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【ダンガンロンパ 】ダンロンでほのぼのと百合百合したい2
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42 :
◆AZbDPlV/MM
[saga]:2024/08/26(月) 16:53:05.29 ID:DI0untT80
>>41
自分はエロ有りはR18板と分けてるので、エロに走ったりしないので大丈夫ですよ。
あってもキス、パンツ見えた、胸触っちゃったくらいのラッキースケベ程度までと線引きをしてます。
>>1
のトリップで検索掛けたら過去作出るみたいなんで、見ていただいたら、そこら辺のスタンスが解るかと思います。ただ、入間ちゃんとか花村君の台詞はナチュラルに過激になりがち。
前ほのぼのスレを立てる時、タイトルに間違えてトリップ入れたことで立て直しと一緒に今のトリップに変わってしまったので、それ以前のは掛からないとは思いますが。スタンス知るには充分かと。
43 :
◆AZbDPlV/MM
[saga]:2024/08/26(月) 16:54:51.02 ID:DI0untT80
私を訪ねて来たのは、珍しい人でした。
セレス 「七海さん。今日の放課後、お時間はありますか?」
ギャンブラーのセレスさん。ゲーマーの自分と近いようで遠い才能を持ってる人。
前に狛枝くんと苗木くんの幸運の人達を交えてカードゲームをしたことがある。
七海 「放課後なら時間あるよ。どうしたの? 珍しいね」
セレス 「ふふふっ。わたくし、運に関しては強い方だと自負しておりますの」
セレス 「ですが、やはり確実な実力、的確な判断力が求められるときがあります」
七海 「ふむふむ」
セレス 「それらが確実に必要なゲームが得意な七海さんから、ゲームを学んでみようと思った次第です」
七海 「おおー。なるほどー」
セレスさんからの嬉しい申し出に、ニコニコしちゃう。自分を評価してくれてるんだなっていうのも嬉しさが倍増だよね。
七海 「じゃあさ、じゃあさ! 一緒にゲーセンに行かない?」
セレス 「ゲームセンターにですか。良いですわね」
セレス 「賭けのない勝負をわざわざしに行ったことがないので、興味がありますわ」
セレスさんの物言いに、頬を膨らませて異議を唱える。
七海 「むう。確かにこちらに金銭的な利はないかもだけど、楽しいよ? 楽しいって気持ちになれるから損もないと思うんだけどなぁ」
七海 「楽しませてもらってるお礼のお代だよ」
セレス 「そうですね。なんの、どこに価値を見出すのかは、その人の価値観ですから」
セレス 「馬鹿にしたつもりではありませんの」
七海 「あ、私も別に怒ってるワケじゃないんだ。ただ考え方の違いを解ってもらいたかっただけで……」
両手を振って、怒ってないことをアピールする。でもそこに関して、セレスさんは特に気にはしてないみたい。
七海 「だから、少しでもゲームの楽しさを知ってもらえるかもしれないならさ、プレゼンしなきゃでしょ?」
セレス 「でしたら、放課後は是非、よろしくお願いしますわね」
七海 「うん! また放課後にね!」
少しでもゲームの楽しさを伝えなきゃと、鼻息荒く、ウキウキと気持ちを弾ませながら、セレスさんを見送った。
44 :
◆AZbDPlV/MM
[saga]:2024/08/26(月) 20:53:21.62 ID:DI0untT80
セレス 「お待たせしました」
七海 「待ってました」
“待ってました”とは行ったけど、10分程度。時間にルーズな人だって聞いてたから前もって覚悟はしてただけに、思ったより待たなかったから、ちょっと拍子抜けしちゃった。時間を潰すためのゲーム機をしまって、セレスさんに向き直る。
七海 「放課後だから、帰りの学生で混んでるかもだけど、大丈夫かな?」
セレス 「そういった雰囲気も加味しての楽しみ方だと思いますので、気にしませんわ」
セレスさんはにこりと笑う。
こんなところでも違いがあるんだなぁ。自分は人混みが苦手だから、放課後のゲーセンはちょっと苦手なんだよね。でも、誰かと行くとなったら、その人との会話に集中できるから気にならなくなるんだよね。だから、ゲーセンに行きたくてもなかなか行けない私にとって、セレスさんに声をかけてもらえたのはありがたい。
七海 「良かった! じゃあ、早速ゲーセンまでレッツゴー!」
45 :
◆AZbDPlV/MM
[saga]:2024/08/26(月) 20:55:40.23 ID:DI0untT80
七海 「やっぱり帰宅部の学生達で溢れてますなぁ」
ゲーセンに入って周りを見渡せば、学生服を着た人達が賑やかにゲームを楽しんでいる。うーん……人酔いしそうだ。
七海 「セレスさんは、なにかしたいゲームとかはある?」
七海 「格ゲー、音ゲー、クレーンゲームに、シューティングゲーム、セレスさんが得意そうな麻雀ゲームとかもあるよ」
セレス 「麻雀ゲームですと、いつもと変わりませんから……どうしましょうか」
セレス 「おすすめはありますか?」
七海 「そうだなー。手始めにクレーンゲームやってみようか!」
どこのゲーセンでもそうなように、入り口に設置されたクレーンゲーム。人形やフィギュア、食器や電化製品、お菓子や子供が好きそうな小物だったりと、バラエティに富んでいる。見ているだけでも楽しい。
