【安価コンマ】オリウマ娘と共に Part2

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1 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/08/04(日) 23:03:59.58 ID:bbKbCQ7N0
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┃     ノ|     _        ┃
┃  {\イ;;ム彡、<~;;;;;ヘ      . ┃
┃  へ;;;;;;/ケーミ\゙i;;;;;;゙i      .┃
┃   /人;弋   ~ヘ} ゙i;;;;;|    ..┃
┃  弋;{ミ、\`=、_  }} |;;;;|     ┃
┃   ~ヘ マ´~~´_,ノノ しヘ     ┃
┃    そ  ノ二/   ヾミニ-、  ┃
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日本ウマ娘トレーニングセンター学園――通称トレセン学園。

トゥインクル・シリーズでのデビューを目指すウマ娘たちが集う、全寮制の学園。その輝かしい門を、また一人のウマ娘が――。



【貴方】はトレセン学園の新人トレーナーです。

トレーナーとしてウマ娘と向き合い、担当ウマ娘を活躍させてあげましょう。



過去スレ

1スレ目
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1709398953/


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1722780239
2 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/08/04(日) 23:08:25.11 ID:bbKbCQ7N0
【貴方】の担当ウマ娘:シルヴァーパピヨン



シルヴァーパピヨンの競争戦績

メイクデビュー 1着
Pre-OP_プラタナス賞 1着
G1_全日本ジュニア優駿 2着
G3_ユニコーンステークス 5着
G3_エルムステークス 1着
G2_東京盃 2着
G3_カペラステークス 1着


次走:G1_ドバイゴールデンシャヒーン

3 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/08/04(日) 23:12:43.26 ID:bbKbCQ7N0
次スレです。今後はこちらで始めていきます。
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/04(日) 23:15:12.18 ID:HVvB72Hno
たておつおつおつ
5 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/08/06(火) 15:25:21.29 ID:eGk/AgfH0
お疲れ様です。前スレ1000確認しました。

パピヨンのママとパパ。どこかで出したいなという気持ちもありましたが、設定とか思いつかずそのままにしていました。パピヨンのこと溺愛してそうな雰囲気はあったんですけど。

何かママパパ案ありましたら送ってくれると嬉しいです。週末まで更新できなさそうなので。
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/06(火) 17:46:32.05 ID:bV2JO8PsO
ママンは甘やかしてそうな印象
逆にパパンはなんだろうな…放任?
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/06(火) 18:13:29.38 ID:fG1oh/Sco
パピヨンがビックマウスで観客煽ってる時
ママ「あらあら、も〜パピヨンはしょうがないわねぇ」(消極的許容)
パパ「あわわ……いくら本当の事だからといって言い方が……」(消極的賛同)
こんなイメージ

あとママはウマ耳でおっとり系
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/06(火) 19:27:32.13 ID:rofwqotfo
ドバイで勝ったら見に来てて欲しい>パパンママン

新スレ立て乙
9 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/08/06(火) 20:20:33.29 ID:cRLt2vt2O
下世話な話します
でっけぇだろうねパピヨンママの乳
10 : ◆b0/EDFEyC136 [sage]:2024/08/06(火) 20:21:24.71 ID:cRLt2vt2O
ごめんなさい上げちゃいました
更新じゃないです
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/06(火) 20:31:27.44 ID:rofwqotfo

まぁそりゃねぇ
ママが慎ましかったら、遺伝子的にパパが筋骨隆々になるし
12 : ◆b0/EDFEyC136 [sage]:2024/08/08(木) 19:57:48.69 ID:3xD3LUaY0
やっぱ普通に家庭って感じはしそう。オペラオーさんのところみたいな。
ママはウマ娘ですごくあってほしいな……体……
13 : ◆b0/EDFEyC136 [sage]:2024/08/08(木) 22:16:37.54 ID:3xD3LUaY0
パパがトレーナーでママが担当ウマ娘だったとかよくありますけど、それだとパピヨンにもう少しなんかあってもよさそうな気がするのでパパは普通の会社員とかな気がします。

何かお店やってたりしても面白いですね。パパがご飯作ってママが配膳とか……。

次更新土曜日予定です。
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/08(木) 22:41:59.78 ID:CsYNzTfZo
予定了解
ママはウマ娘だけどあんまりレースは速くなかったイメージだなあ
15 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/08/10(土) 23:56:26.62 ID:svUFStVM0
パピヨン「――やっほ、どう?元気してた?」

マンティ「ぱ、パピヨン、さん……!こ、こんにちは……!」

病室の扉を開けて、ベッドに横たわるマンティに手をひらひらと振って挨拶をする。アタシを見てゆっくりと上半身を起こそうとするのをちょっと止めて、近くの椅子に腰を掛ける。

