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ここだけ男子高校ただしPCは男装少女PART47
- 1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) :2019/05/14(火) 09:27:56.60 ID:uHPZVWgOo
- チェーンソー持った変態女やら刀持つと武士っ娘になる空手娘やら怪力吸血鬼娘やら病弱財閥娘とか……。
なぜかそんなのが居るしよくバトル展開にもなる超次元な男子高校。Part数はパー速でのスレ数!
名前や設定が無くてもノリで案外どうにかなったりする。名前が無い間はトリップを付けておくとみんな安心。
常に相手を思いやったロールを心がけましょう。
・言い切りや確定描写は好ましくありません。状況をみてやりましょう。避けられても文句を言わない。だけど避けすぎも気を付けて。
・バトルの際はパワーバランスを意識しましょう。俺TUEEにならないように。
・カオスにぶっ飛ぶのも良いですが無理に巻き込まない様にしましょう。
以上、保健室の先生とのお約束です!
基本は>>980が次スレ立て。過疎具合を見て調節。
1000は高校名物超次元校長の言葉……かも?
まとめWiki
ttp://www36.atwiki.jp/kokodakedansikoukou/pages/1.html
チラシの裏(中の人の雑談場)
ttp://s.z-z.jp/bbs.cgi?id=AAA1192&p3=&th=&style=1
よくいる生徒とか
◆RYO/n8uupE
綾
リョウ。アヤではない。大剣を使う怪力吸血鬼。
学内一のバストをどうやって制服の中に納めているのかは永遠の謎。本人にも謎。
ラインハルト=アドヴァルド
アクセサリーが過剰装飾なギラギラのお兄ちゃん。校長の息子。
ただ中身は全くの優男。外見のせいで損をしたりシスコンやらホモの疑惑が掛ったりする役回り。
白いアルビノ
出世不明の記憶喪失のアルビノ。蹴り技のみで戦うクール系ぼっち。
◆f7JK9RIN.g
鈴
刀を持つと武士っ娘になる空手使いで中華が得意なポニテ
伊織
現代に生きる忍者。変態。イケメンでそれなりに機械にも詳しい。だが不憫。
他にもまだまだいるのです!
前スレ↓
ここだけ男子高校ただしPCは男装少女PART46
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1465003188/
- 2 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/05/14(火) 11:39:16.69 ID:uHPZVWgOo
- >>640
「研究所の……クローン……?」
「いいや、でも研究所でいじくられたって意味では研究所の作品ってことにはなるか……それもお見通しだ」
伊織の問いかけに答えながら何もない空間を掴み、引っ張り投げるような動きをする白髪の鈴。
「つあああああ!?」
その動きに合わせて伊織が左手から引っ張られるようにして引きずられたあと吹っ飛び、二人まとめて壁に叩きつけてやろうという勢いでライナーの方へ飛んでいく。
見えない糸のようなもので何かしようとしていたのがバレたらしい。
「さあな、何なんだろうな」
ぶっきらぼうに返す。
- 3 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2019/05/14(火) 17:52:36.32 ID:2IGCcD610
- VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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- 4 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/05/14(火) 18:43:50.14 ID:pPvqP0vwo
- >>2
「士道さん、動けます?
今すぐ綾と一緒に逃げてください。それで、助けを」
綾の前に出していた手で押して下がらせる。
言われるがままに、綾は青年の言葉に従い士道の側にまで下がり、手を差し伸べる。
「……確かに、何だっていいか」
動揺は振り切ったが、迷いは迷いのまま。
しかし、このまま動かないことだけは避けるべきだと言うことくらいは理解できていて。
飛んでくる伊織の身体を受け止める体制を作り、待ち構える。
そのまま一緒に壁に叩きつけられるとしても受け入れる覚悟で。
- 5 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/05/17(金) 00:54:15.17 ID:aXox5EXOo
- >>4
「大丈夫や、なんも問題な……あかん!」
口端から血を垂らしながら叫ぶ士道。
白髪の鈴がダッシュで伊織を追いかけ容赦ない追撃の跳び蹴りを放っていたが、ライナーからは伊織の身体が邪魔で見えない。
「ぐうっ!」
再び白髪の鈴の蹴りの餌食になったのは士道。
ライナーと伊織に蹴りが当たる直前で二人を左右に押しのけ割り込んでいた。
「な……っ!?」
ふっとばされた先の壁が砕けその先は奈落。士道は強制退場させられてしまった。
「……」
白髪の鈴は無言で佇み士道を見送ると蹴りそこねた伊織に視線を移す。
「くそっ……!」
伊織が投げた煙玉がその視界を遮った。
「撤退しますよ!」
- 6 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/07/17(水) 00:40:20.14 ID:H8rW2hq10
- >>5
「なんで……ッ!」
庇い、落下していく士道が跳ね飛ばされた衝撃から立ち直る間に目に入る。
驚きと、身体に走る衝撃で、声にできたのはただその一言のみで。
