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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part3
- 159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 14:14:09.76 ID:t7nqWalSO
- クロシュ、水分を溜め込む
- 160 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 14:54:02.44 ID:2YjYtI/50
- 焚き火「」パチパチ
食器「」カラン
イリス「やっぱり砂漠は食べるものが少ないですね。保存食を多めに持ってきて正解でした」
ローガン「うむ……。現地調達できればそれに越したことはないのだがな。やはり砂漠では食料を見つけにくい」
ミスティ「……ないわけではないのよね? 砂漠にはどんな食料があるの?」
ローガン「そうだな……例えば、セイントレアキャニオンのところどころに生えていた放射状の植物を覚えているか? 今日は見つけられなかったが、あれと同じものがこの砂漠に生えていることもある。あれは食用可能だ」
イリス「ええっ!? あ、あれ食べられるんだ……」
ミスティ「あんまり美味しくなさそうね……」
ローガン「まあ、実際美味くはない……。だがこの砂漠には美味い植物もあるぞ。例えばテラヌス・ウルスの名産品と言われるテラヌスアロエだ。分厚い葉の中には、水分と栄養が豊富に含まれたゼリー状の葉肉がたっぷり詰まっている。イリスくんのような水属性の使い手がいなければ、水の調達は極めて重大な課題となるゆえ重宝されている」
イリス「テラヌスアロエは食べたことがあります! つるつるで美味しいんですよね」
ミスティ「食べられることは知ってたけど、私は実際に食べたことがないわね……。もし見かけたら食べてみようかしら……」
ローガン「もし見かけることができたら食べるのが良いだろう……。他にも、ウチワサボテンの葉はテラヌスアロエほどではないが水分と栄養が含まれている良い食料となる。そして植物以外であれば、この砂漠にはスナニワトリやツチノコモドキも生息していたはず。もし見かけることができたら、食すことが可能だ」
イリス「スナニワトリはなんとなくわかりますけど……ツチノコモドキって……?」
ローガン「ツチノコのように、胴体が丸々とした大きなトカゲだ。簡単には見つからないが、見つけることができれば貴重なタンパク源となる」
ミスティ「トカゲ……美味しいのかしら……」
ローガン「意外と美味かった」
ミスティ「そ、そうなのね……」
ローガン「あとは……サバクイナゴやオオキイスナミミズも一応食用可能だ……」
イリス「イナゴと、ミミズ……」
ミスティ「まあ……ムカデよりはマシかしら……」
ローガン「おっと、あともう一つ! サボテンドラゴンを忘れていた」
イリス「サボテン……ドラゴン……?」
ローガン「水を求めて砂漠を彷徨う、サボテンの形をしたドラゴン……ではなく、ドラゴンの形をしたサボテンだ」
ミスティ「な、何を言っているのかしら……サボテンの……ドラゴン???」
ローガン「うむ……。アルラウネやマンドラ大根のように、自らの意思で自由に行動できる植物の一種と言われているが……私も詳しくは知らぬ」
イリス「な、なるほど……。それで、そのサボテンドラゴンも……食べられるんですか?」
ローガン「うむ。ドラゴンの名に相応しい巨体ゆえ、その身に貯蔵されている水分と栄養も豊富なのだそうだ。もし見つけて倒すことができれば、上質な水分と食料になるだろう……」
ミスティ「面白い生き物がいるのね……砂漠って……」
◆
- 161 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 14:55:15.51 ID:2YjYtI/50
- ―夜
テラヌス砂漠
満点の星空「」キラキラ
クロシュ「わぁ……」
エバンス「なんでこんなに星が綺麗に見えるんだ?」
妖精「砂漠は乾燥してるからねえ。空気中の水分が少なければ光が真っ直ぐに届きやすいんだよ」
エバンス「そうなのか……妖精は物知りだな」
妖精「まあ、無駄に長生きしてるからね……」
エバンス「よし! それじゃあついでに、俺の魔法練習の手伝いも頼む!」ザッ
妖精「私、人間の魔法はあんまり得意じゃないんだけど……」
エバンス「俺よりは得意だろ?」
妖精「まあ……」
↓1コンマ
01-60 まあまあ[1/4]
61-90 そこそこ[2/4]
91-00 良い感じ[4/4]
- 162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 14:57:24.07 ID:Djwf1Y4f0
- やあ
- 163 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 15:31:05.68 ID:2YjYtI/50
- エバンス「はっ!」カッ
砂塊「」ドンッ!
妖精「まあ普通にできてるしいいんじゃない?」
エバンス「いや、よく見てみろ!」
崩れていく砂塊「」パラパラ…
エバンス「すぐに崩れちまう!」
妖精「砂ってそういうもんだよ」
エバンス「思い出してくれ、あのトコナツ島にいた猫人のおっさんの砂魔法を。地属性の俺も、理論上はアレと同じことができるはずなんだ」
妖精「まあ、理論上はね? でもあの人の技量、イリスやミスティと同じくらいの腕前だったし、一朝一夕じゃ追いつけないと思うよ?」
エバンス「望むところだ。現状だと、俺は剣技だけはローガンの旦那と同等だが、剣技以外の大体は旦那より下手だからな……。このままじゃ立つ瀬がない」
妖精「まあ、ほら……ローガンはおじさんだけどエバンスはまだ若いじゃん」
エバンス「若さで人を守れるかっつー話だ!」
妖精「立つ瀬の話じゃなかったの……まあでも言いたいことはわかったよ。イリスやミスティみたいなもっと若い女の子に教えてもらうのも格好が付かないだろうし、私が付き合ってあげる」
エバンス「すまん、頼む」
☆エバンスの魔法経験が[1/4]になりました
*
- 164 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 15:32:06.41 ID:2YjYtI/50
- スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
エバンス「んで……クロシュちゃんは何をやってるんだ?」
妖精「風になる練習だってさ。けっこう前からがんばってるんだけど、難しいみたい」
エバンス「風になる……。そんなことが可能なのか……?」
妖精「まあ……理論上は」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
↓1コンマ
01-70 だめです[経験3/12]
71-98 霧散する[経験6/12]
99-00 風の如し[経験☆]
- 165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 15:33:55.58 ID:Fsh77WG7O
- あ
- 166 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 16:04:23.82 ID:2YjYtI/50
- モニョモニョ… モニョモニョモニョ…
デロデロ…
スライムクロシュ「」デロロ…
エバンス「おわっ! だ、大丈夫かクロシュちゃん!」
妖精「集中しすぎて疲れちゃったみたい……。今日はここまでだね。川床に戻って休もっか」
スライムクロシュ「」モニョ…
☆クロシュの風経験が[3/12]になりました
◆
- 167 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 16:04:49.45 ID:2YjYtI/50
- ―テラヌス・ウルスへの旅路 2日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:魔銀の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*2 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*1 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 雨乞い傘 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな巻き貝 精霊樹の実のジャム
魔術書「星の魔力」上 大きな軽石 精霊樹の鉢植え
お宿の焼き菓子 闇の欠片 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 フリルワンピ水着 メルルの帽子
魔導飯盒 魔法学園のスク水 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 炎鉱石 暗黒優待券
属性大全 ガラスのザリガニ
魔王図鑑 踊り子の双剣
マジカルブラッドワイン
吸血鬼殺ブラッドワイン
綺麗な砂
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・風になる[3/12]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・魔法の練習[1/4](エバンス)
- 168 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 16:09:38.04 ID:2YjYtI/50
- ―テラヌス砂漠 持久力[8/10]
強化ソリ「」シャーッ――
エバンス「これって、今どの辺だ?」
妖精「風の精霊たちによると、真ん中より少し前くらいだってさ。このペースなら、明日の夕方にはテラヌス・ウルスの首都に着くと思う」
ローガン「速いな……通常の行軍であれば、王国からテラヌス・ウルス首都までは最低でも5日はかかるというのに」
ミスティ「ふふ、ソリは雪国以外でも使えるのよ……。まあ、私も砂漠を走るのは初めてなんだけどね……」
クロシュ「……のど、かわいた……」
イリス「お水!? はい、どうぞ!」パァァァ
コップ「」チャポン
クロシュ「わぁ……。ありがと……んぐ、んぐ」ゴクゴク
妖精「イリス、魔力は大丈夫?」
イリス「うん! 余分に出して貯蔵……はソリが重くなっちゃうからだめか」
妖精「そうだね。その分、イリスはいつでも水を出せるように魔力を貯めておいて」
イリス「了解! みんなも、喉が乾いたら遠慮せず言ってね!」
↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-35 食料発見(コンマ)
