【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part6

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147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/27(木) 06:23:53.78 ID:SaybjszbO
更新気付かなかった…クーちゃん中々目的地に行けないの可哀想だけど可愛い
148 : ◆eAA16RTlRw2e [sage saga]:2025/03/29(土) 17:56:25.21 ID:Rayd8UPW0
申し訳ありません、すごく体調が悪いので本日と明日の更新はお休みさせていただきます

クーちゃん氏はちょっと運が悪いようです。しかし今回は転覆とまではいかず商品も無事だったようなので、きっと大丈夫でしょう。いつかまたクロシュたちと会う機会もあるかもしれません

それでは申し訳ありませんが、次回更新の予定は来週の土日となります。よろしくお願いいたします
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/29(土) 17:57:31.70 ID:3I6auw/io
お休み了解
お大事に
150 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/03/29(土) 21:19:10.70 ID:Rayd8UPW0
ありがとうございます、寒暖差に気を付けて過ごしたいと思います

次回まで何もないというのも残念なので、次の更新まで汎用魔法などの募集をしたいと思います。よろしくお願いいたします


(テンプレ)
【名称】
【属性】
【効果】
【備考】


(例1)
【名称】火球
【属性】炎
【効果】火の球を生成して放つ
【備考】初歩的な炎属性魔法。炎属性適性があれば簡単に習得できる


(例2)
【名称】カニギロチン
【属性】物理
【効果】大きな鋏で対象を切断する
【備考】ギロチンガニの得意技。オリハルコンでさえ断ち切ることができると言われている


↓1〜 次の更新まで
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/29(土) 21:37:30.73 ID:53fVUjZE0
【名称】スキャン
【属性】無
【効果】相手の心理状態を把握できる。
【備考】一つ目小僧や三つ目の魔族など目に特徴のある種族が覚えられるが、稀にエルフにも習得者がいる。
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/30(日) 01:05:18.16 ID:iBX1NkoIO
【名称】魔翌力砲
【属性】無
【効果】溜めた魔翌力をビームにして解き放つ
【備考】理論は簡単だが魔翌力のコントロールが非常に難しく、放つまでに時間もかかる。扱う魔翌力量によっては術者が命を失う可能性もあり、使い手は稀。
極めれば国一つを消しとばすことも可能になるが、そこまでの使い手は大魔女や魔王など人智を超えた存在くらいである。
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/30(日) 20:21:22.42 ID:Yj3dHbwRo
【名称】スターバースト
【属性】星
【効果】星に連なる様々な魔法を一気に放出する。疑似他属性魔法となり防いだりする事は困難
【備考】長い詠唱を間違えずに唱える必要がある。威力は申し分ないが、発動まで長時間掛かる取り回しの悪さや極悪の燃費、星魔法習得者の減少により今では幻の魔法とされている
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/31(月) 03:09:34.37 ID:huapLEtd0
【名称】パワーグラウンド
【属性】土
【効果】地面に向かって拳を打つと相手の地面の下から地面でできた拳を出現し攻撃する。同様に剣とかにすると相手の下から地面でできた剣が伸びて相手を刺す事ができる。
【備考】少し難しい魔法だが土属性適性と筋肉を鍛えていれば習得が可能(少し練習は必要)。
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/01(火) 00:12:37.48 ID:GJEWVGat0
【名称】硫酸
【属性】毒
【効果】何でも溶かす酸を生成し放つ
【備考】クロシュなど毒がきかない者や耐毒結界の対策として編み出された魔法で毒魔法を扱う者なら簡単に習得できる。酸のため毒がきかない者や耐毒結界でも普通にダメージを与える事ができる。毒魔法を使う人が少ないので、毒魔法に酸が含まれている事は毒魔法を扱う者以外は知らない。
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/02(水) 02:30:28.24 ID:EEajNM6Oo
お大事に…

【名称】サンダーボウ
【属性】雷属性
【効果】一方向に雷を放って攻撃する。消費マナによって増減するが、基本的に射程は約5m、一般成人や低級魔獣なら一撃で気絶させられる。耐性がある者でも痺れにより動きや思考を一瞬止められる。
【備考】雷属性の初級魔法。雷属性に適正がある者なら自然に扱え、そうでない者も少し学べば習得出来る。"雷属性故の高弾速" "命を奪わずに無力化出来る威力" "射程が短い分、避雷針の影響を受け辛い" "簡単に覚えられる"と使い勝手が良く、護身術・獣の狩猟・相手の鎮圧など幅広い場面で活用される。魔法戦でも敵の行動を止めるスタン技として使われる。
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/02(水) 07:36:04.10 ID:/BVTda5n0
【名称】フラッシュオーバー
【属性】炎
【効果】自身の体から爆発するかのように1000度以上の炎を放出し周りを焼き尽くす。
【備考】上級魔法で炎属性適性のある人でも練習しないと習得は難しいが習得すれば結構強い魔法。全身で魔翌力を限界まで溜め最後に炎を放出する。溜める魔翌力によって炎の範囲が変わる。放出した後は、魔翌力が無くなってしまいしばらく魔法が使えなくなり、動きも鈍くなる。敵、味方関係なく周囲を炎で消し炭にしてしまうので、使う際は周りを気を付けないといけない。
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/02(水) 19:27:51.50 ID:b0DYG1y6o
【名称】アイスボム
【属性】氷
【効果】氷の球を飛ばしてはじけさせ、破片で広範囲に攻撃
【備考】氷に意図的に不純物や空気を混ぜることで割れやすい球を作る中級レベルの技
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/02(水) 22:41:55.14 ID:3tQjH1seO
【名称】メタルコーティング
【属性】鋼
【効果】一定時間、物理耐性と魔法耐性を上昇させる。
【備考】鋼の上級魔法。術者の精神力によって能力は変動し、強い心を持てば更に強固に、弱い心では軟弱になってしまう。強固なメタルコーティングはかけた対象の見た目がメタリックになる副作用がある
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/02(水) 23:26:24.45 ID:H+4fIHclo
【名称】ティアードロップ
【属性】心属性
【効果】涙の数だけ強くなれるよ
【備考】皆の持つ哀しみや絶望を織り合わせて特大のエネルギー球を作る。涙の後には希望の明日がやってくる。
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/03(木) 03:58:43.23 ID:1ajjAoeuo
【名称】小吹雪
【属性】氷
【効果】手のひらから無数の小さな氷の粒を飛ばし、ごく小規模な擬似的吹雪を起こす
【備考】目くらましに使えるほか、長く浴びせ続けると相手は徐々に衰弱し、凍り付いていく
初級〜中級の間くらいの技
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/03(木) 09:41:11.55 ID:A/r3S5RjO
【名称】チェーンロック
【属性】闇
【効果】相手の周りに5個の魔方陣が現れ、そこから5本の紫色の鎖で相手を拘束&相手の力を封印する。
【備考】闇の上級魔法。この鎖は特殊な鎖で拘束だけではなく少しでも鎖に触れると相手の魔法、戦闘技術など最大5つ封じることができる(クロシュの場合はメゾンドクロシュも含む)。封印された相手は体の周りに鎖の刺青ができ、拭いたり、洗っても落ちない。解くには魔法を使った本人に解除するしかなく浄化や解呪も効果がない。その為、魔法を使った本人が亡くなってしまうと封印は一生そのままになる。闇の魔法だがどちらかというと呪いに近い魔法。
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/03(木) 17:00:10.95 ID:mpyIpg5F0
【名称】ライトバリア
【属性】光
【効果】ドーム状のバリアを生成し攻撃を防ぐ。
【備考】自分を中心にバリアを生成して、どんな攻撃も防ぐ事が出来るが生成時に大量の魔翌力を消費してしまうので、長時間の使用は難しい。さらにドーム状の為、真下からだと攻撃を受けてしまう。生成前に本人の近く寄れば他の人もバリアの中に入れて防ぐ事が可能。光属性の中級魔法で光属性適性があれば習得出来る。
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/03(木) 22:06:54.00 ID:2+EEIawv0
【名称】リプレイスゲート
【属性】空間
【効果】自身と相手の位置を入れ替える。
【備考】自身と相手が同じ空間内にいる時に限り、両者の足元に空間魔法によるゲートを開いて互いの位置を入れ替えてしまうという術。
位置を入れ替えるだけなら大して害が無いように思えるが、例えば高所で戦っている際に空間魔法の術者がわざとそこから飛び降りたとする。
そしてその際にこの術を使えば落ちているのは自分ではなく相手という事になり、相手が空を飛べたり落下のダメージを無効化できるような手段を持たない限
り、難なく勝利できるというわけである。
そもそも空間魔法の使い手自体が貴重なわけだが、これはその中でも特に高度な術の一つであり扱える者はほんの一握りと言えるだろう。
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/04(金) 14:01:35.28 ID:m1mD2+yC0
【名称】ミスト
【属性】水
【効果】濃霧を発生させて相手の視界を奪う
【備考】水属性の中級魔法。水属性適性があれば習得出来る。煙幕のようにして使うので、逃走や相手の隙をつくのに使われている。
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/04(金) 14:52:31.04 ID:cwNEzJFuO
【名称】ボラー
【属性】大地
【効果】大地に穴をあける
【備考】
大地属性の初歩的な魔法。魔翌力を込めるほど大きな穴があけられる。山菜や薬草の採取、雨宿りなどに役立つ。極めた術者なら山にトンネルを作ることもできる。



【名称】エインヘリヤル
【属性】反映・心の複合
【効果】スライム族しか使えない魔法で、作り出した分体に同化した人物を憑依させる。分体が倒されても同化している魂には影響はない。
【備考】
一時的に故人を復活させられるように見えるが、あくまで体はスライムの分体に過ぎず何もかもが再現できるわけではない。
100%の力を発揮するには術者であるスライム自体の能力が高くないといけない。

