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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part4

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602 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 18:33:28.09 ID:M1pFm/kE0
―空

風船気球クロシュ「」フヨフヨ


 不死鳥の羽根「」ポン!

 大魔女帝国滞在許可証(無期限)「」ポン!

イリス「不死鳥の羽根に、大魔女帝国の期限なし滞在許可証……!」

エバンス「普通に生きていたら絶対に手に入らないぞ、どっちも……!」

妖精「不死鳥の羽根か……。これを持ってれば、もし死ぬような事態になっても一度だけ蘇生できるんだよね」

ローガン「ふむ……自動的に反魂丹を飲まされるようなものだろうか?」

妖精「いや。反魂丹は死体の状態によって蘇生できない場合もあるけど、不死鳥の羽根は違う。これは、所持者が消し炭になろうとも問答無用で発動して、所持者の体を再生して復活させるんだ」

ミスティ「え、本当に……? めちゃくちゃじゃない……」

妖精「だからイスファハーンではものすごい値段で取引されてたんだよ」

エバンス「待てよ……てことは、大魔女はこれを売りさばけば外貨を稼ぎ放題なんじゃねえのか!?」

妖精「いや……残念だけど、そう簡単な話でもない。死者を蘇生させるほどの強力な力を宿した羽根は100年くらいに一枚しか生えないらしいんだ」

エバンス「そ、そうなのか……」

イリス「てことは……100年に一枚のすごい羽根を私たちにくれたんだ……!」

妖精「ふふ、そういうこと。これに頼るような事態は避けたいけどね」

 ☆不死鳥の羽根をもらいました
 ☆大魔女帝国滞在許可証をもらいました
 ☆運命賽*2を手に入れました

 *
603 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 18:35:47.09 ID:M1pFm/kE0
―幕間
 西セイントレアキャニオン

 ヒュオオオ…
 タンブルウィード「」コロコロ…


 馬車「」ガタンゴトン…


聖女「……」

 魔族国の子供たちが描いた絵「」ペラッ

聖女「……」グッ


御者「お嬢さん、ロイエ教の神官さんなんだよな?」

聖女「あ、はい。そうです」

御者「……ここ最近、芸術都市じゃ変な新興宗教が流行ってるって噂だ。身辺には気を付けなよ」

聖女「新興宗教……?」

御者「ああ。なんでも、デロデロ教とかいうらしいが……」

聖女「デロデロ教……」

 ――魔族国スライム「〜〜♪」モニョモニョ
 ――スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ

聖女「……ふふ」クスッ

御者「いやいや、名前はちょっと面白いかもしれないが実態はかなり過激な宗教って話なんだよ。なんでも、世界の全てをデロデロに溶かして一つにしちまおうとか何とか……」

聖女「それは……随分と変わった教義なのですね」

御者「だろ? 大きな事件こそまだ起こしてないらしいが、既に信者の数は相当なものになってて気味が悪いんだそうだ」

聖女「そうなのですか……?」

御者「ああ。あんたも異教徒だからって逆恨みされちまうかもしれんぞ」

聖女「うーん……問題を起こしていない方々を過度に警戒するのも少し失礼な気がしますけれど……心に留めておきますね」



聖女(それにしても……ふふ、デロデロ教って面白い名前……)

聖女(……クロシュさんは元気にしているでしょうか? お友達、見つかっていたら良いな……)


 馬車「」ガタンゴトン…

 ◆
604 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 18:38:31.16 ID:M1pFm/kE0
―大陸西部上空への空路 1日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ウニ盾      飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖     防:ゴスロリエプロン 飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣      盾:鋼の盾      飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子      飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:魔銀の剣     盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*4       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*0       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   大きな軽石       精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中    闇の欠片        精霊樹の鉢植え
お宿の焼き菓子     フリルワンピ水着    フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    メルルの帽子
魔導飯盒        炎鉱石         溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置   ガラスのザリガニ    暗黒優待券
属性大全        踊り子の双剣      冒険者証(ランク1)
魔王図鑑        サボテンドラゴンの花  大魔女帝国渡航権
氷精の魔導書      精霊のローブ      かたたたきけん
ブラッドワイン*3               大魔女帝国滞在許可証
マッスルワイン*1               
吸血鬼殺ワイン*1
綺麗な砂
魔術書「正負の属性」
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘(破損)
雷スライムの欠片
大魔女サイン*1
不死鳥の羽根

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[1/5]

◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)

◯経験値
・風に[11/12](クロシュ)次回☆
・剣技[1/6](クロシュ)
・魔法[1/6](クロシュ)
・魔法[6/8](イリス)
・魔法[6/8](ミスティ)
・剣技[1/16](エバンス)
・魔法[5/6](エバンス)
・剣技[1/16](ローガン)
・魔法[5/6](ローガン)
……………………………………………………………………………………
605 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 18:39:22.36 ID:M1pFm/kE0
―空

風船気球クロシュ「〜〜」フヨフヨ モニョモニョ


イリス「それにしても……」


 遥か遠い眼下に広がる砂漠「」ヒュオオオオ――…


イリス「高い!! ものすごく!!!」

ミスティ「ええ……。クロシュを信頼していないわけではないけれど……ちょっと怖いわね……」

分体クロシュ「……だいじょうぶ……! 絶対、おちない……!」モニョッ

イリス「あはは、分体を出すのも上手になったねえ」

妖精「でも体力には限りがあるんだから、無闇な消耗はできる限り避けてね」

分体クロシュ「んゅ……わかった……」デロデロ…


↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-35 遭遇
36-50 食料発見(コンマ)
51-65 場所発見(コンマ)
65-80 良いこと(自由安価)
81-95 旅は道連れ
96-00 旅は道連れ(稀)
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 18:40:02.63 ID:qLk4cCXi0
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 18:40:21.39 ID:RwFXg/uhO
608 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 18:46:29.35 ID:M1pFm/kE0
場所と食べ物を見つけたようです

↓1コンマ 見つけた場所
01-30 風船スライムの群れ
31-60 乗れる雲
61-90 小さな空中庭園
91-00 古代の方舟

↓2コンマ 見つけた食料
01-10 雨の雫
11-20 空藻
20-30 食べられる野草
31-40 フワフワクラゲ
41-50 ソラタニシ
51-60 トビウオ
61-70 ソラザリガニ
71-80 精霊のわたあめ
81-90 スカイマグロ
91-00 ブルージェットガニ
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 18:47:26.90 ID:CnSQLYka0
方舟とか空中庭園とかロマンあるなあ、行きたい
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 18:47:43.58 ID:WoLEWFJp0
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 19:10:04.52 ID:/60dMvZ1o
タニシ空にもいるのか
612 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 20:27:35.21 ID:M1pFm/kE0
風船気球クロシュ「」フヨフヨ


エバンス「……ん? 何だありゃ?」


 遠くに見える小さな空中庭園「」


妖精「あれは……なんだろう。こんな上空まで来たことないからわからない……」

イリス「せっかくだから近づいてみようよ! 足場になりそうならクロシュちゃんも休憩できるだろうし」

風船気球クロシュ「〜〜」モニョモニョ

 ◇

―小さな空中庭園

 割れた噴水「」シャワシャワ
 生い茂る草花「」ピョコン
 大きな木「」サワサワ

イリス「すごい……少し割れてるけど、生きてるよこの噴水……!」

ミスティ「草木も茂ってるわね……。まさか空の上にこんな場所があったなんて……」

エバンス「これは一体どういう技術で浮いてるんだ……?」

妖精「……これは、多分……浮遊性を持つ物質を使ってるんだと思う。でもいつの時代の、どこの技術だろう……」

ローガン「クロシュくん、調子はどうか?」

クロシュ「全然、だいじょうぶ……! まだまだ飛べる……!」

妖精「んー……でも今日はここまでにしとこう。初めての長距離飛行なんだし、せっかく丁度良い休憩ポイントが見つかったんだからさ」

クロシュ「ん……!」

 ☆小さな空中庭園でゆっくり休み、元気になりました

 *
613 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 20:28:01.18 ID:M1pFm/kE0
―夕方
 小さな空中庭園

スライムクロシュ「〜〜!」ピョンピョン

エバンス「ん? どうしたんだクロシュちゃ――」


トビウオの群れ「」パタパタパタパタ!!


