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【ダンガンロンパ】俺「安価でコロシアイ学園生活を生き抜く」2章

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510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 19:14:31.95 ID:LcByt09j0
俺部屋

俺「俺の部屋にも何か置かれてる?…」スタスタ

机「重そうなチョッキ「」」

俺「これ、防弾チョッキか?…」スッ

俺「て事は普通に考えると、女子には銃が配られてるからこれから48時間はこれ着て歩けって?…」

俺「…。」

俺(皆んな、仲間を信じ始めてるのにこれ着て歩いてたら君を疑ってるって遠回しに言うようなもんじゃないか…)

俺(…結局、そいつの言葉は上辺だけだったと)

俺「やってくれる…」グッ

扉「」コンコンッ

俺「…!だ、誰?…」

腐川「あ、あたし…だけど…」

俺「腐川さん?…」

扉「」ガチャッ

俺「どうしたの?…」

腐川「こ、これ…あげる…」スッ

俺「えっ?…」

ピストル「」

俺「うわっ!?」

腐川「部屋の机に置いてあって…」

俺「でもこれ、さっきモノクマが言ってた感じじゃ腐川さんのだろ?」

腐川「こ、こんな物使ったら、撃った相手が死んじゃうじゃない…。要らないわよ…」

俺「でも女子は皆んな持ってるし、腐川さんも一応護身用に…」

腐川「い、要らないわよ…。あたしにとって、アンタが希望だから…アンタが生き残らないと意味が無いのよ…///」

俺「腐川さん…」

腐川「いいから受け取っておきなさい…」

俺「…。」

俺「そうか…。その手が…」

腐川「え?…」

俺「皆んなに配られた武器防具を一箇所に集めておくように朝食会で言えば仲間内の疑心暗鬼も少しは…」

俺(だけど、もし反対する人が一人でもいれば?そうなったら却って魔女狩りみたいに…)


1それでも提案してみる
2…余計な事はしないでおこう

安価下
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/26(土) 19:34:05.36 ID:aDKQ5RgRO
1
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 20:32:33.75 ID:LcByt09j0
翌日
食堂

俺(皆んなに武器防具が配られた当日にはコロシアイは起きなかった)

俺(もし既に殺人を計画してる人が居たとしても、皆んなそれぞれ何の武器を配られているのかお互いに知らない)

俺(流石に初日に行動を起こすのはリスキーだと考えたらしい。だから俺は先手を打って…)

俺「皆んながさ、配られた武器防具を1日だけ何処かに集めてしまわない?」

俺「そうしたら、他の人への恐怖も減ると思うしさ…勿論強制はしないけど…」

苗木「う、うん。ボクもその案良いと思う」

不二咲「2人が良いなら、僕も構わないけど…」

山田「拙者も構いませんが…」

俺(分かってる。問題は殺意が無くても、いざとなった時用の自衛手段とも言える女子達だ…)

大神「…誰でも殺せる武器があるから仲間同士で疑い合う事になる。我は構わぬぞ」

朝日奈「あ、あたしも良いかな…」

俺「大神さん、朝日奈さん…」

江ノ島「あたしも良いよ。何かこれ持ってても変な空気になるだけだし…」

俺「江ノ島さんも…」

俺(あれ?江ノ島さんも…良いんだ?…いや、目的が殺しの誘発なら要らないのか…。殺害しても学級裁判で吊られてしまうし…)

霧切「私も構わないわ」

俺「霧切さん…」

俺(皆んな信じてくれてる。この殺しの道具は俺達必要無い…そう思っていたが…)

舞園「私も───」

セレス「わたくしは自分で持っていますわ」

俺「セレスさん…」

セレス「別に皆さんを信じられないと言う訳ではありませんが、わたくしはこの中でもかなり非力な方です。万が一の自衛の手段を失いたくはありませんから」

俺(…一人が反対票を出すと後は総崩れだった…)

葉隠「オ、オレもまぁ武器じゃねえし別に良いだろ…」

石丸「どうしてオレの物をお前に渡さなけりゃならない!」

舞園「……すみません。私も持っておきます」

俺(結局、俺達は先に賛成票として入れた人の銃と防弾チョッキを集めて最初に言い出した俺が代表して脱衣所の一つのロッカーにぶち込んで人数分フェイクとして鍵を抜き、そして俺以外の人達に鍵を配った)

俺(フェイク用の鍵じゃ無く、集められたロッカーの真の鍵を持っているのは苗木君なのは配った時に確認できた)
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 21:04:29.32 ID:LcByt09j0
廊下

俺(結局、預けた組みは損を見て深層心理に恐怖と言う感情が残り大半が食堂か自分の部屋で過ごしていた)

俺(まさか舞園さんまで預けてくれないのは驚いたけど…いや、考えてみれば彼女も普通の女の子なんだし仕方無いよな…)

霧切「俺君、ちょっと来て貰っても良い?」

俺「うん?…」



脱衣所

山田「さーせんさーせんさーせん」ガスガスガスッ

霧切「…。」

俺「や、山田君?どうしたの?…」

俺(何か江ノ島さん以外の女子達と不二咲さんが居るけど覗きでもしたのか?…いや、でも不二咲さんは…)

山田「お、俺殿助けて下され〜」

俺「何したの?…」

霧切「私は聞いているだけよ。夜中、勝手にアルターエゴを使っていた理由を」

俺「勝手に使ってた?…」

山田「ぼ、僕はただお話しをしてただけです〜…//」

山田「彼女は僕の趣味丸出しの話にも引かず…初めてだったんですぅ〜…普通の女の子とあんな風に話せたのってえ〜」

朝日奈「普通の女の子…じゃ無いけどね…」

セレス「アレはただの人工知能です。貴方の話に興味を抱いたのであって、貴方に興味を抱いたのでは無いのです」

舞園「と言うか、そもそも不二咲さん女の子じゃ無くて男の子ですけど…」

山田「そんなの分かってる!分かってるけどぉ〜…」

不二咲「山田君、僕が山田君の話聞くんじゃ駄目なの?…」

山田「だって不二咲千尋殿は僕の話を聞いても、ちっとも興味を持たないじゃありませんかぁ〜」

不二咲「ご、ごめんなさぃ…」

俺(リアルに居る本物より、PCの中に居る偽物の方が良い人とか居るんだ…)

サウナ扉「」ガチャッ

石丸「サウナだ!」スタスタ
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 21:22:47.15 ID:LcByt09j0
脱衣所

朝日奈「ひゃっ!?///」手「」サッ

俺「石丸君サウナ入ってたんだ?…」

石丸「石丸ってのはどこのどいつだ!?オレはオレだっつってんだろうが!」

俺「は?…」

石丸「おいこらテメェ等!さっきから聞いてりゃ勝手な事ばっかり言いやがって!」

石丸「兄弟はオレの物だ!」

山田「いいや、ボクと彼女は愛で結ばれる運命なのです!」

不二咲「あのぉ…ボク男…」

霧切「いい加減にして」

霧切「これは不二咲君が作ってくれた黒幕に繋がる唯一の手掛かり、これからは不二咲君以外が勝手に脱衣所に入るのは禁止よ」

俺(…久々に怒った霧切さん見たな。相変わらず怖い)



食堂

俺「フゥ…。何か色々あったけど、あと18時間か…」ガラッ

時計「」

俺(このまま食堂に居たら白昼堂々と殺人をする人は流石に居ないだろ)

俺(夜時間になったら、部屋に戻って朝を迎える…。そうしたら俺はまぁ生き延びられる筈…)

俺「…あれ?」

俺(いや、違うだろ。俺のしたい事は俺が生き残る事じゃ無い筈…)

俺(仲間達で疑心暗鬼になり、殺し合いが発生するのを未然に防ぐ事…)

俺(駄目だ…。今回は拳銃と言う一撃必殺の武器があるせいで、思考にノイズが入ってきやがる…)ガシガシ...

俺(今、俺がやらなきゃいけない事は…)

セレス「俺君」

俺「あ…セレスさん…?」

セレス「約束していたミルクティーを淹れて下さる?動機の発表など色々ありましたので、結局淹れて貰えませんでしたから」

俺「あ、ああ。別に良いけど…?」

舞園「…。」スタスタ

俺「あ、舞園さんの分も一緒にミルクティー淹れようか?」

舞園「え?あ…私は大丈夫です…」

俺「ん、そっか」スタスタ

舞園「…。」
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 21:38:57.52 ID:LcByt09j0
食堂

ズズ...

セレス「あら?腕を上げられました?」

俺「良くなってる?」

セレス「ええ。この前作って頂いた時よりもミルクの量が調整されてますわ」

俺「あ、流石…ちゃんと分かるんだ。食事当番の時にちょこちょこ練習してて」

俺「セレスさんにいつか100点貰ってみたくてさ//」

セレス「フッ、努力家なんですね俺君は」

俺「いや、努力家と言うかこの閉鎖空間に居ると何か目標持って生きていかないと直ぐ堕落してしまいそうで…」

セレス「確かに、ここは外の世界と違ってある部分に目を瞑れば駆け引きをする必要も、勉強も、何もする必要がありませんからね」

俺「うん…」

俺(そのある部分って言うのが大き過ぎる代償だけど…)

セレス「俺君、ミルクティーを淹れてくれたお礼です。娯楽室でビリヤード勝負をさせて頂けませんか?」

俺「ビリヤード?…」

セレス「ええ。わたくしビリヤードも得意ですのよ」

俺「…。」

俺(普通なら乗る所だけど…)

セレス「それとも、怖いですか?これが」スッ銃「」

俺「えっと…」

俺(そう、セレスさんは俺を即死させれる武器を持っている)

舞園「なら私も行きます」ガタッ

セレス「舞園さん?…」

舞園「私も行くなら大丈夫ですよね俺君」

俺「あ、ああ…」

俺(そうだ。舞園さんも結局銃は…)

セレス「フッ……構いませんわ。では3人で行きましょうか」

俺「う、うん…」

舞園(俺君はやらせない…。セレスさんの野望は私が止める…)グッ



俺(その後、眼光鋭い舞園さんに見守られる中、俺はセレスさんに1ゲームも取れずボコボコに負け続けた…)
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 02:55:25.74 ID:DW0O/W1x0
廊下

俺(もう直夜時間か。後は部屋でゆっくりして…)

不二咲「俺君、ちょっと良いかな?」

俺「ん?」



脱衣所

霧切達「「「「…。」」」」

俺「あれ?皆んな集まってどうしたの?」

俺(そこにはアルターエゴの事を知らない葉隠君、腐川さん、江ノ島さん以外が揃っていた)

霧切「パソコンが無くなったのよ」

俺「え?あっ…」

ロッカー「」

山田「石丸清多夏殿!君が彼女を連れ去った犯人だろ!」

石丸「ああん!?超高校級の風紀委員のオレが犯人な訳ねえだろ!」

大神「やめぬか…」

霧切「犯人はその2人じゃ無いわ。アルターエゴには彼等が来たら叫び声を上げるように指示していたもの」

舞園「それじゃあいったい誰がアルターエゴを隠したんですか?…」

セレス「アルターエゴの事を知っているのはここに居るメンバーだけ。つまり…」

俺「まさか、この中に裏切り者がいる?…」

舞園「えっ…」

セレス「それしか考えられませんわね」

俺(ここに江ノ島さんが居るなら未だ分かるけど、彼女はアルターエゴの事を知らない…)

俺(なら、いったい誰が…?)

舞園「…。」

キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン...

モノクマ『え〜校内放送です。間も無く午後10時になります』

俺(結局、夜時間になったのでその場は解散…と言う事になったが…)

霧切「…。」スッ

俺ポケット「」ゴソゴソ...

霧切「部屋に着いたら監視カメラに映らないように見て」俺耳元「」

俺「え?…」

俺(何だ?ポケットに何かを捩じ込まれた…?)
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 03:20:46.85 ID:DW0O/W1x0
俺部屋

俺(何だこれ?…)

俺(俺は布団の中で霧切さんに渡されたメモを見ていた)

「2階男子トイレの奥の用具置場。その奥にマップには載っていない秘密の部屋を見つけた」

俺(隠し部屋?そんなのあるのか?…)

俺(でも、流石に今それを見に行く訳にはいかないよな…)

俺(…あのメンバーの中に裏切り者が居るなら今夜動くのは危険過ぎる)

俺(俺自身が身を守る防弾チョッキを自ら一箇所に集めちゃったから、今の俺には身を守る術が無い…)

俺(動くのなら明日の朝、皆んなの武器防具が返却になってからだな…)

ピンポ-ン...