36-50 物品発見(コンマ)
51-65 場所発見(コンマ)
66-80 良いこと(自由安価)
81-00 旅は道連れ
- 169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 16:10:16.00 ID:Djwf1Y4f0
- せい
- 170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 16:10:30.27 ID:yQN/KKKDO
- はい
- 171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 16:10:32.03 ID:/tXvxfCXO
- ん
- 172 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 16:14:33.23 ID:2YjYtI/50
- わお、00クリティカルなのでここで道連れになる人の仲良し度はとても大きく上がります
そしてごはんも見つけたようです
↓1コンマ 旅は道連れ
01-22 メルル
23-44 黒髪の無愛想な青年
45-66 赤髪ロングポニテの女性冒険者
67-88 リュアン
89-92 レイ
93-96 フメイ&アリシラ
97-00 セイン
↓2コンマ 見つけた食料
01-10 枯れ草
11-20 食べられる乾燥植物
21-30 サバクイナゴ
31-40 オオキイスナミミズ
41-50 ツチノコモドキ
51-60 ウチワサボテン
61-70 スナニワトリの卵
71-80 テラヌスアロエ
81-90 精霊サボテンの実
91-00 テラヌスコハクガニ
- 173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 16:15:16.07 ID:C2P127Ffo
- なー
- 174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 16:15:26.99 ID:yQN/KKKDO
- はい
- 175 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 17:14:08.69 ID:2YjYtI/50
- ―テラヌス砂漠
強化ソリ「」シャーッ――
妖精「……ん? この気配は……ていっ!」ゲシッ
???「あいたっ!」ベシッ
イリス「ええ!?」
ミスティ「この流れ……まさか……」
メルル「やはは、バレちゃしょうがないねェ」スゥ-
クロシュ「わっ……!」
ローガン「君は……メルルくんか!」
エバンス「いつの間に!?」
メルル「ついさっき! 水も食料も尽きてヘトヘトで歩いてたとこで、見慣れたソリが通りがかったもんだからねェ」
ミスティ「ちゃんと言えば乗せてあげるわよ……。知らない間柄でもないんだから……」
メルル「いやまあ、様式美ってやつ? あ……でも……そろそろやばいかも……お、お水を……」フラフラ
イリス「うわわ! だからちゃんと言えばすぐあげるのに!」
コップ「」チャポン
*
- 176 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 17:14:40.85 ID:2YjYtI/50
- メルル「ふぇぇ〜助かったぁ〜! ほんとにもうだめかと思ったよォ〜」
エバンス「砂漠で行き倒れるなんて洒落にならんからな……。本当に良かったな、俺たちが通りかかって」
メルル「いやァほんとほんと! めっちゃ助かりました! この御恩は一生忘れませんよホント!」
妖精「調子の良いやつだなあ。砂漠を渡る時はちゃんと準備してからにしなよ」
メルル「いや〜したんだけどねえ。何日か前に、コハク色のすっごい綺麗で美味しそうなカニを見つけて、追いかけてたらでっかいドラゴンみたいなサボテンに襲われちゃってさァ。今度は追われる側になって、必死に逃げ回ってるうちに場所もわかんなくなるし水もご飯も尽きるしで散々だったよ!」
ミスティ「サボテンドラゴン……本当にいるのね……」
妖精「コハク色の綺麗なカニ……それってまさか――」
テラヌスコハクガニ「チョキチョキ」
メルル「ああああ〜〜!!! あれだ! あのカニ!!!!」
*
- 177 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 17:15:54.59 ID:2YjYtI/50
- 焼きテラヌスコハクガニ「」ジュウウ…
メルル「お、おおお……カニだ……!! 砂漠の真ん中で焼きガニパーティだ!!」
イリス「でっかいカニだったから、一匹だけでもみんなで食べられるよ!!」
ミスティ「どうして砂漠にカニが……? ローガンさんはなにか知ってる……?」
ローガン「い、いや……私も初めて見た。砂漠にこのような美しいカニがいたとは……」
妖精「これは……もしかしたら、テラヌスコハクガニかも。食べれば砂漠の力を得られると言われる、伝説の――」
エバンス「そ、そんなにすげえカニなのか!?」
妖精「ただの伝承だけどね。実際に見たのは私も初めてだし。とにかく食べてみよう!」
クロシュ「……」ゴクッ
「いただきます!」
*
スライムクロシュ「〜〜!!!!」モニョニョ モグモグ
妖精「――!!!」
ローガン「こ、これは……!!」
エバンス「これが……!!」
イリス「テラヌス――」
ミスティ「コハクガニ……!!!」
メルル「うまぁぁぁい!!!!」
☆テラヌスコハクガニを食べました
・持久力が10回復しました
・この道中におけるランダムイベント以外の大体のコンマに+40のバフがかかります
・クロシュが光属性を獲得しやすくなりました
◆
- 178 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 17:17:06.57 ID:2YjYtI/50
- ―夕方
大きな岩陰
焚き火「」パチパチ
メルル「は〜、美味しいカニも食べられたし、外敵に怯えることなく眠れるし、快適な旅だァ〜」
イリス「本当に私たちが通りかかって良かったよ……。あのカニは美味しかったけど、次からはちゃんと周りを見るんだよ?」
メルル「わかってるよォ〜」
ミスティ「普段は一人旅してるのよね……? パーティを組もうとかは考えないの……?」
メルル「ん〜……こういう風に、目的地が一緒の時だけ一時的に一緒になるのは良いんだけどねェ。あたしっていろんなとこに行きたいタチだからさァ、きっとパーティとか組むと振り回しちゃうか、逆に我慢させられちゃうことになると思うんだよねェ……。だから全部自分の意思で決められる一人旅が一番性に合うんだよ、たぶん!」
イリス「た、多分……」
メルル「でもでも、今日はみんながいてくれてほんとに助かったよ! 一人旅ってやっぱり、時々心細かったりもするからさァ……。今日のことはほんとに感謝してるよ! ほんとにほんとに!」
ミスティ「ふふ……気を付けなさいよ……」
テラヌス・ウルスへの2日目の夜です。大きな岩陰で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
- 179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 17:17:36.90 ID:rThJN8HX0
- メルル、クロシュと模擬戦
- 180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 17:24:04.36 ID:CH7d5hFRo
- クロシュ
仲間と一時的に合体してパワーアップ
とかできません?
- 181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 17:27:41.41 ID:KrT5Rw++0
- 仲間での連携技とか使えない?
例えば星の魔法剣とか
- 182 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 17:32:37.33 ID:2YjYtI/50
- メルル「んんん〜〜……今のあたしなら何をしても上手くやれる気がするなァ〜……そうだ!!」ピコン!
クロシュ「?」
メルル「んっふっふ……クロシュちゃん、あたしが稽古付けたげる!」ドヤッ
クロシュ「わあ……」
妖精「ええ……? 急に何を考えてるの……?」
メルル「助けてくれたお礼だよォ〜。クロシュちゃんはまだあかちゃんスライムなんでしょ? だったら生きるための訓練が必要だと思ってね!」
エバンス「まあ、一理あるが……。そもそもメルルって戦えるのか?」
メルル「一人旅女子を舐めないでいただきたいっ! 降りかかる火の粉なんかお茶の子さいさいってね!」
ローガン「まあ……せっかくだし、付けてもらってはどうだろうか。稽古を」
クロシュ「うん……」
――模擬戦闘開始――
↓1コンマ(お互いにカニを食べているので相殺)
01-25 クロシュ敗北
26-90 クロシュ勝利
91-00 光学迷彩強化
- 183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 17:42:05.97 ID:t+cNPJFFO
- こんま
- 184 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 18:41:36.19 ID:2YjYtI/50
- メルル「あたしの戦い方はァ……こうだ!」スゥ―
透明「」スゥゥ――
イリス「き、消えた!?」
妖精「姿を眩ませただけ。魔力反応を辿れば追えるよ」
イリス「いやそう簡単に言うけど、これ魔力もけっこう巧妙に隠してない!?」
ミスティ「私も……違和感程度ならなんとか掴めるけど、正確な位置までは把握できないわ……!」
エバンス「イリスちゃんとミスティちゃんが追えないほどなのか……!?」
ローガン「一人旅をしてきた実力は伊達ではないということか……!」
クロシュ「??」キョロキョロ
透明「ほらほら、あたしはここだよ〜。デコピンをくらえ!」ピンッ
クロシュ「んゅっ!」ペチッ
透明「んっふっふ……このあたしを倒せないようじゃ未来は掴めないぞォ〜?」
クロシュ「んむむ……」
エバンス「クロシュちゃんが押されてるぞ……!」
イリス「あれって、押されてるって言って良いのかな……?」
妖精「いや……もしメルルが暗殺者だったら、押されてるどころかクロシュはもう死んでる。スライム核を一突きされてね」
イリス「た、確かに……!」
ミスティ「クロシュ……!」
ローガン「どうする、クロシュくん……!」
- 185 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 18:42:41.95 ID:2YjYtI/50
- クロシュ「!」ピコン!
