【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part6

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

145 : ◆eAA16RTlRw2e [sage saga]:2025/03/25(火) 23:05:48.08 ID:Bwc0Ly9v0
 ―番外―

―海

 魔導クルーザー「」シャーッ

暗黒行商クーちゃん「ふう〜、やっぱり魔導クルーザーの乗り心地は最高ね! 大枚はたいた甲斐があったわ!」

クーちゃん「そして次なる目的地はオノゴロ諸島! 謎の荒れ波で貿易が途絶えているとかいう今がチャンス! 中級品でも海外の品なら高値で売り捌けるに違いない! うっひひひひ……!!」

クーちゃん「しかし……」

 遥か遠くまで広がる大海原「」

クーちゃん「暇ね……。目的地さえ設定しちゃえばほとんど自動で運転してくれるし……」

水の精霊『ちなみにこの魔導クルーザーは精核不使用だよ〜。暇な精霊が航行を手伝ってあげる契約になってるんだ〜』

クーちゃん「……そもそも自動運転って何なのかしら。機械都市の自律型魔導機械は精核とかいうパーツを使って実現してるらしいけど、これはそういうのも使ってないみたいだし……」

水の精霊『クーちゃんはそこまで感覚が鋭くないみたいだから私たちの姿や声は知覚できないみたいだね〜』

クーちゃん「……まあいいか! イスファハーンで買った映像水晶で録画演劇でも見てましょう」

水の精霊『私も見てみよ〜』

 ◇

 映像水晶『金糸の姉妹人形に愛されすぎて夜も眠れない 中編に続く!』ポン

クーちゃん「ああ〜!! なんでそこで終わっちゃうのよおお〜!!」

水の精霊『続きは!? 続きはどこで見れるの!!?』

クーちゃん「はあ……きっと原作か脚本の人がものすごく遅筆なんでしょうね……。仕方ない、中編が出るまで大人しく待とう……」

水の精霊『そんなあ〜待てないよお〜〜!!』

クーちゃん「ひとまず今はオノゴロでの商売に備えて――ん?」

 凪いだ海「」――

クーちゃん「……あれ? おかしいな……もうオノゴロの近海に入ったはずなのに、なんで波が荒れてるどころか、こんなに……」

水の精霊『ああああ〜〜しまった〜〜!!! 演劇に夢中でこの海域に入っちゃった〜〜!!!』

クーちゃん「ここは一体――」

幼い少女の影「」ヌッ

クーちゃん「……ひっ!!?!?」

幼い少女の影「……」スッ

クーちゃん「はぐっ……」コテッ

水の精霊『わあああああ!!!!! クーちゃん耐えて耐えて〜〜!!!!』アタフタ

 魔導クルーザー「」シャァァァァ――ッ!!

 ☆錯乱した水の精霊により、魔導クルーザーは大陸方面に引き返していきました……

 ◆
380.80 KB Speed:8.4   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)