833:以下、名無しにかわりまして一人でお送りします(北海道)[sage saga] 2019/10/19(土) 16:19:04.20 ID:ZQj8lFiho にもかかわらず、やがて46分に収まらないヘヴィメタルのアルバムが散見されるようになってくる。おそらくはIron Maidenの『Powerslave』(13分を超える「Rime Of The Ancient Mariner」収録。もちろん46分テープにも入らない。)の影響が一番大きかったのではないかと思うのだが、曲・アルバムが長い=プログレッシヴ=偉い、という風潮がじわじわとヘヴィメタル界に浸透、その魔の手はスラッシュメタルの世界にも及んでいった。Slayerも例外ではない。『Reign in Blood』の前作にあたる85年リリースの『Hell Awaits』などは、むしろその典型例、アルバム冒頭を飾るタイトル・トラックは6分を超え、何しろヴォーカルが出てくるまでに3分半近くもかかるのである。Metallica、Megadethを筆頭に、トップを走るスラッシュ・バンドは皆プログレッシヴ路線をとるのかと思わせた矢先、『Reign in Blood』という、突如まったく逆の方向性を持った作品がリリースされたインパクトは半端なものではなかった。慌てて30分テープを買いに行った人も少なくないだろう。当時50分や54分のテープが必要であったメタルのアルバムはいくつも思いつくが、30分で収まってしまう作品って他にあっただろうか。もちろんこの後で紹介するCircle Jerksのファースト・アルバムなど、ハードコアでは20分を切るようなアルバムも珍しくなかったが、少なくともヘヴィメタルの世界において28分というのは驚異的な短さ、インパクトだったのだ。(例えばフロリダのデスメタル・バンドDeicideはセカンド・アルバム『Legion』で、『Reign in Blood』へのオマージュとしてわざわざ30分未満のアルバムを作っている。)この『Hell Awaits』から『Reign in Blood』への急激な方向転換は、Kerry Kingの発言から察するに「故意にアルバムの短さでインパクトを狙った訳ではないが、『Hell Awaits』の重厚長大路線には違和感があった。」という感じだろうか。演奏がどんどん速くなり、結果30分を切ってしまったというのも面白い話だ。そこで「これはまずい、曲を追加しよう」とはならず、潔く28分でリリースした決断は実に素晴らしい。
837:以下、名無しにかわりまして一人でお送りします(北海道)[sage saga] 2019/10/19(土) 17:20:49.91 ID:ZQj8lFiho ヽ / / / / /! ! l ヽ 、 _/ Y/ / ' /|l ! ! ーzz , ‖ ,' i i ハ ! l l i ミ i ハ | ,ィ l !ヘ l l ‘ l / l l .! /l ハ_l \ ! /l l ' ! ,, イ
840:以下、名無しにかわりまして一人でお送りします(北海道)[sage saga] 2019/10/19(土) 17:47:24.79 ID:ZQj8lFiho ヽ / / / / /! ! l ヽ 、 _/ Y/ / ' /|l ! ! ーzz , ‖ ,' i i ハ ! l l i ミ i ハ | ,ィ l !ヘ l l ‘ l / l l .! /l ハ_l \ ! /l l ' ! ,, イ