透明「おっ、何か良い策は浮かんだかなァ〜?」
クロシュ「」スゥ―
透明「」スゥゥ――
透明「ええっ!? クロシュちゃんまで透明に!!?」
イリス「クロシュちゃんまで透明になっちゃった!」
妖精「でも――魔力はメルルほどには隠せてない! あくまで光学的に身を隠しただけだよ!」
透明「びっくりした……! でもあたしよりは上手くないみたいだね、透明になるの」
透明「……」
透明「ほら、もう一発デコピンだァ!」ピンッ
透明「」ガシッ
透明「わわっ! は、離して!」
透明「」モニョモニョ
透明「うわわわ、やめてェ! たべないでェ!!」ジタバタ
透明「」モニョニョニョ
ミスティ「え、ええ……? 何が起きているの……?」
妖精「クロシュが……スライムの姿で、メルルを呑み込もうとしてるみたい……」
イリス「ええ……」
透明「」モニョモニョ…
透明「はひ、はひ……あへぇ……」ビクンビクン
透明「」スゥゥ―
イリス「!! クロシュちゃんの魔力反応まで見えなくなってきた……!?」
ミスティ「まさか、クロシュ――」
妖精「メルルの魔力を隠す技術を――模倣した!?」
☆クロシュの隠密看破能力が上がりました
☆光学迷彩が強化され、魔力が検知されにくくなりました
◆
- 186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 19:02:23.88 ID:akHiQC//O
- やはり天才じゃったか…
- 187 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 19:54:47.63 ID:2YjYtI/50
- クロシュ「ん……。ありがと、ございました……」ペコ
メルル「完敗だよォ〜……。もうあたしが教えられることはないっぽいかもォ〜……」
ローガン「いやしかし、我々としても教わるものは多かった。ああいったアサシンからの攻撃にも備えが必要だ」
妖精「そうだね……。今はともかく、もし世界樹の光を一つ以上手に入れた場合、私たちはいろんな勢力から狙われるようになるだろうし、備えは必要かも」
イリス「あ、アサシンから狙われる……!?」
ミスティ「……一番厄介なのは王国からの刺客でしょうね。まだ光を得ていない今のうちに、いろいろ準備を進めた方が良いかもしれないわね……」
エバンス「刺客からの護衛も俺たち傭兵の仕事だ。嬢ちゃんたちは安心しときな」
イリス「い、いやいや……私だって戦えますもん! エバンスさんたちに任せっきりにはしません!」
ローガン「……ふむ……」
*
- 188 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 19:55:39.39 ID:2YjYtI/50
- メルル「しかしびっくりしたなあ……。あたしの身体をモニョモニョして、迷彩魔法を読み取ったの?」
クロシュ「うん……。いつも読み取れるわけじゃ、ないけど……。今回は、メルルさんのお陰で、わかりやすかった……」
メルル「すっごい反則技!」
妖精「同化したわけじゃないんだよね?」
クロシュ「うん……。同化は、してない……」
メルル「? 同化って?」
妖精「えっとね。スライムの能力の一つで、物体を身体に取り込むことでそれの持つ力や属性を身に付けることができるの。同化が終わったらその物体は身体の外に出されるから……簡単に言えば、人間とかは武具を装備≠ナきるけど、それをより高度に、あらゆる物質で行えるようにした能力……って感じかな?」
メルル「え、すご! てことは、伝説の剣と同化すれば伝説の剣士クロシュちゃんになるってこと!?」
妖精「ま、まあ……そういうことかな?」
メルル「じゃあじゃあ、例えばこのパーティ全員でモニョモニョすれば、最強の六人合体アルティメットクロシュちゃんになれるんじゃない!?」
妖精「ええ……」
クロシュ「い、生きてる人と同化するのは……あぶないから、だめ……」
メルル「え、そうなの?」
クロシュ「うん……」
妖精「私もちょっと同化について調べてみたんだけど、一応生きてる相手ともやろうとすればできるみたい。ただ、同化を行う側のスライムには非常に高い技量が求められて、同化される側の生き物も絶対に抵抗しちゃいけないんだってさ。失敗すれば、同化される側の生き物は元の形に戻れないか、最悪死ぬ。だからあんまり推奨はされてないって」
クロシュ「うん……。同化って……同化するものを、わたしの身体の中で、一旦ばらばらに溶かしちゃうんだけど……。生きてるものを、ばらばらにすると……ふつうは、死んじゃうから……。ちょっとでも、わたしが、へたくそだと……死んじゃう、かも……」
メルル「ば、ばらばらに溶かす……!!」ゾゾッ
妖精「生きてる者と同化するのは基本的に避けた方が良いだろうね。まあクロシュはわかってるみたいだから大丈夫だと思うけど」
クロシュ「うん……。でも……六人合体は……ちょっと、おもしろい、かも……」
メルル「やはは……ま、まあ話半分ってことで……」
クロシュ「……!」ピコン!
妖精「……何を思い付いたの?」
クロシュ「ちょっと……やってみる!」
妖精「ええ、何を?」
デロデロ…モニョモニョ…
↓1コンマ(テラヌスコハクガニの加護+40)
01-60 だめでした
61-90 分裂成功
91-00 分裂+各自独立擬態
- 189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 19:58:57.85 ID:rThJN8HX0
- あ
- 190 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 20:34:34.80 ID:2YjYtI/50
- ポポポポポン!!!!
分体イリスクロシュ「じゃーん!」ポン!
分体ミスティクロシュ「できたわ……」ポン!
分体ローガンクロシュ「上手くいったな」ポン!
分体エバンスクロシュ「やればできるもんだ!」ポン!
分体妖精クロシュ「けっこう上手いでしょ」ポン!
クロシュ「!」ドヤッ
妖精「え、ええええ〜〜〜〜!!!!?」
メルル「えっえっ!! クロシュちゃんすっごォ〜い!!!」
クロシュ「んへへ……しかも……」ピョンッ
分体クロシュたち「」ピョンピョンピョンピョンッ
デロデロ…モニョモニョ…
六人合体クロシュ「!!」ポン!
メルル「ワオ! 元に戻っちゃった!!」
妖精「……元に戻ったね」
☆クロシュが分体を作れるようになりました
☆分体は自由に擬態することができます。同化はまだ難しいです
◆
- 191 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 20:35:48.64 ID:2YjYtI/50
- ―夜
大きな岩陰
ミスティ「……」グッ
魔銀の短剣「」
ミスティ「……氷の剣よ」コォォォ―
氷属性が付与された魔銀の剣「」キンッ!
ミスティ「よし……。たまにはエンチャントと短剣術の訓練もしておかないとね……」シャッシャッ
イリス「あっ、エンチャント!」
ミスティ「イリス。そういえばあなたも杖術を嗜んでいたはずよね。エンチャントは使える?」
イリス「うん。五大属性それぞれ付与できるけど、前衛に任せられる今はほとんど使う機会がないよね」
ミスティ「そうね……。でも、万が一の時のために感覚は忘れないようにしないと……」
イリス「うん、そうだね。私も久しぶりにやろっかなあ、エンチャントと杖術の練習」
ミスティ「……ところで、星属性は付与できるの?」
イリス「今まさにそれを試そうと思ってたとこ!」
ミスティ「じゃあ丁度良いわね……」
エバンス「話は聞かせてもらったぜ! エンチャントの練習だって?」
ローガン「我々も混ざって問題ないか?」
イリス「あ、はいもちろんです!」
ミスティ「ローガンさんとエバンスは使えるの?」
エバンス「いや……俺は使えないんだよな」
ローガン「私は……使えなくもないが、普段は使っておらん。鋼に鋼を付与すれば強化できるのは確かだが、それよりは鋼魔法による攻撃で手数を増やした方が有利な場面が多いのでな」
イリス「なるほど……。あの、ちょっと試してみたいことがあるんですけど、いいですか?」
エバンス「ん? なんだ?」
イリス「前衛で戦ってるお二人の剣に、後方からエンチャントできないかと思いまして」
ローガン「ふむ……。普段から自分で使い慣れている武器に付与するよりも少々難しいと思うが、やってみるか?」
イリス「はい!」
↓1コンマ 魔法剣(テラヌスコハクガニの加護+40)
01-30 だめでした
31-00 できました
↓2コンマ 星属性付与(テラヌスコハクガニの加護+40)
01-40 難しい
41-90 自分の杖になら
91-00 できた
- 192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 20:37:15.09 ID:jcgiwxnWO
- こんま
- 193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 20:42:05.58 ID:yQN/KKKDO
- はい
- 194 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:06:12.23 ID:2YjYtI/50
- エバンス「剣が強化されるんならありがたいが、さて――」
ローガン「では、まずは私とエバンスくんが模擬戦を行おう。君たちはその後方から、我々の武器に魔力を付与してくれ」
ミスティ「わかったわ……」
イリス「わかりました!」
*
エバンス「せいっ!」シャッ
ローガン「なんの!」ギンッ
ミスティ「氷の剣よ――」コォォォ―
氷属性が付与された鋼の剣「」キンッ!
