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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part3

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134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/25(木) 07:34:56.67 ID:X30pZLbg0
フラナさんってこんな感じかしら……?(やっつけ)

https://tadaup.jp/5d67b8258.png

135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/25(木) 08:26:41.30 ID:F3ytcNjrO
kawaii
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2024/07/25(木) 12:26:24.02 ID:IpZ0Bl7pO

このフラナさんはCV釘宮理恵ですわ・・・
アニメだったらこの辺りでOp映像変わってシノクニの面々とか登場してそう
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/25(木) 12:28:57.53 ID:IpZ0Bl7pO
>>136
失礼、シノホシでしたね
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/26(金) 00:21:38.58 ID:JyjsC84mO
おお、自作絵すごいかわいい
前期よりちょっとシリアスめのOPに変わってそう感ある
139 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 13:03:07.48 ID:2YjYtI/50
わお! 支援絵ありがとうございます。これは光耐性完備のよそ行きフラナ先生ですね
平時ではきっとこんな風に表情豊かですが、戦いのときはとても冷酷に王国兵をズバズバ切り捨てる恐ろしい吸血鬼です。王国兵の方は見た目に惑わされないよう気を付けた方が良いかもしれません

オープニング映像がシリアスめに変わったかどうかはわかりませんが、シノホシという新たなる勢力やクロシュヴィアの覚醒などがあり、芸術都市編は大きな流れの中の一つの節目であったと言えるかもしれません
世界樹の光を求める者たちの争いは今後ますます激化していくことでしょう。クロシュちゃんは、自分よりも遥かに強大な敵に立ち向かっていかなければなりません。がんばっていただきたいところであります



また、今回からダンジョン探索だけでなく街から街への長距離移動でも持久力を消耗するように世界の法則が変わります。とは言ってもよほどの不運に見舞われない限り行き倒れるようなことにはならないと思いますのでご安心ください



そして本編の更新を始める前に、[旅は道連れ]の方式についてのアンケートを取りたいと思います。よろしくお願いいたします

[旅は道連れ]の発生タイミングについて
↓1〜5多数決
1.従来通り(ランダムイベントで発生)
2.長距離移動開始時に確定で発生(人選はコンマ)
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 13:05:33.66 ID:gempFmZZ0
1
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 13:06:07.96 ID:t7nqWalSO
1
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 13:14:27.56 ID:KrT5Rw++0
1
143 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 13:17:02.63 ID:2YjYtI/50
ご回答ありがとうございます。従来通り、ランダムイベントで確率発生となります。それでは本編を開始いたします
144 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 13:18:12.76 ID:2YjYtI/50
―少し前

剣舞妹「……ねえ。ちょっといい……?」

エバンス「ん?」

クロシュ「?」

剣舞妹「これ……」スッ

 踊り子の双剣「」キラン

エバンス「これ……お前たち姉妹の使ってる双剣? これがどうかしたのか?」

剣舞妹「これ、あたしのなんだけど……えっと……貸してあげる」

クロシュ「!」

エバンス「いやいや! そしたらお前はどうすんだよ!?」

剣舞妹「あたしはお姉ちゃんが使ってたやつを使うよ。型は同じだから問題ないし」

エバンス「いやいや、だがなあ……」

剣舞妹「……この剣、テラヌス・ウルスの踊り子の剣なの。あたしたちの剣舞も、テラヌス・ウルスの踊り子たちの舞を下地にしてる。だからこの剣で舞を披露すれば、きっとテラヌス・ウルスの人たちに気に入ってもらえると思う。だから……」

エバンス「しかし……俺もローガンの旦那もちゃんと剣舞を学べたわけじゃないし、俺や旦那がこんな綺麗な剣で踊っても滑稽なだけじゃないか……?」

剣舞妹「クロシュちゃんがいるじゃない」

クロシュ「!」

エバンス「……そういうことか」

剣舞妹「クロシュちゃんの擬態能力とぱわーなら、多分いけると思う。だから……」

クロシュ「ん……」

 踊り子の双剣「」ギュッ


 モニョモニョ…ポン!


踊り子クロシュ「♪」シャララン―


エバンス「お、おお……!」

剣舞妹「いいじゃん……! うん、絶対いける! あたしたちの剣舞、届けて来てね……!」

踊り子クロシュ「うん……!」

剣舞妹「それで……いつか、絶対に返しに来てよね……!」

踊り子クロシュ「うん……!!」

 ◆

 強化ソリ「」シャーッ――


クロシュ「……」ギュッ

 踊り子の双剣「」キラン

妖精「ん? その双剣……」

エバンス「ああ。あの子から借りたっつーか、押し貸されたんだ」

イリス「へえ……! 綺麗な剣だよねえ、宝石の装飾もキラキラで」

ミスティ「弧を描いた刀身も美しいわね……」

ローガン「あの踊り子たちの剣か。そういえばテラヌス・ウルスで使われる刀剣も曲刀が主だったな」

エバンス「おう。テラヌス・ウルスの剣って言ってたぜ。これで踊れば信頼を獲得できるってさ」

妖精「なるほどね。それじゃあありがたく使わせてもらおっか」

クロシュ「うん……」

 ☆剣舞妹から踊り子の双剣を借りました
 ☆装備欄には記載されませんが、状況に応じてクロシュが使用します
145 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 13:18:59.71 ID:2YjYtI/50
 荷物「」ガサゴソ

