【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part6

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114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 19:49:44.31 ID:Oypo+uiJo
1
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 20:15:03.36 ID:xZWf2IadO
2
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 20:16:54.75 ID:mQea7mETo
2
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 20:21:09.67 ID:akwN0f6A0
2
118 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/03/23(日) 21:14:32.86 ID:OA68lb0X0
クロシュ「……狐さん……かわいそう……」

フメイ「クロシュ……」

アリシラ「だよね〜。人間なんかに殺されて、毛皮にされて……。これがかわいそうでなかったら何なのってくらいかわいそう!」

クロシュ「……うん………」

イリス「あ、あ〜……確かにかわいそうなんだけど……もしアウルさんに出くわした時には、本人にはかわいそうって言わない方が良いかも……」

クロシュ「そうなの……?」

ローガン「うむ……。かわいそうという言葉は、時として相手を傷付ける場合がある……。アウルくんがもしその言葉で傷付く性格の者だった場合、余計な怒りを買うことになりかねん」

アリシラ「私、それってちょっとよくわかんないんだよね。かわいそうならかわいそうで良くないかな? 私は村を滅ぼされたけど、そのことでかわいそうって言われても何とも思わないよ。実際かわいそうだもん、私」

ミスティ「うーん……私は自分をかわいそうだとはあまり思わないけれど、私も言われても気にならないわ。気にならない……というより、どうでも良いという方が正しいかも」

イリス「そ、そうなんだ……」

エバンス「……旦那は、ムカつくか?」

ローガン「……私か? うむ、そうだな……状況や相手によるかもしれん。もしクロシュくんや君たちに私の境遇についてかわいそうと言われれば、本心から同情してくれているのだとわかる。だが例えば悪竜などがそのような発言をすれば、それは明確な悪意と蔑みの意図で発せられたものと感じられて憤りを覚えるだろう」

ミスティ「あ、確かに……。もしカリス・ノーランドにそういう風に煽られたら腸が煮えくり返りそう……」

妖精「……つまり、親しくない間柄では迂闊に使わない方が良いということだね。わかった? クロシュ」

クロシュ「ん……!」


エバンス「……いや、でも待てよ。一応アウルとは敵対関係にあるわけだから、挑発として使うのはアリじゃないか?」

イリス「え、ええ……」

ローガン「うむ……怒りを誘うことができれば、戦いを有利に進めることもできるかもしれん。あまり気分の良い手ではないがな」

アリシラ「だってさフメイちゃん! 狐さんと戦うことになったら使ってみよう!」

フメイ「アリシラがそうしたいだけでしょ……」

 ◆
119 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/03/23(日) 21:15:11.57 ID:OA68lb0X0
―すたれ村

 ヒュオオオオオ…

 揺れる雑草「」
 草木に覆われた家屋「」
 荒れた畑「」
 枯れた井戸「」


イリス「ここがすたれ村……」

ミスティ「自然に呑まれているわね……」

エバンス「銀狐は……まあ、いるわけないか」

妖精「とりあえずいろいろ見て回ってみよう。もしかしたら銀狐の手がかりがあるかも」

ローガン「アウル・フォクシーに関係するものが見つかれば役に立つかもしれんな」

クロシュ「ん……」



アリシラ「……」

フメイ「……フメイたちの、集落も……いつか……こんな風に、なるのかな……」

アリシラ「そうだね。誰も住まなくなれば、その土地は自然に還る。別に……悪いことではないよ」

フメイ「………でも……フメイたちの……みんなの、家も……」

アリシラ「……」

フメイ「……ごめん。今更……フメイに、こんなこと言う資格……なかった」

アリシラ「フメイちゃん」

フメイ「……行こ」


↓1コンマ
01-05 銀狐の仔狐だ!
06-50 野良狐だ!
51-80 野良九尾だ!
81-95 アウルを一方的に発見
96-00 ??
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 21:17:51.26 ID:1BQ8VwulO
??こい
121 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/03/23(日) 21:33:30.97 ID:OA68lb0X0

クロシュ「……」トコトコ

 ガサッ
野良狐「」ヒョコッ

クロシュ「!」
野良狐「!」

野良狐「っっっ」トタタタッ

 ガサガサッ…

クロシュ「……」

 *

妖精「え、野良の狐がいた?」

クロシュ「うん……」

エバンス「そうだったのか。もしかして銀色だったりは――」

クロシュ「……すぐ逃げちゃって……よく見えなかった……」

ローガン「ふむ……まあ、恐らく普通の狐だろう。野狐であればこの山にも多数暮らしているそうだ」

イリス「普通の狐はまだまだ暮らしてるんですねえ」

ミスティ「狐……見てみたかったわ……」


フメイ「……つかれた」

アリシラ「そろそろ帰ろうよ〜。私もフメイちゃんも疲れちゃいました〜」

妖精「とりあえず今日のところはこれくらいで帰ろうか」

 ◇
122 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/03/23(日) 21:34:40.29 ID:OA68lb0X0
―離れ山

野良狐「っっっ!」トタタタッ

 ガササッ

アウル「っと、どうしたんだい? そんな血相を変えて――えっ!? 村に人間が……!!?」

野良狐「〜〜!!」

アウル「……クソ……ゴミクズどもが……!!」シュバッ!!

 *

―すたれ村

アウル「」シュタッ

 揺れる雑草「」
 草木に覆われた家屋「」
 荒れた畑「」
 枯れた井戸「」


アウル「……」


アウル「人間たちの匂いが微かに残ってる……クソっ、何のつもりでまたここに来た……? まさか――」

野良狐「コーン…」ガクブル

アウル「……やっぱり、この島の奴らは一人残らず殲滅しないといけないみたいだね。そうでなきゃ……オレたちは、永遠に安らげない」グッ

 ◆
123 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/03/23(日) 21:48:48.02 ID:OA68lb0X0
―オノゴロ諸島 霊峰の隠れ里 滞在10日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ラティアの大盾  飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖    防:竜のエプロン   飾:不死鳥の羽根

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀     盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:蜥蜴一文字    盾:灼鋼の盾     飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子  飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の刀     防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*6       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*0       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   闇の欠片        精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中    フリルワンピ水着    精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    フメイとアリシラの人形
魔導飯盒        ガラスのザリガニ    メルルの帽子
妨害魔力波発生装置   踊り子の双剣      溶岩石のアミュレット
属性大全        サボテンドラゴンの花  太陽のメダリオン
魔王図鑑        精霊のローブ      暗黒優待券
氷精の魔導書      精霊樹の杖[改]    冒険者証(ランク1)
ブラッドワイン*3               大魔女帝国渡航権
マッスルワイン*1               かたたたきけん
吸血鬼殺ワイン*1               大魔女帝国滞在許可証
魔術書「正負の属性」              風船印のパラシュート
吸血鬼の日焼け止め               ラティア勲章
日蝕の傘                    ユーシリア王家の紋章
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
晴れ乞い傘
チョコスムージー

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]

◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)

◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[04/06]
・イリス  杖術[02/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[05/16]
・ローガン 剣技[13/16] 魔法[04/08] 防御[02/08]
・エバンス 剣技[12/16] 魔法[02/08]
……………………………………………………………………………………
□オノゴロ諸島 霊峰の隠れ里
隠れ里:貸家、広場、市、茶屋、食堂、温泉、鍛冶屋、道場、神社、他
離れ山:森林、沢、廃村
……………………………………………………………………………………
124 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/03/23(日) 21:49:42.99 ID:OA68lb0X0
―朝
 貸家 お風呂

 ひのき風呂「」カポーン…

スライムクロシュ「〜〜…♪」デロデロ

トキワ「ほわぁ……こんなに素敵なお風呂に入れるなんて……」ポカポカ

シズク「トキワちゃん、それ昨日も言ってました!」モニョモニョ

トキワ「えっ、あっ、確かに言ったかも……!///」

シズク「いろいろ終わったら、雪解けで働きませんか? 雪解けなら三食寝床とお昼寝がついて、おっきなお風呂にも入り放題です!」モニョモニョ

トキワ「え、でも……私なんかがいたら……迷惑に……」

シズク「なりません! むしろ人手不足で大変なんです!」モニョモニョ

トキワ「そ、そうなんだ……」

シズク「雪女さんも、おじいちゃんも、きっと歓迎してくれると思います!」モニョモニョ

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

シズク「クロシュちゃんもそう言ってます!」モニョニョ

トキワ「わ、わかった……。考えてみるね……」

 カポーン…

オノゴロ諸島滞在10日目。ここは霊峰の隠れ里です
↓1〜3 自由安価 何をする?
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 21:49:52.78 ID:mQea7mETo
クロシュ銀狐化してオノゴロの狐コミュニティに潜入
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 21:50:09.66 ID:TxIW1t2JO
イリス、迷彩魔法の特訓
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 21:50:16.10 ID:DkviXgPFO
朝廷の人達に銀狐の乱獲について聞いてみる
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 21:54:05.76 ID:DkviXgPFO
>>127すいません少し変更
朝廷にいたイヨやアキトなどに銀狐の乱獲について聞いてみる
129 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/03/23(日) 22:16:04.78 ID:OA68lb0X0
―霊峰の隠れ里

クロシュ「!」ピコン!

 デロデロ…モニョモニョ…

銀狐クロシュ「」ポン!


妖精「クロシュ……まさか……」

銀狐クロシュ「〜〜」モニョモニョ

妖精「だめ! もしアウルが出てきてクロシュの擬態が見破られたらどうするの!」

銀狐クロシュ「……」モニョニョ…

妖精「わかった? 無茶なことは……」

銀狐クロシュ「!」ピコン!