汎用っぽくない気もする。
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/04(金) 19:13:11.49 ID:EhSqH28C0
【名称】氷受け
【属性】氷
【効果】相手の攻撃を受けるように氷を発生させ、滑らせて受け流す
【備考】相手の攻撃にあわせて位置、角度を調整し、氷の表面を可能な限り完全なつるつるに近づけなければならないので
とても繊細な技術が要求される応用技
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/04(金) 22:05:40.01 ID:O7StiQYNO
【名称】咆哮
【属性】物理
【効果】大声を出して相手を怯ませる
【備考】ドンエテコウが使う技。大声を出すことで相手は耳を塞いでしまうくらい爆音である。近くで咆哮を受けると最悪鼓膜が破れてしまう可能性がある。
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/04(金) 22:29:56.58 ID:SbEagkVoo
【名称】カラオケ
【属性】音
【効果】みんなで楽しめる
【備考】どこからともなく音楽を正確に再生することができる。応用で誰かの声真似もできる。
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 01:44:30.82 ID:XuBChnwtO
すいません>>154書いたものですが今更ながら属性の変更します。
【名称】パワーグラウンド
【属性】地
【効果】地面に向かって拳を打つと相手の地面の下から地面でできた拳を出現し攻撃する。同様に剣とかにすると相手の下から地面でできた剣が伸びて相手を刺す事ができる。
【備考】少し難しい魔法だが地属性適性と筋肉を鍛えていれば習得が可能(少し練習は必要)。
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 08:53:46.21 ID:4IdjcCes0
【名称】ブラッド・エクスプロージョン
【属性】血
【効果】体内の血液を放出し、爆発させる。
【備考】吸血鬼一族のみに伝わる禁術の1つ。その気になれば体内の血液を全て起爆できるが使用者の死を意味する禁じ手としてこの術の魔術書は封印されている。
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 13:58:09.87 ID:cYLLMVJA0
【名称】毒の巨兵(ベノムジェネラル)
【属性】毒
【効果】毒を纏った巨大で鎧を着た骸骨の将軍を召喚し一緒に戦う。
【備考】毒属性の禁術。「毒の巨兵」の毒は特殊で、毒に効果がない相手やスライムでも毒に触れれば動けなくなるくらい全身に激痛がはしりその痛みは永遠に続く。もちろんそうじゃない相手も触れれば苦しみながら亡くなってしまう。毒は人や物などにすぐに纏ってしまう特性がある。「毒の巨兵」は武器や魔法を受けてもすぐに再生できる。逆に武器だとすぐに毒を纏ったしまうので、使えなくなる。相手が耐毒結界だと効果は発揮出来ないが毒に纏ってしまうので、相手とって毒の牢屋に入ったようになる。使用者が止めれば「毒の巨兵」は消える。周囲の環境に影響を及ぼすので、禁術とさせている。
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 15:15:39.54 ID:N9RqDkWJo
【名称】スライム化
【属性】スライム
【効果】スライムに変身する
【備考】何でも変身できるスライムに変身できる。楽しいよ。
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 15:51:19.91 ID:6ia1Ywoh0
【名称】サイズ変化
【属性】妖精魔法
【効果】人間に強い憧れを持った妖精が作りだしたとされる魔法。人間サイズに大きくなったり、妖精サイズに小さくなれる(それ以上に巨大化することや小さくなることも可能)
【備考】扱いかたさえ学べば妖精以外の人間や魔族も使える
175 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 16:12:13.81 ID:WJuVyd2V0
皆さんありがとうございました。機会があれば是非とも使わせていただきたいと思います


(例3)
【名称】ハイパーカニゼイション
【属性】不明
【効果】自身の全ての能力とあらゆる攻撃に対する耐性を大きく上昇させる
【備考】古代アーケオガニが用いた能力。その効力は現代における最先端の強化技術・魔法を大きく超えるものとされ、戦術的価値を見込まれて研究が進められている。しかし今のところどの国や研究機関も目立った成果を上げられていない
176 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 16:13:18.88 ID:WJuVyd2V0
―霊峰の隠れ里

 光学迷彩マント「」バサッ

イリス「ふむふむ……」

エバンス「何をしてるんだ?」

イリス「あ、エバンスさん。このマントの光学迷彩を研究してるんです」

エバンス「へえ、光学迷彩を……。もしかして光魔法で光学迷彩をする為にか?」

イリス「いやまあ……できたら良いなって程度ですけどね。光学迷彩はかなり繊細な魔力操作が要求される魔法らしいですし、光属性の専門家じゃない私には難しいかもしれません」

エバンス「でも専門家じゃないクロシュちゃんはできるんだよな?」

イリス「擬態を生業にするスライムのクロシュちゃんを例に挙げるのは酷いですよ! しかもクロシュちゃんの中には光の精霊が住み着いてるらしいですし」

エバンス「す、すまん」

イリス「まあでも有事の際の隠密行動にクロシュちゃんだけに押し付けるのは良くないですし、私も使えたら良いかなとも思いまして。もし私も隠密行動できれば、イヨさんの友達のリュウトウ中将と接触する際に一緒に行けますから」

エバンス「なるほどな。器用なイリスちゃんが一緒にいれば実際安心できそうだ」

イリス「できるかどうかもまだわからないですけどね……」


↓1コンマ
01-60 難しい(魔法経験+1)
61-95 できた(魔法経験+2)
96-00 光化 (魔法経験+4、五大属性レベル+1)
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 16:14:55.71 ID:4IdjcCes0
178 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 16:42:35.21 ID:WJuVyd2V0
 光学迷彩マント「」ヒラヒラ

イリス「ふむふむ……形状に合わせて光の通り道も柔軟に変えられるように……」


エバンス「何を言ってるのか全然わからん……」

 ◇

 スゥー…

透明イリス「……」

エバンス「……ん? あれっイリスちゃんどこ行った?」キョロキョロ

透明イリス「ここです、ここ!」

エバンス「……! 成功したのか!」

透明イリス「そうみたいです! エバンスさんの反応を見る限り」

エバンス「凄いじゃないか! 光学迷彩ってかなり難しい魔法なんだろ?」

透明イリス「ええまあ……実際かなり神経を使いますね……。ちょっとでも集中が途切れたら――」


スズメバチ「」ブンブン
スズメバチ「」ブンブンブン
スズメバチ「」ブンブンブンブン


透明イリス「……と、途切れたら……」アセアセ

エバンス「……追い払おうか?」

透明イリス「い、いえ……! 集中力を鍛える良い機会です! あ、でも解毒剤の用意はしといてください……!」


 ☆イリスは蜂にまとわりつかれても集中を切らせず、無事に光学迷彩を身につけることができました

 ◇
179 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 17:51:21.20 ID:WJuVyd2V0
―霊峰の隠れ里 貸家

ミスティ「イヨ、少し良い?」

イヨ「はい、なんですか?」

ミスティ「銀狐についてなんだけど……」

イヨ「銀狐、ですか?」

ミスティ「ええ。20年ほど前に乱獲されて絶滅したと聞いたわ。その時朝廷は……どうしていたのかしら?」

イヨ「……20年前というと……先代巫女の時代ですね。記録によると銀狐などの密猟を厳しく取り締まるお触れを出したり、当局による警備を強化したりといった施策は行っていたようです。残念ながら銀狐は守れなかったようですが……」

ミスティ「そうだったのね……」

アキト「先代朝廷の話でござるか?」ヌッ

イヨ「アキトさん……」

ミスティ「ええ。銀狐の絶滅について、朝廷が当時どんな手立てを講じたか聞いていたの」

アキト「ふむ……拙者も物心が付いた時分には既に銀狐が滅びていたゆえ、直接見聞きしてきたわけではござらんが……。先代の巫女殿は、銀狐の絶滅に大層御心を痛めていらっしゃった……」

ミスティ「そうだったのね……」

アキト「だが数年ほど前、オノゴロ当局は密猟組織の検挙に成功した。国際的に密猟を働く巨大組織であったようだが、既に解体され、構成員は軒並み刑罰を受けている」

ミスティ「!」

イヨ「例のお触れも銀狐は守れませんでしたが、他の希少生物たちを密猟から守ることはできたようです。だから決して無意味だったわけではなくて……。先代巫女様は、できる限りのことをしたと私は思っております」

アキト「うむ……」

ミスティ「わかったわ。ありがとう……」

イヨ「……もしかして、アウル・フォクシーが銀狐の生き残りではないかと考えておられるのですか?」

ミスティ「……そうね。でももしそうだとして、手心を加えるつもりなんてないから安心して。奴の動機が同族を滅ぼされた憎しみだとしても、無差別攻撃に走るのであればそれは正当な復讐ではなくただの八つ当たり。同情の余地はないわ……」

アキト「であるな。少々気の毒ではあるが、オノゴロを脅かす敵となるのであれば手加減する道理もなし」

イヨ「……はい。私も、私自身だけでなくリュウトウにまで酷い目に遭わされているので、あの狐は許しません」

 ☆当時の朝廷の施策についての情報を得ました

 ◇
180 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 18:47:17.53 ID:WJuVyd2V0
―オノゴロ諸島 霊峰の隠れ里 滞在11日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ラティアの大盾  飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖    防:竜のエプロン   飾:不死鳥の羽根

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀     盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:蜥蜴一文字    盾:灼鋼の盾     飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子  飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の刀     防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*6       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*0       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   闇の欠片        精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中    フリルワンピ水着    精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    フメイとアリシラの人形
魔導飯盒        ガラスのザリガニ    メルルの帽子
妨害魔力波発生装置   踊り子の双剣      溶岩石のアミュレット
属性大全        サボテンドラゴンの花  太陽のメダリオン
魔王図鑑        精霊のローブ      暗黒優待券
氷精の魔導書      精霊樹の杖[改]    冒険者証(ランク1)
ブラッドワイン*3               大魔女帝国渡航権
マッスルワイン*1               かたたたきけん
吸血鬼殺ワイン*1               大魔女帝国滞在許可証
魔術書「正負の属性」              風船印のパラシュート
吸血鬼の日焼け止め               ラティア勲章
日蝕の傘                    ユーシリア王家の紋章
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
晴れ乞い傘
チョコスムージー

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]

◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)

◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[04/06]
・イリス  杖術[02/04] 魔法[06/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[05/16]
・ローガン 剣技[13/16] 魔法[04/08] 防御[02/08]
・エバンス 剣技[12/16] 魔法[02/08]
……………………………………………………………………………………
□オノゴロ諸島 霊峰の隠れ里
隠れ里:貸家、広場、市、茶屋、食堂、温泉、鍛冶屋、道場、神社、他
離れ山:森林、沢、廃村
……………………………………………………………………………………
181 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 18:48:33.34 ID:WJuVyd2V0
―朝
 霊峰の隠れ里 貸家

 囲炉裏「」パチパチ

妖精「今の状況はこんな感じだよ」

◯世界樹の光
・荒れ波の原因
・姫巫女が保持し、荒れ波を起こしているらしい

◯わらわじゃ巫女
・歴代の姫巫女?
・元のイクセちゃんが夢の中にいた?
・姫巫女という仕組みを破壊しようとしている?