「退こう」
今は伊織の言う通り引くべきだと、綾はそう判断した。
得体の知れずかなり腕の立つだろう人物に、たとえ三人がかりだとしても、無闇に挑むべきではないと思った。
左右に別れた二人其々を、一本ずつの腕で素早く両脇に抱え走っていく。
一刻も早くこの場を離れたいとも思っていた。別物だと解っているとしても、あんな表情は見たくない。
- 7 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/07/17(水) 18:44:20.46 ID:tAhYsoqFO
- >>5
「逃したか……」
煙が晴れたあと、地面に刺さったナイフを抜きながらひとりごつ白髪の鈴。
綾が男子2名を脇に抱えていなければそのナイフは伊織に突き刺さっていた。
〜某所〜
「ありがとうございます、綾さん、ライナー君。
今回は流石にヤバかったですね……あれはなんというか
ね……兄さんの僕の行動に対する完全な未来予知レベルの先読みはそのままに情けとか容赦みたいなものがマイナスされた代物でしたね……
何者なんでしょう、あの霜月鈴に良く似た白髪紅眼の人物は……」
ひとまず逃げ切れたことを確認し、状況を確認する伊織。気の緩みから負傷による痛みが出てきた様子が見える。
- 8 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/08/06(火) 03:41:19.99 ID:E8vszOU30
- >>7
「研究所の副産物だとも、言ってたな。
結局、何なのかはっきりしないままだ……」
目立った外傷もないライナー君は綾の腕を降りて並び歩いている。
一方、伊織は未だに脇に抱えられたままだ。
「おっと、綾、まだ離すんじゃないぞ。
伊織、お前にはそのお兄さんのことで聞かなきゃならんことがある」
- 9 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/08/06(火) 13:47:48.40 ID:sypZgl7cO
- >>8
「えっ……何ですか……はっ、ひどいことするつもりですね!エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!」
ライナーの言葉におどける伊織。ちょっとしめたほうがいいかもしれない。
- 10 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/08/06(火) 14:31:28.84 ID:E8vszOU3o
- >>9
「……締めとけ」
軽いお仕置きのつもりで声を掛けたが、
綾が空いた手で首を掴んで締めようとしたので慌てて止める。
「一先ずは保健室だな。
兄弟揃って見てもらえ」
- 11 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/08/06(火) 21:02:31.50 ID:vCN4U796o
- >>10
「ぐえっ!?
折角助かったのに危うく頸骨ごと握り潰されるとこでしたね……はは……」
伊織の胴を抱えている腕を締めてくるくらいを予想していたので本気で背筋が寒くなった伊織であった。
「やっぱり、やられてましたか……」
そうこうするうちに保健室に到着。鈴は眠ったままだ。
- 12 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/08/07(水) 14:35:17.33 ID:oqSCb6l0o
- >>11
「……ということは、お前の予想だと、鈴を襲ったのもさっきの奴か?」
今回は優しくベッドに乗せる。
椅子を二つ持ってきて、伊織が眠る側に座りながら。
- 13 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/08/07(水) 16:24:42.76 ID:8qi6KxO8o
- >>12
「そうですね。本人に聞いてみればいいんじゃないですか?
兄さん、やられたのは紅い瞳、銀髪ポニテのやさぐれた感じのお姉さんじゃなかったですか?僕らによく似た」
「ああ……おまえもやられたか……リョウは……みんなは……大丈夫だったか?」
顔だけ3人の方へ向けて答える鈴。なんと意識が戻ったらしい。
包帯が交換され見た目の痛々しさは無くなったものの、消耗が激しいようでサナトリウムで療養中の少女のようにかよわく儚い印象を抱かせる。
- 14 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/02(水) 02:48:18.41 ID:XpYinT/H0
- >>13
「起きてたのか」
顔を向け様子を伺いながら反応する青年。
綾は椅子を移動させて寄り添ってくる。
「俺たちは大丈夫だった。士道さんのお蔭でな……」
見届けるしかできなかった落ちていった奈落のように、顔を暗くする。
- 15 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/02(水) 08:40:52.24 ID:IwtUv/1zo
- >>14
「ああ……心配……かけたな。保健の……先生が……言うには……あの白髪に……」
「ああ、これですね。なになに……ふむ……
兄さんが昏睡状態だったのはあのやさぐれお姉さんの存在のせいみたいですね。あの人はどうも並行世界の未来の霜月鈴みたいです。
色々おかしいとこはありますけど並行世界ですからね。性別が変わることもあるでしょう。僕らが三兄弟の逆で向こうは三姉妹なのかもしれませんね。
並行世界の異性の自分……うーん、身体の相性良さそうだなあ……おっと、話がそれました。
違う世界の同じ人物が同じ世界に同時に存在、更に敵対することでその世界での存在権的なものの奪い合いみたいになるみたいですね。