俺「ん?…誰だこの時間に?…」

舞園『あの、舞園です…』

俺「舞園さん?…」

俺(待てよ。彼女は銃を所持してる組の人間だ…)

俺(もし今部屋に招いて、撃たれて殺されでもしたら鍵を奪われて証拠も残らない完全犯罪が達成する…)ゴクリ...

俺(しかし舞園さんが…)


舞園『私、この学園に来て一つだけ良かった事があります。俺君と出会えた事です///』

舞園『俺君、今日は一緒に寝てくれませんか?…///』


俺(…いや、舞園さんに限って有り得ない)

俺(彼女なら俺を殺そうと思えば殺す機会なんて幾らでもあった筈…。そもそもこうやって、疑う事こそ有り得ないだろ…)

扉「」ガチャッ

俺「ごめん舞園さん。ちょっと出るの遅れちゃっ…て?」

舞園手「人差し指」

舞園「バーン」

俺「え?…」

舞園「もしかして、撃たれると思いました?」

俺「い、いや…舞園さんに限ってそれは無いと信じてるよ…」

舞園「フフッ、そうですよね。ごめんなさい。もし俺君がそう思ってたのなら、この扉も開けて無いだろうし…」

俺「でもどうしたの?…」

舞園「あの…俺君。きょ、今日も一緒に寝ても良いですか?…///」

俺「えっ?…///」

舞園「駄目…ですか?…///」

俺「あっ、いや構わない!全然構わない!けど…///」

舞園「良かった」ニコッ
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 04:01:21.10 ID:DW0O/W1x0
俺部屋

俺「どうしたの舞園さん?今日は…」

舞園「俺君、気付いてませんか?…」

俺「気付くって何が?…」

舞園「大和田君が死んだ3日前から、日に日に顔色が悪くなってますよ?…」

俺「え?…」

舞園「…俺君、あの日からちゃんと寝れてないんですよね?」

俺「あ、いや……」

舞園「フッ、目が泳いでますよ」

俺「…。」

俺(舞園さんの言う通りだ…。俺はあの日以来、これ以上の仲間の死を防ごうといつも眠りは浅い所にしか置いておらずに頻繁に起きて寝て起きて寝てを繰り返していた…)

俺(俺には仲間の死のビジョンが見えるから、いつでもそれを察知できるように…)

舞園「俺君がコロシアイを止めようと、色々頑張っているのは知ってます…」

舞園「でも…。だけど…」 バッ

俺「あっ…」

舞園「俺君は一人で背負い過ぎです…。このままじゃ俺君が壊れてしまいます…」ギュウッ

俺「舞園さん。俺は別に…」

舞園「俺君は私にとっての唯一の希望なんです…。もしこのまま俺君が頑張り続けていつか壊れたら、きっと私も壊れてしまいます…。だから…」ギュウッ

俺「舞園さん…」

舞園「今日は休んでくれませんか?俺君の事は必ず私が守りますから」ギュウッ

俺「……。」

俺(数日前、俺はここで恐怖によっておかしくなりそうだった舞園さんを休ませる為に彼女と寝た…)

俺(それが、たった数日で気遣われるのが逆になるなんてな…)

俺「分かった。お言葉に甘えて今日はゆっくり寝るよ」

舞園「はい」ニコッ
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 04:20:31.51 ID:DW0O/W1x0
俺部屋

舞園「俺君、そっち向いて寝ちゃうんですか?…」

俺「え?う、うん…//」

舞園「こっち向いて下さいよ」

俺「いや、だって…//」

舞園「それ!」手「」ズボッ

俺「あ…」ゴロッ

舞園「ふふっ、こっち向きましたね//」ニコッ

俺「……///」

舞園「えいっ!///」

俺「あっ!?ま、舞園さん!?」舞園胸「」

舞園「知ってますか?抱き枕に抱きついて寝ると、いつもより深く寝れるみたいですよ?//」

俺「舞園さんを抱き枕にしろって事?…//」

舞園「はい。今日の私は超高校級の俺君の抱き枕です///」

俺「超高校級のアイドル辞めたんだ?…///」

舞園「辞めてはいませんよ。ただ今はこうしたいのが本音で…///」

俺「舞園さん…」

舞園「今日は安心して寝て下さいね//」ギュウッ

俺「ッ…///」

俺(女の子特有の匂いがする…)

俺(最初こそ、俺は恥ずかしい気持ちがあったが…舞園さんの胸からは何か懐かしいような…)

俺(まるで俺が幼い頃に死んだ母のような感じがして、気が付けば数日振りに爆睡していた…)

俺「ZZZ…」

舞園(もう爆睡してる…。そんなに疲れてたんだ…)

舞園(こんな環境でコロシアイを防ごうって考えたら、色々重圧とか凄いんだろうな…)

舞園(私なんて自分の事だけで精一杯だったのに…。やっぱり俺君は凄い…)

舞園「…。」

舞園(ごめんなさい。俺君…)



モニター室

???「へぇ、これはこれは面白い事になって来た」

???「俺君はどれくらい絶望してくれるかな?///」
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 04:43:15.48 ID:DW0O/W1x0
俺部屋

俺(俺はだいぶ爆睡していたらしい…。朝、モノクマのアナウンスで起きると既に舞園さんの姿は無く書き置きがしてあった)

「少し早目に部屋に戻ってシャワーを浴びてきますね」

俺「くっついて寝たから汗かいちゃったのかな…?」

俺(まぁとりあえず先に食堂に向かうか…)

俺(食堂に来ていたのは俺と苗木君と朝日奈さんと大神さんと不二咲さんの5人だけだった…)

朝日奈「何か今日、皆んなだいぶ遅くない?…」

不二咲「そうだねぇ…。舞園さんと石丸君なんかこれまで朝食会一度も遅刻した事無かったのに…」

俺(舞園さん、メモには部屋に戻ってシャワーを浴びるって書いてたけど…)

俺(でも石丸君は何だろう?それに他の人達も…)

大神「何かあったのやもしれぬな…」

俺「ちょ、ちょっと探しに行こう…」

苗木「僕、寄宿舎の皆んなの部屋回ってみるよ!」

俺「じゃあ俺達は校舎の方を手分けして探そう!」

朝日奈「う、うん!」

俺(武器防具の返却まで残り2時間しか無いのに…いや、まさか…)ゴクリ...



3階娯楽室前

俺(俺の予想は、悪い時はよく当たる…)

俺(…しかも、今回の場合は…言うなれば最悪だ)

モノクマ『ピンポンパポ-ン。死体が発見されました。一定の捜査時間の後、学級裁判を開きます』

朝日奈「う、嘘…」

大神「…。」

俺「…。」ドサッ

俺(色々分かって来て、これから…だったって言うのに……)ドクンッ

『俺君。ここまで言えば分かるわね?』『ほら、また私の言った通りだわ』クスクス

俺「そんな…どうして……」

霧切「」ドクドク...

俺「あぁあぁぁぁっ!!」

俺(どうして彼女が…霧切さんが殺されてるんだ……)




巻き戻し制限
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 04:43:55.49 ID:DW0O/W1x0
巻き戻し制限
巻き戻し権利を@1

1使用する
2このまま行く

安価下
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/10/27(日) 06:09:24.86 ID:ksYG3rCqO
2
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 07:23:59.06 ID:IP6w9F3RO
普通に1やろ
これまでの巻き戻し無駄になる
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 08:24:47.98 ID:GE04ucDxo
1
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 08:38:28.67 ID:DW0O/W1x0
反対票の方が多いので多数決にして巻き戻します
巻き戻し権利を使用します
指定があった場所から再開(それまでに質問あれば答えます)
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 09:12:02.30 ID:6bpi5EhkO
事件阻止するにはどこに戻ってどうすればいい?
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 09:44:51.10 ID:HFcem4UO0
>>526
事件は起きますが、阻止したいなら499で2で霧切じゃ無く俺が狙われる方へ持っていけて確定で事件Aに介入できます(3だとどっちが囮するかで相談等応用出来て死亡率下がったりもしますが、ほぼ霧切単独ルートとなり今度は5章での舞園の死亡可能性がかなり上がります
1でも行けますが次の30%のコンマ成功してもう2つあるコンマも成功していないと霧切が確実に死亡しまいます
武器防具も集めない方が俺負傷または他のキャラがだいぶ死ににくくなる(ただし集めた場合は苗木不二咲山田江ノ島朝日奈大神の好感度が上がります)
事件Bの石丸山田問題は石丸にアルターエゴを見せなければ山田と対立し無いが石丸は好感度依存コンマ次第で勝手に死亡してしまいます(死亡しなかった場合は解析後に石田になり山田とも良い感じになる)
見せた場合は舞園の動き次第(俺と霧切で事件Aを対応(俺と霧切で解決出来なければ舞園は強制的にこっちに来てしまい止められない)
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 11:34:07.56 ID:vLJqoQhGO
499
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 12:03:08.61 ID:HFcem4UO0
499から
大浴場

霧切「俺君、さっき私に俺君と同じ結論に辿り着いてるかも…って言ってたわね?」

俺「ああ…」

霧切「俺君は自分の才能の記憶が無い…。そして私も、同じように自分の才能とこの学園に来た理由の両方の記憶が無い…」

霧切「要は私達は黒幕に身体を弄られた…と俺君も考えているのね…」

俺「うん…。ただ弄られたタイミングが分からない…」

霧切「タイミング?」

俺「普通に考えれば、あの門を潜ってこの校舎に足を踏み入れた瞬間…しか無いんだけど…」

俺「俺はよく夢を見る…。霧切さんと同じ手袋をした子と話してる夢を…」チラッ

霧切「…。」

霧切手「黒の手袋「」」

俺(…てか大浴場にも手袋してくるんだ)

俺「アレ、やっぱり霧切さんなんじゃ無いかなって…」

霧切「それが夢なんじゃ無くて、本当に体験した事なのかもしれない…と考えてるのね…」

俺「ああ。夢とリアルをごっちゃにするのは良く無いとは思ってるんだけど…」

霧切「…いいえ、私達が身体を弄られて記憶を奪われているのだとしたら全ての可能性を考えるべきだわ」

俺「全ての可能性か…」

霧切「…。」

霧切「ちなみに俺君」

俺「うん?」

霧切「もし俺君の言う通り、私達に面識があったとして…どう言う関係だった可能性が高いと思う?」

俺「どうって…」

俺(夢の中でも俺が死ぬ気で助けてたり、俺の為に泣いてくれてたり……ただの仲間って訳でも無さそうだけど…)


1夢で見た場所が場所だけに何か事件に挑む相棒?…
2大事にしてたから、恋人かな?…
3相棒で有り、恋人でもあったと思う!


安価下
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 12:18:22.15 ID:vLJqoQhGO
2
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 12:38:38.79 ID:HFcem4UO0
大浴場

俺「大事にしてたから、恋人かな?…」

霧切「恋人?私と、俺君が?…」

俺「あ、いや…ごめん。一応夢の話だからさ…。そりゃ、俺なんかと霧切さんじゃ釣り合わないよな…」

霧切「…フッ」

俺「??」

霧切「いいえ。そうじゃないわ」

俺「そうじゃ無い?…」

霧切「私は…ここで出会ったばかりの他人の為に、自分の命を懸けてでも助けようと必死になれる貴方の事は素敵な人だとは思ってる…」

俺「えっ?…///」

霧切「…でも問題は俺君の方じゃ無い。私自身が恋人を作る事に驚いただけよ」

俺「何言ってんの?霧切さんはとても魅力的で可愛い女の子じゃないか」

霧切「え?あ、ありがとう…///」カアッ...