セレス 「いろいろあるんですのね。取り易そうな景品はあります?」
七海 「そうだなー……あ、この人形なんてどうかな? この腕が輪っかみたいになってるから、引っ掛けたら比較的獲れ易いと思うんだけど」
セレス 「では、やってみましょうか」
七海 「この機体だと、一回ボタンを離しちゃったらダメなヤツだね。微調整できないタイプだ」
コインを投入すると、ピロリーンという音の後に、かかっていたBGMが変わってプレイ中であることが解るようになっている。
セレス 「なかなか距離感が掴めないですわね……」
七海 「アームが開いたときのことも考えなきゃだから、景品によっては難易度爆上がりだよ」
七海 「あ、横からもチェックした方がいいよ」
セレス 「…………ここ……でしょうか?」
七海 (うーん。人形全体を狙ってるから、ムリかなぁ)
口には出さずに、結果を見守る。
下がったアームは人形を押し潰して、一瞬だけ爪先が引っ掛かる。でも、アームが上えと上がると、するっとすり抜けてしまう。
セレス 「……獲れませんでしたわ」
七海 「今度はアームの片腕だけを通して、輪っかに引っ掛けるようにしてみようか?」
七海 「アームが開ききった状態を計算して、移動させるんだけど……」
セレス 「お手本を見せてくださいますか?」
七海 「いいよー。やるねー」
500円入れちゃおっかな。6回プレイできるからね。余ったら別の筐体にクレジット移してもらえばいいし。セレスさんにいいとこ見せるぞー!
46 :
◆AZbDPlV/MM
[saga]:2024/08/26(月) 20:56:28.69 ID:DI0untT80
七海 「Xはここかなー? Yはー……ここでー……うん、いいかも!」
開いた方腕が輪っかに通って、閉じた時に爪でぶら下がって持ち上がることを想定した位置どり。これでいけるハズ!
セレス 「なるほど……アームが開いたときのこと、というのはこういうことですのね」
計算どおり、アームは輪っかを捉えて、そのまま運ばれて受け取り口で落とされる。景品ゲットだぜ!
セレス 「意外と繊細なのですね。感心しました」
興味深く取れた景品と筐体とを、視線を交互に移す。
七海 「クレジットまだ5回余ってるから、セレスさんどうぞ」
セレス 「え」
七海 「1回で諦めるなんて、セレスさんはしないよね?」
セレス 「ふふっ。このクレジットは布教のための投資ですか?」
七海 「えへっ、そうだよ。さすがはセレスさん」
セレス 「でしたら、楽しませていただきましょうか」
セレスさんは再び筐体に向かい合う。私がしていたように、アームの片腕だけを輪っかに通すと、閉じたアームが輪っかにみごとに引っ掛かった。
セレス 「獲れましたわ!」
普段のセレスさんのポーカーフェイスで見せる笑顔と違って、抑えきれない高揚感があるのがよく解る。頬が紅潮していて、可愛いなぁ。
七海 「スゴい! セレスさん、飲み込みが早いね!」
お世辞でもなんでもなくて、素直な賛辞。それが解っているからか、セレスさんもいつもより嬉しそうに微笑んで
セレス 「ありがとうございます、七海さん」
私と色違いの人形を抱きながら、セレスさんがお礼を述べる。これは人形といっしょに、レアなセレスさんまでゲットしちゃいましたな!
七海 「なんのなんのー。クレジット移してもらって、他のも挑戦してこー」
通りすがりの店員さんを捕まえて、別のクレーンゲームも楽しんだ。
47 :
◆AZbDPlV/MM
[saga]:2024/08/27(火) 01:32:36.15 ID:inNpO9Kb0
七海 「次は格ゲーをしてみようか」
七海 「NPC相手なら、レバガチャしてるだけでも、倒せてゲームしてる感あるからね」
セレス 「格ゲーですか。初めて触れますわ」
七海 「そうだろうなって思ったから選んだよ」
お金を投入する前に、操作の説明をする。
七海 「このレバーがキャラクターの移動で、上はジャンプで、下はしゃがむよ。斜め入力もあるからね」
七海 「こっちのボタンは攻撃ボタンだよ。これが弱パンチ、こっちが強パンチ」
七海 「これが弱キック、こっちが強キック」
七海 「攻撃ボタンをふたつ同時に押したら投げ技が出るよ」
七海 「コマンドは難しいから、まずは移動レバーをいろいろ動かしながら攻撃ボタン押してたら、なんらかの攻撃ができて、気になるコマンドを覚えてみるとかしてみてね」
セレスさんはコントローラーを見つめた後、コインを投入する。乱入拒否設定を忘れずに。
セレス 「キャラクターセレクト……動物などもいるんですのね」
七海 「気になるキャラはいる?」
セレス 「この方にしましょうか」
七海 「女性ユーザーに人気のイケメンキャラかー。セレスさんらしいね」
セレス 「ルッキズムは大事ですわ」
七海 「私はステータスと使い易さかなー。でも、推しをつくって一途に極めてみるのもいいと思うよ」
バトルが始まると、セレスさんは画面とコントローラーを交互に見ながら、一生懸命に手と指を動かす。技の確認をしてるみたい。
七海 (セレスさん、センスありそうだなー)
そんなことを考えながらニコニコ眺めていた。6戦目で負けてしまった。
セレス 「ま……け……?」
呟いたセレスさんの声色が空虚で、スゴく怖い。表情も目が、目が怖いっ!! 殺意が! 殺意が!!