ローガン「!」
イリス「星の剣よ――!」コォォォ―
星属性が付与された魔銀の剣「」キラキラ…
エバンス「おおっ!」
ミスティ「上手くいったわね……」
イリス「うん! 戦ってる最中でもちゃんと付与できそう!」
エバンス「頼りにさせてもらうぜ!」
ローガン「うむ! 弱点を突ける敵が現れたら一気に攻め立てられるな」
☆イリスとミスティが、他者の武器に属性を付与できるようになりました
☆イリスが、星属性を付与できるようになりました
◆
- 195 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:06:41.60 ID:2YjYtI/50
- ―テラヌス・ウルスへの旅路 3日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:魔銀の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*2 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*1 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 雨乞い傘 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな巻き貝 精霊樹の実のジャム
魔術書「星の魔力」上 大きな軽石 精霊樹の鉢植え
お宿の焼き菓子 闇の欠片 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 フリルワンピ水着 メルルの帽子
魔導飯盒 魔法学園のスク水 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 炎鉱石 暗黒優待券
属性大全 ガラスのザリガニ
魔王図鑑 踊り子の双剣
マジカルブラッドワイン
吸血鬼殺ブラッドワイン
綺麗な砂
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・風になる[3/12]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・魔法の練習[1/4](エバンス)
- 196 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:07:09.20 ID:2YjYtI/50
- ―テラヌス砂漠 持久力[16/10]
強化ソリ「」シャーッ――
スライムクロシュ「〜〜」ググッ モニョモニョ
イリス「ん〜!! なんだか昨日から絶好調って感じ!」
ミスティ「あのカニを食べてから、私もすごく調子が良いわ……」
メルル「いや〜、これは実質私のお陰だねェ。私を助けたからこそあのカニにありつけたわけで」
妖精「まあ……メルルがいなかったらカニを見落としていた可能性も高いし、否定できないかも……」
エバンス「いやあでも本当に調子が良いぞ! 今ならとんでもない強敵にでも勝てそうな気がするぜ!」
ローガン「だが警戒は怠らぬように。旅というのは最後まで油断ならぬ。我々はいつも、旅の最後に幽霊船に捕まったり、恐ろしい吸血鬼に襲われたりしているのだから……」
エバンス「おう!」
妖精「順調に進めば今日の夕方には着きそうだね。消耗もほとんどないどころかカニのお陰で力が溢れてくるくらいだし、この調子で一気に進もう!」
↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-40 食料発見(コンマ)
41-60 物品発見(コンマ)
61-80 場所発見(コンマ)
81-00 良いこと(自由安価)
- 197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 21:07:28.83 ID:rThJN8HX0
- ん
- 198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 21:08:00.37 ID:1JABKPnvO
- こ
- 199 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:09:57.29 ID:2YjYtI/50
- 良いことと、再び食べ物を見つけたようです
↓1自由安価 起きたできごと
↓2コンマ 見つけた食料
01-10 枯れ草
11-20 食べられる乾燥植物
21-30 サバクイナゴ
31-40 オオキイスナミミズ
41-50 ツチノコモドキ
51-60 ウチワサボテン
61-70 スナニワトリの卵
71-80 テラヌスアロエ
81-90 精霊サボテンの実
91-00 テラヌスコハクガニ
- 200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 21:10:47.61 ID:fZnpxnajO
- サボテンドラゴンの死骸発見
- 201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 21:20:18.31 ID:AgoBU9svo
- お
- 202 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:37:34.58 ID:2YjYtI/50
- 強化ソリ「」シャーッ――
ミスティ「そろそろお昼ね……。ん?」
地面から生えた巨大ワーム「ギュオオオオ!!」モゾモゾ
ミスティ「!!」ゾワワッ
ローガン「おお、あれがオオキイスナミミズだ。せっかくだし今日の昼はあれにするか?」
ミスティ「え、ええ!?」
*
ジュジュッ… ジュゥゥ……
焼きオオキイスナミミズ「」コンガリ
焼きオオキイスナミミズ「」コンガリ
焼きオオキイスナミミズ「」コンガリ
イリス「う、うぅぅ……こ、これ本当に食べられるの……!?」
ローガン「焼いてしまえば他の肉と変わらぬ。味も食感も問題ないぞ」モグモグ
エバンス「ん、確かに悪くないなこりゃ」モグモグ
メルル「もぐもぐ……見た目は最悪だけど確かに味は悪くないかも!」モグモグ
ミスティ「……まあ、ムカデよりはマシだわ……。ムカデは食感もムカデだったし……」モグモグ
イリス「み、みんな順応してきてる……。こ、これが文明人のすることなの!? ううううう!!!」バクバクモグモグ!!!!
妖精「わあ……。イリス、あんまり無理して食べなくても良いと思うよ……」モグモグ
スライムクロシュ「〜〜♪」モグモグ
☆オオキイスナミミズを食べたことにより、次回戦闘時のコンマに+10のバフがかかります
*
- 203 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:38:58.50 ID:2YjYtI/50
- 強化ソリ「」シャーッ――
ミスティ「……ん? あれは……」
妖精「お……あれはサボテンドラゴン――」
動かないサボテンドラゴン「」
妖精「――の死骸かな……?」
ミスティ「一応、近くに寄ってみましょうか」
*
強化ソリ「」キキッ
サボテンドラゴンの死骸「」カラカラ
イリス「これが……サボテンドラゴン!」
ローガン「干からびているな……。水不足の影響か……」
ミスティ「大きいけれど……こうして干からびている姿を見ると、なんだか物悲しいわね……」
妖精「……強さを増した光にやられちゃったのかも。サボテンドラゴンが干ばつにやられちゃうなんて、よほどのことなんだけど……」
メルル「こいつ、私を追っかけてたやつかなあ……」
妖精「追いかける元気があったんなら、数日でここまで干からびることもないと思う。だから多分別の個体だよ」
メルル「そっか……。でも、こいつらも喉が乾いて乾いて仕方がなかったのかなァ……」
妖精「……」
クロシュ「……」
↓1 クロシュはどうする?
1.水をあげる
2.食べる
3.その他(自由安価)
- 204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 21:39:58.32 ID:CH7d5hFRo
- 2
- 205 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 22:10:20.92 ID:2YjYtI/50
- サボテンドラゴンの死骸「」
クロシュ「……」
デロデロ…
スライムクロシュ「」モニョモニョ モグモグ…
イリス「わっ、クロシュちゃん!」
ローガン「干からびているとは言っても棘はまだ健在だが、大丈夫なのか……?」
妖精「大丈夫みたい。まあ、パラサイトソードも食べちゃうくらいだし……」
スライムクロシュ「」モニョモニョ モグモグ…
メルル「えっと……美味しいのかな?」
妖精「味は……まあまあみたい。水分はほとんど残ってないけど、意外と食べられるみたいだよ」
ミスティ「さっきオオキイスナミミズを食べたばかりなのに、もうお腹が空いたのかしら……?」
妖精「いや……お腹が空いたっていうより、これはクロシュなりの弔い方なんだと思う」
エバンス「なるほど……。そういえば、クロシュちゃんは倒して殺した相手は基本的に食べてるもんな」
妖精「うん。人間には理解しがたい感覚かもしれないけど、私はわからなくもないんだよね。食べることで、なんというか……その生命を完全に潰えさせず、自分の中で生かし続けようとする感じ……かなあ。多分」
メルル「私は半人半魔の半端者だけど、それってすごく良いと思う!」
妖精「そう? 結局は自己満足でしかないと思うけどね」
☆サボテンドラゴンの死骸を食べました
☆ウニ棘が少しだけ強くなりました
◆
- 206 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 22:17:00.33 ID:2YjYtI/50
- ―夕方
強化ソリ「」シャーッ――
遠くに見える石造の城塞都市「」ヒュオオオオ――…
妖精「お、見えてきた。あれがテラヌス・ウルスの首都。都市の名前もそのままテラヌス・ウルスって言うんだよ」
メルル「おおお〜〜!! ついに、ついに辿り着いたんだ……!!」
イリス「あれが……テラヌス・ウルスの街……!」
ミスティ「この距離からでも、あの城塞の力強さがこちらまで伝わってくるわ……。無事に通してもらえるかしら……」
ローガン「多数の部族からなる国家ゆえ、異国からの旅人にも寛容……だったのは昔の話か。干ばつによって状況が変わった今、どうなっているかは想像が付かんな……」
妖精「念の為私は隠れてた方が良さそうだね。クロシュも不用意にスライムにならないように」
クロシュ「うん……」
メルル「あたしは帽子かぶってれば大丈夫かな?」
◇
- 207 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 22:17:57.76 ID:2YjYtI/50
- 本日の更新はここまでとなります。次回、テラヌス・ウルス入国編から開始となります
また、ここでテラヌス・ウルスに登場する部族の首長やその関係者を募集します
①最も高い影響力を持つ部族の首長。人と魔の関係には中立的な考え方を持つ
②二番目に高い影響力を持つ部族の首長。中立を捨てて王国の支援を受けるべきと主張している
③影響力の低い少数部族の首長。魔族に寛容だが立場は弱い
(①のテンプレート)
【名前】
【種族】人間
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】テラヌス・ウルスの議会において最も高い影響力を持つ部族の首長
(②のテンプレート)
【名前】
【種族】人間
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】テラヌス・ウルスの議会において二番目に高い影響力を持つ部族の首長
(③のテンプレート)
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】テラヌス・ウルスの議会における影響力の低い少数部族の首長
↓1①
↓2②
↓3③
- 208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:22:23.75 ID:rThJN8HX0
- 【名前】マリス・ト・テレス
【種族】人間
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】金髪ロングの20代後半程の女性。眼鏡をかけている
【魔法】光魔法と相手を操る傀儡魔法が得意
【備考】テラヌス・ウルスの議会において最も高い影響力を持つ部族の首長
- 209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:34:01.38 ID:/GuaTj0qO
- 【名前】ミカヅキ
【種族】鬼
【性別】男
【年齢】27
【容姿】黒髪で背が高い、右頬に三日月のような曲線の傷がある。腰にはサーベルを所持。
【性格】クールで冷静沈着
【魔法】剣魔法(剣を増やして操ったり、剣を巨大にする等剣に関することならなんでもできる。操ることを応用して自身を乗せて飛ぶことも可能。)
【備考】剣の魔法も使えるが剣術も得意で国では誰にも負けていない。鬼族だが祖父が人間で人の血も入っている。祖父は剣聖と呼ばれる人物で勇者サインとともに旅をしたことがある。(ただ王国は全く知らないのでサインとともにいたと知っているのはごく少数しか知らない、祖父も同じ魔法が使える)魔族と人間がともに暮らせるように考えている。国の住人からよく慕われている。勇者サインの話しをよく聞いていたので憧れがある。