銀狐クロシュ「〜〜」モニョモニョ

妖精「は、はあ……!? 妖精さんが一緒に来てくれれば安心だって!?」

銀狐クロシュ「〜〜」モニョニョ

 トタタタタッ

妖精「あ、こらーっ!! ったくもう、最近調子に乗って来てない!?」パタパタ

 ◇

―すたれ村

銀狐クロシュ「」トコトコ

妖精「……昨日と変わりない……いや」


野良狐「」ヒョコ
野良仔狐「」ヒョコ


妖精「……狐が出てきたね。こっちを訝しげに見てる」

銀狐クロシュ「〜〜」モニョモニョ

妖精「そうだね。とりあえず接触してみよう」


野良狐「……」ジー


↓1コンマ
01-05 「そこで何をしているんだい? 薄汚い粘体生物が」
06-35 狐語がわからなかった……
36-65 狐語、わかる!
66-95 野良九尾
96-00 ??
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 22:18:20.75 ID:YnJLQUTYO
高く
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 22:18:50.90 ID:TlsgVakUO
とう
132 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/03/23(日) 22:46:29.63 ID:OA68lb0X0
良狐『キミは……誰? どこから来たの?』

銀狐クロシュ『わたし……クロシュ……。ほんとは……スライム……』

野良仔狐『えっスライムなの!?』

銀狐クロシュ『うん……』

妖精『擬態してることを初手で明かすかなあ普通……』パタパタ

銀狐クロシュ『あっ……えっと、今の、誰にも言わないでね……?』

野良狐『う、うん。わかった』

野良仔狐『クロシュちゃん、おもしろい!』キャッキャ

 *

銀狐クロシュ『えっと……銀色の、狐さんのこと……知ってる……?』

野良狐『銀色の狐……昔、ここにそういう色の狐が住んでたって話は聞いたことあるよ。ボクが生まれた時にはもういなくなってたみたいだけど』

野良仔狐『そうなんだ!?』

野良狐『うん。でもね……最近、すごく強い銀狐の妖狐さんが――』


 謎の駆動二輪車「」ブォォォォンッ!! キキーッ!!


銀狐クロシュ「〜〜!?」モニャニャ!?

妖精「な、何!?」

野良仔狐『九尾さまだ!!』キャッキャ

野良狐『九尾様!!』

 スタッ

九尾「元気にしとったか、主ら。土産に油揚げを……む?」スタスタ

銀狐クロシュ「……」

九尾「ほう……スライムとは、面白い。今はもういない銀狐に擬態などして、何とする?」ニヤリ


妖精(げげっ、バレてる!? ていうかあれ、ものすごく長生きした妖狐が成る九尾っていうかなり高位の妖怪だよ!! や、やばい……アウルじゃないけどやばい!!)

銀狐クロシュ(ど、どうしよう……!?)

妖精(ど、どうするったって、逃げるしか……)


九尾「カッカッカ、そう慄くでない。スライムや妖精を取って食おうなどとは思わぬ。じゃが理由くらいは聞かせてもらおうかの。何ゆえ銀狐の似姿を模し、この地の狐と戯れる?」


妖精(……正直に言おう。下手な嘘を言う方が危ない気がする)

銀狐クロシュ(う、うん)


妖精「え、ええっと……最近銀狐を見たって話を聞いて、ここの狐たちに話を聞きに来たんだ。銀狐に擬態したのは……その方が説明しやすいかと思って……」

銀狐クロシュ「」コクコク

九尾「この者どもの話は真か?」

野良仔狐『うん! クロシュちゃん、自分のこと、スライムって言った!』

野良狐『はい。クロシュちゃんに騙す意図はなかったと思います』

九尾「うむ……まあ見るからに気の抜けたあかちゃんスライムじゃからな」

銀狐クロシュ『ほえ……わかるの?』

九尾「当然じゃ。伊達に長生きしとらんからな。せっかくじゃ、儂が主らの質問に答えてやろうぞ。何でも聞いてみるが良い」

妖精「え、本当? それじゃあせっかくだし……」

↓1〜2 九尾とお話する内容
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 22:48:52.19 ID:TUsQM1Ga0
一つ目小僧一族の秘伝について
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 22:51:41.37 ID:Oypo+uiJo
アウルについて聞く
135 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/03/23(日) 23:32:46.80 ID:OA68lb0X0
銀狐クロシュ『えっと……アウルさんって、知ってる……?』

九尾「アウル……なるほど、お主らは彼奴のことを探っておったのか」

妖精「……うん。ちょっといろいろあって、アウルを止めたいんだ」

九尾「とはいえ儂もこの村の出身というわけではないし、アウルが銀狐の生き残りということや、国際的に有名なテロリストだということや、オノゴロに出戻って反朝廷勢力として暴れたことや、今の姫巫女に取り入って大出世したことくらいしかわからぬなあ」

妖精「いやだいぶ知ってるじゃん!」

九尾「カカカ、面白い生き方をしておるなあと思ってな。お主らは何じゃ、国際警察か何かか?」

妖精「いや……世界樹の果実を元に戻す使命を帯びた、緑の国の者だよ。アウルとはちょっと目的の競合で相争う関係なんだ」

九尾「なるほど、世界樹の光か……。であればこの国は、姫巫女が光を独占してる上に、アウルが姫巫女の駄狐として駆けずり回っておってなかなか大変じゃろう」

妖精「本当に大変だよ……。まあこれまでも大変だったけどね」

九尾「つまりアレじゃな、アウルの弱点を知りたいということじゃな?」

妖精「まあ……そういうことかな?」

九尾「ふむ……であれば、や〜い雑魚人間なんかに皮を剥がされた滅ぼされた駄狐一族の末裔〜などと煽ってみるのはどうじゃ? 気取ってはおるが、中身はまだまだ若造じゃ。頭に血が上りやすかろう」

妖精「え、ええ……あなた同じ狐としての良心とかないの……」

九尾「カカカ、なくもないが比重が低いだけじゃ。強ければ生き、弱ければ死ぬ。世の理じゃろう? かようなくだらぬ挑発に乗る駄狐であれば、どの道長くはもたぬ」

妖精「うへぇ……長生きの大妖怪なのに、性根は完全に野生のままだね、あなた……」

九尾「法だの秩序だのは弱者の理じゃからな。儂のような強者は、さような軟弱な理屈など必要ないのじゃ」カカカ


銀狐クロシュ『えっと……アウルさんの、好きな食べ物とか……好きな生き物とかは……?』

九尾「アウルの好きな食べ物に生き物……? お主、あやつとお見合いでもする気かえ?」

銀狐クロシュ『ほえ……?』

妖精「いや……クロシュは、アウルともお話したいと思ってるんだ。できれば、戦わないに越したことはないからさ」

九尾「ふむう、変わった奴らじゃのう……。まあ彼奴も狐じゃし、油揚げが好きなんじゃないかのう? 好きな生き物は……検討も付かんなあ」

銀狐クロシュ『……かたつむりとか、好きだと思う……?』

九尾「かたつむり……? どうであろう、全くわからん。ちなみに儂はかたつむり、嫌いではないぞ?」

銀狐クロシュ『わあ……!』パァァァ

九尾「なんじゃ、お主かたつむりが好きなのか? カカカ、変なスライムじゃ」


野良狐『ところでアウルさんなら、時々この山にお墓参りに来るよ。ついでにボクたちの為に油揚げを置いてってくれるんだ』

野良仔狐『アウルの油揚げ、おいしい!』

九尾「なんじゃと!? 儂の油揚げとどっちが美味い!?」

野良狐『え、ええと……』

野良仔狐『おんなじ味だよ!』


妖精「結局ここの狐たちが一番有益な情報をくれた……」

銀狐クロシュ『んへへ……』

 ☆アウルの情報を少し得ました

 *
136 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/03/23(日) 23:33:14.63 ID:OA68lb0X0

九尾「むむ、儂の情報が無益だったというのは聞き捨てならぬ。お主ら、もっと知りたいことを聞いてみよ」

妖精「え、ええと……何かある?」

銀狐クロシュ『……』

九尾「……ふむ、お主らから微かに一つ目小僧の気配が感じられるな。ではせっかくじゃから、彼奴らの秘伝について教えてやろう」

妖精「え、一つ目小僧の秘伝?」

九尾「うむ。それはな――」

↓1コンマ
01-60 目潰しの極意
61-90 目隠れの極意
91-00 心眼の極意
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 23:34:47.52 ID:Usy7xpCo0
138 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/03/23(日) 23:45:13.36 ID:OA68lb0X0
九尾「――目潰しの極意じゃ」

妖精「ええ……それって一つ目小僧の秘伝じゃなくて、一つ目小僧をやっつける為の秘伝じゃないの……」

九尾「いいや。一つ目小僧は大きな一つ目の妖怪じゃが、じゃからこそ目に対する造詣、意識は他の種族よりも大きい。そしてあの大きな目からは、相手の目を潰す死の視線を放つことができるのじゃ。本気で怒った一つ目小僧とは決して目を合わせてはならぬぞ……」

妖精「わ、わかった……。サララは怒らせないようにしよう」

銀狐クロシュ『う、うん……』

 ◆
139 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/03/23(日) 23:45:39.89 ID:OA68lb0X0
というわけで本日はここまでとなります。次回はイリスの特訓編、銀狐乱獲について元朝廷の人たちに聞いてみよう編となります

すたれ村で狐たちとお話したり、通りすがりの九尾から役に立つのか立たないのか微妙な話を聞かされたり、のんびりしたクロシュ一行でした。穏やかな空気の流れる霊峰の隠れ里にいると、オノゴロが危機にひんしていることを忘れそうになってしまいます。まあ、少しくらいはのんびりしても良いかもしれません。フメイちゃんたちと一緒に数日過ごせる機会など、滅多にないのですから――

それでは本日もありがとうございました。次回は土日となります、よろしくお願いいたします
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/24(月) 07:46:05.85 ID:P6GFz/Coo
気さくな九尾さんで助かったぜ
アウルにクロシュの思いは届くのか
おつ
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/24(月) 13:19:56.80 ID:nvDsBO+1O

