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【ダンガンロンパ】俺「安価でコロシアイ学園生活を生き抜く」2章

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437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/10/24(木) 17:24:31.07 ID:3RHrwguRO
4
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/24(木) 18:45:49.49 ID:/wYWit9aO
コンマ44
お仕置き場

大和田「」ドクドク...

俺「大和田君!?あっ…!」

バイクの炎「大和田「」」ボオッ!!

俺「ああっ…」

モノクマ「うわっ、これは酷い!?」

炎「大和田「」」ボオオッ...

モノクマ「消化〜!」消化器「」プシュ-!

俺「うッ…」

煙「」モクモク...

俺(白い煙で見えない…大和田君は…」

俺「…!」

真っ黒に焦げた大和田「」

俺「ああ…」

モノクマ「午後12時31分。バイクレース中の不慮の事故により、超高校級の暴走族の族長、大和田紋土。ここに眠る」チ-ン..

俺「あ…ぁ……」

大和田「」

俺(た、助けられ無かった…。俺が問題の答えを間違えたばっかりに…)

俺「くっ、くそおおおっ!!!」グッ

地面「」ドンッ

モノクマ「うぷぷ。全部助けれたと思ったのに、最後の最後で手から溢れ落としちゃった」

俺「…。」

モノクマ「これ以上無い絶望を感じてるんじゃない俺君?」

俺「ッ…」グッ

モノクマ「まぁその前に、皆んなも待ちくたびれてるだろうし先ずは体育館へ戻ろうか」
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/24(木) 19:08:25.58 ID:lJrY0Lym0
体育館

扉「」ガチャッ

俺「…。」スタスタ

苗木「あ、俺君…」

俺「皆んな…」

他の人達「「「…。」」」

俺「……ごめん」フイッ

舞園「ど、どうして俺君が謝るんですか?…」

俺「俺は、大和田君を助けられ無かった…」

不二咲「俺君のせいじゃ無いよ…」

葉隠「そうだべ。あんな問題誰も答えられねえって…オレなんて大和田っちはホモかと思ってたくらいだしな。なっはっはっ」俺肩「」ポンポン

山田「葉隠康弘殿の考察はアレですが、確かにアレは仕方ありませんぞ…」

朝日奈「う、うん…。ここに居る誰も大和田がお兄さんを殺したなんて知らなかったし…」

俺「皆んな…」

石丸「あ…ぁ…」フラフラ...

俺「石丸君…」

石丸「俺君。きょ、兄弟は…?あの後、どうなったんだ?…」

俺「……大和田君は…モノクマのお仕置きによって、殺された」

石丸「うっ…」フラッ

俺「えっ?…」

石丸「」ドサッ

苗木「石丸君!?どうしたの!?」

大神「脈は正常だ…恐らく、事実がショック過ぎて気を失っただけであろう…」

俺「…。」

俺(…やはり、モノクマの言う事は信じられない。大和田君を助けるには、問題の時点で俺が助けるしか無かった)
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/24(木) 20:07:42.73 ID:lJrY0Lym0
体育館

江ノ島「でもさぁ、大和田は自業自得じゃね?あたしの事殺そうともしてたしさ」

腐川「そ、そうよ…。俺や水泳バカの事も殺そうとしたんでしょ?自業自得よ…」

大神「お主ら…」

朝日奈「幾らなんでも酷いよ!」

セレス「本当にそうでしょうか?その気が無くとも大和田君は順応出来なかった。それだけの事ですわ」

不二咲「そんな…」

苗木「ちょ、ちょっと皆んな。今はボク等が争ってる場合じゃ無いよ」

江ノ島「はぁ?何よ?」

腐川「アンタは関係無いでしょ…」

朝日奈「苗木は黙ってて!」

苗木「うっ…」

葉隠「女の争いは怖いべ…」

山田「男子ばっかりが死んだ事で、男子の発言力が無くなってきましたなぁ…」

モノクマ「いやあ大和田君のお陰で、オマエラのギスギスも加速したようで良かった良かった」ピョ-ン

俺「モノクマ…」クルッ

モノクマ「でも皆んなは大和田君に感謝するんだね。彼の犠牲のお陰で学級裁判は発生した」

モノクマ「よって、時間内に事件は起きたのでオマエラの秘密の公表は無しにします!」俺達の秘密の紙「「「」」」ビリビリビリビリッ

霧切「…ちょっと良い?」

モノクマ「ん?なんだい霧切さん?」

霧切「この公表は貴方にとっても都合の悪い事だったの?」

モノクマ「は?ボクにとって都合の悪い?そう思うのなら、霧切さんのだけを皆んなに公開しちゃっても良いんだよ?」

霧切「…。」

モノクマ「まぁいいや今は気分が良いから見逃してあげる。さて、早速ですがオマエラと言うか代表してやったのは俺君だけど、また新たに学級裁判を乗り越えました」

モノクマ「よって、新たに行ける場所を増やしました」

モノクマ「どうぞ探索はご自由に〜」ウイ-ン
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/24(木) 20:19:13.57 ID:lJrY0Lym0
1階体育館前

苗木「新たに行ける場所って3階の事かな?…」

霧切「2階の階段前にもシャッターがあったし、そうでしょうね。他にもそこの保健室も解放されてるわ」

舞園「それじゃあとりあえず、このまま皆んなで3階の探索へ行きますか?」

大神「我はショックで気絶した石丸を部屋に置いて、後から向かおう…」

石丸「」ダラ...

朝日奈「あー、私も俺と後で行くよ」

俺「え?…」

舞園「俺君と?…」

朝日奈「ほら、俺…さっきの学級裁判で頭に血昇らせ過ぎたのか包帯がだいぶ血付いてるしさ」

俺「あ…」

セレス「ならちょうど保健室も解放されたみたいですし、俺君は消毒を行って貰ってから朝日奈さんと大神さんと来て下さい」

セレス「わたくし達は先に向かってますわ」

朝日奈「うん…。分かった」

舞園(俺君…。なら私も後からでも…)

セレス「さあ、折角ですので一緒に行きましょうか舞園さん」スッ

舞園「あ…?え、ええ」ギュッ

山田「んほー!百合展開キタコレー!///」

葉隠「舞園っちとセレスっちってそうだったっけ?…」

苗木「い、いや…どうだろう…」
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/24(木) 21:08:04.20 ID:lJrY0Lym0
保健室

朝日奈「これでよしっと」ピッ

俺「ごめん朝日奈さん。わざわざこんな」

朝日奈「ううん。この傷本当なら私が負ってた筈だったし、これくらいはさせてよ」ニコッ

俺「朝日奈さん…」

朝日奈「…俺は凄いよね」

俺「うん?…」

朝日奈「最初はさ、自分の才能が分からないって言って皆んなから黒幕側の人間じゃ無いかって疑われてたじゃん?…」

朝日奈「なのにこんな傷付きながらも皆んなを守ろうとして、皆んなから信頼されだしてる…」

俺包帯「血だらけ「」」

朝日奈「最初の方、信じれなくてごめんね…」

俺「いや、仕方無いよ…。あの状況なら…」

朝日奈「そうかな…」

俺「それに皆んなを守ろうとしてるって言っても、俺は何も守れてない…」

俺「…結局コロシアイは起きて桑田君が死んで学級裁判で十神も殺された」

俺「そして俺は大和田君すら助けられ無かった…。俺は、全然……」グッ

朝日奈「大丈夫。俺は頑張ってるよ。私はちゃんと認めてるから」ギュウッ

俺「あ、朝日奈…さん?…///」

朝日奈「そんな一人で思い詰めてても良い事無いって」

俺「……うん。そうだね」

朝日奈「良かった。私に言われなくてもちゃんと分かってたか」

俺「…。」

朝日奈「…。」ギュウッ

俺「あ、あの…朝日奈さん?…//」

俺(…何かハグ長くね?朝日奈さんの大きな胸が顔に当たって…いや、別に嫌な訳じゃ無いんだが…)
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/24(木) 21:08:33.12 ID:lJrY0Lym0
保健室

朝日奈「ご、ごめん…分かってる。分かってるんだけどさ…//」ドキッドキッ

俺「うん?…」

俺(そう言えば朝日奈さん、何かさっきも何かテンション低かったような…)

朝日奈「俺ってさ、幽霊って信じる?…」

俺「は?幽霊?…」

朝日奈「そう。私、昨日の深夜俺の部屋から自分の部屋に戻る時、見ちゃったんだ…」ブルッ

俺「幽霊を?…」

朝日奈「そう…。十神か桑田の幽霊か分かんないけど、この学園幽霊が居るんだよ…」ギュウッ

俺「ええ…」

朝日奈「私、怖くて…」

俺(俺見た事無いけど…もしかして精神的な問題か?…)

朝日奈胸「俺額「」」

俺(いや、でもまぁこれはこれで…///)ゴクリッ

大神「……む、今は邪魔したか?」

朝日奈「はっ!?///」

俺「え?あ、大神s」クルッ

俺背中「」ドンッ

俺「どわっ!?」ドサッ

朝日奈「ち、違うのさくらちゃん!?ちょっとこれには訳があって!?///」

大神「そ、そうか…」

俺(保健室で怪我作ってしまうって…)
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/24(木) 21:26:31.51 ID:lJrY0Lym0
脱衣所

アルターエゴ「初めましてボクはアルターエゴ。学習型人工知能プログラムだよ」

朝日奈「え?不二咲ちゃん?…」

大神「学習型人工知能プログラムとな…」

俺「うん。俺もチラッとしか見て無いけど、不二咲さんが図書室にあったパソコンをここに持ち出してある事を調べる為に改良してたんだ」

俺「多分不二咲さんから後で改めて皆んなに説明があると思うけど、朝日奈さんが幽霊だと思って見たのはこれの事だね」

朝日奈「ええ…」

アルターエゴ「あれ?ご主人たまは?」

俺「大丈夫。後で来ると思う」カタカタ

アルターエゴ「そっか。無事に生き延びてるんだねご主人たま」

大神「こうも不二咲とそっくりとは…」

俺「朝日奈さん。これで幽霊じゃ無いって分かった?」

朝日奈「あ…う、うん…。ごめん、私の早とちりだったみたい…」チラッ

俺手「朝日奈手「」」ギュッ  

朝日奈「…///」ゴクリ... 

