【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part6

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390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/27(日) 19:58:19.09 ID:zdeQIWcfo
391 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/27(日) 21:14:33.07 ID:WhTzHwps0
 銀のナイフ「」ポン

イリス「これは……?」

血分身フラナ「銀製のナイフよ。マリッサの光属性付与とパティの栽培したニンニクの練り込みによって吸血鬼に対する殺傷力を高めてあるわ」

イリス「え、ええ……!? そ、そんなものをどうして私に……!?」

血分身フラナ「もしフレメアに襲われることがあればそれで自衛しなさい」

イリス「は、はあ……わかりました」

 ☆銀のナイフを手に入れました

 *

血分身フラナ「では私は奴のアジト捜索に――」

 ヒュンッ!
 ドガァンッ!!
 爆発する血分身「」ブシャァッ!!

イリス「わああっ!!?」

ミスティ「っ!? な、なにが……!!」ググッ

ローガン「今のは――」


 日傘「」クルッ

フレメア「よわ……。あんなもん作って何がしたいんだか、あいつ」スタスタ


妖精「フレメア……!!」


フレメア「お久しぶり……てほどでもないか。あんたとスライムにはこの間オノゴロで会ったばかりだもんね」

 *

 ヒュオオオオオ――…

フレメア「あんたたちの中に、フラナの教え子だかなんだかがいるんだって?」

イリス「え、えと……私、ですか?」

フレメア「ふうん……やっぱりあんたがその身の程知らずね。まあいいよ、私は寛大だから許してやる」

イリス「ええと……」

フレメア「でもそれはそれとして、あんたたちは私たちの仲間を二人もやってくれたんだよね。だからさァ……」ニヤ

イリス「……!」

フレメア「殺るしかないよね? しかも前よりも随分美味しくなったみたいだもの!」バサッ!

イリス「!!」


戦いは避けられそうにない!
↓1〜 先取2票
1.このまま戦う!
2.戦う前に一杯やるのを提案する(ブラッドワイン*2、マッスルワイン*1を消費)
3.一杯やるのを提案して一服盛る(吸血鬼殺ワイン*1消費)
0.自由安価(票数は内容ごと)
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/27(日) 21:22:00.18 ID:g2NZtH6gO
むしろ完膚なきまでボコボコにして屈服させればよいのでば?
というわけで1
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/27(日) 21:23:36.90 ID:TZYMGhsUo
万が一勝てたときフラナ先生との確執が全部解決しなさそう(強欲)なので
2
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/27(日) 21:25:28.84 ID:u9/L/hD1o
3
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/27(日) 21:35:08.99 ID:8jE3O0opO
0迷彩魔法をフル活用してさっきのナイフでブスリ
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/27(日) 21:43:29.50 ID:EbvU6dmeO
2
397 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/27(日) 22:34:13.86 ID:WhTzHwps0
イリス「――その前に!」

 ブラッドワイン「」ドン!

イリス「い……一杯、どうですか!」


フレメア「あの時のワインか……まあ味はそこまで悪くなかったし、貰ってあげる」


イリス「……私たちも、飲もう!」

ミスティ「ええ、そうね……」

ローガン「私とエバンスくんはマッスルワインを飲むか」

エバンス「おう、わかったぜ……!」

妖精「クロシュは……両方を少しづつもらったら?」

クロシュ「うん」

 *

 ゴクゴク… グビグビ… ゴキュゴキュ…

 ワイン瓶「」ゴトン…

フレメア「ふう……。言っとくけど手加減とかはしてやらないからね?」

イリス「望むところです……! 私たちも、全力であなたを止めます!」

ミスティ「……魔力がみなぎるわ……フラナさんのワイン、やはり効くわね……」

ローガン「だがそれは相手も同じだ。むしろ吸血鬼の彼女の方がブラッドワインの恩恵を受けやすいかもしれん」

フレメア「そうでもないかな。これ、血の入ってないお子様ドリンクだし」

エバンス「……なら付け入る隙はあるか?」チャキ

妖精「私たちもあの時より強くなった……それに今は太陽のある昼間……!! 勝てない状況じゃない……!!」

クロシュ「ん……!」


フレメア「フフ……じゃあ始めましょう。演舞の名前は……えっと、そうだな……悪竜と駄狐の鎮魂歌(レクイエム)! さあ、踊りましょ!!」バサッ――


 ――強敵 狂い吸血鬼フレメア――


 ☆フレメアが〈狂気の舞踏〉を発動!
  会心率が上昇し、さらに毎ターン会心率+10累積!!