初手で正体明かすのは草
でもそういう正直さのお陰で九尾さんの信頼を得られたとも思えるし結果オーライやね
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/24(月) 23:36:44.93 ID:1MftngjeO

妖精が「アウルが銀狐と決まったわけじゃない」とか言っていたけど、今回の九尾さんの発言でアウルが銀狐の生き残りだと判明したね。
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/25(火) 15:05:48.42 ID:U8Z1z24+0
最初から読んでやっと追いついた!
もしよろしければ前作のタイトルを教えてください…検索しても出てこなくて。
144 : ◆eAA16RTlRw2e [sage saga]:2025/03/25(火) 23:05:05.47 ID:Bwc0Ly9v0
九尾氏は尻尾の数が多いですが、性格は割とフランクだったようです。無礼な態度を取る等の変なことをしなければ、怒られたりすることもないかと思われます。なお彼女の乗っている二輪車は、非自律型の魔導機械のようです
クロシュ氏は優しいスライムですが、アウル氏があかちゃんスライムなどの同情を受け入れられるかは未知数です。慎重に対応していくのが良いでしょう

クロシュ氏は迂闊なところがあるらしく、ついうっかり自分の正体を明かしてしまったようです。擬態を生業とする生き物としてはあまり相応しくない態度ですが、まだあかちゃんスライムなので大目に見てあげて欲しいところであります
そしてそういう正直さが九尾氏のお気に召したというのは恐らく事実です。結果良ければ全て良し、としていくのが良いでしょう

アウル氏はどうやら銀狐の生き残りのようです。銀狐の復讐の為に、恐るべき企てを行っているのかもしれません
なお妖精さんは確定していない情報を断定的に扱うことを嫌う性格なので、確定していない情報を断定的に扱いたがらないようです。そのような慎重さが、妖精という迂闊なかよわい種族でありながら長生きしていられる理由かもしれません

思ったよりだいぶ長くなっているこのスレをここまで読んでいただきありがとうございます。今後とも動向を注視していただければ幸いに思います
なお前作は「【安価・コンマ】離島の魔法女学院でダンジョン探索【百合】」というタイトルのスレになります。タイトルからもわかる通り百合なのでちょっと毛色は違うかと思いますが、このスレと同じ人が書いているんだろう感はあると思います。もしよろしければ楽しんでいただけると幸いでございます

前作【安価・コンマ】離島の魔法女学院でダンジョン探索【百合】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1682162106/
145 : ◆eAA16RTlRw2e [sage saga]:2025/03/25(火) 23:05:48.08 ID:Bwc0Ly9v0
 ―番外―

―海

 魔導クルーザー「」シャーッ

暗黒行商クーちゃん「ふう〜、やっぱり魔導クルーザーの乗り心地は最高ね! 大枚はたいた甲斐があったわ!」

クーちゃん「そして次なる目的地はオノゴロ諸島! 謎の荒れ波で貿易が途絶えているとかいう今がチャンス! 中級品でも海外の品なら高値で売り捌けるに違いない! うっひひひひ……!!」

クーちゃん「しかし……」

 遥か遠くまで広がる大海原「」

クーちゃん「暇ね……。目的地さえ設定しちゃえばほとんど自動で運転してくれるし……」

水の精霊『ちなみにこの魔導クルーザーは精核不使用だよ〜。暇な精霊が航行を手伝ってあげる契約になってるんだ〜』

クーちゃん「……そもそも自動運転って何なのかしら。機械都市の自律型魔導機械は精核とかいうパーツを使って実現してるらしいけど、これはそういうのも使ってないみたいだし……」

水の精霊『クーちゃんはそこまで感覚が鋭くないみたいだから私たちの姿や声は知覚できないみたいだね〜』

クーちゃん「……まあいいか! イスファハーンで買った映像水晶で録画演劇でも見てましょう」

水の精霊『私も見てみよ〜』

 ◇

 映像水晶『金糸の姉妹人形に愛されすぎて夜も眠れない 中編に続く!』ポン

クーちゃん「ああ〜!! なんでそこで終わっちゃうのよおお〜!!」

水の精霊『続きは!? 続きはどこで見れるの!!?』

クーちゃん「はあ……きっと原作か脚本の人がものすごく遅筆なんでしょうね……。仕方ない、中編が出るまで大人しく待とう……」

水の精霊『そんなあ〜待てないよお〜〜!!』

クーちゃん「ひとまず今はオノゴロでの商売に備えて――ん?」

 凪いだ海「」――

クーちゃん「……あれ? おかしいな……もうオノゴロの近海に入ったはずなのに、なんで波が荒れてるどころか、こんなに……」

水の精霊『ああああ〜〜しまった〜〜!!! 演劇に夢中でこの海域に入っちゃった〜〜!!!』

クーちゃん「ここは一体――」

幼い少女の影「」ヌッ

クーちゃん「……ひっ!!?!?」

幼い少女の影「……」スッ

クーちゃん「はぐっ……」コテッ

水の精霊『わあああああ!!!!! クーちゃん耐えて耐えて〜〜!!!!』アタフタ

 魔導クルーザー「」シャァァァァ――ッ!!

 ☆錯乱した水の精霊により、魔導クルーザーは大陸方面に引き返していきました……

 ◆
146 : ◆eAA16RTlRw2e [sage saga]:2025/03/25(火) 23:08:07.72 ID:Bwc0Ly9v0
というわけで突然の番外編、暗黒行商少女クーちゃんの臨死クルージング編でした
本編は予定通り土日に更新する予定です。よろしくお願いいたします
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/27(木) 06:23:53.78 ID:SaybjszbO
更新気付かなかった…クーちゃん中々目的地に行けないの可哀想だけど可愛い
148 : ◆eAA16RTlRw2e [sage saga]:2025/03/29(土) 17:56:25.21 ID:Rayd8UPW0
申し訳ありません、すごく体調が悪いので本日と明日の更新はお休みさせていただきます

クーちゃん氏はちょっと運が悪いようです。しかし今回は転覆とまではいかず商品も無事だったようなので、きっと大丈夫でしょう。いつかまたクロシュたちと会う機会もあるかもしれません

それでは申し訳ありませんが、次回更新の予定は来週の土日となります。よろしくお願いいたします
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/29(土) 17:57:31.70 ID:3I6auw/io
お休み了解
お大事に
150 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/03/29(土) 21:19:10.70 ID:Rayd8UPW0
ありがとうございます、寒暖差に気を付けて過ごしたいと思います

次回まで何もないというのも残念なので、次の更新まで汎用魔法などの募集をしたいと思います。よろしくお願いいたします


(テンプレ)
【名称】
【属性】
【効果】
【備考】


(例1)
【名称】火球
【属性】炎
【効果】火の球を生成して放つ
【備考】初歩的な炎属性魔法。炎属性適性があれば簡単に習得できる


(例2)
【名称】カニギロチン
【属性】物理
【効果】大きな鋏で対象を切断する
【備考】ギロチンガニの得意技。オリハルコンでさえ断ち切ることができると言われている


↓1〜 次の更新まで
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/29(土) 21:37:30.73 ID:53fVUjZE0
【名称】スキャン
【属性】無
【効果】相手の心理状態を把握できる。
【備考】一つ目小僧や三つ目の魔族など目に特徴のある種族が覚えられるが、稀にエルフにも習得者がいる。
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/30(日) 01:05:18.16 ID:iBX1NkoIO
【名称】魔翌力砲
【属性】無
【効果】溜めた魔翌力をビームにして解き放つ
【備考】理論は簡単だが魔翌力のコントロールが非常に難しく、放つまでに時間もかかる。扱う魔翌力量によっては術者が命を失う可能性もあり、使い手は稀。
極めれば国一つを消しとばすことも可能になるが、そこまでの使い手は大魔女や魔王など人智を超えた存在くらいである。
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/30(日) 20:21:22.42 ID:Yj3dHbwRo
【名称】スターバースト
【属性】星
【効果】星に連なる様々な魔法を一気に放出する。疑似他属性魔法となり防いだりする事は困難
【備考】長い詠唱を間違えずに唱える必要がある。威力は申し分ないが、発動まで長時間掛かる取り回しの悪さや極悪の燃費、星魔法習得者の減少により今では幻の魔法とされている
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/31(月) 03:09:34.37 ID:huapLEtd0
【名称】パワーグラウンド
【属性】土
【効果】地面に向かって拳を打つと相手の地面の下から地面でできた拳を出現し攻撃する。同様に剣とかにすると相手の下から地面でできた剣が伸びて相手を刺す事ができる。
【備考】少し難しい魔法だが土属性適性と筋肉を鍛えていれば習得が可能(少し練習は必要)。
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/01(火) 00:12:37.48 ID:GJEWVGat0
【名称】硫酸
【属性】毒
【効果】何でも溶かす酸を生成し放つ
【備考】クロシュなど毒がきかない者や耐毒結界の対策として編み出された魔法で毒魔法を扱う者なら簡単に習得できる。酸のため毒がきかない者や耐毒結界でも普通にダメージを与える事ができる。毒魔法を使う人が少ないので、毒魔法に酸が含まれている事は毒魔法を扱う者以外は知らない。
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/02(水) 02:30:28.24 ID:EEajNM6Oo
お大事に…

