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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part6
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13 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 15:40:04.93 ID:uQlfAxuF0
◇登場人物:国際商業都市イスファハーンその2◇
【名前】シュヴィア・オーデルシュタイン
【種族】オリハルスライム
【性別】男
【年齢】1200
【容姿】煌めく黄銅色のスライム。人間に擬態する際は、むすっとした顔のスーツを着た黄銅髪の青年の姿をとる。
【性格】気難しい
【魔法】空間魔法
【備考】オリハルスライムの中でも希少金属の含有量が大幅に高く、オリハルコンそのものスライム。レア中のレア。何しても物理的なダメージは受けない。しかし希少なスライムだと追いかけ回され攻撃され、それで身体が傷付くことはないが心が痛くて仕方がない。レアというだけで誰も受け入れてくれない恨みつらみが現在の彼を形作っており、基本的に同じオーデルシュタイン家の者かスライムにしか心は開かない。人間、特に冒険者は嫌い。
攻撃されるトラウマから強力な兵器や私兵、諜報機関を作り上げた。反撃能力を越えて他国と大戦争でもするつもりかという武力を備えてしまっている。大昔に存在したと言われるスライムの王国を復活させることが夢。スライムたちが幸せで脅かされず安寧に生きていくためには武力が必要と結論付けた。
今でもスライムが安心して暮らせる国を作る夢は変わっていない。しかし誰かを犠牲にするようなやり方は取るべきでないと、方法についての考えは改めている
最近デロデロ教なる新興宗教の思想を耳にし、少し興味を抱いた。犠牲者が出ない方法であれば悪くない気もする……しかし未知の方法である以上、想定外のリスクも懸念される。というわけでしばらくは静観するつもりでいる
【名前】グラドス
【種族】阿修羅
【性別】男
【年齢】34
【容姿】癖毛で長い黒髪。焼けたかのような赤い肌。一見長身痩躯だが筋肉質ないわゆる細マッチョで、四本の腕を有する。獰猛な野獣を思わせる野性味溢れる面構え。
【性格】三度の飯より戦が好きな生粋の戦闘狂。堅気の人間に(積極的には)手を出さない主義で、戦闘が絡まなければ気の良いあんちゃんでもある。イスファハーンの中では善良な人物。
【魔法】天
【備考】シュヴィア・オーデルシュタインが運営するオーデルシュタイン軍警に務める精鋭の一人。なおオーデルシュタイン軍警は戦闘や警備業だけでなく、傷病者への各種支援や福祉、基地や街道をはじめとしたインフラの整備など幅広い分野の産業を担う巨大複合企業でもある。
グラドスはイスファハーンに古くから存在する名門の一族の当主で、野性的な顔立ちとは裏腹に古風な話し方をし頭も良く一族の当主としても前線の指揮官としても非凡な才覚を見せる。
己の生き方を何よりも優先するタイプで、それゆえに自身も前線に出て強い者に戦いを挑む癖がある。
王国の異種族排斥に対しては「気に食わない」と思う反面、闇雲に戦争することには反対であり、シュヴィアには王国内の穏健派や反体制派への支援、異種族の保護などを推進し避戦を働きかけるよう提言している。
魔法を剣に纏わせて戦う魔法剣士で薙刀と投げナイフが武器。防具は急所を守る程度の軽装。
手数の多さと初見の敵でも弱点を見抜き攻める洞察力、対応力の高さなど攻撃能力が非常に高いのが特徴で、四つの魔法を合成するという切り札を持つ。
先日の一件でオーデルシュタイン製のミサイルに敗れたことを反省し、最近はミサイルを撃つ相手を想定した戦闘訓練を行っている
訓練の結果グラドスは投げナイフ等の飛び道具でミサイルを着弾前に撃ち落とせるようになったが、他の兵士のほとんどはそれを真似できなかった
【名前】シモンズ・オーガス
【種族】人間
【性別】男
【年齢】45
【容姿】青髪でリーゼント。マッチョの大男。タバコを咥えている。ハンマーを装備している。
【性格】情に厚く涙もろい、豪快な性格。
【魔法】岩石魔法(地属性の亜種で岩石を操る事が出来る)
【備考】シュヴィア・オーデルシュタインが運営するオーデルシュタイン軍警に務める精鋭の一人。元傭兵をやっていた事があり、武器や兵器など詳しい。誰かを守りたいと思う気持ちがあって都市の防衛や治安を守っている。本人の性格から魔物にも人気がある。ハンマーで豪快に攻撃したり岩石魔法をハンマーに纏う事も出来る。もちろん岩石魔法で攻撃も出来る。どんな攻撃を受けても最後まで立っていた伝説がある。
先日の一件でオーデルシュタイン製のミサイルに敗れたことを反省し、最近はミサイルの爆発にも耐えられるよう自己強化の鍛錬に励んでいる
訓練の結果シモンズはミサイルの爆発にある程度耐えられるようになったが、他の兵士のほとんどはそれを真似できなかった
【名前】ハイド・ストーク(襲名制であり、真の名前及び何代目かは不明)
【種族】不明
【性別】不明
【年齢】不明
【容姿】全身を黒装束に包んだ黒い仮面の怪人。他者の姿に化けることもできると言われている
【性格】不明。仕事の際は徹底して無言
【魔法】誰も見たことが無く不明(人外の領域の暗殺術と体術を持つ戦闘能力のみが知られる)
【備考】オーデルシュタインが保持する最も優れた諜報員。かなり謎が多い
オーデルシュタインの精鋭諜報員は全員がこれと同じ格好をしており、言葉を介さずに意思疎通するため、誰がハイド・ストーク本人かは当主であるシュヴィアですら簡単にはわからないという
そういった事情から、ハイド・ストーク多重分身説や実在しない説など、一部の者たちの間では様々な憶測や噂が語られている。そういった根拠のない噂を流させることも自分の身を隠す術の一つなのかもしれない
なおオークション会場でクロシュが話しかけられた影の薄い人とは、実のところこのハイド・ストークだった。彼はあの場でクロシュたちとただ話しているだけのように見せて、実のところクロシュと妖精に認識を誤らせる術をかけていたのだ。それが魔法なのか、それとも別の何らかの技術によるものなのかは不明である
シュヴィアがスライムであることを知っており、かつシュヴィアに信頼されている数少ない人物の一人
【名前】マリッサ=マガジン
【種族】人間
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】金髪ショートで青い服を着た女性
【性格】普段は冷静沈着だが可愛い「女の子」を見ると理性を失い暴走する
【魔法】土や布でできた人形を操る魔法や、光魔法が得意
【備考】イスファハーンの文化・芸術を支える一族の当主。
自分のミスで友人を死なせた過去を持ち、彼女の精巧な魔導人形を製作する研究を続けている。
先日の一件を経て、とりあえず多額の研究費を得られるようになったため、今は後ろ暗い真似をしてまで研究費を稼ぐ必要がなくなった
ユーシリア帝国のパティ魔術顧問とは古い知り合い。かつては亡き友人と共に切磋琢磨し合う魔女仲間だった
魔族国のフラナとも面識はあり、薬品や研究のことで時々意見交換を行っている
14 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 15:41:25.73 ID:uQlfAxuF0
◇登場人物:大魔女帝国その1◇
【名前】クローディア・トゥルーエンド
【種族】不死鳥
【性別】女
【年齢】2000
【容姿】典型的黒い魔女服に唾の広い魔女帽子に豪華絢爛な杖を持つ。白銀の長髪と泣きぼくろがチャームポイント。ドヤァ顔系美人。真の姿はひたすらに鮮やかなオレンジ色の焔に包まれた荘厳な不死鳥。
【性格】傲慢不遜でワガママで誰よりも臣下を想う優しさを持つ寂しがり屋。どんな人であっても臣民は愛を向ける対象。承認欲求の塊であり讃えられることが大好き。
【魔法】基本的にどんな魔法でも使えるがユニーク属性としては与える魔法と奪い去る魔法を使える。あらゆる何もかもを他者に与えることができ、あらゆる何もかもを奪い去ることができる。これで星から直接魔翌力を吸い上げている。
【備考】クロシュとフメイの関係と同じようにかつてはクロシュヴィアとは親友であり、理想の世界を話し合ったりした。早々に諦めたクロシュヴィアとは違い理想郷建設のために数千年を費やしついに大魔女帝国という理想の箱庭を作り上げた。帝国には納税の義務がない、大魔女の強大な魔翌力で食材も自動で生産され、インフラも稼働し、医療魔術で健康寿命もとても長い。娯楽に溢れ文化的で何物からも守られた無菌室のごとき帝国はまさにこの世の楽園だと彼女はとても満足している。もはやこの楽園に浸った者は他国で生きることはできないだろう。でも大丈夫ここは楽園。もう地上になんて降りる必要はないのだから。
空中楽園都市が地上に落ちた後は、星から吸い上げていた魔力もせき止められ、以前までの楽園は消え去った。現在は楽園都市が不時着した荒原を開墾し、国内における各種自給率を確保しようと奔走している
国内統治の傍らでカリス・ノーランドの行方も追っている。大魔女帝国に仇なす者には然るべき末路を迎えてもらわなければならない
【名前】クロ
【種族】風船スライム
【性別】なし
【年齢】不明
【容姿】中性的な見た目をしたセミロング黒髪低身長お子様。大魔女からとある指輪を持たされておりこれで大魔女とテレパシーで連絡しあうことができる。
【性格】とてもほんわかした優しげな性格。でも主張ははっきりするタイプで大魔女にも強めのツッコミをいれることもある。
【魔法】浮遊魔法と消滅魔法
【備考】かつて世界を荒らした魔王の一体であったが大魔女に討伐され、元の姿に戻された。その後魔王だった部分の巨大な遺骸は改造されて大魔女帝国の空中楽園都市を浮遊させるための気球として利用された。
以前は魔王だった頃の記憶も力もほとんど持っていなかったが、留学生と身分を偽ってやってきたカリス・ノーランドの奸計に嵌められ、魔王として再覚醒させられた。
その後クロシュたちと大魔女の協力により、再び魔王部分は分離し、風船スライムとしての自分を完全に取り戻す。
事件の後も楽園都市の教授兼大魔女の秘書として活躍しており、もちろん大魔女のことは大好き。クロシュのことも好き
少し前にクロシュの友達のフメイと知り合い、故郷を失った者同士としてたくさんのことを話した。最終的な意見は合わなかったが、互いに考えを深めることができたし、クロシュちゃんのお話もできたので良かったと思っている
それはそれとして、少し自分に似た気配を纏っていたもう一人の少女のことが少し気になった
【名前】ロディナ
【種族】人工生命
【性別】女
【年齢】製造から10年経過している
【容姿】黒髪短髪の無表情女。モデル体型の絶世の美女。
【性格】とても淡々としている
【魔法】大魔女に教わった数々の魔法を扱える。
【備考】大魔女によって創られた魔術(ホムンクルス技術)と科学(ロボット技術)の複合人工生命。人間と見間違う出来であり、帝国の技術レベルの高さを体現しており、帝国全土のシステムの保守管理を行えるスペックの高さがある。それでも大魔女は内心失敗作扱いしている。ほんとはお喋り友達として創ったつもりなのに感情がほとんどなかったのだ。だからもっと色んな人と交流して感性を育んで欲しいと今は帝国来訪者の対応係を任している。最近知らない人と接するのは苦手だなって陰キャ的感情が湧いているのは内緒、仕事に不満は言わないタイプ。
楽園都市落下後も、大魔女帝国を来訪する者への対応を担当している。しかし地上に落ちたことによって物味遊山に訪れる旅人が増え、ロディナの心労も増している
ホムンクルスも異動願とか出して良いのだろうか……と最近思い悩んでいる
【名前】ティリウス・フォートレシオ
【種族】エルフ
【性別】男
【年齢】1600
【容姿】鮮やかな緑髪が似合うイケメン
【性格】色々雑な性格、基本的に丁寧口調。
【魔法】植物降臨魔法
【備考】大魔女ファンクラブ親衛隊の一人にして大魔女万歳教徒の一人。空中都市の上でも緑が溢れているのは彼のおかげだった。芸術家肌で街路樹一つとってもこだわりがある帝国専属庭師。世界でも有数の美しい国立公園を作った。実はティセリアの兄であり妖精とも面識がある。
フォレスティナから外の世界を旅行中に大魔女と遭遇、意気投合していつのまにか臣民になる。フォレスティナが色々大変なことになってることは知っていたけど妹は優秀だしまあ大丈夫だろと雑な判断。それに帝国の居心地が良すぎて戻る気があんまりない。
楽園都市落下後は植物魔法の腕を振るって周辺の荒原を開墾している。里帰りをしている暇はまだなさそうらしい
最近は開墾もかなり進み、食料の自給自足もできるようになりつつある。もう少し安定したら里帰りしてやっても良いかな〜と呑気に考えている
15 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 15:42:25.84 ID:uQlfAxuF0
◇登場人物:大魔女帝国その2◇
【名前】ルーファス・ライブリー
【種族】人間
【性別】男
【年齢】22歳
【容姿】ぐるぐるメガネをかけたひょろっとした男性
ちなみにメガネを外せば実は今までに登場した男性キャラの中でもトップクラスのイケメンなのだが、視力が悪すぎてメガネが欠かせないため彼の素顔を見られ
るチャンスは限りなく低いだろう
【性格】魔女への愛が強すぎる魔女オタク。喋り方も典型的なステレオタイプのオタクであり一人称は小生
【魔法】解析魔法。対象のデータを瞬時に把握することが出来る
【備考】大魔女帝国に住んでいる男性で、魔女オタクとして良くも悪くも有名な人物
自身が扱う解析魔法の力で魔女たちのデータ収集をすることが趣味なのだが、この魔法は身長や扱う魔法などの基本的な情報からスリーサイズなどの際どい情報
まで分かってしまうため、過去に魔女サイドからとんでもない大目玉をくらったことがある
その後健全に魔女を応援するという条件で許されたのだが、テンションが上がるとどこからともなく光る棒を持ち出し謎の踊りを踊りだしたりすることがあり、
魔女たちからは何とも生暖かい眼差しを向けられている
楽園都市落下後は、解析魔法を活かして地質調査や環境の分析等を行い大魔女やティリウスに報告している
少し前にテラヌス砂漠方面より来訪した旅の踊り子にうっかり興奮して解析魔法をかけてしまい、大魔女に殴られた
一番好きなのは魔女だが、シスターとかバニーとか踊り子とかも好きらしい
【名前】ユキ=チヒョーガ
【種族】雪女
【性別】女
【年齢】14歳
【容姿】青髪ロングで白い肌の少女。青と白の縞模様の服を着ている。
【性格】クールぶっているが内面は熱い性格。
【魔法】当然氷魔法。
【備考】大魔女帝国に住んでいる。元は東の果ての隠れ里に住んでいたが、強くなるために大魔女帝国に移り住んだ。帝国の魔法学園で勉強中。
楽園都市落下後は魔法学園がしばらく休校となったため、学友たちと共に研鑽に励んでいる。目標はミスティのような強い氷魔法使いになること。
最近オノゴロ付近の海流が荒れている噂は既に聞いており、家族やオノゴロの友人、そしてオノゴロに向かったミスティたちの身を案じている
【名前】トム・ライヤス
【種族】人間
【性別】男
【年齢】14
【容姿】オレンジ髪で短髪ツンツンヘヤ。赤色のパーカーを来ている。斧を背負っている。
【性格】明るく、ポジティブな性格。
【魔法】マグマを操る溶岩魔法と炎魔法を使う
【備考】大魔女帝国に住んでいる。火山島出身でモーリィや猫おじさんのことも知っている。斧戦士の一家に生まれで斧を装備している。斧の扱いが上手いがまだ修行中。武術と魔法を上げてさらに強くなりたいと思っている。現在は魔法学園に通って勉強している。
楽園都市落下後は魔法学園がしばらく休校となったため、学友たちと共に研鑽に励んでいる。結局炎属性の少女とは会えなかったが、大気に揺らめく炎の気配が良い刺激になったらしい
目標はバーニングスライムよりも熱い炎を出せるようになること
【名前】トリル・フェリア
【種族】人間
【性別】男
【年齢】15
【容姿】白髪をして柔らかい髪質をした小柄な少年。ぱっと見女の子。
【性格】大人しくてどこかぼんやりしている
【魔法】絵画魔法(書いた絵が実体化する)
【備考】大魔女帝国に住んでいる。魔法学園の生徒でもある。テラヌス・ウルスの出身でリアンノンの幼なじみ
楽園都市落下後は魔法学園がしばらく休校となったため、学友たちと共に研鑽に励んでいる。都市の落下によって出身地であるテラヌス・ウルスと距離が近くなったこともあり、情勢が落ち着いたら帰郷してリアンノンに会ったり、旅スライムのクロシュと一緒にお絵かきをしたことについて話したりしたいと思っている
そしてついに先日帰郷し、リアンノンと会って思い出話やクロシュ話に花を咲かせた。故郷で族長として頑張っているリアンノンの姿を見て、自分も頑張ろうと決意を新たにしたという
16 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 15:43:32.53 ID:uQlfAxuF0
◇登場人物:大魔女帝国その3◇
【名前】ヨハンナ・ワイズ
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】23歳
【容姿】白髪長髪。身長は175cmでスラリとしたモデル体型。美人。清楚な雰囲気がある。
【性格】おしとやかな性格だが男性やスライムが苦手で思わず手が出てしまう。
【魔法】声魔法 相手をぶっ飛ばす程の威力を持つ大声を放ったり、魅了、睡眠などの効果を持つ歌声を出すことができる。
【備考】大魔女帝国に住んでいる。人気のオペラ歌手で歌が好き。幼い頃ににスライムに襲われ、命を奪われそうになったことがあり、スライムに対してトラウマがある。例えクロシュがどんな言葉をかけても消えることはない程のトラウマがある。人や物に擬態している状態のスライムでもすぐ見抜ける。大魔女帝国に住んでいるのもスライムがいないと思ったからである。男性がなぜ苦手なのかは謎である。護身術を習っており、男性相手だと柔道の投げ技をぶっ飛ばして、スライム相手だと投げ技のほか魔法で攻撃してしまうことがある。
楽園都市落下後も芸能活動は続けており、開墾に携わる人たちを元気づける歌を披露している
スライム類のことは未だに苦手意識があるが、以前のように問答無用で攻撃することはなくなった
先日テラヌス・ウルスで特別講演を行った際、噴水の周りで飛び跳ねる砂漠スライムの群れを見て悲鳴を上げそうになったがなんとか踏みとどまった
【名前】クリスティーナ・アムニジア(クリス)