- 210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:34:14.63 ID:s+CxmzuiO
- 【名前】ベスティア・バッドエンド
【種族】悪魔
【性別】女
【年齢】2000
【容姿】黒髪長髪で虚ろな目をした美人さん。強力な認識阻害結界を自身にかけているため、立派な悪魔翌翼と悪魔角を持つが他者はそれを認識できない。自称人間。
【性格】誰よりも優しい臆病者
【魔法】結界魔法。常に薄い皮膜のような防御結界を自身にかけているので、奇襲に強い。その他様々な結界を自身に張っている。
全力の防御結界は世界の何よりも硬い。
【備考】テラヌス・ウルスの議会における影響力の低い少数部族の首長。少数部族という体だが実際は世界各地で差別排斥を受けて流れ着いた魔族を含めた鼻摘み者たちの寄り集まり集団。そこの首長をしている彼女は歴史上最初に魔王を排出した悪魔族の最後の一人。原初の魔王の破壊によりあらゆる種族に恨まれ敵対視された悪魔族は長い年月をかけて絶滅にまで追い込まれた。そんな中逃げるように各地を放浪していた彼女はテラヌスウルスに辿り着く。自身が悪魔だとバレるのが何よりの恐怖であるが、困っている人がいると助けずにはいられない。そのため首長という面倒事を引き受けている。自分なりに差別のない理想郷を創りたいと思っているが、何もなせていない絶望が強い。
クロシュヴィアと大魔女は腐れ縁で2000年近く昔、理想郷の建設を語り合った仲だがいつしか離散。
- 211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:34:15.11 ID:AgoBU9svo
- 【名前】ホトルス
【種族】鷹の鳥人
【性別】男
【年齢】55
【容姿】頭部が鷹で背中に大きな羽が生えている
【性格】誇りとか、高潔さを重んじる。ちょっとロマンチスト寄り
【魔法】風魔法。応用して高速飛行が可能。実は棒立ちでも空を飛べるが、カッコよくないのではばたきモーションをしている
【備考】テラヌス・ウルスの議会における影響力の低い少数部族の首長
- 212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:34:32.76 ID:yQN/KKKDO
- (Bのテンプレート)
【名前】リアンノン・ルルゥ
【種族】人間の父と鳥の獣人の母のハーフ
【性別】女性
【年齢】20
【容姿】緑の髪を三つ編みにした小さい緑の翼を持つ華奢な女性
【性格】引っ込み思案で大人しいが心優しい性格
【魔法】風魔法
【備考】テラヌス・ウルスの議会における影響力の低い少数部族の首長
(可能なら) 最近急死した父の後を継いだ
- 213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:36:49.50 ID:rThJN8HX0
- 乙
>>208の性格消してしまってました・・・
【性格】普段はクールだがあっちの気があり可愛い女の子を見ると暴走しがち
- 214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:37:29.01 ID:/GuaTj0qO
- すいません>>209はBとして書いていたのでAは安価したでお願いします。
- 215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:43:31.45 ID:/GuaTj0qO
- >>209何度もすみません
「種族を人間」に「見た目は人だが鬼の血が少し入っている」に変更でお願いします。
- 216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:44:40.84 ID:s+CxmzuiO
- とりあえず乙
- 217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 23:05:06.97 ID:yQN/KKKDO
- 乙です
首長やその関係者の募集安価も前にあったクリーチャー安価のような時間指定をして募集した中から>>1が良いと思ったキャラを採用する形式が良いかなと思います
今回みたいだと直下判定だと@とBだとキャラを考える時間とキャラシート作成する時間に差があったり、逆にBにキャラ案が集中しまって渋滞したり、早い者勝ちになるためにキャラシートをあまり詳しく書けなかったり不備があっても見直しせずに投下してしまったりもあるため、余裕を持って作成や見直しする時間があっても良いかなと
一読者の個人的な長文意見失礼しました
>>1の負担が増すならスルーして構いません
- 218 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 23:11:55.18 ID:2YjYtI/50
- ↓1のものが記入ミスがあるものだったり、↓2が②のものではなかったり、↓3が>>1に扱い切れるか不安な設定だったりで頭がおかしくなりそうです
あとからの修正は、とにかく急いで投下したあとゆっくり修正する、みたいな裏技が使えるようになってしまうので、誤字脱字や日本語の修正以外は基本的にだめです
そして現地の人の設定は、できればその国の内側に留まるものであってくれた方が良かったりします……。でもこれはちゃんと言ってなかった>>1が悪いと思います。そういうわけなので、>>210のベスティアさんについては若干設定を変更したうえで、少数部族の首長ではなくその首長を支える少数部族の仲間の一人ということで採用させていただきたいと思います(もしだめだったら早めに仰ってください。他の方法を考えたいと思います)
そういうわけで、とても申し訳ないのですが、今回の各首長選は仕切り直しとさせていただきます。次回は、範囲内で最もコンマの高いものを採用というルールにいたします。今回投下したものを設定に合うように修正して再投下しても大丈夫です、よろしくおねがいします(上の方でも書いたように、>>210さんが問題ないようであれば、ベスティアさんについては一応採用の方向です)
また、本日はもう更新終了と思ってこのスレを閉じてしまった人もいるかもしれないので、募集は明日のお昼すぎくらいにおこないます。本当に申しわけありませんが、よろしくお願いいたします
>>217
>>1の独断と偏見による選択にしてしまうと、>>1の趣味で採用されるキャラクターの性質が偏ってしまうおそれがあるため、それは主人公以外ではちょっとやめておこうと思っているところであります(逆に、主人公は>>1が書いてて楽しい人物でないとつらいので、独断と偏見で選ばせていただいております)
しかし時間差の問題や渋滞、速いものがちなどの問題はまさしく痛感しているところなので、しっかり対策を練っていきたいと思っております
いろいろありましたが、とても順調に砂漠を越えることのできたクロシュ一行でした。風来坊のメルル氏と再会を果たしたり、テラヌスコハクガニという美味しいカニを食べて元気いっぱいになったり、サボテンドラゴンの死骸を見つけて食べてみたりなど、クロシュちゃんにとっても良い経験となる出来事が多かったように思えます
そして次回からついにテラヌス・ウルス編が始まります。石造りの大きな城郭に囲まれた、干ばつにあえぐ砂漠の都市――。世界樹の光を求めるクロシュたちをそこで待ち受けるものとは何なのか――
それでは本日もありがとうございました。最後にグダグダになってしまい申し訳ありませんでした。よろしくお願いいたします
- 219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 23:18:20.90 ID:s+CxmzuiO
- 全然設定は変更いただいて構わないです。
むしろ混乱させて申し訳ないです
- 220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 23:30:54.84 ID:gboPLERUo
- 乙
メルルさんほぼ準レギュラー
実はスライムってめちゃくちゃ強い種族なのでは…?
- 221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 00:44:54.54 ID:SOENw2unO
- 乙
カニの加護超つええ!
- 222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 05:28:25.77 ID:pLjBDpjso
- おつ
判定最高値という事もあってカニの効果絶大だったなぁ
キャラ採用は募集終了時の1氏の書き込みコンマで決めるのも良さそう
下1桁が7だったから7人目を…とか
- 223 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 12:13:03.15 ID:9rcZAn230
- ありがとうございます。それでは、>>210は設定を少し変更したうえで採用とさせていただきます
メルル氏はやはりクロシュ一行と縁があるようです。00クリティカルからの道連れだったこともあり、今回の旅で仲良し度がとても上がったと思われます。今後ともよろしくお願いしたいものです
スライムはポテンシャルで言えば輝きを秘めうる種族ですが、全員が全員クロシュさんのように多彩なスライム能力を目覚めさせられるわけではないため、平均的にはそこまで強い種族でもないようです。たいていのスライムはちょっと物理に強くて属性に弱くて怪我の治りが早くて食欲旺盛なだけのデロデロ生物なので、冒険者に見つかると試し切り感覚で狩られてしまうことも多いです。しかしクロシュやブラッドのように、様々な能力を開花させる強いスライムが現れることも稀にあります。人間も大抵の者はそこまで強くありませんが、時々勇者のような超人が出現したりするので、それと似たような話かもしれません
カニはとても美味しいので、食べることによってその恩恵を授かることができます。しかし強い力を持ったカニは珍しいので、なかなか見つけられないかもしれません。見つけたら食べるのが良いでしょう
募集方法についてのご提案ありがとうございます。今回は昨日宣言した通り、範囲内でコンマが最も高いものを採用という方向にする予定です。もし今後また募集を行うことがあれば、他の方法もいろいろ考えたいと思います。よろしくお願いします
- 224 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 12:16:44.59 ID:9rcZAn230
- というわけで、テラヌス・ウルスの各首長の再募集を行いたいと思います
また、テラヌス・ウルス国外での情勢や事案に深く関わる設定はなるべくなしの方向でお願いいたしします(セインに憧れている、王国と取引や会談を行っている等、既存の情勢に大きな影響を及ぼさないものは問題ありません)
念のためもう一度テンプレートを貼り付けておきますので、確認等にお使いください
①最も高い影響力を持つ部族の首長。人と魔の関係には中立的な考え方を持つ
②二番目に高い影響力を持つ部族の首長。中立を捨てて王国の支援を受けるべきと主張している
③影響力の低い少数部族の首長。魔族に寛容だが立場は弱い
(①のテンプレート)
【名前】
【種族】人間
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】テラヌス・ウルスの議会において最も高い影響力を持つ部族の首長
(②のテンプレート)
【名前】
【種族】人間
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】テラヌス・ウルスの議会において二番目に高い影響力を持つ部族の首長
(③のテンプレート)
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】テラヌス・ウルスの議会における影響力の低い少数部族の首長
14時より、各10分づつ時間を設けますので、余裕をもってご投下くださいませ
>>1の開始宣言などがなくとも、下記時間内に投下していただいて大丈夫です
また、ご質問などありましたら遠慮せずどうぞ
よろしくお願いいたします
①の首長
↓ 14:00:00 〜 14:09:59 の間に投下された中で最もコンマの大きいもの
②の首長
↓ 14:10:00 〜 14:19:59 の間に投下された中で最もコンマの大きいもの
③の首長
↓ 14:20:00 〜 14:29:59 の間に投下された中で最もコンマの大きいもの
- 225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 12:19:21.04 ID:bMAaIaJNo
- 告知ありがとうございます
- 226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 13:25:45.04 ID:V1BW4aHDO
- 告知ありがとうございます
質問なのですが、もし@のキャラ案を投下してコンマが最も高いコンマじゃなくて不採用なら、今度はAのキャラ案を投下できて、さらにAも不採用だったらBに……と最大3人分キャラ案を出すのも可能になるのでしょうか?
