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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part6
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341 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/04/20(日) 18:20:00.60 ID:3eskupe0O
引っ越し作業完了前に一度クロシュ、フメイ、アリシラ、そしてアリシラの夢の中の住人を交えて本音で話し合う
342 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/04/20(日) 21:41:35.83 ID:wa8VY9/90
―雪解け 客室
スライムクロシュ「……」
妖精「どうしたの? 考え事?」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「株分け? 株分けっていうのは、植物を根っこから分割して別のとこに植えることだよ」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「……そういえば伝説スライムの株分けとか言ってたね。伝説スライムっていうのがクロシュヴィアのことだとすれば――」
スライムクロシュ「〜〜?」モニョニョ?
妖精「……まあ、クロシュが伝説スライムのクロシュヴィアを起源にしたスライムって可能性はあると思う。いやでも、クロシュはカリス・ノーランドに――」
シズク「えっ、クロシュちゃんは伝説スライムなの!?」モニョッ
スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ
妖精「ああいや、ただの可能性の話だよ。クロシュヴィアは大昔に生きてたスライムだから、その欠片から生まれたスライムが現代にいるのは何も不思議なことじゃない」
シズク「たしかに……!」モニョニョ
妖精「それに……確かクロシュヴィアも、クロシュと同じ反映魔法を使うんだよね。で、たぶんブラッドの奴が使ってたのもたぶん反映魔法……つまり――」
スライムクロシュ「〜〜…!?」モニョニョ
妖精「……カリス・ノーランドがクロシュヴィアの欠片から造り出したスライムである可能性が……ある!」
スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ!
シズク「んわ〜!」モニョニョ!
妖精「いや、まあ……決定的なことは何もわからないから、本当にただの可能性の話ね。もしかしたら私たちが知らないだけで、反映魔法を使うスライムがいっぱい住んでる地域とかがあったりするかもしれないし」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
シズク「いいなあ……わたしも反映魔法、自分で使ってみたい……」
スライムクロシュ「!」ピコン!
モニョモニョ…プチッ
クロシュの欠片「」モニョッ!
シズク「わっ! クロシュちゃん、どうしたの? 自分を千切って……」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
シズク「えっ! これと同化すれば、反映魔法が使えるようになる……!?」
スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ
シズク「同化……やったことないけど、できるかな……?」
スライムクロシュ「〜〜!」モニョモニョ
妖精「前に聞いた話だと、属性によらずほとんどのスライム類は同化の力を持ってるんだって。シズクもがんばれば同化の力を使えるようになると思う」
シズク「そうなんだ……! じゃあわたし……この前クロシュちゃんにやってもらったみたいに、自分でかっこいい擬態ができるように、なる!」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ
妖精(……でも、同化ってけっこう難しい技術らしいんだよね。それを数日の内に使えるようになって、今じゃたぶん手練れスライムのブラッドと同じくらいに使いこなしてる。まだあかちゃんスライムなのにも関わらずだ。カリス・ノーランドの思惑がどんなものかはわからないけど、センスで言えば伝説スライム級と言っても決して過言ではない……のかもしれない……)
☆シズクにクロシュの欠片を贈りました
◇
343 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/04/20(日) 21:42:27.01 ID:wa8VY9/90
―トウゲン温泉街
ワイワイ ガヤガヤ
お忍びイクセ「……」キョロキョロ ソワソワ
トキワ「……? あの子って……」
クロシュ「……! えっと……イクセちゃん、かも……」
トキワ「えっ!? イクセちゃんって――」
トコトコ
クロシュ「イクセちゃん」ヒョコ
お忍びイクセ「ひょえっ……!? あっ……も、もしかして……クロシュ、ちゃん……?」
クロシュ「うん……! えっと……こっちは、トキワちゃん……!」
トキワ「ど、どうも……! トキワです……! 初めまして、姫巫女さま……」ペコリ
お忍びイクセ「あっ……え、えっと……わたし、もう、姫巫女じゃあなくって……」オロオロ
*
トキワ「えっ……じゃあ、姫巫女がいなくなるって噂、本当なんだ……」
イクセ「うん……」
クロシュ「じゃあ……これからは、ただのイクセちゃん?」
イクセ「そうだと思う……」
トキワ「……そうなんだ……。えっと、じゃあ……今日は温泉に入りに来たの?」
イクセ「うん……。アキトおにいちゃんと一緒に来たんだけど……はぐれちゃって……」
トキワ「アキトさん……」
クロシュ「それじゃあ、わたしたちと一緒にいる?」
イクセ「え、いいの……?」
クロシュ「うん……!」
トキワ「案内してあげるね。まあ私も最近まで温泉街にいなかったから、あんまり詳しくはないんだけど……」
*
344 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/04/20(日) 21:43:00.41 ID:wa8VY9/90
―旅館雪解け 露天温泉
カポーン
スライムクロシュ「〜〜…♪」デロデロ
トキワ「ふわぁ〜……」ポカポカ
イクセ「〜〜」ポカポカ
シズク「んふふ……みなさん、お湯加減はいかがですか?」モニョモニョ
トキワ「うん、丁度良いよ」ポカポカ
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ
イクセ「良い湯なのじゃあ〜」ポカポカ
スライムクロシュ「……!!?」モニャニャ!?