【種族】魔女
【性別】女性
【年齢】17
【容姿】髪は桃色のロングストレート。可憐かつ清楚な雰囲気でスタイルの良い美少女
【性格】穏やかで明るく、人当たりが良い女性。親しくなると掛け合い漫才みたいな会話もしてくるようになる。歌が大好きな頑張り屋さん
【魔法】歌に魔力を込めて聴いた人達の心身を癒したり、元気づけたりする
【備考】大魔女帝国に住んでいる。人を惹きつける容姿と親しみやすい性格、抜群の歌唱力により人気を博している
他国に訪れたことがあり、自国が良く思われていない現状を理解している。他国で歌ったこともあり、17歳で既に他の国でも結構人気
魔力量はかなりのもので、大魔法使いになれるポテンシャルを持つ
ダークヒーローイリスのファン
楽園都市落下後も芸能活動は続けており、開墾に携わる人たちを元気づける歌を披露している
ダークヒーローイリスのテーマソングがヒットしたことで風雪新聞の記者からダークヒーローイリス物語の公式歌手にならないかとオファーを受けたが、個人的な活動に留めたいとの意向で断った
テラヌス・ウルスで行われた特別講演の時は郷に従うという名目で踊り子衣装に身を包み、新規ファンの獲得に成功した
【名前】スール・ヤーレン
【種族】ラミア
【性別】女
【年齢】1257歳
【容姿】緑髪ロングの女性、上はノースリーブシャツで下半身は蛇。巨乳。
【性格】金にうるさい守銭奴。酒好き。
【魔法】炎・地・風・水魔法
【備考】大魔女帝国に住んでいる。魔法店を営んでおり魔法やアイテムの研究でひと山当てようとしている。フラナとは知り合い。
楽園都市落下後も商売は続けており、商魂はむしろ高まっている
同居人のフローレンスが最近腐り始めたことについては、以前にも似たような腐り方をしたことが何度かあったので、割とよくあることとして放置している
高原開墾の影響で栄養ドリンク等の需要が高まっており、最近はかなり儲かっている
【名前】フローレンス・アルカード
【種族】吸血鬼
【性別】女
【年齢】500
【容姿】青色の癖毛に赤い目の黒衣を纏った少女。幸薄そうな雰囲気がある。
【性格】めんどくさがり
【魔法】ユニーク属性:建造物創造魔法
【備考】魔族がどうの人間がどうのって世界の色々めんどくさいしがらみを見続けた結果、地上に愛想を尽かして機動要塞に乗る。煩わしい全てから守ってくれる大魔女には高い忠誠を誓っている。大魔女帝国内の工場やビル群は彼女が作った。
バイオレット姉妹とはかつて親友であり、魔族国を建てるようなアグレッシブさには昔から憧れがあった。姉妹の過去や確執を全部知っている。
楽園都市落下後は煩わしい地上での生活に戻ってしまったことで消沈しており、ティリウスから温室建築などを依頼されているがあまり捗っていない
姉妹喧嘩にいそしむ最近のバイオレット姉妹にも割と失望しており、地上に落ちた落胆も相まって、何もかもどうにでもなれという思いが強まっている
最近ようやく地上生活を諦めて受け入れ始め、依頼の建築に取り掛かり始めた
17 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 15:45:29.24 ID:uQlfAxuF0
◇登場人物:浮島国ラティア・ヘイヴンその1◇
【名前】ロムリン・ライト・ドン・ラティア
【種族】亡霊
【性別】男
【年齢】享年24歳
【容姿】蒼い目の茶長髪の青年。眼鏡を掛けている。ちょっとおでこが広い。宝石の装飾されたローブ、冠を着用。足元は薄くなってて見えない
【性格】努めて厳格であるようにしているが、本来は穏やかな性格。
【魔法】延命魔法。物であれ生命であれ現状を維持する事が出来る。自分にも行使しているが、流石に永遠にとはいかないらしく、最近は体が透けてきている
【備考】ラティア・ヘイヴン最期の王様。雷霆の魔王の脅威に対し、残った人員を奮い立たたせて封印までこぎ着けた立役者。
散っていった命に対する責任として、自身を生きているとも死んでいるとも言えない有様にし封印を延命している。
雷霆の魔王の封印を守るため、そして封印の強化もしくは魔王討伐を託せる者か判別するために幾つかの侵入者用試練を城の中に用意している。
長いこと封印維持に協力してくれているゴーレムのゼーレシルトとしか会話できていなかったため、実は生身の相手との会話に飢えていた。
先日の戦いを終えて雷霆の魔王を完全に滅ぼした後、延命魔法による維持も限界を迎え、亡き妹や民が待つ空へと還っていった
【名前】セイラ
【種族】大盾のゴーレム
【性別】女
【年齢】約10000歳(幻影の外見年齢は10歳前後)
【容姿】緑髪のロングを後ろで一本の三つ編みお下げに纏めている小柄で華奢な少女。巨大な盾を浮かせている。
【性格】気弱で臆病で泣き虫(姫さまモード時)。大盾覚醒時は、物静かで責任感が強い性格に変わる
【魔法】守護魔法(盾の前方だけでなく側面や背後等の死角含めて、彼女への物理・魔法攻撃をシャットアウトする)
【備考】
勝手に動く盾型のゴーレム……と肝試しをした空妖精達には認識されていた。実際、その正体は大盾のゴーレムだった。
大盾の近くにいる小さな女の子の姿は、大盾に搭載された反重力装置の予期せぬ動作によって現れた幻影のようなもの。
発見当時は記憶喪失を失っており、食べ物や睡眠を取らなくても死ななかったので、自分のことを亡霊だと思っていたらしい。
雷霆の魔王との戦いの前に記憶と本来の力を取り戻し、魔王との戦いでは身を挺して皆を守った。
魔王を滅ぼした後は廃都の工房に住み、工房の手伝いをしたり空妖精たちの遊びに付き合わされたりしている。
またいつか、クロシュたちが訪れる時を楽しみにしている。
【名前】ベルトーネ・ゴールドフェルド
【種族】悪魔(自称)
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】黒の長髪に紅い瞳を持つ身長140cm程の小柄で平坦な少女。容姿は整えられておらず、いつもジャージを着用している芋女子スタイル。
【性格】受動的かつ内向的。属性は混沌・中立。悠々自適にして和光同塵。毎日を怠惰に過ごしたいマイペースな怠け者。何よりも自分の自堕落生活を優先するが、他を害してまでは望まない。
【魔法】闇属性全般を高い練度で扱える。特に相手を惑わし、弱らせ、掌握する分野が得意。
【備考】
いつの間にかラティア古城の王族の私室に居座っていた自称悪魔のぐうたら娘。略称はベル。
「大昔にこの世界に召喚されて主と契約したが、完遂前に主が死亡して失効。自力での帰還は望めず、しかし死んで戻るのも嫌なのでそのまま現界し続けている。」……と語るが真偽は不明。証明する手段もなく、本人も疲れるのを理由にあまり話したがらない。突然現れた事といい素性は怪しいものの、害意(とやる気)は感じられないので黙認されている。
怠惰な生活をする為に頑張るタイプ。いつもの怠けっぷりからは想像が付かないが、実はどんな事でも完璧に熟せる器用万能型。かつての"契約"も悪魔の仕事として真面目に取り組んでいたらしく、やらなきゃいけない事はちゃんとやる人物。
彼女曰く、自分は怠惰を司っていて、同輩の悪魔が6人いるらしいが、当然真偽不明である。
雷霆の魔王が完全に滅びた後も、依然として王族の私室に居座りだらけた日々を過ごしている。地上に興味がないわけではないらしいが、魔王との戦いでは頑張りすぎたのでしばらくは外出したくないらしい。
【名前】ジェミニ・クリスト
【種族】エルフ
【性別】男
【年齢】約2500歳(睡眠時間も含めると約12500歳)
【容姿】見た目は20代の青年。白髪で天然パーマ。長い耳
。左耳にイヤリングをしている。星座が描かれている紫色のローブを着ている。先端に水晶玉がついている杖を持っている。古風な口調。
【性格】おおらかで落ち着いている。知識と経験が豊富。面倒見がいい。
【魔法】水晶魔法(水晶を生み出し水晶の武器、防具を作りだすことができる。他にも様々な攻撃ができる)、風魔法
【備考】昔は城の宮廷魔術士を勤めていた。
魔王の封印結界を見張るため城から少し離れた所で長期睡眠を行い、封印結界の異常を感知して目覚めた古代エルフ。
優れた魔術の腕を持ち、エルフ界でもその名を知らない者はいないくらい有名な人物。精霊も見える。杖の先端にある水晶を使った占いが得意。水晶魔法での攻撃と竜巻やかまいたちなどの風魔法を主にしている。風魔法を利用して空も飛べる。
雷霆の魔王を完全に滅ぼした後は、城から少し離れた所に住み始めた(城に住むことも考えたが、城外の方が落ち着くらしい)。古風な口調の為か、最近では近くに住む空妖精たちから「おじいちゃん」と呼ばれ始めている。
隠居して余生を過ごすとは言ったものの外界の情勢も少し気になるので、時々水晶を通して地上の様子を観察している。
18 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 15:47:47.01 ID:uQlfAxuF0
◇登場人物:浮島国ラティア・ヘイヴンその2◇
【名前】ミーティア
【種族】人間→リビングアーマー(?)
【性別】女
【年齢】27(人間時代の享年)
【容姿】年代物の全身鎧。古ぼけているが錆などはなく骨董品としての価値かありそうだ
「頭部」の中にぼんやりと光る人魂のようなものがあり、これが今の彼女の本体と思われる
【性格】気さくでおしゃべり。もう長いこと人と話していなかったらしく、自身の容姿を活かした驚かせをするなど構ってちゃんな面も
【魔法】後述の魔術の影響か一般的な魔法を使うことができないが、宙に浮いたり自身を構成するアーマーの一部分を分離させ独立して動かすことができる
【備考】かつてラティアに仕えていた宮廷魔術師
密かに研究していた「魂を非生物に定着させる魔術」を自身に施しており、死後成功していたことを一万年ほど経ってから知る
記憶の一部が欠落していたが、雷霆の魔王の雷撃を受けた際に取り戻した
雷霆の魔王を滅ぼした後は、ゴライアスの定期検診を行いつつ今後の自身の在り方について考えている
【名前】ゴライアス
【種族】大剣(元ゴーレム)
【性別】男
【年齢】約10000歳
【容姿】青白く輝く美しさと剛健さを兼ね備えた大剣。所々機械的な部分もあり、ゴーレムだった頃の名残を感じさせる
【性格】口調は丁寧だが、どことなく誇り高き武人の様な雰囲気を漂わせている
かつては他のゴーレム同様機械的だったが、城の者たちと触れ合ううちに「彼らを守りたい」という意志と戦士としての自覚が芽生えた結果だと思われる
【魔法】無し
【備考】かつて城を守護していた戦闘用ゴーレムの一体で圧倒的な強さを誇っていたが、雷霆の魔王との戦いで修復不可能なほどの損傷を負ってしまう
当時の王(ロムリン)がそれを哀れに思い機能停止しようとしたが、宮廷魔術師ミーティアの提案と「このまま機能停止されるより、もう一度生まれ変わって誰かの為に戦いたい」という彼の想いを受け、ラティア・ヘイヴンの技術により強力な大剣へ生まれ変わった
その後お城の宝物庫に沢山の財宝と共に保管され、自分の使い手に相応しい戦士が訪れる時を待ち、ついにクロシュたちと出会い引き抜かれることとなった。なお実際に振るうことになったのは後輩ゴーレムのポーラーだった
柄の中央には彼の人格を司っていたコアがはめ込まれており、それを通じて使い手やその仲間達とも会話する事が出来る
雷霆の魔王を滅ぼす際、会心の一撃の代償としてその刀身が砕け散った。その後、もう大剣として活躍することも難しいとミーティアに診断され、今度は頑丈な短剣として生まれ変わることとなった
最近は頑丈で切れ味の良い手頃な刃物として、ポーラーやセイラ、工房人形など、使い手を選ばない活躍を見せている
【名前】ポーラー・ドロリッチ
【種族】ゴーレム
【性別】男
【年齢】約10000歳
【容姿】身長が2m。人型でレンガが積み重ねたような見た目。腕が太い。無表情で糸目。対話も可能。赤茶色のレンガが積み重ねたような見た目で所々にひびがある
【性格】無表情だが誰にでも優しい。
【魔法】泥魔法 泥を操れることができ、さらに泥人形も作れる。
【備考】元々は国の財宝を守る番人だった。初めは感情がなくロボットのようにただ使命だけで生きていたが、心優しい王子(当時のロムリン)と出会い言葉や心について学ぶ事ができ、王子と友達になる。その時に王子から名前やドンエテコウの毛皮を貰った(なおその毛皮は、一度目の雷霆の魔王との戦いで焼失している)。ゴーレムなのでかなりの怪力。戦闘時は泥魔法で人形を作り一緒に戦ったり、底なし沼を作ることができる。拳や太い腕での打撃を得意とするが、剣などの武器を使うこともできる。また、泥団子状に作りマシンガンのように何個も飛ばしたり、さらに大きく大砲みたいに飛ばしたりする事が可能。
雷霆の魔王を滅ぼした後も、ラティア・ヘイヴンを守るために島内の巡回を行っている。初めはその大きな外見により空妖精たちから怖がられたが、すぐに怖くないゴーレムだとわかり、最近は空妖精たちにデコレーションされるようになった。
【名前】ゼーレシルト・フォルカロス
【種族】スフィアのゴーレム
【性別】なし
【年齢】不明
【容姿】幾何学模様が描かれた球体
【性格】冷淡
【魔法】殲滅魔法
【備考】ラティア・ヘイヴンを司る中心的ゴーレム。
太陽からのエネルギーを動力に活動する。緊急事態用に殲滅エネルギーをチャージし続けており、ラティアを犯す敵が出現すればこの星ごと破壊するつもりだった。
言葉を介し愛や友情を理解できる生命であるがそれを分かち合う住民たちが消えた今、彼らとの思い出だけを抱いて浮島と魔王の封印を維持し続けていた。
雷霆の魔王を滅ぼした後もラティア・ヘイヴンの状態管理等は滞りなく行っているが、近い内に自らもその機能を停止し、空に還る時が来るかもしれないと考えている。
空妖精たちからはまんまるゴーレムと呼ばれている。
【名前】ヒナ・ナイテンゲール
【種族】不良天使
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】黒髪ロングの少女で背中から左が黒、右が白の羽が生えている。服装は黒のワンピース。
【性格】明るい性格でややいい加減だが戦い好きな戦闘狂でもある。
【魔法】天候操作魔法で気象を操れる。他にも光属性の魔法剣を持ちビームサーベルのようにして振るう。
【備考】元は地上を見守る天使の一族だったが飽きて旅に出てこの里にやってきた。現在城の探索中。戦い好きなので強い奴も探している。
雷霆の魔王との戦いには、強い奴と戦えると聞いて喜んで参戦した
その後テイルと共に浮島から降り、地上の冒険者として暮らし始めた
【名前】テイル・S・ナナエルス
【種族】ハーフエルフ
【性別】女
【年齢】214歳
【容姿】青髪ロングの少女。エルフの特徴はあまり出ていない。
【性格】自由奔放な性格だがややM気質で殴られたり罵倒されると喜ぶ。
【魔法】浮遊魔法(人や物を浮かせて操れる)が得意。更に風属性を帯びた魔法剣を所持しているが剣術は我流で振り回すだけ。
【備考】自身の血筋を調べていたらラティア・ヘイヴンに辿り着いた冒険者のハーフエルフ。廃都の外れで廃都の外れでキャンプをしていた。
強敵との戦いは全く好きではないが、雷霆の魔王との戦いは生きる為に頑張った
その後ヒナと共に浮島から降り、冒険者としての暮らしに戻った
19 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 15:49:18.92 ID:uQlfAxuF0
◇登場人物:ユーシリア帝国その1 皇族・王宮関係者◇
【名前】エリオス
【種族】人間
【性別】男性
【年齢】24
【容姿】赤髪紅目、中肉中背の優しそうだがぱっと見ではあまり目立たない青年。細身に見えるがその実、かなり鍛え上げられた肉体を持っている
【性格】温和で理知的、強い意志力を持つ
【魔法】星属性の魔法を扱う
【備考】ユーリシア帝国の現皇帝
外征よりも国内の発展を重視すべきとの声を退け続けた先帝の父親とは互いに反りが合わない部分があると認識しつつも、エリオスは父の武勇と覇気を、先帝はエリオスの叡智と周りを惹きつける求心力を認め合っていた
帝位継承上位の兄や姉達を尊敬しており、自分は次の皇帝を支えるための研鑽を重ねてきた
知勇、政治手腕ともに優れているが、経験不足による失敗は避けられず、即位してしばらくの間は民衆からの評価が低迷していた
しかし先日の悪竜異変で、帝都に迫る竜牙兵の大群を相手に英雄の剣を使いこなして力を示し、真に継承されし皇帝であると証明した
次期皇帝となる前に親しくしていた騎士エルザとは今でも互いに密かに想いを寄せているが、その立場上互いに伝えられずにいる
悪竜事変の後は弱った国力を回復させるために忙しなく動き回っており、先日の戦いで肝が据わったのかその実力を遺憾なく発揮して政務を執り行っている
【名前】パトローラ(愛称:パティ)
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】22
【容姿】微笑みを絶やさない穏和そうな顔立ち。腰まで届く波打つピンクブロンドの髪。白い肌。一見フメイと同年代に見えそうなくらい小柄で童顔だが、胸がとても豊かなロリ爆乳。
【性格】心優しく、天真爛漫。誰とでもすぐに打ち解ける高いコミュニケーション能力の持ち主。その一方で敵対した者を情け容赦なく切り捨てるという二面性がある。
【魔法】精神魔法。精神の治療や調査、干渉などが可能。また秘匿しているが洗脳などもできる。
【備考】現皇帝の妹で帝位継承権第10位だった皇女。皇帝にベッタリとなついており、仲は良好。
身体能力はからきしだが頭脳明晰で政治に長け皇帝を支えている。
精神魔法を用いて皇帝に忠誠を誓っている者を選別し役職への登用や親衛隊を組織したり、忠誠心に欠ける者の排除・粛正を行っている。
悪竜事変の後も引き続き、裏に表に皇帝を支えている。先日皇帝に対してみっともない嫉妬心を見せたことを深く恥じており、今後はそのような失態は見せないよう気を付けている
騎士や使用人の分際でエリオスお兄様にベタベタしているエルザやロシュのことも受け入れられるよう努力している
【名前】マーズ・ネオン
【種族】人間
【性別】男
【年齢】38
【容姿】茜色の髪にショートウルフヘヤー。青と黄のオッドアイで右目の下に泣きぼくろがある。整った顔立ち。フランベルジュ(波打つ刃の剣)を装備している。
【性格】冷静沈着で厳格がある。自分や他者にも厳しい。魔族は嫌いな方。
【魔法】重力魔法(重力を操る魔法)/探知魔法(人、魔物などを探知する魔法)
重力魔法は重力を重くしたり逆に無重力の状態にできる。重力の向きも変えることができるので敵を抑えたり、飛び道具等の軌道そらせられる。本気を出せば様々な大きさの隕石を落とせる。
