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【学マス】手毬「プロデューサー…怒ってる?」
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2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:21:36.02 ID:aCDx/zJf0
p「ええと…状況を整理しましょう」
手毬「…」
p「この…信じたくはないのですが…」
手毬「…」
p「この…匿名掲示板で…暴れてる書き込みが…月村さんだというのは…」
手毬「……………」
p「事実…なんでしょうか…」
手毬「……………うん」
p「…挙げ句」
p「本人しか知り得ない情報を漏らして…特定されかかっているというのは…」
p「これも事実…?」
手毬「ごめんなさい」
p「…」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:22:39.31 ID:aCDx/zJf0
手毬「どうしよう、どうしよう、どうしよう」
p「…」
手毬「ねえ、どうしたらいいと思う?ねえ、プロデューサーぁ…!」
p「落ち着いてください。いいですか、まず」
手毬「は、はい」
p「疑惑の段階です。まだ特定されているわけではない」
手毬「…はい」
p「広がりきる前に冷静になって俺に連絡をくれた。それは褒めたい」
手毬「そうだよね?」
p「そうだよね?」
手毬「そうですよね…?」
p「月村さん。落ち着いてください」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:23:35.05 ID:aCDx/zJf0
p「…」
p「…わかり、ました。なんとか…しましょう」
手毬「なんとか…できるの…?もう私だって確定してそうな…勢いなんだけど…」
p「………………」
手毬「…」
p「…」
手毬「…プロ、デューサー…?」
p「…」
手毬「…」
p「…」
手毬「…うぅっ」
p「…」
手毬「う…ふぐっ…はあうっ」
p「………………」
手毬「うえっ…あぐっ…ああー…」
p「………………」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:25:18.61 ID:aCDx/zJf0
手毬「プロデューサーぁ…ぐすっ、プロデューサーぁ…」
p「なんとかしました」
手毬「は?」
p「…先ほど貸していただいたスマホから、書き込みを続けて」
p「月村手毬だと思しき書き込み主が実は悪質なストーカーだったという、ショッキングな筋書きを匂わせて、自演しながら、誘導して」
p「ようやく食いついてくれたところです」
手毬「………………」
手毬「…す、すご」
p「悪質な嘘で、学園に多大な迷惑をかけてしまいますが。自分のファンにここまで噛みついている人物が、月村手毬だと思われるよりはマシです」
手毬「…」
p「ふー…」
手毬「…えと、えっと、あの」
手毬「…」
手毬「…でも、でも、なんか、あの、 私をダシにして、燐羽の酷い悪口、言ってて」
p「…」
手毬「私のファンなのにって…最初は同じファンのフリをして、マナーが悪いことを注意してたんだけど、こいつ賀陽燐羽じゃね?とか、エゴサで顔真っ赤wとか、クソみたいなことを言われて!燐羽がそんなのするわけないのに!!!!!!」
p「月村さん」
手毬「ひゃい」
p「この件について学園側から連絡が来てしまってます」
手毬「え…今?なんで…?」
p「…あちらでかなり大事になってるみたいです。当然ですが、さすが対応が早いですね」
手毬「…」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:26:39.09 ID:aCDx/zJf0
p「説明しに行ってきます。俺だけで話しますので、月村さんはここにいてください」
手毬「え、あ…?」
p「スマホは…すみませんが、まだ預かってますね。説明に使いますので」
手毬「あ、の…プロデューサー…私も…?」
p「ここにいてください」
手毬「…」
p「大丈夫。なんとかしてきますよ。それでは」
手毬「…あ、あ」
手毬「…」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:27:54.89 ID:aCDx/zJf0
p「失礼しました」
p「…」
p「ふーーーーーーっ…なんとか、乗り切った」
p「いろいろあったが…収拾がつきそうでよかった…」
p「さて。さっそく月村さんにも顛末を伝えないと…」
p「…」
p「大人しく待ってくれているだろうか…」
学友「よう」