【名称】サンダーボウ
【属性】雷属性
【効果】一方向に雷を放って攻撃する。消費マナによって増減するが、基本的に射程は約5m、一般成人や低級魔獣なら一撃で気絶させられる。耐性がある者でも痺れにより動きや思考を一瞬止められる。
【備考】雷属性の初級魔法。雷属性に適正がある者なら自然に扱え、そうでない者も少し学べば習得出来る。"雷属性故の高弾速" "命を奪わずに無力化出来る威力" "射程が短い分、避雷針の影響を受け辛い" "簡単に覚えられる"と使い勝手が良く、護身術・獣の狩猟・相手の鎮圧など幅広い場面で活用される。魔法戦でも敵の行動を止めるスタン技として使われる。
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/02(水) 07:36:04.10 ID:/BVTda5n0
【名称】フラッシュオーバー
【属性】炎
【効果】自身の体から爆発するかのように1000度以上の炎を放出し周りを焼き尽くす。
【備考】上級魔法で炎属性適性のある人でも練習しないと習得は難しいが習得すれば結構強い魔法。全身で魔翌力を限界まで溜め最後に炎を放出する。溜める魔翌力によって炎の範囲が変わる。放出した後は、魔翌力が無くなってしまいしばらく魔法が使えなくなり、動きも鈍くなる。敵、味方関係なく周囲を炎で消し炭にしてしまうので、使う際は周りを気を付けないといけない。
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/02(水) 19:27:51.50 ID:b0DYG1y6o
【名称】アイスボム
【属性】氷
【効果】氷の球を飛ばしてはじけさせ、破片で広範囲に攻撃
【備考】氷に意図的に不純物や空気を混ぜることで割れやすい球を作る中級レベルの技
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/02(水) 22:41:55.14 ID:3tQjH1seO
【名称】メタルコーティング
【属性】鋼
【効果】一定時間、物理耐性と魔法耐性を上昇させる。
【備考】鋼の上級魔法。術者の精神力によって能力は変動し、強い心を持てば更に強固に、弱い心では軟弱になってしまう。強固なメタルコーティングはかけた対象の見た目がメタリックになる副作用がある
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/02(水) 23:26:24.45 ID:H+4fIHclo
【名称】ティアードロップ
【属性】心属性
【効果】涙の数だけ強くなれるよ
【備考】皆の持つ哀しみや絶望を織り合わせて特大のエネルギー球を作る。涙の後には希望の明日がやってくる。
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/03(木) 03:58:43.23 ID:1ajjAoeuo
【名称】小吹雪
【属性】氷
【効果】手のひらから無数の小さな氷の粒を飛ばし、ごく小規模な擬似的吹雪を起こす
【備考】目くらましに使えるほか、長く浴びせ続けると相手は徐々に衰弱し、凍り付いていく
初級〜中級の間くらいの技
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/03(木) 09:41:11.55 ID:A/r3S5RjO
【名称】チェーンロック
【属性】闇
【効果】相手の周りに5個の魔方陣が現れ、そこから5本の紫色の鎖で相手を拘束&相手の力を封印する。
【備考】闇の上級魔法。この鎖は特殊な鎖で拘束だけではなく少しでも鎖に触れると相手の魔法、戦闘技術など最大5つ封じることができる(クロシュの場合はメゾンドクロシュも含む)。封印された相手は体の周りに鎖の刺青ができ、拭いたり、洗っても落ちない。解くには魔法を使った本人に解除するしかなく浄化や解呪も効果がない。その為、魔法を使った本人が亡くなってしまうと封印は一生そのままになる。闇の魔法だがどちらかというと呪いに近い魔法。
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/03(木) 17:00:10.95 ID:mpyIpg5F0
【名称】ライトバリア
【属性】光
【効果】ドーム状のバリアを生成し攻撃を防ぐ。
【備考】自分を中心にバリアを生成して、どんな攻撃も防ぐ事が出来るが生成時に大量の魔翌力を消費してしまうので、長時間の使用は難しい。さらにドーム状の為、真下からだと攻撃を受けてしまう。生成前に本人の近く寄れば他の人もバリアの中に入れて防ぐ事が可能。光属性の中級魔法で光属性適性があれば習得出来る。
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/03(木) 22:06:54.00 ID:2+EEIawv0
【名称】リプレイスゲート
【属性】空間
【効果】自身と相手の位置を入れ替える。
【備考】自身と相手が同じ空間内にいる時に限り、両者の足元に空間魔法によるゲートを開いて互いの位置を入れ替えてしまうという術。
位置を入れ替えるだけなら大して害が無いように思えるが、例えば高所で戦っている際に空間魔法の術者がわざとそこから飛び降りたとする。
そしてその際にこの術を使えば落ちているのは自分ではなく相手という事になり、相手が空を飛べたり落下のダメージを無効化できるような手段を持たない限
り、難なく勝利できるというわけである。
そもそも空間魔法の使い手自体が貴重なわけだが、これはその中でも特に高度な術の一つであり扱える者はほんの一握りと言えるだろう。
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/04(金) 14:01:35.28 ID:m1mD2+yC0
【名称】ミスト
【属性】水
【効果】濃霧を発生させて相手の視界を奪う
【備考】水属性の中級魔法。水属性適性があれば習得出来る。煙幕のようにして使うので、逃走や相手の隙をつくのに使われている。
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/04(金) 14:52:31.04 ID:cwNEzJFuO
【名称】ボラー
【属性】大地
【効果】大地に穴をあける
【備考】
大地属性の初歩的な魔法。魔翌力を込めるほど大きな穴があけられる。山菜や薬草の採取、雨宿りなどに役立つ。極めた術者なら山にトンネルを作ることもできる。



【名称】エインヘリヤル
【属性】反映・心の複合
【効果】スライム族しか使えない魔法で、作り出した分体に同化した人物を憑依させる。分体が倒されても同化している魂には影響はない。
【備考】
一時的に故人を復活させられるように見えるが、あくまで体はスライムの分体に過ぎず何もかもが再現できるわけではない。
100%の力を発揮するには術者であるスライム自体の能力が高くないといけない。

汎用っぽくない気もする。
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/04(金) 19:13:11.49 ID:EhSqH28C0
【名称】氷受け
【属性】氷
【効果】相手の攻撃を受けるように氷を発生させ、滑らせて受け流す
【備考】相手の攻撃にあわせて位置、角度を調整し、氷の表面を可能な限り完全なつるつるに近づけなければならないので
とても繊細な技術が要求される応用技
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/04(金) 22:05:40.01 ID:O7StiQYNO
【名称】咆哮
【属性】物理
【効果】大声を出して相手を怯ませる
【備考】ドンエテコウが使う技。大声を出すことで相手は耳を塞いでしまうくらい爆音である。近くで咆哮を受けると最悪鼓膜が破れてしまう可能性がある。
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/04(金) 22:29:56.58 ID:SbEagkVoo
【名称】カラオケ
【属性】音
【効果】みんなで楽しめる
【備考】どこからともなく音楽を正確に再生することができる。応用で誰かの声真似もできる。
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 01:44:30.82 ID:XuBChnwtO
すいません>>154書いたものですが今更ながら属性の変更します。
【名称】パワーグラウンド
【属性】地
【効果】地面に向かって拳を打つと相手の地面の下から地面でできた拳を出現し攻撃する。同様に剣とかにすると相手の下から地面でできた剣が伸びて相手を刺す事ができる。
【備考】少し難しい魔法だが地属性適性と筋肉を鍛えていれば習得が可能(少し練習は必要)。
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 08:53:46.21 ID:4IdjcCes0
【名称】ブラッド・エクスプロージョン
【属性】血
【効果】体内の血液を放出し、爆発させる。
【備考】吸血鬼一族のみに伝わる禁術の1つ。その気になれば体内の血液を全て起爆できるが使用者の死を意味する禁じ手としてこの術の魔術書は封印されている。
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 13:58:09.87 ID:cYLLMVJA0
【名称】毒の巨兵(ベノムジェネラル)
【属性】毒
【効果】毒を纏った巨大で鎧を着た骸骨の将軍を召喚し一緒に戦う。
【備考】毒属性の禁術。「毒の巨兵」の毒は特殊で、毒に効果がない相手やスライムでも毒に触れれば動けなくなるくらい全身に激痛がはしりその痛みは永遠に続く。もちろんそうじゃない相手も触れれば苦しみながら亡くなってしまう。毒は人や物などにすぐに纏ってしまう特性がある。「毒の巨兵」は武器や魔法を受けてもすぐに再生できる。逆に武器だとすぐに毒を纏ったしまうので、使えなくなる。相手が耐毒結界だと効果は発揮出来ないが毒に纏ってしまうので、相手とって毒の牢屋に入ったようになる。使用者が止めれば「毒の巨兵」は消える。周囲の環境に影響を及ぼすので、禁術とさせている。
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 15:15:39.54 ID:N9RqDkWJo
【名称】スライム化
【属性】スライム
【効果】スライムに変身する
【備考】何でも変身できるスライムに変身できる。楽しいよ。
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 15:51:19.91 ID:6ia1Ywoh0
【名称】サイズ変化
【属性】妖精魔法
【効果】人間に強い憧れを持った妖精が作りだしたとされる魔法。人間サイズに大きくなったり、妖精サイズに小さくなれる(それ以上に巨大化することや小さくなることも可能)
【備考】扱いかたさえ学べば妖精以外の人間や魔族も使える
175 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 16:12:13.81 ID:WJuVyd2V0
皆さんありがとうございました。機会があれば是非とも使わせていただきたいと思います


(例3)
【名称】ハイパーカニゼイション
【属性】不明
【効果】自身の全ての能力とあらゆる攻撃に対する耐性を大きく上昇させる
【備考】古代アーケオガニが用いた能力。その効力は現代における最先端の強化技術・魔法を大きく超えるものとされ、戦術的価値を見込まれて研究が進められている。しかし今のところどの国や研究機関も目立った成果を上げられていない
176 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 16:13:18.88 ID:WJuVyd2V0
―霊峰の隠れ里

 光学迷彩マント「」バサッ

イリス「ふむふむ……」

エバンス「何をしてるんだ?」

イリス「あ、エバンスさん。このマントの光学迷彩を研究してるんです」

エバンス「へえ、光学迷彩を……。もしかして光魔法で光学迷彩をする為にか?」

イリス「いやまあ……できたら良いなって程度ですけどね。光学迷彩はかなり繊細な魔力操作が要求される魔法らしいですし、光属性の専門家じゃない私には難しいかもしれません」

