ここだけ男子高校ただしPCは男装少女PART47

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

117 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2023/09/28(木) 07:20:43.76 ID:INf8E4Ft0
>>115

「そ、そうですね〜……」
イケイケだった彗華もこの女狐を前に勢いを弱めて。
ちょっと困ったような声を上げていた。

「名前・……名前のぉ〜。
 色んな所、色んな時代を行き来したから名前もあり過ぎてなあ。
 どれ、ひぃ、ふぅ、みぃ……」
寝そべったまま尻尾を揺らし、指折り数え始めた。
「なんでもよいが……月(ゲツ)と呼べ。
 おぬし立ちの名に興味などないが……ん、スイカと申したか?」
「はい?」
月(ゲツ)と名乗った女の頭から生えた黄色い狐の耳がピクリと動く。
がばっと振り返りながら胡坐を掻き、彗華(の主に胸)をまじまじと見て。
「お前、あのちんちくりんの雪女の娘か!
 はーっ! あやつは色気のないうっすい油揚げみたいな女じゃったが、娘はこんなにも……ほぅ」
「えーっと、あのぅ……」
すすすっ、と鈴の後ろに隠れ。

「今となっては別に怒っておらん。ここの居心地が意外と良くってなあ。
 若くて精に溢れた気が満ちておる。喰うに困らんというのは快適じゃ。
 それに、ここは地脈が集う場所。色んな物が見れるんじゃ。……ん。そえいえば、彗華、お前……」
「ひゃいっ!?」
何かを思い出した後、ニヤリと笑みを浮かべて彗華を再び見つめる。
背後の雪女は鈴の肩を掴み、本格的に隠れだした。
143.14 KB Speed:0   VIP Service パー速VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大4096バイト 最大66行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)