さっきの戦いでダメージを与えたことで少しそれを取り戻せたから意識が戻ったってことでしょう。
兄さん、心配かけたなって過去形で言ってますけど現在進行系ですよ。普通にまだまだ存在消えちゃえる状態じゃないですか」
話すのも辛そうな鈴の傍らにある、綺麗だがどこか可愛らしさも感じさせる文字がしたためられた可愛らしい模様のついた便箋に気付き、それを見ながら鈴の代わりに伝える伊織。
性別は一緒なのだが一応ごまかした。
「そっか……にーさんが……いれば問題ないな……あの人実は……すごく強……あれ?兄さんは……?」
- 16 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/03(木) 03:41:50.51 ID:9NJ69HfN0
- >>15
「にーさんのねーさんの? ……ややこしいが、そういう物か。
奪い合いか……ということは、あっちの鈴を倒さないといけない。
力量的にも課題はあるが……少し、気が引けるな」
今更と言わんばかりの達観か、あるいは諦めか、すんなりと受け入れて。
けれども、並行世界の友人を傷つけることに難色を示す。
「ああ、士道さんは、俺を庇って地下のさらに深い所に落ちていった。そこからは、解らない……すまない」
自らの力不足を恨むように、顔を伏せ静かに口にする。
- 17 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/03(木) 23:45:32.57 ID:kYNTLG8So
- >>16
「士道兄さんにバカスカ実弾撃ち込まれた直後に士道兄さんを蹴りで元気に吹っ飛ばしてましたからね……
それに綾さんの蹴りを顔色一つ変えずに殴り返すあの膂力……
ライナー君、あれを霜月鈴だと思って刃を曇らせれば死に繋がりますよ。
とはいえ……確かに良く似た顔で同じ技を使われるとやりづらいですねぇ……というか僕、勝てないんですけど」
明らかに人であることをやめている上に鈴の特性を持った敵。流石の伊織もお手上げのようだ。
「そうか……いや……きっと大丈夫……お前のせいじゃないさ……こっちこそゴメンな……」
元気そうに振る舞おうとしているが絞り出す声も弱々しい。
- 18 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/04(金) 04:15:19.28 ID:IRABjL/J0
- >>17
「……わかってるつもりだ。
守らないといけないのはそこに居る霜月鈴だろ」
伊織の助言を受けて、自らを落ち着かせるように言葉を呑み込んでいく。
頭では理解できているが、鈍る不安が残るのもまた事実だ。
「だが、守ろうにも歯が立ちそうにない。
先生のこともあるし、何か考えないとな……」
- 19 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/05(土) 00:28:06.08 ID:SBVzRsOjo
- >>18
「……!」
いつも最前線で戦ってきた自分がまさかの姫君ポジションとは。ライナー君のナイトな守る発言に不覚にも顔が熱くなってしまったのを感じた。
寝返りを打って男子二人と反対方向を向きたいが身体が動かないので顔だけでもそらした鈴であった。
「そういえば綾さん、保健室に入ってから一言も話してませんがなにか考えでも?」
- 20 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/05(土) 03:49:15.18 ID:SdsOkAb90
- >>19
「ん……?」
保健室にきてからというもの、綾は鈴にべったりと寄り添っていた。
ベッド脇に椅子を寄せて手を優しく添えるように重ねて、今は赤らんだ顔をじっと見降ろしていた。
こういう時は大体、何も考えていない。
「ところで、だ。
お前の方で回復できているような感覚とかはあるか?
存在権の奪い合いだかの影響だったら、あいつをどうにかしない限り解決しないなんてことは無いのか?」
- 21 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/05(土) 23:06:08.70 ID:SBVzRsOjo
- >>20
「ひゃあ」
顔をそむけた後、続いて視線も顔の向いている方へ。綾と目があってびっくり。身体が動いていればきっと大きな声で驚きながら飛び上がっていたが、間抜けな声が出ただけだった。
「うーん……あいつにやられて……気がついたのもほんと……今さっきだから……ごめんな」
- 22 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/06(日) 02:40:15.48 ID:Zehddaml0
- >>21
「?」
綾に関しては至って真面目である。
ごくごく僅かな変化だが心配する眼差しを向け、その一方で、思い詰めているようでもあった。
「それもそうか。いや、気にしないでくれ。
順調に回復するとしてもたったの数日ってだけでもなさそうだ。
色々不自由しそうだからな、困ったら頼ってくれ。何せ、今じゃちょっとした権力者だからな」
含みのある笑みを浮かべながらも、その特殊な肩書が過重になっているのだろう。
やがて自嘲的な笑みに変わり最後には溜息をついた。
- 23 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/06(日) 21:43:18.42 ID:yliAdKPto
- >>22
「ふう……」
力尽きたようでふたたび意識を失ってしまったようだ。
「権力者……ですか」
- 24 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/07(月) 04:42:42.43 ID:idbjzzfY0
- >>23
「聞こえてたか……?