パピヨン「足はまだ駄目な感じ?」

マンティ「……はい。松葉杖などを使えば、少しだけ歩けるんですけど……でも、まだ全然で」

そういえば、ベッドの近くに松葉杖が立てかけられてある。これ使って歩くんだ……へぇ。

マンティ「…………」

あ、しゅんとした表情になっちゃった。やば、ちょっと近況どんな感じ?って聞いただけのつもりだったんだけど、間違えちゃったか――。

パピヨン「ちょっとマンティ!そんな悲しい顔しないでよ!ごめんって――でも、ちゃんと歩けるようにはなってるんでしょ?リハビリも頑張って、それでさ」

また、走ろうよ。約束したじゃん。

マンティ「……はい、はい!それは、もちろん、です……!わ、私、その……リ、リハビリ、頑張ってますから!」

パピヨン「ん、当然でしょ。まあでも〜?マンティがリハビリしてレースで復帰するころにはアタシもダート最強になっちゃってるしな〜なかなか戦えないかもね〜」

マンティ「ふふっ……ええ、そうかもしれませんね。パピヨンさんならきっと……どんな人も魅了して、釘付けにして……そんな走りで一番になっちゃいますね」

パピヨン「……ふふ、言ってくれるじゃん。もしかしてマンティ、アタシのこと大好きでしょ」

マンティ「――――はい、ずっとずっと大好きでしたよ。貴女の走りがなかったら、私は今ここにきっと……いませんでしたから」

パピヨン「うぇ!?」

ま、は、はぁ!?そ、好きとか……や、止めてくんない!?こ、こっぱずかしいんだけど!?は、はー!そうやって動揺させる作戦!?そういうこともしてくる!?
16 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/08/10(土) 23:57:43.36 ID:svUFStVM0
マンティ「では、頑張ってくださいね――テレビで見ていますよ。貴女が、世界で一番になる瞬間を。そして待っていてください、すぐに……追いつきますから」

パピヨン「ほ、ほぉ。まあ、そういう約束だからね、うん……頑張ってくるよ、だから期待して待っててよ」

期待して待っててよ。この言葉に、マンティはなんだかとても嬉しそうにしながら笑うと。右手で握りこぶしを作って、こちらに向ける。

……いいね。やってあげる。

パピヨン「いっ、えーい!」

マンティ「い、いえーい!」

グーターッチ!

――――ドバイに向かう、前日のお話。

さてさて、頑張っちゃおうかな〜……ぷはは。
17 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/08/11(日) 00:04:35.05 ID:bU5nHJzA0
すみません、土曜日にやる予定でしたがちょっとこれだけです。お疲れさまでした。

次ゴールデンシャヒーン。行きましょうやりましょう。
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/11(日) 01:38:26.22 ID:GmECsmLBo
行くぜやるぜ
しっとりマンティももっとやろう!
おつ
19 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/08/12(月) 19:07:31.56 ID:92/7nx8r0
『……』

様々な人やウマ娘に見送られながら、【貴方】とパピヨンはドバイへと旅立った。長い長いフライトの間、【貴方】はドバイでのレースに思いを馳せたが、中々思考がまとまらない。

……【貴方】は飛行機に乗るのがこれが初めてだった。学生時代の修学旅行などはすべて新幹線で行ける範囲内で、友人との旅行なんてのもするタイプではなかった。

パピヨン『うわっ!すごっ!お兄さんお兄さん!空飛んでる空飛んでる!うひゃ〜……うわ、うわ〜!』

そういえば、この前パピヨンも飛行機に乗るのは初めてだと言っていた。窓際の席から外の景色を眺め、きゃほきゃほと喜んでいた姿は、確かに初めて飛行機に乗る人の姿だった。

……まあ、そんな自分もちょっと外の景色を写真で撮ってしまったのだが。と、【貴方】はなんだか恥ずかしくなる。

パピヨン「すぅ……すぅ……んむっ、ぅ……」

『……すぐ寝たな』

あんなにはしゃいでいた彼女も、今はすっかりおとなしくなってぐっすり眠っていた。これまで一緒に過ごしてきて、あんなに成長した彼女もやはりまだまだ子供なのだと、【貴方】はクスリと笑う。

――何もパピヨンは一人じゃない。【貴方】もいるし、それにドバイの他のレースに日本から出走する別のウマ娘もいる。

実力なんて疑う必要はない、気持ちも負けやしない。全部全部必要以上なんだから、あと足りないのは――。

『……自分も寝るか』

ちらりと、隣の席でスヤスヤ眠っているパピヨンを見る。

……軽く、髪の毛を撫でる。尻尾と同様にとても丁寧に手入れされていて、少し触るだけでなんだか気持ちがいい。それに何時だったかお気に入りだと言っていた、甘い匂いがふわりと鼻をくすぐった。