◯反朝廷勢力
・朝廷の破壊が目的
・テロリストの毒狐アウルが加入した
・反朝廷組織なのに朝廷と手を組んでいる
・反朝廷の巫女であるトキワちゃんはこっちで保護してる

◯朝廷
・わらわじゃ巫女の支配下
・毒狐アウルになぜか大きな裁量権が認められている
・国政区の警備はリュウトウ中将が担当している

◯毒狐アウル
・絶滅した銀狐の生き残りらしい
・チョコレートに弱い
・挑発が有効かもしれない
・耐毒結界があるので気体の毒は大丈夫

ミスティ「……どうすれば良いのかしら?」

イリス「やっぱりリュウトウ中将を引き込みたいですよね。私も光学迷彩できるようになったので、もし接触するなら一緒に行けます!」

アキト「わらわじゃ巫女の正体も気になるなでござる。どうにかしてイクセ殿と話をできれば……」

クロシュ「……がんばれば……夢の中で、会えるかも……」

エバンス「アウル対策は十分か? チョコレートスムージーを飲ませられれば……ん? 気体の毒?」

妖精「うん。妖精の耐毒結界は気体状の毒しか防げないよ。液体や固体の毒をぶつけられたら防げないから注意してね」

エバンス「ま、マジか……」

イヨ「気体状の毒が空気中に充満すれば避けようがありませんから、妖精さんの耐毒結界もものすごくありがたいです」

エバンス「まあそうだな。液体とか固体を避けりゃ良いってことは普段通りの戦闘と変わらないってことだしな」

妖精「そういうこと。ローガンのオリハル鎖帷子なら大抵の液体毒や固体毒も無効化できるだろうから、前衛はクロシュとローガンに務めてもらうのが良いかな?」

ローガン「うむ……。実はこっそり練習している鋼の防御魔法もあるのだ。毒への備えはクロシュくんの次くらいに万全と言えるかもしれん」

クロシュ「わあ……!」

フメイ「……クロシュを矢面に立たせるの?」ジト

妖精「適材適所だよ。クロシュなら毒を受けたって効かないし」

フメイ「絶対にどんな毒も効かないって言い切れるの?」

妖精「う……スライムでも消化し切れない呪毒とかだと、一時的に気持ち悪くなったりするかもしれないけど……。それでも他の人よりはずっと平気なはずだよ。その隙にフメイが後ろから炎で敵を焼いちゃえばクロシュだって安全なんだから」

フメイ「むー……もしクロシュが苦しい目に遭ったら標本にしてやる……」

妖精「標本はやめて……」

 ☆目標が追加されました
  ・わらわじゃ巫女の企みを阻止する

 ☆努力目標が追加されました
  ・わらわじゃ巫女の正体を探る
  ・リュウトウ中将をクロシュ勢力に引き込む
  ・偽姫巫女の正体を調べる(達成済)
  ・アウルの出自を調べる(達成済)

オノゴロ諸島滞在11日目。ここは霊峰の隠れ里です
↓1〜3 自由安価 何をする?

↓4コンマ 残り日数
01-75 3日
76-00 4日
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 18:48:50.19 ID:lbeuawGRO
クロシュ、オノゴロの酒を堪能
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 18:48:56.31 ID:wlOH+tTLO
クロシュ シズクとおしゃべりする
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 18:48:57.07 ID:6ia1Ywoh0
クロシュ、フメイ、アリシラ再び3人で一緒に寝る 
今度はクロシュの夢の中のメゾンドクロシュにお邪魔する(アリシラの夢の中の村の村人も何人かクロシュの夢の中に来ること出来るのかな?)
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 18:51:56.36 ID:uyILu3Z8O
はい
186 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 19:46:47.09 ID:WJuVyd2V0
―霊峰の隠れ里 貸家

シズク「んしょ、んしょ」モニョモニョ
 酒樽「」ユサユサ

クロシュ「わあ……!」

ローガン「酒か……!?」

シズク「はい、お酒です!」モニョニョ

 酒樽「」ポン!

シズク「いっぱい仕入れたので、お飲みできます!」モニョモニョ

ローガン「おお……では早速頂いても?」

シズク「もちろんです!」モニョニョ

スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ

シズク「えっクロシュちゃんも飲むの!?」モニャニャ

スライムクロシュ「〜!」モニョ


↓1コンマ
01-60 大吟醸
61-90 鬼ころし
91-00 ヤシオリ
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 19:50:14.14 ID:3cl144sto
ゴッキュゴッキュ
188 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 20:22:04.65 ID:WJuVyd2V0
 一升瓶「」トクトク
 徳利「」ポン!

 クイッ… ゴクッ…

ローガン「瑞々しい果実を思わせる華やかな香りに、やや辛口ながらもさっぱりとした滑らかな味わい……。仄かな甘みと酸味がまた心地良く、後には爽やかな余韻が残る……。素晴らしいオノゴロ酒だ」

シズク「そ、そうなのですか……? でも美味しかったなら良かったです!」モニョニョ

 グビグビ

ローガン「……!?」

シズク「えっ!?」モニョ!?


 酒樽「」グイッ
スライムクロシュ「〜〜♪♪」モニョニョ グビグビ


シズク「わ、わわわ……!!? クロシュちゃん!!?」モニャニャ

ローガン「クロシュくん!!? なんという飲み方をしているのだ!!?」

スライムクロシュ「〜〜♪♪♪」モニョモニョ

ローガン「いくら酒に強いからと言って、これほど良い酒をそのように飲むのはだな……」

 一升瓶「」グイ
フメイ「どうせお腹に収まるんだから、どんな飲み方でも同じ……」グビグビ

ローガン「フメイくんもか!!?」

フメイ「アルコールは魔力効率が良い……。何本か貰ってく……」グビグビ

シズク「え、あ、ええっと……」アタフタ モニョニョ…


ユキ母「はあ、困ったお客様ねぇ……。まあでもこんな時だから、好きなだけ飲んでもらって大丈夫よ」

シズク「雪女さん……!」モニョニョ

ユキ母「だからちゃんとオノゴロを守って頂戴ね。クロシュちゃん、フメイちゃん」

スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ

フメイ「……善処する」グビ

 ☆美味しいお酒を飲んで元気になりました

 ◇
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 20:24:21.85 ID:3cl144sto
酒豪赤ちゃんズ
190 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 20:41:18.37 ID:WJuVyd2V0
―霊峰の隠れ里 貸家


シズク『クロシュちゃんお酒飲めるんだねぇ』モニョモニョ

スライムクロシュ『うん……。シズクちゃんは……飲まないの……?』モニョニョ

シズク『わたし、お酒飲むと気分がぶわぶわ〜ってなっちゃうの。汚れた水を取り込んだ時に比べれば全然良いんだけど、それでもぶわぶわになっちゃうとお仕事ができないから……』モニョニョ

スライムクロシュ『ぶわぶわ……。ぶわぶわになったシズクちゃん、見たい……』モニョモニョ

シズク『だ、だめだよ! わたし、飲まないもん!』モニョニョ


↓1〜2 シズクとおしゃべりする内容
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 20:42:35.96 ID:cYLLMVJA0
銀狐乱獲についてシズク的にはどう思っているか
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 20:42:55.29 ID:4IdjcCes0
サララの家族について
193 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 21:28:02.89 ID:WJuVyd2V0
クロシュ『シズクちゃんは……狐さんのこと、どう思う……?』

シズク『狐さん……あっ、悪い毒狐さんのことだよね。銀狐さんの生き残りの』

クロシュ『うん……』

シズク『うーん……どうって言われても、わかんないや……。かわいそうだとは思うけど、あんまりよく知らないし……』

クロシュ『えっと……20年前、だもんね』

シズク『うん……。わたしなんかがかわいそうなんて言ったら、きっとあの狐さん、怒ると思うから……直接は言えないけど……』

クロシュ『きつねごころ……むずかしい……』

 *

シズク『そういえばサララちゃんにはお姉さんがいるんだよ』

クロシュ『ほえ、そうなの?』

シズク『うん。今は大陸で冒険者をやってるんだって。もしかして会ったことあるんじゃないかな?』

クロシュ『ん〜……でっかいおめめの人、サララちゃん以外に見たことない……』

シズク『サララちゃんのお姉さんは3つ目なんだよ! おでこにもう一つのおめめがあるの!』

クロシュ『ほえ……』

シズク『ちょうどそこにあるみたいな帽子をいつもかぶってたの』

 メルルの帽子「」ポン

クロシュ『! もしかして……メルルさん?』

シズク『わあ! やっぱり会ったことあったんだ!』

クロシュ『うん……。時々……一緒になった……!』

シズク『世間は狭いんだねえ』

 *

クロシュ『シズクちゃんは、どんなスライムなの?』

シズク『えっ、わたしのお話……!? え、えっと……ウォータースライムって、知ってる……?』

クロシュ『ウォータースライム……!』

シズク『うん。霊峰の周りには綺麗な泉とか地底湖があちこちにあってね、そういうところで暮らしてるスライムなんだぁ。わたしも、人里離れた山奥の小さな泉で生まれたの』

クロシュ『わあ……!』

シズク『クロシュちゃんは、何のスライムなの?』

クロシュ『……えっと………』

シズク『うん……!』

クロシュ『………カリス・ノーランドっていう悪者が作った、変なスライム……?』

シズク『……え? そ、それって……どういう……』

クロシュ『わたしも……よくわかんない……。でも、困ってないから、たぶんだいじょうぶ!』

シズク『そっか! 大丈夫なら大丈夫だね』

クロシュ『ん!』

 ☆シズクちゃんとおしゃべりして親交を深めました

 ◇
194 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 22:57:46.73 ID:WJuVyd2V0
―夜
 貸家 寝室