俺「あ、いや…///」

俺(マズイ。こんな混浴してる時に何言ってんだ俺…。意識したら気まずくなるだけだろ…)

霧切「でも私の場合、意味が違うの…」

俺「意味が…違う?…」

霧切「俺君の夢の中の私が、そこまで気を許せるような相手を作っている事に驚いただけ」

俺「…それじゃか今、ここに居る霧切さんは違うの?」

霧切「ええ。違うわ…」

俺「…。」

霧切「俺君には前にも言ったけど、私は普通の人とは違う…」

霧切黒手袋「」スッ

霧切「皆んなとも、距離を取りたくて取っている訳じゃ無い…。ポーカーフェイスをしたくてしている訳じゃ無い…」

霧切「ただ過去と同じ過ちを2度と繰り返したく無いから、そうなってしまっただけ…」

俺「霧切さん…」

霧切「だから私には…そんな簡単に恋人なんかを作るような資格とかは無いの…」

霧切「俺君の夢の中の私と同じじゃ無くて、ごめんなさいね…」

俺「…。」

俺(今、霧切さんの本心を…初めて詳しく教えてくれたような気がする…)


1(霧切さんの言っている事は俺にはよく分からない…。だけど、弱い所だってちゃんとある…。ちゃんと、普通の女の子なんだって思えた…)
2……でも、それは違うよ。大事なのって、資格とかじゃ無いと思う。俺は霧切さんの笑ってる顔や怒ってる顔、照れてる所とかもっと君の事を知りたいよ


安価下
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 13:17:56.49 ID:vpVp6Im50
2
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 13:40:01.85 ID:HFcem4UO0
大浴場

俺「……でも、それは違うよ」

霧切「違う?…」

俺「人と接する事に大事なのって、資格とかじゃ無いと思う…」

俺「だって俺は霧切さんの笑ってる顔や怒ってる顔、照れてる所とかもっと君の事を知りたいよ」

霧切「え…」

俺「そう言う所を誰にも見せられ無いって言うのなら、だったら俺が引き出してやる。君の良い所も悪い所も全て」

俺「俺にだけは何も隠し事が出来ないくらいに」

霧切「…。」

霧切「…俺君。貴方が今言っている言葉の意味。ちゃんと理解してる?」

俺「も、勿論…」

霧切「つまり貴方は今、私にとって特別な人になるって言ってるのよ?」

俺「特別…」

霧切「前にも…いえ、俺君にはもしかしたらその夢の中でも言ってるのかもしれないけど…」

霧切「私はこれの中身を見せる人は生涯で、私の家族になるような人だけだって思ってる…」スッ

霧切黒手袋「」

俺「あ…///」

霧切「本当に私の特別になるの?///」

俺「…ッ///」グッ

俺「男に二言はn────」

俺口「霧切手「」」モガッ

俺「!?」

霧切「いいえ。その返事は今は聞かないでおくわ」

俺(なんで?…)

霧切「今私達はコロシアイ学園生活をしてるの。そう言うの、死亡フラグになるって知らない?…//」

俺「あ、そ、そうだったな…」

霧切「…///」

俺「…///」

俺(マズイ。勢い余って告白紛いな事をしたせいで、更に気まずくなった…)

俺(…でも気まずくなった筈なのに、逆に心は随分と晴れやかになった気がする)
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 13:44:58.32 ID:HFcem4UO0
大浴場

霧切「…///」ドキドキ...

俺「…///」ドキドキ...

俺(マズイ。何も話さないとタオル一枚の霧切さんを意識しちゃって俺の希棒が…)

俺下半身「」ムクムク...

俺(マズイぞ。何か話題何か話題…)

霧切「コホン…。そ、そう言えば俺君は記憶について、何か思い出した事は無いの?//」

俺「えっ?えっと、あぁ思い出した事と言うか、俺の能力の事が少し分かった気がするんだ…//」

俺(…彼女の方から強引に話題を変えてくれた)

霧切「俺君の能力?…」

俺「大和田君の時にそうだったんだけど、目を瞑って考え事をしていたら、朝日奈さんの死のビジョンが見えたんだ…」

霧切「どう言う事?…」

俺「俺にもよく分からない…。でも、教室のロッカーに叩きつけられ
た朝日奈さんが、バットで頭をかち割られた映像が思い浮かんだ…」

俺「夢でも見たのかとビックリして飛び起きて、胸騒ぎがしたから教室中を駆け回った」

俺「そしたらちょうど朝日奈さんが大和田君に殴られる瞬間に割り込めた…」

霧切「だから俺君はあんな深夜なのにその現場に立ち会えたと言う事ね」

俺「ああ…。結局、代わりに俺がぶん殴られて死のビジョンで見た時の朝日奈さんと同じ状況になったけど舞園さんとジェノサイダー翔が来てくれたお陰で殺人は防げたんだ」

霧切「そう言う事だったの…」
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 14:00:18.05 ID:HFcem4UO0
大浴場

霧切「舞園さんとジェノサイダーはどうして来れたの?」

俺「それは俺には分からない。そこの事情は詳しくは聞いてないから…でもジェノサイダー翔とは直前まで居たから、未だ来れたのは分かる」

俺「舞園さんは何だったんだろう?…」

霧切「…。」

霧切「とりあえず分かる事は、俺君の見た死の能力はきっと正しいわね」

霧切「俺君が来なければ、殴られて身動きの取れなくなった朝日奈さんは間違い無く死んでいたでしょうから…」

俺「じゃあ俺の超高校級の能力は死人の未来が見えるとかそんな感じの…」

霧切「人の命を助ける為の能力じゃない?」

俺「じゃあ俺には人を助ける為の才能があったって事?…」

霧切「ええ。間違い無いでしょうね」

俺(俺ってそう言う系の超高校級の才能を持ってるんだ…)

霧切「でも、その力の事は誰にも話さないでおいた方が良いかもしれないわ…」

俺「え?何で?…」

霧切「何でって…もし殺人を考えている人が居たとして、犯人が殺人の計画を立てるとするわね」

俺「う、うん…」

霧切「それでいざ実行しようとしたら、俺君はその力でこれから数分後に殺人が起きるのを先読みして防ぐ為に動くでしょう?」

俺「ああ…。間違い無く行くと思う…」

霧切「なら犯人がこれから殺人の計画を実行する際、一番邪魔になるのは誰になると思う?」

俺「俺…」

霧切「そう、犯人からしたらその厄介な力を持っている俺君が一番邪魔になる…」

霧切「だから俺君から消そうとしてくるのよ」

俺「なるほど…」

霧切「…俺君が私と共に未来を歩みたいって思ってるのなら、そう言う所、気を付けた方が良いわ…//」

俺「う、うん…//」

俺(でも逆に、この手法を使えば犯人に直接俺を狙わせる事も可能なのか…)
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 14:07:52.79 ID:HFcem4UO0
大浴場

霧切「俺君は何か気になった事は無いの?」

俺「俺の?」

霧切「ええ。出来るだけ情報や私の考えは俺君と共有しておきたいわ」

俺「情報か…。何かあるかな…?」

霧切「現状無さそうなら、それでも構わないけれど…」

俺「そう言えば今日、大神さんと話す機会があったんだけど…」

霧切「大神さん?」

俺「うん。何か自分は後々居なくなるみたいな話し方でさ…」

俺「もし自分が死んでしまった時は朝日奈さんを頼む…みたいに言われて…」

霧切「…。」

俺「勿論、直ぐ反対したんだけど…」

霧切「…私が不二咲さんに頼んだアルターエゴの改造」

霧切「もしアルターエゴの出した解答が20%を超えるようなら、注意した方が良いかもしれないわね」

俺「ええっ?でもアレって…」

霧切「あくまで可能性の一つよ。内通者は一人とも限らないとも言ったでしょ?」

俺(大神さんのあの言葉の意味って、そう言う意味だったのか?…)

俺(確かに、あの大神さんが殺される可能性があるとしたら黒幕くらいしか考えられないけど…)

霧切「フゥ…そろそろ限界ね。のぼせる前に上がるわ」チャプ

俺「あ…うん…」

霧切「俺君はもう少し浸かって行くの?」

俺「うん。俺は後から上がるよ」

俺(そうしないと霧切さんの着替えてる所見ちゃうし…何より俺の希棒が今凄い事になってるし…)

霧切「そう。じゃあ私は先に上がってるわね」スタスタ

俺「…。」

俺「あ、霧切さん!」

霧切「ん?…」チラッ


1あ、いや…。何でも無い…。おやすみ…
2ま、またいつか…一緒にお風呂入りたいなって…//


安価下
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 16:00:06.89 ID:baG0bJxQO
2
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 16:11:52.10 ID:HFcem4UO0
大浴場

俺「ま、またいつか…一緒にお風呂入りたいなって…//」ドキッドキッ...

霧切「…。」

霧切「…俺君」

俺「あ、いや…変な意味じゃ無くて、その…銭湯好きの趣味友達が出来たら嬉しいなって…///」

霧切「…。」

俺(…そりゃあ下心が一ミリも無いって訳じゃ無いけど)


コンマ下二桁
61以上霧切も赤面しながらも興味を示してくれた(霧切好感度9に上昇+下判定+30)
21〜60趣味友達になれるかは分からないが、確かにここなら作戦会議をするには持って来いな場所だと賛同はしてくれた
20以下普通に調子に乗りすぎだと断られた…(霧切好感度7に低下)

安価下(21以上なら下)


コンマ下二桁
71以上上がって着替えてたら、今度はサウナに入っていた舞園とバッタリ会った
70以下そのままその日は部屋に戻って寝た

安価下2
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 16:30:58.78 ID:ob5iKruVo
うおお
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 17:28:16.44 ID:WmpmZxjHO
はい
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 17:41:56.89 ID:DW0O/W1x0
コンマ44巻き戻し+

1混浴上がりの霧切が舞園と会った(舞園と霧切の仲がかなり親しくなる+舞園の主人公補正が上がる)
2混浴上がりの俺が舞園と会った(舞園好感度9に上昇+俺、舞園のピンチにも敏感になる)
3巻き戻し+2

安価下
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 18:44:20.57 ID:7S3CFTB4O
2人の仲が良くなったらなにかメリットあるの?
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 19:10:40.75 ID:DW0O/W1x0
>>542
舞園がヒロインの中の一人から完全に主人公格になる(その分俺の活躍無双が減る)
霧切に初めて友達が出来る
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 19:20:35.38 ID:GE04ucDxo
2
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 19:20:56.75 ID:7S3CFTB4O
犠牲少なくするならどっちの方がいい?
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 19:24:54.50 ID:DW0O/W1x0
>>545
それなら巻き戻し+2が一番良い
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 19:40:43.60 ID:DW0O/W1x0
コンマ78
コンマ44
大浴場

霧切「確かに、誰かと一緒にお風呂へ入るって言うのも新鮮で楽しかったわ…///」カアッ...

俺「あ…///」ドキッ!

霧切「俺君が良かったらまた誘ってくれる?//」

俺「も、勿論…//」コクコク

霧切「…ありがとう。それじゃあ先にあがるわ//」スタスタ

俺「あ、ああ……///」

俺(霧切さん、湯気越しだったけど顔真っ赤だったな…。照れてそうなのか、のぼせてそうなったのか分からないがめちゃくちゃ可愛いかった…///)

俺下半身「」ビキ-ン!!!

俺(……俺の下半身も完全におっきくなってるし)

俺「霧切さんが上がって20分くらいのつもりだったけど、ちょっと落ち着くまでは上がれないなこれじゃ…」



脱衣所

霧切「ふぅ…///」

霧切(私、この学園に来るまではそんなに長風呂はしないタイプだった筈なんだけど…)

霧切(俺君と一緒に入ってると時間も忘れて…)

時計「」

霧切(…もしかして私、俺君の言ってた通り本当に俺君と恋人で…)

霧切(既に身体は彼氏と同じ趣味に染められてる可能性が……//)

霧切「……フッ」

霧切「流石にここまで行くと、推理じゃ無くただの妄想ね…」

霧切(私が早く脱衣所から出てあげないと俺君も出にくいでしょうし、さっさと身体を拭いて出てあげないと)


霧切の好感度が9に上昇した
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 21:55:59.83 ID:DW0O/W1x0
脱衣所

扉「」ガラッ

俺「ふうぅ〜…」クラクラ

俺(マズイ。性欲が抑まって俺の希棒が落ち着くまでゆっくりしてたら完全にのぼせた…)

俺「ハァ……ハァ…」クラクラ...