大神「朝日奈…未だ浮かない顔のようだが?…」

朝日奈「あ…ううん。何でも無いよ!何か私、もしかしたらちょっと風邪引いたかなって?…//」

大神「何だと?…」

俺「え?大丈夫?…」パッ  

朝日奈「あ…」

俺「うん?」

朝日奈「あ…ううん。何でも無い…今日は私、このまま部屋戻って休むから、3階の探索はさくらちゃんと俺で行って来てよ」ニコッ

俺「え?うん…分かった」

大神「我等は今、病院へは行けないのだ。大事にするのだぞ朝日奈…」

朝日奈「大丈夫。私、今まで2日以上病気引きずった事無いからさ」

大神「うむ。我もその日の内に治ってるな」

俺(…身体の体幹から違うんだ。超高校級の運動部系の人達って)

朝日奈(でも本当に何だろこれ…。胸が熱くて…本当にただの風邪かな?…)

445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/24(木) 21:50:53.56 ID:lJrY0Lym0
3階美術室

舞園(新たに解放された3階は娯楽室、美術室、物理室があった)

舞園(3階の窓も他の階同様全て封鎖されていて逃げ口は何処にも無さそうだったけど、一つだけ発見があった)

舞園(1階にあるコミックと同じで雑誌も最新の物は補充されないみたい)

舞園(…もし最新の雑誌を見れば私のアイドルグループが今どうなっているのか確認できるかと思ったけど、それは出来ないみたい)

舞園(後で合流する俺君にも、私達が外の情報を得られないようにする為に新刊は補充されないって教えてあげないと…)

セレス「あら、舞園さん。此方に居たんですか」スタスタ

舞園「セレスさん…?」

セレス「美術が好きなんですか?」

舞園「え、ええ。絵を描くのは楽しいので、ここが解放された事でこれからは少しは気晴らしになるなと思って」

セレス「確かに、新たな部屋が次々と解放されてこの学園で住む事への不自由は無くなってきましたね」

舞園「…ええ。そうですね」

セレス「フッ…」

舞園「何ですか?」

セレス「いえ、昨日わたくしは態々忠告してあげたのに舞園さんは死地へ向かったのですね」

舞園「あ……はい…」

セレス「舞園さんはそんなに俺君の力になりたかったのですね」

舞園「え?…な、何ですか急に…?別に仲間同士のコロシアイを止めたいと思うのは普通でしょ?…」

セレス「ええ。舞園さんがそんな俺君のような正義感に溢れたようなキャラだったならおかしくはありませんが…」

セレス「ですが、舞園さんは本来そんなキャラではありません。推理するのは簡単ですわ」

舞園「だからって、俺君は関係無いでしょ?…」

セレス「いいえ。関係ありますわ」

舞園「え?…」

セレス「だってわたくしも、俺君の事を一人の男として気に入ってますから」ニコッ

舞園「ッ…」
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/24(木) 22:29:45.08 ID:/wYWit9aO
美術室

舞園「わ、私は…」

セレス「超高校級のアイドルが恋愛はタブー。確かに外の世界への繋がりがあるのならそれはその通りですが」

セレス「今のわたくし達は外へ出る事を許されないコロシアイ学園生活で共同生活を強制させられた仲間…」

セレス「舞園さんが俺君を異性として意識していても問題ありません」

舞園「…セレスさんは、何が言いたいんです?」

セレス「こんな環境ですもの。わたくしは恋心は殺しの動機になるのではと思ったのです」

舞園「そ、そんな事ありません…」

セレス「そうでしょうか?俺君は既にわたくし達以外にも腐川さんと朝日奈さんからも異性として見られています」

舞園「えっ?…」

舞園(腐川さんはダーリンとか言ってたからその可能性は知ってたけど、朝日奈さんまで?…)

セレス「一人の男を巡っての醜い争い…。舞園さんは回避したいとは思いませんか?」

舞園「……私にセレスさんの考えてる計画に協力しろって言ってます?」

セレス「あら、流石舞園さん。わたくしが何を考えているか、見破りましたか」

舞園(セレスさんは俺君をコントロールするつもりだ…)

舞園(…私を含めて俺君を好きな子達で分けて…何をどう言う風にするつもりか分からないけど…)


1セレスの計画に協力して、恋愛沙汰のコロシアイを防ぐ
2私は俺君の気持ちを優先したい…
3…私は関係無いので巻き込まないでください


安価下
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/24(木) 22:35:38.58 ID:jP9G8iy50
2
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/10/24(木) 22:36:35.29 ID:V3KXdlKE0
3
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 09:07:27.34 ID:3/v/MnB8O
美術室

舞園「私は…俺君の気持ちを優先したい…」

セレス「…ならもしその気持ちが、自分へ向けられ無くてもですか?」

舞園「それ…は…」

セレス「舞園さんは超高校級のアイドルへ成り上がる為に、これまで幾度もゼロサムゲームを制した来た者だと思っていましたが」

舞園「…。」

セレス「どうやらわたくしの買い被りだったみたいですわね」

セレス「わたくしは欲しいと思った物は凡ゆる手を尽くしてでも手に入れ無いと気が済まないタイプです」

セレス「そうして勝ち取って来たからこそ、わたくしは今ここにいる…」

舞園「セレスさんはどうするつもりなんですか?…」

セレス「勝負の舞台から降りた舞園さんにはもう関係ありません」

舞園「まさか、殺人を?…」

セレス「さぁ、それはどうでしょう」

舞園「…。」

セレス「ですが、もしその時が来た時は邪魔をしないで下さいね。出来る事なら、わたくしは舞園さんを殺めたくはありませんから」

セレス「貴女とは学級裁判の場で戦いたいので」スタスタ

舞園「セレスさん…」

セレス(舞園さんが協力してくれないとなると、やはりわたくしが直接盤面を動かすしかありませんわね…)

セレス(そして、わたくしの前に障壁となるのはあの2人…)

セレス(俺君と…)



娯楽室

苗木「霧切さん、最近俺君と喧嘩したの?…」

霧切「え?…」

苗木「あ、いやこの学園に来た頃はよく2人で話してたのに最近全く話して無いなって思って…」

霧切「フゥ…苗木君の癖に生意気ね…」

苗木「え?…」

霧切「他人の人間関係にまで口を挟んでも、何も良い事は無いわよ」スタスタ

苗木(な、何かあったんだ…)

霧切「…。」
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 09:27:32.25 ID:3/v/MnB8O
階段

大神「俺は朝日奈から、随分と信頼されているようだな…」ストッストッ

俺「そうかな…?だったら良いけど…」ストッストッ

大神「いや、朝日奈だけで無い…。苗木や舞園、不二咲、腐川…多くの者がお前を信頼して慕っている…」

俺「…。」

大神「朝日奈は我の友だ…。俺が居るのならば、もしこの先我が居なくなっても安心して任せられるな…」

俺「…悪いけど、大神さんのその冗談は笑えないな」

大神「冗談?…」

俺「その言い方じゃまるで、大神さんは何れこの学園生活からリタイアするみたいな言い方じゃないか」

大神「…。」

俺「俺はもう、誰にも死んで欲しく無い…」

大神「…。」

俺「…大和田君を助ける事が出来無かった事で、その気持ちはより一層強まったよ」

大神「フン、心配せずとも今のメンバーに我を殺せるような者は居ない…。犯人が如何なる凶器を持っていても負けはせぬ」

俺「だからさ、そう言う問題じゃ無いんだって!」ピタッ

大神「むっ?…」

俺「大神さんは外へ出てやりたい事は無いの?あるだろ?」

大神「…ああ」

俺「だったら、協力して一緒に外への出口を探そうよ。今の大神さん、なんか…」

俺「…。」

大神「何だ?…」

俺「…いや、すまない。急に怒ったりして。先ずは人の振り見て、我が振り直せだよな」

大神「??」

俺「大神さん。俺は先ず自分の問題を片付けてくる…。その後、大神さんの事を色々と教えてくれないか?」

大神「我の事を?…」

俺「ああ…。大神さんは何か、俺と似てる所があるから放っておけないんだ」

俺「それじゃ…」スタスタ

大神「我と俺が…?」

大神(俺か。不思議な奴だ…。前までは自分の命を顧みない、勇敢だが無謀な所もあると思っていたが…)

大神(しかし、今は逆に近くに居るだけで我さえも勇気付けられる頼もしさを…)

大神「フッ、皆なから慕われる理由はそこに在るか…」スタスタ
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 09:49:19.26 ID:3/v/MnB8O
3階娯楽室

俺(3階にあったのはいつも通りの教室と娯楽室と美術室と物理室か)

電子生徒手帳「マップ「」」

俺(1階2階3階に教室が別れてる所から考えると、この学園は学年によって階層別になってたのかな…)

俺(とりあえず先ずは舞園さんと合流して、先に発見した事を聞こうと思ったけど…)

江ノ島「俺じゃん。もう頭の包帯は大丈夫なの?」

俺「江ノ島さん…。うん、もう消毒とか済んだから、後は数日もしたら治ると思う」

江ノ島「そっか。良かったね」

俺「江ノ島さんは一人なの?…」

江ノ島「ああ。皆んなはもう他の部屋調べに行ったよ」

俺「江ノ島さんは行かないんだ?」

江ノ島「ここの椅子、なんか深々で触り心地良くてさ」

俺「そ、そうなんだ…」

江ノ島「そうだ俺。暇ならちょっと付き合ってよ」

俺「え?…」

江ノ島「折角娯楽室があるんだからゲームしてかない?」

俺「う、うーん…」


1(まぁいいか)じゃあ何やる?
2ごめん…。今はそんな気分じゃ無いから…(美術室を見に行く)


安価下
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/25(金) 11:14:43.02 ID:dMSCsQWEO
2
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 13:46:32.60 ID:2OH1RhKR0
娯楽室

俺「ごめん…。今はそんな気分じゃ無いから…」クルッ

江ノ島「チェッ。そっかなら良いや」

俺(江ノ島さんは本当に、どっちなんだろうか…)スタスタ



美術室

俺(ここは美術室か…)スタスタ

山田「おや、俺殿もう調子はいかがですか?」

俺「うん。もう大丈夫。山田君達は…」

不二咲「僕達はこの美術室を調べてたんだ」

山田「うーむ、しかしモデルがこの像一体だけと言うのがずっとなのは物足りませんな。いっそ不二咲殿が被写体になりますか?//」

不二咲「ええっ?ぼ、僕?…//」

葉隠「確かに不二咲っちならお似合いだべ」

不二咲「は、恥ずかしいよ…//」

俺「そういや不二咲さん、男だって打ち明けたのに未だスカートなんだ?…」

不二咲「あ、変…だよね…。私服、女物しか持って来てなくて…」グスッ

俺「あ、いや…なら仕方無いか…。まさかこんな事になるとは誰も思って無かっただろうし…」

不二咲「ごめんね…」

俺「謝る必要無いよ。不二咲さんはよくやってくれてるし」

山田「よ、よくやってくれてる?いったい不二咲殿にナニをされてるんですか!?//」

俺「いや、そう言う意味じゃ無いよ…」

美術準備室「」

俺(そっちは準備室だっけ?一応奥の部屋も見ておくか)スタスタ
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 14:08:57.16 ID:2OH1RhKR0
美術準備室

舞園(この部屋で美術道具の下でたまたま見つけたこの写真…)

写真「」

舞園「これ、2人は同じ学校の?…でも、そうだとしたら…」

扉「」ガチャッ

俺「あ、舞園さん。ここに居たんだ」

舞園「あっ、俺君!?」サッ

俺「ん?…どうしたの?」

舞園「いえ、何でも…もう大丈夫なんですか?…」

俺「ああ。うん。娯楽室も見て来たから順路的に次は美術室を見てみようかなって」

舞園「そうだ。俺君、娯楽室の雑誌は見ました?」

俺「ん?ああ、何かあったな。今週号の奴が」

舞園「あれ、セレスさんがモノクマに頼んでましたが新刊の補充は出来ないらしいですよ」

俺「そうなんだ」

舞園「私も雑誌から外の情報を知れると思ったんですが…

俺「舞園さんはここで何をしてたの?」

舞園「私は…先にもう他の部屋を全て調べたので最後に見落としが無いかだけ見に来て…」

俺「そうなんだ?奥の物理室は行ってみた?」

舞園「ええ。タイムマシンが置いてましたよ」

俺「た、タイムマシン!?」

舞園「と言うのは冗談です。凄く大きな空気清浄機が置いてありましたよ」

舞園「俺君も見に行きます?」

俺「ああ、じゃあちょっと行ってみるよ。また後で食堂で」

舞園「はい」

舞園「…。」

舞園「…あ、俺君」

俺「うん?」

舞園「俺君って、仲間の中に中学か…もしくは高校で一緒だった知り合いとか居ます?…」

俺「え?いや、誰も居ないけど…」

舞園「あ、そう…ですよね。変な事聞いてすみません…」

俺(一応、夢の中で霧切さんを見たような気はするが…。夢の出来事を舞園さんに伝えるのはキモいよな…)

舞園(…だとしたら、あの写真はなんなの?黒幕が私達を仲違いさせて疑心暗鬼にする為に仕組んだ写真?)
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 14:22:51.18 ID:2OH1RhKR0
物理室

俺「これが空気清浄機か…。マジで大きいな…」

巨大空気清浄機「」

俺「でも、何でこんな大きい空気清浄機を…?」

霧切「私達の先輩の超高校級の物理学者が、卒業する前に作って行った物らしいわ」

俺「あ…」クルッ

霧切「…。」

俺「き、霧切さん…」

霧切「…。」スタスタ

俺「う…」

俺(霧切さん、やっぱり未だ怒ってるな…)