クロシュたんぽ「」zzz
フメイ「」zzz
アリシラ「」zzz

 ◆

―クロシュの夢
 集落

クロシュ「……」

メイ841「クロシュ、今日も一日お疲れさまです。そちらの方々は……」

クロシュ「……ほえ?」

フメイ「……えっ?」

アリシラ「……あれ? ここ……どこ?」

 ◇

夢の女神「稀に、強い結び付きを持った者同士の夢が混線してしまうことがあります。恐らく、フメイちゃんとアリシラさんがクロシュちゃんの夢に入り込んでしまったのもそれと同様のケースでしょう」

フメイ「ふうん……。じゃあここはクロシュの夢の中なんだ……」

アリシラ「へ〜面白い! クロシュちゃんの夢の中にはこんなに大勢の人が住んでるんだねえ」

クロシュ「んへへ……」


光の精霊「あっフメイちゃん! 久しぶりだね〜」

フメイ「お前は……テラヌス砂漠の遺跡にいた光の精霊?」

光の精霊「覚えててくれたんだ〜。あれからいろいろあって、分霊をクロシュちゃんの中に派遣したんだよ〜」

フメイ「そんなことできるんだ、精霊って……」

炎スライムの欠片「初めまして、フメイちゃん!」

フメイ「炎の、スライム……?」

炎スライムの欠片「バーニングスライムだよ! フメイちゃんに負けないくらい熱いクロシュちゃんの炎はボクの力でもあるんだ〜」

フメイ「そういうことだったんだ……。まあ、クロシュの力になってるなら良いけど……」


セレナディア「……だあれ? 食べても良い人?」ノッシノッシ

アリシラ「うわあ! ドラゴンまでいるの!?」

クロシュ「んへへ……セレナディアさん」

夢の女神「クロシュちゃんのお客様だから食べちゃだめですよ、セレナディア」

セレナディア「え〜」

ヴァン「よし、それじゃあ俺がこの夢の中で栽培しているリンゴを食え!」ヌッ

 カゴいっぱいのリンゴ「」ドッサリ

セレナディア「しょうがないなあ〜」ペロッシャクシャク

ヴァン「まだまだたくさんあるので、お客様たちもどうぞ!」

 カゴいっぱいのリンゴ「」ポン
 カゴいっぱいのリンゴ「」ポン
 カゴいっぱいのリンゴ「」ポン

フメイ「わあ」

 *
195 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 22:58:57.23 ID:WJuVyd2V0
 シャクシャク モグモグ

フメイ「……集落なのに……住んでる住民が全然違うから、なんだか不思議……。でも、嫌じゃない……」

アリシラ「そうだねえ……。もし全然知らない奴らがあの集落に住み着いてたら嫌だけど、ここはクロシュちゃんの夢で、クロシュちゃんが住んで良いと思ってる人たちだからねえ」

クロシュ「んへへ……」

不死鳥の羽根「……ねえ、あなたたち考え直す気はない? こうして、元の集落に暮らしていた三人でのんびりしていればそれで十分ではないかしら」

フメイ「あっ性悪魔女……!」

不死鳥の羽根「……私の本体と何かあったのね……」

アリシラ「何にしても考え直す気はないねえ。ここはクロシュちゃんの中だから平和そのものだけど、外の世界にはどうしようもない最悪な奴らが蛆虫みたいに湧いてくるんだよ。全部まとめて焼き尽くさなっきゃ綺麗にならないでしょ?」

不死鳥の羽根「はあ……わかったわよ。ここで議論をする気はないから、せめて平和に過ごして頂戴」

アリシラ「ふふ、ありがと」

 *

―クロシュの夢
 集落の広場

 ワイワイ キャッキャ

クロシュ「――」キャッキャ
フメイ「――」キャッキャ
ウニ大盾「――」キャッキャ
炎スライムの欠片「――」キャッキャ
雷スライムの欠片「――」キャッキャ
風船スライムの欠片「――」キャッキャ
光の精霊「――」キャッキャ
踊り子の双剣・妹「――」キャッキャ
ワイバーンの鱗「――」ギャオギャオ
パラサイトソード「――」シャキーン



アリシラ「ふふ、すっかり馴染んじゃって」

夢の女神「良い場所ですよね。私も……人生の最期にこんな素敵なところに辿り着けるなんて、夢にも思っていませんでした」

アリシラ「……本当に、良い場所。あの人たちも……私なんかの中より、こっちに連れて来られたら良かったのに……」

夢の女神「あの人たち……?」

アリシラ「……あなたは夢の力を持つ女神様なんだっけ?」

 *

夢の女神「私の力で、あなたの内側に閉じ込められている者たちの魂をこちらへ連れていって欲しい、と……?」

アリシラ「うん。私の中にいたんじゃ、いつ消えるかもわからないらしいから。こっちなら、ずっとここで平穏に暮らせるんでしょ? だったら……」

夢の女神「……危険です。夢の住人とは、既にその人の心の一部ともなっている存在。無理にあなたから引き剥がせば、あなた自身に重大な問題が発生する可能性があります」

アリシラ「別にいいよ。どうせもう魔王が混ざり込んでおかしくなってるんだもん」

夢の女神「……」

アリシラ「……お願いします。みんなを……お父さんと、お母さんを……」


↓1コンマ
01-05 ??
06-65 慎重にやりましょう(1/4)
66-95 思ったよりいけそう(2/4)
96-00 ??
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 23:04:19.08 ID:6ia1Ywoh0
197 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 23:35:23.19 ID:WJuVyd2V0

アリシラ「……ど、どう?」

夢の女神「……アリシラさんとクロシュちゃんの心の波長を合わせて、慎重にやっていく必要があります。今日一日では難しいので、またクロシュちゃんと一緒に寝てくれますか? こんな風にあなたとクロシュちゃんの夢が交わった時に、また続きをしましょう」

アリシラ「わかった……。お願いします」ペコリ

 ◇

―クロシュの夢
 集落

 白んでいく空「」


フメイ「……あれ? なんか空が明け方みたいになってる……?」

炎スライムの欠片「もう朝が来るみたい。そろそろお別れだね」

アリシラ「へえ〜さっきまで夜って感じじゃなかったのに、朝は明け方になるんだねえ。なんだか不思議……」

夢の女神「クロシュちゃんの心象が反映されるので、現実で眠っているクロシュちゃんの体が朝の光を感知したりすると夢の中でもこんな風にそれが現れるんですよ。目覚めが近い証でもあります」


ウニ大盾「また来てね、フメイちゃん……。クロシュちゃんと、ずっと一緒に……」

フメイ「うん……」

メイ841「クロシュを泣かせたら承知しません」

フメイ「な、泣かせたことなんてないもん」

不死鳥の羽根「あら? クロシュの記憶によれば、人間を滅ぼすと言ってクロシュを置いて去った時に泣かせているみたいよ?」

フメイ「〜〜!! こ、この性悪魔女……!!」チリリッ

ヴァン「これから泣かせなければ良いんだよ。それなら問題なくできるだろう? クロシュちゃんの親友のフメイちゃんなら」

フメイ「……当然」

ヴァン「よし! クロシュちゃんも、フメイちゃんを泣かせちゃだめだよ? はは、クロシュちゃんなら言うまでもないかな?」

クロシュ「ん!」

踊り子の双剣・姉「いつまでも仲良くね。悔いのないように……」

踊り子の双剣・妹「そうだよ! 死ぬまで仲良くして、死ぬ時も一緒に死ぬのが一番!」

踊り子の双剣・姉「こら、何てこと言うのこの子は……」

踊り子の双剣・妹「……置いてかれる側の苦しみなんて、絶対に味わわせちゃだめなんだから」

踊り子の双剣・姉「………そうね」

フメイ「置いてかれる側の……」

クロシュ「フメイちゃん……」

 おてて「」ギュッ

フメイ「クロシュ……」

クロシュ「……」

フメイ「……うん。置いてかない……フメイ、クロシュのこと……」

クロシュ「……!」パァァァ


アリシラ「……ふふ」


アリシラ(……私とフメイちゃんの二人旅も……もしかしたら、ここで終わりなのかも……)

アリシラ(そんで……私の中にいるみんなをクロシュちゃんに送れたら……)

アリシラ(…………一人で、行かなきゃ)


 ☆アリシラの夢の住民引っ越し計画が始まりました(1/4)

 ☆フメイちゃんの心境に変化の兆しがあります

 ☆アリシラさんの心境に変化の兆しがあります

 ◆
198 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 00:21:07.89 ID:5DJi5qRE0
―オノゴロ諸島 霊峰の隠れ里 滞在12日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ラティアの大盾  飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖    防:竜のエプロン   飾:不死鳥の羽根

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀     盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:蜥蜴一文字    盾:灼鋼の盾     飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子  飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の刀     防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*6       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*0       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   闇の欠片        精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中    フリルワンピ水着    精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    フメイとアリシラの人形
魔導飯盒        ガラスのザリガニ    メルルの帽子
妨害魔力波発生装置   踊り子の双剣      溶岩石のアミュレット
属性大全        サボテンドラゴンの花  太陽のメダリオン
魔王図鑑        精霊のローブ      暗黒優待券
氷精の魔導書      精霊樹の杖[改]    冒険者証(ランク1)
ブラッドワイン*3               大魔女帝国渡航権
マッスルワイン*1               かたたたきけん
吸血鬼殺ワイン*1               大魔女帝国滞在許可証
魔術書「正負の属性」              風船印のパラシュート
吸血鬼の日焼け止め               ラティア勲章
日蝕の傘                    ユーシリア王家の紋章
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
晴れ乞い傘
チョコスムージー

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]
・アリシラの夢引っ越し[1/4]
・わらわじゃ巫女の企みを阻止する