まあ、困ったまま黙ってるような奴じゃないか」
意識が落ちたのを見ると声を潜めて。
むしろ、綾が鈴を困ったままにしないだろう。そう思っていると綾のほうからまかせろと言わんばかりに頷いてきた。
「一応、アイツの息子なんでな。
さらに、生徒会長代理の名前も背負わされちまったし……そうだな」
少し試案する風を見せ。
「仮にそいつの様子が戻りそうになかったら、空き教室の一つを改装して専用の治療室を設けよう。
今、ココを視てもらってる先生にはそっちにあたってもらって、もう一人、適当な保健の先生を新しく……うん、それくらいならできそうだ」
- 25 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/08(火) 21:59:08.10 ID:G844pHx3o
- >>24
「まるでアニメかなんかの生徒会長ですねぇ……でも先生動くのかなあ……前に日頃のお礼にご挨拶に伺おうとしたら(夜這いをかけに行ったら)異次元ぽいとこに飛ばされかけましたけど」
- 26 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/09(水) 23:18:26.89 ID:eIGvbOnIo
- >>25
「そっちの方が余程アニメな気がするんだが……帰ってこれたようで何よりだ」
聞き慣れない言葉に苦笑を浮かべ。
「さて。
回復を願わない訳じゃないが、準備は必要だな。
ご息女の声でも使わせて貰いましょうかね。この辺りに居てくれるとありがたいんだが……」
立ち上がると窓の外に目を凝らしてみるが、見える範囲では見つからず。
「お前も、ゆっくりするといい。何かと動き回ってるようだしな」
- 27 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/10(木) 22:14:07.59 ID:MY75kgyGo
- >>26
「チート主人公無双で世界救ってハーレム堪能し尽くして来ました」
歯を輝かせてキメ顔スマイル
「ご息女の声……?なんかテンションがいつもと違いますねライナー君」
使わせてもらいましょうかねなんて言い回しはあまりライナー君らしくないなあと思った伊織であった。
「ああ、僕のダメージのことならご心配なく。保健室にいる限りリジェネかかるようにしてくれてるみたいですからだいたいもう全快ですよ」
- 28 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/11(金) 03:41:27.39 ID:hFLx/G3f0
- >>27
「……それは良かった」
話半分。という言葉が見事に当てはまる聞きっぷり。
「俺なんかよりもゼオラの言葉の方が聞き入れてくれると思って。
そうか? ……『あの辺り』の間怠い言い方が移ってきたのかもな。気をつけるか……」
ちょっとショゲた。
「もうなのか。流石、保健の先生だな」
感嘆の声を上げながら立ち上がる際に綾に目をやると看ている内に座ったまま眠ってしまったようなのでそのままにしておく。
「ただまあ、気を損ねさせて治してもらえない。なんてことが無いようにな。それじゃ」
冗談混じりに忠告を口にすると準備を進めるために去って行った。
- 29 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/12(土) 22:52:51.87 ID:WDIxL0lco
- >>28
「ははは……気をつけます」
苦笑いを浮かべながらライナーを見送る。
「さて……どうしたものか……」
ここから出て自分も何かしらの行動を起こしたいところだがまた殺されかけて助けられるかそのまま殺されてしまう
- 30 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/12(土) 23:01:38.93 ID:WDIxL0lco
- >>28
「ははは……気をつけます」
苦笑いを浮かべながらライナーを見送る。
「さて……どうしたものか……」
ここから出て自分も何かしらの行動を起こしたいところだがまたあの白い鈴に見つかれば今度もうまく助けてもらえるか逃げ切れる保証はない。
「あの人の目的は……なぜ地下に居たんでしょうか……先生、鈴の容態について教えてもらえませんか?」
天井の方へ語りかける伊織に答えるように机の上にあったクリップボードが伊織の方へ飛んでくる。鈴のカルテだ。
目を通し、ある程度の仮説を立てる。
「もう一度現場を見てきますね」
- 31 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/13(日) 04:24:15.61 ID:KC5+lYox0
- >>30
「珍しいね。キミが真面目な顔をして」
ライナー君と入れ替わるように現れたのは(立場上)彼の妹の一人。
人当たりの良さそうな声は建前だと、鋭い真紅の双眸が告げている。
「キミもやられたと聞いていた割には、元気そうで良かったよ。
もう一人の方は……お休みのようだね。それについては機会を改めれば良い、か」
あの『間怠いカンジ』の言い回しを交えながら歩みを寄せてくる。
覗きみるまではしなかったが、カルテに、延いては今回の騒動に興味があるようだ。
- 32 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/13(日) 18:55:06.89 ID:lvGJICkvO
- >>31
「!……おや、ウルスちゃんでしたか。ふふ、普段とのギャップでときめきましたか?」
アルビノ。白髪に紅い瞳。今話題の敵と似たような特徴を持つ彼女の登場に得物を取り出しかけるが、話題の敵の豊満なそれとは異なる彼女の平坦な胸を見てやめた。
