らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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こなたの旅 27 6/5
[saga sage]
2014/07/13(日) 16:24:54.83 ID:KUTQmI3w0
ひとしさんはかがみを今のソファーにそっと寝かすと毛布をかけてあげた。
ひとし「少しここで休ませる……お茶でいいかな?」
こなた「え、長居する気はないので……」
ひとし「来たばっかりでそれはないだろう」
ひとしさんは台所の方に向かいすぐに戻ってきた。ひとしさんは私にお茶お出すとかがみの方を向いて心配そうな顔になった。
ひとし「普段はこんなにハメを外す事はないんだけどな……」
こなた「まぁ、いろいろあったから……」
ひとしさんは私の方を見た。
ひとし「君の方がいろいろあっただろう、仲間が迷惑をかけたみたいだな、礼を言わないといけない」
仲間って神崎さんの事を言っているのかな。
こなた「うんん、それよりかがみがいろいろやらかそうとしてるけど、良いの?」
ひとし「……貿易会社の弁護の話か?」
私は頷いた。
ひとし「さすがかがみ第一の親友だな、話したのか……私は反対したのだが彼女がどうしてもって言うから根負けしてまったよ……」
こなた「反対したの?」
ひとし「ああ、第一危険すぎる、それに情報を消さなくとも大半の人間は真実とは見ないで自然に消されるもの……」
こなた「それじゃ何で……」
ひとし「それは君だよ、泉さんが行った一連の行動が彼女を動かしたみたいだな、「こなたには負けられない」……そう言っていた」
ひとしさんは再びかがみの方を向いた。
こなた「一つ聞いていいですか?」
ひとし「ん、どうぞ?」
ひとしさんはかがみの方を向いたまま答えた。
こなた「……かがみを何で好きになったの?」
ひとし「聞いていないのか?」
こなた「ひろしに護衛を頼まれて守っているうちに好きになったって……それくらいしか、かがみはそう言う話はあまりしないから……」
ひとしさんは私の方を向いた。
ひとし「そうだな、それで正解、ほぼ全てを話していると言って良い」
こなた「……かがみのどこが気に入ったの?」
ひとし「……急にそう聞かれてもね……」
ひとしさんは困った顔をした。話を変えよう。
こなた「故郷の星に帰りたくなかったの?」
ひとし「故郷か……故郷はこの地球だ、私はここで生まれてここで育った、真に故郷と呼べるのはけいこ、めぐみ、すすむくらいだろう」
こなた「神崎さんは?」
ひとし「……ああ、彼もそう、彼は1万年前、私達の集団から離れた……そう聞いている」
こなた「他に離れた人はいたの?」
ひとし「10名程同じ頃別れた、彼らは東に向かった、恐らくシベリアから北米を経て南米に行ったと思う、そこで知識を先住していた人類に教えたに違いない」
10名も南米に……でもメモリー板には何の反応も無かった。
こなた「で、でも」
ひとし「……そう、彼らはとっくに亡くなったみたいだな……私みたいに人間になったか、争いに巻き込まれたのか、自然災害だったか……今となっては知る事はできない」
こなた「ごめんなさい、変な事聞いちゃって」
ひとし「いや、別に構わない、すべて私の生まれる前の話だ、気にしていない、そう考えると神崎が生き残ったのは奇跡に近い、たった一人で……」
こなた「そうですね……」
かがみ「う〜ん……」
かがみが唸った。
こなた「あ、かがみが起きるとまた騒ぎ出すから帰ります」
ひとし「ふふ、そうだな」
ひとしさんは玄関の外まで見送ってくれた。
呼んだタクシーが目に前に止まった。
こなた「これで失礼します」
ひとし「そうそう、かがみの何処が好きになったって話だけど……理由は無い、ただ好きになった……」
こなた「ただ好きになった……それだけ?」
ひとし「言葉では形容しにくくてね、そう言うしかない……」
タクシーのドアが開いた。もっと聞きたかった。だけど……
こなた「それじゃ……」
私はタクシーに乗り込んだ。
かがみが言っていた。神崎さんの話ばかりするって……ひとしさんと話したときも結局神崎さんの話しになってしまった。
何でだろう……
私がひよりと同じだって……
結局それもかがみから詳しく聞けなかった。
何だろう。この変な気持ちは……
つづく
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