イリス「うわわわ!? あれってまさか――」

妖精「トビウオだ! 高層の空に棲む空魚類の!」

ローガン「空魚類……実在したのか……!!」

ミスティ「こっちに来るわ!」


トビウオの群れ「」パタパタパタパタ!!


ローガン「ぬう、伏せろ!」バッ

イリス「わわ!」バッ


トビウオの群れ「」パタパタパタパタ!!

 パタパタパタパタ!!


ローガン「……通り過ぎたか……?」

妖精「通り過ぎてったみたいだね」

数匹のトビウオ「」ビチビチ

ミスティ「何匹かが木や茂みに衝突してのたうってるわ……」

エバンス「魚なら……食えるのか?」

妖精「毒があるって話は聞いたことないし、多分食べられると思う」

エバンス「じゃあ食ってみようぜ!」

スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ!

 ◇

 焚き火「」パチパチ
 焼きトビウオ「」コンガリ

妖精「へえ、けっこう良い感じ……」

イリス「すっごく良い香り……!」

ミスティ「美味しそうね……」

ローガン「空魚類……味はどうだろうか」

エバンス「よし、じゃあ早速食うぞ!」

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ

 ☆トビウオを食べて元気になりました

 ◇
614 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 20:28:53.18 ID:M1pFm/kE0
―夜
 小さな空中庭園

 焚き火「」パチパチ

妖精「不思議……こんなに高い空なのに、風も穏やか。どんな技術なんだろ……」

ミスティ「妖精でも知らない文明があるのね」

妖精「そりゃそうだよ。私なんてこの世界全体で見ればちょっと長生きなだけのただの妖精だもの」

イリス「妖精さんが知らないってことは、緑の国が建国されるよりも前の文明なのかな? 本当にものすごく昔だね」

クロシュ「えと……どれくらい、昔……?」

妖精「うーん、風化具合から判断しようにも、この建材も見たことがない物質だ……。多分、1万年以上は前じゃないかなあ」

イリス「1万年……!?」

クロシュ「わあ……」

ミスティ「想像がつかないわ……」


空の旅初日の夜です。小さな空中庭園で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 20:29:16.45 ID:dRScR5GP0
ローガン、かたたたきけんを使う
肩叩きをするクロシュに息子もこんな風に肩叩きをしてくれたという思い出を語る
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 20:30:33.21 ID:RwFXg/uhO
イリス、飛行魔法の練習
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 20:38:51.68 ID:6BQPxPSpO
可能ならちょっとだけ空中庭園探検したい
618 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 21:03:59.65 ID:M1pFm/kE0
―テント内

ストレッチしているローガン「……」グッグッ

クロシュ「……肩、こってるの?」ヒョコ

ローガン「む……いや」

クロシュ「……でも……こってそう……」

ローガン「……まあ、少し。だが君に叩いてもらうほどではない。クロシュくんこそ、今日一日空を飛んで疲れているのではないか?」

クロシュ「んーん……まだまだ、飛べた……。クロさんのお陰で……風船スライムさんの感覚……わかったから……」

ローガン「そうなのか……」

クロシュ「肩、こってるなら……かたたたきけん、使える……!」

ローガン「ぬう……まあ、クロシュくんが疲れていないのなら……」

クロシュ「!」モニョ!


↓1コンマ クロシュの肩叩き(前回の経験により+20)
00-90 とても上手
91-00 ??
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 21:05:48.50 ID:/20aVOvDO
はい
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 21:06:06.01 ID:WoLEWFJp0
621 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 21:37:13.70 ID:M1pFm/kE0
 トントントントン

クロシュ「〜〜♪」モニョモニョ

ローガン「うむ……すっかり上手になったな」

クロシュ「んへへ……」

ローガン「私の息子も……初めはクロシュくんよりも肩叩きが下手だったのだが、いつの間にか上手になっていてな……」

クロシュ「ローガンさんの……子供……?」

ローガン「うむ……。少し懐かしい気持ちになってしまった……」

クロシュ「子供……。えっと……子供がいるのって……どんな、感じなの……?」

ローガン「どんな感じか……難しい問いだな。守るべき、庇護すべき者で……私の人生の集大成でもあり……」

ローガン「…………」

ローガン(……自分で言っていて……苦しくなってきたな……。つまり私は、守るべき、庇護すべき、人生の集大成を……何もできずにみすみす殺されてしまった、無様な人間というわけだ)

クロシュ「?」

ローガン「フッ……あとは、忘れた……」

クロシュ「えと……。まもるべきもの……。妖精さんみたいな……?」

ローガン「ううむ……妖精くんにそれを言うと怒ると思うぞ。私が守る側だ、と」

 ☆クロシュの鋼属性適性がさらに上がりました

 ◆
622 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 21:37:54.77 ID:M1pFm/kE0
―夜
 小さな空中庭園

イリス「……」ムムム

 風「」ヒュルヒュル

妖精「何してるの?」パタパタ

イリス「あ、妖精さん。えっと……えへへ、飛行魔法をね……」

妖精「飛行魔法……風属性で?」

イリス「そう。理論上は可能なはず……」

妖精「そりゃ理論上は可能だろうけど、魔導書もなしに習得するのは無理じゃない? ましてイリスは風属性の本職ってわけでもないんだし……」

イリス「でも……クロシュちゃん一人に負担を押し付けるのは主義に反するんだよ! 私はこのパーティで唯一飛行魔法を習得できるポテンシャルがある……なら私だけでもクロシュちゃんを手伝わないと……!」

妖精「私とイリスで吹かせてる追い風もかなりクロシュの飛行を支援できてると思うけど……」

イリス「さらにその上を行きたいの!」

妖精「ま、まあやる気があるなら良いと思う。ただ、風属性の飛行魔法なら人間用の魔導書もあるだろうからここで無理に独学しなくても……」

イリス「魔導書なら……実はあるんだよね」スッ

 魔導書「風属性応用上級」ポン

妖精「あったんだ」

イリス「でもかなり上級者向けの内容だから、けっこう難しくて……」

妖精「ふむふむ……まあせっかくだし私も見てあげる。人間用の魔法は専門外だけど、風の流れに関することとかならもしかしたらアドバイスできるかもしれないし」

イリス「お願いします!」

↓1コンマ
01-60 難しかった  飛行経験+1 [1/8]
61-90 理解が進んだ 飛行経験+2 [2/8]
91-00 天才イリス  飛行経験+8 [8/8]
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 21:41:00.01 ID:/60dMvZ1o
ふんふむ
624 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 22:11:16.47 ID:M1pFm/kE0
イリス「むむむ……」

 風「」ヒュルヒュル

イリス「この風に乗って……とうっ!」ピョンッ!