「ええ、この通りバッチリですよ。ベッドの上で試してみますか?」
さらっとセクハラ発言である。
「前に見た研究と敵の発言が気になりましてね。血液について少し調べてみようかと」
興味の有りそうなウルスラグナに一言添えてカルテを渡す。カルテからは先程ライナー達に話した内容と輸血を行った旨が読み取れるだろう。
- 33 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/13(日) 23:57:07.23 ID:KC5+lYox0
- >>32
「……助かるよ」
口では礼を言いつつも、目の鋭さは冷ややかさを伴う物になっていた。
ボードを受け取ると胸から遮るように持ち、中身を確認していく。
「血液、研究……僕も気になるな、この件」
- 34 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g [sage]:2019/10/14(月) 00:50:18.59 ID:FZHwB9tO0
- >>33
「その研究というのが死んだ人間を兵器として蘇らせる研究で……大量の血液が必要な技術だったんですよね。
まだまだ実用化には程遠いレベルでしたが……あれが未来の並行世界から来た霜月鈴だというのならその技術が使われている可能性は高い」
真剣な声色と眼差しで語る伊織。しかしその右手の動きは卑猥だ。
- 35 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/14(月) 01:48:22.98 ID:cRrXHX9i0
- >>34
「血を媒介に……ね。
その技術、僕の方も心当たりがある。
昔、通っていた『学園』の技術さ。DNAを使ったクローンの作成」
カルテを読み込んでいくうちに冷静さで顔を満たしていく。
その右手にカルテを差し込むように渡して。
「では、行こうか」
- 36 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/14(月) 23:30:51.73 ID:FZHwB9tO0
- >>35
「ええと……僕の疑っているのは媒介というか、燃料……ですかね。
死体そのものを再起動、それを動かす燃料に血液が必要になる、そんな技術ですね。
ウルスちゃんのはクローンで器を作って意識を上書きするような技術でしょうか?そちらの方が若返れてよさそうですね」
渡されたカルテを机に戻した。
「どこに行くんです?」
- 37 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/15(火) 02:23:47.73 ID:jUuPRgEI0
- >>36
「死者の再利用か……俄然、見てみたくなったよ」
興味のある口振りではある物の、その眼、その表情には歓迎の色は無い。
「元々は人工生命体を作り出す研究だったようだけど。
より力ある物を求めて能力者のDNAを組み込む事を考えたようだ。
幸い、実を結ぶことは無かったようだけど……ここには居る」
数歩先に行き、尋ねられて振り返る。
「現場調査だろう? 付き合うよ」
- 38 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/15(火) 19:30:44.64 ID:b2vLHjSQO
- >>37
「どちらにせよ、ろくでもない研究なのだけは間違いないですね」
皮肉っぽい笑みを浮かべた。
「・・・・・・そうですね。まずは現場から、そして研究所に確認に行きましょう。僕の予想が当たっていれば血液のストックのある研究所にあの人はいる筈です」
無言の思索。きっとヤリ部屋に連れ込もうか迷っただけ。
- 39 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/15(火) 20:34:53.02 ID:jUuPRgEI0
- >>38
「それで構わないよ。道案内を頼めるかな」
伊織の後をついていくというのにわざわざ壁際に寄って道を開けた。
というより、警戒されている。それを隠さないことも警告を兼ねてのことだ。
- 40 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/16(水) 01:25:02.12 ID:tCt18Xnno
- >>39
「とはいえ……兄さんを襲ったのは僕ってことになってるんですよね……ふっ、はっ、よっ」
嫌な音を鳴らしながら身体を動かす伊織。
「よし、こんなもんだね」
最後に両手で顔と髪を整える。背は縮み、顔は更に可愛らしく女の子っぽく。
もはや別人のような見た目になった伊織がいた。
「それじゃ、行こっか。ウルスちゃん」
声も完全に別人だ。誰も伊織と気づくことはないだろう
- 41 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/16(水) 03:37:19.19 ID:nATuEBu00
- >>40
「驚いた。
キミの能力、というか……技術か。それも忍者の技? 普段からその姿でいたらどうだい?」
自らの身体を弄り、完璧に姿を変えてしまった伊織に珍しく驚きの表情を見せる。
- 42 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/16(水) 23:07:29.66 ID:tCt18Xnn0
- >>41
「うーん、ちょっとキョーレツなのとか貰っちゃうと戻っちゃうんだよねー、っと」
鈴が刀で壁に釘付けにされていた場所に到着。既に綺麗に清掃されてしまっており、
事件を物語るのは壁に空いた刀の穴だけだ。
「すみませーん、この辺りの掃除って血ぃドバドバで掃除大変じゃなかったですかー?」