探知魔法は自分の周囲を探知することができるので、透明状態や隠れている敵、人に化けても見抜ける。ちなみに探知時、人は青、魔族は赤でわけている。本人は広範囲で探知ができる。
【備考】ユーシリア帝国の皇族。魔法騎士団の指揮官を任されており、ユーシリア帝国の防衛をしている。ローガンやリチャードの事は知っている。剣術、魔法では帝国内でもトップクラスに強く、現皇帝とも親しい関係である。今回皇族が謎の病や亡くなっている事で常に探知魔法を発動しており、犯人を探している。この探知魔法のおかげで王宮内にスライム一匹も通した事はない。ルール、憲法には結構厳しく人間だろうが魔族だろうが関係ない。
悪竜事変の後は魔法騎士団の総司令に昇進し、以前にも増して多忙な日々を送っている。彼の昇進によって魔法騎士団の規律遵守は更に厳格になった
【名前】エドワード・フォン・アルティメシア・ユーシリア
【種族】幽霊
【性別】男
【年齢】享年30歳
【容姿】切れ長睫毛のクール系イケメン
【性格】義務感と真面目さとノリの良さを持つ
【魔法】縛りの魔法
【備考】
ユーシリア帝国の皇族にして元魔法騎士団の総司令部最高司令官。ユーシリア没落の真の原因を掴んだが死亡してしまった。己の最後の力で魂が星に還る前に地上に縛りつけることに成功した。しかし魂だけの存在になってしまったので誰ともコミュニケーションを取れずに地上をさ迷っている。
全てはユーシリアを守るために幽霊に甘んじているが、魔法を使い続ける魔翌力が刻一刻と枯渇していく中で何もできずにいる焦燥感でいっぱいだった。
今はクロシュの不死鳥パワーのお陰でかなり余裕ができたらしく、職務からも解放された為、幽霊の身分で王宮内を好き勝手に飛び回っている
生前は真面目な性格だったが、今では厄介イケメンおじさんのエドワード死霊として扱われている
【名前】パティ・イエスサーガ
【種族】人間
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】紫ロングヘアで小柄、やや胸は大きい
【性格】マイペースでのんびり屋だが時折核心を突く一言も言う。
【魔法】全属性魔法使用可能
【備考】ユーリシア帝国軍魔術顧問兼大図書館の管理人。故に魔法への知識は深い。基本仕事以外では図書館からは出ない。
マリッサや亡き友人とは旧知の中で、フラナとも知り合い。
何故かは不明だがローガンが子供の時から現在の容姿であり、不老不死であるという噂もある。
図書館では召喚した低級魔族やゴーレムを働かせ、王宮では兵士に魔術を教えたりしている。
悪竜事変後は、時々皇帝に助言を行いつつもほとんど図書館から出ないスタイルに戻った
なおフラナは半分くらい真面目にパティの亡命を受け入れる準備をしていたらしい
20 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 15:50:05.30 ID:uQlfAxuF0
◇登場人物:ユーシリア帝国その2 騎士◇
【名前】エルザ・アーシェライト
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】18
【容姿】金髪お下げ髪。平均よりやや小柄、胸は結構大きい。優しげで幼さを残した顔立ちに、意志の強さを感じさせる眼
【性格】子供っぽさを残しつつも、真面目な頑張り屋。基本的に敬語。仕事に私情は挟まないとクールに振る舞おうとするも、すぐに人の良さや負けず嫌いなところが出てしまう。優秀ながらもどこかポンコツな女の子
【魔法】回復魔法
【備考】ユーシリア帝国軍所属。現皇帝に忠誠を誓う新米小隊長だった。
子供っぽさや嘘がつけない(すぐバレる)性格、皇帝と自分が恋仲になる妄想を度々していることなどから、ポンコツ感が漂う。でも、いざというときはきちんとした観察力や判断力、指揮能力を発揮するなど、なんだかんだ優秀
根の性格も優しいし、度々手料理を振る舞ったりしているため、本国でも遠征時でも兵士達からは敬われこそしないが慕われている。また、昔の英雄が使っていた弓を受け継いでおり、弓と回復魔法はなかなかの腕前
悪竜事変後は、英雄の弓を用いた戦果が評価されて近衛兵に昇進した。これでエリオス様をすぐ傍でお守りできる……!とエルザは張り切っている
【名前】サージェス・レイクルド
【種族】人間
【性別】男
【年齢】33
【容姿】騎士団服をきくずした無精髭にやせ型の男
【性格】卑怯、陰険、面の皮が厚い、弁が立つ。
【魔法】逃げ足の魔法
【備考】魔法騎士団所属だが剣の腕は全然。剣よりも最近輸入されたライフルを愛用する。騎士の防具も貫通することができ、遠距離から攻撃できる武器があるのにわざわざ剣を振る理由が分からないと本人の談。
宰相派と皇帝派で王宮の対立があるが、常にどっちの方が益があるか算盤を叩いた末に宰相派として活動している。ごますりが上手で隙を見せたら人の懐に入り込もうとする。
最近、国の闇を覗いてしまい知ったことがバレたら命を取られるのではないかと戦々恐々としている。自分の命が一番大事。メリット次第では裏切りも辞さない。
悪竜事変後も、それまでと変わらずヘラヘラした態度で働いている。なんだかんだ言って魔法騎士団という地位と給料の保証された仕事は捨てがたかったので、国が存続して良かったと思っている
【名前】ルクリリ・メウス
【種族】人間
【性別】女
【年齢】21
【容姿】銀のショートヘアにアホ毛。常にキラキラしてる銀の瞳がチャームポイント。小柄で華奢
【性格】こうと決めたら一直線。自分の正義や目的のためには多少の犠牲はいとわない。魔族は苦手。
【魔法】金属操作魔法。液状化や硬化を伴い金属を意のままに操れる。大体の金属はコントロールできるが金属自体を作り出すことはできない
【備考】ユーシリア帝国の魔法騎士団に所属。ローガンLOVEを隠そうともせずぶつけてくる。
奥さんと子供がなくなったときはこれからは私が!ローガンさんを支え寄り添い共に歩むんだー!と息巻いていた。その彼が失踪したことで誰が見ても消沈していたが…?
ローガンの方はというと、あぁ…そんな奴もいたなぁ…ぐらい
現皇帝の遠縁で貴族の末席の地位はある
悪竜事変後は以前にも増して真面目に忠実に職務を遂行している。またいつかローガン様が戻ってきた時に、ユーシリア国にまた住みたいと思ってもらえるように。
【名前】ノエル・リバー
【種族】人間
【性別】男
【年齢】34
【容姿】灰色髪でオールバック。碧眼。長身で筋肉質な体つき。昔の戦いの影響で左腕は義手になっている。メイス二刀流が武器で両腰に装備している。
【性格】情に厚く仲間想い。戦闘時は冷静沈着になる。魔物はやや嫌い。
【魔法】コピー魔法 相手の魔法をコピーできる魔法。
【備考】ローガン、リチャードと同じユーシリア帝国の魔法騎士団に所属している。現在2人が辞めてからも魔法騎士団を続けている。とても明るく昔はローガンやリチャードを誘って飲みに行ったりした事がある。魔法騎士団のなかではムードメーカー的な存在。ローガンの家族が亡くなった件で自分も何かできたのではないかと心の奥で後悔や悔しさが未だにある。メイスや魔法での戦闘技術も高く騎士の中では結構強い。コピー魔法の技術が高くクロシュの反映魔法やイリスの星魔法もコピーなどもできる。ちなみにローガンは彼とよく話していたのでよき友人と思っている。
悪竜事変後も変わらず騎士として働いている。ローガンのことについての後悔はこれで一区切りとし、今は国の為に働くことに集中していくつもりらしい。
【名前】リュウゼン (明石 竜髯)
【種族】人間 【性別】男性 【年齢】86
【容姿】オールバックの白髪と黒い瞳、無駄なく引き締まった身体、無精髭と藍の袴が似合う爺さん。年齢より若く見える(-20歳程)。身長186cm。
【性格】属性は秩序・善。少々柄は悪いが、大らかで気前が良く情に厚い明朗快活な親分肌。一方で根が剣士なので、死生観など割とドライな面も。本気で怒らせると気性が荒かった昔の片鱗が垣間見える。
【魔法】身体強化や応急手当などの基礎は一通り扱えるが、属性魔法の才能は無い。長年魔物の血を浴び続けた影響か保有魔力が多く、何らかの作用で老化は抑えられ寿命は伸びている模様。
【備考】ユーシリア帝国首都の隅にある小さな剣道場で子供達に武道を教えている老剣豪。
生まれはオノゴロ諸島。若い頃は冒険者として魔物を討伐・撃退しながら各地を旅していた。当時の異名は"魔物狩りの達人"。40代頃に前皇帝期のユーシリアに勧誘され、武術指南役(騎士教官)に就任。帝国を脅かす魔物を討ち、多くの騎士を育てる。しかし、前皇帝を喪った後悔から「けじめを付ける者がいるとすれば、儂のような落第者でしょう」と責任を取って辞任した。
元指南役だけあって剣以外にも様々な武器を修め、盾や格闘術すらも使いこなす。流石に魔法は専門外だが、長年の経験や知識から助言ぐらいはできる。普段は「この方が実力差がわかりやすいだろう」と相手と同じ武器を使うが、死合では愛刀である全長約2mの無骨な黒い大太刀を振る。剣から衝撃波もビームも出せないが、それらも魔法もあらゆる全てを斬り飛ばし真正面から敵を斬り伏せる。
好き:剣の鍛錬、未来ある若者、甘い物(特に洋菓子)
苦手:幽霊(唯一斬れないから)、苦い物、恋愛事
夢:武器を持たずとも生きられる世界、剣の道を究める
大嫌い:自分の楽しみの為に他者を踏みにじる輩、自分
最近オノゴロ周辺の海域が荒れているという噂を聞き、少しばかり気を揉んでいる。
21 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 15:52:29.33 ID:uQlfAxuF0
◇登場人物:ユーシリア帝国その3 市民◇
【名前】ロシュ・ヴィンセント
【種族】森スライム
【性別】女
【年齢】6
【容姿】植物やキノコなど自然がフサフサ生えたスライム
【性格】ホワホワしてる優しい子
【魔法】樹海降誕魔法
【備考】現皇帝の身の回りのお世話をするお手伝いさん。人間ではないが高い能力と珍しい魔法を持っているため市民権を得た。木遁分身による家事雑事のスピード、質共に高い。
本気を出せば森一つ作れるほどの天才スライム。木々が溢れるフォレスティナが理想の国なのでユーリシア中を森に沈めるのが夢。クロシュの倍生きてるのでお姉さん面したかったが、あまりその機会はなかった。
悪竜事変後は、引き続きエリオス皇帝お付きのお世話スライムを務めている。最近は王宮内での視線も以前より穏当になってきており、働きやすくなったらしい。ダークヒーローが人魔対立に一石を投じた影響かもしれない
また最近、クロシュちゃんたちが次に来た時の為に、エリオス皇帝にお願いして王宮の一室をキノコ室に改装した。これで今度は一つと言わずいっぱい食べさせてあげられるとロシュはわくわくしている
【名前】ミント
【種族】人間?
【性別】女性
【年齢】10歳前後?
【容姿】黄緑色のおかっぱをしたロリッ娘
【性格】純粋無垢ど天真爛漫……を通り越して電波
【魔法】変身魔法?。色んな動物や魔物に変身できる。部分的に変身することも可能。本当に魔法によるものか彼女にも分からないが気にせず好きな時に使ってる。また普通?の人間状態の時もかなり高い身体能力を持っている。
【備考】帝国のスラムのさらに地下を縄張りにしている子供達の集団。周囲からは「小鬼」と呼ばれているのりーだー。以前はより年上のリーダーがいたが、突然彼女がやってきたと思ったらあっという間に力の差を見せつけ新りーだーになった
色々と因縁や思惑が渦巻くユーリシア帝国の中で自分と部下達の好き勝手によいこともわるいこともしている
悪竜事変後は、ルクリリに作ってもらった勇者の模造剣を片手に相変わらずよいこともわるいこともしている。しかし英雄としての自覚を持ったからか、よいことの割合が少し増えた
【名前】アル
【種族】魔族と人間のハーフ
【性別】女
【年齢】14
【容姿】人間とほぼ同じ。おかっぱの黒髪セミロング、赤みがかった瞳、小柄で子どもっぽい体型
【性格】現実主義、世渡りが上手い、ちゃっかりしている
【魔法】すばやさ強化
【備考】物心ついたころからスラム街で一人だった。家族はいなかったし自分の出自も知らない。ゆえに自分をたぶん人間と思っている
生きるために盗みを働いてきた。貴族や富裕層など恵まれた人々から盗み、それをスラムの仲間とわけあうことをよしとした
根っからの悪人ではないが、彼女にとっては善悪以前にまず生きることに必死なので割り切っている
あるとき盗みの腕を買われてスパイとして雇われる。危険な仕事だが、偽造戸籍と衣食住と安定した収入が得られるだけで彼女には破格だった
スリと潜入の技術は光るものがある。魔族の血のお陰か普通の人間よりも感覚が鋭く身のこなしがとても軽い
自分と似た様な恵まれない境遇の者には同情心や仲間意識を持つ
昔、ある人に優しくされたことがずっと心に残っている。最近そのことで、いろいろあった。
悪竜事変後も危険な仕事は続けているが、心のつかえが取れたからか以前より技のキレが増したらしい
【名前】ヒューベルト・スタンフォード
【種族】サンダーバード
【性別】男
【年齢】255
【容姿】全長数メートルになる巨大な翼を持ち、空中でのスピードには自信がある。世の中の嫌なものをもう見たくないと常に目を閉じている。
【性格】合理的で目的のためなら非情になれると自称する繊細な男
【魔法】視界を奪う魔法
【備考】ユーシリアの魔族連合のまとめ役。
国もなくさ迷う憐れな魔族たちを纏め上げ、自分達の国を興すために独立運動をおこなう。魔族たちを完全に纏められているわけではなく、以前独立運動が過激化して多数の血が流れた時は心を痛めたが、自分達の独立こそが最優先と合理的に判断し、感情は心の奥底に封印した。
王宮内にも魔族を支援する勢力がおり、度々密談をして、支援をもらう代わりに謎の仕事を任されることがある。
独立運動、諸外国の進攻、王宮内のゴタゴタなど複数要因が重なり当時のユーシリアは地獄の有り様だったという。それら全てに責任を感じてしまっている自称合理的な男。
悪竜事変後も、帝都のスラムで魔族のまとめ役を真面目にやっている。以前よりは融和的になりつつあるため、ヒューベルトの負担も少し減ってきている
【名前】フーミン・クロス
【種族】カラスのハーピー
【性別】女
【年齢】1000歳
【容姿】黒髪ショート、腕には黒羽が生えているが収納して人間に成り済ますこともできる。
【性格】ノリの良い性格で美味しい情報やゴシップに目がない。
【魔法】風魔法が得意でハーピィ族最速の飛行速度を誇る。またシャークロウを数匹手懐けている。
【備考】自称世界一の情報屋で、ユーリシアの闇を探るためにスラム街で情報屋兼探偵事務所を開業中。魔族国のハーピィも彼女の後輩なんだとか。
悪竜事変後はスラムの情報屋を畳み、新たなゴシップを求めて何処かへと飛び去ったらしい。
22 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 15:55:32.24 ID:uQlfAxuF0
◇登場人物:シノホシその1◇
【名前】レイン・フォール
【種族】エルダーサキュバス
【性別】女
【年齢】120
【容姿】金髪オッドアイで黄色いパーティードレスを着たナイスバディ美人。泣きぼくろがチャームポイント。
【性格】気が強く孤高の寂しがり屋
【魔法】心理支配が最も得意で催眠や読心などを行える。
攻撃系統だと闇魔法も得意。触れたら消滅する強力な闇の塊を生み出し操るが、心理魔法ほど練度は高くない
【備考】かつて勇者サインと恋に落ちたサキュバス。勇者に一目惚れしてつきまとうようになり、いつしか勇者も受け入れてくれた。何故魔物である自分を受け入れたのか、そんな勇者の心は魔法をもってしても最期まで見透かすことができなかった。今はもう愛した勇者はいない。たった一人になった彼女は、勇者に誘惑催眠をかけたサキュバスと人類社会から烈火の如く憎まれ、勇者と仲良くしている裏切り者と魔物社会からも侮蔑の限りを尽くされていた。それらに抵抗するうちにいつの間にか国際指名手配の極悪人。賞金稼ぎに狙われ、傷つけられ、既に心は世界への復讐心にとりつかれていた。そのため、今では自分を迫害してきた社会に対して、悲しみと怒りをぶつける手段としてテロに興じる。
彼女はただの一度だって勇者に催眠をかけたことはない。あの時感じた純粋な恋心を魔法なんかで汚したくはなかった。
現在は国際テロ組織シノホシに所属し、勇者を死後も利用し続ける王国を破壊する為に活動している
少し前に浮島国でクロシュ一行と共闘し、あまり嫌いにはなれないと感じてしまった
セレスティアの訃報を聞いた際は流石に動揺したが、特別仲が良かったわけでもないため事実は事実として受け入れている
【名前】フレメア=バイオレット
【種族】吸血鬼
【性別】女
【年齢】444歳
【容姿】赤毛ロングの幼女
【性格】普段は無口だが怒ると暴言をまき散らす
【魔法】巨大化魔法。全身は勿論一部分だけ大きくもできる。
【備考】フラナの腹違いの姉。より高位の魔族を血を受け継いでいる
妹との仲は悪く、互いに家族の情はほとんどない
かつて強烈な破壊衝動で理性を失い荒野を彷徨っていたところをザイルに発見され、狂気を除去されて助けられた
現在はその恩人であるザイルが指揮するテロ組織シノホシに所属し、不真面目に活動している。シノホシのことはそれなりに気に入っている
最近はシノホシの仕事をほっぽって勝手に居座った廃城の改装・改築を行っている
セレスティアの訃報を聞いた時はとてもびっくりしたが、同時に彼女を打ち倒したクロシュ一行への興味が高まった
【名前】アウル・フォクシー
【種族】狐の獣人
【性別】男
【年齢】25
【容姿】銀髪で狐耳と狐の尻尾がある。顔は整っておりイケメン。長い槍を背負っている。いつもニヒルな表情をしている。
【性格】腹黒い性格。本人は自覚していないがナルシストなところがある。
【魔法】毒を操る魔法(毒液や毒霧も可能)
【備考】昔暮らしていた村が人間によって滅ぼされてしまった過去がありそれ以降人間を憎んでいる。魔物に対しては結構普通に接している。ある組織に所属している。槍術と毒の魔法が得意。腹黒い性格もあって騙し討ちもする事がある。テンションが上がるとヒステリックな笑い方をする。実は緑の国に滞在時、世界樹の果実を潰しそれから五色の光が放たれている様子を目撃している。
人間への復讐を果たして魔族が平穏に暮らせる国を再興するというザイルの理念に賛同し、テロ組織シノホシの構成員となった
セレスティアの訃報を聞いた時は耳を疑った。はっきり言って嫌いなタイプだったが、建前上は同じ目標を目指した仲間だ。もう二度とあの戦闘狂と言葉を交わせないと思うと……別にそれほど悲しくもないが、喪失感が全くないわけでもない
そして今アウルは、オノゴロ諸島の世界樹の光を奪取すべく動いている。必ずや光を奪い、悪しき因習島オノゴロに滅びを。