エバンス「でも専門家じゃないクロシュちゃんはできるんだよな?」

イリス「擬態を生業にするスライムのクロシュちゃんを例に挙げるのは酷いですよ! しかもクロシュちゃんの中には光の精霊が住み着いてるらしいですし」

エバンス「す、すまん」

イリス「まあでも有事の際の隠密行動にクロシュちゃんだけに押し付けるのは良くないですし、私も使えたら良いかなとも思いまして。もし私も隠密行動できれば、イヨさんの友達のリュウトウ中将と接触する際に一緒に行けますから」

エバンス「なるほどな。器用なイリスちゃんが一緒にいれば実際安心できそうだ」

イリス「できるかどうかもまだわからないですけどね……」


↓1コンマ
01-60 難しい(魔法経験+1)
61-95 できた(魔法経験+2)
96-00 光化 (魔法経験+4、五大属性レベル+1)
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 16:14:55.71 ID:4IdjcCes0
178 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 16:42:35.21 ID:WJuVyd2V0
 光学迷彩マント「」ヒラヒラ

イリス「ふむふむ……形状に合わせて光の通り道も柔軟に変えられるように……」


エバンス「何を言ってるのか全然わからん……」

 ◇

 スゥー…

透明イリス「……」

エバンス「……ん? あれっイリスちゃんどこ行った?」キョロキョロ

透明イリス「ここです、ここ!」

エバンス「……! 成功したのか!」

透明イリス「そうみたいです! エバンスさんの反応を見る限り」

エバンス「凄いじゃないか! 光学迷彩ってかなり難しい魔法なんだろ?」

透明イリス「ええまあ……実際かなり神経を使いますね……。ちょっとでも集中が途切れたら――」


スズメバチ「」ブンブン
スズメバチ「」ブンブンブン
スズメバチ「」ブンブンブンブン


透明イリス「……と、途切れたら……」アセアセ

エバンス「……追い払おうか?」

透明イリス「い、いえ……! 集中力を鍛える良い機会です! あ、でも解毒剤の用意はしといてください……!」


 ☆イリスは蜂にまとわりつかれても集中を切らせず、無事に光学迷彩を身につけることができました

 ◇
179 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 17:51:21.20 ID:WJuVyd2V0
―霊峰の隠れ里 貸家

ミスティ「イヨ、少し良い?」

イヨ「はい、なんですか?」

ミスティ「銀狐についてなんだけど……」

イヨ「銀狐、ですか?」

ミスティ「ええ。20年ほど前に乱獲されて絶滅したと聞いたわ。その時朝廷は……どうしていたのかしら?」

イヨ「……20年前というと……先代巫女の時代ですね。記録によると銀狐などの密猟を厳しく取り締まるお触れを出したり、当局による警備を強化したりといった施策は行っていたようです。残念ながら銀狐は守れなかったようですが……」

ミスティ「そうだったのね……」

アキト「先代朝廷の話でござるか?」ヌッ

イヨ「アキトさん……」

ミスティ「ええ。銀狐の絶滅について、朝廷が当時どんな手立てを講じたか聞いていたの」

アキト「ふむ……拙者も物心が付いた時分には既に銀狐が滅びていたゆえ、直接見聞きしてきたわけではござらんが……。先代の巫女殿は、銀狐の絶滅に大層御心を痛めていらっしゃった……」

ミスティ「そうだったのね……」

アキト「だが数年ほど前、オノゴロ当局は密猟組織の検挙に成功した。国際的に密猟を働く巨大組織であったようだが、既に解体され、構成員は軒並み刑罰を受けている」

ミスティ「!」

イヨ「例のお触れも銀狐は守れませんでしたが、他の希少生物たちを密猟から守ることはできたようです。だから決して無意味だったわけではなくて……。先代巫女様は、できる限りのことをしたと私は思っております」

アキト「うむ……」

ミスティ「わかったわ。ありがとう……」

イヨ「……もしかして、アウル・フォクシーが銀狐の生き残りではないかと考えておられるのですか?」

ミスティ「……そうね。でももしそうだとして、手心を加えるつもりなんてないから安心して。奴の動機が同族を滅ぼされた憎しみだとしても、無差別攻撃に走るのであればそれは正当な復讐ではなくただの八つ当たり。同情の余地はないわ……」

アキト「であるな。少々気の毒ではあるが、オノゴロを脅かす敵となるのであれば手加減する道理もなし」

イヨ「……はい。私も、私自身だけでなくリュウトウにまで酷い目に遭わされているので、あの狐は許しません」

 ☆当時の朝廷の施策についての情報を得ました

 ◇
180 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 18:47:17.53 ID:WJuVyd2V0
―オノゴロ諸島 霊峰の隠れ里 滞在11日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ラティアの大盾  飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖    防:竜のエプロン   飾:不死鳥の羽根

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀     盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:蜥蜴一文字    盾:灼鋼の盾     飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子  飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の刀     防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*6       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*0       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   闇の欠片        精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中    フリルワンピ水着    精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    フメイとアリシラの人形
魔導飯盒        ガラスのザリガニ    メルルの帽子
妨害魔力波発生装置   踊り子の双剣      溶岩石のアミュレット
属性大全        サボテンドラゴンの花  太陽のメダリオン
魔王図鑑        精霊のローブ      暗黒優待券
氷精の魔導書      精霊樹の杖[改]    冒険者証(ランク1)
ブラッドワイン*3               大魔女帝国渡航権
マッスルワイン*1               かたたたきけん
吸血鬼殺ワイン*1               大魔女帝国滞在許可証
魔術書「正負の属性」              風船印のパラシュート
吸血鬼の日焼け止め               ラティア勲章
日蝕の傘                    ユーシリア王家の紋章
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
晴れ乞い傘
チョコスムージー

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]

◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)

◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[04/06]
・イリス  杖術[02/04] 魔法[06/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[05/16]
・ローガン 剣技[13/16] 魔法[04/08] 防御[02/08]
・エバンス 剣技[12/16] 魔法[02/08]
……………………………………………………………………………………
□オノゴロ諸島 霊峰の隠れ里
隠れ里:貸家、広場、市、茶屋、食堂、温泉、鍛冶屋、道場、神社、他
離れ山:森林、沢、廃村
……………………………………………………………………………………
181 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 18:48:33.34 ID:WJuVyd2V0
―朝
 霊峰の隠れ里 貸家

 囲炉裏「」パチパチ

妖精「今の状況はこんな感じだよ」

◯世界樹の光
・荒れ波の原因
・姫巫女が保持し、荒れ波を起こしているらしい

◯わらわじゃ巫女
・歴代の姫巫女?
・元のイクセちゃんが夢の中にいた?
・姫巫女という仕組みを破壊しようとしている?

◯反朝廷勢力
・朝廷の破壊が目的
・テロリストの毒狐アウルが加入した
・反朝廷組織なのに朝廷と手を組んでいる
・反朝廷の巫女であるトキワちゃんはこっちで保護してる

◯朝廷
・わらわじゃ巫女の支配下
・毒狐アウルになぜか大きな裁量権が認められている
・国政区の警備はリュウトウ中将が担当している

◯毒狐アウル
・絶滅した銀狐の生き残りらしい
・チョコレートに弱い
・挑発が有効かもしれない
・耐毒結界があるので気体の毒は大丈夫

ミスティ「……どうすれば良いのかしら?」

イリス「やっぱりリュウトウ中将を引き込みたいですよね。私も光学迷彩できるようになったので、もし接触するなら一緒に行けます!」

アキト「わらわじゃ巫女の正体も気になるなでござる。どうにかしてイクセ殿と話をできれば……」

クロシュ「……がんばれば……夢の中で、会えるかも……」

エバンス「アウル対策は十分か? チョコレートスムージーを飲ませられれば……ん? 気体の毒?」

妖精「うん。妖精の耐毒結界は気体状の毒しか防げないよ。液体や固体の毒をぶつけられたら防げないから注意してね」

エバンス「ま、マジか……」

イヨ「気体状の毒が空気中に充満すれば避けようがありませんから、妖精さんの耐毒結界もものすごくありがたいです」

エバンス「まあそうだな。液体とか固体を避けりゃ良いってことは普段通りの戦闘と変わらないってことだしな」

妖精「そういうこと。ローガンのオリハル鎖帷子なら大抵の液体毒や固体毒も無効化できるだろうから、前衛はクロシュとローガンに務めてもらうのが良いかな?」

ローガン「うむ……。実はこっそり練習している鋼の防御魔法もあるのだ。毒への備えはクロシュくんの次くらいに万全と言えるかもしれん」

クロシュ「わあ……!」

フメイ「……クロシュを矢面に立たせるの?」ジト

妖精「適材適所だよ。クロシュなら毒を受けたって効かないし」

フメイ「絶対にどんな毒も効かないって言い切れるの?」

妖精「う……スライムでも消化し切れない呪毒とかだと、一時的に気持ち悪くなったりするかもしれないけど……。それでも他の人よりはずっと平気なはずだよ。その隙にフメイが後ろから炎で敵を焼いちゃえばクロシュだって安全なんだから」

フメイ「むー……もしクロシュが苦しい目に遭ったら標本にしてやる……」

妖精「標本はやめて……」

 ☆目標が追加されました
  ・わらわじゃ巫女の企みを阻止する

 ☆努力目標が追加されました
  ・わらわじゃ巫女の正体を探る
  ・リュウトウ中将をクロシュ勢力に引き込む
  ・偽姫巫女の正体を調べる(達成済)
  ・アウルの出自を調べる(達成済)

オノゴロ諸島滞在11日目。ここは霊峰の隠れ里です
↓1〜3 自由安価 何をする?