長椅子「」ガシャンッ

俺「はぁ…うっ…」

俺(め…目が…回る…。もう…駄目だ………)ガクッ...



サウナルーム

舞園「アレ、どう言う事なんだろう…」

舞園(美術準備室で偶然拾った写真には俺君と霧切さんが写ってあった…)

舞園(そして、ただ写ってただけじゃない。2人は同じ制服を着て…)

舞園(写真の中の俺君と霧切さんは…)

俺手『ギュッ』霧切手

舞園「ッ……」唇「」クッ

舞園(違う…。これは私の個人的な感情だ…。注目すべきはそこじゃ無い…)

舞園(……だけど、俺君は言っていた。この学園に知り合いは居ないと…。ならこの写真はいったい何なんだろう?)

舞園(黒幕が私に向けた仲間同士で疑心暗鬼にさせる罠?それとも…)

舞園(俺君と霧切さんが私達に嘘をついていた?…)

舞園(2人は最初から繋がっていた…。つまり、2人内通者だったって事?…そう言えば俺君と霧切さん…)

舞園(俺君は皆んなと満遍無く仲良いけど、霧切さんは俺君にだけしか心を開いて無い…)

舞園(これまでの2人の行動は、全て演技だったって事?…)


俺『だったら…俺がいつか必ず舞園さんをここから出してあげるって約束する!どんな事をしても、必ず!』


舞園(…いいや、落ち着け私。俺君のアレが演技な訳が無いじゃない)

舞園(こう思わせて仲違いさせる事こそが黒幕の思惑…。結論を出すには早過ぎる…)

舞園「とりあえず、2人の動向を注意深く観察しつつ生き延びなきゃ…」

舞園(この写真はもしかしたら黒幕が回収し忘れてたミスの可能性もある…。完全に2人がシロだと分かったら見せてみよう…)

舞園「ハァ…そろそろ出てお風呂で汗流してこようかな…」スッ

扉「」カチャッ

舞園「えっ?…」

俺「はーはー…」グデッ

舞園(な、何で俺君が?…)
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 22:27:02.41 ID:DW0O/W1x0
脱衣所

舞園「お、俺君?そんな長椅子で横になってどうしたんですか?…」

俺「ハァ…ハァ……」

舞園「ぁ…」

舞園(気絶…してる?…)

舞園「凄い汗と息の乱れ…。もしかして大浴場に入り過ぎて、のぼせたのかしら?…」

俺「ハァ…ハァ…」

舞園「俺君…あ…」

タオル「俺希棒「」」

舞園「…///」フイッ

舞園(昔、お父さんのを見た事くらいしか無かったけど男の人のってあんなの付いてるんだ…///)

舞園(しかも俺君の、私が見たお父さんのよりも大きい…?///)

舞園「じゃなくて!///」ブンブン

舞園「俺君。これ、私がお風呂上がりに飲もうと思って食堂から持って来てたお水です。飲んで下さい」ペットボトル「」スッ

俺口「」ゴボゴボゴボ...

俺「ごほっごほっ!」

舞園「あっ…」

俺口横「」ビチャ-...

舞園(口たくさん溢してる…。そんなに水も飲めないくらい辛いのかな…?半分くらいしか摂取出来てない…)

舞園(あ…そうだ。なら、江ノ島さんを助けた時みたく、口移しで飲ませればちゃんと飲んでくれるかな?…)

舞園「ん、でも…///」

俺口「」

舞園「…ッ///」ドキドキ...

俺「ハァ…うっ…」フルフル

舞園「あれ?…」

舞園(俺君、急に首を振ってなんか苦しみ方が変わった?…)
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 22:27:56.60 ID:DW0O/W1x0
脱衣所

俺「───」パクパク

舞園(あれ?俺君、何か言ってる?…)スッ

俺「超高校級…絶望…」

舞園「超高校級の絶望?…」

俺「お前の好きには……ない…。俺が…を…皆んなの事を守っ…」スッ

舞園「え?──」舞園腰「」ギュッ  

舞園「あ、キャアッ!?///」グイッ

舞園バスタオル「」ハラッ...

舞園(あっ、身体に巻いてたタオルが…)

舞園「あ…///」

舞園胸「ギュウッ」俺胸
舞園下腹部「トンッ」俺下腹部

舞園(え?う、嘘…これ、流石にマズイんじゃ…///)ドキドキドキ...

俺口「」

舞園(で、でも良いのかな…?良いよね?…俺君の方から、求めて来たんだし…///)キュ-ン...

舞園「…///」スッ

俺口「」

舞園(もう、後10センチ…///)ドキドキ...

俺「うっ…」パチリッ

舞園「え?…」

俺「あ…れ?…舞園…さん?…」

舞園「あっ…き、気が付きましたか俺君?…///」

俺「うん?…気が付いたって、何が…?」

俺(あれ?なんか胸の辺りに柔らかい感触が?…)

舞園おっぱい「ムニュッ」俺胸

俺「……。」

舞園「え、えっ…と…///」カアァッ...

俺「どうえええええっ!?!?///」
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 22:49:40.81 ID:DW0O/W1x0
脱衣所

俺「ごめんごめんごめん!!!俺、まさか舞園さんの事襲った?…」土下座「」

舞園「い、いえ!大丈夫ですから…///」

俺「本当に?なら、何であんな事に…」

舞園「私はちょうどサウナ入ってて、出たら俺君、お風呂でのぼせたんですかね?…横になって気絶してたので…//」

舞園「その、介抱しようとしたら色々事故があって…///」

俺「あり得ないだろ俺…。どんな事故が起きたらああなるんだ…」

舞園(本当は半分くらいは寝てる間にキスするか悩んでた私のせいなんだけど…。ごめんなさい俺君…)

俺「でも、大丈夫だった?…」

舞園「はい?」

俺「俺、気絶してた間に超高校級のアイドルを傷者にしたり本当にしてない?…」

舞園「あ…」

俺「え?…」

舞園「…も…もしされてたと言ったら、俺君はちゃんと責任取ってくれますか?///」

俺「なっ!?///」

舞園「どう…ですか?…///」

俺「そ、そりゃあ取るよ…。そんなの当たり前じゃないか…」

舞園「えっ…取るんだ?…」

俺「うん?…」

舞園(どうしよう、何も無かったけどいっそ何かあった事にしちゃおうかな…///)

舞園(いや、ダメダメ…。それじゃあセレスさんと同じだわ…私は俺君の気持ちを優先するってあの時言ったんだから…)

舞園「大丈夫ですよ。本当に何も無かったですから…」

俺「そ、そっか…。なら良かった…あ、いやよくは無いけど…」

舞園「いいえ、私も俺君の大事な所見ちゃったからおあいこです//」

俺「俺の大事な所?…あっ!?///」

俺タオル「」

舞園「と、とりあえず私お風呂入って来ますね。俺君ものぼせるまで入るのは身体に良くありませんから気を付けて下さいね//」スタスタ

俺「う、うん…」

扉「」ガチャンッ 

俺「…。」

俺(1時間の間に一人の美女と混浴してイチャイチャして、別の美女とは裸でハグして…何だこのエロゲ?…)

俺(俺の才能、もしかして超高校級のエロゲ機能もあるのか?…)
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/28(月) 03:37:46.31 ID:2POTgJEn0
大浴場

舞園「ハァ…」

舞園(数分前まで俺君と霧切さんを内通者かもって考えてた私が馬鹿過ぎる…)

舞園(もし俺君が内通者ならあんな殺して下さいって感じの無防備な状態であの場所で気絶する筈が無い…)

舞園(何なら私が介抱しないとそのまま衰弱して死に至ってた可能性すらありそうだったし…)

舞園「フッ、色々ハプニングは起きたけど、結果的にそこで俺君と会えたのは幸運だったかな…//」チャプ...

舞園(もしあのまま俺君が起きなかったら…)

俺口「」

舞園「まぁ仕方ないか…///」


舞園の好感度が9に上昇した
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/28(月) 03:50:34.87 ID:2POTgJEn0
翌日
食堂

俺「ふあぁ〜おはよう」スタスタ

舞園「おはようございます俺君」

苗木「おはよう」

朝日奈「あ…お、おはよう俺…」フイッ

俺「朝日奈さん、もう良くなったんだ」

朝日奈「あ…う、うん…//」ドクンッドクンッ

朝日奈(あれえ?治ったと思ったのに、俺が来てからまた…やだな…//)

セレス「おはようございます俺君」

俺「あ、セレスさんが朝早い?」

セレス「ええ。偶には俺君の淹れてくれたミルクティーが飲みたいと思いまして」

俺「別にそんな朝早く起きて来なくても、言ってくれたらいつでも淹れてあげるのに」

セレス「そんな事ありませんわ。俺君は人気者ですから、こうやって朝早くから予約しておきませんと」ニコッ

俺「いや、そんな事ないって…」

舞園「……。」ジイッ...

俺「と言うか、全然喋らなかったから気づかなかったけど石丸君もちゃんと居るじゃん…」チラッ

石丸「……。」

俺「石丸君?…」

大神「朝、目が覚めてもこんな様子だ…」

俺「ええ…」

俺(あの煩かった石丸君が…大和田君が死んだからか…)

大神「昨日も全く何も食べておらぬようだし、このままでは何れ衰弱死してしまうだろう…」

俺「殺人でも無く、お仕置きでも無いのに死なれるのはマズイな…」

不二咲「俺君、提案があるんだけど…」

俺「うん?」

不二咲「アレなら、もしかしたら石丸君の事を治せるかもしれないんだ。テストしてみない?…」

俺「アレ?どうやって?…」

不二咲「ちょっとした機能があって…」

苗木「機能って、何の話?」

舞園「いえ、私も知りません…」フルフル

俺(未だ朝食会に来てないのは霧切さんと、江ノ島さんと、山田君と腐川さんと、葉隠君の遅い組だけか…)

俺(江ノ島さん居ないなら試してみても良いけど…衰弱死されても困るし…)


1石丸にアルターエゴを試してみる
2…誰が内通者か分からない今は余計な事をしない方が良さそうだ

安価下
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/10/28(月) 07:17:07.27 ID:HZ4eWkyC0
2
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/28(月) 08:12:54.27 ID:2POTgJEn0
食堂

俺「…いや、やめておこう」フルフル

不二咲「でも、良いの?…」

石丸「…。」

俺「石丸君も気になるけど、今はそれより大事な事を先に終わらせた方が良いと思う…」

俺「石丸君に試すのはその後だ」

不二咲「あ…うん。分かった…」

俺(その後、食堂に全員が揃ったタイミングでアナウンスが流れて来た)
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/28(月) 08:13:41.43 ID:2POTgJEn0
同じなのでカット
俺部屋

俺「俺の部屋にも何か置かれてる?…」スタスタ

机「重そうなチョッキ「」」

俺「これ、防弾チョッキか?…」スッ

俺「て事は普通に考えると、女子には銃が配られてるからこれから48時間はこれ着て歩けって?…」

俺「…。」

俺(皆んな、仲間を信じ始めてるのにこれ着て歩いてたら君を疑ってるって遠回しに言うようなもんじゃないか…)

俺(…結局、そいつの言葉は上辺だけだったと)

俺「やってくれる…」グッ

扉「」コンコンッ

俺「…!だ、誰?…」

腐川「あ、あたし…だけど…」

俺「腐川さん?…」

扉「」ガチャッ

俺「どうしたの?…」

腐川「こ、これ…あげる…」スッ

俺「えっ?…」

ピストル「」

俺「うわっ!?」

腐川「部屋の机に置いてあって…」

俺「でもこれ、さっきモノクマが言ってた感じじゃ腐川さんのだろ?」

腐川「こ、こんな物使ったら、撃った相手が死んじゃうじゃない…。要らないわよ…」

俺「でも女子は皆んな持ってるし、腐川さんも一応護身用に…」

腐川「い、要らないわよ…。あたしにとって、アンタが希望だから…アンタが生き残らないと意味が無いのよ…///」

俺「腐川さん…」

腐川「いいから受け取っておきなさい…」

俺「…。」

俺「そうか…。その手が…」

腐川「え?…」

俺「皆んなに配られた武器防具を一箇所に集めておくように朝食会で言えば仲間内の疑心暗鬼も少しは…」

俺(だけど、もし反対する人が一人でもいれば?そうなったら却って魔女狩りみたいに…)


1それでも提案してみる
2…余計な事はしないでおこう

安価下
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/28(月) 09:39:29.42 ID:mXfnlRlk0
2
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/28(月) 11:56:27.65 ID:jr7oGbaE0
舞園部屋

銃「」

舞園「…っ」ゴクッ...