p「ん…」
学友「ずいぶん疲れてそうだな」
p「ああ…悪いな。今立て込んでいて」
学友「SNSで騒ぎになってるもんな」
p「…」
学友「大丈夫か?」
p「ちょうど今そのことで学園側と相談してきたところでね。然るべき対応が取られるはずだよ」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:29:02.47 ID:aCDx/zJf0
学友「お前の担当、良くも悪くも話題になるよな。アイドルとしちゃ、優秀なんだろうけどさ」
p「今回は被害者だよ」
学友「ハハ。今回は、な。狂犬チワワが…」
p「口が過ぎるだろ」
学友「毎度炎上対応ご苦労さん」
p「…」
学友「一緒にいて疲れるだろ。今どき、炎上リスクもアイドルの重要な評価指標だからな?プロデュースするにも、人間性を見なきゃさ…」
p「悪い。急いでるから」
学友「あっ、おい…」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:30:01.78 ID:aCDx/zJf0
p「…」
p「…ん?」
p「着信?誰からだろう?」
p「…」
p「…もしもし?」
ことね「あ、もしもーし。手毬のプロデューサーさんで合ってますかぁ?」
p「藤田さん。どうかされましたか?」
ことね「…ん〜、と…ですねぇ…ちょっと…待ってくださいね〜?アハハ…」
p「…?」
ことね「……ほら、手毬!プロデューサーさんに繋がったって」
p「………………」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:31:30.49 ID:aCDx/zJf0
ことね「いい加減泣くのやめろって、そんなんじゃプロデューサーさん困るだろうが!だから帰って来るの大人しく待ってろつったのに、あーもう…」
p「藤田さん、ご面倒をおかけして申し訳ありません。月村さんに代わっていただけますか?」
ことね「あァ〜、じゃー、代わりますね〜?なんか、すみません…」
p「いえ…藤田さんの謝ることでは…」
手毬「…」
p「…月村さん?」
手毬「ぐすっ、ひぐっ」
p「…」
手毬「プロ、プロデューサー、ごめんなさっ」
p「月村さん、なんとかなりました。もう大丈夫ですから」
手毬「わた、わたしのせいで、大変なっ、ことに」
p「大したことじゃなかったです。全然大丈夫なので、まずは落ち着いてください」
手毬「…すんっ」
p「…急いでいたので、不安にさせてしまいましたね。今どこにいますか?」
手毬「…ことねの、ところ」
p「わかりました。すぐに迎えに行きます。待っていてくれますか?」
手毬「…」
p「今回のことは、俺が騒ぎを拡大させた側面もあります。俺達の責任です。だからその辺を含めて、ちゃんと話をしましょう」
手毬「…」
p「…月村さん?」
手毬「…ごめんなさい…いつも、いつも」
p「…」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:33:23.90 ID:aCDx/zJf0
p「さて」
p「内密な話なので、二人で話せる場所に行きましょう」
p「少し歩きましょうか」
手毬「…」
p「…」
手毬「…」
p「…外の空気を吸って、少しは落ち着けましたか?」
手毬「さっきから気を遣いすぎ。私のこと馬鹿にしてる?」
p「…」
手毬「…じゃ、なく、て…ごめん、なさい。今回は、本当に…反省、してる…」
p「毎回そう言って反省してませんか?」
手毬「うぅ…」
p「冗談です。少しずつでも改善してくれてるのは、わかってますよ」
手毬「…」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:34:43.25 ID:aCDx/zJf0
p「ですがエゴサーチは、程々にしていただきたいところです」
手毬「…」
p「どんな悪評があったとしても、あなたの圧倒的な歌唱力でねじ伏せればいい。そうでしょう?」
手毬「…わかってるよ」
p「気にしてしまうのは、わかりますが」
手毬「気になんかしてないよ。あんな有象無象の言う事」
p「…」
手毬「…自分のファンのこと、悪く言うのは、よくないって、わかってる。当然」
p「一部の人間の印象に引きずられないように」
手毬「…あのね」
p「はい」
手毬「知ってるでしょ?私が自分のことが大嫌いだったって」
p「…はい」
手毬「だから、憧れに近づくほどに、私は私のことが好きになる…てっきり、みんなもそうなんだって、思い込んでた」
p「…あなたのことを好きな人が、ファンになるんですよ」
手毬「そうじゃなくてさ…どんな憧れにもケチをつける人がいるんだって、こと」
p「賀陽燐羽さんのことですか?」