◯努力目標
・わらわじゃ巫女の正体を探る
・リュウトウ中将をクロシュ勢力に引き込む
・偽姫巫女の正体を調べる(達成済)
・アウルの出自を調べる(達成済)

◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)

◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[04/06]
・イリス  杖術[02/04] 魔法[06/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[05/16]
・ローガン 剣技[13/16] 魔法[04/08] 防御[02/08]
・エバンス 剣技[12/16] 魔法[02/08]
……………………………………………………………………………………
□オノゴロ諸島 霊峰の隠れ里
隠れ里:貸家、広場、市、茶屋、食堂、温泉、鍛冶屋、道場、神社、他
離れ山:森林、沢、廃村
……………………………………………………………………………………
199 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 00:21:36.03 ID:5DJi5qRE0
―クロシュの夢
 集落

ブラッドの欠片「ふわあ……よく寝た……」モニョモニョ

光の精霊「あ、ブラッドおはよ〜。もうクロシュちゃんたち起きちゃったよ〜?」

ブラッドの欠片「ん? クロシュ以外にも誰か来てたの?」

光の精霊「クロシュちゃんの友達の、フメイちゃんとアリシラちゃん!」

ブラッドの欠片「ああ……この集落に暮らしてた本当の住人だっけ。腐れカリスノーランドに造られた仲間でもあるっていう……」

光の精霊「そうそう。アリシラちゃんはカリスと関係ないと思うけど」

ブラッドの欠片「……あの腐れ外道とは遠くない内にぶつかることになる気がする。あたしもクロシュの内側でできるだけのことはしておくか」グッグッ

光の精霊「おお、頼りになるゥ〜」

ブラッドの欠片「クロシュがあたしの本体と同盟でも結んでくれれば心強いんだけどなあ。あたしの本体は人間嫌いだろうし難しいか……」

光の精霊「ここにいるあなたは人間嫌いじゃないの?」

ブラッドの欠片「どちらかと言えば嫌いだけど、ここに住んでいる内にどうでも良くなった」

光の精霊「なるほど」

 ◇
200 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 00:22:48.23 ID:5DJi5qRE0
―朝
 霊峰の隠れ里 貸家

 チュンチュン

クロシュたんぽ「……」zzz

フメイ「ん……」パチ


窓の外を見つめるアリシラの後ろ姿「……」


フメイ「アリシラ……?」

アリシラの後ろ姿「おはよ、フメイちゃん」

フメイ「あ、うん。おはよ……。えっと……アリシラは、覚えてる……? 今朝の、夢……」

アリシラの後ろ姿「うん」

フメイ「……そうなんだ」

アリシラの後ろ姿「……うん」

フメイ「……」

アリシラの後ろ姿「……」

フメイ「……」

アリシラの後ろ姿「……私のことなら、気にしなくて良いよ。元から私が始めたことだもん」

フメイ「……」

アリシラの後ろ姿「………今まで、付き合わせて、ごめん」

フメイ「……違う。フメイは……自分の、意思で……」

アリシラの後ろ姿「でももう……クロシュちゃんと一緒にいたい。離れたくない。そうでしょ」

フメイ「……でも……フメイには……そんな資格……」

アリシラの後ろ姿「……あるよ。だってみんな……私の中で、生きてる……」

フメイ「……!」

アリシラの後ろ姿「前にフメイちゃんも、会ったでしょ? 私、今……みんなを、クロシュちゃんの中に引っ越しさせようとしてるの」

フメイ「え……」

アリシラの後ろ姿「そしたら……フメイちゃんは、クロシュちゃんと一緒に寝ればいつでもあの集落のみんなと会える。みんなも、クロシュちゃんの中でずっと平和に暮らしていける……。誰も、犠牲になんかならなかった……しあわせな結末なの」

フメイ「……アリシラは……?」

アリシラの後ろ姿「……あははっ、そしたら……私も諦めようかな? みんながしあわせに生きてるなら、世界に復讐する意味もないしね」

フメイ「じゃあ……」

 クルッ

アリシラ「……私たちの旅は……ここで、終わりにしよう」ニコッ

フメイ「……ん」コク


オノゴロ諸島滞在12日目。ここは霊峰の隠れ里です。14日目に何かが起こります
↓1〜3 自由安価 何をする?
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 00:23:08.37 ID:rQp7ZWLk0
ローガン エバンスとイリスに協力してもらい鋼の防衛魔法の強化
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 00:23:25.37 ID:kymc+32/0
再びクロシュの夢の中でアリシラの夢の住人引っ越し計画の続き
(可能なら再び元のイクセが現れてお話し)
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 00:23:56.83 ID:uCzFrlnWo
取り敢えずアウルを遠くから観察してみる
204 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 00:40:06.28 ID:5DJi5qRE0
本日はここまでとなります。次回はローガン氏の新防御魔法鍛錬編、アリシラの夢引っ越し計画+イクセちゃんとお話しよう編、アウル氏を探して観察してみよう編となります

クロシュの夢の中で過ごし、それぞれの思いを巡らせる集落の三人。罪ある限り、共に生きられぬ。ならば罪をなくせば、共に生きられるはず。幼い少女たちの罪を、悲しみを、空へ昇華せしめんとするは如何なる想いか。共に旅したフメイちゃんの心を欺いて突き進む、魔王もどきの少女が目指す未来は――

本日はイリスさんが光学迷彩を使えるようになったり、当時の朝廷の密猟対策について聞いてみたり、オノゴロの大吟醸を美味しく頂いたり、シズクちゃんとお話して親交を深めたり、クロシュちゃんの夢の中で楽しく遊んだり、アリシラ氏が夢の住人の引っ越し計画を始めたりしました

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 01:09:28.88 ID:tC/pfWqIo
おつでしたー
ここまで出会ってきた魔王達を見るに、魔王だからって一緒に居られないなんて事はないと思うんだけどな…
クロシュちゃん、アリシラさんもつなぎとめてくれ!
ブラッドと同盟はフメイちゃんが一緒であればなんか突破の糸口になりそう
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 02:01:53.05 ID:4T1d9wULO
乙です
結構汎用魔法の募集が来たけど汎用魔法もキャラ安価みたいに少し設定変えたりするのかな。
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 07:05:12.27 ID:0lFFQii70

メルルちゃん三つ目だしサララちゃん以上にいじめられてそう。
そんな妹を置いて旅に出た背景も気になる・・・
三つ目はハーフだし特殊個体かな?
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 15:06:51.53 ID:joZrDM4uO

シズクちゃんともっと仲良くなればウォータースライムの欠片をもらえたりするんかな?
なお残り日数
209 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 17:44:23.85 ID:5DJi5qRE0
アリシラ氏はとても特殊なケースなので、今のところどのようにするのが彼女にとって最も良い選択となるかはわかりません。慎重に考えていかなければならないかもしれません。クロシュ氏の言葉が届くかどうかもまた未知数であります
ブラッド氏の視点からは、クロシュは人間に良いように騙されているのろまなペットスライムのように見えているのかもしれません。そしてフメイちゃんもブラッド氏の同郷と言えるので、もし対話の機会があれば良い方に働く可能性があります

投下された案は形式に関わらず世界観や設定に沿うように修正される可能性があります。もし修正してほしくない場合はその旨を宣言して頂ければ修正いたしません(でもその場合、世界観にそぐわないと判断されると劇中に出せなくなります)

メルル氏は攻撃されたらやり返すタイプなので、いじめの標的になることはあまりなかったかと思われます。また、旅をしている理由については実のところスレ冒頭の登場人物紹介を読めばわかるかもしれません
一つ目小僧やその混血児の生態については未だ解明されていない点が多く、今のところ熱心に調べている研究者もいないため、姉妹で目の数や大きさが異なる理由は不明のようです

シズクちゃんともっと仲良くなると実際良いことがあるかもしれません。そして欠片については、実のところもう既にだいぶ仲良しなので、自由行動などで欲しい旨を伝えれば割とあっさりくれるかと思います。なお実際残り日数は少ないので、いろいろ終わってからゆっくりお話するのも良いかと思います
規定の日になれば自動的に話が進みますが、それまでに達成した努力目標の項目によっていろいろな運命が変わる可能性があります。クロシュちゃんたちには悔いのないように過ごして頂きたく思います
210 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 17:44:55.60 ID:5DJi5qRE0
―霊峰の隠れ里
 里外れ

 ホーホケキョ ポッポホーホー

エバンス「思いっきり攻撃すりゃ良いのか?」

ローガン「ああ。手加減無用で頼む」

イリス「手加減無用……あの、本当に大丈夫ですか……?」

ローガン「君たちの攻撃にやられてしまうようでは、前衛は務まらんからな」

イリス「まあそういうことなら……」

エバンス「無茶はすんなよな」

イリス「じゃあいきますよ……!」コォォォ――


↓1コンマ
01-05 負傷した……
06-60 普通(魔法+1、防御+1)
61-90 良い(魔法+1、防御+2)
91-00 会心(魔法+2、防御+4、鋼属性レベルUP)
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 17:45:46.83 ID:CucO16h1o
やあああ!
212 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 18:19:23.74 ID:5DJi5qRE0
エバンス「とうっ!」バッ
 魔銀の刀「」シャッ!

ローガン「むんっ!」
 灼鋼の盾「」ギンッ!

イリス「はああっ!!」カッ

 星光の奔流「」ドギュウウウンッ!!

ローガン「!!」バッ!