↓4コンマ 残り日数
01-75 3日
76-00 4日
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 18:48:50.19 ID:lbeuawGRO
クロシュ、オノゴロの酒を堪能
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 18:48:56.31 ID:wlOH+tTLO
クロシュ シズクとおしゃべりする
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 18:48:57.07 ID:6ia1Ywoh0
クロシュ、フメイ、アリシラ再び3人で一緒に寝る 
今度はクロシュの夢の中のメゾンドクロシュにお邪魔する(アリシラの夢の中の村の村人も何人かクロシュの夢の中に来ること出来るのかな?)
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 18:51:56.36 ID:uyILu3Z8O
はい
186 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 19:46:47.09 ID:WJuVyd2V0
―霊峰の隠れ里 貸家

シズク「んしょ、んしょ」モニョモニョ
 酒樽「」ユサユサ

クロシュ「わあ……!」

ローガン「酒か……!?」

シズク「はい、お酒です!」モニョニョ

 酒樽「」ポン!

シズク「いっぱい仕入れたので、お飲みできます!」モニョモニョ

ローガン「おお……では早速頂いても?」

シズク「もちろんです!」モニョニョ

スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ

シズク「えっクロシュちゃんも飲むの!?」モニャニャ

スライムクロシュ「〜!」モニョ


↓1コンマ
01-60 大吟醸
61-90 鬼ころし
91-00 ヤシオリ
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 19:50:14.14 ID:3cl144sto
ゴッキュゴッキュ
188 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 20:22:04.65 ID:WJuVyd2V0
 一升瓶「」トクトク
 徳利「」ポン!

 クイッ… ゴクッ…

ローガン「瑞々しい果実を思わせる華やかな香りに、やや辛口ながらもさっぱりとした滑らかな味わい……。仄かな甘みと酸味がまた心地良く、後には爽やかな余韻が残る……。素晴らしいオノゴロ酒だ」

シズク「そ、そうなのですか……? でも美味しかったなら良かったです!」モニョニョ

 グビグビ

ローガン「……!?」

シズク「えっ!?」モニョ!?


 酒樽「」グイッ
スライムクロシュ「〜〜♪♪」モニョニョ グビグビ


シズク「わ、わわわ……!!? クロシュちゃん!!?」モニャニャ

ローガン「クロシュくん!!? なんという飲み方をしているのだ!!?」

スライムクロシュ「〜〜♪♪♪」モニョモニョ

ローガン「いくら酒に強いからと言って、これほど良い酒をそのように飲むのはだな……」

 一升瓶「」グイ
フメイ「どうせお腹に収まるんだから、どんな飲み方でも同じ……」グビグビ

ローガン「フメイくんもか!!?」

フメイ「アルコールは魔力効率が良い……。何本か貰ってく……」グビグビ

シズク「え、あ、ええっと……」アタフタ モニョニョ…


ユキ母「はあ、困ったお客様ねぇ……。まあでもこんな時だから、好きなだけ飲んでもらって大丈夫よ」

シズク「雪女さん……!」モニョニョ

ユキ母「だからちゃんとオノゴロを守って頂戴ね。クロシュちゃん、フメイちゃん」

スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ

フメイ「……善処する」グビ

 ☆美味しいお酒を飲んで元気になりました

 ◇
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 20:24:21.85 ID:3cl144sto
酒豪赤ちゃんズ
190 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 20:41:18.37 ID:WJuVyd2V0
―霊峰の隠れ里 貸家


シズク『クロシュちゃんお酒飲めるんだねぇ』モニョモニョ

スライムクロシュ『うん……。シズクちゃんは……飲まないの……?』モニョニョ

シズク『わたし、お酒飲むと気分がぶわぶわ〜ってなっちゃうの。汚れた水を取り込んだ時に比べれば全然良いんだけど、それでもぶわぶわになっちゃうとお仕事ができないから……』モニョニョ

スライムクロシュ『ぶわぶわ……。ぶわぶわになったシズクちゃん、見たい……』モニョモニョ

シズク『だ、だめだよ! わたし、飲まないもん!』モニョニョ


↓1〜2 シズクとおしゃべりする内容
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 20:42:35.96 ID:cYLLMVJA0
銀狐乱獲についてシズク的にはどう思っているか
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 20:42:55.29 ID:4IdjcCes0
サララの家族について
193 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 21:28:02.89 ID:WJuVyd2V0
クロシュ『シズクちゃんは……狐さんのこと、どう思う……?』

シズク『狐さん……あっ、悪い毒狐さんのことだよね。銀狐さんの生き残りの』

クロシュ『うん……』

シズク『うーん……どうって言われても、わかんないや……。かわいそうだとは思うけど、あんまりよく知らないし……』

クロシュ『えっと……20年前、だもんね』

シズク『うん……。わたしなんかがかわいそうなんて言ったら、きっとあの狐さん、怒ると思うから……直接は言えないけど……』

クロシュ『きつねごころ……むずかしい……』

 *

シズク『そういえばサララちゃんにはお姉さんがいるんだよ』

クロシュ『ほえ、そうなの?』

シズク『うん。今は大陸で冒険者をやってるんだって。もしかして会ったことあるんじゃないかな?』

クロシュ『ん〜……でっかいおめめの人、サララちゃん以外に見たことない……』

シズク『サララちゃんのお姉さんは3つ目なんだよ! おでこにもう一つのおめめがあるの!』

クロシュ『ほえ……』

シズク『ちょうどそこにあるみたいな帽子をいつもかぶってたの』

 メルルの帽子「」ポン

クロシュ『! もしかして……メルルさん?』

シズク『わあ! やっぱり会ったことあったんだ!』

クロシュ『うん……。時々……一緒になった……!』

シズク『世間は狭いんだねえ』

 *

クロシュ『シズクちゃんは、どんなスライムなの?』

シズク『えっ、わたしのお話……!? え、えっと……ウォータースライムって、知ってる……?』

クロシュ『ウォータースライム……!』

シズク『うん。霊峰の周りには綺麗な泉とか地底湖があちこちにあってね、そういうところで暮らしてるスライムなんだぁ。わたしも、人里離れた山奥の小さな泉で生まれたの』

クロシュ『わあ……!』

シズク『クロシュちゃんは、何のスライムなの?』

クロシュ『……えっと………』

シズク『うん……!』

クロシュ『………カリス・ノーランドっていう悪者が作った、変なスライム……?』

シズク『……え? そ、それって……どういう……』

クロシュ『わたしも……よくわかんない……。でも、困ってないから、たぶんだいじょうぶ!』

シズク『そっか! 大丈夫なら大丈夫だね』

クロシュ『ん!』

 ☆シズクちゃんとおしゃべりして親交を深めました

 ◇
194 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 22:57:46.73 ID:WJuVyd2V0
―夜
 貸家 寝室

クロシュたんぽ「」zzz
フメイ「」zzz
アリシラ「」zzz

 ◆

―クロシュの夢
 集落

クロシュ「……」

メイ841「クロシュ、今日も一日お疲れさまです。そちらの方々は……」

クロシュ「……ほえ?」

フメイ「……えっ?」

アリシラ「……あれ? ここ……どこ?」

 ◇

夢の女神「稀に、強い結び付きを持った者同士の夢が混線してしまうことがあります。恐らく、フメイちゃんとアリシラさんがクロシュちゃんの夢に入り込んでしまったのもそれと同様のケースでしょう」

フメイ「ふうん……。じゃあここはクロシュの夢の中なんだ……」

アリシラ「へ〜面白い! クロシュちゃんの夢の中にはこんなに大勢の人が住んでるんだねえ」

クロシュ「んへへ……」


光の精霊「あっフメイちゃん! 久しぶりだね〜」

フメイ「お前は……テラヌス砂漠の遺跡にいた光の精霊?」

光の精霊「覚えててくれたんだ〜。あれからいろいろあって、分霊をクロシュちゃんの中に派遣したんだよ〜」

フメイ「そんなことできるんだ、精霊って……」

炎スライムの欠片「初めまして、フメイちゃん!」

フメイ「炎の、スライム……?」

炎スライムの欠片「バーニングスライムだよ! フメイちゃんに負けないくらい熱いクロシュちゃんの炎はボクの力でもあるんだ〜」

フメイ「そういうことだったんだ……。まあ、クロシュの力になってるなら良いけど……」


セレナディア「……だあれ? 食べても良い人?」ノッシノッシ

アリシラ「うわあ! ドラゴンまでいるの!?」

クロシュ「んへへ……セレナディアさん」

夢の女神「クロシュちゃんのお客様だから食べちゃだめですよ、セレナディア」

セレナディア「え〜」

ヴァン「よし、それじゃあ俺がこの夢の中で栽培しているリンゴを食え!」ヌッ

 カゴいっぱいのリンゴ「」ドッサリ

セレナディア「しょうがないなあ〜」ペロッシャクシャク

ヴァン「まだまだたくさんあるので、お客様たちもどうぞ!」

 カゴいっぱいのリンゴ「」ポン
 カゴいっぱいのリンゴ「」ポン
 カゴいっぱいのリンゴ「」ポン

フメイ「わあ」

 *
195 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 22:58:57.23 ID:WJuVyd2V0
 シャクシャク モグモグ

フメイ「……集落なのに……住んでる住民が全然違うから、なんだか不思議……。でも、嫌じゃない……」

アリシラ「そうだねえ……。もし全然知らない奴らがあの集落に住み着いてたら嫌だけど、ここはクロシュちゃんの夢で、クロシュちゃんが住んで良いと思ってる人たちだからねえ」

クロシュ「んへへ……」

不死鳥の羽根「……ねえ、あなたたち考え直す気はない? こうして、元の集落に暮らしていた三人でのんびりしていればそれで十分ではないかしら」

フメイ「あっ性悪魔女……!」

不死鳥の羽根「……私の本体と何かあったのね……」

アリシラ「何にしても考え直す気はないねえ。ここはクロシュちゃんの中だから平和そのものだけど、外の世界にはどうしようもない最悪な奴らが蛆虫みたいに湧いてくるんだよ。全部まとめて焼き尽くさなっきゃ綺麗にならないでしょ?」