『…………頑張ろうな、パピヨン』

そう言って、【貴方】は目を瞑った。

――。

――――。

――――――――。

――――――――――――――――。
20 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/08/12(月) 19:08:35.89 ID:92/7nx8r0
――――ドバイ、メイダンレース場。控室。

『……どうだ、コンディションのほうは』

控室でパピヨンに言葉をかける。

ダボっとした一枚パーカー、黒のダメージソックス、ヒトではまともに走ることすらできないようなピンヒールブーツ。なんだか見てるだけでハラハラしてしまいそうな、心配したくなるような勝負服を身に纏ったパピヨン。

……パピヨンが、口を開く。

パピヨン「――うん、絶好調。ドバイのコースでも練習してたけど別に違和感とかもなかったし……というか、それはお兄さんが一番よく知ってるよね」

思えば飛行機を降りてドバイの地に立ち、ホテルなどに荷物を置いてから――ずっと今日までドバイのコースになれるために練習の毎日だった。

結論から言うと――パピヨンは十分ドバイの地でも走れるということが分かった。日本のダートとも遜色変わらない走りを見せつけ、にやりと笑うパピヨンの顔が今でも忘れられない。

――だとすれば後は自分が頑張るしかない。初めての海外による時差ボケも生活習慣も、食生活も、アウェーのこの空気に負けないサポートも――全部やり切って、パピヨンを舞台に立たせるだけだ。

そして今、自分とパピヨンはここにいる――。

パピヨン「今日までお兄さんほんっと過保護かって思うくらい色々してくれたよね。いつも通り我儘言っても全部対応してくれたし」

『そりゃ、それをやるのがキミのトレーナーだからな』

パピヨン「ぷぷ、お兄さんアタシのこと大好き過ぎるでしょ〜!」

『……好きじゃなかったらここまでしないさ』

パピヨン「……!っ……すー……っ……。ふっ、ふぅ、へぇ……ま、まあ。そ、そりゃそうだよね〜!ぷ、ぷはははは!!!」

……と、というかこんな話はどうでもいいの!お兄さんのキモい言動もそこまでにして!

顔を真っ赤にしながらぷんぷん怒り出すパピヨン。

パピヨン「はぁ……こんな大舞台でちょっと緊張してたのに、お兄さんのせいで緊張もどっか行っちゃった」

『そ、そうか……ならよかった。キミが緊張で実力を発揮できないとか言われたら困ってしまうからな』

パピヨン「言っとくけど良い意味で言ってないからね。アタシ以外のウマ娘にそんな言動したら普通に嫌われるし、通報とかされるからね!」

『……分かってるよ』

この前もこんなことを言われたような気がする、しかしそれならこっちにも言いたいことがある。パピヨンの我儘な言動は他の人にやると迷惑がかかるから自分以外にやらないでほしい――が、これは今言うことではないな。

……こんなやり取りができるなら、本当にパピヨンは大丈夫そうだな。
21 : ◆b0/EDFEyC136 [saga]:2024/08/12(月) 19:09:14.49 ID:92/7nx8r0
パピヨン「それにしても、ついにこんなところまで来ちゃったね。昔のアタシが聞けば嘘だって信じてもらえないだろうね。アタシが海外のG1で走ろうとしてるなんて」

『ああ、そうかもな』

パピヨン「……でも昔のお兄さんなら信じてくれるよね。未来のアタシが、海外のG1で走ってるよって言っても――」

『信じるに決まっているさ。だって自分は、キミの走りに魅了されてここまで来たんだ。キミの走りが世界に通用しないはずがない――そう信じて、ずっとキミと頑張ったんだ」

メイクデビューであの走りを見た瞬間から、自分はキミの走りに焼かれているんだ。

パピヨン「――じゃあ期待してね。アタシが世界の大舞台で人気も空気も全部ひっくり返して――勝つ姿を」

『……期待するさ、ずっとずっと自分はキミに期待してばかりなんだ』

パピヨン「はぁ、重いなぁ。そういうの嫌われるよ?でも――――そんなお兄さんだから、アタシはここまでこれた」

お兄さんの期待も、日本の期待も、友達の――ライバルの期待も。全部全部ぜーんぶ背負って。



パピヨン「――――特等席で見ててよ、ばっちり応えて見せるから」

『ああしっかり見ているよ、パピヨンの大舞台――――だから、楽しんで行ってこい!」



パシィン!と、ハイタッチの音が響く。

そして、パピヨンは――――満面の笑みで、控室を飛び出して行って――――。

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