舞園「武器って、これ?…」

舞園「うっ、ずっしり来る…」グッ

舞園「…。」


俺『超高校級…絶望…。お前の好きには……ない…。俺が…を…皆んなの事を守っ…』


舞園(俺君が寝言で言ってたあの言葉の意味は分からないけど、俺君は内通者では無い…と信じてもきっと大丈夫…)

舞園(結局、あの拾った写真が何なのかは分からないけど、2人に聞いたって2人も混乱するだけだと思う…)

舞園(むしろ、今警戒すべきはセレスさんの方…)

舞園(今朝早起きして来て俺君に絡んでた所と言い、順応しろと言う割にセレスさんは明らかに行動に変化を齎してる)

舞園(私が協力しなかった事で恐らく次に動くのはセレスさん。でも、それを俺君に伝えてももし違った場合どうする…)

舞園(これは私の責任だ…。私がセレスさんを見張らないと…)グッ
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/28(月) 14:25:49.04 ID:jr7oGbaE0
翌日
食堂

俺(結局、俺は武器防具の回収を言い出さなかった…)

俺(もし誰か一人でも反対されたら、そこで辛うじて繋がってる絆は目に見えて破綻して行くだろう…)

俺(そうなれば誰が行動を起こすのか予測もつかない…)

俺(…誰もコロシアイをしないと言い切れる程、俺達の絆は未だ一枚岩てば無いのだ)

俺「…。」パクパク...

他の仲間達「「「「…。」」」」パクパクパク...

俺(いつもは世間話とかで賑やかな朝食会がその日はかなり静かだった…)

俺(いや、当たり前だ。女子達は皆んな人間を一瞬で殺せる銃を持っているんだから…)

俺(新たに3階が解放されたけど、その日は皆んな1階のみで過ごし基本的に誰かと共に居るのだった)

俺(…そして、俺も例外じゃ無い)

江ノ島「あー退屈退屈。ねえ俺、何か面白い事やってよ」

俺「無茶振りやめてよ」

江ノ島「だってさぁ、皆んな他人の顔色ばっか気にしてさ〜」

俺「仕方無いさ。今は女子は銃持ってるし…」

江ノ島「あれ?銃って知ってんだ?」

俺「あ…まぁ、見せてくれた人が居て…」

江ノ島「ふーん、こんなんが怖いんだ?」スッ

俺「え、江ノ島さんは怖く無いの?…」

江ノ島「まぁね。別に銃なんか全然怖く無いわ」

俺「じゃあ江ノ島さんの怖いのって何なの?…」

江ノ島「私が怖い物?そりゃあ色々あるけど…」

俺(色々あるんだ?銃は怖く無いのに?…)

江ノ島「まっ、一番怖いのはアンタかな」

俺「俺?…何で?…」

江ノ島「そりゃあだってアンタって今、色んな人から信用され始めてるじゃん。アンタを中心に人間関係が構築されてる感じにさ」

江ノ島「だからもし学級裁判の時にアンタを敵に回したら、票が自動的に集まる訳でしょ?それって怖いじゃん。正解でも不正解でもさ…」

俺「あ…」

江ノ島「だから私もアンタとは仲良くしときたいなって思ってんのよ」

俺「…。」

俺(…超高校級のギャルなのに、意外にそう言う所頭回ってるんだ)

俺(俺は銃が配られた翌日は食堂に居た江ノ島さんとかと話しながら過ごした)
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/28(月) 14:44:56.95 ID:jr7oGbaE0
食堂

コーヒー「」ズズッ

霧切「フゥ…」ガタッ

俺(あれ?霧切さんも自分の部屋に戻るのかな?…)

霧切「…。」スタスタ

俺(あれ?あの方向、まさか…)ガタッ

不二咲「ん?俺君?」

俺「あ、ごめんちょっと…」スタスタ

セレス「フフッ、俺君と霧切さん前から思ってましたがお似合いだと思いません?朝日奈さん?」

朝日奈「えっ!?し、知らないよ私に言われても…//」ズキッ

朝日奈(あれ?何だろ…。いつもの倍胸が痛い…)

朝日奈「ごめんさくらちゃん…。私また風邪が悪化したかも…」

大神「何?…」

朝日奈「ちょっと部屋戻って休むね…」

大神「うむ…。大事にするんだぞ…」

舞園「…。」

苗木「舞園さんどうしたの?…」

舞園「えっ?いえ、何でも…」

セレス「フフッ…」

舞園(セレスさん、いったいどう言うつもりなの…?皆んなが武器の返却に耐えてるこんな時にそんな煽る事を言って、何を企んでるの?…)
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/28(月) 15:04:18.06 ID:jr7oGbaE0
廊下

俺「霧切さん、何処行くの?…校舎の方に行くつもり?…」

霧切「何処って、探索に行くだけよ」

俺「一人で?今は危ないよ…。なら俺も一緒に…」

霧切「いいえ、俺君は食堂に残っておいた方がいいわ」

俺「え?…」

霧切「モノクマに銃を渡された事で、今は皆んなが殺されないかって恐怖心が高まってる…」

霧切「そんな時にリーダー的存在が食堂から居なくなるのは、危険だと思わない?」

俺「霧切さんはあの100億なんかで誰かが殺人を起こす為に動くと思ってるの?…」

霧切「ええ。何か動きがあると思ってるわ」

俺「あ…」

霧切「思い出してみて。動機が配られた時の事を…」

霧切「外の世界の映像を見せた1回目は十神君と舞園さん、2回目の秘密の暴露の時は大和田君と腐川さんと不二咲君…」

霧切「黒幕はそれぞれの弱点に合わせて動機を見せて盤面を動かそうとして来てる…」

霧切「だったら、今回も100億で動くような人が居てもおかしくは無いわ」

俺「だったら尚更霧切さんも一人行動は危険だよ!」

霧切「私にはこれがあるから問題無いわ」スッ銃「」

俺「うっ…で、でも…油断したら、背後から撃ち抜かれたりするかも…撃ったとしても、下手すると君がクロに…」

霧切「俺君、銃の扱いは難しいのよ?」

俺「え?…」

霧切「テレビや漫画では簡単に撃っているかもしれないけど、実際には素人が撃とうと思っても、そう簡単に思った方向へは飛ばないし脱臼したりする…」

霧切「ちゃんと訓練を積んで、ようやく思った場所へ撃てるようになるの」

俺「でも、それなら霧切さんも当て嵌まるんじゃ?…」

霧切「私はこの学園に来るまで、銃の所持の許された海外に住んでいたのよ」

霧切「もし私を狙うような人が現れたとしても、先に無力化するわ」フッ

俺「…。」

霧切「それにもし私に何かありそうなら、俺君が来てくれるんでしょう?」

俺「も、勿論」

霧切「なら、頼りにしてるわ」スッ  

俺胸「」コンッ 

俺「あ…」

霧切「わざわざ心配してくれてありがとう…。でも、私は大丈夫だから戻ってあげて…///」

俺「…分かった」
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/28(月) 15:12:41.57 ID:jr7oGbaE0
食堂

俺「あれ?皆んなは…」スタスタ

舞園「それが、俺君達が居なくなって皆んな順番に部屋に戻って行っちゃいました…」

俺「そうなんだ。じゃあ残ってたのは舞園さんと…」チラッ

セレス「…。」

俺「セレスさんは残ってたんだ」スタスタ

セレス「ええ。動機の発表など色々ありましたので、結局俺君に未だミルクティーを淹れて貰ってませんでしたから」

俺「あ、ああ。なら今淹れようか?」

セレス「お願いできます?」

俺「分かった。舞園さんの分も一緒にミルクティー淹れようか?」

舞園「え?あ…私は大丈夫です…」

俺「ん、そっか」スタスタ

舞園「…。」

セレス「舞園さんは部屋に戻らないんですね」

舞園「はい。戻って欲しいですか?」

セレス「いいえ。お好きになさって下さって構いませんわ」

舞園「…。」

舞園(どう言うつもりなの?…)


563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/28(月) 15:19:19.06 ID:jr7oGbaE0
厨房

お湯「」コポコポ...

俺「…。」

霧切『外の世界の映像を見せた1回目は十神君と舞園さん、2回目の秘密の暴露の時は大和田君と腐川さんと不二咲君…』

霧切『黒幕はそれぞれの弱点に合わせて動機を見せて盤面を動かそうとして来てる…』

霧切『だったら、今回も100億で動くような人が居てもおかしくは無いわ』

俺(生き残ってるメンバーで100億で動きそうなのは、葉隠君と…セレスさんくらいだが…)



食堂

ズズ...

セレス「あら?腕を上げられました?」

俺「良くなってる?」

セレス「ええ。この前作って頂いた時よりもミルクの量が調整されてますわ」

俺「あ、流石…ちゃんと分かるんだ。食事当番の時にちょこちょこ練習してて」

俺「セレスさんにいつか100点貰ってみたくてさ//」

セレス「フッ、努力家なんですね俺君は」

俺「いや、努力家と言うかこの閉鎖空間に居ると何か目標持って生きていかないと直ぐ堕落してしまいそうで…」

セレス「確かに、ここは外の世界と違ってある部分に目を瞑れば駆け引きをする必要も、勉強も、何もする必要がありませんからね」

俺「うん…」

俺(そのある部分って言うのが大き過ぎる代償だけど…)

セレス「俺君、ミルクティーを淹れてくれたお礼です。今から娯楽室でビリヤード勝負をさせて頂けませんか?」

俺「ビリヤード?…」

セレス「ええ。わたくしビリヤードも得意ですのよ」

俺「…。」

俺(普通なら乗る所だけど…)

セレス「それとも、怖いですか?これが」スッ銃「」

俺「…。」

俺(そう、セレスさんは俺を即死させれる武器を持っている)

舞園「…なら私も行きます」ガタッ

セレス「舞園さん?…」

舞園「私も行くなら大丈夫ですよね俺君」

俺「…。」


1…一昨日、大浴場に霧切さんと一緒に入った際に言われた事。もしセレスさんが誰かに対して殺意を持ってるのなら俺に向けさせれるかも
2いや、舞園さんにも着いて来て貰おう


安価下
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/28(月) 17:02:59.53 ID:mXfnlRlk0
1
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/28(月) 18:24:06.15 ID:jr7oGbaE0
食堂

俺(…一昨日、大浴場に霧切さんと一緒に入った際に言われた事)

俺(もしセレスさんが誰かに対して殺意を持ってるのなら俺に向けさせれるかも…)

俺(だとしたら一人の方が警戒は解いてくれるか…)

俺「大丈夫舞園さん。俺ご指名みたいだし、俺一人でいいよ」

舞園「えっ?で、でも…」

セレス「おや、宜しいのですか?」

俺「ああ、問題無い。俺一人でも…」

舞園(俺君、いったいどう言うつもりで…)

俺「大丈夫舞園さん。セレスさんは俺を殺さないさ」

舞園「あ…」

セレス「うふふ…信用して下さるのですね」ニコッ

俺「ああ。それじゃあ行こうか」スタスタ

566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/28(月) 21:20:09.51 ID:2POTgJEn0
undefined
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/28(月) 21:21:26.25 ID:2POTgJEn0
娯楽室

セレス「俺君。舞園さんが心配してくれていたのに、よくこのわたくしと2人きりで勝負を引き受けましたね」ビュッ

ボール「」カラカラッ

俺「ああ。セレスさんは俺を殺さないだろ?」ビュッ

ボール「」カラカラッガコンッ

セレス「さぁ、それはどうでしょうか?」

セレス「当然ですが、わたくしは今銃を携帯しています」

セレス「俺君の事を殺そうと思えば、いつでも殺せるのですよ?」

俺「ここで順応して行くって行ってたのは何処のどいつだ?」ビュッ

ボール「」カラカラッ...