◇自陣(銀のナイフ+5、ブラッドワイン+30)
・不死鳥化できる(1/1)

◇敵陣(戦力差+20、ブラッドワイン+30、日中-30)


↓1コンマ(合計+15)
01-20 痛恨
31-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 会心
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/27(日) 22:41:32.84 ID:ItRvK8tn0
399 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/27(日) 22:58:53.36 ID:WhTzHwps0
フレメア「」ヒュンッ


ローガン「速いッ!!」

ミスティ「光速でも雷速でもないのになんてスピード……!?」


フレメア「馬鹿正直に囲んで叩かれてやるわけないでしょ? 端っこの奴から血祭ってあげる!」グオッ


イリス「!!」


エバンス「しまった、イリスちゃんが――」


 光の残像「」パヒュンッ―

 ガギンッ!!

光クロシュ「……!」ギギ

イリス「クロシュちゃん!」

フレメア「うげっ、光属性……!?」

光クロシュ「えいっ!!」

 閃光「」カッ!!

 〈会心の一撃!〉

フレメア「うぎゃっ、目がっ……!!」フラフラ


妖精「今だ! みんなかかれぇ!!」

エバンス「お、おう!!」


 ドガッ!! ボゴッ!!
     ボンッ!! バギンッ!!
   ドッギャァァァァァァン!!!!


 ――戦闘終了――
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/27(日) 23:00:16.12 ID:TZYMGhsUo
どんだけ強くても囲んで殴れば(出来れば)いいんだよ!
401 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/27(日) 23:09:28.91 ID:WhTzHwps0
縛られたフレメア「いたた……これが淑女に対する仕打ち?」

妖精「殺しにかかってきたのはあなたでしょ……」

フレメア「はぁ〜あ、まさかこんなに簡単に負けちゃうなんて……。私もヤキが回ったってやつかなあ」


クロシュ「……やきって何? たこやきのやき……?」

ミスティ「え、ヤキ……何かしら、エバンスはわかる?」

エバンス「焼きが回る……いや、すまん。なんの焼きのことかは……」


フレメア「ねえ、殺そうとしたのは謝るからこれ解いてよぉ」グイグイ

妖精「解けるわけないでしょ……」

フレメア「じゃあ殺すの? セレスティアみたいに。それとも駄狐みたいに豚箱?」

イリス「えっ……いや、えっと……私は、その……」

ローガン「……イリスくん、彼女は非常に危険な存在だ。情に流されるべきではない。そして我々には、彼女という爆弾を抱えたまま然るべき場所へ安全に護送する手段もない」

イリス「わ、わかってます! でも、その……うう〜ん……」


フレメア「……もしかして、私がフラナの姉だからって情けをかけようとしてる?」

イリス「……」

フレメア「胸糞わる……。そんな理由で見逃されるとか最悪だし、そのナイフで心臓を突き刺すなりしてさっさと殺せば?」

イリス「……」


どうするの……?
↓1〜 先取3票
1.逃がす
2.殺す
0.自由安価(票数は内容ごと)
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/27(日) 23:12:26.41 ID:8jE3O0opO
0メゾンドクロシュに入れておく。フラナに会うまでに吐き出し方を覚える。
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/27(日) 23:20:04.44 ID:zdeQIWcfo
0 敗者に選択権はないとロイエ教殴り込み部隊として連行させる
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/27(日) 23:21:54.10 ID:TZYMGhsUo
1
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/27(日) 23:25:25.01 ID:rXUnU2O80
1
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/27(日) 23:29:34.82 ID:eyqoxe9jO
>>403+まさか誇り高い吸血鬼が勝負に負けて逃げるの?みたいな煽りを加える
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/27(日) 23:42:48.75 ID:K/qoHdwk0
>>402
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/27(日) 23:48:21.70 ID:BySVEHxEO
1
409 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/28(月) 01:01:39.76 ID:hOpx8wJL0
イリス「……」グググ