(もちろんキャラが高コンマで採用なら以降の募集には不参加・投下しても不採用は前提として)
それとも、従来のようにあくまで3人の中から1人のみのキャラ案を投下という形になるのでしょうか?
多分後者の形式だと思うのですが、確認のために直前にこのような質問をして申し訳ありません
- 227 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 13:52:48.15 ID:9rcZAn230
- 回答が遅れてしまい申し訳ありません
いろいろ考える余地のある問題だとは思うのですが、今回は元々が↓1↓2↓3という募集形式であり、当然連投はだめなものでした
そういうわけなので、今回は1つのIDで投下できるのはいずれか1つの案のみということにさせていただきたく思います。よろしくお願いいたします
- 228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 14:04:06.66 ID:tHJucmnt0
- 【名前】ヨードリー・ソウル・ソサエティ
【種族】人間(魔族とのクオーター)
【性別】女
【年齢】100歳
【容姿】銀髪ロングの女性。スレンダー体型。
【性格】真面目
【魔法】風・闇魔法が得意だが、剣技にも秀でる。
【備考】テラヌス・ウルスの議会において最も高い影響力を持つ部族の首長
先代から首長の座を受け継いだばかりで、先代に恥じぬために日々頑張っている。
料理が得意。
- 229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2024/07/28(日) 14:09:17.63 ID:olWWu9TKO
- 【名前】アニス・スターグラス
【種族】人間
【性別】女
【年齢】20代後半
【容姿】長い艷やかな黒髪、褐色肌に瞳の色は紫。身長160cm後半
砂漠の国風のやや露出多めのへそ出し衣装(フェイスベール付き)を好んで着用する。真面目な会談の時などには王国風の正装を着こなす
【性格】あらあらうふふ系お姉さん。語尾を「〜」で伸ばす癖がある
いつも柔和な笑みを浮かべているが、商家の長らしく抜け目のない強かな性格で国や家のためなら非情な決断を下す胆力も併せ持つ
【魔法】氷系統の魔法。「魔法の才能はあまりない」と称し普段は周囲をひんやりさせる程度に留まっているが
その実才能を隠しており、いざとなれば周囲一帯を凍結させてしまうほどの力を秘めている(消耗が大きい&ここぞというタイミングまで切札的に伏せている)
【備考】テラヌス・ウルスの議会において最も高い影響力を持つ部族の首長
若くして急死した父親の跡を継いだ才女であり、商人ギルドを束ねる大商長でもある
人・魔の関係においてはどちらかに大きく肩入れすることなく中立的なスタンスを保つが、その思想の根底には子供の頃から親しかった魔族の幼馴染が大きく関わっているらしい
- 230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2024/07/28(日) 14:10:51.32 ID:5vnc5L52o
- 【名前】ラハニ4世
【種族】人間
【性別】男
【年齢】80
【容姿】金刺繍を施したターバンを頭に巻いた、痩せぎすのおじーちゃん。刻まれた深いシワも相まって枯れ木のような印象を受けるが、鋭く赤い瞳からは生命力の強さを感じる
【性格】丁寧な口調ながらも意思を曲げない頑固者
【魔法】金細工魔法。テラヌスの結構な収入源になっている
【備考】テラヌス・ウルスの議会において二番目に高い影響力を持つ部族の首長。より多くの人々のため、少数が犠牲になるのを是とするが、それはそれとしてテラヌスという共同体全体が出来るだけ良い条件で王国と結びつくべきと考える。自分ならその交渉ができると思っている
- 231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 14:10:58.16 ID:lmG+CNWLO
- 【名前】アルシェ・フローレンス
【種族】人間
【性別】女
【年齢】250
【容姿】白髪赤目の笑顔が妖しいお姉様
【性格】欲しいものは絶対手に入れる強欲な性格
【魔法】憑依魔法。人間以外の種族や心属性系統の防御を覚えている者には使えない。
【備考】テラヌス・ウルスの議会において二番目に高い影響力を持つ部族の首長。人間でありながら数百年生きながらえているのは彼女の世にも珍しい憑依魔法のおかげで若く健康な他者の身体を乗っ取ることで今まで生きてきた。憑依を繰り返す度に魔翌力が落ちてきており、このままでは満足に憑依を行えない焦燥がある。そのため憑依以外の長寿の術を王国が提供してくれるという言葉にすがり私利私欲でテラヌス・ウルスを売ることにした。憐れな悪役。
- 232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 14:17:18.07 ID:gwpLqmSY0
- 【名前】ミラ・スピーゲル
【種族】人間
【性別】女
【年齢】28
【容姿】スタイル抜群の金髪美女だが、いかにもプライドの高そうな雰囲気を漂わせている
【性格】プライドと自意識と上昇志向の塊。自分の考えは絶対に正しいと信じて疑わない
【魔法】鏡魔法。魔法を反射させたり自分の分身を作り出したりする事が出来る
【備考】テラヌス・ウルスの議会において二番目に高い影響力を持つ部族の首長
生まれも育ちもテラヌス・ウルスだが、幼少期に魔族の子供達と些細なことから喧嘩になった事がきっかけで極度の魔族嫌いをこじらせてしまう
それ以降は魔族を排斥するべく様々な手段を駆使して今の地位まで成り上がった
水不足の問題が持ち上がった事で、これ幸いとばかりに中立を捨てて王国の支援を受けるべきだと訴えている
- 233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 14:20:59.61 ID:V1BW4aHDO
- 【名前】リアンノン・ルルゥ
【種族】亜人(通常の人間形態と爬虫類系の亜人形態の両方の姿を持ち、自由に変身できる種族)の父と人間の母のハーフ
【性別】女性
【年齢】17
【容姿】(人間時)緑の髪を三つ編みにした細身の華奢な女性。
(爬虫類型に変身時)2メートル程の体躯と鋭い牙や爪、長い舌や大きい尻尾をもつ二足歩行の緑色のトカゲ。血液も緑色になる
【性格】引っ込み思案で大人しいが心優しい性格
【魔法】水魔法。爬虫類型に変身時は牙や爪や舌や尻尾を駆使した格闘術、強酸性の血液や胃液を水魔法を使って飛ばしたりする
【備考】テラヌス・ウルスの議会における影響力の低い少数部族の首長。前首長の父が急死したことで若くして後を継いだ
完全な人間とも魔族・魔物とも違う微妙な立場だが、それでも自分を頼ってくれる人の為に首長の役目を勤める
それはそれとして出来ればもっと可愛い姿に変身したかった
- 234 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 14:38:09.96 ID:9rcZAn230
- いろいろとグダグダになってしまいましたが、ご投下いただきありがとうございます
影響力が最も大きい首長は>>228のヨードリー氏、影響力が次に大きい首長は>>230のラハニ四世おじいさん、影響力の低い少数部族の首長は>>233のリアンノンちゃんに決定です
それでは後ほど本編を開始いたしますので、よろしくお願いいたします
- 235 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 14:49:26.68 ID:9rcZAn230
- ―夕方
テラヌス・ウルス 城門
空堀「」
石の大橋「」
強化ソリ「」スイー…
大柄なテラヌス兵「止まれ!」カンッ!
背高いテラヌス兵「名乗られよ!」カンッ!
ローガン「うむ……。我々は旅の者だ。身分は……こちらで構わないだろうか?」スッ
ローガンの冒険者証「」ポン
背高いテラヌス兵「……誰でも手軽に取得できる冒険者証では、貴殿らの信用を証明できぬ。他に何かあるか?」
イリス「え、ええ!? 冒険者証じゃだめなの!?」
エバンス「マジか……! 冒険者証は万国共通の万能身分証明書じゃなかったのか……!」
ミスティ「冒険者証以外となると――」
クロシュ「……」
↓1選択
1.魔族国永久旅券
2.精霊の印
3.溶岩石のアミュレット
4.上記全部見せる
5.その他(自由安価)
- 236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 14:53:12.29 ID:lmG+CNWLO
- 2
- 237 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 17:10:16.75 ID:9rcZAn230
- クロシュ「えと……これは……?」スッ
精霊の印「」ポン
大柄なテラヌス兵「ん……? 綺麗な石の飾りか……? 悪いなお嬢ちゃん、身分証明っていうのは――」
背高いテラヌス兵「待て。これは……精霊の印か?」
クロシュ「うん……」
大柄なテラヌス兵「精霊の印だと!? では、彼らはフォレスティナに認められる功績を挙げた者たちだと――」
背高いテラヌス兵「……そういうことになる。人としては信用できるだろう。だが――」
城門「」ヒュオオオオ――…
背高いテラヌス兵「いや……我々は与えられた仕事を全うするのみ。貴殿らの信用は証明された。通るが良い」カンッ!