清掃用具を台車に積んで帰ろうとする人物に聞き込みをする伊織。血痕はそれほどでもなかったということであった。
カルテの内容からすればもっと派手に血だまりが出来ていていいような失血量だ。やはり鈴の血液は奪われたのだろうか。
「やっぱり血の計算が合わないね……ウルスちゃん、地下いこっか」
手を振り清掃員を見送るとすこし困ったような笑顔でウルスラグナに声をかけた
- 43 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/17(木) 00:05:00.62 ID:6MgMz9TB0
- >>42
「ふむ。やはりキミの見立てはそれほど間違っては居なさそうだね」
伊織と清掃業者の話を聞き、静かに頷く。
因みにこの間も距離をとることは欠かさない。
「ああ、行こうか……しかし、調子が狂うな」
仕草や口調まで変えてしまう演技力にため息をつく。
- 44 :霜月 伊織(変装) ◆f7JK9RIN.g :2019/10/17(木) 01:30:27.17 ID:evUcNxtXo
- >>43
「ふふん、まあねっ☆
少しはボクのコト、見直してくれたかな?」
あざとい。そのへんのモブ男子生徒が男の娘だ……とか言いながら見てる。
「あー、そんな離れないでおくれよー!」
置いていかれそうになり飛びつく
- 45 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/17(木) 02:16:02.06 ID:6MgMz9TB0
- >>44
「いや……うん、ああ。
その腕については認めよう」
実に見事な変身ぶりであることは間違いない。
しかし、事情を知らないモブ生徒のことを気の毒に思ってしまうくらいに複雑だ。
「人間不信に陥りそうだよ……」
憂鬱を醸し出す息を吐きながらも、反応は素早く飛びついてきた伊織を避ける。
- 46 :霜月 伊織(変装) ◆f7JK9RIN.g :2019/10/17(木) 11:25:50.78 ID:evUcNxtXo
- >>45
「おっとと、ひどいなー!」
かわされてよろけるが転ぶことなく持ち直す。避けられることは織り込み済みのようだ
「よっと」
校舎に入り、周りの目がないことを確認し、秘密の扉を開く。滑り台になっているようだ。
「さあ、ウルスちゃん、先がいい?後がいい?」
- 47 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/18(金) 05:03:01.91 ID:ubaq3z1Fo
- >>46
「……先に行くよ」
少々悩んだ末の結論だった。
この行く先の状況だとかはあるが、何より先を許すと何を仕掛けられるかわかったものではないということが大きかった。
「どうしてそんなこと気にしなくちゃならないかな」
ぼんやりと独り言を口にしながら。
滑り台であることに今更疑問は無いらしく、特に伊織の静止が無ければそのまま滑り降りていく。
- 48 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/18(金) 14:08:42.91 ID:66NpeAVpo
- >>47
たどり着いた先は研究所の書庫。
「ふふ、意外と甘いですねウルスちゃん、スライダーがエロトラップだったらどうするつもりだったんですか
もっとも……僕は僕でスライダーを利用したラッキースケベをしそこねたんですけどね」
手を当てた首を回しながらスライダーから出てくる伊織。もう生徒の目はないということで変装は解除したようだ。
あとそれはラッキースケベとは言わない。
「確かこの辺で見たんですよ……これだ」
伊織が棚から取り出した研究書。先程彼が言ったような内容が詳細に書かれている。ただしすでに凍結されているようだ。
「で、この学校は保健室と研究所に血液の貯蔵があるので……研究所の方が狙われてるんじゃないかなと」
- 49 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/18(金) 15:05:07.24 ID:ubaq3z1Fo
- >>48
「……」
言葉には一切出なかったがかなりの苛立ちが含まれている目をしていた。
「しかし……いきなりこんな場所に出てくるとはね」
少しだけ首を降ると無理やりいまの状況に集中する為に疑問を口にした。
それなりに長い間滑り降りた気がするし、途中は暗闇だった。どれくらいの距離だったのかは覚えていない。
「何れにせよ、他にも使い道のありそうな場所だね。覚えておいた方が良さそうだ」
他にもなにか有益な資料があるかもしれない。また後で一通り触れて見るとするか……などと思案して。
「そうだね……。
保健室は狙うには条件が悪い。であれば、素早く行こうか」
- 50 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/19(土) 01:23:35.20 ID:6ynamIz9O
- >>49
「おおこわいこわい」
ニコニコ笑いながらの台詞には説得力がない。
「……ふう、じゃあ万全の状態で行きましょうか。いつ出くわすかわかりませんからね」
深呼吸をひとつ。装備を確認すると本棚用の梯子を動かす。登り切れば本棚の上からダクトに入れそうだ。できるだけ見つからないよう隠れながら行くのが狙いだろう。
「さあ、お先にどうぞ。血液の保管してあるのはまっすぐ行って二つ隣の部屋です」
先程先に行くことを選んだのでまた先を譲ったのだろうか。それとも……
- 51 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/19(土) 04:14:25.98 ID:4q5iGq/Zo
- >>50
「勿論だ」
とは言いつつもカリカリしたままで冷静さに欠けた様子が見て取れる。