妖精「……ん?」

 石の賽「」コロン

エバンス「なんだそれ?」

ミスティ「それは……魔族国を出た時に荷物に紛れ込んでいた石の立方体……?」

妖精「うん。なんか勝手に増えるんだよねこれ」ガサゴソ

 石の賽「」コロン
 石の賽「」コロン

妖精「あれっ? 2つしかない」

イリス「本当だ! 前は4つあったのに」

ミスティ「えっ、増えたり減ったりしてたの……」

エバンス「いやいや……増えたり減ったりする石ころって不気味すぎるだろ!」

妖精「ま、まあ……。でも悪いものだとは思えないんだよ。微かだけど神気も感じられるし……」

エバンス「そうなのか……」

ローガン「初めて目にしたのは魔族国を出た時だったな」

イリス「フラナ先生に手紙で聞いてみたんだけど、入れた覚えも心当たりもないって返ってきたんだよね……」

ミスティ「謎は深まるばかりね……」


スライムクロシュ「〜〜?」モニョニョ?

妖精「ん? クロシュどうしたの?」

スライムクロシュ「〜」モニョ

 白い賽「」ポン

イリス「こ、これは……別の新しい立方体!」

妖精「ど、どこで見つけたの?」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

妖精「ソリの荷台に落ちてた……?」

ミスティ「ええ……。出発する時はなかったはず……一体いつの間に……」

ローガン「う、ううむ……出所がわからないのは魔族国の時と同じだな……」

 白い賽「」

妖精「……でも、なんだろう。石のやつよりも、神気が強い気がする……」

エバンス「マジか」

妖精「うん。こっちの白いのも、お守り代わりに大事にとっておこう」

 ☆運命賽+1
 ☆会心賽+1

 ◆
146 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 13:21:25.75 ID:2YjYtI/50
―テラヌス・ウルスへの旅路 1日目

 ◇クロシュ [あかちゃんスライム]
 武:メイドブレード  盾:ウニ盾      飾:くすんだ耳飾り
 武:竜珠の杖     防:ゴスロリエプロン 飾:

 ◇妖精   [世話焼き妖精]
 武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:精霊のレオタード 飾:

 ◇イリス  [星の魔法使い]
 武:精霊樹の杖[改] 盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:魔術師のローブ  飾:

 ◇ミスティ [氷の魔法使い]
 武:魔銀の短剣    盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:精霊のローブ   飾:

 ◇ローガン [鋼の戦士]
 武:鋼の剣      盾:鋼の盾      飾:くすんだ耳飾り
 武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子      飾:

 ◇エバンス [地の傭兵]
 武:魔銀の剣     盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:革の鎧      飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]      [大事なもの]
運命賽*2       蜘蛛絹の下着     魔族国永久旅券
会心賽*1       ザリガニのお守り   フメイの服の切れ端
反魂丹*2       雨乞い傘       精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   大きな巻き貝     精霊樹の実のジャム
魔術書「星の魔力」上  大きな軽石      精霊樹の鉢植え
お宿の焼き菓子     闇の欠片       フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物    フリルワンピ水着   メルルの帽子
魔導飯盒        魔法学園のスク水   溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置   炎鉱石        暗黒優待券
属性大全        ガラスのザリガニ
魔王図鑑        踊り子の双剣
マジカルブラッドワイン
吸血鬼殺ブラッドワイン

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・風になる[2/12]

◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
147 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 13:22:58.25 ID:2YjYtI/50
―テラヌス砂漠 持久力[10/10]


 強化ソリ「」シャーッ


 一面の砂景色「」ヒュオオオオ――…

 太陽「」サンサン


クロシュ「わあ……」

イリス「これが……砂漠!! あ、暑い……!」

ミスティ「トコナツ島はまとわりつくような蒸し暑さだったけれど……ここは肌を焦がすようなカラッとした暑さね……」

妖精「ただでさえ暑い砂漠が、今は星の力で光が増幅されてるみたいだからね……」

ローガン「うむ……。各自、水分補給を怠らないように」

イリス「水が不足してきたら言ってね。水魔法で作り出すから」

エバンス「水属性って本当に便利だよな……。船旅でもイリスちゃんには世話になりっぱなしだ」


 ※テラヌス砂漠は過酷な環境のため、1日ごとに耐久力を[2]消耗します


↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-35 食料発見(コンマ)
36-50 物品発見(コンマ)
51-65 場所発見(コンマ)
66-80 良いこと(自由安価)
81-00 旅は道連れ(統合しました)
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 13:23:17.52 ID:Djwf1Y4f0
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 13:27:19.37 ID:UKUQPdZHO
150 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 13:37:07.47 ID:2YjYtI/50
何かしらの場所と道具を見つけたようです

