」
かがみは少し驚いた顔をした。
かがみ「……てっきりもう大丈夫って言うのかと思った……いいわ、それならやりがいがあるってもの」
こなた「行こう」
私は玄関に向かって歩き出した。
かがみ「その前に一つ言っておく」
こなた「ん?」
かがみ「私は恋愛経験がそんなにある方じゃない、いや、むしろこなたに近い方かもしれない、
見当違いや方向違いもあるかもしれない、それでもいいか?」
こなた「……他に誰に頼む、つかさ?」
つかさは目を真ん丸くして激しく首を横に振っていた。
こなた「私に近いなら、どうすれば良いのかわかるよね?」
かがみ「……それならもう何も言わない……あとはやるだけね……」
こなた「うん」
私達はお互いに頷き合った。
そしてかがみはいやな笑い方をした。
かがみ「まぁ、結果は目に見えている……心配するな、自棄食い、自棄酒くらいならつきあってやるから、もちろんこなたの奢りで」
つかさ「お、お姉ちゃん、そんな事言って……」
デジャブ……成るほどね、今まで気付かなかったけどつかさがかえでさんをあんなに慕っているのかかが解った。
そう思った一瞬だった。
こなた「そう思えば気が楽になる……でしょ?」
かがみ「え、あ……」
かがみの言おうとしていたのを先に言った。
かがみはキョトンとして私を見た。
こなた「さぁ行こう、一世一代の大作戦のはじまりだ」
この後かがみは私を車で家まで送ってくれた。
そこでかがみは作戦を説明してくれるかと思った。だけどそれは違った。
その前に二人の人物と会ってほしいと言われた。
本当は作戦なんか無くて時間稼ぎしているだけじゃないのか。
そう思ったけど。今はそうは思っていない。
ゲームで例えればラスボスに戦いに挑む前に遣り残したサブイベントをクリアして
強い武器や防具を手に入れるようなもの……。
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