らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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「こなたの旅」 33 2/14
[saga sage]
2015/06/07(日) 23:56:14.03 ID:YpOAYuhg0
こなた「ぶらぼー!!」
私は心から拍手をした。まなみちゃんは照れくさそうにして私にちいさくお辞儀した。
こなた「やっぱり凄いや……みなみ先生のより良いよ……い、いや、これは本人には言わないでね……」
なまみちゃんは笑った。
まなみ「ふふ、どうしようっかな〜」
こなた「え、マジ?」
まなみ「うっそだよ〜」
こなた「む、むぅ……」
まなみ「どうだった、勇気出た?」
まなみちゃんは私に近づき顔を覗き込むように見た。
まなみ「私もボス倒すところみたいな〜」
こなた「あ、それは出来ないよ」
まなみ「え〜何で〜?」
どう言おうか悩んだ。下手な事を言えば余計ややこしくなる。それは分っていた。子供に誤魔化しは通用しない。
こなた「ん〜なんて言ったらいいのか……ラスボスは目に見えないから、私以外の人には見えないんだよ……だからまなみちゃんが一緒に来ても見えない」
まなみちゃんはしばらく私の顔を見ていた。
解ってくれただろうか……。
まなみ「見えない敵……あっ!! それならもっと勇気が必要だね」
何かを思いついた様に喜びながらピアノの前に座った。
片手を鍵盤に乗せると低い音から高い音へと手を滑らすように奏でた。そして最後の鍵盤で動きを止めた。
まなみ「こなたお姉ちゃんに勇気が出る曲……思いついたから……」
こなた「思いついた?」
まなみちゃんは何も返事をせず両手を鍵盤に乗せた。
まなみちゃんはピアノを演奏し始めた。
聴いたことがない曲……
思いついた曲、まなみちゃんはそう言った。つまりまなみちゃんが即興で曲を作ったことになる。
もちろん私はそんなに音楽を聴いている訳じゃない。
今聴いている曲がオリジナルなのかどうかなんてわかるはずもなかった。
だけど……
ロールプレイングゲームでフィールドを歩いている時の様な……
行進曲みたいな……堂々としていて、それでいてわくわくするような……これから何があっても大丈夫って安心感。
標題を付けるなら『勇気』って感じ。まさしく応援歌。
そんな曲だった。
もうこの曲がオリジナルかどうかなんてどうでもよかった。それよりもまなみちゃんが私のためにピアノを弾いている。
小刻みに鍵盤をたたく小さな手、一所懸命に弾いている。それだが熱く私に語りかけてくる。
そして曲は堂々と終わった。
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