ここだけ男子高校ただしPCは男装少女PART47

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162 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2024/06/22(土) 11:49:41.61 ID:l4DlFw2zo
>>161
普通の格好の時に絡まれる
→鈴に助けられてしまったので鈴に勝って助けは必要なかったことを証明しなければならない
それはそれとしてときめいてしまった自分も許せない
→そのせいでホテルに連れ込まれそうになった自分が許せないし連れ込もうとしたこいつはとりあえず[ピーーー]

とりあえずこういうことだったらしい。


「あっ、綾さん腕が……あの腕が!それ以上はいけませんって!」

徐々に己の腕をつかむ手に込められる力が増していくことに恐怖を覚え青ざめる伊織。

「……言ってることの大半はよくわかんなかったけどとりあえずイオリがまたケダモノだったことでやらかしたってことはわかったぞ……
うーっ……弟がすみません。私も突き飛ばしてすみません。また後日ちゃんと謝罪に行くのでお名前とご住所を……」
「天愛羅(てぃあら)、田中天愛羅!よろしく!あとそういうのはいらないからちゃんと私と闘え!
あとそいつはぶっ[ピーーー]!霜月、お前がいくら守ろうとしてもな!」
「別にこいつならいくらでもつきだすけど……ん?どうしたリョウ?」
163 :柊宇都 綾 ◆RYO/n8uupE [sage]:2024/08/01(木) 08:39:49.92 ID:lJbvXKZyo
>>162

「?」
なんだかフクザツな乙女心(?)というやつなのだろう。
綾にはよくわからないままだった。

「……ん、これ」
ちょうど手元の伊織を突き出そうと差し出すのと同時、
無意識に力を込めていた手を指摘されて思わず離してしまった。
164 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2024/08/02(金) 06:56:56.41 ID:H+b1BA6so
>>163
「えいっ!」「ぎゃっ!」

どうせやられるならその前にせめて胸のひと揉みでも……その決死の思いで腕を伸ばした伊織は鈴の中段後ろ回し蹴りで吹っ飛ばされ自販機の横、校舎を支える頑丈な柱にどーん。その手は夢を掴むことなく地面に落ちた。

「が……はっ……」
「あんまり罪を重ねるんじゃないぞまったく……しばらく変なコトできないようにその指へし折ってやろうか」
「わー!それ以上いけない!落ち着いて下さい!」


「ね、ねえ……あの人達っていつもああなの……?あとさっきはごめん……」

ケダモノ全開で突っ込んできた伊織、途中で制裁する鈴。綾の袖をつまんで軽く引っ張りながら圧倒された様子でティアラは尋ねた。
165 :柊宇都 綾 ◆RYO/n8uupE [sage]:2024/09/08(日) 08:30:47.49 ID:ERNSRKXYo
>>164

一部始終をぼんやりと眺めている綾。
表情の変化が一切ないのは、元々変化に乏しいのもあるが、見慣れているせいで何の感情も湧いていないからでもある

「ん……そうかな」
袖を摘ままれ僅かに顔を向けながら。
166 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2024/09/23(月) 09:57:35.05 ID:Ip0hfL8Mo
>>165
「そっか……セイコーと違って校舎に落書きもないし窓も割れてなくてきれいだしぼっちゃんばっかのもっと治安のいい学校なんだと思ってたからちょっとビックリしちゃったよ……」

基本昭和のヤンキーみたいなのや北◯の拳に出てきそうなのしかいない、DQN高校として名高い?世紀末高校に対し、この高校のヤバさは全然外には伝わっていないらしい。
そのギャップで

「ふう……まったく、家族としてはずかしいだろ……いい加減にしろよなー……
さて、待たせたなティアラ。いつでもいいぞ?」

動かなくなった伊織を端っこの方に蹴っ飛ばし、天愛羅に声をかける鈴。
集まりかけていた野次馬も伊織が成敗されたのを見てなんだいつものかと満足した様子で帰っていく。

「えっ、あっ、お、おう!ぶっ殺してやらァ!オラァアアア!」

声をかけられ少しキョドってしまったがカツラを被り直し、気合を入れ直して鈴に殴りかかる天愛羅。

「霜月いいいイイっ!こんのおおおお゛ほっ!オラァアアあぐ……んっ……」

殴りかかってはカウンター、殴りかかってはカウンター、殴りかかってはカウンター。
喘ぎ声みたいな声を出しながらも気合で2回は耐えた天愛羅だったが3回目で膝から崩れ落ちた。

「なんだったんだ……?とりあえず保健室つれてくか……一応リョウも診てもらっとく?」

気を失った天愛羅をかつぎ、綾に声をかける。1番重傷の伊織は放置だ。
167 :柊宇都 綾 ◆RYO/n8uupE [sage]:2024/11/09(土) 04:23:53.27 ID:0X/U5oL0o
>>166

「たしかに……」
ぼそりと呟く。
鈴や雪というお金持ちが通う一方で、ガラの悪い生徒が多い(らしい)
最近、この学校がおかしいということを理解してきた綾だった。

僅かに顔を動かして伊織を追うものの、視界の端から消える方が早くそれ以上追うこともなく。
野次馬達が帰っていく中でも二人のことをじっと見ていたが殴り合いが始まるとつい目を逸らして。
直視しないように経過を追いつつ、早々に決着がついたのを見てから近づいていく。

「ん、ついてく。……僕が運ぼうか? 怪我、してない?」
鈴の隣に並びながら様子を伺い。
168 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2024/11/19(火) 23:54:42.56 ID:4Jd1mgsqo
>>167
「イッポー的に突き飛ばしたりぶん殴ったりしただけでこっちは無傷だしなあ……
リョウの方こそスレて痛いとかボタンとれたとかない?大丈夫?」

気を失ったティアラを背負って歩きながら、鈴は逆に綾の心配をする。


(霜月には失望したな……汚い忍者の弟と違って男前だと思ってたのに……)
(可愛い顔してかっこいいと思ってたのに女子殴って保健室連れ込むなんて……)

綾の耳に入ってくる一部の生徒の声。

実際は女同士、
挑んできたヤンキー女に付き合ってあげた上、
手当てのために親切に保健室に運んであげているだけで、
そしてそのヤンキー女も不良校で有名な世紀末高校の女番長なのだが、なにやら一部生徒に悪い印象を持たれてしまったらしい。

「しっかしこいつも大変だなあ。たぶん家族もこういうのばっかで仕方なく不良やってんじゃないかな」

そんなことを言われてるとも知らずにのんきにティアラの心配をしていた。
169 :柊宇都 綾 ◆RYO/n8uupE [sage]:2024/12/17(火) 03:47:18.12 ID:TMk2R9Nbo
>>168

「……」
大変いい気分がしない。
表情に変化はないながらも頬が膨れている。

「僕が運ぶ」
鈴が背負っていたティアラを強引に引きはがし、
抱きかかえたまま走り出してしまった。
170 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2024/12/25(水) 23:29:42.03 ID:8PkYNuvqo
>>169
「ん?どうした?なんかあったかいものでも飲む?」

綾の変化には気付くがその気を悪くした理由には気付けない。

「え?……わっ?!」

純粋な力で綾にかなう筈もなく、人間離れしたパワーであっさりとティアラを引き剥がされる。

「どうしたんだろ、リョウ……」

呆気にとられているうちに見失ってしまった。


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