 ドガァァァァンッ!!
 モクモクモク…

エバンス「お、おいやりすぎじゃないか!?」

イリス「だ、だって本気でって……」

エバンス「いや確かにそうだが……とにかく大丈夫か、旦那!」

 モクモク…

 ガションガション―

イリス「えっこの足音は……」

エバンス「な、な……」


 ガションガション―

メタルローガン「問題ない」ギラン


イリス「う、うわあああ!!?!? ろろ、ローガンさんが!!?!?」

エバンス「ぎ、銀ピカの鉄人になっちまった!!?!?」

 *

メタルローガン「メタルコーティングという魔法でな。全身を鋼の魔力で硬質化させるという術なのだ」ギラギラ

イリス「メタルコーティング……!! 聞いたことがあります。鋼属性の上級術師が使うという、世界的に見ても屈指の堅さを得られるという強力な防護魔法……!!」

エバンス「そんな隠し技を持ってたなんて……やるじゃないか、旦那!!」

メタルローガン「ユーシリア大図書館に滞在していた時、隙間時間に教本を読んで勉強していたのだ。この魔法があれば物理的な攻撃のみならず、魔法や毒に対しても優位に立ち回れるはずと思ってな」

イリス「なるほど……鋼の力で体を包めば大抵の毒も効かなくなりますね!」

メタルローガン「うむ。問題は呼吸によって取り込んでしまう気体毒だったのだが、それも妖精くんの耐毒結界で無効化できる。我ながら毒対策は万全にできているのではないかと思う」

エバンス「確かに、鋼に毒って効かなそうだが……実際効かないもんなのか?」

メタルローガン「雨風に晒された鋼が錆びて腐蝕するように、全く効かないとは言い切れないだろう。だがそれでも生身でいるよりは毒の侵食をかなり防げるはずだ」

エバンス「まあそりゃそうか」

メタルローガン「妖精くんも言っていたように、強力すぎる毒を浴びればスライムであっても無事では済まないかもしれん。そんな危険な戦いの前衛をクロシュくんだけに押し付けるわけにはいかんしな」

イリス「ですね……。私もできる限り早く戦いを終わらせられるよう頑張ります!」

メタルローガン「うむ、頼んだぞ」

 ☆ローガンが経験を積みました(魔法+1、防御+2)
  さらに戦闘中、必要に応じてメタル化するようになりました

 ◇
213 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 18:39:36.92 ID:5DJi5qRE0
―霊峰の隠れ里 貸家

 オフダ「」ヒラヒラ

イヨ「……」ムム…

妖精「何してるの?」

イヨ「オフダで温泉街の様子を探っています。警備もかなり強まっているので、遠くから観察するくらいしかできませんが……」

ミスティ「今の温泉街の状況はどんな感じなの?」

イヨ「……国外から来た旅行者や冒険者たちは捕縛されて牢に入れられてしまったようで、先日までの賑わいが嘘のように閑散としています。それに抗議した商人や手工業者も、朝廷反逆罪で捕らえられてしまうようです」

妖精「……本気でオノゴロを壊す気なんだ」

イヨ「はい。ああ、あと……私たちの人相書きが掲示板などに貼られています。けっこうな懸賞金がかけられているみたいです」

ミスティ「……ついにお尋ね者になってしまったのね」

妖精「今までにも何度かお尋ね者になりそうな事態はあったけど、実際にお尋ね者になったのは初めてな気がする……」

イヨ「……あっ! アウルです! あの毒狐の姿を発見しました!」

妖精「えっ、それ大丈夫?」


↓1コンマ
01-05 逆探知されてしまった!
06-35 オフダを破壊された
36-65 リュウトウを叱っている
66-95 大掛かりな方陣を作っている
96-00 リュウトウがオフダに気付いた
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 18:42:50.50 ID:0lFFQii70
215 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 20:14:17.60 ID:5DJi5qRE0
イヨ「……リュウトウを叱っているようです。何と言っているかまでは聞き取れませんが……」

ミスティ「リュウトウ中将もいるのね」

妖精「やっぱりアウルの方が立場が上なんだ」

ミスティ「……叱っているということは、リュウトウ中将は何かの失敗をしたということ?」

イヨ「……もしくは、アウルの意に沿わない発言をした……でしょうか。リュウトウは真面目で曲がったことが嫌いですから、あの毒狐の横暴に耐えられず何らかの反抗を行った可能性もあります……」

妖精「……でも、叱られてるだけで捕まったり連行されたりしてるわけじゃないんでしょ? それなら……きっと大丈夫だよ。イヨがアウルに殺されそうになってる時に、反逆じゃなくて土下座っていう行動を選択できた子だもん。感情に任せて無茶な行動に走ったりはしないはずだよ」

イヨ「そう、ですね……。そう信じます……」

妖精「でも、リュウトウが叱られるに至った経緯は気になるね……。一体何があったんだろう」

ミスティ「……まだ14歳なのよね……。それなのに朝廷軍の重責を負わされて、しかも外患そのものな毒狐に嫌味を言われながら働かせられるなんて……気の毒だわ……」

イヨ「…………」

 ◇
216 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 21:41:09.18 ID:5DJi5qRE0
―クロシュの夢
 集落診療所

夢の女神「ゆっくり、深く呼吸をして……」

アリシラ「すぅー……はぁー……」

夢の女神「そう、そのままリラックスして……」



フメイ「アリシラ……ほんとに、引っ越ししてもらうつもりなんだ……」

クロシュ「うん……」

フメイ「クロシュも知ってたんだ……引っ越し先の当事者なんだから、知ってて当然……?」

クロシュ「うん……なんとなく……わかった……」

 *

―クロシュの夢
 集落

クロシュ「……あ、やらなきゃいけないこと……あるんだった……」

フメイ「え、やらなきゃいけないこと?」

クロシュ「えっと……姫巫女の、イクセちゃんと……お話……」

フメイ「姫巫女の……? どうやって……?」

クロシュ「女神さまに……あっ、今お引っ越しで忙しいから……えっと……」モニョニョ…


ヴァン「夢の力が必要なんだね? 俺に任せてくれ!」ヌッ

クロシュ「ヴァンさん……!」

フメイ「昨日リンゴをくれた人……?」

ヴァン「また会ったねフメイちゃん! 俺は女神の騎士ヴァン・アナザールート! 女神ほどじゃないけど、生前は夢の魔法が使えたんだ! クロシュちゃんの道は俺が切り開こう!」

クロシュ「わあ……!」

ヴァン「姫巫女さんとは一度夢が交わってる仲だから、俺の力でも繋げられると思う!」

フメイ「……フメイも、いける?」

ヴァン「フメイちゃんはお客さんだから、たぶん行けると思うよ!」

フメイ「わかった……クロシュはフメイが守るから、安心して」

ヴァン「ははっ、心強いなあ。それじゃあ道を繋げるよ」スッ

 ポワン!
 夢の境界「」ユラユラ

フメイ「わ……空間が、水面みたいにゆらゆらしてる……!?」

ヴァン「夢と夢の境界だよ。この向こうが姫巫女さんの夢の世界に繋がってる」

クロシュ「ヴァンさん、すごい……!」

ヴァン「女神の騎士だからね! 俺たち夢住人は向こう側には行けないから、もし向こうで何かあったら急いで帰っておいで」

クロシュ「ん……!」

フメイ「……いってきます」

 夢の境界「」トプン…

 ◇
217 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 21:46:32.31 ID:5DJi5qRE0
―イクセの夢
 トウゲン城 縁側

 お花畑「」ソヨソヨ
 ちょうちょ「」ヒラヒラ

イクセ「……」ボー…


クロシュ「」ヒョコ

フメイ「ここが……姫巫女の……?」ヒョコ


イクセ「……あっ……この前の、スライムさん……? でも……二人……?」

クロシュ「わたし……クロシュ……。この前の、スライム……。えと、こっちの……フメイちゃんは……」

フメイ「……フメイは、フメイ……。クロシュの……友達……」

イクセ「そうなんだ……。クロシュちゃんに、フメイちゃん……」

クロシュ「ん……!」

フメイ「あなたが……姫巫女の、イクセ……?」

イクセ「……ううん。わたしは……ただの、イクセだよ……?」

フメイ「え、そうなの?」

イクセ「うん……」

フメイ「そうなんだ……」

 *

イクセ「今日は……どんな、ご用で来たの……?」

クロシュ「えっと……先代の、姫巫女さまのこと……イヨちゃんと……ござるのおじさんから、聞いた……」

イクセ「ござるのおじさん……あっ、アキトおにいちゃん……!?」

クロシュ「知ってるの……?」

イクセ「うん……! イヨおねえちゃんも、アキトおにいちゃんも、知ってる……!」

クロシュ「わあ……! えっとね……イヨちゃんと、ござるのアキトさんが……先代の姫巫女さまは、すごく優しくて、いい人だったって……言ってた……!」

イクセ「……うん……」

クロシュ「だから……えっと……」

イクセ「……でも……優しかったお母さまは……姫巫女なんかになったせいで、死んじゃった……」

クロシュ「んゅ……」

イクセ「……だから、姫巫女さえなくなっちゃえば……もう誰も……ひどい目に、あわない……」

フメイ「……」


↓1コンマ
01-05 「わらわの心に土足で上がり込む不届き者はどこの誰じゃ?」ヌッ
06-60 フメイの反論
61-90 霊媒スライム
91-00 夢想スライム
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 21:49:02.48 ID:QcRWGm2JO
219 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 23:14:09.89 ID:5DJi5qRE0
フメイ「……じゃああなたのお母さまは……あなたも一緒に死ねって、思ってるの?」

イクセ「えっ……」

フメイ「だって……そういうことになる。わらわじゃの姫巫女が、歴代の姫巫女の総意だって言うなら……あなたのお母さまは、あなたが死んでも良いって思ってるってこと……」

イクセ「あ……」ジワ…

クロシュ「〜〜…!」モニャニャ アタフタ

フメイ「……でも……フメイは、違うと思う」

イクセ「……ふえ……」ジワワ

フメイ「……フメイ……お母さまっていうのは、正直、よくわかんないけど……。大切な人のことなら……わかるから……。大切な人が泣いたり、死んだりして良いなんて……絶対、望まない……」