城門「」ゴゴゴゴ…
イリス「! 通って良いんですか?」
背高いテラヌス兵「うむ。ただし気をつけられよ。今この国では、魔族やそれに連なる者を快く思わぬ者も多い。その精霊の証も、無闇に見せびらかすのは慎むのが良かろう」
ミスティ「精霊と魔族は別だと思うのだけれど……」
背高いテラヌス兵「同類と捉える者もいる。そして感情に理屈は通じぬ」
エバンス「ごもっともだな……」
ローガン「……柔軟なる判断、心より感謝する」
背高いテラヌス兵「うむ」
◆
- 238 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 17:11:51.10 ID:9rcZAn230
- ―夕方
テラヌス・ウルス首都
石造りの街並み「」ドン
クロシュ「わぁ……」
イリス「おお……! 外の城壁もすごかったけど、街並みも石、石、石……! 石造建築がすごい!」
エバンス「そこかしこから地属性の息吹を感じるな……! 参考になるものも多そうだ!」
ミスティ「こんな状況でなければ、観光を楽しむこともできたのだろうけれど……」
ターバンの男性「……」トボトボ
フェイスベールの女性「……」トボトボ
子供A「はらへったー……」
子供B「枯れ草のスープはもう飽きたよなー」
子供C「なー今度ミミズ獲りに行かねー?」
子供A「勝手に砂漠に出たらめっちゃ怒られるだろ……」
子供B「怒られるどころか遭難して死んだりして」ケタケタ
子供C「おいー、枯れ草のスープは飽きたんじゃないのかよー」
メルル「……ちょっと、観光を楽しめる状況じゃないねェ……」
ローガン「うむ……。事態はやはり深刻のようだ……」
妖精「早いとこ世界樹の光を回収しないとね……」
イリス「そういえばメルルちゃんは、一体何をしにここまで来たの?」
メルル「あたしはここの近辺にあるっていう古代遺跡を見に来たんだよォ〜。だから、ここで補給を済ませたらまた旅に出るから、ここでみんなとはお別れかなァ……」
ミスティ「そう……。いろいろ大変だと思うけど、本当に気を付けるのよ……」
メルル「わかってるよォ。でもほんとにほんとにありがとね! もし古代遺跡ですっごいお宝も見つけたら君たちにもわけてあげるからさ! 楽しみに待っててよ!」
ローガン「……この辺りの古代遺跡は、太古から続く恐ろしい罠と呪いに満ちていると聞くが……。本当に大丈夫か……?」
メルル「だいじょーぶだいじょーぶ! 生き恥を晒し続けることにだけは自信があるからね!」
エバンス「ははっ、それなら大丈夫そうだな。生き長らえろよ!」
イリス「また会うのを楽しみにしてるね!」
妖精「まあ、上手くやりなよ。あなたが死んだら、悲しむやつも多分いるから」
クロシュ「メルルさん……お元気で……!」
メルル「うん、ありがと! みんなも元気でね!」
☆メルルと別れました
☆メルルとの仲良し度が大きく上がりました
◆
- 239 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 17:13:19.45 ID:9rcZAn230
- ―宿屋「月明かりのオアシス」
イリス「こんばんは〜」
フードケープの褐色少女「あ、い、いらっしゃいませ!」トテトテ
ミスティ「部屋は空いているかしら」
フードケープの褐色少女「は、はい! えっと……ご、五名様でよろしいですか……?」
妖精「いや……6人だよ」ヌッ
クロシュ「!」
フードケープの褐色少女「わっ……! よ、妖精さん……!?」
エバンス「ちょ、おいおい! 出てきちまって良いのかよ?」
妖精「うん。だってこの子、人間じゃなさそうだし」
フードケープの褐色少女「!!」
妖精「大丈夫、私も仲間みたいなもんだから。誰にも言ったりしないから安心しなよ」
パサッ
猫耳の褐色少女「う、うん……」
イリス「わあ……!」
ミスティ(!! か、かわいいわ……!)
猫耳の褐色少女「えっと……お姉さんたちって……もしかして、世界樹の光を追ってるっていう――」
妖精「!!?」
エバンス「ははっ、今度は妖精の方が逆に驚かされてるな」
妖精「い、いやいや……! なんで知ってるの!?」
猫耳の褐色少女「えと……その、虹晶の耳飾り……。お姉ちゃんが、あげたって……」
ローガン「! つまり、君は――」
猫耳の褐色少女「はい……。行商人の、お姉ちゃんの、妹です」
クロシュ「わあ……」
◇
- 240 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 17:14:38.72 ID:9rcZAn230
- ―テラヌス・ウルス 滞在初日
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:魔銀の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽*2 蜘蛛絹の下着 魔族国永久旅券
会心賽*1 ザリガニのお守り フメイの服の切れ端
反魂丹*2 雨乞い傘 精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具 大きな巻き貝 精霊樹の実のジャム
魔術書「星の魔力」上 大きな軽石 精霊樹の鉢植え
お宿の焼き菓子 闇の欠片 フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物 フリルワンピ水着 メルルの帽子
魔導飯盒 魔法学園のスク水 溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置 炎鉱石 暗黒優待券
属性大全 ガラスのザリガニ
魔王図鑑 踊り子の双剣
マジカルブラッドワイン
吸血鬼殺ブラッドワイン
綺麗な砂
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・風になる[3/12]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・魔法の練習[1/4](エバンス)
……………………………………………………………………………………
□テラヌス・ウルス首都 主要施設
中央区:宿屋、噴水広場、市場、武具屋、酒場、浴場、冒険者ギルド、商人ギルド、宮殿、神殿、他
外周区:宝飾店、劇場、図書館、博物館、鍛冶工房、娼館、兵舎、練兵場、他
- 241 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 17:19:00.28 ID:9rcZAn230
- ―月明かりのオアシス 客室
石造りの内装「」
炎鉱石のランプ「」ユラユラ
イリス「内装もしっかり石造り!」
ミスティ「エキゾチックで良い雰囲気ね……。ゆっくり観光していけないのが惜しいわね……」
イリス「それにしてもあの子、まさかあの行商人さんの妹さんだったなんて! 世間って狭いねえ」
ミスティ「私も驚いたわ……。あの行商人もいつもターバンを巻いていたから、まさか猫耳が生えていたなんて気付かなかった……」
妖精「……今この国では、元からここに住んでいる女の子でさえ耳を隠さないといけないような状況にあるってことなのかも」
イリス「!! それって……」
ミスティ「けっこう、深刻なのかしら……」
妖精「どうだろう……。ただ、私たちの目的は世界樹の光を探し出すこと……。この国の情勢に関与している暇はあんまりない……」
クロシュ「……」
テラヌス・ウルス滞在初日の夜です
↓1〜3 自由安価 何をする?(カニパワーでまだ元気なので、遠くにも行けます)
- 242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 17:21:35.41 ID:fXCA4YM7O
- エバンス、練兵場でヨードリー氏と鉢合わせして手合わせに
- 243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 17:21:57.26 ID:BN7YJcfDo
- それでも堂々とスライム姿でねり歩く
- 244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 17:29:40.45 ID:V1BW4aHDO
- 図書館が何か本を探して読んでみる 可能なら借りる
- 245 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 18:08:45.40 ID:9rcZAn230
- エバンス「……力が漲ってじっとしてられん……」ウズウズ
ローガン「奇遇だな、私もだ……」
*
猫耳の褐色少女「え、体を動かせる場所、ですか……? それなら……兵士さんたちの練兵場が――」
*
―練兵場
エバンス「せやァッ!!」シュババッ
ローガン「ぬゥン!!」ブオンッ
回転ノコギリ「」ギャギャギャッ
銀髪ロングの女性「……あの者たちは?」
テラヌス兵A「旅の者だそうで。体を動かしたいから場所を貸してくれとのことだったので、貸し出したのです」
銀髪ロングの女性「なるほど……」
テラヌス兵A「やっぱ旅人なんかに貸し出しちゃまずかったですか?」
銀髪ロングの女性「いや、問題ない……。それより、私も久しぶりに体を動かしたくなってきたな……」
テラヌス兵A「えっ!? ヨードリー様、ここ最近日夜各部族の調整に奔走してる上に、食事もロクに摂ってないって……」
銀髪ロングの女性→ヨードリー「皆と同程度の休息と食事は摂っている。問題はない」
*
エバンス「ふう……まだ足りねえな……! 旦那、ここは実践形式で――」
ヨードリー「旅の者たちよ。少し良いだろうか?」スタスタ
ローガン「む……あなたは?」
ヨードリー「私はヨードリー。テラヌス・ウルス議会議員の一人だ。剣も嗜んでいる」
エバンス「ほう……! つまり議員様自ら、旅の者と一戦交えに来たってわけか!」
ローガン「まさか、そんな短絡的な……」
ヨードリー「御名答。ここ最近お役所仕事ばかりで肩が凝っていてな……。私の運動に付き合ってもらう!」スチャッ
ローガン「バカな」
エバンス「望むところだ! 砂漠剣術に俺の剣がどこまで通じるか……!」
――模擬戦闘開始――
↓1コンマ(まだ残るカニパワー+20、ヨードリー疲労+10)
01-10 痛恨
11-70 劣勢
71-95 優勢
96-00 会心
- 246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 18:18:17.09 ID:2jDXXlomO
- あ
- 247 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 18:38:15.81 ID:9rcZAn230
- ヨードリー「」ヒュンッ
エバンス「!!」ギンッ
ヨードリー「遅いな!」シャシャッ
エバンス「くっ……! まだカニの力が残ってるってのに……押されてるだと……!?」ギンギンッ
ヨードリー「どうした! その程度の腕でこの砂漠にやってきたのか!?」シュババッ
↓1コンマ(まだ残るカニパワー+20、ヨードリー疲労+10)
01-70 敗北
71-95 優勢
96-00 会心
- 248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 18:44:44.40 ID:V1BW4aHDO
- はい
- 249 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 19:20:47.30 ID:9rcZAn230
- ヨードリー「まだまだここからだ!」シャシャシャッ
エバンス「ま、まずい……! このままでは――」
ヨードリー「トドメだ!」カッ
風撃「」バギュンッ!!