七海 「でも、セレスさん、格ゲーのセンス有るよ! バックで距離をとるなんて、初心者はしないよ?」
私の声が聴こえているのかないのか、セレスさんは無言でコンテニューの小銭を投入する。
七海 「あ」
セレス 「コイツをブチのめすまでは帰れませんわ」
七海 「……」
七海 (ここで勝っても、まだ後4戦あるからなぁ……千円超しそうだったら、さすがに止めよう)
七海 (放っておいたら、筐体が引き出せない貯金箱になっちゃいそうだもんね)
その後、なんとか6戦目は千円を越す前に超えられたけど、7戦目でやっぱり負けて、投入する手を掴んでストップをかけた。
48 :
◆AZbDPlV/MM
[saga]:2024/08/27(火) 01:33:16.34 ID:inNpO9Kb0
七海 「今日はどうだったかな?」
帰り道。負けた怒りが落ち着いたらしいセレスさんに訊ねてみる。
セレス 「そうですわね……とりあえず、格ゲーはまたリベンジしますわ」
うーん……まだ落ち着いてなかったか。さすがはギャンブラー。ホントの感情は隠してたみたい。
セレス 「ですが、やはり運より実力がモノをいわせるゲームですと、わたくしの才能も形無しのようですわね」
ふぅ、っと溜息を吐きながらも、これまで謎になっていた問題の答えが見つかったことで、すっきりしたようにも見える。
七海 「検証のお役に立てたようで、なにより」
七海 「それに、一緒に遊べて楽しかったよ」
クレーンゲームで獲れた、セレスさんと色違いの人形を顔の前でゆらゆら揺らす。
セレス 「その人形以外、わたくしのプレイの見学をしていただけではありませんか」
セレス 「楽しかっただなんて、ご冗談を」
七海 「プレイはしていなくても、見学するだけで充分楽しかったよ」
七海 「ゲームにはそういう良さもあるのです」
セレスさんは瞳を斜め上に動かして、なにかを思案してから頷く。
セレス 「オッズが絡む賭博の行方を見守るような楽しさでしょうか?」
セレス 「それでしたら、確かに手に汗握るほどの熱と高揚感が生まれても不思議ではありませんわね」
七海 「それは……違う……と思うよ?」
セレス 「でしたら、やっぱり解りませんわ」
理解できないと肩を竦めてしまうセレスさん。解らなくても、それでいい。時間を共有できたことで、仲良くなれる一歩になるかもしれないもんね。
七海 「気になるゲームでもあったら、また誘ってね」
セレス 「そうですね。いつか麻雀ゲームもやってみたいですし」
七海 「そうだ。今日やった格ゲー、ゲーム本体、ソフトとアケコン貸してあげるから、みっちり練習してリベンジしよう!」
セレス 「ふふふっ。わたくしよりも燃えてませんか?」
七海 「あわよくば沼に……」
セレス 「まぁ、恐ろしいですわ」
今後、セレスさんとの接点がもっと増えて、ゲーセン仲間になってくれないかなーなんて願いながら、寄宿棟まで帰った。
49 :
◆AZbDPlV/MM
[saga]:2024/08/27(火) 01:54:40.79 ID:inNpO9Kb0
七セレ?終了!
セレスちゃん、ガンシューティングは腕が疲れるから嫌がりそうだなって。エアホッケーとか、ダンレボとか、体動かす系全般嫌いそう。
百合百合できて満足できたので、ここで終了しようと思います! 安価のご協力ありがとうございました! また
>>1
のスレを見かけましたら、基本安価スレですので、お時間のあるときにでもご参加くださいませ。
猫星君とペコちゃんのスレまだあるので、進めたいですね。文章がめちゃくちゃ過ぎるので、立て直したいけど、ムダなスレ作るより、あのスレ内でまた修正したヤツを1から張り直そうかなと思ってます。
内容に変更はなし。変になってる文章、誤字の修正とか、数行の加筆と削除くらいです。
1レス分だけ進みましたが、そこに辿り着くまでの文章はまだなんですよね。いつになるやらですが、知っている方がおられましたら、思い出したときに進んでいるか覗いてみてください。
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