 ストッ…

妖精「……普通に着地したね」

イリス「む、難しい……!」

妖精「そもそも人間の形って風に乗るのに適してないんだよね……。風船スライムみたいになれない?」

イリス「なれるわけないでしょ!」

 ☆イリスが飛行魔法の練習を初めました[1/12]

 ◇
625 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 22:11:44.07 ID:M1pFm/kE0
―夜
 小さな空中庭園

クロシュ「……」トコトコ

エバンス「ん? こんな時間にどこに行くんだ?」

クロシュ「ちょっと……探検に……」

ミスティ「探検……落ちたら危ないわよ……と言おうと思ったけど、むしろクロシュが一番危なくないのよね……」

エバンス「まあ……落ちても簡単に戻ってこれるだろうからな」

ミスティ「でもこの空中庭園が完全に安全な場所とは限らないし、私も付いていくわ」スクッ

クロシュ「わあ……!」

エバンス「俺も行くぜ。肉壁もいた方が良いだろ?」

クロシュ「わあ……!」

ミスティ「壁役ならもうクロシュの方が優秀じゃない?」

エバンス「ぐっ、それを言わないでくれ!」

ミスティ「まあ……そもそもエバンスって壁になるタイプの戦士でもないしね」

エバンス「それはそうなんだけどよ……。ちょっと情けないぜ」

クロシュ「?」

 *

 満点の星空「」キラキラ

ミスティ「……星も綺麗に見えるわね。空が近いから……?」

エバンス「砂漠の空はさらに綺麗らしいぜ。妖精が言ってた」

クロシュ「うん……きれい……」


 割れた噴水「」シャワシャワ


エバンス「探検とは言って出てきてみたものの……あんまり広くないから、すぐに見て回れちまうな」

ミスティ「そうね……。休憩所としては最適だけれど」

クロシュ「……!」


↓1コンマ 何か見つけたよ
01-05 エルダーリッチ
06-50 小さなゴーレム(停止)
51-95 小さなゴーレム
96-00 伝説スライムの涙
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 22:13:36.69 ID:RwFXg/uhO
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 22:14:43.25 ID:0RaOFLRjO
628 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 22:47:56.63 ID:M1pFm/kE0
 草木に覆われた物体「」

クロシュ「……」トコトコ

 草木に覆われた物体「」

エバンス「……ん? これは……中に何かあるな」

ミスティ「よく見つけたわね。でもこれ……何かしら?」

 草木に覆われた物体「」

クロシュ「……」ツンツン

 草木に覆われた物体「」ピコン! ギギギ…

クロシュ「!」
ミスティ「えっ!?」
エバンス「何だ!?」

草木に覆われた物体「……」ギギギ…トコトコ…

ミスティ「ゴーレムだわ!」

エバンス「ゴーレムなのか!?」


草木に覆われたゴーレム「……」トコトコ…

 噴水「」シャワシャワ

草木に覆われたゴーレム「……」ギギ…


ミスティ「噴水の前で止まったわ……」

クロシュ「えと……どうしたの……?」

草木に覆われたゴーレム「……ジョウロユニットノ破損ヲ確認……。オ仕事、遂行不能……」ギギギ

クロシュ「じょうろが、ほしいの……?」

 モニョモニョ…ポン!

分体ジョウロクロシュ「〜〜!」モニョニョ!

草木に覆われたゴーレム「友好的ナスライム類カラジョウロノ貸与……。オ仕事、遂行……」ググッ

 ◇

分体ジョウロクロシュ「」シャワシャワ

 庭園の花壇「」シャワシャワ

草木に覆われたゴーレム「スライムジョウロ、動作良好……」

クロシュ「んへへ……」

ミスティ「庭園管理用のゴーレム……なのかしら?」

 *

草木に覆われたゴーレム「スライムジョウロノ貸与、感謝シマス」スッ

分体ジョウロクロシュ「〜〜」モニョニョ

 デロデロ

クロシュ「うん……。どういたしまして……」

ミスティ「あなたは……ここの管理をしているのかしら?」

草木に覆われたゴーレム「……記憶回路ニ障害ヲ確認……。所属及ビ役割ヲ確認デキマセン」

エバンス「わからないのか……。これからもずっとここで水やりを続けるのか?」

草木に覆われたゴーレム「肯定」

クロシュ「……」

 ◆
629 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 22:52:56.43 ID:M1pFm/kE0
―翌朝
 小さな空中庭園

ローガン「ふむ、ジョウロか。これを差し上げよう」スッ

 鋼のジョウロ「」ポン!

草木に覆われたゴーレム「鋼製ジョウロノ贈与ヲ確認……オ仕事、遂行可能……。感謝」トコトコ

ローガン「フッ、気に入ってくれたようだ。だがやはり本物質の創造は疲れるな……」

イリス「お疲れ様です! それにしても、あのゴーレム……」

ミスティ「ちょっと、似てるわよね。王国の……自立型魔導機械に」

妖精「……」

イリス「妖精さんは、どう思う……?」

妖精「……わからない。似た気配は感じるんだけど……似ても似つかない気もするっていうか……」

クロシュ「……」


どうしよう
↓1〜 先取2票
1.そっとしておく
2.ゴーレムを連れて行く
3.ゴーレムを食べる
0.自由安価(票数は内容ごと)
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 22:55:04.82 ID:PWFq6VGno
3
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 22:55:21.63 ID:WoLEWFJp0
0一時的にゴーレムを取り込んで記憶を読んでみる
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 22:59:51.74 ID:/20aVOvDO
>>631
633 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 23:27:19.70 ID:M1pFm/kE0
クロシュ「……あの……ゴーレムさん……」

草木に覆われたゴーレム「?」

クロシュ「……食べても、いい……? ゴーレムさんを……」

草木に覆われたゴーレム「肯定」

クロシュ「……ほんとに、いいの……? わたしの……一部に、なっちゃうけど……」

草木に覆われたゴーレム「万物流転デス」

クロシュ「ここの、お世話も……できなく、なっちゃう……」

草木に覆われたゴーレム「ワタシガ機能停止シテイル間モ、植物ハ永ラエ続ケテイマシタ」

クロシュ「……ほんとに……いい……?」

草木に覆われたゴーレム「肯定。昨日、スライムジョウロノ貸与、マコトニ感謝シマス」

クロシュ「……わかった。それじゃあ……食べるね……」


 デロデロ…モニョモニョ…


スライムクロシュ「」モニョモニョ…モグモグ…

食べられるゴーレム「――」

 ☆謎のゴーレムを食べました

 *
634 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 23:27:53.45 ID:M1pFm/kE0
―空

風船気球クロシュ「」フヨフヨ


イリス「クロシュちゃん……さっきのゴーレムさんのことだけど……」

 モニョモニョ…

分体クロシュ「……うん」

イリス「……食べてみて、何かわかったことはある? あれの中身が何だったか、とか……」

分体クロシュ「……妖精さんたちとは、ちょっと、違った気がする……」

妖精「ちょっと……?」

分体クロシュ「うん……。えと……かちこちで……かたい感じ……」

妖精「作り物ってこと……?」

分体クロシュ「うん……たぶん……。でも……」

 ――植物に水をやるゴーレム『』シャワシャワ

分体クロシュ「……気持ち……思い……。そういうの……あった……感じが、する……」

妖精「……」


↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-35 遭遇
36-50 食料発見(コンマ)
51-65 場所発見(コンマ)
65-80 良いこと(自由安価)
81-95 旅は道連れ
96-00 旅は道連れ(稀)
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 23:29:53.65 ID:/20aVOvDO
はい
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 23:30:27.07 ID:hLhjsc/Co
637 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 23:32:51.35 ID:M1pFm/kE0
なんと……65が場所発見と良いことで重複していました

↓1〜 先取2票(上でコンマを取った人も投票可)
1.場所発見
2.良いこと(自由安価)
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 23:35:01.37 ID:WoLEWFJp0
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 23:39:31.66 ID:NeCdMqnrO
2
640 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 23:42:17.28 ID:M1pFm/kE0
では先に起こった良いことです。敵襲はその後になります