不死鳥の羽根「はあ……わかったわよ。ここで議論をする気はないから、せめて平和に過ごして頂戴」

アリシラ「ふふ、ありがと」

 *

―クロシュの夢
 集落の広場

 ワイワイ キャッキャ

クロシュ「――」キャッキャ
フメイ「――」キャッキャ
ウニ大盾「――」キャッキャ
炎スライムの欠片「――」キャッキャ
雷スライムの欠片「――」キャッキャ
風船スライムの欠片「――」キャッキャ
光の精霊「――」キャッキャ
踊り子の双剣・妹「――」キャッキャ
ワイバーンの鱗「――」ギャオギャオ
パラサイトソード「――」シャキーン



アリシラ「ふふ、すっかり馴染んじゃって」

夢の女神「良い場所ですよね。私も……人生の最期にこんな素敵なところに辿り着けるなんて、夢にも思っていませんでした」

アリシラ「……本当に、良い場所。あの人たちも……私なんかの中より、こっちに連れて来られたら良かったのに……」

夢の女神「あの人たち……?」

アリシラ「……あなたは夢の力を持つ女神様なんだっけ?」

 *

夢の女神「私の力で、あなたの内側に閉じ込められている者たちの魂をこちらへ連れていって欲しい、と……?」

アリシラ「うん。私の中にいたんじゃ、いつ消えるかもわからないらしいから。こっちなら、ずっとここで平穏に暮らせるんでしょ? だったら……」

夢の女神「……危険です。夢の住人とは、既にその人の心の一部ともなっている存在。無理にあなたから引き剥がせば、あなた自身に重大な問題が発生する可能性があります」

アリシラ「別にいいよ。どうせもう魔王が混ざり込んでおかしくなってるんだもん」

夢の女神「……」

アリシラ「……お願いします。みんなを……お父さんと、お母さんを……」


↓1コンマ
01-05 ??
06-65 慎重にやりましょう(1/4)
66-95 思ったよりいけそう(2/4)
96-00 ??
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 23:04:19.08 ID:6ia1Ywoh0
197 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/05(土) 23:35:23.19 ID:WJuVyd2V0

アリシラ「……ど、どう?」

夢の女神「……アリシラさんとクロシュちゃんの心の波長を合わせて、慎重にやっていく必要があります。今日一日では難しいので、またクロシュちゃんと一緒に寝てくれますか? こんな風にあなたとクロシュちゃんの夢が交わった時に、また続きをしましょう」

アリシラ「わかった……。お願いします」ペコリ

 ◇

―クロシュの夢
 集落

 白んでいく空「」


フメイ「……あれ? なんか空が明け方みたいになってる……?」

炎スライムの欠片「もう朝が来るみたい。そろそろお別れだね」

アリシラ「へえ〜さっきまで夜って感じじゃなかったのに、朝は明け方になるんだねえ。なんだか不思議……」

夢の女神「クロシュちゃんの心象が反映されるので、現実で眠っているクロシュちゃんの体が朝の光を感知したりすると夢の中でもこんな風にそれが現れるんですよ。目覚めが近い証でもあります」


ウニ大盾「また来てね、フメイちゃん……。クロシュちゃんと、ずっと一緒に……」

フメイ「うん……」

メイ841「クロシュを泣かせたら承知しません」

フメイ「な、泣かせたことなんてないもん」

不死鳥の羽根「あら? クロシュの記憶によれば、人間を滅ぼすと言ってクロシュを置いて去った時に泣かせているみたいよ?」

フメイ「〜〜!! こ、この性悪魔女……!!」チリリッ

ヴァン「これから泣かせなければ良いんだよ。それなら問題なくできるだろう? クロシュちゃんの親友のフメイちゃんなら」

フメイ「……当然」

ヴァン「よし! クロシュちゃんも、フメイちゃんを泣かせちゃだめだよ? はは、クロシュちゃんなら言うまでもないかな?」

クロシュ「ん!」

踊り子の双剣・姉「いつまでも仲良くね。悔いのないように……」

踊り子の双剣・妹「そうだよ! 死ぬまで仲良くして、死ぬ時も一緒に死ぬのが一番!」

踊り子の双剣・姉「こら、何てこと言うのこの子は……」

踊り子の双剣・妹「……置いてかれる側の苦しみなんて、絶対に味わわせちゃだめなんだから」

踊り子の双剣・姉「………そうね」

フメイ「置いてかれる側の……」

クロシュ「フメイちゃん……」

 おてて「」ギュッ

フメイ「クロシュ……」

クロシュ「……」

フメイ「……うん。置いてかない……フメイ、クロシュのこと……」

クロシュ「……!」パァァァ


アリシラ「……ふふ」


アリシラ(……私とフメイちゃんの二人旅も……もしかしたら、ここで終わりなのかも……)

アリシラ(そんで……私の中にいるみんなをクロシュちゃんに送れたら……)

アリシラ(…………一人で、行かなきゃ)


 ☆アリシラの夢の住民引っ越し計画が始まりました(1/4)

 ☆フメイちゃんの心境に変化の兆しがあります

 ☆アリシラさんの心境に変化の兆しがあります

 ◆
198 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 00:21:07.89 ID:5DJi5qRE0
―オノゴロ諸島 霊峰の隠れ里 滞在12日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ラティアの大盾  飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖    防:竜のエプロン   飾:不死鳥の羽根

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀     盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:蜥蜴一文字    盾:灼鋼の盾     飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子  飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の刀     防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*6       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*0       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   闇の欠片        精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中    フリルワンピ水着    精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    フメイとアリシラの人形
魔導飯盒        ガラスのザリガニ    メルルの帽子
妨害魔力波発生装置   踊り子の双剣      溶岩石のアミュレット
属性大全        サボテンドラゴンの花  太陽のメダリオン
魔王図鑑        精霊のローブ      暗黒優待券
氷精の魔導書      精霊樹の杖[改]    冒険者証(ランク1)
ブラッドワイン*3               大魔女帝国渡航権
マッスルワイン*1               かたたたきけん
吸血鬼殺ワイン*1               大魔女帝国滞在許可証
魔術書「正負の属性」              風船印のパラシュート
吸血鬼の日焼け止め               ラティア勲章
日蝕の傘                    ユーシリア王家の紋章
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
晴れ乞い傘
チョコスムージー

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]
・アリシラの夢引っ越し[1/4]
・わらわじゃ巫女の企みを阻止する

◯努力目標
・わらわじゃ巫女の正体を探る
・リュウトウ中将をクロシュ勢力に引き込む
・偽姫巫女の正体を調べる(達成済)
・アウルの出自を調べる(達成済)

◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)

◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[04/06]
・イリス  杖術[02/04] 魔法[06/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[05/16]
・ローガン 剣技[13/16] 魔法[04/08] 防御[02/08]
・エバンス 剣技[12/16] 魔法[02/08]
……………………………………………………………………………………
□オノゴロ諸島 霊峰の隠れ里
隠れ里:貸家、広場、市、茶屋、食堂、温泉、鍛冶屋、道場、神社、他
離れ山:森林、沢、廃村
……………………………………………………………………………………
199 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 00:21:36.03 ID:5DJi5qRE0
―クロシュの夢
 集落

ブラッドの欠片「ふわあ……よく寝た……」モニョモニョ

光の精霊「あ、ブラッドおはよ〜。もうクロシュちゃんたち起きちゃったよ〜?」

ブラッドの欠片「ん? クロシュ以外にも誰か来てたの?」

光の精霊「クロシュちゃんの友達の、フメイちゃんとアリシラちゃん!」

ブラッドの欠片「ああ……この集落に暮らしてた本当の住人だっけ。腐れカリスノーランドに造られた仲間でもあるっていう……」

光の精霊「そうそう。アリシラちゃんはカリスと関係ないと思うけど」

ブラッドの欠片「……あの腐れ外道とは遠くない内にぶつかることになる気がする。あたしもクロシュの内側でできるだけのことはしておくか」グッグッ

光の精霊「おお、頼りになるゥ〜」

ブラッドの欠片「クロシュがあたしの本体と同盟でも結んでくれれば心強いんだけどなあ。あたしの本体は人間嫌いだろうし難しいか……」

光の精霊「ここにいるあなたは人間嫌いじゃないの?」

ブラッドの欠片「どちらかと言えば嫌いだけど、ここに住んでいる内にどうでも良くなった」

光の精霊「なるほど」

 ◇
200 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 00:22:48.23 ID:5DJi5qRE0
―朝
 霊峰の隠れ里 貸家

 チュンチュン

クロシュたんぽ「……」zzz

フメイ「ん……」パチ


窓の外を見つめるアリシラの後ろ姿「……」


フメイ「アリシラ……?」

アリシラの後ろ姿「おはよ、フメイちゃん」

フメイ「あ、うん。おはよ……。えっと……アリシラは、覚えてる……? 今朝の、夢……」

アリシラの後ろ姿「うん」

フメイ「……そうなんだ」

アリシラの後ろ姿「……うん」

フメイ「……」

アリシラの後ろ姿「……」

フメイ「……」

アリシラの後ろ姿「……私のことなら、気にしなくて良いよ。元から私が始めたことだもん」

フメイ「……」

アリシラの後ろ姿「………今まで、付き合わせて、ごめん」

フメイ「……違う。フメイは……自分の、意思で……」

アリシラの後ろ姿「でももう……クロシュちゃんと一緒にいたい。離れたくない。そうでしょ」

フメイ「……でも……フメイには……そんな資格……」

アリシラの後ろ姿「……あるよ。だってみんな……私の中で、生きてる……」

フメイ「……!」

アリシラの後ろ姿「前にフメイちゃんも、会ったでしょ? 私、今……みんなを、クロシュちゃんの中に引っ越しさせようとしてるの」

フメイ「え……」

アリシラの後ろ姿「そしたら……フメイちゃんは、クロシュちゃんと一緒に寝ればいつでもあの集落のみんなと会える。みんなも、クロシュちゃんの中でずっと平和に暮らしていける……。誰も、犠牲になんかならなかった……しあわせな結末なの」

