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【安価コンマ】オリウマ娘と共に season2
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242 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/02/09(日) 01:30:35.83 ID:6200hFZJ0
――――――――――――――――
――――――――
――――
――
ユメノツキ「はい、ただいま戻りましたよ。さ、早くライブも終わらせて――」
『今回のレースしっかりと見てたよ。お疲れ様、ユメノツキ』
レース終了後、控室に戻ってきたユメノツキに対して声を掛ける。
2000mを走り終えたばかりだというのに、まったく疲れた様子も見せない彼女に、言ってやらなければならない。
ユメノツキ「……当然でしょう?トレーナーとして、貴方はボクの走りを見る責任があります。そんな当たり前のことを――」
『――俺は言ったな。キミにプラスアルファを提供すると。三冠だけじゃなくて……凱旋門も獲らせると』
誰よりも高みを目指す。そのためにレースに出走し、己の強さを世間に見せつけてやれと――伝説の第一歩ももちろん重要だが、それ以降の過程も十分に重要なのだ。
『今回の走り、勿論普通のウマ娘にとっては最高の走りだったと思うが――三冠ウマ娘を名乗るのならば、今回のレース展開は――物足りないと思った』
ユメノツキ「……あ?」
――彼女から一気に圧を感じる。いつもと違う雰囲気の彼女が、こちらに近づいてくる。
ユメノツキ「どういうことですか、このボクの走りに文句があると?』
『ああそうだ。キミも前に言っていただろう』
――勝利は当たり前で、どれだけ圧倒的な勝利をするかが大事になってきますと。メイクデビュー前に彼女が言った言葉。
圧倒的な勝利がどのような勝利かは具体的には分からない。ハナ差圧勝という言葉があるように、どれだけの着差を付けて勝利したかはあまり重要ではない。
『三冠ウマ娘のキリシロユメノツキは――もっともっと強い走りをするはずだ。だからそれを見せて欲しい……キミの思う三冠ウマ娘が、どんな走りをするのか』
ユメノツキ「……求めるんですか?三冠ウマ娘であるこのボクに?』
『だからキミのトレーナーになったんだよ俺は』
243 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/02/09(日) 01:33:45.48 ID:6200hFZJ0
ユメノツキ「…………あ〜〜〜。はいはい、分かりましたよ、三冠ウマ娘ですから当然です。ええ、はい」
なにやらブツブツ小さな声で独り言を呟いた後。ユメノツキはバツの悪そうな顔をしながらそう言った。
ユメノツキ「……あのレースで物足りないなんて、我儘なトレーナーですね。ですがそんな我儘な人にも優しくするのが……このボクです」
『はは、なんせキミのトレーナーだからな』
ユメノツキ「……どういう意味ですか、それ?」
オウカ「――失礼しまーす!三!冠!ウマ娘!である私が入りますよ!」
ドアが勢いよく開くと、とてもいい笑顔をしたオウカさんが部屋に入ってきた。
オウカ「ユメちゃん!レース見てましたよ!とってもいい走りでした!」
ユメノツキ「オウカさん、何度も言ってますけどその呼び方は」
オウカ「さあさあそろそろウイニングライブですよ!早く着替えてこないとユメちゃん!!!」
ユメノツキ「わ、分かってますよ。はあ……全く、いつもボクを子ども扱いして……」
オウカさんにぐいぐい押されユメノツキが控室を出ていく。部屋に、オウカさんと自分の二人だけが残る。
『……聞いてましたよね?さっきの話』
オウカ「え、何がですか?私には何の話だか」
『ユメノツキが来るまで一緒に部屋にいたのに、いつの間にかいなくなっていましたし……お気遣いありがとうございます』
オウカ「……ふふっ。三!冠!ウマ娘!は空気も読めるんですよ。覚えて帰ってくださいね!」
……つくづく思うけどユメノツキのあの口調、結構オウカさんに影響されてるよな……。
244 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/02/09(日) 02:09:14.83 ID:6200hFZJ0
後日。控室にて。
『で、ユメノツキの次のレースだが――』
ユメノツキ「ホープフルステークス、ですよね?このボクに相応しいレースだと思いますが?」