俺(後伸ばしにすれば更に面倒な事になる…。タイミング的にはもう、今しか無い…)


コンマ下二桁
41以上俺、霧切を引き止める(霧切好感度7に上昇)
40以下…しかし何て声をかければ良いか分からなかった


安価下
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/25(金) 14:37:57.21 ID:Sb9g9TQEO
エンジョイ!
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 14:44:16.97 ID:2OH1RhKR0
コンマ21
巻き戻しで振り直しますか?@3(MAX)

1振り直す
2このまま行く

安価下
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/25(金) 14:48:30.99 ID:dZI0fPSlO
1
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 14:57:58.52 ID:2OH1RhKR0
巻き戻しで振り直します

コンマ下二桁
31以上俺、霧切を引き止める(霧切好感度7に上昇)
30以下…しかし何て声をかければ良いか分からなかった


安価下
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/25(金) 15:08:51.78 ID:awf2dGDPo
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 15:31:35.80 ID:2OH1RhKR0
コンマ78
物理室

俺(ええい、今はごちゃごちゃ考えてる場合じゃ無い)グッ

俺(俺は自分の感情で、またアレを繰り返すのか?…)

燃え滓になった大和田「」

俺(そうじゃ無いだろ…俺は!)スッ

霧切手袋「俺手「」」ガシッ

霧切「えっ?…」

俺「待ってくれ霧切さん。君に、話したい事があるんだ」

霧切「…話したい事?」

俺「ああ…」

霧切「…。」

俺(俺は霧切さんの事を詳しくは知らない…)

俺(彼女は、俺達とは一線を引いていて関わろうとしないとから…自分の事を話さないから…)

俺(でも、俺は知らなくても…知っていた筈…)

俺(彼女と喧嘩した時は、言い訳を考えて論理的に話すのは逆効果だ…。先ずは…)

俺「ごめん。俺が間違ってた」ペコリッ...

霧切「ぁ…」

俺(言いたい事、やりたい事をハッキリと伝える。それからだ…)

俺「あの時、君の言っていた…俺自身の命を大切にしろ…。その意味がやっと分かった気がするから…」

霧切「…。」

俺「だから、えっと……その…」

霧切「…。」

霧切「はぁ…もういいわ、私もちょっと怒り過ぎたし…///」

霧切「…あと、いつまで手を握ってるの?///」

俺「あ、ご、ごめん!///」パッ

霧切「で、急にどうしたの?//」

俺「あぁ、えっと…色々あったんだ…。霧切さんと話したい事が…」

霧切「そう…奇遇ね。私も、俺君に聞きたい事が山程あったわ」

俺「え?…」

霧切「それじゃあ一旦場所を移しましょうか」



霧切の好感度が7に上昇した
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 16:01:47.60 ID:2OH1RhKR0
脱衣所

俺(折角なので、俺は不二咲さんを連れて霧切さんと3人で脱衣所へ来た)

霧切「アルターエゴ?…」

俺「人工知能プログラムって言って、不二咲さんが図書室にあったパソコンを弄ってみたらしいんだ」

アルターエゴ「やあ俺君、霧切さん」

アルターエゴ「ご主人タマもお疲れ様」

不二咲「解析は順調?」カタカタ

アルターエゴ「うん。8割くらいは終わってるよ」

不二咲「このパソコンの中、厳重なロックがかかってるけど膨大なデータが詰まってたしくて…今アルターエゴにデータを解析して貰ってるんだ」

不二咲「その内容が分かれば、黒幕がやろうとしてる事も分かるかと思って…」

霧切「なるほど。確かにここなら黒幕の目も届かない」

不二咲「う、ううん。僕も皆んなの仲間の一人として役に立ちたいなって思ってただけだから…」

俺「いや、お手柄だよ不二咲さん」

不二咲「う、うん…。役に立ったなら良かった…///」
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 16:02:39.53 ID:2OH1RhKR0
脱衣所

霧切「私達以外に、アルターエゴの事を知ってる人は居るの?」

不二咲「いや、僕は未だ俺君と霧切さんにしか話してないけど…」

俺「ごめん。朝日奈さんが幽霊と勘違いしちゃって、朝日奈さんと大神さんには先にバレちゃった…」

霧切「そう…。それなら皆んなに伝わるのも時間の問題ね…」

不二咲「え?僕は皆んなにもアルターエゴの事を言うつもりだったんだけど…」

俺(俺もそのつもりだったけど、そうだ。もしかして…)

俺「内通者の事?…」

霧切「…ええ」

不二咲「え?僕達の中に、もしかして内通者が居るの?…」

俺「ええっと…」

霧切「不二咲さんは一旦、席を外して貰える?」

不二咲「あ……う、うん。ごめんなさい…僕が聞かない方がいいよね…」

霧切「そうじゃ無いわ不二咲さん」

不二咲「え?…」

霧切「貴方は今、このアルターエゴを触れる唯一の人物…。最優先で生き無ければいけない人だからよ…」

不二咲「僕が?…」

霧切「ええ。だからこそ、貴方には余計な情報を知って狙われて欲しく無いの…それに私や俺君と違って、自衛手段もほぼ無いに等しいでしょう?」

不二咲「うん…」

俺「不二咲さん。俺達はちゃんと仲間だ…。でも適材適所って言葉がある。最前線に立つのは俺や霧切さんに任せてくれ」

不二咲「うん。分かった…」

霧切「それと不二咲さんにもう一つ頼みたいんだけど…」

不二咲「え?…」

霧切「このアルターエゴで私達の情報を読み取れば、シミュレーションが出来るように改造できたりしない?」

不二咲「やれない事は無いけど…どうして?…」

霧切「調べて欲しい事があるの」
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 16:31:29.79 ID:2OH1RhKR0
脱衣所

俺「さっきの不二咲さんへの質問、やっぱり霧切さんは未だ江ノ島さんの事を?…」

霧切「ええ。そうね…」

俺「でも江ノ島さんは大和田君に殺されかけたんだよ?そんな事あるかな…」

霧切「逆よ。江ノ島さんが今もこうして生き延びているから、私の中で疑惑は更に大きくなった」

霧切「もし俺君達が駆け付けなければ、朝日奈さんが殺されて江ノ島さんは息を吹き返していた訳でしょ?」

俺「それは結果論じゃないか?息を吹き返したのだって、舞園さんが人工呼吸したからだし…」

霧切「ちゃんと息が止まっているのを確認したの?脈を取って?」

俺「いや、焦ってたからそこまではしてないけど…でも江ノ島さんが窒息してから5分近くあった筈だよ?…」

霧切「もし江ノ島さんが超高校級のギャルじゃ無く、何か特殊な才能を持ってるなら5分くらい息を止めるなんて簡単じゃ無い?」

俺「そりゃあそうだけど…」

霧切「まぁ江ノ島さんが黒幕に繋がっているとしても、証拠が出ない以上私達は慎重に動かざるを得ないでしょうけど…」

霧切「内通者が一人とも限らないし…」

俺「そんな何人も内通者が紛れ込んでるなんて…」

霧切「黒幕はこれだけ大々的な仕掛けをしてるのよ。無いとは言い切れないでしょう?」

霧切「むしろ俺君、貴方色んな人とよく接してるんだから気付いているんじゃいの?」

俺「いや、そんな人は居ないよ…」

俺(俺の中では江ノ島さんすら未だ半信半疑だし…)

俺(…しかも仮に江ノ島さんが内通者って発覚しても、その時俺はどうすりゃ良いんだ?)
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 16:37:54.17 ID:2OH1RhKR0
脱衣所

霧切「俺君。さっき適材適所って言ってたけど、私の事は貴方と一緒にリスクのある場所へ連れて行っても良いと思ってるのね」

俺「あ、いや…そうじゃ無くて…」

霧切「一応、彼が男子で私は女子なんだけど?」

俺「ち、違うんだって。そうじゃ無くて…」

霧切「フッ、冗談よ」

俺「え?…」

霧切「逆に、また貴方一人で全て抱え込む気じゃ無くて安心した」

俺「霧切さん…」

霧切「けど、3日口を聞かなかっただけで、俺君随分と考え方が変わったわね」

俺「俺一人の力だけじゃ、どう頑張っても皆んなを救うのは無理だって分かったから…」

霧切「…。」

霧切「…だから、私に謝罪してまで協力して欲しいと思ったの?」

俺「いいや、霧切さんに謝罪したのはもう一つ…別の理由が…」

霧切「別の理由?…」

俺「知ってるんだけど、知らない所で……過去にも同じ事で悲しませた気がするんだ…」

霧切「どう言う事?…私が俺君に悲しませられた?…」

俺「霧切さんなら、俺と同じ結論に辿り着いてるんじゃないかな?…」

霧切「…。」


コンマ下二桁
41以上脱衣所に長居し過ぎて江ノ島が入って来た…
40以下舞園が入口に隠れて俺と霧切の会話を密かに聞いていた…


安価下
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/25(金) 16:39:32.74 ID:Kw/v+acfO
えい
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 16:48:02.15 ID:2OH1RhKR0
すみません今の場所舞園好感度に依存するので

コンマ下二桁
81以上江ノ島、俺達を怪しいと思って突入
80以下舞園盗み聞き

でした


1振り直す(2回振り直せますが下振れたら下の範囲に)
2江ノ島のまま進める

安価下
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/10/25(金) 18:07:59.41 ID:wx8Ca3WJO
2
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 18:19:23.50 ID:zSixCao2O
脱衣所

江ノ島「ねえアンタ達さぁ、ずっとここで何やってんの?…」スタスタ

俺(えっ…江ノ島さん!?)

霧切(ふぅ…。流石に話し過ぎたわね…)

霧切(このタイミングならば、江ノ島さんがここに入って来ても、私達が何かをしていたと言い切れる…)

江ノ島「男女で脱衣所で長居してるとかキモいんですけど?…」

俺「あ、いや…」

江ノ島「ここって大浴場かサウナ入る為の場所でしょ?」

江ノ島「何かここで2人で話さなきゃいけない理由でもある訳?」キョロキョロ

俺(マズイ。そこのロッカーにはアルターエゴが…でも、今は未だ知られる訳にはいかない…)

ロッカー「」

霧切「…。」

俺(どうする…)


1実は俺達付き合ってるから…と言って誤魔化す
2霧切に任せる


安価下
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/25(金) 18:30:18.64 ID:YmsO1J4KO
2
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 19:10:52.67 ID:6OfEiYCY0
脱衣所

俺(駄目だ…。良い言い訳が思い浮かばない…)

俺(霧切さんに任せよう…)

霧切「…。」

霧切「…私達はここで」

江ノ島「ん?」

俺(何を言う気なんだ?…)


コンマ下二桁
71以上まさかの霧切と混浴する事に…(霧切好感度8に上昇、フラグ入手)
31〜70霧切に恋バナを相談
30以下再び霧切と疎遠にしなきゃならなくなった…


安価下
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/25(金) 19:14:25.70 ID:URFF2ltHO
エンジョイ!
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 19:16:48.53 ID:6OfEiYCY0
巻き戻しで振り直しますか?@2

1振り直す
2このまま行く

安価下
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/25(金) 19:18:30.76 ID:YmsO1J4KO
2
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 19:32:23.77 ID:6OfEiYCY0
コンマ70
脱衣所

霧切「俺君に恋の相談をされてたのよ」

江ノ島「恋の相談?俺の?」

俺(えええっ!?霧切さん何言ってんの?…)

俺(それ、霧切さんが聞きたいだけの奴じゃないか?…)

