【ジゴロと】実は百合だった親友と一緒に生きる12【女神様】

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663 :サラ ◆vVQFlfSV3E [sage saga]:2024/01/07(日) 12:55:52.05 ID:ApUQ78Jho
>>662続き

父ちゃんと母ちゃんが「このお菓子美味しい!」とか場を和ませようとしてくれたのが申し訳ないやら嬉しいやら

父「じゃあ話を戻そうか。二人がお付き合いしてることはわかった
  スーツで親に報告ってことは、そういうことだと受け取っていいのかな」
結「…はい」
サ「はい。そのつもりで来ました」
父「だったらまずサラに筋を通してもらおう。僕達の話はその後に」
サ「はい」

言う前から緊張して全身震えちゃったの情けなかった…
もっとビシッと決めたかったのに…

サ「ご挨拶が遅れて申し訳ありません。結子さんとお付き合いさせていただいております、サラと申します
  この度、私が仕事を独立するにあたり、改めて結子さんに一生を共にしてほしいとお伝えしました
  同性ゆえに結婚という形も取れず、傍から見れば非常に不安定な関係に映るかもしれません
  それでも私は、私の人生をかけて精一杯結子さんを大切にし、幸せにしたいと思っています
  どうか、結子さんと人生を共にすることをお許しいただけないでしょうか」
結「私からもお願いします」

で二人で改めて頭下げた
もうね、声は震えちゃうし涙出てくるし、頭下げたら手とかめっちゃプルプルしてるし…
自分がこんなにビビりだとは思わんかったわ…

父「うん、二人の気持ちはわかった。まぁ…ダメだとは言わないけど、正直親としては複雑だね」
サ「…はい」
結「ごめんなさい」
父「僕達に今まで言えなかった理由聞いていいかな。素直に、思っていたことを言って欲しい」
結「それは私から話します。サラはいつ言いに行ってもいいと言ってくれていたけど、私がずっと逃げていました
  お父さんとお母さんに嫌われたくないとか、失望させたくない、悲しませたくない、色んな気持ちがあって…」
母「私達に言ったら嫌われると思ったの?」
結「……うん…」
サ「あの…結子さんは本当にご両親を大切に思っていて、本当に大好きで…」
父「そんな事は言われなくても僕達が一番分かってる」
サ「…すみません。失言でした」
母「結子、続けて」
結「…うん。あの…お父さんもお母さんも普段は言わないけど、
  時々私達の結婚とか孫の話とか…冗談半分だけどしてたし…
  もちろん私達の幸せを思ってのことなのは分かってたけど…
  女同士だとそういう…期待っていうか…裏切っちゃうし…」
母「それが理由?」
結「あと…その……あの……」

結子が泣いてしまったのでしばし待ち
前もってここだけは何があっても自分で伝えたいと言われていたので黙って待った

結「中学か…高校の頃に…みんなでテレビ見てる時に、お父さんとお母さんが…
  同性愛の話を、全く理解できない、気持ち悪いみたいなことを言ってたのが…ずっと引っかかってて…
  もし言ったら…嫌われるんじゃないかって…もう家族でいられなくなるんじゃないかって…
  それが怖くて、本当に怖くて…今まで言えませんでした…ごめんなさい」

泣きながら、詰まりながらだったけど、全部自分の口からしっかり伝えてた
私はダメならダメで仕方ねえって我が道行くタイプだからあれだけどさ
結子は本当に家族が大好きで、そしてできるだけ色んなものを大切にしたいと思って生きてる人だから、
このトラウマというか板挟みにずっと耐えて向き合ってきたのは凄いことだと思う
見る人によっては些細なことかもしれないし、多くの時間も使ってしまったけど
自分の大事な部分と向き合って、自分で決めて自分で伝えきった結子を、私は本当に尊敬してる
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