手毬「さあね」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:36:08.54 ID:aCDx/zJf0
p「…まあ、世の中にはいろいろな評価軸がありますからね」
手毬「身にしみて知ってるよ、そんなの。世の中には、つまらないことを気にする人がたくさんいるんだって」
p「…」
手毬「私は私の生き方を変えるつもりはないよ。いくら炎上したって、自分の憧れに向かう。私間違ってなくない?ってケースも、たくさんあるし?」
p「…」
手毬「…でも、でもね?それで、困るのが…プロデューサー、だから…だから、その…」
p「…」
手毬「今回のことは、本当に…反省、してる…」
p「…」
手毬「…プロデューサー?」
p「月村さんは」
手毬「…?」
p「…泣けばどうにかなると思っている節がありますよね」
手毬「え?」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:37:23.53 ID:aCDx/zJf0
p「おかげで、かなり危ない橋を渡ってしまいました」
手毬「…」
p「ねえ、月村さん。いいことをお教えしましょうか」
手毬「な、なに…?」
p「たしかに、注目を浴びるほどに嫌われるリスクは大きくなる。それはトップアイドルにすら同じことだ」
p「だから…そういうときは、自分を好きでいてくれる人のことを思い浮かべて、こらえてみてください」
手毬「…」
p「あなたのことが好きな人間は、確かにいますよ」
手毬「………………」
p「そうして存分に、ステージの上で輝いてください」
p「…」
p「あなたのおかげで、自分のことが好きでいられる人間もいるのだから」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:40:11.63 ID:aCDx/zJf0
ことね「…」
ことね「うーん…手毬のやつ、あの後大丈夫だったんかな…?」
ことね「かなりくらってたからな〜…プロデューサーさんがフォローしただろうケド」
ことね「ま、心配は心配だし…仕方ないから様子見に行ってみるか〜」
手毬「…」
ことね「あ、いた。おーい、手毬…」
手毬「〜♪フンフーン♪」
ことね「…」
手毬「あ、ことね」
ことね「…おー」
手毬「ちょうどこの前のことで会いに行こうと思ってたんだ。迷惑かけて…その、悪かったね」
ことね「あー、そ…手毬が元気そうで、なにより…」
手毬「わかる?わかっちゃう?」
ことね「…」
手毬「プロデューサーがサァ♡」
ことね「…」
手毬「私のことを好きだって言ってくれたの!!」
ことね「………………」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:41:38.10 ID:aCDx/zJf0
手毬「ま、まあ…知ってたことだからさ、改めて言うまでも、ないことだったんだけど」
ことね「あ、あー…そっすか…じゃー、あたしはこの辺で…」
手毬「あのね」
ことね「…うん」
手毬「いいことを教えてあげようか?」
ことね「………………なに?」
手毬「つらいときは、自分を好きでいてくれる人のことを思い浮かべるといいんだよ?」
ことね「………………」
手毬「ことねもエゴサして辛くなる時あるでしょ?」
ことね「………………余計なお世話なんだけど」
手毬「あっ…もうレッスンの時間だから。じゃあね」
ことね「…」
手毬「〜♪」
ことね「…」
ことね「…」
ことね「…」
ことね「うぜー」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:45:29.15 ID:aCDx/zJf0
おわり
信号機3人1天井で揃えたかったけど断腸の思いでことねを諦めた
手毬、なんで2回来たん?
あと星南も広も欲しいけど無理です無理無理終わりだ
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2025/01/02(木) 17:46:18.16 ID:aCDx/zJf0
374774
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/02(木) 18:04:48.94 ID:2LB9wuZ6o
毒チワワがよ…好き!
おつー
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/04(土) 20:19:34.98 ID:z5x6nSpP0
良かった…炎上して退学させられる手毬がいなくて…
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