↓1自由安価 起こった良いこと
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 23:42:57.78 ID:RwFXg/uhO
ドラゴンの群れ目撃
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/09(土) 23:43:02.65 ID:/60dMvZ1o
風の魔翌力を蓄えた青い魔石を入手
643 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/11/09(土) 23:47:46.22 ID:M1pFm/kE0
それではドラゴンの群れを目撃することが確定したところで本日はここまでとなります

大魔女帝国を発った一行が行くは、のんびりとした空の旅。小さな庭園を見つけたりトビウオを食べたり、久しぶりの旅気分を味わいつつ風船気球クロシュは目的の雲塊を目指して飛ぶ――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 00:47:19.23 ID:VZIZ+WDKo
おつです
ゴーレム、お疲れ様
なんかすげえ雰囲気良いところ見つけたなあ
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 10:37:26.00 ID:zZOc1eWR0
>>633
安価間違えてない?
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 13:14:22.83 ID:W6Z0VhOyo
おつ
古代文明の空中庭園…園丁のゴーレム…もしや天空の城…
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 16:55:36.30 ID:AE52Po4N0
ゴーレムさんは庭園のお世話をするのが好きだったようです。一体この庭園がどういう場所だったのかは、今のところよくわかっていません

申し訳ありません、安価を見間違えていました。今回の更新の前に、該当シーンの差し替えを行いたいと思います

天空の古代文明と言えば、一切れのパン、ナイフ、ランプを鞄に詰め込みたくなります。ロマンティックです



というわけで、今回は更新の前に>>633の差し替えからとなります
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 16:56:10.26 ID:AE52Po4N0
クロシュ「あの……ゴーレムさん……」

草木に覆われたゴーレム「?」

クロシュ「……少しだけ、同化……させてもらっても、いい……?」

草木に覆われたゴーレム「承知致シマシタ。ドウゾ」スッ

クロシュ「えと、でも……失敗したら……食べちゃう、かも……」

草木に覆われたゴーレム「万物流転デス」

クロシュ「ここの、お世話も……できなく、なっちゃう……」

草木に覆われたゴーレム「ワタシガ機能停止シテイル間モ、植物ハ永ラエ続ケテイマシタ」

クロシュ「……わかった。なるべく……失敗しないよう、がんばる……!」

 デロデロ…モニョモニョ…

 ☆スライム技能レベル高い+半無生物なので失敗判定は回避されます

 ◆
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 16:56:45.57 ID:AE52Po4N0
―??
 小さな空中庭園

 ザッ…ザザッ…

クロシュ(これは……ゴーレムさんの……おもいで……?)

 ザザッ…


ゴーレム「」シャワシャワ
 花壇「」シャワシャワ


人形「ご主人さま。なぜ哨戒ゴーレムに庭仕事をさせているのですか?」

主人「人工精核搭載型のゴーレムは優秀だけど、性質に僅かな個体差が生まれることがあるでしょ? この子もそう。この子は、植物の世話をするのが好きみたいだったから」

人形「しかしその個体差……バグ≠ヘ、近年の研究成果によって減少しつつあります。この機体も然るべき処置を施せば、哨戒機としての役割を忠実に果たせるようになると思われます」

主人「この子は哨戒任務をこなせないわけじゃないんだよ。でも、それよりこっちの方が好きみたいだから。私はそれを尊重してるだけ」

人形「しかし庭仕事であれば庭仕事用の機体を用いる方が効率的です」

主人「効率を考えれば、そう。でも……それじゃあ、この子の植物のお世話をしたいって気持ちは? 好きじゃない仕事に一生を縛られて、やりたいことをやれないまま朽ち果てていくのが正しいと思う?」

人形「処置を施してバグを取り除けば、そういった苦しみを抱くこともなくなります」

主人「……消されちゃったこの子の想いは……どうなるの?」

人形「消されたものは……消えたとしか言えません。その先は……哲学、あるいは宗教の領域です」

主人「……そうだね。でも私は……今ここにあるこの子の想いを、尊重したい。尊重したいって思う、私自身の意思も」

人形「……理解できました。差し出がましい物言いをしてしまい、申し訳ありませんでした」

主人「ううん、いいよ。気持ちばかりに囚われていると、時々もっと大事なことを見失っちゃうから。あなたの冷静な意見にはいつも助けられてる」

人形「そうであれば幸いです」

主人「それに……」

人形「?」

主人「……こうして私にいろいろ口を出すのが、あなた自身のやりたいこと……でしょ?」

人形「……」


ゴーレム「」シャワシャワ
 花壇「」シャワシャワ

 ◆
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 16:59:45.32 ID:AE52Po4N0
―??
 小さな空中庭園

 真っ黒な雲「」ゴゴゴゴ…

 雷「」ピカッ!

 ゴロゴロ…


空の向こうを見つめるゴーレム「……」


端末『――』ザザッ―ピコン!

主人「!! 繋がった……!! 大丈夫……!?」

端末『ご主人さま……。わたしは今のところ無傷です。ご心配ありがとうございます』ザザッ

主人「良かった……! それで、そっちの状況はどうなってるの……?」

端末『大変申し上げにくいのですが……死者は全国民の90%を越えました。人形やゴーレムたちももう……』

主人「……そう。もう……どうにもならないんだ……」

端末『はい』

主人「……ねえ、それなら……あなただけでも、こっちに――」

端末『……わたしは本島に残り、最終作戦に参加する予定です』

主人「……!? どうして……!? あなたは家政婦人形でしょ!? あなたがやるべきことなんて――」

端末『今この島では深刻な人手不足により、家政婦人形の手すらも必要とするほどに逼迫しています』

主人「そ、それはそうかもしれないけど……」

端末『それに――雷霆の魔王を野放しにすれば、いずれはご主人さまの住まう空中庭園が襲われることもあり得ます。あの変わった哨戒ゴーレムが熱心に手入れしている庭園も……奴に破壊させるわけにはいきません』

主人「!!!」

端末『以前ご主人さまは――やりたいことをやれないまま朽ち果てるのは正しいのか、と仰いました』

主人「――」

端末『わたしは――わたし自身の想いを尊重し、戦います――』ザザザッ―

 ブツンッ―

主人「あっ……! 待って、繋がって! お願い!!」ポチポチ…

ゴーレム「……」

 ◆
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 17:00:40.10 ID:AE52Po4N0
―??
 小さな空中庭園

 日差し「」ポカポカ


 丁寧に手入れされた庭園「」キラキラ

ゴーレム「」シャワシャワ
 花壇「」シャワシャワ


年老いた主人「……今日も良い天気だねえ……」ノソノソ

ゴーレム「ゴ主人サマ」スッ

年老いた主人「ありがとう」ヨイショ


年老いた主人「………ごめんね……。あなたには……ずっと、お世話になっちゃって……」

ゴーレム「イイエ。ワタシノ役目ハ、アナタノオ役ニ立ツコト。アナタノ愛スルコノ庭園ヲ、守ルコト」

年老いた主人「ふふ……私も、もう長くないのよ……。もうあなたもここに縛られず……って、言いたいところだけれど……」

ゴーレム「?」

年老いた主人「ここからじゃ……どこにも、行けないからねえ……」


 遥か彼方まで広がる青空「」ヒュオオオオ――…


ゴーレム「……ドコニモ行キマセン。ワタシハ、コノ場所ヲ守リタイ」

年老いた主人「もう、いいのに……ふふ……」ジワワ…

 ◆
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 17:01:35.05 ID:AE52Po4N0
―??
 小さな空中庭園

 遺骨「」

ゴーレム「……遺言ニ従イ……アナタノオ体ハ……庭園ノ肥料ト、サセテ頂キマシタ……」

 遺骨「」

ゴーレム「……」

 遺骨「」

ゴーレム「……」ピガ…

 遺骨「」

ゴーレム「……」ピガガ…

 遺骨「」

ゴーレム「……オ仕事ニ……行ッテ参リマス……」ヨタヨタ…

 ◆
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 17:02:49.88 ID:AE52Po4N0
―??
 小さな空中庭園