23 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 15:56:42.56 ID:uQlfAxuF0
◇登場人物:シノホシその2◇
【名前】セレスティア・ベールグラッド
【種族】ドラゴン
【性別】女
【年齢】1800(享年)
【容姿】赤いドレスと赤い眼、金髪、立派な龍角を持つ妖艶美人で真の姿は赤いドラゴン。龍角から加工した大業物の槍を持つ。
【性格】面白いものが何より好きで、退屈が何より嫌いな気分屋。自由人。基本は気さくだが、心から誰かを愛さないし心から憎むこともないどこまでいっても爬虫類。仲良くなった相手でも必要があれば敵対するし、その逆もある。
【魔法】ドラゴンとしての溢れる魔翌力を魔法というよりドラゴンブレスとして雑に魔翌力の塊をぶつけるだけのストロングスタイル。変身魔法も使えるが杜撰。
【備考】国際テロ組織「シノホシ」のメンバー。面白そうというだけで特に目的意識も忠誠心もない。組織のメンバーになれるだけにかなりの実力者。組織の任務以外には傭兵業をこなして生計を立てている。世界でも稀な純正純粋のドラゴンだが、めんどくさいいざこざに巻き込まれないため普段は人間の姿をしている。しかし度々龍角が生えちゃうくらい爪の甘い変身っぷりで、その度にファッションだからと変な言い訳をしている。空を飛べ、普段はフワフワ空中で揺られながら昼寝してる。気に入った相手は背に乗せてくれる。気に入った相手でも必要であれば躊躇なく殺す。空から不法入国を繰り返す常習犯。本質はどこまでも冷めた人であり、戦いの中で、唯一ひりつく感情の中で死にたい。
実のところシノホシの理念や目的には一切興味がないが、強者が集い強者と戦えるシノホシでの仕事にはかなり満足している
ユーシリア編にて、自らが撒いた因果の報いを受け、戦いの中で生を終えた。その最期が満足のいくものだったかどうかは誰にもわからない。
死後強烈な呪いを放つ遺骸は、通りすがりの赤いスライムに食べられた。
【名前】ザイル
【種族】魔族
【性別】男
【年齢】1000歳
【容姿】銀の長髪、中肉中背
頭にある二本の角、背中には黒い翼を持つ。それ以外は特徴を持たない普通の青年
【性格】泰然自若。知識を尊び、色んな物事に興味を示し、他者の話に良く耳を傾け、良く喋る。だが自身の価値観は頑なに譲らない。力こそ全てとし、力で意志と矜持を貫き通す。一方で身体が弱くても、強き心を持つものには敬意を払う
【魔法】圧倒的な出力の光魔法
【備考】産まれてから暫くの間、非力でそこらの村人より弱かった魔族
力なき故に他の魔族から虐げられ、飢えと渇きに苦しみながら、死にたくない一心で生き続け、鍛え続けてきた
ある時、長年自身を虐げてきた魔族を殺害。その魔族が貯め込んだ食料を喰らうことで、生まれて初めてのまともな食事にありつく
かつて自分より遥かに強かった魔族を倒し、飢えから解放されたことにより、力さえあれば飢えることもなく、尊厳も守れると力に執着していった
研鑽の日々の中、滅ぼされた村の生き残りの少女を虐げて楽しむ魔族を見つける
力こそ全て。ならば、少女が虐げられるのも弱いが故
そう考えるも怒りを覚えたザイルは魔族を屠り、少女を助けた
その後、助けた者の義務として少女を養う。始めは義務感のみで少女と接していたが、次第に情が移り兄妹のように仲良くなる
しかし、かつて虐げていたザイルが自分達より遥かに強くなったことを妬んだ魔族達が義妹(少女)が連れ去る
だがザイルの実力を見誤った魔族達は、義妹を人質にザイルを脅す間もなく皆殺しにされる
このことから、大切なものを守り通すにも力が必要と信じるようになる
やがて圧倒的な力と知識を手に入れたザイルは、繁栄も豊かさも平和も、人材すらも力で得られると、周辺の者を種族関係なく従える
そして自分の思う通りの法を整え、思い通りの国を作らせ、その国を亡き義妹の名前からリーリアと名付けた
かつての飢えの経験から、食事がなによりの楽しみ。一番の好物は義妹の得意料理だったシチュー
しかし国は、王国から放たれた一筋の光に焼かれ、呆気なく滅んだ
国を包んでいた、民の笑い声。平穏な日常。明日への希望。どれもが、燃えて灰となった
力こそ全て。国が滅んだのもまた、自身の弱さ故
されどこの怒りは。この哀しみは。この苦しみは。力なき者として当然の末路を、なぜ受け入れられぬ
灰の中に燻る激情の熱が、決意と共に蘇る
王国を滅ぼし、国を再興せん
光を――。義妹と同じ力を放つ世界樹の光を、我が手に――
セレスティアの訃報を聞いた際は、彼なりの方法で静かに祈りを捧げた。戦力の喪失は痛いが、立ち止まることはできない
24 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 16:00:16.35 ID:uQlfAxuF0
◇登場人物:その他◇
【名前】レイ・アンバー
【種族】人間
【性別】女性
【年齢】18
【容姿】長身だが猫背で地面につくほど長い灰色の髪をした陰鬱なオーラを醸し出してる女性 体中にタトゥーのように無数の魔法陣が刻まれている
【性格】根暗で対人恐怖症で常に不安と恐怖に囚われている
【魔法】体中に刻まれた魔法陣の影響でによって禁呪扱い・あるいは歴史の中で忘れ去られた魔法や呪術を含めて多数の魔法を使える
【備考】かつてはとある国(どの国かは作者に任せます)の孤児院で暮らしていた普通の少女だったが、その孤児院は邪神(とロイエ教では扱われている)を信仰するカルト教団が運営しており、彼女は邪神の器として選ばれてしまいその際に魔法陣が刻まれる。そして邪神を彼女に憑依させる儀式の直前にカルト教団を滅ぼすためにロイエ教原理派が襲撃。その混乱に乗じる+魔法陣によって使えるようになった魔法を駆使して脱走に成功したものの、カルト教団とロイエ教原理派双方によって全世界の冒険者ギルドに捕獲や討伐の依頼が出されお尋ね者になってしまい、常に怯えながら逃走生活を続けている。しかしお尋ね者でまっとうな職に就けないとはいえ盗みを働いて金や食糧を得たり、不安と恐怖が強すぎるあまり追手と勘違いして無関係の一般人を攻撃したりと単純な被害者とは言えない行動をしてしまっている。過去のことで善良な心が歪んでしまったのか、あるいは元から邪神の器に相応しい素質を持っていたのか……
密航した貿易船を紆余曲折あって幽霊船と化させ、その奥に引きこもっていたところをクロシュ一行に叩きのめされた。その後彼女の処遇について紛糾していたところ、クロシュの進言によって命を救われ(?)、クロシュのことが気になり始める
逃亡生活は現在も続いており、少し前に海上を漂流していたところを再びクロシュ一行に見つかって救助される。そこでまたクロシュやクロシュの仲間たちの優しさに触れ、久しぶりの安らぎを得た
その後国際商業都市イスファハーンに到着する前にクロシュたちの迷惑にならないようひっそりと一行から離れ、孤独な逃亡生活に戻っていった
少し前にユーシリア帝国領に入り、シワシワカボチャを盗み食いしているところを騎士に発見されて追い回された。シワシワなやつくらい分けてくれても良いじゃん……と思ったりしたが、その当時ユーシリアカボチャのほとんどがシワシワで大変だったということをレイは知らなかった
【名前】ブラッド(冒険者ギルド命名)
【種族】スライム
【性別】♀
【年齢】不明
【容姿】血のように赤いスライム。人間に擬態する時は、真紅の髪を足元の辺りまで無造作に伸ばした幼子の姿を取る
【性格】わがまま。感情の起伏が激しく、気に入らないことがあるとすぐに癇癪を起こす
【魔法】詳細は不明だが、通常のスライムとは一線を画す卓越した擬態能力と同化能力を有する
【備考】幼い外見とは裏腹に異常な力を有しており、何人もの冒険者を血の海に沈めている
単純な戦闘能力も高いが、擬態能力を活かして不意打ちや騙し討ちをする等の狡猾さもあり、危険
過去に起きた災害級の事件に関与している疑いがあり、冒険者ギルドは調査を進めている
ここ最近にわかに動乱の気配が沸き起こっているのを感じ、多数の分体を大陸中に放って動向を観察している
カリス・ノーランドによって造られた命である可能性がある
嫌いな食べ物は特になく、毒物だろうと鉱物だろうとなんでも食べることができる。強いて言えば人間は種族的な意味で嫌いなので食べたくない
未だに人間のペットをやめない黒いのろまスライムのことが気に入らないが、あかちゃんなのだから仕方ないかとも思い始めている
【名前】クロシュヴィア・スウィートエンド
【種族】スライム
【性別】なし
【年齢】2000
【容姿】特に一つの姿に頓着せず、様々な姿に変身する。普段は風になって漂っている。
【性格】姿形を変えられるように性格もいくらでも変えられる。普段は朗らか風。しかし本質はことなかれ主義の悲観論者。
【魔法】体積も質量も材質もエネルギーも無視して何にでもなれる。コピーした相手の能力魔法すら使いこなせる。
【備考】人間が魔物を嫌うようにどんな種族でも別の種族を嫌ったり好いたりと差別心を心に抱えている。そんな世界でもみんなから好かれるため嫌われないため、相対する種族に合わせて姿を変え偽り生きてきた(人間相手には人間として振る舞うなど)。伝説のスライムだがスライムとしての本来の姿にはもう長いこと戻っていない。
どうにもならない現実を目の当たりにしすぎた結果、最期には生命の在り方に絶望して風の中に溶けていったと言われている
それから千と数百年後。芸術都市での大破壊の後、彼女は再び人々の前に現れた。全ての生命を救う、真の正しい世界の導師として――
デロデロ思想の布教活動は、ゆっくりとではあるが着実に進行している。最近は新しく導師になってくれた僧侶の活動もあってロイエ教からデロデロ派に入る者も増えてきており、クロシュヴィアとしてはとても嬉しいらしい
25 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 16:00:59.99 ID:uQlfAxuF0
◇登場人物:その他その2◇
【名前】リリーツィア・ハッピーエンド
【種族】夢魔
【性別】女
【年齢】2000
【容姿】普段は帝国貴族服に身を包んだ中性的な人間である宰相の身体を使用している。本体はナイトキャップを被ったすんごい美人の半透明夢魔で現実世界には身体を持っていない。
【性格】世界平和を本気で願う正義感が暴走した理想主義者。
【魔法】憑依魔法と夢魔法
【備考】強力な憑依能力を以て帝国宰相を乗っ取っている。文字通り帝国の影の支配者。宰相の権力を使い星の力を探索し、魔族たちを使い魔王の力を探索をしている。
かつてクロシュヴィアやベスティア、クローディアと語り合った理想郷を最も諦めなかった者。皆が諦め去っていく中、誰一人取りこぼすことのない世界平和を本気で願い続けている。しかし建国する度に何度も何度も滅ぼされてきたため、地上ではなく夢の世界にこそ絶対の楽園を作ることを目的にユーシリアにやってきた。
ユーシリアにある魔王の力と星の力を取り込むことでこの星のあらゆる生命を幸福の夢の中に落とそうと企んでいる。すべての生命は永遠の夢の中で何もかも思いどおりに過ごす、これこそが世界平和。これこそが絶対的幸福。だから誰も抵抗するな。私が世界の全てを幸せにする。今度こそ暖かい微睡みの中でハッピーエンドに至ってやる。
ユーシリア編にて彼女の計画は失敗し、今はクロシュヴィアに捕まって分体の一つに閉じ込められている。クロシュヴィアのデロデロ思想は、全てが溶け合った最期のデロデロに対するサポートが不十分ではないかと思っている
【名前】カリス・ノーランド
【種族】エルフ
【性別】女性
【年齢】400
【容姿】
身長145cm。小柄で華奢な体格やショートカットにしたサラサラの金髪、青い瞳、白い肌など。幼く活発そうな可愛らしい顔立ち。
顔立ちは幼く小柄で華奢な体格だが、その幼さとは裏腹にバストは大人顔負けに実っている。どこがとは言わないが生えてない。白衣を着た医者のような服装。
【性格】一見陽気で無邪気だが、道徳や人道といった倫理観に理解を示さない狂人。
【魔法】生命・魂に干渉する魔法。
【備考】
魔王化を研究し、自身も魔王になろうとしているマッドな研究者。
過去に様々な動植物を魔王化させようと自身の魔法で実験を繰返し凶悪な怪物を誕生させ続けたことから指名手配されている。
彼女自身の戦闘能力は未知数だが、実験で怪物と化した者達は一様に彼女に従順で護衛をしているため、彼女を倒すことは困難を極めるだろう。
ガッタ・ファーブのことは品性のないイカれたマッドサイエンティストだと思っている
26 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 16:02:00.90 ID:uQlfAxuF0
◇登場人物:クロシュの心の住人◇
【名前】メイ841
【種族】メイド型オートマトン(機械人形)
【外見】メイド服を着た黒髪ロングの15歳くらいの少女
【年齢】不明
【性格】無機質で機械的な喋り方をする
【魔法】魔法は使えないが護衛用に右手にブレード、左手にマシンガンを仕込み、両足にローラー、背中にジェットエンジンを備える。
【備考】かつて機械都市で量産されたメイドロボの一体。その核には妖精類を加工して造られた精核が使われている
何らかの不具合により精核が元となった妖精の自我を半端に取り戻し、人間たちへの復讐と同胞の救出を目的に機械都市と港湾都市で殺戮と破壊を繰り広げた
最期にはクロシュに精核を呑み込まれ、対話の後にブレードを遺して吸収された
吸収された後もその遺志の断片はクロシュの中で生き続けており、クロシュが魔剣に乗っ取られた時はブレードにその遺志が宿り、クロシュ救出の為に魔剣と激しい戦いを繰り広げた
元となった妖精はフォレスティナの出身だったとされる
自分のメイドブレードこそが最もクロシュの役に立っていると思っている
最近、クロシュが装備できるようになった竜角の大槍の強さに危機感を抱いている
【名前】ヴァン・アナザールート
【種族】 人間/魔王
【性別】 男
【年齢】 224
【容姿】 黒色の鎧で全身を覆い、兜で顔を隠している。赤髪を後ろでまとめていて、優しげな青い目をしている。
【性格】 真面目な堅物に見えて、意外とノリがいい性格だった。
【魔法】 炎魔法/闇魔法/夢魔法
【備考】帝国から少し離れた湖にある高度な魔法で隠蔽された小さな墓を守る騎士。かつて夢想の魔王により夢の世界へ引き込まれたが、そこで夢想の魔王の本来の人格と邂逅して惹かれ合う。夢想の魔王は自身の命を奪うよう頼み、彼を現実へ帰還させて自身を倒させた。魔王を倒して帰還した彼は英雄の再来と持て囃されるが、彼はそれを望まず、夢想の魔王の亡骸と共に人々の前から姿を消した。
愛する者を手にかけた絶望と夢想の魔王の残滓の影響から魔王になりかけ、年を取らず、簡単には死ななくなっていた。更に精神を蝕まれて自我を失いつつあった。
ユーシリアで最近流行り始めた眠りの病の元凶。だが本人に自覚はない。
紆余曲折あって今は力を失った夢想の魔王(今は夢の女神と呼ばれている)と共にクロシュの心の中に住み、穏やかに暮らしている
【名前】セレナディア・ベールグラッド
【種族】ドラゴン
【性別】雌
【年齢】1900
【容姿】赤黒い鱗に立派な竜角を持つ巨大なドラゴン。家くらいデカイ。
【性格】食べることが大好きで、それ以外はまるで興味がない。好物は魔翌力がふんだんに染み込んだ魔鉱物や幸福に溢れた夢。
【魔法】暴食。どんなものでも食べることができ、概念や魔翌力、夢、記憶など形のないものすら食うことができる。
【備考】かつては傭兵をしており、とある者の依頼を受け妹と共にユーシリアに進攻した過去がある。国中でひと暴れした後は飽きたのか妹はどっかに消えてシノホシするわ、本人は好みの鉱山を見つけたので依頼者を無視して占領するわ、帝国の多くの勢力から邪魔に思われているはた迷惑ドラゴン。ちなみに妹はローガンの家族の仇その人である。
占領地から全然退いてくれないが、食べ物をくれるなら多少の相談には応じてくれる。結局善悪などなく食欲でしか物事を判断しない。強力なドラゴンブレスは数里先にも届く。
紆余曲折あってクロシュに食べられ、今はクロシュの心の中に住んでいる。クロシュが美味しいものを食べるとセレナディアも美味しさを感じられる為、クロシュにはもっとたくさんの美味しいものを食べて欲しいと思っている
27 :
◆eAA16RTlRw2e
[sage saga]:2025/03/15(土) 16:28:51.26 ID:uQlfAxuF0
新スレです。本編の更新はもうしばらくお待ちください
>>前スレ995
思ったより備考欄の更新を楽しみにしていた人がいたようなので、ひとまず更新を続けることとしました。今後は状況を見つつ、偶数スレでのみ更新するとかいろいろ考えていきたいかもしれません
>>前スレ996
悪の狐が何を企んでいるかはわかりませんが、どうやら今はオノゴロ島にいて、反朝廷勢力に加担しているようです。クロシュ勢力の結成が今後どのような影響を及ぼすかはわかりませんが、もしかすると良案であるかもしれません
>>前スレ997
本編に登場していないキャラクターもちゃんと生きていて、その動向が少しくらい見えたら面白いかなあと思って始めたことなので、需要や余力がある内は更新したいと思います。ただ、余力の方はカツカツかもしれません
>>前スレ998
朝廷や反朝廷の戦力を引っ張ってくることができれば、クロシュ勢力は強く大きくなれるかもしれません
また、反朝廷勢力に祭り上げられている偽巫女の情報は闇に包まれていますが、もし接触することができれば良いことがあるかもしれません
>>前スレ999
毒狐氏はシノホシでは最年少のショタ狐扱いされていましたが、本来の姿は人間憎悪を滾らせた恐ろしい妖狐のようです。シノホシの年上のお姉様方には可愛がられてしまう彼ですが、人間に従う童妖怪などに甘くしてやる義理はないようです
>>前スレ1000
リュウトウ氏は朝廷軍の中将殿なので、もし引き込むことができれば大きな力となってくれるでしょう。彼女は姫巫女への忠誠心を持っていますが、同時にオノゴロ島を愛する心もあるので、付け入る隙はあるかもしれません
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/15(土) 17:12:06.06 ID:JMHr9iTGo
ちゃんとセレスティアの死に動揺してくれるくらいの仲間意識はあったのね
たぶん1番無いのは死んだ本人か
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/15(土) 18:51:22.22 ID:bejVJrRco
たておつー
備考欄更新ありがとう…!!!