エバンス「ぐおああああッッッ!!?」ドガァァン!!
――戦闘終了――
ヨードリー「ふう……良い運動になった。感謝するぞ、旅人」スチャッ
エバンス「ち、ちくしょう……俺って……俺って……」
ローガン「気を落とすな、エバンスくん……。彼女は明らかに格上の相手だった……」
エバンス「だが……! やつは明らかに万全でなかった上に、俺はカニの力で調子が良かった! それなのに……俺ってやつは……」グニャァ
ヨードリー「……少し悪いことをしたか?」
ローガン「いや……戦いに応じたのはこちらだ。そちらに非はない……」
ヨードリー「ならいいが……。砂漠の夜は冷える。汗で体を冷やさぬようにな」
◆
- 250 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 19:31:17.98 ID:9rcZAn230
- ―夜
テラヌス・ウルス 大通り
妖精「静かだね……」
クロシュ「うん……」
妖精「そろそろ戻ろうか。元気とは言ってももう夜も遅いし。こんな時間じゃ何が出てくるかわからない」
クロシュ「あの……ちょっと、試して、みたい……」
妖精「え、何を?」
クロシュ「えと……スライムの、姿で……出歩いて、みたい……」
妖精「……はあ? 何を言っているの……。クロシュ、あなたは赤ちゃんだから頭が悪いのは仕方がないけれど、そんなことをすればどんな危険があるか王国の情勢を見てきたならわからないわけじゃないでしょ? それとも、そんなことすら理解できないおばかスライムなの?」
クロシュ「んゅ……。でも……ここの人たちが、どれくらい、スライムのことを嫌いなのか……はっきり、させたくて……」
妖精「城門前の衛兵だって言ってたでしょ。不用意にそういう真似はするなって。その言葉だけでスライムや魔族がどんな風に思われてるかなんて十分わかるでしょ?」
クロシュ「……」
↓1〜3多数決 どうしよう
1.スライムの姿になる
2.やっぱりやめとく……
3.その他(自由安価)
- 251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 19:32:26.75 ID:ngAMrfxaO
- 2
- 252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 19:34:51.32 ID:qfUk2R6O0
- 2
- 253 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 20:03:29.56 ID:9rcZAn230
- クロシュ「……」ジワワ
妖精「わっ……! ご、ごめんごめん! 言い過ぎたよ! ごめん! 気になるのは、仕方ないよね……。でもさ……ほんとに危ないからさ……」
クロシュ「うん……」
妖精「帰ったら、あの猫耳の子に聞いてみようよ。ここでのスライムや魔族がどんな感じなのかさ……」
クロシュ「うん……」
妖精「ほんとにごめんって……。帰ったら美味しいもの食べよ?」
クロシュ「……! うん……!」
*
こんがりパン「」コンガリ
猫耳の褐色少女「お夜食です。どうぞ……」スッ
クロシュ「わあ……!」
妖精「こんな時間にありがとね。それと、ちょっと聞きたいことがあるんだけど……いい?」
猫耳の褐色少女「あ、はい……。わたしにわかることなら……」
妖精「ここでの魔族とかスライムとか妖精って、どんな感じなの……?」
猫耳の褐色少女「……あんまり、立場は良くないです。以前はまだマシだったんだけど……最近は、干ばつでピリピリしてて……。えっと、議会で二番目に力のあるスピーゲル族が、族長のラハニさんをはじめに、人間以外は排斥して王国と連帯すべきって言い始めてて……。けっこう、他の部族の人たちも同調し始めてて……。わたしも、人間の子供たちに石を投げられたりするから……フードで隠さないといけなくなっちゃって……」
妖精「二番目の部族が、王国と連帯を……!?」
猫耳の褐色少女「えと……だから、スライムさんたちも……前は、噴水広場でモニョモニョしてる子たちもいたんだけど……。最近は水も枯れちゃってるから、姿、見ない……」
クロシュ「……!!」
猫耳の褐色少女「わたし……この宿を守らなきゃいけないのに……このまま、王国と連帯したら、この国に居場所がなくなっちゃうかもって、思うと……こわくて……」
妖精「……」
猫耳の褐色少女「あっ……ご、ごめんなさい。お客様に、するお話じゃありませんでしたね……。今のは、忘れてください……」
妖精「いや……聞いたのは私だもん、答えてくれてありがとう……。えっと、そのスピーゲル族に反対する派閥とかはないの……?」
猫耳の褐色少女「えと……ホトルス族っていう……部族っていうよりは、いろんな魔族の寄り合い所帯みたいな派閥があって……そこの人たちは、反対してます……。でも……議会じゃ、かなり弱い方だから……」
妖精「なるほど……。あんまり期待できないってわけか……」
猫耳の褐色少女「で、でも……良い人たちなんです……! わたしたち姉妹のことも気にかけてくれて……。わたしが一人でこの宿を切り盛りできてるのも、族長のリアンノンさんが時々見に来てくれてるからなんです……!」
妖精「そ、そうなんだ……」
猫耳の褐色少女「はい……。いろいろ、良くなると良いんですけど……」
クロシュ「……」
妖精(こりゃだいぶ深刻だね……。どんなに人が良くても、数と説得力がなきゃ議会じゃ勝てないだろうし……)
クロシュ(んゅ……)
◆
- 254 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 20:15:55.26 ID:9rcZAn230
- ―図書館
石造りの本棚「」
石造りの本棚「」
石造りの本棚「」
イリス「おお……! 本棚まで石造り!」
ミスティ「すごいわね……。匠の技を感じるわ……」
イリス「よおし、元気があるうちにいろいろ見ていこう!」
ミスティ「閉館まで時間があまりないから、ゆっくりとは見てられないけどね……」
イリス「そ、そうだね……。でもこのあり余る力を少しでも生かさなきゃ!」
↓1コンマ(まだ残るカニパワー+20)
01-30 流石に時間が足りなかった
31-60 石魔法の魔導書
61-90 テラヌス・ウルスの神話
91-95 星の魔力 中巻
96-00 正の属性と負の属性
- 255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 20:20:52.00 ID:jiJ38vvJ0
- ひゃっはー
- 256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 20:20:53.84 ID:S3tAo0/M0
- はい
- 257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 20:41:52.40 ID:bMAaIaJNo
- うおお!?
- 258 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 20:55:16.09 ID:9rcZAn230
- ☆00クリティカル!
ミスティ「さて……時間もないし今日はさっと見て回る程度に――」スタスタ
魔導書「正の属性と負の属性」ゴゴゴゴゴ…
ミスティ「な、何……あの本……! 目が離せない……! 氷属性とはどこにも書いてないのに……!!」ススッ
*
イリス「この短時間で何か良い本を見つけられないかなあ……ん?」スタスタ
魔導書「星の魔力 中」ゴゴゴゴゴ…
イリス「こっ、この本は……ッ!!! この本はッ!!!!」ババッ
*
司書「貸出期間は一ヶ月ですので、ちゃんと返しに来てくださいね」
イリス「はい!」
ミスティ「わかったわ……」
イリス「ふふ〜♪」
ミスティ「上機嫌ね……。何か良い本を見つけられたの?」
イリス「これ!」スッ
魔導書「星の魔力 中」ポン
ミスティ「これ……! 例の本の中巻!」
イリス「うん! いやあついに見つけちゃったよ〜」
ミスティ「ふふ、良かったわね……」
イリス「ミスティはどんな本を借りたの?」
ミスティ「私は……これよ」スッ
魔導書「正の属性と負の属性」ポン
イリス「正の属性と、負の属性……? どういう意味だろ……」
ミスティ「わからない……。でも、どうしてかものすごく興味を惹かれたのよね……」
イリス「私もちょっと気になる! ミスティが読み終わったら私も読んでいい?」
ミスティ「ええ、もちろん……。一体どういう意味なのかしら……」
☆魔導書「正の属性と負の属性」と、魔導書「星の魔力 中」を借りました
◆
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