 庭園に咲く花「」

 花の先についた綿毛「」フワフワ


ゴーレム「……」


 ヒュオオオ――

 花の先についた綿毛「」ヒュオッ

  飛び立つ綿毛「」フワッ


ゴーレム「……」


   空へ飛んでいく綿毛たち「」フワ フワ…


ゴーレム「…………行ッテラッシャイマセ……ゴ主人サマ……」




      空へ飛んでいく綿毛たち「」フワ フワ…


 ◆
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 17:03:37.85 ID:AE52Po4N0
―??
 小さな空中庭園

ゴーレム「」シャワシャワ
 花壇「」シャワシャワ

 ◆

―??
 小さな空中庭園

苔の生えたゴーレム「」シャワシャワ
 花壇「」シャワシャワ

 ◆

―??
 小さな空中庭園

苔に覆われたゴーレム「」シャワシャワ
 花壇「」シャワシャワ

 ◆

―??
 小さな空中庭園

苔と草の生えたゴーレム「」ギギ…シャワシャワ
 花壇「」シャワシャワ

 ◆

―??
 小さな空中庭園

草木に覆われ始めたゴーレム「」ギギギ…シャワシャワ
 花壇「」シャワシャワ

 ◆

―??
 小さな空中庭園

草木に覆われたゴーレム「」

 ◆

―??
 小さな空中庭園

草木に覆われたゴーレム「」

 ◆
―??
 小さな空中庭園

草木に覆われたゴーレム「」

 ◆

―??
 小さな空中庭園

草木に覆われたゴーレム「」

 トコトコ…

「……ん? これは……中に何かあるな」

「よく見つけたわね。でもこれ……何かしら?」

「……」ツンツン

草木に覆われたゴーレム「」ピコン! ギギギ…

「!」
「えっ!?」
「何だ!?」

 ◆
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 17:05:52.61 ID:AE52Po4N0
―現在
 小さな空中庭園

 モニョモニョ…ポン

草木に覆われたゴーレム「……」ポン

クロシュ「……」

草木に覆われたゴーレム「……記憶回路ノ一部復旧ヲ確認……。思イ出シマシタ。ゴ主人サマノコト……」

クロシュ「うん……」

草木に覆われたゴーレム「ワタシハ、コレカラモ庭園ヲ守リマス」

クロシュ「………寂しく、ない……?」

草木に覆われたゴーレム「寂シクアリマセン。ココハ――」


 生い茂った草木「」サワサワ
 庭園に咲く花「」ヒラヒラ
 飛び立っていく綿毛「」フワフワ―


草木に覆われたゴーレム「ゴ主人サマノ想イト、共ニアリマス」

クロシュ「……うん!」

 ☆謎のゴーレムの記憶が少し戻りました

 *
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 17:07:05.83 ID:AE52Po4N0

 キュッキュ ゴシゴシ…

ピカピカになったゴーレム「」ピカピカ

イリス「すっかり綺麗になったよ!」

エバンス「隙間に詰まってた砂粒とかも極力取り除いたぞ」

ローガン「うむ。調子はどうだろうか?」

ゴーレム「動作良好……感謝シマス、旅人ノ皆サマ」ペコリ

妖精「……ねえ、あなたの人工精核って、妖精や精霊を原料にしてるわけじゃないんだよね?」

ゴーレム「肯定。人工精核ハ無機物及ビ無色ノ魔力ニヨッテ造ラレル、誰ノ権利モ侵害シナイ人道的ナ物体デス。旧来ノ精核デハ原料トナッタ妖精又ハ精霊ニ著シイ苦痛ヲ与エルコトガ問題トナッテイマシタガ、人工精核ハソノヨウナ問題ヲ有シマセン」

ミスティ「……あなたたち自身が苦痛を感じているとかもないのよね?」

ゴーレム「肯定」

クロシュ「うん……。同化してみて……苦しいとかは、なかった……。だから……大丈夫……」

妖精「なら良かった。これからもここで……庭園の世話を続けるんだよね?」

ゴーレム「肯定。ココヲ守リ続ケマス」

クロシュ「うん……! がんばってね……」

 ◆
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 17:08:09.21 ID:AE52Po4N0
―空

風船気球クロシュ「」フヨフヨ


双眼鏡を覗くエバンス「……ん? うおっ!?」バッ

ミスティ「え、何? あれは……」


飛竜の群れ「」バサッバサッ


イリス「うわあ!? ドラゴンの群れだ!!」

エバンス「くそっ、カリス・ノーランドからの刺客か!?」

妖精「待って、落ち着いて! 確かにあの時大魔女帝国を襲った飛竜の群れと同じ種だけど、あれは――」


飛竜の群れ「」バサッバサッ


妖精「野生の群れだよ! 野生のワイバーンは比較的大人しい種なんだ、こっちが何もしなければあっちから襲ってくることはないはず……!」


飛竜の群れ「――!! ――!!」バサッバサッ


イリス「でも……なんか、様子がおかしくないですか?」

ローガン「うむ……あれは――」


飛竜の群れ「ギャオオオオッ!! ギャオオオオッ!!」っっっっ

首輪を付けられた飛竜「ギャオオオオッ!!!!」ギャオギャオ


ミスティ「首輪を付けられた奴が暴れてる! あれって――」

エバンス「やっぱりカリス・ノーランドの仕業なんじゃねーか!!」

風船気球クロシュ「……!!」モニョニョ!!

妖精「そうだね……あの首輪付きの奴を止めにいこう! カリス・ノーランドの悪行を見過ごすわけにはいかない……!」


 ――戦闘開始 首輪付きワイバーン――


↓1コンマ(飛竜たちとの共闘+20)
01-30 劣勢
31-90 優勢
91-00 会心
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 17:09:54.78 ID:kDD2oyhlO
はい
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 17:59:11.14 ID:AE52Po4N0
風船気球クロシュ「〜〜」モニョモニョ


イリス「やっ!」カッ!

ミスティ「はあっ!」カッ!

ローガン「むんっ!」カッ!

 星弾「」バギュンッ!!
 氷柱「」ヒュンッ!!
 鋼の槍「」ドュンッ!!

首輪付きワイバーン「ギャオオオオッ!!」ドガガッ



エバンス「くっ……遠距離攻撃は不得意だし――」シュバッ

妖精「ちょ、エバンス!?」


エバンス「ちょっと背中を借りるぜ!」ドッ

ワイバーン「ギャオっ!?」バサッバサッ

エバンス「あいつを止めたいんだろ!? 協力してやるから言うことを聞け!!」

ワイバーン「ギャウ……」バサッバサッ


妖精「ドラゴンライドなんてやったことあるの!?」パタパタ

エバンス「ないけどできたぜ!」

ワイバーン「ギャオオっ!!」バサッバサッ

 グラグラ

エバンス「おああああ!?」

妖精「仕方なく乗せたけど、正式に認めたわけじゃないってさ……」

エバンス「ま、まあいい! よっし、あいつの首輪だな!?」

ワイバーン「ギャオ!」

エバンス「お前は飛んで近づくことに専念しろ! 攻撃は俺がやってやる!」



ローガン「エバンスくん……また無茶をする……!」

イリス「でも飛び回るワイバーンの首輪を正確に攻撃するのも難しいですし、ここはエバンスさんの援護をしましょう……!」

ミスティ「そうね……!」

風船気球クロシュ「〜〜!」モニョニョ!


首輪付きワイバーン「ギャオオオオッ!!」バサッバサッ

エバンス「おおおっ!」グオオオオッ
ワイバーン「ググググ……!」グオオオオッ

首輪付きワイバーン「ギャオオオッ!!」シャキンッ!!