ヴァンとかセレナディアの力を引き出すにはまだまだクロシュは赤ちゃん過ぎるかな
30 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 20:52:47.07 ID:uQlfAxuF0
お待たせしてしまいました。本編開始です
セレスティア氏の死は、シノホシのメンバーにとっては驚愕の事実だったようです。仲間意識がないわけでもなかったのもあり、そしてあの頑強な悪竜がやっつけられたという事実がやはりびっくりだったようです
実際のところ、シノホシに対して最も仲間意識がなかったのはたぶんセレスティア氏だと思います
ヴァン氏やセレナディア氏の力については、今のところ心属性部分や夢喰いスライムという形で引き出せていますが、その全てを引き出せているかというと実際まだ難しいと言わざるを得ないかもしれません。仰る通りクロシュ氏はあかちゃんなので、長い目で成長を見守って頂けたらと思う所存です
31 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 20:53:16.86 ID:uQlfAxuF0
―オノゴロ諸島トウゲン温泉 滞在7日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖 防:竜のエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:蜥蜴一文字 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の刀 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*6 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 闇の欠片 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 フリルワンピ水着 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 フメイとアリシラの人形
魔導飯盒 ガラスのザリガニ メルルの帽子
妨害魔力波発生装置 踊り子の双剣 溶岩石のアミュレット
属性大全 サボテンドラゴンの花 太陽のメダリオン
魔王図鑑 精霊のローブ 暗黒優待券
氷精の魔導書 精霊樹の杖[改] 冒険者証(ランク1)
ブラッドワイン*3 大魔女帝国渡航権
マッスルワイン*1 かたたたきけん
吸血鬼殺ワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
魔術書「正負の属性」 風船印のパラシュート
吸血鬼の日焼け止め ラティア勲章
日蝕の傘 ユーシリア王家の紋章
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
晴れ乞い傘
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[04/06]
・イリス 杖術[02/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[05/16]
・ローガン 剣技[13/16] 魔法[04/08] 防御[02/08]
・エバンス 剣技[12/16] 魔法[02/08]
……………………………………………………………………………………
□オノゴロ諸島 トウゲン温泉〜他
国政区:御所、審議場、武家道場、蔵書庫、神社、他
温泉街:広場、茶屋、お土産屋、湯治場、露天風呂、足湯、他
宿場町:旅館、市場、食事処、酒場、遊郭、鍛冶屋、冒険者ギルド、他
街の外:田園、農村、山々、他
沿岸部:漁場、漁村、港、他
32 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 20:54:18.83 ID:uQlfAxuF0
―朝
旅館雪解け
チュンチュン
妖精「……」
イリス「……来ないね」
妖精「まあまだ朝の内だし、もう少し待っていよう。私たちの方針を伝えないと」
ミスティ「……第三勢力……クロシュ勢力を結成するのよね」
クロシュ「ん……!」
イリス「クロシュ勢力……ちょっと可愛すぎない?」
妖精「……クロシュが狙われるようなことになるのは困るし、名称は変えた方が良いと私も思う」
クロシュ「……でも、わかりやすい……!」
妖精「それはまあわかりやすいけどさぁ……」
煤けたオフダ「」フラフラ
妖精「あ、来た! でもなんかいつもと違うような……」
イリス「いつもは人型の紙だよ! でもこれは人型じゃないオフダってやつで……しかも煤けてる……?」
ミスティ「……何か書いてあるわ」
ペラッ
煤けたオフダ『今すぐそこから離れ』
イリス「!?」
ミスティ「!?」
妖精「……み、みんなすぐに荷物をまとめ――」
ドガァンッ!!
「んわあああああ!!!!」モニャニャニャ!!
クロシュ「シズクちゃん!!」シュバッ
ミスティ「くそっ……!! イリス、荷物をお願い!!」シュバッ!!
イリス「わかった! そっちは任せたよ!!」
*
33 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 20:54:59.19 ID:uQlfAxuF0
―旅館雪解け 玄関
破壊された木彫りのオオキイクマ「」グシャッ
吹き飛んだ掛け軸「」ビリビリ
悪鬼「おらァ! 早くしねェと宿ごとぶっ壊しちまうぞ!!」ドガンッ!!
シズク「や、やめてください! やめてぇ……!」モニャニャ…
悪鬼「やめて欲しかったら早く連中を差し出すんだな!」
シズク「だ、だめです! お客さまを、わるい人たちに引き渡すなんて……」モニャモニャ
悪鬼「ならば死ね!!」ブンッ!!
ギンッ!!
ユキ母「……白昼堂々強盗とは、当宿も舐められたものね。あなたたち、お縄に付く覚悟はできているの?」ザッ
悪鬼「お縄だ? 俺たちゃ朝廷≠フ命でここに来てんだぜ?」
ユキ母「えっ……!?」
悪鬼「抵抗する従業員は例の外観共と同罪だからしょっぴいて良いとのお達しだ。お前ら、このスライムと雪女を捕らえろ!!」
雑兵たち「えやーっ!」ババッ
ユキ母「こいつら……!!」コォォォ―
竜角の大槍「」ブンッ!!
ドゴンッ!!
雑兵たち「グワーッ!!」ドガァンッ!!
悪鬼「!」
竜メイドクロシュ「!」シュタッ
ミスティ「凍れ!!」バッ!!
凍り付く雑兵たち「グワワーッ!!」カチンコチン
*
―旅館雪解け 廊下
ローガン「イリスくん! 妖精くん!」タタッ
エバンス「何があった!?」タタッ
妖精「今はとにかく逃げるよ! 荷物は……まとめてあるね!」
イリス「玄関で戦ってるクロシュちゃんたちに加勢して……シズクちゃんとユキちゃんのお母さんも一緒に連れてった方が――」
アキト「イリス上!!」バッ
イリス「えっ、アキトさ――」
ローガン「!」シュバッ
ヒュンッ!
キンッ!!
忍者「!!」シュバッ!!
イリス「えっ……に、ニンジャ!!?」
ローガン「すまぬ、間一髪だった。アキト殿の声掛けがなければ――」
アキト「礼はいい!! とにかく急いでここから離れるでござるよ!!」
◇
34 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 20:57:29.22 ID:uQlfAxuF0
―旅館雪解け 玄関
雑兵たち「こ、こんなの聞いてねえ!! 勝てるわけねえよ!!」スタコラ
悪鬼「チッ、雑魚共が……! 仕方ねえ、退却するぞ!」スタコラ
ミスティ「逃がすか!」バッ
氷柱「」ヒュンッ!!ドスッ!!
悪鬼「ぐおおっ! これしき!!」シュババッ!!
ユキ母「ミスティちゃん、深追いは禁物よ! 鬼の耐久力を侮ってはだめ!」
ミスティ「雪女さん……。はい……」
クロシュ「シズクちゃん……!」
シズク「……宿が……宿が……」モニャニャ…
壊された玄関「」
破壊された木彫りのオオキイクマ「」
破られた掛け軸「」
ひしゃげた灯籠「」
タカタカタカッ
イリス「ミスティ! クロシュちゃん!」タタッ
妖精「急いでここから……あっ」
シズク「」デロロ…
クロシュ「……ごめんなさい……。わたしたちが……」モニョニョ…
ユキ母「いいえ。当宿はこういった事態も想定した宿ですから……どうかお気になさらないで」
クロシュ「……ん………」
ユキ母「……しかし朝廷直々に狙われたのは流石に初めてのこと。皆様をこのままここにお泊めし続けるわけには参りません」
妖精「う、うん……。すぐに離れるよ……」
ユキ母「私の住む隠れ里にご案内致します。そこでなら朝廷からの追跡も躱せるはずですから」
シズク「」デロロロ…
ユキ母「シズクちゃんも、良いわね? ここにいたら危ないから……」
シズク「はい……」モニョ…
イリス「ねえ、妖精さん……ちょっといい?」
妖精「ん?」
イリス「これ……公家のイヨさんは大丈夫なのかな?」
煤けたオフダ『今すぐそこから離れ』ペラッ
妖精「……大丈夫ではない可能性の方が高いと思う」
イリス「……!! えっと……」
クロシュ「……助けに、行く」
イリス「クロシュちゃん!」
エバンス「でも、公家のイヨの住んでるとこってどこなんだ……?」
ユキ母「公家のイヨ……ツクヨミ家のことならわかるけど……状況から考えるとかなり危険だし……」
クロシュ「でも……酷い目に、遭ってるかも……」
ユキ母「うーん……」
妖精「……私とクロシュなら、隠れ潜んだまま高速移動できる。だから場所だけ教えてもらえれば、私たちだけで救助に行けるよ」
ユキ母「……わかりました。でもくれぐれも無茶はしないで」
妖精「大丈夫、無茶させない為に私が付くんだもん」
ユキ母「では合流地点を決めておきましょう。温泉街を出たら――」
35 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 20:58:54.90 ID:uQlfAxuF0
―トウゲン国政区
ヒュオオオオ――
風クロシュ「」ヒュルルル
妖精「よし、完璧に風になってるよクロシュ!」パタパタ
風クロシュ「」ヒュルヒュル
妖精「それでユキのお母さんに教えてもらった住所は――ああっ!?」
遠くに見える火の手「」ゴオオッ
空に上がる煙「」モクモク
風クロシュ「〜〜!?」モニャニャ!?
妖精「ま、まずい!! 探すまでもなくて助かるとか言いたくないけど、急ごう!!」パタタッ
◇
―トウゲン国政区
炎上するツクヨミ邸
ゴオオオオッ!!
メラメラ パチパチ
イヨ叔母「ああっ……!? アウル様、なぜこのようなことを!!?」
アウル「どうしてだって? 君がそうしてくれって頼んだんじゃないか」ニヤニヤ
イヨ叔母「ち、違います!! 私は……あの憎きイヨめを殺して欲しいと――」
アウル「そうしてるけど?」
アウルに首を掴まれて持ち上げられるイヨ「かっ……は……」ガクガク
アウル「朝廷への謀反を企てる愚か者を密告してくれたことには感謝してるよ。オバサン。でもねェ……反逆者は一族郎党皆殺しなんだ」ニヤニヤ
イヨ叔母「そ、そんな……!!」
アウル「ヒアーッハッハッハッ!! 下らない家系内権力闘争なんかに現を抜かした愚か者の末路には相応しいんじゃない? 安心しなよ、あの家が焼け落ちてこの小娘を縊り殺したらアンタは苦しまないよう殺してやるからさァ」
イヨ叔母「あ、ああ……姫巫女様……どうか、御慈悲を……」ガクッ
リュウトウ「アウル殿!! これは一体どういうことです!!?」ザザッ
36 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 21:02:29.59 ID:uQlfAxuF0
アウル「おやおや遅い到着だねえ中将殿。見ての通り、謀反を企てた愚かな一族を粛清してるところだけど?」
リュウトウ「ここまでする必要はないはずです! 捕らえて牢にでも入れておけば……」
アウル「はァ? オレは姫巫女直々に独自の裁量で焼き討ち・粛清を許可されてるんだけど?」
リュウトウ「……っ!!」
アウル「わかってるよね? オレに逆らうってことは姫巫女に逆らうのと同義。アンタも反逆者として粛清してやっても――」
バッ!!
土下座リュウトウ「……お願い申し上げます。どうか、ツクヨミ家の者に慈悲を。このリュウトウの首であれば、撥ねて頂いて構いませぬ……!」ドゲザ
アウルに首を掴まれたイヨ「リュウ……ト……ウ……!!!」ブンブン
アウル「……チッ。何だそれ、自己陶酔でもしてんの?」ゲシッ
リュウトウ「うぐうっ……!」ゴロゴロ
アウルに首を掴まれたイヨ「〜〜〜……!!」ジタバタ
アウル「……なるほどね。お前たち、お友達同士か何かなんだ。ならこうしよう。謀反を企てたこいつはここで粛清する。他のツクヨミ家の者は豚箱。それでどうかな?」ニヤリ
リュウトウ「……っっ!! な、何卒……!!!」
アウル「口答えするな」ドガッ
リュウトウ「うああっ」ゴロゴロ
アウルに首を掴まれたイヨ「〜〜〜〜……!!」ジタバタ
アウル「反逆者は楽に殺さないのが人間流だろ? だからこいつも、オレの毒でじわじわと時間をかけて――」
メイドブレード「」ヒュッ!!!
アウル「っ!?」サッ
アウルが放したイヨ「っ……」パッ
ギュッ!
イヨを抱きかかえたクロシュ「!」スタッ
アウル「君は……昨日温泉街にいた」
妖精「ま、まさかアウルがいたなんて……! クロシュ、急いで逃げるよ!!」パタパタ
イヨを抱きかかえたクロシュ「ん!」
アウル「……妖精? まさかお前たち……セレスティアを殺ったっていう――」
妖精「ひ、人違い!!」パタパタ
アウル「逃がすかッ!! オレたちの障害となるならここで殺すッ!!!」
――戦闘開始 妖狐アウル――
★アウルが〈狐毒〉を発動!
相手のコンマが半減!!
☆クロシュが〈毒無効〉を発動!
相手の〈狐毒〉を無効化!!
◇自陣(温泉+20、イヨ庇う-20)
・不死鳥化できる(1/1)
◇敵陣(力量差+20)
↓1コンマ(合計-20)
01-10 痛恨
11-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 会心
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/15(土) 21:04:44.59 ID:Wf9Yj2zhO
負けバトルかな
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/15(土) 21:04:56.81 ID:gU+eFlUF0
はい
39 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 21:26:18.98 ID:uQlfAxuF0
アウル「はあッ!」バッ
毒霧「」モクモクモク!!
妖精「うわっ毒霧!?」
クロシュ「!!」
アウル「アッハハハハハ!!! 毒にのたうって死ね!!」
クロシュ「!」シュタタタタッ
アウル「は!? なんで効いてないんだよ!!?」
妖精(クロシュはスライムだから毒が効かない……なんてわざわざ教えてやる必要はない! でも――)
クロシュに抱えられたイヨ「ごぼっ……!!」
妖精「クロシュ、このままだとイヨが……!」
クロシュ「う、うん!!」タタタッ
妖精「でもこの毒霧……風を吹かせても飛んでいかない……!! どうなってるの……!?」パタパタ
アウル「毒が効かないなら、直接殺すだけだ!!」シュバッ!!
鎌槍「」ビュンッ!!
クロシュ「!!」ササッ
アウル「ほらどうしたどうした!! お荷物を抱えたまま串刺しになりたいかい!?」
鎌槍「」ビビビッ!!
クロシュ「っ!!」サササッ
アウル「そこだ!!」
鎌槍「」ヒュンッ!!
ドスッ!!
クロシュ「んゅっ……!!」
傷口「」デロデロ…
アウル「……!! 思い出した。お前……芸術都市にいた黒いスライム!!」
↓1コンマ(合計-20)
01-10 痛恨
11-50 劣勢
51-90 優勢
91-00 会心
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/15(土) 21:30:14.09 ID:UAlA60JOO
あ
41 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 21:39:26.05 ID:uQlfAxuF0
アウル「……まあどうでも良い。お前はここで死ぬんだからな!!」
クロシュ「!!」
アウル「死ねェ!!」
鎌槍「」ドスドスドスッ!!!
妖精「クロシュ!!!」
デロデロ…
スライムクロシュ「」デロロ…
アウル「フン、スライムなのに人間なんかに与するからだ。来世があったら精々慎ましく――」
カッ!!!!
不死鳥クロシュ「コケコッコォォー!!」ゴオオオッ!!!
アウル「なっ炎のニワトリ!!?」
妖精「てやっ!!」バッ
砂「」ボフンッ!!
