【RELAY】

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/09/21(土) 22:50:28.83 ID:F5QQaGNN0
"憧れは限界だから

もういらないよ

そこに留まるなんて

勿体ないでしょ"


パワフルプロ野球 2024-2025 主題歌 【RELAY】

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/09/21(土) 22:53:45.51 ID:F5QQaGNN0
マウントに返ってくる白球から伝わる力強さが、その捕手の肩ならば盗塁など許さないと物語っている。

「いっちょやってやろうや」

投手を真っ直ぐ見つめてバシンッ!と、グラブに拳を叩きつけると、不敵に笑ってみせたその捕手から受け取ったのは、白球だけではない。智将として名を馳せることになる彼の知見とリードを受けられるのだ。
相手がどんなバッターでも勝てそうな気がしてくる。

「よろしくお願いします」

しかし、ネクストバッターは"怪物"であった。

「はてさて、どんなもんか……」

いつものようにボヤキながら、しゃがみ込んだ捕手は油断ならない視線を向けてその"怪物"を観察する。
大リーグでの51-51。前人未到の領域に足を踏み入れた"怪物"。51という数字があのレジェンドの背番号と同じなのは果たして偶然か、それとも運命なのか。

「少なくとも、この試合では記録は伸ばせんよ」

捕手のボヤキが聞こえていたのか、"怪物"はポンッとホームベースをバットで1度叩いてから、バッティングフォームへと移る。デカい。もともと高い身長が、鍛え抜かれ、研ぎ澄まされた肉体が、更にひと回り大きくなって立ち塞がる。思わず、捕手はボヤいた。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし……こりゃ、打たれるかもわからんね」
「ご冗談を」

低めか高めか。インコースかアウトコースか。初球はストレートか変化球か。そもそもストライクゾーンに投げて良いものか……少なくとも敬遠はなさそうだ。

「絶対は、絶対にない」

終わることのないこの胸の衝動は、どうしたって、どうしても僕を呼んでいた。


FIN
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/22(日) 10:33:24.00 ID:hrb+bUT/0
痴呆老人が書き殴ったチラシの裏
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