クロシュ「!」パァァァ

イクセ「で、でも……お母さまの、声が……」

フメイ「……声真似が上手いのも、たまにいる……。クロシュだって、フメイの声真似……上手いし……」

クロシュ「〜〜///」モニョニョ

イクセ「……じゃあ……誰かが、お母さまの声真似……してたの……?」

フメイ「……確証、ないけど。たぶんそう」

イクセ「うぅ……」

フメイ「……きっと、悪霊みたいのが……」


「わらわのイクセを泣かせる不届き者はどこのどいつじゃ?」ヌッ


クロシュ「!」

フメイ「お前が……」


イクセ「あ……御代表さま……」

半透明の狐巫女「おお、よしよし……かわいそうに、わらわのかわいいイクセ……」ヨシヨシ

イクセ「……あ、あの……! お、お母さまは……わたしが、死んでも良いって……」

半透明の狐巫女「……かような悪童共の戯言に耳を傾けてはならぬ」

イクセ「で、でも……御代表さまの言う通りなら……お母さまは……」ジワワ…

半透明の狐巫女「……そうじゃ。お主の母は、お主が死んでも構わぬと言った」

いク世「」グニャァァ


クロシュ「!!?」

フメイ「い、イクセの姿形が歪んで……」


半透明の狐巫女「はぁ〜あ。お主らが変なことを吹き込むから、イクセが壊れてしもうた。お主らのせいじゃ」

フメイ「お前っ……! イクセに、何した……!!」

半透明の狐巫女「まこと、幼子の心は儚く脆い……。こうなってしまっては姫巫女としての力も半減じゃが……まあ反抗されるよりはマシじゃからな。はぁ〜こんな幼い子の心を壊してしまうなんて、お主らは血も涙もない冷血漢じゃのお〜」

フメイ「違うっ! お前が……嘘を、言った……!!」

半透明の狐巫女「どちらにしろ手遅れじゃ。わらわの言葉が真であれば、イクセの母は娘と国を破滅に追いやる畜生。わらわの言葉が偽であれば、イクセは正体不明の悪霊に言いくるめられて体を明け渡し国を破滅させた史上最悪の姫巫女。どっちに転んでも、幼いイクセのひわひわな心では耐えられん」
220 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 23:15:09.01 ID:5DJi5qRE0

クロシュ「……あなたは……誰なの……?」

半透明の狐巫女「わらわは――銀狐の怨嗟を受けて表象した、姫巫女の罪過。オノゴロを滅ぼす魔性の者。名前は特にないゆえ、好きに呼ぶが良い」

クロシュ「銀狐の……呪い……」

半透明の狐巫女「ま、そういうわけじゃ。お主らに恨みはないゆえ、速やかに島を出ていくなら追いはせぬ。もっとも……オノゴロを沈めた後、星の力を有したわらわがどう動くかは未定じゃがな?」ニヤニヤ

フメイ「……星を滅ぼすの?」

半透明の狐巫女「未定と言ったじゃろ! まあそれも楽しそうじゃが」

クロシュ「……」


半透明の狐巫女「ふわあ……昼間に引き続き夢の中でも働くと流石に眠くなるのう……。お主らもそろそろ帰るのじゃ」シッシッ

クロシュ「……イクセちゃん……治して」

いくせ「」デロデロ

半透明の狐巫女「無理じゃ。壊れた心を治す術などない」

フメイ「……」

半透明の狐巫女「おおっと、ここで暴れるのは止すんじゃな。壊れたとはいえ、ここはイクセの夢。下手に暴れればトドメを刺すことになるぞ? それはわらわも困るしの」

フメイ「………」


半透明の狐巫女「自分の足で帰れないというなら――わらわが送っていってやろう」ズオッ!

半透明の狐「」ピョンッ!


フメイ「!」

クロシュ「わ、狐さん……!」

 パクッ!

狐に咥えられたフメイ「わわあ!?」ジタバタ

狐に咥えられたクロシュ「んわわ……!!」ジタバタ

クロシュたちを咥えた半透明の狐「」シュタタタタッ

 夢の境界「」トプン…

 ◆
221 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 23:16:20.11 ID:5DJi5qRE0
―クロシュの夢
 集落

 夢の境界「」ポヨン

フメイ「んぐっ!」ドテッ

クロシュ「んゅっ!」ドテッ


ヴァン「クロシュちゃん、フメイちゃん!」

 *

―クロシュの夢
 診療所

ヴァン「姫巫女の正体は銀狐の呪いで表出した姫巫女たちの罪悪で、当代の姫巫女であるイクセちゃんはデロデロに溶けてしまっただって……!!?」

アリシラ「そんなことになってたんだあ……」

フメイ「うん……」

クロシュ「女神さま……イクセちゃん、治せる……?」

夢の女神「……呪いの影響で壊されてしまった心は、まず呪いを祓わないとどうしようもないかも……。治せるかどうかさえ、現時点ではわからないとしか言えない……。ごめんね」

クロシュ「……じゃあ、わらわじゃ巫女をやっつければ……いいの……?」

夢の女神「そういうこと」

フメイ「……わかった。あいつ……むかつくから、やっつける」

アリシラ「それでこそだよフメイちゃん! まあ私はちょっと状況を飲み込めてないんだけどね」

フメイ「……アリシラの方は、引っ越し、どうだったの?」


↓1コンマ
01-65 まあまあ(2/4)
66-95 良い感じ(3/4)
96-00 ??
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 23:19:15.30 ID:0lFFQii70
223 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 23:52:25.90 ID:5DJi5qRE0
夢の女神「引っ越しの準備は順調に進んでいます。上手くいけば、あと一晩か二晩でできるかと思います」

アリシラ「だそうです。よろしくね〜クロシュちゃん」

クロシュ「うん!」

フメイ「……」

 ☆姫巫女の正体を突き止めました

 ☆アリシラさんの夢引っ越し準備が進みました(2/4)

 ◆
224 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/07(月) 00:00:46.98 ID:JBC8PCf70
―オノゴロ諸島 霊峰の隠れ里 滞在13日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ラティアの大盾  飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖    防:竜のエプロン   飾:不死鳥の羽根

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀     盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:蜥蜴一文字    盾:灼鋼の盾     飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子  飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の刀     防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*6       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*0       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   闇の欠片        精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中    フリルワンピ水着    精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    フメイとアリシラの人形
魔導飯盒        ガラスのザリガニ    メルルの帽子
妨害魔力波発生装置   踊り子の双剣      溶岩石のアミュレット
属性大全        サボテンドラゴンの花  太陽のメダリオン
魔王図鑑        精霊のローブ      暗黒優待券
氷精の魔導書      精霊樹の杖[改]    冒険者証(ランク1)
ブラッドワイン*3               大魔女帝国渡航権
マッスルワイン*1               かたたたきけん
吸血鬼殺ワイン*1               大魔女帝国滞在許可証
魔術書「正負の属性」              風船印のパラシュート
吸血鬼の日焼け止め               ラティア勲章
日蝕の傘                    ユーシリア王家の紋章
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
晴れ乞い傘
チョコスムージー

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]
・アリシラの夢引っ越し[2/4]
・わらわじゃ巫女の企みを阻止する

◯努力目標
・リュウトウ中将をクロシュ勢力に引き込む
・わらわじゃ巫女の正体を探る(達成済)
・偽姫巫女の正体を調べる(達成済)
・アウルの出自を調べる(達成済)

◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)

◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[04/06]
・イリス  杖術[02/04] 魔法[06/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[05/16]
・ローガン 剣技[13/16] 魔法[05/08] 防御[04/08]
・エバンス 剣技[12/16] 魔法[02/08]
……………………………………………………………………………………
□オノゴロ諸島 霊峰の隠れ里
隠れ里:貸家、広場、市、茶屋、食堂、温泉、鍛冶屋、道場、神社、他
離れ山:森林、沢、廃村
……………………………………………………………………………………
225 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/07(月) 00:01:34.00 ID:JBC8PCf70
―朝
 霊峰の隠れ里 貸家

妖精「姫巫女が、銀狐の呪いだって!?」

クロシュ「えっと……銀狐の呪いで、罪悪感が……いっぱいになって……わらわじゃに、なったんだって……」

イリス「……つまり、姫巫女ではある?」

クロシュ「うん……たぶん……」

エバンス「アウルが妙に高い地位に就いてたのも、憎き朝廷や姫巫女の元で動いていたのもこれで説明がつくな。銀狐の恨みに端を発する話だったってわけだ……!」

ミスティ「……ままならないものね。当時の朝廷は、決して銀狐を見捨てたわけではなかったのに……」

イヨ「……結果として、銀狐は滅びてしまいました。当人たちからすれば……当時どれほど朝廷が努力していたとしても、全て無意味でしょう。もちろん、だからと言って銀狐の恨みを受け入れるわけには参りませんが」

アキト「……イクセ殿は……無事なのだろうか」

クロシュ「えっと……わたし、心の力が……少し使えるから……わらわじゃをやっつけたら、がんばってみる……!」

アキト「……すまぬ。お願い申し上げる……」


トキワ「……不死鳥の炎じゃ、心の傷は治せないの……?」

妖精「不死鳥の炎は命の熱そのものだから、心の負傷にも多少は効くよ。病気の時とかは心も弱くなりがちでしょ? そういう場合には効く。でもイクセの場合は、たぶん体の不調に関係した心の痛みではないと思うから……不死鳥の炎でもちょっと難しいかも」

トキワ「……そうなんだ」


 運命賽「」コロン

クロシュ「……?」ヒョイ

 運命賽「」グォン―

『明日、運命が大きく動きます……。クロシュさん……どうか、悔いのないように……』

 運命賽「」シュゥン…

クロシュ「??」キョロキョロ

妖精「クロシュ、どうしたの?」

クロシュ「……今……声が、聞こえた……」

妖精「え、声? 誰の?」

クロシュ「…………わかんない。でも……聞き覚え……あった、ような……」

妖精「なんて言ってたの?」

クロシュ「明日……運命が、おおきく動くって……」

妖精「運命が大きく動く……? どういう意味だろう……。ま、まさかアウルたちが何かするとか!?」

クロシュ「……わかんない……。でも……準備、しといた方が良いかも……」


オノゴロ諸島滞在13日目。ここは霊峰の隠れ里です。明日何かが起こります
↓1〜3 自由安価 何をする?
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/07(月) 00:02:04.76 ID:KblKq4Lso
セレナディアの夢を喰う力をクロシュが顕現させ、わらわじゃ巫女を喰ってしまおう
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/07(月) 00:02:21.17 ID:DJb/zW4m0
クロシュ 温泉でフメイとお話しする
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/07(月) 00:03:04.94 ID:mtq0i5lnO
シズクとおしゃべり
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/07(月) 00:07:13.64 ID:mtq0i5lnO
>>228 ごめん訂正します
シズクとおしゃべりして可能ならウォータースライムの欠片貰えるか聞いてみる
230 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/07(月) 00:15:14.03 ID:JBC8PCf70
というわけで本日はここまでとなります。次回は夢喰いスライム強襲編、温泉でフメイちゃんとカポーン編、シズクちゃんとモニョモニョしよう編です