アウル「ぐあっ!? 目潰しなんて姑息な……!」
妖精「クロシュ、そのまま飛んで逃げよう!!」
不死鳥クロシュ「コケーッ!!!」バサバサバサッ
抱えられたイヨ「……あ……あった、かい……?」
――撤退――
42 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 22:34:23.36 ID:uQlfAxuF0
―霊峰の隠れ里
ホーホケキョ ポーポーポッポー
小さな川「」サラサラ
小さな橋「」
茅葺き屋根の家々「」
イリス「わあ……! ここがユキちゃんの故郷の隠れ里……!」
ユキ母「ええ。ここまで来ればもう安心よ」
ミスティ「ここは、雪女の集落なのですか?」
ユキ母「雪女だけの集落というわけではないけれど、ここら辺の雪女はみんなこの里に住んでいるのではないかしら。他には猫又とか妖狐とか……いろいろいるわ」
妖精「よ、妖狐……」
ユキ母「……大丈夫。アウル・フォクシーはこの里の出身ではないから、ここの場所も知らないはずよ」
エバンス「それなら安心だな……」
シズク「クロシュちゃん……大丈夫……?」モニョモニョ
クロシュ瓶「……」モニョニョ…
妖精「不死鳥の力を使ってものすごく疲れちゃったみたい……。今日はゆっくり休ませよう」
イリス「イヨさんの容態はどう……?」
ソリに寝かせられたイヨ「すう、すう……」
アキト「ぐっすり眠っておるな……。しかしアウルの毒を浴びたというのに、命に別状がないとは……」
妖精「クロシュの不死鳥の炎を間近で浴びたから、体内の毒素は浄化されてるはず。しばらく様子見は必要だけど、きっと大丈夫だと思うよ」
エバンス「不死鳥の炎ってかなりインチキだよな……」
イリス「真面目に医療魔法を勉強してる人が見たらひっくり返ると思いますよ」
ローガン「イリスくんは真面目に医療魔法の勉強をしているのではなかったか?」
イリス「はい。だからひっくり返りました」
◇
43 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 22:35:54.60 ID:uQlfAxuF0
―隠れ里の貸家
囲炉裏「」メラメラ パチパチ
ユキ母「ひとまず、しばらくはここに身をお隠しください。雪解けと比べるとだいぶ手狭になってしまって申し訳ないですが……」
イリス「わ、わっ……! これって、イロリ!? イロリですか!!?」
エバンス「イロリだ!! イロリがある!!!」
ユキ母「え、ええ。囲炉裏だけど……」
イリス「わあ〜!! ありがとうございます!!」
エバンス「最高です!!」
ユキ母「??」
ミスティ「……何から何まで……ありがとうございます」ペコ
ユキ母「いえいえ、雪解けのサービスの一貫よ。例え朝廷が相手でも、お客様の秘密と安全をお守りする……それが私たちの職務なの」
妖精「ひとまず、しばらくはここをクロシュ勢力の拠点として活動しよう」
クロシュ瓶「〜〜」モニョモニョ
シズク「こっちでも、精一杯お世話させていただきます!」
妖精「シズク、無理してない……? つらい時はクロシュみたいに瓶に入ったりしてても……」
シズク「泣いてても、仕方ないので……!! わたしにできること、精一杯やります!!」
ローガン「フッ……良い子だな、シズクくんは」
シズク「えへへ……よく言われますっ!!」
☆クロシュ勢力の拠点が霊峰の隠れ里に移りました
……………………………………………………………………………………
□オノゴロ諸島 霊峰の隠れ里
隠れ里:貸家、広場、市、茶屋、食堂、温泉、鍛冶屋、道場、神社、他
離れ山:未探索(今日は疲れてるので探索できない……)
……………………………………………………………………………………
オノゴロ諸島滞在7日目。ここは霊峰の隠れ里です
↓1〜3 自由安価 何をする?
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/15(土) 22:36:30.58 ID:CZ5Somqs0
フラナとパティから支援物資が届く
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/15(土) 22:37:31.56 ID:JMHr9iTGo
世界中のスライムたち、おらに元気を分けてくれスタイルで回復に努める
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/15(土) 22:37:35.10 ID:Wf9Yj2zhO
隠れ里で情報収集
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/15(土) 22:37:36.67 ID:mt8kvz2k0
反朝廷勢力に傀儡に仕立て上げられている偽姫巫女(?)について知ってる人がいないか調べる
48 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 23:01:54.89 ID:uQlfAxuF0
―霊峰の隠れ里
ホーホケキョ ポーポーポッポー
イリス「それにしても……んん〜! のどかで良いとこだね!」ググッ
妖精「空気も澄んでるし、自然の力も豊富に感じられる。妖精の私にとってかなり心地良い環境だから、オノゴロの妖怪っていうのはやっぱり精霊とか妖精に近い生き物なのかも」
イリス「隔絶した島国で独自に進化した種かあ。なんだか夢が広がるね……ん?」
ギュオオオオンッ!!!!
妖精「あ、あれは……」
イリス「まさか……!!」
シュタッ!!!!
血分身フラナ「久しぶりね。イリス、妖精」ファサッ
イリス「フラナ先生……の分身!!」
妖精「なんか言葉が流暢になってる!?」
血分身フラナ「良いモノをあげるわ」スッ
イリス「あ、でもこの会話が成立しそうでしない感じはやっぱり血分身の先生かも……」
↓1コンマ
01-50 いつものブラッドワイン
51-90 ↑+ビターチョコスムージー(油揚げフレーバー)
91-00 ↑+そしてこの血分身たる私よ
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/15(土) 23:03:11.31 ID:oMZRagyh0
あ
50 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 23:21:28.57 ID:uQlfAxuF0
マジカルブラッドワイン「」ポン!
妖精「いつものやつだ」
イリス「ありがとうございます!」
血分身フラナ「それとパティから手紙を預かってるわ」スッ
イリス「え、パティさんから!?」
パティの手紙『狐はチョコレートを食べると中毒症状を起こして死ぬ。オノゴロには危険な妖狐が数多く潜んでいるから、覚えておいて損はないわ。以上』ペラッ
イリス「ええ……」
妖精「狐ってチョコ食べると死ぬんだ……」
血分身フラナ「ところでフレメアを見なかったかしら」
イリス「オノゴロ諸島では見てないですね……」
血分身フラナ「わかったわ。頑張りなさい」タンッ
ギュオオオオッ!!!
イリス「あ、ありがとうございましたー!!」
妖精「凄い速さで飛んでいった……。なんか血分身の性能が上がってきたね」
イリス「流石フラナ先生です!」
☆ブラッドワインを一本いただきました
☆狐がチョコに弱いという情報を得ました
◇
51 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/15(土) 23:22:20.75 ID:uQlfAxuF0
というわけで本日はここまでとなります。次回はクロシュの元気回復編、隠れ里で情報収集編となります
突然の襲撃やアウル氏の追撃を躱して霊峰の隠れ里に身を寄せたクロシュ一行。のどかで穏やかなこの地で、クロシュ勢力として決起を図るべく次の手を模索する。血分身のフラナ氏からまたブラッドワインを頂いたり、パティ魔術顧問から突然の狐毒殺知識を教わったり、ひとまず初日の成果は良い感じになりそうに思える。そして瓶の中でデロデロになっているクロシュは、元気を取り戻せるか。世界中のスライムたちは、黒いあかちゃんスライムを応援してくれるのか――
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/16(日) 03:22:08.89 ID:yV8oTq6po
乙でした
フラナ先生の毒殺提案理にかなってるけど無慈悲でなんというかこう、手心というものは……
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/16(日) 11:22:33.85 ID:i/PONkGAO
乙
パティ先生の図書館にはそれこそ禁書級の本とかたくさんありそう。
好奇心で読もうとした使い魔ちゃんとかも過去にいてお仕置きしてそう。
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/16(日) 12:27:12.62 ID:hUkylx4Y0
乙
>>42
でアウルがこの里出身じゃないと言っているけど猫の獣人みたいに狐の獣人もオノゴロ諸島に残っている者と別の国に行っている者がいるという事なのかな。
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/16(日) 12:32:09.50 ID:/KtlJDBcO
立て乙更新乙
ブラッドさんのクロシュ評が軟化してきててワロタ
イヌ科にチョコは禁忌っすね…
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/16(日) 14:34:08.37 ID:Jo3NV4yW0
単に忘れてるだけかそれとも何か意図があっての事なのかは分からないけど、ユーシリア帝国市民の紹介でフレンだけ抜けてるのちょっと可哀想
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/16(日) 14:34:08.31 ID:Jo3NV4yW0
単に忘れてるだけかそれとも何か意図があっての事なのかは分からないけど、ユーシリア帝国市民の紹介でフレンだけ抜けてるのちょっと可哀想
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/16(日) 14:36:08.49 ID:Jo3NV4yW0
すみません、何故か二重投稿になってしまいました
59 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/16(日) 20:32:48.86 ID:2l8oHCgp0
竜にとってアボカドが毒になるように、狐にとってはチョコレートが毒になるようです。もちろんイリスたちは問答無用で毒殺するような無慈悲な方々ではないので、今後の状況を注視していくのが良いと思われます
ユーシリア帝都大図書館には様々な本があり、一般の方には公開されていないスゴイ本やヤバイ本もあったりするかもしれません
使い魔にもいろいろいるようですが、迂闊な者は実際そういう本を勝手に読んだりして大変な目に遭ったりすることもあったかもしれません
猫又や妖狐はオノゴロの妖怪ですが、大陸にいる狐や猫の獣人と同一視されたりされなかったりすることがあります。彼らが同一の種族なのかは有識者の間でも意見が分かれていますが、見た感じはほとんど同じようです
ブラッド氏はクロシュさんのことをのろまなあかちゃんだと思っているようです。あかちゃん相手に目くじらを立てても仕方がないので、変なことをしても大目に見てくれるかもしれません
申し訳ありません、忘れていました。登場人物が増えるとこのようなミスも増えるので、やっぱり縮小した方が良かったかもしれません
60 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/16(日) 20:35:19.84 ID:2l8oHCgp0
―霊峰の隠れ里 貸家
クロシュ瓶「……」
クロシュ(……不死鳥になると……怪我とか、傷は治るけど……すごく、疲れちゃう……)
クロシュ(……もっと早く、回復できないかな……?)
クロシュ瓶「……」モニョモニョ
元気回復したい
↓1コンマ
01-60 レッサースライムたち『〜〜』モニョモニョ
61-90 白銀スライムちゃん『無理しないで』モニョモニョ
91-00 ブラッド『食い貯めとけ』モニョモニョ
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/16(日) 20:35:53.42 ID:JAvVCj7p0
あ
62 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/16(日) 20:44:54.67 ID:2l8oHCgp0
―??
遥か彼方の空に浮かぶ白い光「」ユラユラ
地上に瞬く無数の光「」チカチカ
クロシュ『〜〜』モニョモニョ
レッサースライムたち『わ〜』モニョモニョ
レッサースライムたち『こんにちは〜』モニョモニョ
クロシュ『ん……こんにちは……』モニョモニョ
レッサースライムたち『くろいスライムだ〜』モニョモニョ
レッサースライムたち『ねえ、たべてもいい? たべてもいい?』モニョニョ?
クロシュ『ほえ……どうやって食べるの……?』モニョモニョ
レッサースライムたち『あえ? たべらんない?』モニョニョ?
レッサースライムたち『んわ〜ここどこ〜?』モニャニャ
レッサースライムたち『へんなとこ〜』モニョモニョ
クロシュ『んへへ……』モニョニョ
◇
―霊峰の隠れ里 貸家
クロシュ瓶「……♪」モニョモニョ
シズク『クロシュちゃん何してるの?』モニョッ
クロシュ瓶『わ、シズクちゃん……! えっと……遠くの、レッサースライムさんたちと……お話、した……!』モニョモニョ
シズク『んええ!? ど、どーやって!?』モニョニョ!?
クロシュ瓶『えっとね――』モニョモニョ
☆レッサースライムたちとお話して少し元気になりました
63 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/16(日) 21:09:18.06 ID:2l8oHCgp0
―霊峰の隠れ里 市
ワイワイ キャッキャ
茶屋の看板『美味しいお茶・お団子・お饅頭』
食堂の看板『食材豊富』
粉焼き屋妖精「粉焼きだよ〜」
油揚げ屋妖狐「油揚げじゃぞ〜」
ワイワイ キャッキャ
ミスティ「市は賑わってるわね」
ローガン「温泉街とはまた違った趣があるな」
エバンス「よし、そんじゃあ地道に情報収集でもするか」
↓1コンマ
01-60 今の姫巫女は狐っぽいらしい
61-90 離れ山には廃村があるらしい
91-00 里外れに傷だらけの女の子が倒れてるぞ!!
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/16(日) 21:10:52.89 ID:i/PONkGAO
あ
65 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/16(日) 21:59:39.66 ID:2l8oHCgp0
粉焼き屋妖精「離れ山には村の跡があるんだよ!」
ミスティ「村の跡……?」
エバンス「廃村ってことか?」
粉焼き屋妖精「わかんない! 何年か前に探検した時に見つけただけだもん!」
ローガン「ふむ……飢饉か、災害か……?」
エバンス「少し気にならんでもないが、俺たちの事情とは関係なさそうか」
粉焼き屋妖精「そんなことより買ってってよ! 粉焼き!」
ミスティ「……粉焼きって、何?」
エバンス「……小麦粉の生地を球状にして焼いたもの……か?」
ローガン「トコナツ島で見たたこ焼きに似ているな」
粉焼き屋妖精「タコは入ってないよ! だから粉焼き!!」
エバンス「なるほどな。じゃあ情報提供のお礼に買ってくか」
粉焼き屋妖精「まいど〜! 熱いうちに食べてね〜」
☆廃村の情報を得ました
◆
66 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/16(日) 22:28:20.87 ID:2l8oHCgp0
―オノゴロ諸島トウゲン温泉 滞在8日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖 防:竜のエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:蜥蜴一文字 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の刀 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*6 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 闇の欠片 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 フリルワンピ水着 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 フメイとアリシラの人形
魔導飯盒 ガラスのザリガニ メルルの帽子
妨害魔力波発生装置 踊り子の双剣 溶岩石のアミュレット
属性大全 サボテンドラゴンの花 太陽のメダリオン
魔王図鑑 精霊のローブ 暗黒優待券
氷精の魔導書 精霊樹の杖[改] 冒険者証(ランク1)
ブラッドワイン*3 大魔女帝国渡航権
マッスルワイン*1 かたたたきけん
吸血鬼殺ワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
魔術書「正負の属性」 風船印のパラシュート
吸血鬼の日焼け止め ラティア勲章
日蝕の傘 ユーシリア王家の紋章
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
晴れ乞い傘
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[04/06]
・イリス 杖術[02/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[05/16]
・ローガン 剣技[13/16] 魔法[04/08] 防御[02/08]
・エバンス 剣技[12/16] 魔法[02/08]
……………………………………………………………………………………
□オノゴロ諸島 霊峰の隠れ里
隠れ里:貸家、広場、市、茶屋、食堂、温泉、鍛冶屋、道場、神社、他
離れ山:未探索(廃村があるらしい?)
……………………………………………………………………………………
67 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/16(日) 22:29:24.81 ID:2l8oHCgp0
―霊峰の隠れ里 貸家
粉焼き「」ポン
朝ごはん「」ポン
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
イリス「クロシュちゃんすっかり元気になったねえ」
シズク「よかったです!」
妖精「うんうん。それに――」
柱の陰に隠れているイヨ「……」ジッ
ミスティ「改めて見ると……公家のイヨって、こんなに小さい子だったのね……」
アキト「かような幼子を無惨に毒殺しようとするとは……毒狐アウル、許せぬ悪でござる」
イヨ「……! 私は18歳です……! 幼子でも小さい子でもありません!」ズイッ
ミスティ「えっ年上……!?」
アキト「なんと……拙者の一つ下だと……!?」
イヨ「……」プンスコ
妖精「まあ、とりあえず無事に目が覚めたようで良かったよ。それで今の状況なんだけど――」
イヨ「……わかっております。姫巫女がついに乱心……いえ、元からそのように企てていたのやもしれません。そして私の目論見も露見して……今はこうしてあなた方に命を救われ、匿われている……」
妖精「そういうこと。ついでに言えば私たちは、朝廷と反朝廷の両方に喧嘩を売る第三勢力を結成するつもりでいる。できればあなたにも協力して欲しいんだけど……」
イヨ「……朝廷と反朝廷が手を組んでしまった以上、もはや私はあなた方に縋る以外の術を持ちません。不肖の身ではありますが、どうかお役立てください」
☆クロシュ勢力にイヨが加入しました
オノゴロ諸島滞在8日目。ここは霊峰の隠れ里です
↓1〜3 自由安価 何をする?
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/16(日) 22:29:37.51 ID:JAvVCj7p0
派閥の仲間探し
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/16(日) 22:30:05.90 ID:M4tMgbFuO
アウルについて何か弱みになるような情報等がないかハーピィ記者に手紙で聞いてみたり、他の住人に聞き込み調査する
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/16(日) 22:30:34.81 ID:HJvVXrFW0
反朝廷勢力に傀儡に仕立て上げられている偽姫巫女(?)について会う方法や知ってる人がいないか調べる
71 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/16(日) 23:07:39.00 ID:2l8oHCgp0
―霊峰の隠れ里 貸家
妖精「ねえ、クロシュ勢力に加入してくれそうな人っていない?」
イヨ「……リュウトウ……前に私と共にあなた方を襲った剣士のことを覚えていますか?」
ローガン「おお、あの凄腕の剣士殿か! もちろん覚えている!」
イヨ「彼女なら……事情を話せば、朝廷を抜けてこちらに付いてくれると思います。ただ……彼女は今、恐らくトウゲン国政区の警備を任されているはずなので……接触すること自体が大きなリスクになってしまいます……」
エバンス「なるほど……難しいな」
イリス「北方開拓に派遣された人たちを呼び戻すことは?」
イヨ「……北方開拓団も、荒れ波によって身動きが取れないという連絡が先日入りました。援軍は期待できません」
ミスティ「むう……このオノゴロ本島でどうにか戦力を集めなければどうにもならないということね……」
エバンス「ひとまずこの辺りで味方になってくれそうな奴を探してみるか!」
*
戦力探し結果
↓コンマ
01-60 サララ
61-70 メルル
71-80 デュア
81-90 リュアン+??
91-94 レイ
95-97 フメイ+アリシラ
98-00 セイン
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/16(日) 23:10:07.95 ID:XBaSTS23O
カモンフレンズ
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/16(日) 23:15:00.14 ID:yV8oTq6po
フメイちゃーん!
74 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/16(日) 23:53:23.25 ID:2l8oHCgp0
―だいぶ前
海
イカダ「」ザパァァァン!!!
フメイ「わあああああ!!!!」アタフタ
アリシラ「いやああああああ!!!!」アタフタ
転覆するイカダ「」ベシャーンッ!!
フメイ「がぼっ、がぼぼっ!!」アップアップ
アリシラ「フメイちゃあん!!!」バシャバシャ
◆
―けっこう前
謎の海域
爆炎噴射イカダ「」ボシュウウウウッ!!!
アリシラ「すごい、すごいよフメイちゃん!! ジェットエンジンイカダだ!!!」
フメイ「波なんかに、絶対に負けない!!!」
幼い少女の影「」ヌッ
アリシラ「はえ……」コテッ
フメイ「わ、わ、わああああああ!!!!?!?!?」
爆炎噴射イカダ「」ボシュウウウウッ!!!