江ノ島「…。」

江ノ島「…ふーん。ちなみに誰の事?俺の気になる人ってこの学園の人?」

霧切「…それを江ノ島さんに言う必要あるのかしら?」

江ノ島「私だって今日まで一緒に生活してきた仲間じゃん。別に良くない?あたしだって仲間でしょ?」

江ノ島「ねえ俺。誰の事で相談してたの?」

俺「う…」



1そりゃあ霧切さんの事だよ
2舞園さんの事…?
3え、江ノ島さんの…
4答えない

安価下
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/25(金) 20:50:16.72 ID:447qRTA40
1
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 21:27:24.97 ID:6OfEiYCY0
脱衣所

俺「そりゃあ霧切さんだよ」

霧切(俺君、別にここは答える必要は…)

霧切(……え?と言うか私?)チラッ

江ノ島「霧切に霧切の恋バナ?…」

俺「俺、霧切さんの事気になってたからさ。どんな人がタイプなのかとか色々聞いてたんだ」

俺「他の人が居る所じゃ、恥ずかしくてあんまり聞けないからさ…//」

江ノ島「…ふーん、で霧切は?」

霧切「教えてあげたわ…。俺君が気になっている事を全て…//」

江ノ島「…霧切って、そんなキャラだっけ?」

霧切「べ、別に良いでしょう…。私も江ノ島さん達と同じ年頃の女の子なんだし、恋愛話の一つや二つ…///」

俺(マズイ…。霧切さん自分で俺に恋バナしてたって俺に振っといて、気になる人を自分って言われるパターンを想像してない…)

俺(めちゃくちゃ恋愛奥手な所出てる…。ここは俺がフォローしないと…)

江ノ島「てか恋バナと言うか、それ告白じゃね?…」

俺「い、いやぁ…俺が霧切さんの好きなタイプになれる男に頑張ってなろ〜って…」

霧切(…俺君、異性と良く接してたから何とかすると思ったけど恋愛の経験の無さが滲み出てるわ)

霧切(その返しでは疑って下さいって言ってるような物よ…)

俺「って言う理由なんだけど、分かってくれたかな江ノ島さん?…」

江ノ島「…。」


江ノ島好感度5
コンマ下二桁
71以上江ノ島さんは納得してくれたがただ、少し残念そうな顔をした風に見えた…
51〜70何とか納得して帰ってくれた
21〜50怪しまれてアルターエゴの存在がバレてしまった…(事件B発生確定)
11〜20霧切狙われるが…(俺先読み判定)
10以下俺死亡

安価下
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/25(金) 21:28:05.52 ID:awf2dGDPo
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 21:40:33.30 ID:6OfEiYCY0
巻き戻し権利を使用しますか?

1使用する
2このまま行く

安価下
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/25(金) 21:45:01.40 ID:qQhHALEiO
1
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 22:10:49.79 ID:6OfEiYCY0
巻き戻し権利を使用します
指定があった場所から再開(それまでに質問あれば質問答えます)
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/10/25(金) 22:12:15.43 ID:h9I+zCiD0
409
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 22:16:59.43 ID:6OfEiYCY0
確認409に戻ると>>435のゾロ目効果失いますが宜しいですか?

1はい
2変更する

安価下
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/25(金) 22:20:13.29 ID:jbtvU1gp0
今回も事件発生しないようにするにはどこに戻ればいい?
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 22:35:36.39 ID:6OfEiYCY0
直近だと>>446で1以外なら事件発生確定のフラグが立ちます(霧切の好感度が高いとギリで死人を出さないように防げる可能性有り)
しかし1の場合は強制ハーレムルート行きで王道ルートからは外れ、昔やった奴と同じハーレムEND迎えたのとほぼ似た展開になります
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/25(金) 22:42:12.76 ID:ve/NSW9I0
406、446、451、469、475
それぞれのメリット・デメリット
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/25(金) 22:44:09.19 ID:jbtvU1gp0
471で混浴いけたら回避できる可能性はある?
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 23:01:18.97 ID:6OfEiYCY0
>>486
406→江ノ島なら残姉発揮で高確率で大和田生き残れるが、次の事件以降に俺が友情確認ゲーやらされたら超高確率で失敗する。あと4章で用済み認定されて残姉が死ぬ可能性が高い
446→1は事件は起こりにくいが女子が権力持って、俺は女子を満足させる為の希棒になる。2は普通の王道展開、3は舞園がヒロインの座から降りる
451→江ノ島の好感度が上がるが舞園霧切と会えない
469→公で付き合ってる事になる(舞園朝日奈の好感度が(一時的、ルート次第でそのまま)下がる)
475→3章の相方が決まる
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/25(金) 23:04:16.88 ID:6OfEiYCY0
>>487
混浴行けたら更に作戦会議続行(記憶に関する話し云々+次章の大神事件を防げる可能性がグッと高まる)
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/25(金) 23:39:16.88 ID:JgMaP4hAO
471
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 01:05:49.15 ID:LcByt09j0
471から
脱衣所

俺(駄目だ…。良い言い訳が思い浮かばない…)

俺(霧切さんに任せよう…)

霧切「…。」

霧切「…私達はここで」

江ノ島「ん?」

俺(何を言う気なんだ?…)


コンマ下二桁
61以上まさかの霧切と混浴する事に…(霧切好感度8に上昇、フラグ入手)
21〜60霧切に恋バナを相談
20以下再び霧切と疎遠にしなきゃならなくなった…


安価下
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/26(土) 01:41:11.82 ID:eCT4bq19o
フフン!
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 10:04:42.07 ID:LcByt09j0
undefined
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 10:06:00.11 ID:LcByt09j0
コンマ82
脱衣所

霧切「…これから大浴場に入るつもりだったのよ」

俺(エッ!?!?)

江ノ島「はぁ?それどう言う事?」

霧切「どうって…こんな閉鎖的な空間だし、私も自分の時間を楽しむ事が出来る趣味を何か持とうと思ったのよ…」

霧切「それでどうせなら銭湯が良いなと思って、銭湯好きの俺君に色々と聞いていたの」

俺(う、嘘吐き過ぎる霧切さん…。流石にこれは江ノ島さんも…)チラッ

江ノ島「へえ…。アンタが銭湯を趣味にね…。あたしはあんまり似合わないと思うけど?」

霧切「さぁどうかしら?私、お風呂に入るのは好きよ?」

俺(あれ?意外と納得した?…)

江ノ島「でも問題があるじゃん。アンタは女だけど、俺は男…それが一緒に入るって…//」

霧切「混浴が校則で禁じられてる訳じゃ無いわ。なら別に入っても構わないでしょう?」

霧切「そんなに疑うのなら江ノ島さんも一緒に入る?」

江ノ島「い、いやあたしは…メイクが崩れるから…」

霧切「そう。残念ね、江ノ島さんのメイク無しの顔も興味があったんだけど…」

江ノ島「趣味悪いって…」

俺(あれ?なんだか霧切さんのペースに…)

霧切「俺君。と言う事で先に入っていてくれる?」

俺「え?あ、ああ…」

霧切「私も後から入るから」

江ノ島「…まじなんだ?」

俺(ここで本当に俺が大浴場へ入って行ったら江ノ島さんも何も言えないよな…)

俺(ここは俺も一肌脱がないと…)服「」ガバッ

江ノ島「ぁ…///」フイッ

俺(ん??)

霧切「…。」

俺「じゃあ先に入ってるよ霧切さん」スタスタ

霧切「ええ…。私も後から追いかけて入るわ」

扉「」ガチャッ

俺(江ノ島さんは俺が大浴場に入るまで見届ける気かな?…)

俺(まぁとりあえずここまで霧切さんが頑張ってくれたんだし、流れに乗って入っておくか)
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 10:07:20.69 ID:LcByt09j0
大浴場

ザバア-ン...

俺「フゥ〜。昨日も入ったけど、やっぱり風呂はいいねぇ…風呂は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ//」

俺(中から扉の外の影見てた感じ、俺がお風呂入るの見届けたら江ノ島さんは先に脱衣所から出て帰って行ったっぽいな)

俺「霧切さん脱衣所で俺の事待ってるなら、残念だけど早く上がって話の続きを…」

扉「」カチャッ

俺「……え?」

霧切「…。」スタスタ

俺(なっ…!?えっ?き、霧切さん!?ほ、本当に入って来た!?///)

霧切「バスタオル」

俺「ッ…///」ゴクリ...

俺(バスタオルで隠してるとは言え、肌綺麗過ぎる…//)
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 11:00:08.16 ID:LcByt09j0
大浴場

チャプ...

霧切「フゥ…」スッ

俺「ほ、本当に入って来たんだ?///」ドキッドキッ

霧切「ええ。未だ話の続きが終わって無かったから」

俺「別に脱衣所で待ってくれてたら、すぐ上がったのに…///」ドキッドキッ...

霧切「待ってる間に、もしまた誰かが来たら説明が面倒でしょ」

俺「いや、でも…俺は大丈夫だけど、霧切さん身体俺に見せるの恥ずかしいんじゃない?//」

霧切「身体にはちゃんとタオルを巻いているから問題無いわ」

俺「そ、そう…」

俺(霧切さんはいつも通りクールだな…。もしかして心臓の鼓動聞こえるくらいに緊張してるの俺だけ?…だとしたら俺…)チラッ

霧切「…。///」

俺(あ…)

霧切「俺君。私も女の子なのよ…。あんまりこっちを見ないでくれる?…///」

俺「ご、ごめん…///」フイッ

俺(いや、湯気であんまり見えなかったけど霧切さんの顔もほんのり赤くて普通に緊張してるんだ!//)

俺(そういや、感情を読み取られても良い事なんて無いからポーカーフェイスをしてるだけだって前にも…)

俺(だとしたら何かホッとしたな…)フッ

霧切「…俺君、今笑ったでしょ」

俺「い、いやいや別に笑ってなんか///」ブンブン

俺顔「お湯「」」バシャッ

俺「…。」

霧切「見ないでって言ったのに、また見たわね」

俺「だ、だってさ…」

霧切「フッ…分かりやすいんだから」クスッ

俺「あ、霧切さんだって笑ってる」

霧切「俺君も笑ってるじゃない」

俺「だから、いやもういいや…ははっ、そうだよ笑った。笑いました〜」

霧切「ほら、また私の言った通りだわ」クスクス

俺(こんな状況でも、俺は未だこうして彼女と笑い合う事が出来る)

俺(これまで辛い事や悲しい事が色々あったけど、彼女と出会えた今だけはこの学園に来てよかったと思えるかもしれない)


霧切の好感度が8に上昇した
霧切のフラグを入手した
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 12:07:15.05 ID:LcByt09j0
江ノ島部屋

江ノ島「俺君と霧切さん、一緒にお風呂入ってたよ?アレ許して良いの!?///」

モノクマ「え?別に良いんじゃない?霧切さんの言う通り校則で縛ってた訳じゃ無いし、不純異性交友もコロシアイの動機になりそうだから禁じても無いし」

江ノ島「で、でもさ…///」

モノクマ「あー、さてはお姉ちゃん。あいつの記憶が無くなってる間にあわよくば奪い取ろうと考えてたろ?」

江ノ島「……え?べ、別に…そんな事…///」

モノクマ「返事が3秒遅い!120%くらいはそんな事考えてただろ!」

江ノ島「うっ…ご、ごめんなさい…」

モノクマ「はーあ、でも男性経験は愚か恋愛経験すら皆無の残姉ちゃんにそんな狡い真似出来る訳無いじゃん」

江ノ島「だ、男性経験って…///」

モノクマ「恋愛は押して押して押しまくらなきゃ!隠れて待っててもイベントは勝手に起こってくんねーぞ!?」

江ノ島「でも…良いの?…だって…」

モノクマ「はぁ?もしかしてあたしの心配してる?馬鹿じゃないの?」

江ノ島「え…」

モノクマ「あたしはそんな目先の恋愛を愉しんでる訳じゃ無い。もっと高い所から待って楽しんでるの///」

モノクマ「そう、まるで地下世界の魔王の城で勇者を待ち受ける大魔王のように///」

江ノ島「あはは…」

モノクマ「でもあいつ、寄り道ばっかして他のモブとばっかイベント起こして牛歩過ぎんだよね」

モノクマ「だからお姉ちゃんもあたしが命令するまでもう余計な事しないでよね。下手に霧切を挑発すんのも禁止」

モノクマ「あいつもあいつで、意外とかなり負けず嫌いな所あるからさ。下手したらお姉ちゃんの事処分しなきゃいけなくなるし」

江ノ島「うん。分かった…」

モノクマ「とりあえず最初のアプローチとしては大和田の死はかなりの絶望感を味わって成長してくれたからさ」

モノクマ「早く上がって来ないかな頂に。その時に霧切が妊娠してたりしたらむしろ好都合なんだけどね。うぷぷぷ」

江ノ島「…。」

江ノ島(そうなったら羨ましいな…。霧切さん……)
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 12:14:45.20 ID:LcByt09j0
朝日奈部屋

苗木「どうしたの朝日奈さん?今日、調子悪いって…」

朝日奈「うん。ちょっと何か胸の辺りが変でさ…」

苗木「胸の辺り?何か病気かな?…」

苗木「参ったな。風邪とかなら保健室に薬があるだろうけど、何か大きな病気だったら今は手術とか出来ないからマズイ事になるかもしれない…」

朝日奈「いや、私って風邪引いても1日以上長引いた事無いくらいだから健康に関しては大丈夫だと思うんだけど…」

苗木「そうなんだ?…」

朝日奈「苗木、ちょっとジッとしててくれる?…」スタスタ

苗木「えっ?…」

朝日奈「…。」ギュウッ

苗木「ええっ!?あ、朝日奈さん?…///」ドキッドキッドキッ...