普段から着用している専用の衣装らしいものは布の遊びが少なく、腰に引っ掛けられた、空の砂時計以外に持ち物は無さそうだ。
「解ったよ」
やはり冷静さを取り戻せてないのか、疑うことなく。
勧められるがままにダクトに進み、突っかかりのない身体のお陰ですんなりと入り込む。
- 52 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/19(土) 10:31:22.35 ID:dw115h7Ro
- >>51
「一応人の反応はありませんが……気をつけてくださいね。
前回出会った時は気配もなく現れましたし特殊な人ですからね……ひょっとするとセンサーに反応しないかもしれない」
携帯端末を確認、ウルスラグナにも画面を見せる。表示されたマップには伊織たち二人の反応しか出ていない。
「……(計 画 通 り)」
先に登ったウルスラグナに続きはしごを登りダクトに入る伊織。彼の顔のすぐ前には進むたびに動くウルスラグナの尻。
残念ながらダクトに入る際にウルスラグナは補助を必要としなかったので手を貸すついでに身体に触れることは出来なかったが、彼にとっては十分な収穫だった。
忍者的行動に優れた二人はすぐに目的の部屋の直上に到着する。
通風口から見える室内は特に荒らされた様子もなく、冷蔵庫のような機械の音だけが静かに響いている。
- 53 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/20(日) 04:11:15.15 ID:faeOjJe60
- >>52
「気を付けるよ」
ダクトの中という環境は案外クールダウンに適していたのかもしれない。
比較的安全で周囲に気を配る必要が薄く、特に何も起きそうの無いここで、冷静さを取り戻しつつあった。
その内、伊織に対し「少々大人げなかったかな」と自省するくらいには余裕が出ていた。
真っすぐ言って二つ隣の部屋。どうやらここが目的地らしい。
周囲を探るため、ダクトから覗けそうな範囲を一通り、細かく見ていく。
ウルスラグナは潜入に集中しているようだが伊織の目の前には尻。
身体は見るからに華奢で脚も細いが、蹴り技を主体にして瞬発力も長所としているせいか、下半身は意外としっかりしている。
さらに、外装としてチャップスを選択しているせいで股ぐりはくりぬかれていて、その下は薄手のインナースーツのみで肝心のヒップラインは殆ど筒抜けだった。
「……降りられそうだ」
手際よくダクトを外すと素早く降りていく。
流石の身のこなしと言ったところか、物音は殆どなかった。
- 54 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/22(火) 01:41:27.07 ID:WAgwEGECo
- >>53
「気付かれると回避もしづらいですからね」
真剣な表情で尻や太ももを凝視しながら答える。多分振り返られても気づかれないだろう。
「ふう……大丈夫そうですね。僕は念のためバリケードをするのでそっちの確認お願いしますね」
ウルスラグナに続いてこちらも音もなく着地。すぐに廊下に続く壁に聴診器の仲間のような器具を当てて廊下の気配を探り、施錠確認。周りの机やらなんやらを戸の前に運び始めた。
伊織の示す箇所にはちょっとした物置サイズの大型冷蔵庫のようなものがあった。
- 55 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/22(火) 03:36:02.41 ID:VhUe+Y/Q0
- >>54
「さて……」
気持ちの切り替えは上手くいったようで、今は大真面目である。
伊織の視線に気づいている様子は無さそうだ。
冷蔵庫の中はハッキリ言って不穏である。
しかし、伊織はバリケード作りを行い、腕力的にそれを変わるのは無理そうだ。
即ち、冷蔵庫のトビラを開けるのはウルスラグナの仕事だ。
「見てみよう」
静かに日呼吸し、整えたあと扉に手をかけた。
- 56 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/22(火) 17:28:10.20 ID:WAgwEGECo
- >>55
外からしか鍵のできない扉を開けばきれいに棚に並べられた
- 57 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/22(火) 17:33:26.31 ID:WAgwEGECo
- >>55
外からしか鍵のできないタイプの扉を開けば冷気が吹き出してくる。内部はさらにコンビニの飲料冷蔵庫のような棚になっているが特に血液が持ち出された様子は無い。
「どうですか?」
ウルスラグナがだいたいの確認を終えた頃、ワイヤーやらウインチやらも駆使してバリケードを築き終えた伊織が入り口から尋ねた。
また途中送信したけどmateのポップアップ良くないね今まで通りの全画面に設定戻した
- 58 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/22(火) 20:56:43.63 ID:VhUe+Y/Qo
- >>57
「……いや、特に可笑しなところは」
ざっと見ていただけでは可笑しい箇所は見つからなかったことを伝える。
- 59 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/22(火) 21:58:48.69 ID:WAgwEGECo
- >>58
「なるほど……どうやら奴が来る前に先回りできたようですね……よし、ドアを溶接しておこう」
バリケードの隙間に身体をねじ込み入り口を溶接にかかる。
「これで奴もここに入れませんね!血液の補充が出来ずに弱る姿が目に見えますよ!