◆
―少し前
オノゴロ本島海岸
ザァーン… ザザァーン…
カモメ「クゥー、クゥー」バサバサ
カニ「」チョキチョキ
イカダの残骸「」ボロボロ
フメイ「う……こ、ここは……」
アリシラ「フメイちゃん!! 気が付いた!! 私たち、辿り着いたんだよ!!」
フメイ「え……!」
アリシラ「オノゴロ島に!!!」
◆
―今
オノゴロ山中
フメイ「……ここ……どこ……?」ヨタヨタ
アリシラ「え、ええと……この辺りに、温泉街があるはずでぇ……」ヨタヨタ
フメイ「フメイ……疲れた……」ヨタヨタ
アリシラ「……あっ! 見て、家がある! 集落だ――」
クロシュ「?」ヒョコ
フメイ「えっ……クロシュ!?」
アリシラ「クロシュちゃん!?」
クロシュ「フメイちゃん……アリシラさん……!?」
◇
75 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/16(日) 23:54:19.22 ID:2l8oHCgp0
―霊峰の隠れ里 貸家
囲炉裏「」パチパチ
フメイ「お、お邪魔します……」トコトコ
アリシラ「お邪魔しま〜す」ノシノシ
イリス「……!!? ふ、フメイちゃんに、アリシラさん!?」
ミスティ「えっ……!? い、一体どういうこと!?」
クロシュ「迷子……だった!」
*
妖精「な、なるほど……イカダで海を……」
アリシラ「結果オーライ! こうしてクロシュちゃんにも会えたしね」
フメイ「……ん」
クロシュ「……♪」ニコニコ
アリシラ「そんで……話を聞く限りだと、ここの世界樹の光はけっこう困ったことになってるんだね?」
妖精「まあ、そうだけど……。あなたたちはどうするの? 正直私たちだけじゃ戦力不足だから、もし手伝ってくれるなら手伝って欲しいけど……」
アリシラ「私たちは――」チラッ
フメイ「……」ウツラウツラ
クロシュ「……フメイちゃん……疲れてる……」
フメイ「…んーん……。ちょっと……眠いだけ……」
クロシュ「……寝よ。あっち……お布団の、お部屋……」
フメイ「クロシュ……」
クロシュ「……昔みたいに……クロシュたんぽ、つかう……?」
フメイ「……うん………」
クロシュ「ん……!」
おてて「」ギュッ
ヨタヨタ… トコトコ… モニョモニョ…
アリシラ「……いいよ。手伝ってあげる。光は譲らないけど」
妖精「……ふふ。けっこう優しいとこあるんだ」
アリシラ「もうすぐ終わるんだもの。最期の思い出くらいはね」
妖精「……」
☆クロシュ勢力にフメイちゃんとアリシラさんが加入しました
◇
76 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/16(日) 23:55:20.28 ID:2l8oHCgp0
というわけで本日はここまでとなります。次回はアウル氏の弱点調査編、偽姫巫女について調べよう編です
隠れ里に到着し、レッサースライムたちとお話したり、離れ山の廃村の噂を聞いてみたり、イヨさんが目を覚ましてクロシュ勢力に加入したり、フメイちゃんとアリシラさんがクロシュ勢力に加入したりしました
長旅で疲れ切ったフメイちゃんは、クロシュたんぽを抱きしめて柔らかな眠りにつく。抱きしめられたクロシュも、久しぶりの温もりと懐かしさに包まれて意識を手放した。運命に翻弄されし無垢なる幼子たちに、しばしの安息を――
それでは本日もありがとうございました。次回は土日の予定ですが、土曜日がちょっと不明瞭なのでもしかしたら更新できないかもしれません。よろしくお願いいたします
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/17(月) 00:36:58.47 ID:PZji/qc4o
おつでしたー
オノゴロの近海はイカダで漕ぎ出したい衝動に駆らせるナニカがあるのか…w
勢力の戦力的には申し分ないフメイちゃん、クロシュたんぽでぬくぬくかわいい
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/17(月) 02:31:03.17 ID:VeNj4gw0o
おつ
リュウトウちゃん今の所良いとこなし
これから逆転できるか
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/17(月) 07:56:17.61 ID:qKCsVgq30
乙です
アリシラちゃんも昔はクロシュたんぽ使ってたのかな
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/20(木) 12:16:07.78 ID:FULdYdulO
乙
サララちゃんもクロシュ勢力とガッツリ接触しちゃったし追っ手とかないといいけど
81 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/22(土) 18:04:36.66 ID:/b2lvrsv0
オノゴロへの近道は東ユーシリア港なのですが、現在東ユーシリア港ではオノゴロ行きの船は出ておらず、船の貸出なども行われていません。そのため、オノゴロに行くにはイカダを使うしかない――とイカダで海渡りを敢行する旅人が後を絶たないようです
フメイちゃんは実際とても強いので、クロシュ勢力としては大幅な戦力の拡大ができました。クロシュ氏も久しぶりにフメイちゃんに会えて嬉しそうです。フメイちゃんも久しぶりにクロシュたんぽでぬくぬくできて良かったと思います
リュウトウ氏は信念と命令の板挟みになっていてとてもつらい状況かもしれません。現朝廷で働くよりはクロシュ勢力に引き抜かれてしまった方が気持ち良く働けると思いますが、彼女はとても真面目なので簡単には引き抜かれてくれないかもしれません。しかし逆転の機会はきっとあるかと思います。自由行動などで上手く接触を図っていくのが良いでしょう
アリシラ氏はフメイちゃんのようにクロシュさんと一緒に旅をしたり、一緒のおうちに住んでいたりしたわけではないので、クロシュたんぽを使う機会は滅多になかったものかと思われます。でももしかしたら、お泊り会のようなことをした時にクロシュたんぽを使わせてもらうこともあったかもしれません(でもあまり独占しすぎるとフメイちゃんが拗ねるので注意が必要です)
サララ氏はクロシュ勢力に限りなく近い一般人なので、温泉街に居続けるよりは一緒に隠れ里へ避難した方が良いかもしれません。しかし実は彼女の家では優れた隠密の技が伝えられているため、もし命を狙われるような立場となっても意外としぶとく逃げ回れる可能性が高いです。心配しなくともきっと大丈夫でしょう
82 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/22(土) 18:05:09.70 ID:/b2lvrsv0
―霊峰の隠れ里 貸家の縁側
アリシラ「ふむふむ……つまりまずはその毒狐をどうにかする方法を考えないといけないわけだ」
妖精「この前は風でも打ち払えない毒霧を広範囲にばら撒いたんだ。対策してないとまともに戦うことすらできないと思う」
イリス「風で払えないってところが厄介だなあ……。妖精さんたちの耐毒結界を人間用に変換するのは難しいんだよね?」
妖精「まあうん……。どっかに人間魔法と妖精魔法の両方に精通してる奴でもいれば違ったかもしれないんだけど……」
イリス「人間魔法と妖精魔法の両方に精通してる人物……フラナ先生やパティさんも流石に妖精魔法は専門外だろうしなあ」
ミスティ「毒を出させる前に一気に倒してしまうのはどうかしら?」
エバンス「無茶言うなよ! 相手はあのシノホシの構成員だぞ!?」
ローガン「いや、しかし相手に何かをさせる隙を与えずに倒してしまうというのは悪くない発想だと思う。流石に正面突破でそうするのは難しいだろうから、何らかの搦手か罠が必要だろうが……」
↓1コンマ
01-50 廃村で見慣れない妖狐の目撃情報
51-90 ↑+チョコスムージーのお届けです!
91-00 ↑+人間用耐毒結界のお届けだよ〜
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/22(土) 18:24:03.96 ID:+VYuCF+Uo
はい
84 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/22(土) 20:05:22.71 ID:/b2lvrsv0
―霊峰の隠れ里 広場
ワイワイ キャッキャ
仔猫又「すたれ村に変な狐がいたニャ!」
ミスティ「え、すたれ村?」
ハーピィ記者「この隠れ里の子供たちは、離れ山にある廃村のことをすたれ村と呼んでいるみたいですよ」
イリス「へぇ〜そうなんですね……えっ風雪新聞の記者さん!?」
ハーピィ記者「どもども! いつもお世話になっております!」
ミスティ「唐突に出てきたわね……まあいつものことか。あなた、その狐のこと詳しく教えてくれる?」
仔猫又「銀色の毛並みだったニャ! 初めて見たニャ! 綺麗だったニャ!」
イリス「銀色の綺麗な毛並み……。この辺にはそういう毛並みの狐はいないの?」
仔猫又「いないと思うニャ!」
ミスティ「そうなのね。ありがとう、教えてくれて」
仔猫又「言葉より現ナマが欲しいニャ!」
イリス「げ、現ナマ……」
ミスティ「……この冷凍イクラマスでどうかしら」スッ
冷凍イクラマス「」ポン
仔猫又「ニャ……! 商談成立ニャ!!」パクッ シュタタタタッ
85 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/22(土) 20:07:50.10 ID:/b2lvrsv0
イリス「エバンスさんが獲ってくれたイクラマスが役に立ったね」
ミスティ「ええ。瞬間冷凍は普通の冷凍より旨味が損なわれないから、あの子の舌も満足させられるはずよ」
ハーピィ記者「すばらしい商談でした! ダークヒーローたちの新たな一面、記事にさせていただきますよ!」パチパチパチ
イリス「あ、はい……。ところでルフさん、銀色の狐について何かご存知ですか? 生息地とか」
ハーピィ記者「ええもちろん。銀狐はかつて、このオノゴロ諸島に生息していた生物種の一つです」
ミスティ「……かつて? 今は?」
ハーピィ記者「ここ十数年、生存個体は確認されていません」
イリス「え、ええっ……!」
ハーピィ記者「昔はこの里の近くや離れ山にもたくさんいたんですけどね。すたれ村というのも、かつては銀狐の妖狐たちがまとまって暮らす集落だったんですよ」
イリス「……どうしていなくなっちゃったんですか?」
ハーピィ記者「乱獲です」
イリス「そ、そんな……」
ハーピィ記者「銀狐の毛皮はさっきの仔猫ちゃんが言っていた通りとても美しく、主に人間たちにとってとても価値の高い物品でした。そんな銀狐が大量に暮らしている場所や村があれば……もうおわかりですね?」
ミスティ「……反吐が出るわ」
ハーピィ記者「そんなこんなでオノゴロ諸島の銀狐は絶滅……。あのすたれ村が焼き討ちされたのは大体20年くらい前だったでしょうか。仔猫ちゃんが銀狐を見たことがなかったというのも無理はありませんね」
イリス「……あれ? じゃああの子が見たっていう銀狐は……」
ハーピィ記者「さあ。生き残りか、もしくはシノホシのテロリストのどちらかでしょう」
ミスティ「……アウル・フォクシーも銀狐なの?」
ハーピィ記者「見た目は完全に銀狐の妖狐ですね。もちろんそのように化けているだけの可能性もありますけど」
イリス「……」
ハーピィ記者「おやや、だめですよ同情なんかしちゃ! アウル・フォクシーはオノゴロ諸島転覆を目論む危険なテロリストなのです! ダークヒーローなら涙を飲んで敵を討たなきゃ!」
ミスティ「同情するなと言いつつ涙を流すなとは言わないのね……」
ハーピィ記者「ダークヒーローイリスのことなら詳しいですからね、私。そしてそんなあなた方にプレゼントがあります!」スッ
チョコスムージー「」ポン!
イリス「これは……スムージー?」
ハーピィ記者「はい、チョコレートスムージーです。対狐用毒物ですね。引きこもりの魔女に頼まれまして、危険な妖狐と戦う際はまずこれを飲ませると良いとのことです」
ミスティ「……ありがたいと言えばありがたいけれど……大喰らいの悪竜ならともかく、用心深いアウルにこれを飲ませる機会なんてあるかしら……」
ハーピィ記者「さあ……それはあなた方次第ですね。まああなた方の誰かやクロシュちゃんが飲んじゃっても良いと思いますよ。中身は本当に普通のチョコスムージーなので。フレーバーは油揚げですけど」
イリス「油揚げフレーバー……」
☆チョコスムージーを1つ手に入れました
*
86 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/22(土) 20:09:24.99 ID:/b2lvrsv0
―霊峰の隠れ里 貸家の縁側
妖精「うーん……いっそ人間用の魔法についてちゃんと勉強してみるか……。いやでも今から勉強したら何年かかるか……」
アリシラ「大変だね〜」
妖精「あ、そういえばアリシラって吸収魔法が使えるんでしょ? ならアリシラが毒魔法を片っ端から吸収すれば良いんじゃない?」
アリシラ「え〜無理無理、毒魔法なんて吸収したら毒で死んじゃうよ〜」
妖精「炎魔法とかを吸収しても焼け死なないのに毒魔法を吸収したら毒で死ぬっていうのはおかしい」
ヒュルルル――
風の精霊「お届け物だよ〜!!」ヒュルルッ
妖精「あ、風の精霊」
アリシラ「風の精霊さんだね」
風の精霊「ティセリアさんから!」スッ
巻物「」ポン
妖精「ティセリアから? なんだろう」
風の精霊「それじゃあまたね〜」ヒュオオオッ
アリシラ「とりあえず中を見てみたら?」
妖精「うん」
巻物「」バラッ
妖精「こ、これは――!!」
巻物『妖精用中和結界を人間向けに転用する手順』
巻物『毒を使う敵との戦いに備えてお役立てください。絶対無事に帰ってきてね。ティセリアより』
妖精「ティセリア……」ウルウル
アリシラ「ものすごく良いタイミング……」
☆妖精が人間用耐毒結界を習得しました。戦闘時、妖精が健在の場合に相手の毒を無効化します
◇
87 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/22(土) 20:33:23.49 ID:/b2lvrsv0
―霊峰の隠れ里 市
エバンス「そういえば反朝廷勢力は偽の姫巫女を擁立してるとかいう話を聞いたが、偽の姫巫女ってのはどんなやつなんだ?」
アキト「病や傷を治す不思議な力を持っている……と聞いた。拙者も本人や現場を直接見たことがあるわけではござらんゆえ、真偽はわからぬが……」
ローガン「病や傷を……? 治癒魔法とは異なるのか?」
アキト「治癒魔法であっても、即時に病や傷を治してしまえるわけではなかろう? しかしその姫巫女は、その場で直ちに治してしまうらしいのでござる」
エバンス「……てことは、不死鳥の炎みたいな超パワーの持ち主ってことか!?」
アキト「……どうであろうな。もし不死鳥の如き力を持っているのであらば、もっと有名であってもおかしくはない。拙者は、その治癒の力には何らかのカラクリがあるものと睨んでいる」
ローガン「でっち上げ、あるいは自作自演か」
アキト「もしくは……重い代償がある、など」
エバンス「実際に会えれば聞けるんだがな」
アキト「反朝廷勢力の重要人物でござる。簡単には会えなかろう……」
↓1コンマ
01-60 サララ「その子のこと、知ってるかもしれません」ヌッ
61-90 サララ「居場所もわかるかもしれません」
91-00 サララ「だ、誰か〜!!」
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/22(土) 20:35:39.00 ID:2eAGHDcDO
あ
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/22(土) 20:41:07.57 ID:LLF8QBN30
今日はだいぶコンマが荒ぶっている
90 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/22(土) 21:18:24.00 ID:/b2lvrsv0
サララ「だ、誰か〜〜!!」バタバタ
エバンス「ん……? ありゃ、サララちゃんじゃないか!?」
ローガン「誰か背負っているが……」
サララ「助けてください!!! 大怪我してるんです!!!」
サララに背負われた傷だらけの女の子「」グッタリ
アキト「サララ、この子は……!?」
エバンス「怪我人だと!? 任せろ!!」バッ
ローガン「ここからならクロシュ勢力の貸家が最も近い! 治癒魔法の心得のあるイリスくんに診てもらおう!」
サララ「み、皆さんこちらにいらしたんですね……お願いします!!」
◇
91 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/22(土) 21:21:09.17 ID:/b2lvrsv0
―貸家
ドタドタドタ
傷だらけの黒髪ロングの女の子「はあ、はあ、はあ……」グッタリ
シズク「え……と、トキワちゃん!? トキワちゃんですか!?」モニャニャ!?
サララ「シズクちゃん! うん……隠れ里に来る途中で、倒れてるのを見つけたの……!」
妖精「……!!? な、なにこの子……!? 死と病の気配が……」
アリシラ「うわ……命がかすれてる。生きてるのが不思議だよ、その女の子……」
ミスティ「どういうこと……?」
サララ「……この子、昔温泉街に住んでたんです。旅館とか道具屋のお手伝いをしながら暮らしてたんですけど、ある日急に行方不明になっちゃって……。怪我とか病気を肩代わりできる力を持ってたから……もしかしたら……」
アリシラ「へえ……怪我とか病気を吸い取るってこと……。命を吸い取る私とは真逆だね……」
サララ「……どうにか、なりませんか……!? このままじゃ、トキワちゃん……!!」
イリス「こ、こんなにも傷だらけじゃ……私の治癒魔法でも……。しかも病気の治し方なんて……」
分体スライムクロシュ「!」モニョッ
シズク「クロシュちゃん……!? あれ、フメイちゃんと一緒に寝てたんじゃ……」
モニョモニョ…ポン!
分体クロシュ「わたし……分体」
不死鳥の羽根「」キラキラ…
モニョモニョ…ポン!!
分体不死鳥クロシュ「コッコッコッ……」トコトコ
妖精「えっ……!? 分体なのに……不死鳥の羽根と同化した!?」
分体不死鳥クロシュ「コッコッコッコ……」バサッ
明るい炎「」メラメラ…
炎に包まれる傷だらけのトキワ「ん……ぁ……」メラメラ…
シズク「んわあああ!!? クロシュちゃん何してるのお!!?!?」モニャニャニャ!!?