朝日奈「……あれ?何とも無いな」スッ

苗木「ど、どう言う事?…///」

朝日奈「苗木、手出して」

苗木「う、うん…」

苗木手「朝日奈手「」」ソッ

苗木「あ…え?…」

朝日奈「あれ?〜何とも無いや?」

朝日奈「治った!やっぱあたし直ぐ治ったんだ!」

苗木(ど、どう言う事なんだ?…///)
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 12:41:10.39 ID:LcByt09j0
大浴場

霧切「俺君、さっき私に俺君と同じ結論に辿り着いてるかも…って言ってたわね?」

俺「ああ…」

霧切「俺君は自分の才能の記憶が無い…。そして私も、同じように自分の才能とこの学園に来た理由の両方の記憶が無い…」

霧切「要は私達は黒幕に身体を弄られた…と俺君も考えているのね…」

俺「うん…。ただ弄られたタイミングが分からない…」

霧切「タイミング?」

俺「普通に考えれば、あの門を潜ってこの校舎に足を踏み入れた瞬間…しか無いんだけど…」

俺「俺はよく夢を見る…。霧切さんと同じ手袋をした子と話してる夢を…」チラッ

霧切「…。」

霧切手「黒の手袋「」」

俺(…てか大浴場にも手袋してくるんだ)

俺「アレ、やっぱり霧切さんなんじゃ無いかなって…」

霧切「それが夢なんじゃ無くて、本当に体験した事なのかもしれない…と考えてるのね…」

俺「ああ。夢とリアルをごっちゃにするのは良く無いとは思ってるんだけど…」

霧切「…いいえ、私達が身体を弄られて記憶を奪われているのだとしたら全ての可能性を考えるべきだわ」

俺「全ての可能性か…」

霧切「…。」

霧切「ちなみに俺君」

俺「うん?」

霧切「もし俺君の言う通り、私達に面識があったとして…どう言う関係だった可能性が高いと思う?」

俺「どうって…」

俺(夢の中でも俺が死ぬ気で助けてたり、俺の為に泣いてくれてたり……ただの仲間って訳でも無さそうだけど…)


1夢で見た場所が場所だけに何か事件に挑む相棒?…
2大事にしてたから、恋人かな?…
3相棒で有り、恋人でもあったと思う!


安価下
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/26(土) 13:13:28.80 ID:J1onb0eBO
1
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 14:23:27.33 ID:LcByt09j0
undefined
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 14:24:24.64 ID:LcByt09j0
大浴場

俺「夢で見た場所が場所だけに何か事件に挑む相棒?…」

霧切「相棒って言うと、シャーロックホームズとワトソンのような関係かしら?」

俺「えっ?…」

霧切「いえ、私と俺君の場合はどっちもホームズになるのかしら?」

霧切「フッ、まぁどちらでも良いわね」

俺「あ、ああ…。ここから出れるなら何でも良いかな…」

霧切「そうね…。そう言えば俺君は記憶について、何か思い出した事は無いの?」

俺「思い出した事と言うか、俺の能力の事が少し分かった気がするんだ…」

霧切「俺君の能力?…」

俺「大和田君の時にそうだったんだけど、目を瞑って考え事をしていたら、朝日奈さんの死のビジョンが見えたんだ…」

霧切「どう言う事?…」

俺「俺にもよく分からない…。でも、教室のロッカーに叩きつけられ
た朝日奈さんが、バットで頭をかち割られた映像が思い浮かんだ…」

俺「夢でも見たのかとビックリして飛び起きて、胸騒ぎがしたから教室中を駆け回った」

俺「そしたらちょうど朝日奈さんが大和田君に殴られる瞬間に割り込めた…」

霧切「だから俺君はあんな深夜なのにその現場に立ち会えたと言う事ね」

俺「ああ…。結局、代わりに俺がぶん殴られて死のビジョンで見た時の朝日奈さんと同じ状況になったけど舞園さんとジェノサイダー翔が来てくれたお陰で殺人は防げたんだ」

霧切「そう言う事だったの…」
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 14:25:24.45 ID:LcByt09j0
大浴場

霧切「舞園さんとジェノサイダーはどうして来れたの?」

俺「それは俺には分からない。そこの事情は詳しくは聞いてないから…でもジェノサイダー翔とは直前まで居たから、未だ来れたのは分かる」

俺「舞園さんは何だったんだろう?…」

霧切「…。」

霧切「とりあえず分かる事は、俺君の見た死の能力はきっと正しいわね」

霧切「俺君が来なければ、殴られて身動きの取れなくなった朝日奈さんは間違い無く死んでいたでしょうから…」

俺「じゃあ俺の超高校級の能力は死人の未来が見えるとかそんな感じの…」

霧切「人の命を助ける為の能力じゃない?」

俺「じゃあ俺には人を助ける為の才能があったって事?…」

霧切「フッ、自分の命を懸けてまで他者を助けようとする俺君には相応しいじゃない」

霧切「普通の人に出来る事では無いわ」

俺「そう…かな?…//」

霧切「でもその力の事は……」

俺「ん?…」

霧切「……いえ、何でも無いわ」

俺「そっか」

霧切(……彼と私を相棒と思っている。なら、余計なお節介で深入りし過ぎるのも良く無いわね)
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 14:51:08.24 ID:LcByt09j0
大浴場

霧切「俺君は何か気になった事は無いの?」

俺「俺の?」

霧切「ええ。出来るだけ情報や私の考えを共有しておきたいわ」

俺「情報か…。何かあるかな…?」

霧切「現状無いのならそれでも構わないけれど…」

俺「そう言えば今日、大神さんと話す機会があったんだけど…」

霧切「大神さん?」

俺「うん。何か自分は後々居なくなるみたいな話し方でさ…」

俺「もし自分が死んでしまった時は朝日奈さんを頼む…みたいに言われて…」

霧切「…。」

俺「勿論、直ぐ反対したんだけど…」

霧切「…私が不二咲さんに頼んだアルターエゴの改造」

霧切「もしアルターエゴの出した解答が20%を超えるようなら、注意した方が良いかもしれないわね」

俺「ええっ?でもアレって…」

霧切「あくまで可能性の一つよ。内通者は一人とも限らないとも言ったでしょ?」

俺(大神さんのあの言葉の意味って、そう言う意味だったのか?…)

俺(確かに、あの大神さんが殺される可能性があるとしたら黒幕くらいしか考えられないけど…)

霧切「そろそろ限界ね。のぼせる前に上がるわ」チャプ

俺「あ…うん…」

霧切「俺君はもう少し浸かって行くの?」

俺「うん。俺は後から上がるよ」

俺(そうしないと霧切さんの着替えてる所見ちゃうし…)

霧切「そう。じゃあ先に上がってるわね」スタスタ

扉「」ガラッ

俺「…。」

俺(何か霧切さん、いつもと違う感じがしたな…。妙に優しいと言うか、生き急いでると言うか…)

俺(いや、気のせいだよな…)

俺「20分後くらいに俺も上がるか…」


コンマ下二桁
71以上上がって着替えてたら、今度はサウナに入っていた舞園とバッタリ会った
70以下そのままその日は寝た

安価下
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/26(土) 15:07:41.59 ID:L2Yr9PT9O
フフン!
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 15:47:54.87 ID:LcByt09j0
コンマ59
翌日
食堂

俺「ふあぁ〜おはよう」スタスタ

舞園「おはようございます俺君」

苗木「おはよう」

朝日奈「あ…お、おはよう俺…」フイッ

俺「朝日奈さん、もう良くなったんだ」

朝日奈「あ…う、うん…//」ドクンッドクンッ

朝日奈(あれえ?治ったと思ったのに、俺が来てからまた…やだな…//)

セレス「おはようございます俺君」

俺「あ、セレスさんが朝早い?」

セレス「ええ。偶には俺君の淹れてくれたミルクティーが飲みたいと思いまして」

俺「別にそんな朝早く起きて来なくても、言ってくれたらいつでも淹れてあげるのに」

セレス「そんな事ありませんわ。俺君は人気者ですから、こうやって朝早くから予約しておきませんと」ニコッ

俺「いや、そんな事ないって…」

舞園「……。」ジイッ...

俺「と言うか、全然喋らなかったから気づかなかったけど石丸君もちゃんと居るじゃん…」チラッ

石丸「……。」

俺「石丸君?…」

大神「朝、目が覚めてもこんな様子だ…」

俺「ええ…」

俺(あの煩かった石丸君が…大和田君が死んだからか…)

大神「昨日も全く何も食べておらぬようだし、このままでは何れ衰弱死してしまうだろう…」

俺「殺人でも無く、お仕置きでも無いのに死なれるのはマズイな…」

不二咲「俺君、提案があるんだけど…」

俺「うん?」

不二咲「アレなら、もしかしたら石丸君の事を治せるかもしれないんだ。テストしてみない?…」

俺「アレ?どうやって?…」

不二咲「ちょっとした機能があって…」

苗木「機能って、何の話?」

舞園「いえ、私も知りません…」フルフル

俺(未だ朝食会に来てないのはいつも遅い霧切さんと、江ノ島さんと、山田君と腐川さんだけか…)

俺(江ノ島さん居ないなら試してみても良いけど…衰弱死されても困るし…)


1石丸にアルターエゴを試してみる
2…誰が内通者か分からない今は余計な事をしない方が良さそうだ

安価下
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/10/26(土) 16:42:19.61 ID:i+E8E6v1O
1
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 17:30:53.80 ID:LcByt09j0
脱衣所

俺(俺達の声は恐らく石丸君には届かない。だが…)

苗木「こ、これって…」

石丸「大和田君?…」

大和田アルターエゴ「男の重さってのはよ、その男が背負ってるもんなんだぜ。兄弟」

大和田アルターエゴ「オメェなら分かる筈だぞ。まぁ、立ち止まるのは仕方ねえ。精々時間かけて後悔しやがれってんだ」

大和田アルターエゴ「そしたらいつの間にか歩き出している…。人間ってのはそれくらい適当に出来てんだ」

俺(俺達は石丸君にアルターエゴで励ましを行ってみた)

アルターエゴ「ご主人たまが入力した大和田君の情報を基に、僕なりに大和田君をシミュレーションしてみたんだ」

不二咲「どうだった石丸君?…」

石丸「染み込んだぜ…今の言葉が…僕の魂に…」

俺「??」

石丸「うおおおああああっ!!」

苗木「石丸…君?…」

石丸「オレはもう、石丸じゃねえ!オレだオレなんだあああっ!!!」スタスタ

朝日奈「何あれ?…」

俺「まぁ元気になってくれたみたいで良かったよ…」

山田「な、な、な、何ですか!?今の石丸殿は?髪の毛が白色になってましたぞ?」

俺「あ、山田君…」

山田「ん?」

セレス「しかし、アルターエゴですか。こんな物を隠していたなんて」

不二咲「あ…えっと…」チラッ

俺「別に隠すつもりは無かったんだ。ただ、解析が済んでから皆んなにはお披露目するつもりで…」

舞園「解析?…」

俺「このパソコンの中には厳重なロックがかけられてたらしいんだけど、不二咲さんがそのロックを解いて解析する為の人工知能をこのパソコンに入れたんだ」

不二咲「黒幕の目的が分かれば、外へ出る方法も見つかるんじゃ無いかって思って…」

セレス「なるほど。霧切さんもこの事を知っているんですか?」

不二咲「え?うん…」

セレス「あらあら、わたくしは仲間外れで悲しいですわね俺君」

俺「いや、別に仲間外れにした訳じゃ…」

舞園「…。」

キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン...