ついに明かされるわらわじゃ巫女の真実。それは銀狐の呪いと罪悪感によって変質した姫巫女たちの闇の側面だった。砕かれたイクセの心は、デロデロに溶けて夢の中に沈み――暗黒のわらわじゃ巫女が、オノゴロの歴史に終止符を打たんと動き出す。クロシュは、幼い巫女のかなしみを救うことができるのか――

それでは本日もありがとうございました。次回は土日となります、よろしくお願いいたします
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/07(月) 00:17:27.53 ID:mVAQ6C+K0
乙です
フメイの反応見てるともしかしてアリシラの引っ越し計画を止めたほうが良いのかな?
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/07(月) 03:07:38.10 ID:POy9v4ivo
おつ
もう最終日だが準備不足が否めない
メイン組は最悪運命賽使えばいいけど…
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/07(月) 07:18:59.59 ID:KaM2sqHGo
おつです
こんな時にあれですが運命賽さんが意外と律儀でニッコリした
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/07(月) 13:14:23.22 ID:uShQziTvO

フメイちゃんが話してる横でクロシュさんの表情が忙しくてかわいい
火力と毒対策にはだいぶ恵まれたけどりゅうとう

当日どうなるか
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/07(月) 13:17:18.27 ID:uShQziTvO
途中送信スマソ
火力と毒対策にはだいぶ恵まれたけどリュウトウ中将を引き込めなさそうなのがどう響くか心配ではある…
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/12(土) 03:54:11.91 ID:pqPzEe0X0

わらわじゃ巫女の正体が銀狐の怨嗟だったのか。個人的にわらわじゃ巫女とアウルのやり取りはちょっと見てみたいところはある。
あと、準備不足なところはあるけどチートの不死鳥の力と運命賽があるからなんとかなりそう。
237 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/12(土) 18:04:35.00 ID:bqA4B6C70
アリシラさんの引っ越し計画は順調に進んでいる最中なので、ここから止めようとするのは難しいでしょう。いちおう夢の女神様が細心の注意を払って準備を進めているため、精神的に大きな問題が発生するリスクは低いと思われます

実のところ今回の行動ではどう動いてもリュウトウ氏をこちらに引き込めないため、努力目標が一つ達成できていない状態で明日を迎えることとなります。それがどのような運命をもたらすかは今のところ闇に包まれています。慎重に行くのが良いでしょう

運命賽さんは、クロシュちゃんをさん付けで呼ぶようです。増えたり減ったりを繰り返してはいますが、実のところ魔族国からの長い付き合いのようです。どのような考えかはわかりませんが、クロシュたちの味方だという点ははっきりしているかもしれません

クロシュ氏は口下手ですが感情は豊かなので、表情がコロコロ変わることがあるようです
実のところ単純な火力と毒対策でいえばものすごく強いと言えますが、リュウトウ中将を引き込めなかった点がどのように作用するかは今のところ未知数です

わらわじゃ巫女とアウル氏がどのような関係かは今のところはっきりしていませんが、目的を同じくしていることは恐らく確かでしょう
また、クロシュ一行が生き残ることに関しては実際かなり優位であると思われますが、他の点は闇に包まれています
238 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/12(土) 18:05:09.23 ID:bqA4B6C70
―霊峰の隠れ里
 ひのき風呂

 カポーン

フメイ「ふう……」チャプン

スライムクロシュ「〜〜…♪」デロデロ

フメイ「クロシュ、お風呂の時にデロデロになるのは相変わらずだね」

スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ

フメイ「うん……」


フメイ「……」

スライムクロシュ「……」デロデロ

フメイ「……」

スライムクロシュ「……」デロデロ

フメイ「……クロシュは……フメイのこと、止めたがってたよね」

スライムクロシュ「……」モニョ

フメイ「………アリシラの中でみんな生きてて……クロシュの中に引っ越しせば、みんなずっとしあわせにいられるなら…………フメイ……もういいのかな……」

スライムクロシュ「――」モニョ―

フメイ「…………なんでもない。クロシュに聞いて良いことじゃなかった」

スライムクロシュ「〜〜…」モニョニョ…

フメイ「……」

スライムクロシュ「……」


↓1〜3 フメイちゃんと話すこと
1.これからのこと
2.アリシラのこと
3.集落のみんなのこと
0.自由安価(内容により部分採用または不採用となる場合もある)
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/12(土) 18:06:47.64 ID:8DIYxv9b0
2
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/12(土) 18:07:44.52 ID:MOnyR0tC0
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/12(土) 18:08:32.12 ID:M9uPOAKpO
2
242 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/12(土) 18:15:18.12 ID:bqA4B6C70
少しわかりにくいですが実はこれは多数決ではないので、2と3は確定としてもう1つ話す内容を選ぶことができます

↓1
1.これからのこと
0.自由安価(内容により部分採用または不採用となる場合もある)
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/12(土) 18:17:14.75 ID:5HkfY+Q6o
0
ブラッドという同じカリスに創られたスライムのこと
244 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/12(土) 19:40:01.29 ID:bqA4B6C70
フメイ「……クロシュ……アリシラのことなんだけど……」

スライムクロシュ「?」モニョ

フメイ「……アリシラ……もう終わりにするって、言ったの」

スライムクロシュ「!」モニョ!

フメイ「みんながクロシュの中でしあわせに生きられるなら、それでもういいって……」

スライムクロシュ『わあ……!』モニョニョ!

フメイ「でも……本当に本気で言ってるのか、わかんない……」

スライムクロシュ『そうなの……?』モニョニョ…

フメイ「うん……。みんながしあわせにいられるなら……復讐する理由も、あんまりない……。でも……フメイも、そうわかってるはずなのに……人間とか、悪い奴らを許せない気持ちは……消えない……」

スライムクロシュ『……』モニョ…

フメイ「……アリシラは……フメイ以上に、そういう気持ちが大きい気がする……。だから……諦めるっていうのは、嘘で……。フメイを遠ざけて、自分だけで世界樹の光を集めに行こうとしてるんじゃないかって……」

スライムクロシュ『……』モニョニョ…

フメイ「自分の中にいるみんなをクロシュに引っ越させるのも、巻き込まない為なんじゃないかって思う……。今のアリシラ、ふざけてるように見えて、お布団の中で泣いてたりするし……」

スライムクロシュ『……それなら……わたし、説得、する……!』モニョニョ…!

フメイ「うん……。まあ、アリシラの本心がそうだって決まったわけじゃないけど……。もしそうだったら、フメイも説得する。お引越しが終わるまでは一緒にいると思うから、猶予はあると思う」

スライムクロシュ『フメイちゃんも、これから、一緒……?』モニョニョ

フメイ「……クロシュが、それでもいいなら……そうする」

スライムクロシュ『わあ……!』モニョニョ!

フメイ「だから、アリシラがもし変なこと考えてたら……ちゃんと、止めよ」

スライムクロシュ『うん……!』モニョ!

 *

フメイ「ところで、集落のみんなのことなんだけど……クロシュの中に入ったら、あの夢で見た世界で暮らすことになるの?」

スライムクロシュ『うん。たぶん、そうだと思う……』モニョモニョ

フメイ「そうなんだ。まあクロシュが大丈夫なら、大丈夫かな……?」

スライムクロシュ『うん』モニョ

フメイ「……クロシュの中で生きられるなら……それで、良いんだよね……」


↓1コンマ
01-70 うん
71-90 分体にすればお外に出せるかも
91-00 ??
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/12(土) 19:41:43.61 ID:3yqhzA8/O
246 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/12(土) 20:31:54.33 ID:bqA4B6C70
スライムクロシュ『うん……たぶん、いいと思う』モニョモニョ

フメイ「わかった」

スライムクロシュ『……でも……えっと……』モニョニョ

フメイ「?」

スライムクロシュ『もっと良い考えが……あるような気もする……』モニョモニョ

フメイ「そうなの?」

スライムクロシュ『……気がするだけ、かも……』モニョニョ…

フメイ「……気になる」

スライムクロシュ『んゅ……お、思いついたら……言う……』モニョモニョ

 *

スライムクロシュ『そういえば……フメイちゃんは、ブラッドちゃんって、知ってる……?』モニョモニョ

フメイ「ブラッド……?」

スライムクロシュ『えっとね……。カリス・ノーランドに造られた、赤いスライムさん……』モニョモニョ

フメイ「あ……! し、知ってるかも……」

スライムクロシュ『わあ……!』モニョ…!

フメイ「……フメイが生まれたばかりの頃……血みたいに赤いスライムが、いろいろ教えてくれた……」

スライムクロシュ『そうだったの……!?』モニョニョ

フメイ「うん……。すごく厳しくて、何回もべちべち叩かれたけど……でも、フメイに生き方とか心構えとかを叩き込んでくれた……とも思う……」

スライムクロシュ『わあ……』モニョニョ

フメイ「フメイが、一人で戦えるようになった頃……何かの任務で戦死したって、聞いた……。でもフメイ、あの人が簡単に死ぬとは思えなかったから……もしかしたら、って思ってて……」

スライムクロシュ『うん……!』モニョ

フメイ「もしそのブラッドが、あの人なら……お礼、言いたい」

スライムクロシュ『うん!』モニョニョ

フメイ「………でも、その……クロシュは、大丈夫なの?」

スライムクロシュ『ほえ……?』モニョニョ

フメイ「……えっと……言っては何だけど……あの人、クロシュみたいな子には特に厳しかったから……」

スライムクロシュ『う、うん……。ブラッドちゃん……いつも、わたしに怒ってるかも……』モニョニョ…

フメイ「やっぱり……」

スライムクロシュ『で、でもね……前に、わたしの言うこと、聞いてくれた……! だから、お話、できる……!』モニョモニョ

フメイ「そうなんだ……けっこう丸くなったのかなあ」

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