イリス「ま、待ってシズクちゃん! クロシュちゃんの炎は――」
炎に傷を癒やされていくトキワ「ぁ……」メラメラ…
アリシラ「……命が………満ちていく…………」
完治したトキワ「すう……すう……」zzz
サララ「トキワちゃん……!!」
シズク「クロシュちゃん、すごい……! すごい、すごい……!!」ピョンピョン
デロデロ…
分体スライムクロシュ「」デロロ…
妖精「ああっ! はい、瓶! これに入って休んで!」スッ
空き瓶「」ポン
デロデロ
分体クロシュ瓶「」ポン
☆00クリティカルにより分体のクロシュも同化が使えるようになりました
☆謎の少女トキワを保護しました
◆
92 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/22(土) 21:46:39.29 ID:/b2lvrsv0
……………………………………………………………………………………
―オノゴロ諸島トウゲン温泉 滞在9日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ラティアの大盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖 防:竜のエプロン 飾:不死鳥の羽根
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:氷竜革のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:蜥蜴一文字 盾:灼鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の刀 防:硬質革鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*6 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*0 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 大きな巻き貝 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 闇の欠片 精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中 フリルワンピ水着 精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の妖精の織物 魔法学園のスク水 フメイとアリシラの人形
魔導飯盒 ガラスのザリガニ メルルの帽子
妨害魔力波発生装置 踊り子の双剣 溶岩石のアミュレット
属性大全 サボテンドラゴンの花 太陽のメダリオン
魔王図鑑 精霊のローブ 暗黒優待券
氷精の魔導書 精霊樹の杖[改] 冒険者証(ランク1)
ブラッドワイン*3 大魔女帝国渡航権
マッスルワイン*1 かたたたきけん
吸血鬼殺ワイン*1 大魔女帝国滞在許可証
魔術書「正負の属性」 風船印のパラシュート
吸血鬼の日焼け止め ラティア勲章
日蝕の傘 ユーシリア王家の紋章
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
晴れ乞い傘
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]
◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[04/06]
・イリス 杖術[02/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[05/16]
・ローガン 剣技[13/16] 魔法[04/08] 防御[02/08]
・エバンス 剣技[12/16] 魔法[02/08]
……………………………………………………………………………………
□オノゴロ諸島 霊峰の隠れ里
隠れ里:貸家、広場、市、茶屋、食堂、温泉、鍛冶屋、道場、神社、他
離れ山:未探索(廃村があるらしい?)
……………………………………………………………………………………
93 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/22(土) 21:50:01.54 ID:/b2lvrsv0
―朝
貸家 寝室
チュンチュン
スライムクロシュ「……」デロデロ
フメイ「……? なんで疲れてるの……?」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
フメイ「えっ寝てる間に分体で不死鳥の力を使って、その分体を自分に戻したから反動で疲れた……!?」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ…
フメイ「む〜……フメイと一緒に寝てる時に、分体を出して他のことしてたなんて……」ジト
スライムクロシュ「〜〜っ」モニャニャ
フメイ「……まあ、いいよ。クロシュがそうしたいって思ったことなら……」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
フメイ「睡眠は足りてるだろうから、いっぱいごはん食べよ」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ
◇
―朝
貸家 居間
囲炉裏「」パチパチ
アキト「……それは真か?」
トキワ「は、はい……。私……反朝廷勢力の人たちに捕まって……姫巫女の役を、させられてて……」
アキト「場所や人数などは――」
扇子「」ビシッ!
ユキ母「はいそこまで。トキワちゃんは病み上がりなのですから、朝早くから質問攻めにしないの」
アキト「む……すまぬ。拙者としたことが気を逸らせてしまった」
ユキ母「ふふ、すぐに謝れて偉いわ」
アキト「そんなことで褒められたくないでござる……」
襖「」スッ
シズク「トキワちゃん……」モニョニョ
サララ「もう大丈夫なんですか……?」
ユキ母「ええ、しばらくは要観察だけどもう命に別状はないわ」
シズク「わあ……!」モニョニョ!
サララ「良かった……!」
トキワ「シズクちゃん……サララちゃん……!」
アキト「ふう……幼子を相手に血相を変えてしまうなど、不甲斐なし……。まだまだ修行が足りぬな……」
エバンス「はは、もう焦ることもないだろ。重要人物がこっちに付いてくれて、しかも悪意がないこともわかったんだ」
ローガン「うむ。クロシュ勢力としてこれほど喜ばしいこともないのではないか」
アリシラ「ええ〜私たちの加入より喜ばしいの〜?」
ローガン「い、いやそういうことを言ったわけでは……」
イリス「……昨日はすごかったですね。フメイちゃんたちが加入してくれて、毒狐対策が完璧になって、トキワちゃんを助けることができた……」
ミスティ「奇跡みたいな一日もあるものね……」
オノゴロ諸島滞在9日目。ここは霊峰の隠れ里です
↓1〜3 自由安価 何をする?
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/22(土) 21:50:23.93 ID:gbyxATpDo
すたれ村に潜伏し、アウルが来ようものなら全員で囲んで叩く
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/22(土) 21:50:24.39 ID:0aQKh4R50
サララにスーパー迷彩アイテムをつくってもらう
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/22(土) 21:50:44.97 ID:LLF8QBN30
トキワのお見舞い
差し入れとして何か料理を作って持っていく
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/22(土) 21:50:53.67 ID:VzmXB/fNO
イリス、ミスティ ハーピィ記者に教えてもらった銀狐についてクロシュ達や他のメンバーにも伝える
98 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/22(土) 22:12:58.34 ID:/b2lvrsv0
―貸家 台所
かまど「」パチパチ
イリス「というわけで、トキワちゃんにお見舞い料理を作ってあげよう!!」
クロシュ「わ〜」パチパチ
シズク「わ〜!」ピョンピョン
サララ「わ、わ〜…!」パチパチ
フメイ「わ〜……」パチパチ
エバンス「料理はいつも通り俺とイリスちゃんが主導でやるが、子供たちも手伝えたら手伝ってくれよな!」
シズク「はいっ! お水のことならお任せくださいっ!」
サララ「わ、私も簡単なお料理なら……!」
フメイ「……丸焼きなら」
クロシュ「わたし……味見、できる……!!」
妖精「こら、クロシュが味見したら全部なくなっちゃうでしょ」ペシッ
↓1〜2 追加の食材を1〜2つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉
魚介:サワガニ、ザリガニ、タニシ、イセエビ、イクラマス、マグロ
野菜:野草、ドラ大根、ゴボウの根っこ、フキノトウ、タケノコ
穀物:お米、ウドン麦、ソバ麦、ヤマイモ、オオキイ豆
果実:どんぐり、リンゴ、ミカン、ナシ、ブドウ、カキ、クリ
卵乳:トリの卵、ミルク、チーズ、バター
特殊:スライムゼラチン、ブラッドワイン、精霊樹のジャム、お宿の焼き菓子、上白糖、香辛料
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/22(土) 22:14:45.48 ID:2eAGHDcDO
ブラッドワイン、タケノコ
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/22(土) 22:20:56.33 ID:eIN2YibRo
マグロとお米
101 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/22(土) 22:56:51.59 ID:/b2lvrsv0
マグロとタケノコのワイン照り焼き丼「」ポン!
イリス「ブラッドワインを使った和洋折衷料理を目指しました!」
エバンス「まあ洋要素はワインだけなんだが」
ローガン「おお……マグロにこのような調理方法があるとは……!!」
ミスティ「マグロってスシとかサシミ専用の魚だと思ってたわ……」
イヨ「それはいくらなんでも偏見すぎます、ミスティさん……。まあ私も、テリヤキというものを食すのは初めてなのですが」
ユキ母「イヨちゃんテリヤキ初めてなの? ふふ、庶民の味は美味しいわよ〜」
トキワ「わわ……! こ、これ……私のお見舞いに……?」
シズク「はいっ! トキワちゃん、食べられそうですか?」モニョニョ
トキワ「え、えと……でも、本当に良いのでしょうか……? 私なんかが……こんなに豪華なお料理を……」
サララ「いいんだよ! 今まで大変だった分、食べて取り戻さなきゃ!」
クロシュ「うん!」
トキワ「み、みなさん……ありがとう、ございます……!」ジワワ
*
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
イヨ「……!! お……おいしい……!!」モグモグ
ローガン「うむ……マグロの力強さを一身に受け止めるかの如き料理だ! しかも白米とタケノコが大きな相乗効果を生み出している!」モグモグ
ミスティ「タケノコ……タケノコと言うのね、これ……。美味しいわ……」モグモグ
ユキ母「この隠れ里ではタケノコがよく採れるのよ。竹林の拡大には少々手を焼いているのだけどね」
アリシラ「お米も美味しいですね、これ」モグモグ
エバンス「オノゴロの米は世界内でもかなり人気がある食材なんだ。農業国のウルティ米も、オノゴロの米を元にして品種改良したものなんだぜ」
妖精「へえ〜。私、こっちの米の方が好きかも」モグモグ
トキワ「……」モグモグ ポロポロ
シズク「わ、わわ……!?」モニャニャ オロオロ
サララ「トキワちゃん……!?」
エバンス「……舌に合わなかったか……?」
トキワ「ち、違うんです。美味しくて……ほんとに、美味しくて……」ポロポロ
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
フメイ「うん……。おいしい……」モグモグ
イリス「ふふ……おかわりもあるから、いっぱい食べてね」
トキワ「はいっ……」
☆美味しい料理を食べて元気になりました
明日の終わりまで、戦闘時コンマに+20が加算されます
◇
102 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/22(土) 23:11:34.41 ID:/b2lvrsv0
というわけで本日はここまでとなります。次回はサララちゃんに道具作成依頼編、すたれ村を探してあわよくばアウルくんを囲んで叩こう編となります
銀狐にまつわる悲しみの物語……。果たしてアウル・フォクシーは、滅びた銀狐の生き残りなのか。もしそうだとして、人類に対する彼の復讐は正当と言えるのか。故郷を失った狐と相対す時、故郷を失ったあかちゃんスライムは、何を思う――何を祈る――
チョコスムージーを手に入れたり、銀狐の悲劇の歴史を聞いてしまったり、妖精が毒対策結界を習得したり、偽姫巫女のトキワちゃんを救助したり、クロシュ氏の分体が同化を使えるようになったり、美味しいテリヤキドンを食べたりしました
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/23(日) 00:26:26.28 ID:Q/Ul1aLso
おつ
今日はえらくコンマが強かったな…
隠れ里は平穏だけど町の方はどうなってるのか気になる
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/23(日) 01:23:25.62 ID:Oypo+uiJo
おつでした
シノホシメンバーは全員クロシュと腹割って対話して欲しさ出てきた…あわよくば敵対回避してえ
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/23(日) 03:18:44.44 ID:773FGedyo
乙
ローガンはいつも食レポに力が入ってる印象あるけどけっこうグルメなのかな
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/23(日) 12:38:45.75 ID:g/4sSmKDO
乙
味見に自信クロシュちゃんかわよい
分体も同化できるならいろいろできること増えそう
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/23(日) 14:22:32.13 ID:/uh7Byto0
乙
>>97
を書いた者ですけど書いた後、ふと思ったのだけどハーピィ記者が言っていた銀狐の件はあとでクロシュ達にもすで聞いていたりしているのかな。
108 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/23(日) 18:04:24.81 ID:OA68lb0X0
今回はコンマがとても高かったようです。そういう日もあるのかもしれません
隠れ里は平穏そのものですが、温泉街の方が今どうなっているのかはわかりません。一度見に行ってみても良いかもしれません
シノホシの方々は、お話できそうな人もいればできなさそうな人もいるようです。今後の行動次第では、もしかしたら戦わずに済む運命もあるかもしれません。クロシュ氏が良い運命を歩むことができれば良いと思います
ローガン氏は食べるものについて詳しくレポーティングする癖があったりなかったりするのかもしれません。なお彼自身は食に特別なこだわりがあるわけではないそうなので、焼きムカデのような豪華ではない料理もちゃんと食べてくれます
クロシュ氏は食べることが大好きなので、イリス氏やエバンス氏が料理をしている最中に味見できないかと後ろでコソコソしていることがあるようです。なおクロシュ氏はなんでも美味しく食べてしまうため、味見役としてはちょっと不適格だったりします
パーティメンバーの誰かが聞いた話や情報は、特別な事情などがない限りパーティ内で自動的に共有されるようです。今回のことで言えば、ハーピィ記者から聞いた銀狐のお話も既に共有されたものと見て問題ないでしょう
109 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/23(日) 18:06:09.38 ID:OA68lb0X0
―貸家
イヨ「……」ウロウロ
イリス「どうしたの? イヨちゃん」
イヨ「あ、イリスさん。その……隠密行動を取る為の方法を考えていたのですが、良い案が浮かばないのです」
ミスティ「隠密行動……。クロシュ、いる?」
スライムクロシュ「!」モニョッ
サララ「クロシュちゃんに何か用ですか?」
ミスティ「ああ、いえ。隠密行動なら、クロシュの得意分野かもと思って」
イリス「なるほどね。クロシュちゃん、光学迷彩と魔力迷彩を使ってみて!」
スライムクロシュ「〜」モニョ
モニョモニョ…スゥー…
透明スライムクロシュ「」モニョニョ
イヨ「わ……!? 視覚だけでなく、魔力探知にも引っかからない……!?」
サララ「!? クロシュちゃん、その技どこで……!?」
イリス「光魔法の光学迷彩と、とある旅人の技を真似してみた……てところかな?」
サララ「とある旅人……」
ミスティ「マントにもなれるわよね」
透明スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
透明マントクロシュ「」ポン! バサッ
透明イヨ「わっ!? こ、これは一体なんですか……!?」
透明イリス「クロシュちゃんは透明化するマントにもなれるんです!」
透明ミスティ「隠密行動なら、クロシュの分体をお供に連れて行くというのも良いんじゃないかしら」
透明イヨ「なるほど……。でもクロシュさんの負担にならないでしょうか」
透明マントクロシュ「……分体、作ると……ちょっと疲れる、かも……。でも……たぶんだいじょうぶ!」
透明イヨ「しかしクロシュさん自身にも危険が及ぶかもしれませんし……」
透明サララ「……そうだ! それなら私がお作りします!」
透明ミスティ「えっサララが?」
透明サララ「ものづくりは得意なんです! それにその……隠密の技術にもちょっと心得があるので!」
透明イリス「そうなんだ! それじゃあお願いしてみようよ、イヨちゃん!」
透明イヨ「は、はい。では無理のない範囲で」
透明サララ「はい! クロシュちゃん、少し調べさせてもらっても良いかな?」
透明マントクロシュ「〜〜」モニョモニョ
↓1コンマ
01-60 光学迷彩マント改
61-90 ↑+無音機能追加
91-00 ↑+認識阻害機能追加
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/03/23(日) 18:14:44.69 ID:Usy7xpCo0
あ
111 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/23(日) 19:08:35.30 ID:OA68lb0X0
サララ「できました!」
光学迷彩マント改「」ポン!
クロシュ「わあ!」
サララ「クロシュちゃんが化けてた光学魔力迷彩マントを模倣して、さらにうちの秘伝の無音技術を追加しました!」
イヨ「ということは……目に見えず、耳にも聞こえず、魔力探知にも引っかからないということ?」
サララ「はい! どうぞ!」
光学迷彩マント改「」ポン
イヨ「ありがとう……! これでリュウトウに接触できれば――」
イリス「ちょ、ちょっと待ってイヨちゃん! 一人で温泉街に向かう気……!?」
イヨ「はい。このマントがあれば隠密行動できるんですよね?」
サララ「そ、それはそうですけど……絶対に見つからない保証はできません!」
イヨ「……すみません。焦っているようです」
ミスティ「リュウトウ……確か友達なのよね」
イヨ「はい。ただ、歳は少し離れているのでどちらかと言うと妹のような存在なのです。この時勢に中将という重責を担わされ、きっと今もまだ一人ぼっちで踏ん張っているはず……。早く解放してあげないと……」
イリス「それなら、私たちみんなで助けに行けば……!」
イヨ「……しかし彼女は姫巫女にとても大きな忠誠心を持っているのです。下手に大人数で行けば警戒されて、対話の機会も得られず戦いになってしまうかもしれません」
ミスティ「……なるほど。だから一人で隠密行動を取ろうとしたのね……」
イヨ「ごめんなさい……。もう少しやり方を考えてみます。リュウトウは今の姫巫女のお気に入りでもあるみたいなので、きっと毒狐でも迂闊に手出しすることはできないはずです」
クロシュ「……でも……この前、蹴っ飛ばしてた……」
イヨ「……やっぱり、危ないかもしれません」
サララ「う〜……なんだかもどかしいです。こうなったら人数分作って――あっ材料がもうない……!」
イヨ「すみません、私の我儘で貴重な材料を……」
サララ「い、いいんです! 私も……昔リュウトウさんに助けてもらったこと、あります。一つ目だからっていじめられてた時に、リュウトウさんが割って入ってドカドカッていじめっ子たちを追い払ってくれたことがありました」
イヨ「えっ、そんなことが……!」
サララ「なので、リュウトウさんを助ける為に是非お役立てください。お願いします……!」
☆サララが光学迷彩マント改を作りました
☆クロシュの隠密レベルが上がりました
◆
112 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2025/03/23(日) 19:47:13.74 ID:OA68lb0X0
―離れ山
ホーホケキョ ポッポホーホー
ザッザッ トコトコ
ローガン「銀狐の暮らしていたすたれ村、か……」
イリス「はい……。後でユキちゃんのお母さんにも聞いてみましたけど、事実みたいです」
エバンス「……じゃああいつは、家族と故郷と……同族を滅ぼされた復讐に、シノホシでテロをやってるってことなのか」
フメイ「……」
クロシュ「……」
妖精「まだアウルが銀狐と決まったわけじゃないし、銀狐だったとしてもすたれ村の出身かどうかまではわかんないよ。いや……すたれ村の出身じゃなかったとしても、どちらにしろ同族を滅ぼされたんなら復讐の理由としては十分すぎるけど……」
ミスティ「……それなら銀狐の乱獲に関わった者だけを狙えば良い。オノゴロ全てを滅ぼすのはお門違いよ」
アリシラ「それはどうかな? もし当時の姫巫女や朝廷が密猟の取り締まりに力を入れていれば、銀狐は滅びなかったかもしれないよ? オノゴロ全体が銀狐の乱獲を黙認していた……とも言えるんじゃない?」
エバンス「そりゃまた露悪的な解釈……と言いたいところが、銀狐たちからすりゃそうとしか言えないかもな……」
イリス「……アウルさんがもし復讐の為に動いているのだとしても……それで罪のない大勢の人たちまで巻き込むつもりなら、止めなければなりません」
エバンス「ああ。復讐を否定する気はないが、それで大勢を巻き込むつもりだってんなら話は別だ。こっちだって生きてんだ、全力で抵抗させてもらうさ」
アリシラ「結局はそういう面白くもない生存競争の話になっちゃうわけだね〜。フメイちゃんはどう思う?」
フメイ「………知らない。狐の気持ちなんて……」
アリシラ「わわあ、冷たい……。でも私そんなクールなフメイちゃんが好き!」
フメイ「うるさい……」
アリシラ「フラレちゃった。じゃあクロシュちゃんはどう思う?」
クロシュ「……」
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