苗木「あっ、これ…」

モノクマ『あー、皆さん。体育館へ集合して下さい』
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 18:45:45.15 ID:LcByt09j0
体育館

俺(新い階層への解放から1日後、このタイミングは前回と同じだ)

俺(つまり、今回モノクマが俺達を呼び出した理由も…)

モノクマ「百億円〜♪」

大量の札束「「「」」」

腐川「お、お金?…」

モノクマ「今回卒業者が出た場合のプレゼントとしま〜す」

大神「人の命は、金では買えぬ!」

苗木「お前が何をしようと、僕等は仲間同士で殺し合ったりなんかしない!」

モノクマ「うぷぷぷ。お決まりの強がりはもういいよ」

俺「…モノクマ、俺は今度こそ全ての犯罪を止めるぞ」

モノクマ「できるかな?今回は難易度が高いよ?」

俺「難易度が高い?…」

モノクマ「か弱い女子が多く生き残ってしまったせいで、殺すターゲットを狙おうにも返り討ちに遭う可能性が高く皆んな行動に移しにくいだろうから…」

モノクマ「今回はそれぞれの武器防具を48時間限定で各部屋に用意させて頂きました〜!」

苗木「武器と防具?…」

モノクマ「精々清く正しい共同生活を心がけるんだね」ウイ-ン

大量の札束「」

葉隠「あ、ああぁぁ…」涎ダラッ

腐川「だ、誰かお金に困ってる人が居るんじゃなあい?」

葉隠「…!♪♪〜」

大神「よせ…。仲間を疑うなど醜い事この上無い…」

腐川「み、醜い!?」

セレス「外の世界への欲望。そんな物抱くから黒幕につけ込まれるのです」

俺「と、とりあえず自分の部屋にそれぞれ用意されたって言う武器防具ってのを見に行ってみようか…」
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 19:14:31.95 ID:LcByt09j0
俺部屋

俺「俺の部屋にも何か置かれてる?…」スタスタ

机「重そうなチョッキ「」」

俺「これ、防弾チョッキか?…」スッ

俺「て事は普通に考えると、女子には銃が配られてるからこれから48時間はこれ着て歩けって?…」

俺「…。」

俺(皆んな、仲間を信じ始めてるのにこれ着て歩いてたら君を疑ってるって遠回しに言うようなもんじゃないか…)

俺(…結局、そいつの言葉は上辺だけだったと)

俺「やってくれる…」グッ

扉「」コンコンッ

俺「…!だ、誰?…」

腐川「あ、あたし…だけど…」

俺「腐川さん?…」

扉「」ガチャッ

俺「どうしたの?…」

腐川「こ、これ…あげる…」スッ

俺「えっ?…」

ピストル「」

俺「うわっ!?」

腐川「部屋の机に置いてあって…」

俺「でもこれ、さっきモノクマが言ってた感じじゃ腐川さんのだろ?」

腐川「こ、こんな物使ったら、撃った相手が死んじゃうじゃない…。要らないわよ…」

俺「でも女子は皆んな持ってるし、腐川さんも一応護身用に…」

腐川「い、要らないわよ…。あたしにとって、アンタが希望だから…アンタが生き残らないと意味が無いのよ…///」

俺「腐川さん…」

腐川「いいから受け取っておきなさい…」

俺「…。」

俺「そうか…。その手が…」

腐川「え?…」

俺「皆んなに配られた武器防具を一箇所に集めておくように朝食会で言えば仲間内の疑心暗鬼も少しは…」

俺(だけど、もし反対する人が一人でもいれば?そうなったら却って魔女狩りみたいに…)


1それでも提案してみる
2…余計な事はしないでおこう

安価下
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/26(土) 19:34:05.36 ID:aDKQ5RgRO
1
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 20:32:33.75 ID:LcByt09j0
翌日
食堂

俺(皆んなに武器防具が配られた当日にはコロシアイは起きなかった)

俺(もし既に殺人を計画してる人が居たとしても、皆んなそれぞれ何の武器を配られているのかお互いに知らない)

俺(流石に初日に行動を起こすのはリスキーだと考えたらしい。だから俺は先手を打って…)

俺「皆んながさ、配られた武器防具を1日だけ何処かに集めてしまわない?」

俺「そうしたら、他の人への恐怖も減ると思うしさ…勿論強制はしないけど…」

苗木「う、うん。ボクもその案良いと思う」

不二咲「2人が良いなら、僕も構わないけど…」

山田「拙者も構いませんが…」

俺(分かってる。問題は殺意が無くても、いざとなった時用の自衛手段とも言える女子達だ…)

大神「…誰でも殺せる武器があるから仲間同士で疑い合う事になる。我は構わぬぞ」

朝日奈「あ、あたしも良いかな…」

俺「大神さん、朝日奈さん…」

江ノ島「あたしも良いよ。何かこれ持ってても変な空気になるだけだし…」

俺「江ノ島さんも…」

俺(あれ?江ノ島さんも…良いんだ?…いや、目的が殺しの誘発なら要らないのか…。殺害しても学級裁判で吊られてしまうし…)

霧切「私も構わないわ」

俺「霧切さん…」

俺(皆んな信じてくれてる。この殺しの道具は俺達必要無い…そう思っていたが…)

舞園「私も───」

セレス「わたくしは自分で持っていますわ」

俺「セレスさん…」

セレス「別に皆さんを信じられないと言う訳ではありませんが、わたくしはこの中でもかなり非力な方です。万が一の自衛の手段を失いたくはありませんから」

俺(…一人が反対票を出すと後は総崩れだった…)

葉隠「オ、オレもまぁ武器じゃねえし別に良いだろ…」

石丸「どうしてオレの物をお前に渡さなけりゃならない!」

舞園「……すみません。私も持っておきます」

俺(結局、俺達は先に賛成票として入れた人の銃と防弾チョッキを集めて最初に言い出した俺が代表して脱衣所の一つのロッカーにぶち込んで人数分フェイクとして鍵を抜き、そして俺以外の人達に鍵を配った)

俺(フェイク用の鍵じゃ無く、集められたロッカーの真の鍵を持っているのは苗木君なのは配った時に確認できた)
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 21:04:29.32 ID:LcByt09j0
廊下

俺(結局、預けた組みは損を見て深層心理に恐怖と言う感情が残り大半が食堂か自分の部屋で過ごしていた)

俺(まさか舞園さんまで預けてくれないのは驚いたけど…いや、考えてみれば彼女も普通の女の子なんだし仕方無いよな…)

霧切「俺君、ちょっと来て貰っても良い?」

俺「うん?…」



脱衣所

山田「さーせんさーせんさーせん」ガスガスガスッ

霧切「…。」

俺「や、山田君?どうしたの?…」

俺(何か江ノ島さん以外の女子達と不二咲さんが居るけど覗きでもしたのか?…いや、でも不二咲さんは…)

山田「お、俺殿助けて下され〜」

俺「何したの?…」

霧切「私は聞いているだけよ。夜中、勝手にアルターエゴを使っていた理由を」

俺「勝手に使ってた?…」

山田「ぼ、僕はただお話しをしてただけです〜…//」

山田「彼女は僕の趣味丸出しの話にも引かず…初めてだったんですぅ〜…普通の女の子とあんな風に話せたのってえ〜」

朝日奈「普通の女の子…じゃ無いけどね…」

セレス「アレはただの人工知能です。貴方の話に興味を抱いたのであって、貴方に興味を抱いたのでは無いのです」

舞園「と言うか、そもそも不二咲さん女の子じゃ無くて男の子ですけど…」

山田「そんなの分かってる!分かってるけどぉ〜…」

不二咲「山田君、僕が山田君の話聞くんじゃ駄目なの?…」

山田「だって不二咲千尋殿は僕の話を聞いても、ちっとも興味を持たないじゃありませんかぁ〜」

不二咲「ご、ごめんなさぃ…」

俺(リアルに居る本物より、PCの中に居る偽物の方が良い人とか居るんだ…)

サウナ扉「」ガチャッ

石丸「サウナだ!」スタスタ
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 21:22:47.15 ID:LcByt09j0
脱衣所

朝日奈「ひゃっ!?///」手「」サッ

俺「石丸君サウナ入ってたんだ?…」

石丸「石丸ってのはどこのどいつだ!?オレはオレだっつってんだろうが!」

俺「は?…」

石丸「おいこらテメェ等!さっきから聞いてりゃ勝手な事ばっかり言いやがって!」

石丸「兄弟はオレの物だ!」

山田「いいや、ボクと彼女は愛で結ばれる運命なのです!」

不二咲「あのぉ…ボク男…」

霧切「いい加減にして」

霧切「これは不二咲君が作ってくれた黒幕に繋がる唯一の手掛かり、これからは不二咲君以外が勝手に脱衣所に入るのは禁止よ」

俺(…久々に怒った霧切さん見たな。相変わらず怖い)



食堂

俺「フゥ…。何か色々あったけど、あと18時間か…」ガラッ

時計「」

俺(このまま食堂に居たら白昼堂々と殺人をする人は流石に居ないだろ)

俺(夜時間になったら、部屋に戻って朝を迎える…。そうしたら俺はまぁ生き延びられる筈…)

俺「…あれ?」

俺(いや、違うだろ。俺のしたい事は俺が生き残る事じゃ無い筈…)

俺(仲間達で疑心暗鬼になり、殺し合いが発生するのを未然に防ぐ事…)

俺(駄目だ…。今回は拳銃と言う一撃必殺の武器があるせいで、思考にノイズが入ってきやがる…)ガシガシ...

俺(今、俺がやらなきゃいけない事は…)

セレス「俺君」

俺「あ…セレスさん…?」

セレス「約束していたミルクティーを淹れて下さる?動機の発表など色々ありましたので、結局淹れて貰えませんでしたから」

俺「あ、ああ。別に良いけど…?」

舞園「…。」スタスタ

俺「あ、舞園さんの分も一緒にミルクティー淹れようか?」

舞園「え?あ…私は大丈夫です…」

俺「ん、そっか」スタスタ

舞園「…。」
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/26(土) 21:38:57.52 ID:LcByt09j0
食堂

ズズ...