 プシュー…

イリス「」プシュー…モクモク…


妖精「あー……イリスは良心と合理の板挟みで限界みたい……」

ローガン「………では汚れ役は私が務めよう。一応聞いておくが、皆も構わないか?」


エバンス「……ああ。そいつはレイ・アンバーみたいな半分被害者みたいな奴ってわけでもなく、最初から自分の意志で破壊活動をやってるテロリストなんだろ? だったら情けをかけてやる必要もないと思うぜ。後味は悪いけどな……」

ミスティ「………私は……少し、迷いがあるわ……。でも、ローガンさんが処断するというのなら止めはしない……」

妖精「まあ……私も、止めないよ。できることならフラナに引き渡したいところだけど、血分身はふっとばされちゃったしね……」

クロシュ「……」


クロシュ「……逃がすのは……だめ……?」

エバンス「クロシュちゃん……気持ちはわかるが、あいつは本当にヤバイ奴なんだ。レイ・アンバーみたいにクロシュちゃんを好きになったりすることもないと断言できる。逃がしたら被害が増えるだけなんだよ」

クロシュ「ひがい……」

ローガン「うむ……。フラナ氏の姉君ゆえ、少々心苦しくはあるが……」


クロシュ「……」トコトコ

フレメア「……何? スライム」

クロシュ「……もう、むやみに殺したり、壊したり、しないって……約束……できる……?」

フレメア「……」


エバンス「え、いやいやクロシュちゃん……! そりゃ無理だって! そんな約束守るわけ……!」

クロシュ「……でも……アウルさんが……フレメアさん、義理堅いって……」


フレメア「え? アウルが?」

クロシュ「うん……。フレメアさん……ザイルさんの、恩返し、してて……義理堅いって……」

フレメア「……」

クロシュ「……だから……約束……守る……?」

フレメア「………ねえ、アウルはどうして復讐をやめたの? 大切なものができたから?」

クロシュ「……わかんない。でも……アウルさん……狐さんたち、親戚みたいなもので……好きだって……」

フレメア「……」

クロシュ「………フレメアさんは……好きな人……いる……?」

フレメア「いるわけないでしょ。バカにしてるの」


イリス「バカになんか……してません!」ヌッ

クロシュ「!」

フレメア「あんた……」

イリス「わ、私は……フレメアさんは、フラナさんとちゃんとお話するのが良いと思うんです! だって、二人は家族で、姉妹なんです!! それなのに……それなのに、殺し合うなんて……だめなんです!!!」

フレメア「だから、部外者が――」

イリス「敗者は勝者の言うことを聞くものです!!! それとも、誇り高い吸血鬼は話し合いの席に付くこともできないんですか!!?!?」

フレメア「こ、こいつ……ガキの癖に……!」

イリス「そのガキに囲んで叩かれて負けたんです!! フラナさんとお話してください!!!」

フレメア「……」

イリス「それを約束してくれるなら……この縄を、ほどきます!!」

フレメア「……」
410 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/28(月) 01:02:05.22 ID:hOpx8wJL0