俺「チッ…」

セレス「フッ、俺君ならわたくしの本質を理解していると思っていましたが?」スッ

俺「…順応して行くと言うのは自分が犯人だと思われにくくする為のブラフ」

俺「もしその機会があるならば、誰よりも勝ち残りたい…」

セレス「よく理解してるじゃありませんか」スッカラカラ...ガコンッ

俺「セレスさんは裏社会でのギャンブルを制してここへ来た超高校級のギャンブラー…この状況を楽しまない訳が無い…」

セレス「ええ。ですが、一つだけ予定が狂いました」

俺「うん?…」

セレス「それは俺君がCランクだった事…」

俺「Cランク?…」

セレス「失礼。わたくし、他の人を見るとどうもランクを付けてしまう癖があるみたいで…」

俺「趣味悪いな…」

セレス「ええ。それはわたくしも良くない事だとは思っていますわ。しかし俺君は何とCランクだったのです」

俺「…。」
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/28(月) 21:22:03.68 ID:2POTgJEn0
娯楽室

俺「その上にBもAもSもあるなら、全然高い数値だとは思えないけど」

セレス「そんな事はありません。俺君は世界初のCランク…」

セレス「俺君は十神くんのような際立つようなイケメンではありませんし、探せばその辺りにも何処にでも居そうなのに…」

セレス「ですが、どうしようもみっともなく足掻く俺君の姿がきっとわたくしのハートに刺さったのですわ」

俺「…。」

セレス「俺君さえ良ければ、わたくしは本当にここで俺君と共に過ごしても良いと…//」

セレス「どうですか俺君?これは提案です。この学園で、わたくしと一緒に子を作り一生を終える気はありませんか?」

俺「俺は…」


1死んで行った皆んなの為にも、必ず外へ出るべきだと思ってる…。ある子とも外へ必ず出してやるって約束したし…
2悪く無い話だけど…俺、もう将来を約束した人が居るから…///


安価下
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/28(月) 21:22:34.37 ID:dweHX49ao
1
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/28(月) 22:56:34.75 ID:2POTgJEn0
娯楽室

俺「死んで行った皆んなの為にも、必ず外へ出るべきだと思ってる…」

俺「ある子とも、外へ必ず出してやるって約束したし…ここに残るって言うのは考えられないよ…」

セレス「…フッ、俺君ならそう答えると思っていました」

俺「…。」

セレス「いいえ、手に入らないからこそわたくしは俺君をより一層欲しいのかもしれませんね」

セレス「これまでわたくしが手に入れられ無かったのは俺君だけですから」ニコッ

俺「…超高校級のギャンブラーからそんなに想われるなんて光栄だけど、セレスさんは…勝つつもりなんだろ?」

セレス「ええ。わたくしは勝ち残り続けて、この学園に来たのですから当然です」

俺「だったら俺は、大和田君の時のようにセレスさんが行動した時止めなきゃならない…」

セレス「フッ、そのタイミングもいつなのかわからないのにいったいどうやって止めるおつもりですか?」

俺「……悪いけど、大和田君の時に朝日奈さんを助けに駆け付けれたのは偶然じゃ無い」

セレス「偶然じゃない?…」

俺「俺には見えるんだ…。仲間の死の未来が…」

セレス「…。」

俺「…今、誰を助けなきゃいけないのか遠く離れていても数分先の未来が見えてしまうんだ」

セレス「そうですか。それが俺君の才能…それがあったから、朝日奈さんの事は助ける事が出来たと…」

俺「ああ…。だからセレスさんが誰かを殺そうとしたら、俺には伝わるんだよ」

セレス「なるほど。確かにその話が本当なら、殺人計画は常に俺君と言うイレギュラーに対処する事を前提で考えなくてはいけないので厄介ですわね…」

俺「そう…。だからセレスさんも馬鹿な真似はやめた方がいい…」

俺(本当はこれの発動条件も必ず見えるのかどうかも分からないから、だいぶ不安定な力なんだけどな…)

セレス「なら、こうすればどうです?」カチャッ

俺「あ…」

セレス「こうしてしまえば、俺君が未来を見て邪魔をしに来る事も無いでしょう?」

俺「…。」


セレスの好感度が6に上昇した
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/29(火) 10:20:59.91 ID:oRPiddIh0
娯楽室

セレス「最初に俺君を被害者にしてしまえば、イレギュラーもなくなるのではなくて?」カチャッ

俺「…。」

俺「…銃は練習していないとそう簡単に当たらない…。セレスさんに俺を当てられるかな?」

セレス「フッ、言ったでしょう?わたくしは裏社会でのギャンブルに勝って来たと…」

セレス「その中で銃を使うギャンブルが無かったと思いますか?」

俺「…ッ」ゴクリッ...

俺「……それでも、今俺を殺せばセレスさんも道連れだ」

俺「俺達が娯楽室へ向かったのを舞園さんが見てる。ここで俺を殺せば、間違い無くその後学級裁判でセレスさんも吊られるぞ」

セレス「フフッ、夢が叶わないのならば、いっそここで俺君と一緒に散ると言うのもそれはそれで一興ですわね」

俺「うっ…」

俺(…マズイ。この展開は予想して無かった)

セレス「さて、どうしましょうか」銃「」

俺「どうって…」

セレス「そうですわ。ならギャンブルで決めましょうか?」

俺「ギャンブル?…」

セレス「今から左手でコインをトスします。表なら撃ちません、しかしもし裏なら…」

俺「裏なら…?」

セレス「ここで、わたくしと一緒に死んで下さい」ニコッ

俺「ッ!!」

コイン「」ピンッ

セレス「ビリヤードは実力差があり過ぎて勝負になりませんでしたが、俺君の運を試してさしあげます」

コイン「」クルクルッ

俺(どっちだ?表か…裏か?…)


コンマ下二桁
51以上表だった
50以下裏だった

安価下(50以下なら下)


コンマ下二桁
61以上舞園が来てくれていた
21〜60撃たれはしなかったが威嚇射撃で警告された
20以下俺、撃たれたが防弾チョッキのお陰で打撲で済んだ

安価下2
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/29(火) 10:27:56.54 ID:HNT+fyFeo
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/29(火) 11:32:59.18 ID:oRPiddIh0
コンマ54
娯楽室

コイン「」コトッ...

俺「あ…」

セレス「…表、ですわね」スゥ

セレス「良かったですね俺君。どうやら俺君は運の要素もお持ちのようです」ニコッ

俺「ッ…」ゴクリ...

セレス「今日は楽しかったですわ。久しぶりにこんなスリルの味わえるギャンブルができて」スタスタ

俺「……。」

俺「セレスさん…」

セレス「??」

俺「…俺は君が動かない事を祈ってるよ」

セレス「フッ…」スタスタ

俺「…。」ジッ...

コイン「」

俺(セレスさんがギャンブルでそう簡単に負ける訳が無い…。コインをトスしたのもセレスさん自身だったし、あえて手加減してくれたんだろうな…)

俺(これは最後通告だと…)

俺(だが、俺は…)



階段

舞園「あ…」

セレス「あら舞園さん。やっぱり尾けて来てたんですね」

舞園「ち、違います。私、美術室に行こうと…」

セレス「美術室に?まぁ、そう言う事にしておきましょうか」スタスタ

舞園「…。」

舞園(セレスさんは俺君を撃たなかった…。諦めたって事?…)

俺「舞園さん…」スタスタ

舞園「あ、俺君…大丈夫でした?…」

俺「ああ…」


1舞園の力を借りる
2…いや、セレスさんとの決着は正々堂々俺一人でつける


安価下
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/29(火) 12:22:49.68 ID:KXT9I5dxO
2
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/29(火) 14:03:58.90 ID:oRPiddIh0
俺部屋

モノクマ『えー、校内放送でーす。 午後10時になりました。 ただいまより夜時間になります』

俺「ふぅ…」

ベッド「」ストッ

俺(…結局、あの後俺は舞園さんに助けを求める事無く俺も部屋へ戻って休んでいた)

俺(…セレスさんとの決着は正々堂々俺一人でつける)

俺(他の人は誰も必要無い…。巻き込みたく無い…)

俺(ただ、俺の能力が何処まで使い物になるのか分からない…。銃が配られてる期間の今夜も、なるべく寝ずに起きておいた方が良さそうだな…)

俺(そして3時間後の深夜1時頃…)


コンマ下二桁
71以上ドアの隙間から紙が差し込まれた
70以下部屋に石丸が訪ねて来た


安価下
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/29(火) 14:09:39.43 ID:lwp+VSsgo
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/29(火) 14:43:00.41 ID:oRPiddIh0
俺部屋

ピンポンッ

俺(…!来た!いや、来てしまった…)

俺(やっぱり、セレスさん。君が?…)スクッ

俺「はい…」

石丸『僕だ。石丸だ…』

俺「え?石丸…君?…」

俺(セレスさん…じゃない?何で石丸君が?…)

石丸『話しがあるんだ。出て来てくれないか?…』

俺(石丸君、話も出来ないくらいに弱っていた筈だけどちゃんと話せるくらいには回復してるな…)

俺(どうしてこの時間なのか、いったい彼が俺にどんな用事なのかは分からないが…)

俺「…。」


1帰って貰う
2部屋から出る


安価下
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/29(火) 15:35:01.07 ID:Pz9l3tjvO
2
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/29(火) 15:53:38.46 ID:oRPiddIh0
美術準備室

石丸「…。」スタスタ

俺「こんな所まで連れて来て、いったい何の話なんだ?…」スタスタ

石丸「…。」

俺「??」

石丸「…俺君、僕は君の事を信じてたんだぞ」

俺「えっ…」

石丸「なのに、君は僕の…いや、皆んなの事を裏切り…」グッ

俺「な、何の事?…」

石丸「とぼけるな!やはり君は黒幕と繋がっていたんだ…。裏切り者だったんだろ!!?」

俺「何を言って…?俺が裏切り者?そんな訳がある訳無いだろ!」

石丸「ええい!未だしらばっくれるとは、もう…もう、君だけは許せん!!」バッ

ハンマー「」グッ

俺「…!!」

石丸「死んであの世で兄弟に詫びを入れるんだーっ!!」ブウンッ

俺(うっ!?)


俺身体能力:大和田並み
コンマ下二桁
86以上上手く投げ飛ばして制圧した(俺身体能力朝日奈並みに)
21〜85警戒していたので何とか避けたが、背後から…
20以下俺死亡


安価下
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/29(火) 16:28:51.42 ID:HNT+fyFeo
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/29(火) 16:58:48.49 ID:oRPiddIh0
コンマ42
美術準備室

俺「ッ!?」バッ

俺目の前「ハンマー「」」ビュオンッ

地面「」ドゴンッ!!

石丸「くっ!」

俺(石丸君がずっと怪しかったのと、最初ほぼ飲まず食わずで元から弱っていたせいで避けれた…)

俺「石丸君落ち着いて…」

石丸「何を今更!」グッ

俺(駄目だ。頭に血が昇ってる…。どうせ走ってもヘロヘロだろうし、一旦距離を取って自分の部屋まで逃げるか?…)

俺背後「」コツッ

俺「…!」クルッ

「フッ、石丸君。手こずってるみたいですね」

石丸「あっ…」

俺「……なるほど。石丸君をそそのかせたのは、やっぱりセレスさんか」

セレス「フフ、何の事でしょうか?」カチャッ

俺(クソッ、囲まれた…)

石丸「やめろセレス君。彼を殺すのは僕の役目だ」ムクッ

セレス「ええ。わたくしはここから逃げないようにしただけです。お好きにどうぞ」

俺「石丸君、セレスさんに何を言われたんだ?…」

石丸「黙れ悪党!君は黒幕側の人間で、皆んなの心を弄んで…そして、兄弟を見殺しにしただけじゃ無く、女の子にも乱暴をしたそうじゃ無いか!」

俺(そんな風に嘘を言われて信じちゃったのか…)

俺(大和田君が死んでから、あのまま放っておけば衰弱死しかねかった今の石丸君の状況なら…少し吹き込むだけで復習に取り憑かれるのも仕方ないが…)


俺判断力:優れている
コンマ下二桁
41以上俺は冷静だった
40以下しかし俺は前後に死の選択に迫られ焦っていた


安価下
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/10/29(火) 17:45:06.29 ID:ueK+7T7D0
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/29(火) 18:09:01.33 ID:ruD22wsi0
コンマ29
美術準備室

俺(しかし俺は前後に死の選択に迫られ焦っていた)

俺(ここで俺が弱った石丸君を抑えるのは簡単だが、セレスさんの性格上不利と見るや撃つ筈…)

俺(だったら俺が取るべきはいったい…)

石丸「くっ、僕も君を信じていたのに!!」ブウンッ

俺「ッ…!」サッ

壁「」ドオンッ!!