エバンス「うおっやばっ――」

 援護射撃「」ドゴゴゴゴッ!!

首輪付きワイバーン「ギャオオオオン!!」ドガガガッ!!

エバンス「ぶねえ!! 助かったぜ! よし、今度こそ――くらえ!!」バッ

 魔銀の剣「」シャンッ!!
 首/輪「」スパッ

首輪が外れたワイバーン「ギャ……グルル??」バサッバサッ

ワイバーンたち「ギャオオオッ!!」キャッキャ

妖精「やった!」

 ――戦闘終了――
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 18:00:13.52 ID:AE52Po4N0
―乗れる雲

ワイバーンたち「ギャオギャオ」バサッバサッ

風船気球クロシュ「〜〜」モニョモニョ フワフワ…

 ポフッ―

イリス「わあ……!? 雲なのに、着陸できた……!?」

妖精「これは……載雲だね。高密度に積み重なった水と空気の層によって、高い荷重性を獲得した珍しい雲だ」

ミスティ「面白いわ……。こんな雲が存在するなんて」

ローガン「北大陸のトウゲン帝国には、乗れる雲を作り出して自在に操る術があると聞く。もしやその雲とは、この載雲のことなのだろうか?」

妖精「ああ、浮雲のこと? 私も詳しくは知らないけど、多分これに近い性質の雲だとは思う。どうやって操るのかは知らない」

エバンス「まあとにかくクロシュちゃんが休める場所に来れて良かったぜ! ありがとな!」

ワイバーンたち「ギャオギャオ!」バサッバサッ

風船気球クロシュ「〜〜!」モニョニョ!


空の旅2日目の夜です。乗れる雲の上で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 18:01:54.59 ID:kxf5TlBT0
ミスティ 前に大魔女から言われた助言や仲間からのアドバイスで「氷の魔法戦士」にジョブチェンジする事を決意する
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 18:05:06.05 ID:u7BIj1s/0
クロシュ、ワイバーンになってみる
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 18:13:25.44 ID:81vZTVb9O
イリス 飛行練習
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 18:13:27.97 ID:VZIZ+WDKo
ミスティ、クロシュに戦闘訓練以来
ミスティ側は捕縛、無力化をメインに訓練
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 18:51:00.05 ID:AE52Po4N0
―乗れる雲

 焚き火「」パチパチ


ミスティ「……」コォォォ―

 氷の刃「」キラキラ…

ミスティ「はっ!」バッ

 ミスティの周囲を回転する氷の刃「」ヒュンヒュン


クロシュ「わあ……!」

イリス「かっこいい!」

ローガン「見事だ。近接戦闘もこなせるのではないか?」

エバンス「だな。あんな氷刃が回転してたら近付きたくねえぜ」

ミスティ「……そう? まあ、いろいろ試してはいるの。私は氷属性しか使えないし」

妖精「せっかくだし、接近戦の方も学んでみるのはどう?」

ミスティ「接近戦……まあ確かに、氷魔法の射撃は距離が開くほど威力も減衰するし、瞬間凍結も遠ければ遠いほど発動が遅れてしまうのよね……。でもゼロ距離なら――」

 ミスティの足元で凍結する雲「」ガチンッ!

ミスティ「ほとんどノータイムで凍らせられる。集中力的にも楽だわ」

エバンス「……聞けば聞くほど近接戦向きの属性じゃないか? 氷って」

ローガン「うむ……氷の壁による防御も手慣れているし、ポテンシャルは輝きを秘めうると私も思う」

ミスティ「………やっぱりみんなもそう思う?」

イリス「ミスティならやれると思う!」

クロシュ「うん……!」

ミスティ「……わかったわ。まあ……適度に試してみる……」


↓1コンマ ミスティの近接適性
01-60 中(クロシュ並)
61-90 高(エバンスローガン並)
91-00 天才
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 19:03:26.16 ID:81vZTVb9O
天才ですから
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 19:36:39.63 ID:AE52Po4N0
ミスティ「ふっ、はっ!」
 魔銀の短剣「」シャッ シャッ

ローガン「うむ……短剣を扱うのであれば、少々大振りすぎるかもしれん。まずは斬よりも突を意識すると良いだろう」

ミスティ「こうかしら?」
 魔銀の短剣「」シュッ!

ローガン「うむ。的確に短剣を――」


妖精「ふふ、ローガンのやつウキウキしてるなあ」

エバンス「やっぱ若者に武芸を教えるのは楽しいんじゃないか?」


 ☆ミスティが近接戦闘を学ぶ決意をしました
 ☆これまでの戦闘経験により剣技レベルが1上がりました
 ☆さらに剣経験を+1獲得しました[1/4]

 ◆
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 19:37:16.41 ID:AE52Po4N0
―夜
 乗れる雲

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ グググ…

エバンス「お、クロシュちゃんは何をやってるんだ?」

スライムクロシュ「えと……わいばーんに、なってみようと思って……」

エバンス「ワイバーンにか!? それは面白そうだが……実際いきなりなれるもんなのか?」

スライムクロシュ「わかんない……。でも……やるだけ、やってみる……!」

エバンス「おお……! よし、俺も応援するぞ!」


↓1コンマ
01-30 ハネトカゲ
31-60 ワイバーン(ハリボテ)
61-90 ワイバーン(鱗を拾って同化)
91-00 ワイバーン(再現)
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 19:39:52.86 ID:3EAE7nsYO
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 20:11:10.78 ID:AE52Po4N0
スライムクロシュ「」モニョモニョ…

スライムクロシュ「!」ピコン!

 ワイバーンの鱗「」

 デロデロ…モニョモニョ…

ワイバーンクロシュ「ぎゃお!」ポン!

エバンス「おお! あっさりなっちまったな!」

ワイバーンクロシュ「ぎゃおぎゃお」

エバンス「何て言ってるかわからん……」

 バサッ

ワイバーンクロシュ「」バサッバサッ

エバンス「おお、ちゃんと飛べるんだな!」

ワイバーンクロシュ「」バサッバサッ

 *

 デロデロ…ポン!

クロシュ「ただいま……」トコトコ

エバンス「おかえり。どうだった、ワイバーン化は」

クロシュ「うん……おもしろかった……」

エバンス「はは、そりゃ良かったぜ」

クロシュ「でも……みんなを運ぶなら、風船スライムさんの姿の方が……良さそう……。ばさばさするの……ちょっとつかれる……」

エバンス「なるほど……まあ普通のライド用のワイバーンも大抵は一人か二人乗りまでだしな」

 ☆ワイバーンの鱗を拾いました
 ☆ワイバーンに同化擬態できるようになりました

 ◇
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 20:12:09.93 ID:AE52Po4N0
―夜
 乗れる雲

イリス「というわけで私は今日も飛行練習をします!」

妖精「いいよ、見てあげる」

イリス「お願いします、妖精先生!」

妖精「先生って言われるのは初めてかも……。変な感じ……」


↓1コンマ
01-60 難しかった  飛行経験+1 [2/8]
61-90 理解が進んだ 飛行経験+2 [3/8]
91-00 真髄を掴んだ 飛行経験+8 [8/8]
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 20:12:40.81 ID:u7BIj1s/0
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 20:41:50.44 ID:AE52Po4N0
イリス「むむむ……」ヒュルヒュル…

 フワッ―

浮くイリス「むむむむ……」フワフワ…


妖精「浮いてるよ!」

浮くイリス「えっ!? あっ」フワッ…

 ドテッ!