あっ、ウルスちゃんは先に戻ってて下さい。ここはあとは僕だけでいけますからもう少しして奴が弱ってきたところでまた力を貸してください!」
- 60 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/22(火) 22:40:55.75 ID:VhUe+Y/Q0
- >>59
「……」
随分と重厚なバリケードだ。
その機材を何処から持ち出したのかは聞くだけ無駄だろう。
「不穏だな。一人で何をするつもり?
それと。帰り道についても教えて。あの滑り台を登ってくしかないの?」
- 61 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/23(水) 00:48:04.37 ID:63DMk8wVo
- >>60
「おっと、これは失礼。溶接の続きですよ。途中まではダクトを通らないといけないので奴が来たら逃げにくくなりますからね……
ちょっとスマホ出してください」
溶接の手を止め端末を出しながらウルスラグナの方へ
- 62 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/23(水) 01:55:44.28 ID:SDcHSJVL0
- >>61
「そうか……それなら、問題はないか」
バリケードと扉の隙間を見つめ、小さく頷く。
「じゃあ……はい。
大した物は入ってないから何をしてくれても構わないよ。元々、僕のでもないし」
そういうなり、抵抗なく差し出されたのは白いスマホ。
異様なシンプルさが目に付くフォルムは中身も基本機能以外の物は何もない。
- 63 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/23(水) 23:52:12.40 ID:63DMk8wVo
- >>62
「はい、このアプリの案内通り進めば出られますよ。通る扉とエレベーターの権限も付与しときました。改札みたいにタッチすれば通れるはずです」
ケーブルを繋いで何か操作して渡した
「……よく考えたら溶接なんかするよりこの血液自体使えなくしてしまったほうが良かっ……」
激しい衝撃とともに車がブロック塀に追突したような音が伊織の言葉をかき消す。
「……っ、早く逃げましょう!」
袖からフックショットを飛ばし、ウルスラグナの腰に手を回して一緒にダクトまで上がり先にウルスラグナを押し込んだ。
- 64 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/24(木) 00:40:00.25 ID:ZfTMbt2Ro
- >>63
「了解」
スマホをポケットに戻して。
「ふむ……」
伊織の言葉に頷く。
それもそうだ。と同様の思いを得たところで不意に衝撃が襲う。
彼女も危機感を得ていたらしく、迫る伊織を咎めることもなく黙々とダクトを引き返していく。
書庫へと引き返して少し呼吸を置いてから、
「……今のが?」
と尋ねた。
- 65 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2019/10/25(金) 02:21:57.21 ID:faGL/hfD0
- VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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- 66 :霜月 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/26(土) 21:27:25.62 ID:LxWCgBTnO
- >>64
「……バリケード……ならば密室ではないか……なるほど」
蹴られるごとに順調に形を歪めていく扉はその衝撃に10回耐えることなく蹴破られた。
銀髪の人物は足元に転がるバリケードの残骸を蹴って避けながら室内を確認する。
「っ……」
保管庫から血液パックを手に取り顔をしかめながら不味いパックジュースでも飲むように容器を空にする。
「綾さんの攻撃を真っ正面から打ち返してましたからね……あの頑丈な扉を打撃でこじ開けようなんて発想になるということはまあ間違いなくそうでしょうね。」
端末を操作しながら答える。
「さあ、行きましょう。隔壁とトラップのフルコースなら流石に奴も無事では済まないでしょう」
書庫を出て血液保管庫と反対方向へ走り始めた。保管庫側の廊下ではすでに隔壁が動き始めている。
- 67 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/27(日) 03:10:43.27 ID:hy8IjtsR0
- >>66
「やだなあ……」
いやそうな雰囲気がにじみ出た呟き。
「ところで、ここは敵中のはずだけどキミはよく色々と知っているね」
伊織と並走しながら訪ねる。
- 68 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/27(日) 21:57:27.13 ID:ha6oUW7yo
- >>67
「見た目はキリッとしててナイスバディなお姉さんなんですけど……ターミネーターですねあれは。胸揉んだら腕を握りつぶされますよきっと」
こっちも嫌そうな雰囲気。
「えっ、ああ職業柄偵察とか潜入は得意ですから」
さらっと返したが理由はそれだけではない
- 69 : ◆RYO/n8uupE [sage]:2019/10/28(月) 03:40:55.82 ID:lm7+WSIx0
- >>68
「まともな答えが聞けるとは思ってないよ」
初めからそのつもりだったようだ。
解答があったとしても素直に信じるつもりもないらしく。
「詳しいついでに聞くとして、今、僕達は何処に向かってるんだい?」
- 70 :霜月 伊織 ◆f7JK9RIN.g :2019/10/28(月) 17:28:37.15 ID:pbt0Hd46O
- >>69
「ひとつ上の階にエレベーターがあるんでそこを目指してます」
と言っている間に階段が見えてきた。
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