セレス「あら?腕を上げられました?」

俺「良くなってる?」

セレス「ええ。この前作って頂いた時よりもミルクの量が調整されてますわ」

俺「あ、流石…ちゃんと分かるんだ。食事当番の時にちょこちょこ練習してて」

俺「セレスさんにいつか100点貰ってみたくてさ//」

セレス「フッ、努力家なんですね俺君は」

俺「いや、努力家と言うかこの閉鎖空間に居ると何か目標持って生きていかないと直ぐ堕落してしまいそうで…」

セレス「確かに、ここは外の世界と違ってある部分に目を瞑れば駆け引きをする必要も、勉強も、何もする必要がありませんからね」

俺「うん…」

俺(そのある部分って言うのが大き過ぎる代償だけど…)

セレス「俺君、ミルクティーを淹れてくれたお礼です。娯楽室でビリヤード勝負をさせて頂けませんか?」

俺「ビリヤード?…」

セレス「ええ。わたくしビリヤードも得意ですのよ」

俺「…。」

俺(普通なら乗る所だけど…)

セレス「それとも、怖いですか?これが」スッ銃「」

俺「えっと…」

俺(そう、セレスさんは俺を即死させれる武器を持っている)

舞園「なら私も行きます」ガタッ

セレス「舞園さん?…」

舞園「私も行くなら大丈夫ですよね俺君」

俺「あ、ああ…」

俺(そうだ。舞園さんも結局銃は…)

セレス「フッ……構いませんわ。では3人で行きましょうか」

俺「う、うん…」

舞園(俺君はやらせない…。セレスさんの野望は私が止める…)グッ



俺(その後、眼光鋭い舞園さんに見守られる中、俺はセレスさんに1ゲームも取れずボコボコに負け続けた…)
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 02:55:25.74 ID:DW0O/W1x0
廊下

俺(もう直夜時間か。後は部屋でゆっくりして…)

不二咲「俺君、ちょっと良いかな?」

俺「ん?」



脱衣所

霧切達「「「「…。」」」」

俺「あれ?皆んな集まってどうしたの?」

俺(そこにはアルターエゴの事を知らない葉隠君、腐川さん、江ノ島さん以外が揃っていた)

霧切「パソコンが無くなったのよ」

俺「え?あっ…」

ロッカー「」

山田「石丸清多夏殿!君が彼女を連れ去った犯人だろ!」

石丸「ああん!?超高校級の風紀委員のオレが犯人な訳ねえだろ!」

大神「やめぬか…」

霧切「犯人はその2人じゃ無いわ。アルターエゴには彼等が来たら叫び声を上げるように指示していたもの」

舞園「それじゃあいったい誰がアルターエゴを隠したんですか?…」

セレス「アルターエゴの事を知っているのはここに居るメンバーだけ。つまり…」

俺「まさか、この中に裏切り者がいる?…」

舞園「えっ…」

セレス「それしか考えられませんわね」

俺(ここに江ノ島さんが居るなら未だ分かるけど、彼女はアルターエゴの事を知らない…)

俺(なら、いったい誰が…?)

舞園「…。」

キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン...

モノクマ『え〜校内放送です。間も無く午後10時になります』

俺(結局、夜時間になったのでその場は解散…と言う事になったが…)

霧切「…。」スッ

俺ポケット「」ゴソゴソ...

霧切「部屋に着いたら監視カメラに映らないように見て」俺耳元「」

俺「え?…」

俺(何だ?ポケットに何かを捩じ込まれた…?)
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 03:20:46.85 ID:DW0O/W1x0
俺部屋

俺(何だこれ?…)

俺(俺は布団の中で霧切さんに渡されたメモを見ていた)

「2階男子トイレの奥の用具置場。その奥にマップには載っていない秘密の部屋を見つけた」

俺(隠し部屋?そんなのあるのか?…)

俺(でも、流石に今それを見に行く訳にはいかないよな…)

俺(…あのメンバーの中に裏切り者が居るなら今夜動くのは危険過ぎる)

俺(俺自身が身を守る防弾チョッキを自ら一箇所に集めちゃったから、今の俺には身を守る術が無い…)

俺(動くのなら明日の朝、皆んなの武器防具が返却になってからだな…)

ピンポ-ン...

俺「ん?…誰だこの時間に?…」

舞園『あの、舞園です…』

俺「舞園さん?…」

俺(待てよ。彼女は銃を所持してる組の人間だ…)

俺(もし今部屋に招いて、撃たれて殺されでもしたら鍵を奪われて証拠も残らない完全犯罪が達成する…)ゴクリ...

俺(しかし舞園さんが…)


舞園『私、この学園に来て一つだけ良かった事があります。俺君と出会えた事です///』

舞園『俺君、今日は一緒に寝てくれませんか?…///』


俺(…いや、舞園さんに限って有り得ない)

俺(彼女なら俺を殺そうと思えば殺す機会なんて幾らでもあった筈…。そもそもこうやって、疑う事こそ有り得ないだろ…)

扉「」ガチャッ

俺「ごめん舞園さん。ちょっと出るの遅れちゃっ…て?」

舞園手「人差し指」

舞園「バーン」

俺「え?…」

舞園「もしかして、撃たれると思いました?」

俺「い、いや…舞園さんに限ってそれは無いと信じてるよ…」

舞園「フフッ、そうですよね。ごめんなさい。もし俺君がそう思ってたのなら、この扉も開けて無いだろうし…」

俺「でもどうしたの?…」

舞園「あの…俺君。きょ、今日も一緒に寝ても良いですか?…///」

俺「えっ?…///」

舞園「駄目…ですか?…///」

俺「あっ、いや構わない!全然構わない!けど…///」

舞園「良かった」ニコッ
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 04:01:21.10 ID:DW0O/W1x0
俺部屋

俺「どうしたの舞園さん?今日は…」

舞園「俺君、気付いてませんか?…」

俺「気付くって何が?…」

舞園「大和田君が死んだ3日前から、日に日に顔色が悪くなってますよ?…」

俺「え?…」

舞園「…俺君、あの日からちゃんと寝れてないんですよね?」

俺「あ、いや……」

舞園「フッ、目が泳いでますよ」

俺「…。」

俺(舞園さんの言う通りだ…。俺はあの日以来、これ以上の仲間の死を防ごうといつも眠りは浅い所にしか置いておらずに頻繁に起きて寝て起きて寝てを繰り返していた…)

俺(俺には仲間の死のビジョンが見えるから、いつでもそれを察知できるように…)

舞園「俺君がコロシアイを止めようと、色々頑張っているのは知ってます…」

舞園「でも…。だけど…」 バッ

俺「あっ…」

舞園「俺君は一人で背負い過ぎです…。このままじゃ俺君が壊れてしまいます…」ギュウッ

俺「舞園さん。俺は別に…」

舞園「俺君は私にとっての唯一の希望なんです…。もしこのまま俺君が頑張り続けていつか壊れたら、きっと私も壊れてしまいます…。だから…」ギュウッ

俺「舞園さん…」

舞園「今日は休んでくれませんか?俺君の事は必ず私が守りますから」ギュウッ

俺「……。」

俺(数日前、俺はここで恐怖によっておかしくなりそうだった舞園さんを休ませる為に彼女と寝た…)

俺(それが、たった数日で気遣われるのが逆になるなんてな…)

俺「分かった。お言葉に甘えて今日はゆっくり寝るよ」

舞園「はい」ニコッ
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 04:20:31.51 ID:DW0O/W1x0
俺部屋

舞園「俺君、そっち向いて寝ちゃうんですか?…」

俺「え?う、うん…//」

舞園「こっち向いて下さいよ」

俺「いや、だって…//」

舞園「それ!」手「」ズボッ

俺「あ…」ゴロッ

舞園「ふふっ、こっち向きましたね//」ニコッ

俺「……///」

舞園「えいっ!///」

俺「あっ!?ま、舞園さん!?」舞園胸「」

舞園「知ってますか?抱き枕に抱きついて寝ると、いつもより深く寝れるみたいですよ?//」

俺「舞園さんを抱き枕にしろって事?…//」

舞園「はい。今日の私は超高校級の俺君の抱き枕です///」

俺「超高校級のアイドル辞めたんだ?…///」

舞園「辞めてはいませんよ。ただ今はこうしたいのが本音で…///」

俺「舞園さん…」

舞園「今日は安心して寝て下さいね//」ギュウッ

俺「ッ…///」

俺(女の子特有の匂いがする…)

俺(最初こそ、俺は恥ずかしい気持ちがあったが…舞園さんの胸からは何か懐かしいような…)

俺(まるで俺が幼い頃に死んだ母のような感じがして、気が付けば数日振りに爆睡していた…)

俺「ZZZ…」

舞園(もう爆睡してる…。そんなに疲れてたんだ…)

舞園(こんな環境でコロシアイを防ごうって考えたら、色々重圧とか凄いんだろうな…)

舞園(私なんて自分の事だけで精一杯だったのに…。やっぱり俺君は凄い…)

舞園「…。」

舞園(ごめんなさい。俺君…)



モニター室

???「へぇ、これはこれは面白い事になって来た」

???「俺君はどれくらい絶望してくれるかな?///」
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 04:43:15.48 ID:DW0O/W1x0
俺部屋

俺(俺はだいぶ爆睡していたらしい…。朝、モノクマのアナウンスで起きると既に舞園さんの姿は無く書き置きがしてあった)

「少し早目に部屋に戻ってシャワーを浴びてきますね」

俺「くっついて寝たから汗かいちゃったのかな…?」

俺(まぁとりあえず先に食堂に向かうか…)

俺(食堂に来ていたのは俺と苗木君と朝日奈さんと大神さんと不二咲さんの5人だけだった…)

朝日奈「何か今日、皆んなだいぶ遅くない?…」

不二咲「そうだねぇ…。舞園さんと石丸君なんかこれまで朝食会一度も遅刻した事無かったのに…」

俺(舞園さん、メモには部屋に戻ってシャワーを浴びるって書いてたけど…)

俺(でも石丸君は何だろう?それに他の人達も…)

大神「何かあったのやもしれぬな…」

俺「ちょ、ちょっと探しに行こう…」

苗木「僕、寄宿舎の皆んなの部屋回ってみるよ!」

俺「じゃあ俺達は校舎の方を手分けして探そう!」

朝日奈「う、うん!」

俺(武器防具の返却まで残り2時間しか無いのに…いや、まさか…)ゴクリ...



3階娯楽室前

俺(俺の予想は、悪い時はよく当たる…)

俺(…しかも、今回の場合は…言うなれば最悪だ)

モノクマ『ピンポンパポ-ン。死体が発見されました。一定の捜査時間の後、学級裁判を開きます』

朝日奈「う、嘘…」

大神「…。」

俺「…。」ドサッ

俺(色々分かって来て、これから…だったって言うのに……)ドクンッ

『俺君。ここまで言えば分かるわね?』『ほら、また私の言った通りだわ』クスクス

俺「そんな…どうして……」

霧切「」ドクドク...