石丸「ハァ…ハァ…」

セレス「フッ…」カチャッ

俺(クソ……)

セレス(…俺君。わたくしと正々堂々と戦おうとした俺君の間違いです)

セレス(ギャンブルと言う運の要素をかなり含むゲームで勝つ為には、一番大事な物は最初の配牌…)

セレス(あの世界では俺君のような馬鹿正直に戦おうとした人から先に脱落して行くんですよ…)グッ

ダアンッ!!

俺「うっ…」


コンマ下二桁
41セレスに石丸ごと撃たれ、俺は軽傷で済んだが石丸が…(石丸死亡)
21〜40まさかの人物が撃たれた…
20以下背後に気を取られている内に俺死亡


安価下
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/29(火) 18:23:12.96 ID:Uqh6Ca6GO
へい
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/29(火) 18:46:59.06 ID:ruD22wsi0
コンマ96
残りコンマ判定ありません
巻き戻し権利を使用しますか?

1使用する
2このまま行く

安価下
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/29(火) 18:49:38.06 ID:Uqh6Ca6GO
1
事件回避するための戻り場所と戻った後どうすればいいか教えてください
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/29(火) 19:07:08.65 ID:ruD22wsi0
>>586
事件は回避出来ません。舞園がセレス振って王道ルート行ったら事件は起きます
ただ防ぐ事は可能。直近だと→>>575でセレスが石丸を動かした場合(俺不利になるが石丸とも和解したければ>>581の判定成功させて次の判定も成功させると有利に(次の判定成功しないと石丸が死ぬ)
セレスが>>575で石丸動かさなければセレスと直対(2回失敗するまでは俺が死ぬ事は無い、ただし全く別に石丸が勝手に死ぬ可能性がある)
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/29(火) 19:23:00.25 ID:Uqh6Ca6GO
575
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/29(火) 19:24:49.55 ID:ruD22wsi0
575から
俺部屋

モノクマ『えー、校内放送でーす。 午後10時になりました。 ただいまより夜時間になります』

俺「ふぅ…」

ベッド「」ストッ

俺(…結局、あの後俺は舞園さんに助けを求める事無く俺も部屋へ戻って休んでいた)

俺(…セレスさんとの決着は正々堂々俺一人でつける)

俺(他の人は誰も必要無い…。巻き込みたく無い…)

俺(ただ、俺の能力が何処まで使い物になるのか分からない…。銃が配られてる期間の今夜も、なるべく寝ずに起きておいた方が良さそうだな…)

俺(そして3時間後の深夜1時頃…)


コンマ下二桁
61以上ドアの隙間から紙が差し込まれた
60以下部屋に石丸が訪ねて来た


安価下
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/29(火) 19:57:17.33 ID:TWJcFhObO
ピキーン!
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/29(火) 20:33:16.63 ID:ruD22wsi0
コンマ33巻き戻し+

1運良く霧切が来て…(セレス犯行する前に完全制圧セレス好感度8に上昇)
2石丸が来たが石丸先に軽く制圧(俺身体能力一気に桑田並みに上昇)
3巻き戻し2枚+

安価下
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/29(火) 21:23:16.65 ID:WMs/jGq/o
1
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/29(火) 22:05:10.00 ID:ruD22wsi0
コンマ33
俺部屋

コンコンッ

俺(…!来た!いや、来てしまった…)

俺(やっぱり、セレスさん。君が?…)スクッ

霧切『俺君。まだ起きてる?』

俺「え?霧切さん?」ガチャッ

霧切「やっぱり未だ起きてたわね」

俺「やっぱりって?…」

霧切「武器防具の返却は明日の朝…つまり今夜が最も殺人が起きる可能性のある日…」

霧切「俺君の力と性格を考えれば未だ起きてる可能性が高いって事は容易に想像できるでしょ?」

俺(相変わらずの推理っぷり…)

俺「それじゃあ霧切さんは俺が心配で来てくれたって事?」

霧切「………別に、気になる事を見つけただけよ?///」

俺(霧切さん、仲良くなったら意外と分かりやすいな。可愛い)

俺「それで気になる事って……ん?」

扉「紙」スッ

霧切「どうしたの?」

俺「いや、扉の隙間から紙が…」スタスタ

霧切「紙?」クルッ
 
俺「…。」スッ

霧切「誰かが俺君の部屋に渡しに来たと言う事?この時間に?」

俺「…。」チラッ

霧切「何?」

俺「いや、これさぁ…見てよ」スッ

霧切「……私?」

俺「霧切さんが探索中に新発見があったから2人で話したい。物理室に来てくれって…」

霧切「………何というかこの犯人、持ってないわね」

俺「う、うん…」
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/30(水) 11:59:32.09 ID:J85LR6HM0
廊下

俺(俺を狙ってた犯人はやはりセレスさんだった)

俺(そして結果的に言うと、囮として物理室へと向かった俺を後から尾けて襲おうとしたが更にその背後に居た霧切さん)

俺(そして霧切さんの背後に、何故か居た舞園さんの2人によりセレスさんはあっさりと捕まった)

俺(俺に何も危害を加える事無くセレスさんは拘束された)

セレス「まさかこのわたくしがこんなに簡単に捕まってしまうなんて…」

セレス両手「延長コード「」」

俺(セレスさんの銃は取り上げられて、両手は図書室にある延長コードで縛られている)

霧切「むしろ助かったんじゃない?」

舞園「助かった?…」

霧切「もし俺君を殺そうと危害を加えていたら、大和田君のやらされたあの意地悪な問題をやらされて処刑されていたかもしれないわ」

舞園「あ…」

セレス「フッ、そんな中途半端な形で捕まるくらいなら潔く死を選びますわ」

俺「それはダメだよ…」

セレス「駄目?」

俺「俺はセレスさんには生きて欲しい…」

セレス「何故?わたくしは俺君の事を殺そうとしたんですよ?」

舞園「…。」

セレス「まさか仲間だから…などと、安い発言をするつもりではありませんわね俺君?」

セレス「言ったでしょう?わたくし達は如何に他人を欺き、クロと言うたった一つの椅子を奪えるのかをしている…これはゼロサムゲームなのです」

俺「いいや違う。俺達が目指すべきはそのクロの椅子じゃ無い。黒幕を倒して、皆んなでこの学園から脱出する事だ」

セレス「俺君はそれが可能だと思ってるんですか?」

俺「可能かどうかは分からない…。でも、俺はその為に全力を出すって決めたから…」チラッ

舞園(あ…)

俺『俺が必ず舞園さんを外に出して見せる!』

舞園(俺君…///)
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/30(水) 12:14:46.19 ID:J85LR6HM0
廊下

霧切「むしろ私は貴方の行動が意外だったわ」

セレス「はい?」

霧切「これまでのセレスさんを見ていると、幾ら銃があるとは言えセレスさんがそんなサシで俺君とやり合うようなタイプだとは私には考えられない」

霧切「貴方はもっと盤面を混乱させるように動かしてから動く筈」

セレス「おや、わたくしは霧切さんには随分と評価されていたんですね」

霧切「…迷っていたんじゃないの?」

俺「迷っていた?…」

霧切「ええ。俺君…いいえ、舞園さんが止めてくれるのを」チラッ

舞園「私…ですか?…」

霧切「だって舞園さんはセレスさんが動き出しそうなのを知っていた。だからこそ、今この場に居るのでしょう?」

舞園「確かに私は、セレスさんがここから出る為に誰かを手にかけようとしてる気はしてましたが…」

セレス「…勘違いしないで下さい。ただ、動かせるような盤面では無かっただけです」

舞園「でも私も、セレスさんが手を染める前にこうやって捕まってくれてホッとしています…」

セレス「何故?」

舞園「だって、私にとってセレスさんは仲間でも有り友達でもあったから…」

セレス「友達…?わたくしと舞園さんが?フッ…」

舞園「えっ?何で笑うんですか?…」

セレス「いいえ…ただ、わたくし達は似た者同士なんだと思っただけです」

舞園「私達が?…」

セレス「ええ。だからこそ、舞園さんには記憶しておいて欲しかったんでしょうね」ニコッ

舞園「セレスさん…」

霧切「…。」
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/30(水) 12:27:49.18 ID:J85LR6HM0
寄宿舎

セレス「俺君」

俺「うん?」

セレス「俺君が黒幕と戦いたい事は分かりましたが、やはりわたくしは俺君には協力はできません」

俺「…。」

舞園「そんな…」

セレス「わたくしの夢は、今現在持っている資産にあの100億を+して西洋のお城でイケメンの執事に囲まれて住む事です」

舞園(ええ…)

俺「なら、解放しても繰り返すって事?…」

セレス「それが叶わないのならもう一つの夢…」

俺「もう一つ?」

セレス「数時間前にも言いましたが、俺君を手に入れる事です」

俺「う…」

セレス「そのどちらかが叶うまで、わたくしは今解放されても行動しますわ」

俺「何度も俺を襲うって事か?…」

霧切「…。」

セレス「俺君だけとは限りません。今後もし盤面的に可能なら他の人を襲う可能性も…」

俺「他の人が襲われるなら俺は必ず動くよ…」

舞園「私もセレスさんの事を必ず毎回止めます!」

セレス「フッ、なら今後の学園生活も楽しめそうですわね」

俺「ッ…」ゴクリ...

舞園「…。」ゾクッ

霧切「待って2人とも」

俺「霧切さん?…」

霧切「彼女とは私に交渉させてくれる?」

俺「えっ?…」

霧切「大丈夫。俺君や他の人を狙わないように説得してみせるわ」

俺「う、うん…自信があるなら頼む…」

俺(そう言って、霧切さんは拘束されたセレスさんを連れて霧切さんの部屋へと入って行った)
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/30(水) 12:47:28.80 ID:J85LR6HM0
廊下

舞園「俺君。ずっと霧切さんと居たんですか?」

俺「いや、たまたま霧切さんが俺の部屋に用事で来たんだ」

俺「その数分後にセレスさんが俺を物理室に呼び出そうとして…霧切さんの名を騙って…ほら」スッ

舞園「本当だ。変な偶然ですね…」

俺「偶然…なのかな?…」

舞園「え?…」

俺「こうした事でセレスさんはほぼ一方的に俺達に対して交渉できる権利を得た。ある意味でセレスさんの一人勝ちなのかもしれない…」

舞園「あ…」

俺「霧切さんとどんな話し合いをするのかは分からないけど…」

舞園「そうですね…」

俺「そう言えば舞園さんこそどうして俺達の後を着けてこれたんだ?」

舞園「セレスさんが俺君の事を狙う気がしたから、部屋の扉を鍵かけずに少し開けておいたんですよ」

舞園「そうしたら廊下の足音も聞こえるじゃないですか」

俺「そんな危険な事…」

舞園「大丈夫ですよ。万が一だったら、これもありましたから」銃「」

俺「舞園さん、銃撃った事…と言うか撃てるの?…」

舞園「え?…」

俺「躊躇すれば殺されるし、下手な場所を撃てば君がクロになる可能性だってある…」

舞園「そうですけど…」

俺「大和田君の時もそうだったけど、あんまり無茶な事をしないでくれ…」

舞園「ッ…」

舞園「それなら…俺君と霧切さんだって同じじゃ無いですか…」ギリッ...