フメイ「……アリシラは……?」

アリシラの後ろ姿「……あははっ、そしたら……私も諦めようかな? みんながしあわせに生きてるなら、世界に復讐する意味もないしね」

フメイ「じゃあ……」

 クルッ

アリシラ「……私たちの旅は……ここで、終わりにしよう」ニコッ

フメイ「……ん」コク


オノゴロ諸島滞在12日目。ここは霊峰の隠れ里です。14日目に何かが起こります
↓1〜3 自由安価 何をする?
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 00:23:08.37 ID:rQp7ZWLk0
ローガン エバンスとイリスに協力してもらい鋼の防衛魔法の強化
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 00:23:25.37 ID:kymc+32/0
再びクロシュの夢の中でアリシラの夢の住人引っ越し計画の続き
(可能なら再び元のイクセが現れてお話し)
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 00:23:56.83 ID:uCzFrlnWo
取り敢えずアウルを遠くから観察してみる
204 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 00:40:06.28 ID:5DJi5qRE0
本日はここまでとなります。次回はローガン氏の新防御魔法鍛錬編、アリシラの夢引っ越し計画+イクセちゃんとお話しよう編、アウル氏を探して観察してみよう編となります

クロシュの夢の中で過ごし、それぞれの思いを巡らせる集落の三人。罪ある限り、共に生きられぬ。ならば罪をなくせば、共に生きられるはず。幼い少女たちの罪を、悲しみを、空へ昇華せしめんとするは如何なる想いか。共に旅したフメイちゃんの心を欺いて突き進む、魔王もどきの少女が目指す未来は――

本日はイリスさんが光学迷彩を使えるようになったり、当時の朝廷の密猟対策について聞いてみたり、オノゴロの大吟醸を美味しく頂いたり、シズクちゃんとお話して親交を深めたり、クロシュちゃんの夢の中で楽しく遊んだり、アリシラ氏が夢の住人の引っ越し計画を始めたりしました

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 01:09:28.88 ID:tC/pfWqIo
おつでしたー
ここまで出会ってきた魔王達を見るに、魔王だからって一緒に居られないなんて事はないと思うんだけどな…
クロシュちゃん、アリシラさんもつなぎとめてくれ!
ブラッドと同盟はフメイちゃんが一緒であればなんか突破の糸口になりそう
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 02:01:53.05 ID:4T1d9wULO
乙です
結構汎用魔法の募集が来たけど汎用魔法もキャラ安価みたいに少し設定変えたりするのかな。
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 07:05:12.27 ID:0lFFQii70

メルルちゃん三つ目だしサララちゃん以上にいじめられてそう。
そんな妹を置いて旅に出た背景も気になる・・・
三つ目はハーフだし特殊個体かな?
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 15:06:51.53 ID:joZrDM4uO

シズクちゃんともっと仲良くなればウォータースライムの欠片をもらえたりするんかな?
なお残り日数
209 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 17:44:23.85 ID:5DJi5qRE0
アリシラ氏はとても特殊なケースなので、今のところどのようにするのが彼女にとって最も良い選択となるかはわかりません。慎重に考えていかなければならないかもしれません。クロシュ氏の言葉が届くかどうかもまた未知数であります
ブラッド氏の視点からは、クロシュは人間に良いように騙されているのろまなペットスライムのように見えているのかもしれません。そしてフメイちゃんもブラッド氏の同郷と言えるので、もし対話の機会があれば良い方に働く可能性があります

投下された案は形式に関わらず世界観や設定に沿うように修正される可能性があります。もし修正してほしくない場合はその旨を宣言して頂ければ修正いたしません(でもその場合、世界観にそぐわないと判断されると劇中に出せなくなります)

メルル氏は攻撃されたらやり返すタイプなので、いじめの標的になることはあまりなかったかと思われます。また、旅をしている理由については実のところスレ冒頭の登場人物紹介を読めばわかるかもしれません
一つ目小僧やその混血児の生態については未だ解明されていない点が多く、今のところ熱心に調べている研究者もいないため、姉妹で目の数や大きさが異なる理由は不明のようです

シズクちゃんともっと仲良くなると実際良いことがあるかもしれません。そして欠片については、実のところもう既にだいぶ仲良しなので、自由行動などで欲しい旨を伝えれば割とあっさりくれるかと思います。なお実際残り日数は少ないので、いろいろ終わってからゆっくりお話するのも良いかと思います
規定の日になれば自動的に話が進みますが、それまでに達成した努力目標の項目によっていろいろな運命が変わる可能性があります。クロシュちゃんたちには悔いのないように過ごして頂きたく思います
210 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 17:44:55.60 ID:5DJi5qRE0
―霊峰の隠れ里
 里外れ

 ホーホケキョ ポッポホーホー

エバンス「思いっきり攻撃すりゃ良いのか?」

ローガン「ああ。手加減無用で頼む」

イリス「手加減無用……あの、本当に大丈夫ですか……?」

ローガン「君たちの攻撃にやられてしまうようでは、前衛は務まらんからな」

イリス「まあそういうことなら……」

エバンス「無茶はすんなよな」

イリス「じゃあいきますよ……!」コォォォ――


↓1コンマ
01-05 負傷した……
06-60 普通(魔法+1、防御+1)
61-90 良い(魔法+1、防御+2)
91-00 会心(魔法+2、防御+4、鋼属性レベルUP)
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 17:45:46.83 ID:CucO16h1o
やあああ!
212 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 18:19:23.74 ID:5DJi5qRE0
エバンス「とうっ!」バッ
 魔銀の刀「」シャッ!

ローガン「むんっ!」
 灼鋼の盾「」ギンッ!

イリス「はああっ!!」カッ

 星光の奔流「」ドギュウウウンッ!!

ローガン「!!」バッ!

 ドガァァァァンッ!!
 モクモクモク…

エバンス「お、おいやりすぎじゃないか!?」

イリス「だ、だって本気でって……」

エバンス「いや確かにそうだが……とにかく大丈夫か、旦那!」

 モクモク…

 ガションガション―

イリス「えっこの足音は……」

エバンス「な、な……」


 ガションガション―

メタルローガン「問題ない」ギラン


イリス「う、うわあああ!!?!? ろろ、ローガンさんが!!?!?」

エバンス「ぎ、銀ピカの鉄人になっちまった!!?!?」

 *

メタルローガン「メタルコーティングという魔法でな。全身を鋼の魔力で硬質化させるという術なのだ」ギラギラ

イリス「メタルコーティング……!! 聞いたことがあります。鋼属性の上級術師が使うという、世界的に見ても屈指の堅さを得られるという強力な防護魔法……!!」

エバンス「そんな隠し技を持ってたなんて……やるじゃないか、旦那!!」

メタルローガン「ユーシリア大図書館に滞在していた時、隙間時間に教本を読んで勉強していたのだ。この魔法があれば物理的な攻撃のみならず、魔法や毒に対しても優位に立ち回れるはずと思ってな」

イリス「なるほど……鋼の力で体を包めば大抵の毒も効かなくなりますね!」

メタルローガン「うむ。問題は呼吸によって取り込んでしまう気体毒だったのだが、それも妖精くんの耐毒結界で無効化できる。我ながら毒対策は万全にできているのではないかと思う」

エバンス「確かに、鋼に毒って効かなそうだが……実際効かないもんなのか?」

メタルローガン「雨風に晒された鋼が錆びて腐蝕するように、全く効かないとは言い切れないだろう。だがそれでも生身でいるよりは毒の侵食をかなり防げるはずだ」

エバンス「まあそりゃそうか」

メタルローガン「妖精くんも言っていたように、強力すぎる毒を浴びればスライムであっても無事では済まないかもしれん。そんな危険な戦いの前衛をクロシュくんだけに押し付けるわけにはいかんしな」

イリス「ですね……。私もできる限り早く戦いを終わらせられるよう頑張ります!」

メタルローガン「うむ、頼んだぞ」

 ☆ローガンが経験を積みました(魔法+1、防御+2)
  さらに戦闘中、必要に応じてメタル化するようになりました

 ◇
213 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/04/06(日) 18:39:36.92 ID:5DJi5qRE0
―霊峰の隠れ里 貸家

 オフダ「」ヒラヒラ

イヨ「……」ムム…

妖精「何してるの?」

イヨ「オフダで温泉街の様子を探っています。警備もかなり強まっているので、遠くから観察するくらいしかできませんが……」

ミスティ「今の温泉街の状況はどんな感じなの?」

イヨ「……国外から来た旅行者や冒険者たちは捕縛されて牢に入れられてしまったようで、先日までの賑わいが嘘のように閑散としています。それに抗議した商人や手工業者も、朝廷反逆罪で捕らえられてしまうようです」

妖精「……本気でオノゴロを壊す気なんだ」

イヨ「はい。ああ、あと……私たちの人相書きが掲示板などに貼られています。けっこうな懸賞金がかけられているみたいです」

ミスティ「……ついにお尋ね者になってしまったのね」

妖精「今までにも何度かお尋ね者になりそうな事態はあったけど、実際にお尋ね者になったのは初めてな気がする……」

イヨ「……あっ! アウルです! あの毒狐の姿を発見しました!」

妖精「えっ、それ大丈夫?」


↓1コンマ
01-05 逆探知されてしまった!
06-35 オフダを破壊された
36-65 リュウトウを叱っている
66-95 大掛かりな方陣を作っている
96-00 リュウトウがオフダに気付いた
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