フレメア「……いいよ。私、義理堅いみたいだし。約束してやる」

イリス「!!」

フレメア「でも話し合いの結果どうなるかまでは保証しない。約束は話し合いの席に付くところまでだよ」

イリス「……席についた途端喧嘩とかはやめてくださいよ。ちゃんと言葉で……」

フレメア「そんなガキみたいな屁理屈こねるか! 最初はちゃんと話し合ってやるよ!」

イリス「……約束ですよ。絶対ですからね!」

フレメア「あ〜もうわかったわかった! 全くもう、フラナの奴なんて面倒くさいガキを抱えてんだか……」

クロシュ「フレメアさん……むやみに、殺したり、壊したりしないっていう方の約束も……」

フレメア「わかったよ!!!!」

 *

 シュルシュル…

フレメア「……んじゃ。約束は守ってあげるから安心することね。私、義理堅いから」バサッ

クロシュ「ん……!」

イリス「はいっ! よろしくお願いします!!」


ミスティ「行っちゃったわ。でも、本当に行かせて大丈夫だったのかしら……? 約束を本当に守ると思う?」

妖精「……諸説あるけど、吸血鬼が約束事に真摯という伝承はけっこう数多く聞かれるんだ。私の経験でも、吸血鬼は契約を重んじる奴が多かった印象がある」

ミスティ「なるほど……」


ローガン「……ふう」

イリス「……すみません、ローガンさん。ローガンさんの忠告を、結局私……」

ローガン「……いや、構わない。吸血鬼を相手に約束を取り付けることができたのなら悪い結果ではないと言えるだろう」

エバンス「おう……。まあ実際、あそこであの吸血鬼を殺っちまうってのも本当に後味が悪いしな。見た目が幼い女の子だってのがまた……」

ローガン「うーむ……一部の魔族は幼い少女の姿でいることが多いが、一体なぜなのだろうな」

 ☆フレメアを逃がしました

 *
411 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/28(月) 01:03:18.52 ID:hOpx8wJL0
 強化ソリ「」

ミスティ「さて、それじゃあそろそろ――」


デュア「お前たち、無事か〜!」タタタタッ


クロシュ「わ……!」

妖精「あれは……デュア!?」

エバンス「凄い勢いでこっちに走ってくるぞ」

 *

デュア「はあ、はあ……! 凄まじい戦の気配を感じて、急いで来てみたらお前たちだったとは……。敵はもう倒してしまったのか?」

エバンス「倒した……というよりは、撃退だな」

デュア「くうっ、恩を返す好機だったのに……! いやしかし無事で良かった!」

イリス「デュアさんはあれからどうしてたの?」

デュア「朝廷軍に追い回され、小舟を奪って再び海へ逃げたんだ。そうしたらまた荒れ波で遭難しかけてな……。通りかかった商人のクルーザーに乗せてもらって、すごすごと中央大陸へ戻ってきてしまったというわけだ……」トホホ

ローガン「なんと……」

妖精「ああ……それは申し訳ない……」

デュア「気にしないでくれ! お前たちがいなければどの道私は海の藻屑だったのだ。命あっての物種、刀の整備はまた次の機会にすれば良いさ」

ミスティ「デュアはどこへ向かっていたの? もし王都ならソリに乗せてあげるわ」

デュア「何、本当か!? まさしく王都に向かうところだったのだ!」

ミスティ「なら丁度良いわ……。私たちの戦いに巻き込んでしまったお詫びってわけでもないけど……乗っていって頂戴」

デュア「かたじけない! では遠慮なく相乗りさせてもらおう!」

クロシュ「うん……!」

 ☆旅の冒険剣士デュアが道連れに加わりました

 ◇
412 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/28(月) 01:04:17.99 ID:hOpx8wJL0
というわけで本日はここまでとなります。次回は野営の行動決めから開始となります

いろいろあってついにセイントレア王都を目指すクロシュ一行。いきなりフレメア氏と激突してしまったり、フレメア氏を逃がしたり、デュア氏が道連れに加わったり、初日から盛りだくさんな旅路となった。あかちゃんスライムは焚き火をぼんやりと眺めながら、一日の出来事を振り返って物思いにふける――

それでは本日もありがとうございました。次回は、可能であれば火曜日の祝日に更新したいと思います(不可能だったら土日です)
また、折を見て王都セイントレアおよびセクリエ・ロイエで登場する人物の募集をしたいと思います。よろしくお願いいたします
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/28(月) 01:14:43.33 ID:aTrYzB9Xo
おつでした
招かれないと家に押し入ったりしないとか聞くし、吸血鬼は種として義理堅い面があるのかも
フレメアさんの方はまず何とかなったのであとはフラナ先生にも話し合いの話通さにゃ…
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/28(月) 05:12:27.21 ID:3BcUaO6Do
おつ
ついに王国主要部に殴り込みか…
意外と謎が多いロイエ教の実態もわかるかな
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