俺「あぁあぁぁぁっ!!」

俺(どうして彼女が…霧切さんが殺されてるんだ……)




巻き戻し制限
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 04:43:55.49 ID:DW0O/W1x0
巻き戻し制限
巻き戻し権利を@1

1使用する
2このまま行く

安価下
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/10/27(日) 06:09:24.86 ID:ksYG3rCqO
2
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 07:23:59.06 ID:IP6w9F3RO
普通に1やろ
これまでの巻き戻し無駄になる
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 08:24:47.98 ID:GE04ucDxo
1
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 08:38:28.67 ID:DW0O/W1x0
反対票の方が多いので多数決にして巻き戻します
巻き戻し権利を使用します
指定があった場所から再開(それまでに質問あれば答えます)
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 09:12:02.30 ID:6bpi5EhkO
事件阻止するにはどこに戻ってどうすればいい?
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 09:44:51.10 ID:HFcem4UO0
>>526
事件は起きますが、阻止したいなら499で2で霧切じゃ無く俺が狙われる方へ持っていけて確定で事件Aに介入できます(3だとどっちが囮するかで相談等応用出来て死亡率下がったりもしますが、ほぼ霧切単独ルートとなり今度は5章での舞園の死亡可能性がかなり上がります
1でも行けますが次の30%のコンマ成功してもう2つあるコンマも成功していないと霧切が確実に死亡しまいます
武器防具も集めない方が俺負傷または他のキャラがだいぶ死ににくくなる(ただし集めた場合は苗木不二咲山田江ノ島朝日奈大神の好感度が上がります)
事件Bの石丸山田問題は石丸にアルターエゴを見せなければ山田と対立し無いが石丸は好感度依存コンマ次第で勝手に死亡してしまいます(死亡しなかった場合は解析後に石田になり山田とも良い感じになる)
見せた場合は舞園の動き次第(俺と霧切で事件Aを対応(俺と霧切で解決出来なければ舞園は強制的にこっちに来てしまい止められない)
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 11:34:07.56 ID:vLJqoQhGO
499
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 12:03:08.61 ID:HFcem4UO0
499から
大浴場

霧切「俺君、さっき私に俺君と同じ結論に辿り着いてるかも…って言ってたわね?」

俺「ああ…」

霧切「俺君は自分の才能の記憶が無い…。そして私も、同じように自分の才能とこの学園に来た理由の両方の記憶が無い…」

霧切「要は私達は黒幕に身体を弄られた…と俺君も考えているのね…」

俺「うん…。ただ弄られたタイミングが分からない…」

霧切「タイミング?」

俺「普通に考えれば、あの門を潜ってこの校舎に足を踏み入れた瞬間…しか無いんだけど…」

俺「俺はよく夢を見る…。霧切さんと同じ手袋をした子と話してる夢を…」チラッ

霧切「…。」

霧切手「黒の手袋「」」

俺(…てか大浴場にも手袋してくるんだ)

俺「アレ、やっぱり霧切さんなんじゃ無いかなって…」

霧切「それが夢なんじゃ無くて、本当に体験した事なのかもしれない…と考えてるのね…」

俺「ああ。夢とリアルをごっちゃにするのは良く無いとは思ってるんだけど…」

霧切「…いいえ、私達が身体を弄られて記憶を奪われているのだとしたら全ての可能性を考えるべきだわ」

俺「全ての可能性か…」

霧切「…。」

霧切「ちなみに俺君」

俺「うん?」

霧切「もし俺君の言う通り、私達に面識があったとして…どう言う関係だった可能性が高いと思う?」

俺「どうって…」

俺(夢の中でも俺が死ぬ気で助けてたり、俺の為に泣いてくれてたり……ただの仲間って訳でも無さそうだけど…)


1夢で見た場所が場所だけに何か事件に挑む相棒?…
2大事にしてたから、恋人かな?…
3相棒で有り、恋人でもあったと思う!


安価下
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 12:18:22.15 ID:vLJqoQhGO
2
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 12:38:38.79 ID:HFcem4UO0
大浴場

俺「大事にしてたから、恋人かな?…」

霧切「恋人?私と、俺君が?…」

俺「あ、いや…ごめん。一応夢の話だからさ…。そりゃ、俺なんかと霧切さんじゃ釣り合わないよな…」

霧切「…フッ」

俺「??」

霧切「いいえ。そうじゃないわ」

俺「そうじゃ無い?…」

霧切「私は…ここで出会ったばかりの他人の為に、自分の命を懸けてでも助けようと必死になれる貴方の事は素敵な人だとは思ってる…」

俺「えっ?…///」

霧切「…でも問題は俺君の方じゃ無い。私自身が恋人を作る事に驚いただけよ」

俺「何言ってんの?霧切さんはとても魅力的で可愛い女の子じゃないか」

霧切「え?あ、ありがとう…///」カアッ...

俺「あ、いや…///」

俺(マズイ。こんな混浴してる時に何言ってんだ俺…。意識したら気まずくなるだけだろ…)

霧切「でも私の場合、意味が違うの…」

俺「意味が…違う?…」

霧切「俺君の夢の中の私が、そこまで気を許せるような相手を作っている事に驚いただけ」

俺「…それじゃか今、ここに居る霧切さんは違うの?」

霧切「ええ。違うわ…」

俺「…。」

霧切「俺君には前にも言ったけど、私は普通の人とは違う…」

霧切黒手袋「」スッ

霧切「皆んなとも、距離を取りたくて取っている訳じゃ無い…。ポーカーフェイスをしたくてしている訳じゃ無い…」

霧切「ただ過去と同じ過ちを2度と繰り返したく無いから、そうなってしまっただけ…」

俺「霧切さん…」

霧切「だから私には…そんな簡単に恋人なんかを作るような資格とかは無いの…」

霧切「俺君の夢の中の私と同じじゃ無くて、ごめんなさいね…」

俺「…。」

俺(今、霧切さんの本心を…初めて詳しく教えてくれたような気がする…)


1(霧切さんの言っている事は俺にはよく分からない…。だけど、弱い所だってちゃんとある…。ちゃんと、普通の女の子なんだって思えた…)
2……でも、それは違うよ。大事なのって、資格とかじゃ無いと思う。俺は霧切さんの笑ってる顔や怒ってる顔、照れてる所とかもっと君の事を知りたいよ


安価下
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/10/27(日) 13:17:56.49 ID:vpVp6Im50
2
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 13:40:01.85 ID:HFcem4UO0
大浴場

俺「……でも、それは違うよ」

霧切「違う?…」

俺「人と接する事に大事なのって、資格とかじゃ無いと思う…」

俺「だって俺は霧切さんの笑ってる顔や怒ってる顔、照れてる所とかもっと君の事を知りたいよ」

霧切「え…」

俺「そう言う所を誰にも見せられ無いって言うのなら、だったら俺が引き出してやる。君の良い所も悪い所も全て」

俺「俺にだけは何も隠し事が出来ないくらいに」

霧切「…。」

霧切「…俺君。貴方が今言っている言葉の意味。ちゃんと理解してる?」

俺「も、勿論…」

霧切「つまり貴方は今、私にとって特別な人になるって言ってるのよ?」

俺「特別…」

霧切「前にも…いえ、俺君にはもしかしたらその夢の中でも言ってるのかもしれないけど…」

霧切「私はこれの中身を見せる人は生涯で、私の家族になるような人だけだって思ってる…」スッ

霧切黒手袋「」

俺「あ…///」

霧切「本当に私の特別になるの?///」

俺「…ッ///」グッ

俺「男に二言はn────」

俺口「霧切手「」」モガッ

俺「!?」

霧切「いいえ。その返事は今は聞かないでおくわ」

俺(なんで?…)

霧切「今私達はコロシアイ学園生活をしてるの。そう言うの、死亡フラグになるって知らない?…//」

俺「あ、そ、そうだったな…」

霧切「…///」

俺「…///」

俺(マズイ。勢い余って告白紛いな事をしたせいで、更に気まずくなった…)

俺(…でも気まずくなった筈なのに、逆に心は随分と晴れやかになった気がする)
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 13:44:58.32 ID:HFcem4UO0
大浴場

霧切「…///」ドキドキ...

俺「…///」ドキドキ...

俺(マズイ。何も話さないとタオル一枚の霧切さんを意識しちゃって俺の希棒が…)

俺下半身「」ムクムク...

俺(マズイぞ。何か話題何か話題…)

霧切「コホン…。そ、そう言えば俺君は記憶について、何か思い出した事は無いの?//」

俺「えっ?えっと、あぁ思い出した事と言うか、俺の能力の事が少し分かった気がするんだ…//」

俺(…彼女の方から強引に話題を変えてくれた)

霧切「俺君の能力?…」

俺「大和田君の時にそうだったんだけど、目を瞑って考え事をしていたら、朝日奈さんの死のビジョンが見えたんだ…」

霧切「どう言う事?…」

俺「俺にもよく分からない…。でも、教室のロッカーに叩きつけられ
た朝日奈さんが、バットで頭をかち割られた映像が思い浮かんだ…」

俺「夢でも見たのかとビックリして飛び起きて、胸騒ぎがしたから教室中を駆け回った」

俺「そしたらちょうど朝日奈さんが大和田君に殴られる瞬間に割り込めた…」

霧切「だから俺君はあんな深夜なのにその現場に立ち会えたと言う事ね」

俺「ああ…。結局、代わりに俺がぶん殴られて死のビジョンで見た時の朝日奈さんと同じ状況になったけど舞園さんとジェノサイダー翔が来てくれたお陰で殺人は防げたんだ」

霧切「そう言う事だったの…」
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 14:00:18.05 ID:HFcem4UO0
大浴場

霧切「舞園さんとジェノサイダーはどうして来れたの?」

俺「それは俺には分からない。そこの事情は詳しくは聞いてないから…でもジェノサイダー翔とは直前まで居たから、未だ来れたのは分かる」

俺「舞園さんは何だったんだろう?…」

霧切「…。」

霧切「とりあえず分かる事は、俺君の見た死の能力はきっと正しいわね」

霧切「俺君が来なければ、殴られて身動きの取れなくなった朝日奈さんは間違い無く死んでいたでしょうから…」

俺「じゃあ俺の超高校級の能力は死人の未来が見えるとかそんな感じの…」

霧切「人の命を助ける為の能力じゃない?」

俺「じゃあ俺には人を助ける為の才能があったって事?…」

霧切「ええ。間違い無いでしょうね」

俺(俺ってそう言う系の超高校級の才能を持ってるんだ…)

霧切「でも、その力の事は誰にも話さないでおいた方が良いかもしれないわ…」

俺「え?何で?…」

霧切「何でって…もし殺人を考えている人が居たとして、犯人が殺人の計画を立てるとするわね」

俺「う、うん…」

霧切「それでいざ実行しようとしたら、俺君はその力でこれから数分後に殺人が起きるのを先読みして防ぐ為に動くでしょう?」

俺「ああ…。間違い無く行くと思う…」

霧切「なら犯人がこれから殺人の計画を実行する際、一番邪魔になるのは誰になると思う?」

俺「俺…」

霧切「そう、犯人からしたらその厄介な力を持っている俺君が一番邪魔になる…」

霧切「だから俺君から消そうとしてくるのよ」

俺「なるほど…」

霧切「…俺君が私と共に未来を歩みたいって思ってるのなら、そう言う所、気を付けた方が良いわ…//」

俺「う、うん…//」

俺(でも逆に、この手法を使えば犯人に直接俺を狙わせる事も可能なのか…)
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/10/27(日) 14:07:52.79 ID:HFcem4UO0
大浴場

霧切「俺君は何か気になった事は無いの?」

俺「俺の?」

霧切「ええ。出来るだけ情報や私の考えは俺君と共有しておきたいわ」

俺「情報か…。何かあるかな…?」

霧切「現状無さそうなら、それでも構わないけれど…」

俺「そう言えば今日、大神さんと話す機会があったんだけど…」

霧切「大神さん?」

俺「うん。何か自分は後々居なくなるみたいな話し方でさ…」

俺「もし自分が死んでしまった時は朝日奈さんを頼む…みたいに言われて…」

霧切「…。」

俺「勿論、直ぐ反対したんだけど…」

霧切「…私が不二咲さんに頼んだアルターエゴの改造」

霧切「もしアルターエゴの出した解答が20%を超えるようなら、注意した方が良いかもしれないわね」

俺「ええっ?でもアレって…」

霧切「あくまで可能性の一つよ。内通者は一人とも限らないとも言ったでしょ?」

俺(大神さんのあの言葉の意味って、そう言う意味だったのか?…)

俺(確かに、あの大神さんが殺される可能性があるとしたら黒幕くらいしか考えられないけど…)

霧切「フゥ…そろそろ限界ね。のぼせる前に上がるわ」チャプ

俺「あ…うん…」

霧切「俺君はもう少し浸かって行くの?」

俺「うん。俺は後から上がるよ」

俺(そうしないと霧切さんの着替えてる所見ちゃうし…何より俺の希棒が今凄い事になってるし…)

霧切「そう。じゃあ私は先に上がってるわね」スタスタ

俺「…。」

俺「あ、霧切さん!」

霧切「ん?…」チラッ


1あ、いや…。何でも無い…。おやすみ…
2ま、またいつか…一緒にお風呂入りたいなって…//


安価下
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