らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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こなたの旅Q 4/4
[saga sage]
2013/11/23(土) 06:44:55.59 ID:u3YGD9hd0
更に心配そうな顔になるつかさ。
こなた「私はもう悪人だよ、元気だま作戦を考えたのも実行したのも私だから、例え少しずづかも知れないけど他人に黙ってお金を盗んだ事には変わりはないからね」
つかさ「私はあれを悪いことだとは思わない、お姉ちゃんだって……」
こなた「そう、だから今回も同じ、良い事の為に悪いことをするのは許されるのだよ、つかさ」
つかさ「え……良いことの為に悪いこと……難しくて分からないよ」
こなた「例えば勇者が勝手に他人の家に入ってアイテムをゲットするのは許されるのと同じ事」
つかさ「え、あれって許されるの?」
こなた「うん、でも、イベント選択次第で別のフラグが立つと捕まっちゃう事もあるけどね」
つかさは笑った。
つかさ「ふふ、またゲームの話だね、こんな時に……でも、こなちゃんらしい」
こなた「なんて冗談、私も何が悪くて何が良いのかなんて分からない、もしかしたら悪いことかもしれない……でもね、誰も傷つけないのなら良いんじゃない?」
つかさ「こなちゃっていろいろ考えているんだね」
こなら「これは神崎さんが言った事をそのまま言っただけ、だけど私もそう思う」
つかさ「誰も……傷つけない……うん、私もそう思う」
つかさと私の意見が一致した。そういえばつかさとこんなに意気投合したのは久しぶりかも。ちょっと嬉しい。
でも、つかさの表情が少し硬い。やっぱり私が神崎さんの所に行くのが心配なのかな。
それなら親友として少し安心させるかな。
こなた「はるか四万年前の遺跡をわざわざヨーロッパからこの日本にもってきた、神崎さんの登場、そして潜入取材に真奈美さんの影がちらほらと見え隠れ……これって偶然だと思う?」
つかさ「え、突然どうしたの?」
こなた「これは偶然じゃないよ、きっとこれはつかさの言う運命ってやつじゃないかなってね……きっと何か起きるよ」
つかさ「何かって……何?」
こなた「分からないけど……きっと良いことだよ」
つかさは喜んで笑った。
そんなのは分かるはずはない。奇跡って言いたいけど言えないよ。
でもそれは私ができる精一杯だよ。
私は車に乗り込んだ。そしてつかさも自分の車に乗った。つかさが車の中から手を振った。私が手を振って答えるとつかさの車が走り出した。
車は駐車場を出ると柊家宅へと向かって行った。
さてと、私も向かうとするかな。神崎さんの所に。
つづく
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