イリス「あいたた……」

妖精「ご、ごめん……。声かけない方が良かったね」

イリス「や、大丈夫。感覚は覚えてる。それに声をかけられたくらいで集中が切れちゃうなら、まだまだってことだもん」

妖精「前向きで助かるよ。浮くまでいけたんなら、後はその感覚に慣れていけば飛べるようになるはず。がんばろう!」

イリス「うん!」

 ☆イリスの飛行経験が[3/8]になりました

 ◆
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 20:42:56.33 ID:AE52Po4N0
―大陸西部上空への空路 3日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ウニ盾      飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖     防:ゴスロリエプロン 飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣      盾:鋼の盾      飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子      飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:魔銀の剣     盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*4       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*0       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   大きな軽石       精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中    闇の欠片        精霊樹の鉢植え
お宿の焼き菓子     フリルワンピ水着    フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    メルルの帽子
魔導飯盒        炎鉱石         溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置   ガラスのザリガニ    暗黒優待券
属性大全        踊り子の双剣      冒険者証(ランク1)
魔王図鑑        サボテンドラゴンの花  大魔女帝国渡航権
氷精の魔導書      精霊のローブ      かたたたきけん
ブラッドワイン*3               大魔女帝国滞在許可証
マッスルワイン*1               風船パラシュート
吸血鬼殺ワイン*1
綺麗な砂
魔術書「正負の属性」
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘(破損)
雷スライムの欠片
大魔女サイン*1
不死鳥の羽根

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[1/5]

◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)

◯経験値
・風に[11/12](クロシュ)次回☆
・剣技[1/6](クロシュ)
・魔法[1/6](クロシュ)
・飛行[3/8](イリス)
・魔法[6/8](イリス)
・剣技[1/4](ミスティ)
・魔法[6/8](ミスティ)
・剣技[1/16](エバンス)
・魔法[5/6](エバンス)
・剣技[1/16](ローガン)
・魔法[5/6](ローガン)
……………………………………………………………………………………
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 20:43:32.97 ID:AE52Po4N0
―空

風船気球クロシュ「」フヨフヨ


妖精「目的の空域までもうすぐだ。今日の夕方には着くはず」

ミスティ「夕方……。雲塊の突破は大丈夫なのよね?」

妖精「うん。クロシュなら大丈夫って大魔女のお墨付きも貰ってる。私の自然魔法でも雷と風雨の脅威をある程度避けられるから、大丈夫」

イリス「大魔女様のお墨付きがあるなら安心だね」

ローガン「うむ……。万が一の為ということで、クロ教授からもこれを頂いているしな」

 風船スライム印のパラシュート「」ポン

エバンス「万が一ヤバイことになったら、これを広げれば良いんだよな?」

ローガン「うむ。ちなみに何回でも再利用できるとのことだから、機会があればこれを使って飛行訓練をしてみても良いかもしれん」

 ☆風船スライム印のパラシュートが荷物に追加されました

↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-35 遭遇
36-50 食料発見(コンマ)
51-65 場所発見(コンマ)
65-80 良いこと(自由安価)
81-95 旅は道連れ
96-00 旅は道連れ(稀)
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 20:44:23.78 ID:08mXunMDO
はい
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 20:49:46.00 ID:fmI19breO
道連れ共倒れ
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 20:51:09.57 ID:nIQt5K4Bo
こんな天空に来れる道連れとは如何に
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 20:51:37.39 ID:AE52Po4N0
良いことがあり、そして今さら道連れが現れたようです

↓1 起こった良いこと

↓2コンマ 道連れ(稀)
01-33 レイ
34-66 フメイ&アリシラ
67-00 セイン
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 20:52:03.18 ID:u7BIj1s/0
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 20:54:49.56 ID:nIQt5K4Bo
コンマ
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 20:56:41.37 ID:AE52Po4N0
フメイちゃんとアリシラさんの気配がします
そして>>680さんは多分ミスだと思われるので、起こった良いことは再安価になります

↓1 起こった良いこと
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 20:57:39.39 ID:3EAE7nsYO
血分身フラナが飛んでくる
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 20:57:50.46 ID:fmI19breO
天空でおこる良いこととは難しい。

取り敢えず手付かずの空中遺跡(という名のダンジョン)を見つけた。
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 20:58:41.25 ID:qUQupyBcO
浮いている島に大地のメイスを発見。(できればエバンスがそれを魅了し入手するで)
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 21:23:12.30 ID:VZIZ+WDKo
あっフメイちゃんん!
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 21:31:25.09 ID:AE52Po4N0
風船気球クロシュ「」フヨフヨ


妖精「……!? 何かが高速で接近してくる!?」

ミスティ「えっ!?」

ローガン「何!?」


??????「」バサバサバサバサ!!!!

 ヒュンッ―


エバンス「…………今、何かが通り過ぎていったな」

イリス「う、うーん……今の魔力……まさか……」


 バサバサバサバサ!!!!


ミスティ「引き返してきたわ!」

ローガン「あれは……」


血分身フラナ「」バサバサバサバサ!!!!


イリス「フラナ先生の……血分身!!」

妖精「ええ……」

 *

血分身フラナ「」ストッ

妖精「何してるの……こんな空の上で」

血分身フラナ「フレメアヲ見カケナカッタカシラ」

イリス「あー、なるほど……フレメアさんを……」

血分身フラナ「フレメアヲ殺スワ」

ローガン「もしや……この血分身魔法を開発している理由は、フレメア氏を殺す為なのか……?」

血分身フラナ「企業秘密ヨ」

ミスティ「血で分身を作るなんて、滅茶苦茶ね……」

血分身フラナ「私ハ天才ナノヨ」

エバンス「なんというか……フラナって吸血鬼が面白い人物だってことしかわからんぜ!」

妖精「本人が聞いたらキレそう……」

血分身フラナ「ソウイウワケダカラ失礼スルワ。ツイデニコレヲアゲル」スッ

 日蝕の傘修理キット「」ポン

血分身フラナ「ソレデマジカルパラソルヲ修理シナサイ。デハサヨウナラ」バサッ

 ヒュンッ バサバサバサバサッ!!!!

ミスティ「行ってしまったわ……」

イリス「あはは……。でもこれをわざわざ渡してくれたってことは……私たちと会う可能性も考慮してくれてたのかも!」

 ☆日蝕の傘を修理しました

 ◇
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 21:34:15.65 ID:AE52Po4N0
―空

 遠くに見える雲塊「」モクモク

イリス「だいぶ近づいてきたね……!」

妖精「うん。周辺の気流は安定してるし、突入にはちょうど良さそう。クロシュは――」


風船気球クロシュ「……!!」モニョニョ!!

妖精「え、どうしたのクロシュ? 何か変なものでも――」


「わあああああああ!!!!」

「助けてええええええ〜〜〜!!!!」


ミスティ「ええ!? こんな空の上で悲鳴が!?」

ローガン「あれは……」


 穴の空いた熱気球「」ボシュッ…
フメイ「わあああああ!!」
アリシラ「ああああああああ!!!」


妖精「フメイに……アリシラ!?」

エバンス「ありゃ、熱気球か!? 穴が空いて空気が抜けて――」

イリス「落ちていってます!!」

風船気球クロシュ「!!」モニョニョ!!

 モニョモニョポン!!

分体ワイバーンクロシュ「」シュバッ!! バサバサッ

イリス「わっ! クロシュちゃんの気球から、ワイバーンが飛び出してった……!?」

エバンス「あれは……ワイバーンに擬態したクロシュちゃんだ!」

 ◇
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 21:35:12.87 ID:AE52Po4N0

 バサッバサッ モニョモニョ…

風船気球クロシュ「〜〜!」モニョモニョ!