トキワ「えっ……い、イクセちゃん……!?」
イクセ「……あっ!? え、えっと……わ、わらわ……じゃなかった! わたし……口調が変になっちゃうこと、あって……!」アタフタ
トキワ「そ、そうなんだ……」
スライムクロシュ「……」
クロシュ(……イクセちゃんの夢の中には……もう、あの悪いどろどろは残ってないみたいだけど……)
クロシュ(…………もしかしたら……わらわじゃの心は、少しだけ残ってて……)
クロシュ(どろどろがなくなった、イクセちゃんの中で……のんびりしてるだけなのかも……)
◇
―雪解け 屋外演舞場
クロシュツムリ「〜〜」モゾモゾ モニョモニョ
トキワツムリ「こ、こう……?」モゾモゾ
イクセツムリ「うん! 上手なのじゃ!」キャッキャ モゾモゾ
エバンス「……あれは何をやってるんだ?」
妖精「かたつむりごっこだって」
ローガン「なるほど、防御姿勢を取りつつ動き回る訓練か……!」
妖精「え、そうなの?」
アキト「イクセ殿ォ〜!」ドタドタ
イクセツムリ「あっ、アキトおにいちゃん!」
アキト「すまぬ、すまぬ……イクセ殿をお守りすると申し上げたにも関わらず、拙者は……」
イクセツムリ「でもわらわ、クロシュちゃんとトキワちゃんに会えて、友達になったのじゃ!」キャッキャ
アキト「なんと……」
トキワツムリ「アキトさんも、一緒にかたつむりごっこ……しませんか?」
アキトツムリ「……つかまつった!」ドン! モゾモゾ
☆イクセとトキワが仲良くなりました
◆
345 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/04/20(日) 21:43:28.46 ID:wa8VY9/90
―旅館 雪解け
天狗の郵便屋「お手紙でーす!」バサバサッ
ユキ母「は〜い」トタトタ
ユキ母「ふむふむ……あら、ユキからね。それとこれは……メルルちゃんから?」
手紙「」ペラッ
*
―旅館雪解け 待合室
ミスティ「え、私たち宛に?」
ユキ母「ええ。ユキとメルルちゃんから」
サララ「あ、お姉ちゃんミスティさんたちにもお手紙を出したんですね。私のとこにも、お手紙と砂漠の品物とか写真が届いたんです」
イリス「なるほど……というかメルルさんはなんで私たちが今オノゴロにいるってことを知ってたんだろう? サララちゃんが教えた?」
サララ「いえ、こっちからはまだ手紙を出していませんが……」
ミスティ「開けてみればわかるんじゃないかしら」
ユキの手紙「」ポン
メルルの手紙「」ポン
*
ペラッ
ミスティ「ふむふむ、なるほどね……メルル、今は大魔女帝国に滞在しているみたい」
イリス「そこで知り合ったユキちゃんと、私たちの話で盛り上がって、一緒に手紙を出した……という流れなんだねえ」
サララ「なるほど……お姉ちゃん、旅を満喫してるんだなあ」
↓1コンマ
01-60 冷凍ウチワサボテン
61-90 アロエシャーベット
91-00 冷凍コハクガニ
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/04/20(日) 21:45:20.45 ID:x/C04xAao
かにこい!
347 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/04/20(日) 22:09:54.42 ID:wa8VY9/90
冷凍ウチワサボテン「」ポン!
サララ「わ! これは……南国の植物ですか……!?」
イリス「これは砂漠に生えるサボテンって植物だよ!」
ミスティ「瞬間冷凍で綺麗に凍結してある……ユキ、しっかり使いこなしてるわね」
ユキ母「ふふ、あの子も氷属性のことがわかってきたみたいね」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
シズク「んわ〜……! シャキシャキで美味しいです!」モグモグ
イクセ「不思議な食感なのじゃ……!」モグモグ
トキワ「植物なのに、分厚くて、すごい……!」モグモグ
アキト「砂漠か……いつか行ってみたいものでござるなあ」モグモグ
☆みんなで冷凍ウチワサボテンを食べて元気になりました
◇
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