前にも名前を出したレース――G1ホープフルステーク、年末に行われるジュニア期のウマ娘が出走することのできるレース。
ユメノツキならば適性的にも勿論出走できるし、戦績でも実力でも申し分ない――が。
『ホープフルステークには、ユメノツキも知ってるアオゾラノキセキも出走する可能性があるんだよな』
ユメノツキ「あ、へー。アオゾラさんも……ふふっ、良いですね。ファンの彼女にようやくボクの走る姿を間近で見せてあげられます」
『……ああ、そうだな』
正直、ユメノツキはアオゾラノキセキに対してとても深い誤解をしているような気がする……じゃなくてだ、それにしなくても彼女の走りは俺もユメノツキも未経験だ。
――大逃げ。同期の中でもおそらく一人しかいない走りをするウマ娘、だからこそ他のウマ娘はペースを崩され、スタミナぐちゃぐちゃにかき回されて、負けてしまう。
ユメノツキ「ふぅむ、どういうファンサをしてあげましょうか?あ、アオゾラさんがレース中に感動で倒れてしまわないように注意をしないといけませんね?」
『キミはいったいどういう認識で彼女を見ているんだ……?』
とにかく、ユメノツキの次走は――。
次走:安価直下
1 G1ホープフルステーク(VSアオゾラノキセキ)
2 まだ大逃げ対策が不十分だ、別のレースを……
★
お疲れ様です、今日はこれでおしまいです。
おやすみなさい。
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/09(日) 03:28:31.46 ID:Gu9L/AkeO
1
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/09(日) 06:13:09.09 ID:4q/3CHT9o
おつ
次レースは最初のライバル対決か!
247 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/02/09(日) 21:15:00.09 ID:6200hFZJ0
『……いや』
何を弱気になっている、オレは彼女の……キリシロユメノツキの担当トレーナーだぞ?
彼女が歩くその道筋をトレーナー自身が邪魔をすることなんて……あってはならないはずだ。
『そうだな、行こう。ホープフルステークス』
ユメノツキ「ふふっ、当然でしょう?G1においても――いえ、このボクは三冠ウマ娘なのですから」
見せつけてやりましょう、この世代最強のウマ娘はこのボク――キリシロユメノツキなのだと。
『……それでこそだ、ユメノツキ』
絶対に勝つという自信、最強は自分だという確信が――彼女の強さの根幹だ。
それを崩してはならないし、勿論それがこの先一度でも――危ぶまれてはならないのだ。
『……因みにキミの目から見てどうなんだ?アオゾラノキセキは』
ユメノツキ「アオゾラさんはそうですね?……勿論!ボクのファンであるという点は大いに加点されるべきことですが……ちょっと最近、ムカついてます」
『え?なんだ、喧嘩とかしたのか?』
ユメノツキ「なにもかもがデカすぎるんですよなんですかあの体は猫と戯れながら見せつけてきて……はぁ、やだやだあんな邪魔なものを嬉しそうにしてレースにおいてはあんなものただの飾りで」
……あー……なるほどなぁ……。
――キリシロユメノツキの次のレースが決定した!次走はG1ホープフルステークス、クラシック路線に入る前の大きな一歩を踏み出してやろう――!
248 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/02/09(日) 21:19:18.15 ID:6200hFZJ0
ホープフルステークス前イベント:自由安価下2まで。
★
募集イベント後に追加ウマ娘遭遇イベントと、勝負服安価を行いたいと思っています。
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2025/02/10(月) 01:10:27.18 ID:xhRDY5Fco
正直申し訳ないです。
ちょっと考えてから書くので、一旦自由安価取り消しでお願いします。おやすみなさい。
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/02/10(月) 01:24:51.53 ID:JsMEjnFjo
遅れたすまん
取り消すなら了解
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