アリシラ「ひい、ひい……し、死ぬかと思ったぁ……」グデッ

フメイ「クロシュ……クロシュなの……?」

風船気球クロシュ「〜〜♪」モニョニョ

フメイ「クロシュ……!」ギュッ


イリス「わあ……」

妖精「……ええと……一応聞いておくけど、なんであんなところに?」

アリシラ「自分で聞いて愚問だと思ったりしない?」

妖精「まあ、うん……。はあ……助けない方が良かったんじゃないの、こいつら……」

フメイ「む……。クロシュの優しさを愚弄するの……?」ジト

妖精「そうじゃないけど。競争相手だし……」

アリシラ「まあ助けてもらったから今回は譲る、なんて言う気もないしねえ。ね、フメイちゃん?」

フメイ「……でも、それはちょっとズルな気がする……」

アリシラ「フメイちゃん!?」

フメイ「だって……クロシュがいなきゃ、フメイたち落っこちてたし……」

アリシラ「も〜フメイちゃん真面目すぎ! ケースバイケースだよ!」

フメイ「むむう……」


風船気球クロシュ「〜〜…」モニョニョ…


↓1〜 先取2票
1.フメイちゃんたちを地上に降ろして一泊してから雲塊に突入する
2.フメイちゃんたちを連れて雲塊に突入する
0.自由安価(票数は内容ごと)
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 21:37:34.35 ID:u7BIj1s/0
0ワイバーンの群れを呼び戻して地上に降ろさせる
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 21:48:10.28 ID:VZIZ+WDKo
1
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 21:51:13.72 ID:08mXunMDO
1
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 22:02:59.74 ID:AE52Po4N0
―夕方
 テラヌス砂漠 小さなオアシス

 オアシス「」ユラユラ
 ヤシの木「」ポン

風船気球クロシュ「」フヨフヨ…モニョモニョ…

 トスン…


アリシラ「結局地上に降りちゃった……」

妖精「だってあなたたちに横取りされたら困るし……」


 モニョモニョ…ポン!

クロシュ「フメイちゃん!」トテトテ

フメイ「クロシュ……!」

クロシュ「んへへ……」モニョモニョ

フメイ「ふふ……無事で、良かった……」

クロシュ「うん……。フメイちゃんも……」



イリス「フメイちゃんたちをおろしたから突入は明日かあ」

ミスティ「まあ仕方ないわ。突き落とすわけにもいかないし」

エバンス「かといって一緒に突っ込むのは怖いからな」

ローガン「うむ。明日出発でも問題はなかろう。今日はゆっくり休んで英気を養うのが良い」


空の旅3日目の夜です。フメイちゃんたちと一緒に地上のオアシスで一泊します。この行動終了後、翌日に雲塊へ突入します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 22:04:01.96 ID:u7BIj1s/0
クロシュ、フメイアリシラ妖精と食事作り
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 22:05:14.55 ID:kxf5TlBT0
エバンスとローガン ミスティの短剣の修行に付き合う
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 22:06:14.83 ID:08mXunMDO
クロシュ、フメイ、アリシラが寄り添って就寝
三人とも平和な頃の村の夢を見た
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 22:19:35.45 ID:AE52Po4N0
―夜
 小さなオアシス

 焚き火「」パチパチ

イリス「え、今日はクロシュちゃんたちが料理を?」

クロシュ「うん……!」

フメイ「まあ……一応、世話になる立場だし……」

アリシラ「毒を盛る絶好のチャンスだからねえ」

フメイ「……」ゲシッ

アリシラ「いたっ! 冗談だよぉ冗談! フメイちゃんがクロシュちゃんと一緒に料理したいって駄々をこねたの!」

フメイ「……」ゲシゲシッ

アリシラ「いたいいたい! これは本当のことなのに!」

妖精「本当のことだからじゃないの……」

クロシュ「わたしも……フメイちゃんと料理、したい……!」

フメイ「クロシュ……!」

アリシラ「ほーらまたそうやってすぐいちゃつくんだから」

イリス「あはは……。必要なものがあれば言ってね、すぐに取り出すから」


↓1〜2 食材を1〜2つ選択
肉類:トリ肉、サバクイナゴ、オオキイスナミミズ
野菜:枯れ草、乾燥植物、ウチワサボテン、テラヌスアロエ
穀物:マジカルイモ、マジカル米、マジカル小麦
果実:精霊サボテンの実、ウォータースイカ、マジカルどんぐり
卵乳:スナニワトリの卵、マジカルチーズ
特殊:スライムゼラチン、ブラッドワイン、精霊樹のジャム、お宿の焼き菓子、マジカルシュガー、マジカルスパイス
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 22:23:28.28 ID:W6Z0VhOyo
トリ肉 マジカルイモ
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 22:23:32.98 ID:3EAE7nsYO
スナミミズ
焼き菓子
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 22:59:10.23 ID:AE52Po4N0
 ガサゴソ…

 お宿の焼き菓子「」ポン!

アリシラ「お、これ美味しそ〜」

イリス「みんなで少しづつ夜食とかに食べてるんだけどまだけっこう残ってますね。少しくらいなら料理に使っても良いかもしれません」

フメイ「……こういうの、細かく砕いてお肉とかにまぶす料理……あった気がする……」

イリス「わあ、クッキーフライ?」

フメイ「クッキーフライって言うの……?」

アリシラ「クッキーフライ……そういえば、以前の私はそういう料理も作ってたっけ」

クロシュ「アリシラさん……覚えてるの……?」

アリシラ「私自身のことなんだから覚えてるに決まってるじゃない。ふふ、クロシュちゃんたら変なこと言うなあ」

クロシュ「んゅ……」


エバンス「おーい、トリ肉とミミズ肉獲って来たぞ〜」スタスタ


アリシラ「ふむふむ、お肉もあると……。それじゃあ久しぶりに作ってみようかな、クッキーフライ。妖精さんも手伝ってね?」

妖精「えっ、私もなの……」

 *

 トリ肉とミミズ肉のクッキーフライ with マジカルハッシュドポテト「」ポン!

アリシラ「はい、どうぞ!」

クロシュ「わああ……!」

フメイ「……!!」

イリス「すごく美味しそう……!」

エバンス「これ、あんたが……?」

アリシラ「フメイちゃんとクロシュちゃんにも手伝ってもらったよ。あと妖精さんにも」

妖精「疲れた……。まあ人間用料理の勉強にはなったかな……」

フメイ「早く食べよ、クロシュ」

クロシュ「あ、うん……!」

 デロデロ…モニョモニョ…

スライムクロシュ「〜〜♪♪」モニョモニョ モグモグ

フメイ「もぐもぐ……。うん……我ながら火加減完璧……」モグモグ

ミスティ「これは……美味しいわ……!」モグモグ

ローガン「うむ……! 砂漠でこのような手のかかった料理を食べられるとは、ありがたいものだ……!」モグモグ

 ☆美味しい料理を食べて元気になりました
  本日のコンマ判定に+5が加算されます

 ◇
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/11/10(日) 22:59:43.17 ID:AE52Po4N0
―夜
 小さなオアシス

 焚き火「」パチパチ

ミスティ「ふっ、たっ!」シュッシュッ!

ローガン「うむ、少しづつ上達している!」

エバンス「よし、せっかくだから俺のも見てくれ旦那」シャシャッ!

ローガン「エバンスくんには私が教えられることなどない……。既に君の力量は私に匹敵している」

エバンス「そ、そうか……まあそんなような気はしていた」

ローガン「うむ。自分の実力を正しく把握することもまた重要なことだ。互いにさらなる高みを目指そう」

エバンス「おう!」

ミスティ「……この二人に追いつくのは流石に厳しそうね。まあ私は私のペースで行きましょう……」

 シュッシュッ!
  シャシャシャッ!

↓1コンマ(料理+5)
01-60 全員剣技+1
61-90 全員剣技+2
91-00 全員剣技+8
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