俺「違う。俺達は…!」

舞園「自分達2人だけで何とかするから、私達には守られてろって言うのは、それは2人だけのエゴですよ!!」

俺「ま、舞園さん…?」

舞園「あ…ごめんなさい…。でも、私だって…俺君と一緒で、俺君を…皆んなを助けたいんですよ…」

俺「…。」
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/30(水) 13:29:12.29 ID:J85LR6HM0
廊下

舞園「最初は確かに、こんな状況になって…怖くて…私は誰も信じられなくなって…その中で唯一信じる事ができたのは俺君だけ…」

舞園「俺君こそが私にとっての残された希望だったんです…」

俺「…。」

舞園「でも、こんな状況でも他の人とも交流して行く内に…」

舞園「俺君以外の他の人にもちゃんと良い所があって、皆んな素敵な人で友達も出来て…」

舞園「大事な仲間なんです…。だから…!」

俺「…。」

俺「…違うんだ舞園さん」フルフル

舞園「違う?…」

俺「俺と霧切さんには、他の人とは違う決定的な違いがあるから言ってるんだ…」

舞園「え…」

俺「俺達は皆んなと違って記憶が無い…。自分の才能の事すら覚えて無い…」

舞園(俺君は最初に聞いてたけど、霧切さんも?…)

俺「他の人と違って、明確に外へ出てやりたい事って夢が無いんだ…」

舞園「…。」

俺「だから多少危険な事もできるし、お互い自分の記憶を思い出したいから協力してる…」

俺「でも舞園さんや他の人には夢がある…」

俺「超高校級のアイドルとして、見てくれる人に勇気を与えられるようなアイドルになる。それが舞園さんの夢なんだろ?」

舞園「あ…」

俺「だから、ここに居る暇なんか無くて…アイドル仲間の為に、少しでも早く生きて帰らなきゃならないんだろ?」

舞園「……ッ」

舞園(そっか…。そう言う事…だったんだ…)

舞園(一番最初の私の言葉が、逆に却って俺君にとっての呪いの言葉になってたんだ…)


1なら、これ以上俺君を苦しめないように…これから私のする事は…
2俺君に言われた通りに従う
3……それは違いますよ。俺君


安価下
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/30(水) 13:34:03.48 ID:JdZnSsijO
3
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/30(水) 13:53:53.22 ID:J85LR6HM0
廊下

舞園「……それは違いますよ。俺君」

俺「違う?…」

舞園「確かにここへ来た時の最初の夢はそうでした…」

舞園「アイドルと言う夢を叶える為に、一刻も早く外へ出ないといけないって、そう思ってました…」

俺「…。」

舞園「でも、俺君と出会って…皆んなと出会って今の夢は変わったんです」

俺「夢が変わった?…」

舞園「私の今の夢は、大切な仲間の皆んなと一緒にここから出る事です!」

俺(え?…)

舞園「もしその夢が叶うんだったら、私はアイドルだって辞める事になっても構いません」

俺「舞園さん…。でもそれじゃあ君は…」

舞園「外へ出てからの事は、外へ出てから考えます」

舞園「だから私も、俺君達に協力させて下さい。私の新たな夢を叶える為にも」ニコッ

俺「あ…」

俺(そかか…。過保護だったのは俺の方だ…)

俺「ごめん舞園さん。俺は君の事を勘違いしてたらしい…」

俺「こちらこそ、協力して貰えると有り難いよ」スッ

舞園「はい。これからは一緒に頑張りましょうね」スッ

俺手「舞園手「」」グッ
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/30(水) 14:04:37.60 ID:J85LR6HM0
翌日
食堂

苗木「朝食会が終わったら、武器防具も返却だね…」

舞園「ですね」

山田「やれやれ、やっと引きこもり生活も終わりですか…」

不二咲「俺君、後で話があるんだけど…良い?」

俺「あ、うん?」

腐川「な、何よ…男2人で話し合いって…?あ、あたしも混ぜなさいよ…//」

不二咲「い、いや腐川さんが想像してるのとは違うかも…」

朝日奈「今日皆んな揃うかな?…」

大神「信じるのだ…」

朝日奈「う、うん…」

俺「後居ないのはセレスさんと霧切さんと…」

セレス「おはようございます」スタスタ

舞園「おはよう御座います」

俺「おはようセレスさん」

俺(セレスさんの事件は俺と舞園さんと霧切さんの3人だけが知る事で、誰にも口外はしなかった)

霧切「おはよう」スタスタ

俺「おはよう」

俺(セレスさん自由だし、一旦解決したって事で良いんだよな?…)

俺(順に揃って行く面々…だが、時間になっても後一人だけが揃わなかった)

石丸「」

葉隠「なぁどうしたんだ石丸っちは?…」

朝日奈「石丸、これまで遅刻なんか無かったよね?…」

不二咲「う、うん…むしろ誰よりも早くて…」

俺(石丸君って弱ってたよな…。まさか…)

俺「様子を見に行ってみようか」

俺(俺達は手分けして石丸君を探しに行った。その結果…)


コンマ下二桁
81以上石丸は自分の部屋で気を失っていた
80以下石丸が死んでいた…(学級裁判へ)

安価下
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/30(水) 14:20:42.93 ID:hVsZoK0v0
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/30(水) 15:12:11.21 ID:J85LR6HM0
コンマ93
脱衣所

俺(石丸君は自分の部屋でぶっ倒れていた)

俺(大和田君が死んでから丸3日間、飲まず食わずでいたのに自身の目からは涙が枯れるまで流し続けて酷い脱水症状に陥っていた…)

石丸「う…」

葉隠「気が付いたか石丸っち?」

朝日奈「大丈夫?石丸?…」

石丸「僕…は…」

ジェノ「自分の部屋の鍵すら閉められ無いくらいまで断食するとかアンタ馬鹿じゃねーの?」

石丸「あ…」

苗木「とりあえず、冷蔵庫にあった水を飲ませたんだけど…」

石丸「何故…飲ませた?…」

苗木「え?…」

石丸「そのまま、兄弟の所に行かせてくれればよかった物を…」ポロポロ...

俺(復活しても最早自力で食糧を食うつもりが…と言うか生きる意思が無い…。限界だな…)

不二咲「ねえ俺君、さっきの話しだけど…」

俺「うん?…」

不二咲「アルターエゴが解析が終わったって」ヒソヒソ

俺「え?…」

不二咲「もう石丸君に試しても良いんじゃ無いかなぁ?…」

俺「…ああ。そうだな」

俺「皆んな、こんな時に悪いが脱衣所に集まってくれ」
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/30(水) 15:38:44.92 ID:J85LR6HM0
脱衣所

江ノ島「何これ?不二咲?…」

不二咲「僕が作ったプログラムで人工知能を持ったアルターエゴって言うんだ)

俺(俺は不二咲さんが密かにここでアルターエゴを使い、パソコンの解析していた事を皆んなに説明した)

俺(そして…)

石丸「染み込んだぜ…今の言葉が…僕の魂に…」

俺「??」

石丸「うおおおああああっ!!」

苗木「石丸…君?…」

石丸「オレはもう、石丸じゃねえ!オレだオレなんだあああっ!!!」スタスタ

俺(アルターエゴによる大和田君のデータを活かした説得により、石丸君はあっさりと立ち直った)

俺(そしてその後、アルターエゴの解析結果を全員一緒に聞いて貰った)

俺(アルターエゴは希望ヶ峰学園が進行していたある計画を明らかにした)

俺(その計画とはこの学園に高校生たちを隔離し、共同生活を送らせること)

俺(しかも俺達は、場合によっては一生ここで過ごさなければならないらしい…。まさしく今、俺達が置かれてる状況だが…)

俺(また、この計画を立てたのは希望ヶ峰学園そのもの。その原因となったのは、1年前に起きた人類史上最大最悪の絶望的事件)

俺(この事件によって学園は閉鎖に追い込まれ、隔離計画が動き始めた)

アルターエゴ「計画の責任者は、希望ヶ峰学園の学園長。30代後半の男性で、今も学園内にいる可能性が高いみたい」

葉隠「じゃあその学園長がモノクマを操ってんだべ!」

霧切「学園長は私が探す…。私が…必ず…探し出す…」

俺(霧切さん?…)
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/30(水) 15:58:10.28 ID:J85LR6HM0
体育館

モノクマ「はいはい。皆んなに渡した武器防具はこの箱に戻して下さいね」

山田「しかし、石丸清多夏殿はギリギリでしたが本当に事件が起こらず無事に返却できるとは…」ポイッ

鉄の胸当て「」

俺「山田君のだけなんか形が違うくない?…」

モノクマ「山田君サイズの防弾チョッキがある訳が無いからね。だから彼だけは特別だったの」

葉隠「いや、これじゃあ銃を防げないだろ…」

山田「だから怖くて2日間をほぼ部屋のみで過ごしましたぞ」

モノクマ「しかし、先生は驚いてますよ。これまで仲間同士で殺し合って来たオマエラなら良い動機になると思ったんだけどねえ」

苗木「だから言っただろ?ボク達はこんな物渡されても仲間同士では争わないって!」

モノクマ「いいや?普通に誰かを動こうとした人は居たけどね。馬鹿だから未遂に終わっちゃってるけど」

苗木「えっ?…」

葉隠「だ、誰が誰を殺そうとしたんだ!?」

セレス「わたくしです」

苗木「えっ!?」

舞園「セレスさん!?」

葉隠「どひゃーっ!?」

石丸「て、テメェ!何て事しやがる!?」

セレス「良いんですよ舞園さん。この際ですので皆さんにはわたくしの本当の姿を知って欲しいので」

舞園「…。」

大神「本当にお主がやったのか?…」

セレス「ええ。俺君を殺そうとしましたが失敗しました」

朝日奈「なっ…!?」

ジェノ「はぁ〜!?テメェ、あたしの寝てる間に何ダーリン殺そうとしてんの!?ポリシーに反してもテメェの事をぶっ殺してたぞ!?」チョキチョキ

葉隠「オメェはここでの生活を受け入れるべきって…」

セレス「嘘に決まってンだろッ!!」

全員「「「「ひっ!?」」」」

セレス「わたくしはな!この中の誰よりもここから出たくて堪らなかったんだよ!!」

朝日奈「じゃ、じゃあ何でそのままなの?俺も…」

俺「セレスさん。でも殺人は辞めるって約束してくれたんだよな?…」

霧切「…ええ。そうね」

俺(結局契約内容は俺も聞いてないけど、何を約束したんだろ…)
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/30(水) 16:09:25.37 ID:J85LR6HM0
体育館

俺「そんな事より、俺達はもう銃やチョッキも返したし益々コロシアイは発生しなくなった」

葉隠「自分が殺されかけたのにそんな事?…」

俺「お前が設定した時間に耐えたんだ。そろそろご褒美があっても良いんじゃないか?」

モノクマ「んもう。俺君は欲しがりだなぁ///」ハアハア

俺(キモ)

モノクマ「まぁ今回は残念だったけど、色々頑張ってたのは見てるからね」

モノクマ「そんなに欲しいのならあげるよ」ポチッ

江ノ島「は?何をくれるの?//」

モノクマ「ん?新しい階層を開いてあげたんだよ」

江ノ島「なんだそれだけか…」

霧切「これまでは学級裁判を乗り越えたらと言う条件だったのに、随分簡単に明け渡すのね」

モノクマ「まぁ4階は行けない場所が多いからね」

苗木「行けない場所が多い?…」

モノクマ「新しい階層を解放してあげたんだから、次回は学級裁判を期待してるよ」ウイ-ン

俺「…。」

俺(俺は遂に誰も死なせずに、新階層の解放まで辿り着いた)

俺(…しかし、絆を強化して学校裁判を行わない事…。これが罠だったと気付くには今の俺にはできなかった)



???「うぷぷ。押して駄目そうなら引いてみるってね」


3章END
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/30(水) 16:09:56.03 ID:J85LR6HM0
3章END
巻き戻し権利を

1使用する
2このまま行く

安価下
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/30(水) 17:00:48.03 ID:CMAOU8ekO
犠牲者なしはこのルートしかない?
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/30(水) 17:26:44.36 ID:iRzAJ3Wi0
>>608
結構戻りますが一応他もあります
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