↓1コンマ 見つけた場所
01-10 呪われし古代遺跡
11-30 オアシス?
31-50 枯れた川床
51-70 オアシス
71-90 地下水脈
91-00 静謐な古代遺跡

↓2コンマ 見つけた物品
01-35 綺麗な砂
36-65 サボテンの花
66-95 蜃気楼の雫
96-00 砂竜の宝玉
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 13:37:41.31 ID:CH7d5hFRo
こんま
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 13:39:33.17 ID:I4wKZ9X2O
たまー
153 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 14:08:25.50 ID:2YjYtI/50
―夕方
 テラヌス砂漠


 砂漠に開いた裂け目「」

 強化ソリ「」キキッ


ミスティ「なに、この裂け目……ソリじゃ渡れないわ……」

ローガン「これは……恐らく、かつて谷川だった場所だろう。砂漠化の影響で水源が枯れ、谷の地形だけが残ったのだと思われる」

イリス「す、すごい……自然の歴史って感じがします」

妖精「でも休息に適した地形でもあるね。今日はここで野営しよう」

エバンス「ソリはどうする?」


 デロデロ…モニョモニョ…ポン!


オオキイクロシュ「わたし……下まで、降ろせる……!」ドスンドスンッ

エバンス「お、おお! 手伝うぜ!」

 ◆
154 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 14:09:09.01 ID:2YjYtI/50
―枯れた川床

エバンス「さて、こんな地形だとつい探索したくなっちまうってものだが」スタスタ

クロシュ「!」ピコン!

エバンス「お、何か美味そうなものでも見つけたか?」

クロシュ「んーん……」トコトコ

 綺麗な砂「」サラサラ

妖精「砂? 砂漠の地表にあるやつよりも不純物が少なくて綺麗だねこれ」

エバンス「お、確かに透き通った地属性を感じるな」

クロシュ「んへへ……」

妖精「ここまで綺麗なのもちょっと珍しいし、瓶にでも詰めておけば?」

クロシュ「うん」

エバンス「イリスちゃんなら地属性魔法とかに使えるかもしれないしな」

妖精「エバンスも地属性魔法が使えるでしょ」

エバンス「いや、俺はそこまで精密にいろいろできるわけじゃねえし……」

 ☆綺麗な砂を手に入れました

 ◆
155 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 14:09:38.19 ID:2YjYtI/50
―夜
 枯れた川床

 焚き火「」パチパチ

妖精「ふう、今日もみんなお疲れさま」

ミスティ「妖精もね」

妖精「私はソリの帆に追い風を吹かせるくらいしかしてないよ」

イリス「風なら私も吹かせられるし、明日は私も――」

妖精「イリスは水の供給っていう大事な役目があるから風は私に任せなさい」

イリス「は、はい」

ミスティ「ふふ……でも、砂漠はソリを走らせやすくて良いわね……。砂は摩擦が少ないから……」

ローガン「いつになく快速だったな。この砂漠は広大だが、ミスティくんのソリがあれば安心できそうだ」

ミスティ「ふふ……でもこの人数を乗せても問題なく走れるのは、ローガンさんがいろいろ補強してくれたお陰よ……」

ローガン「フッ、道中ではそれくらいしか役に立てないからな……」


テラヌス・ウルスへの旅路初日の夜です。枯れた川床で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 14:12:27.72 ID:Djwf1Y4f0
この辺に棲息している生き物についておしゃべり
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 14:13:05.35 ID:gempFmZZ0
エバンス 地属性の魔法を精密にできるように練習してみる
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 14:14:00.15 ID:R9osePWiO
風になる練習
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 14:14:09.76 ID:t7nqWalSO
クロシュ、水分を溜め込む
160 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 14:54:02.44 ID:2YjYtI/50
 焚き火「」パチパチ
 食器「」カラン

イリス「やっぱり砂漠は食べるものが少ないですね。保存食を多めに持ってきて正解でした」

ローガン「うむ……。現地調達できればそれに越したことはないのだがな。やはり砂漠では食料を見つけにくい」

ミスティ「……ないわけではないのよね? 砂漠にはどんな食料があるの?」

ローガン「そうだな……例えば、セイントレアキャニオンのところどころに生えていた放射状の植物を覚えているか? 今日は見つけられなかったが、あれと同じものがこの砂漠に生えていることもある。あれは食用可能だ」

イリス「ええっ!? あ、あれ食べられるんだ……」

ミスティ「あんまり美味しくなさそうね……」

ローガン「まあ、実際美味くはない……。だがこの砂漠には美味い植物もあるぞ。例えばテラヌス・ウルスの名産品と言われるテラヌスアロエだ。分厚い葉の中には、水分と栄養が豊富に含まれたゼリー状の葉肉がたっぷり詰まっている。イリスくんのような水属性の使い手がいなければ、水の調達は極めて重大な課題となるゆえ重宝されている」

イリス「テラヌスアロエは食べたことがあります! つるつるで美味しいんですよね」

ミスティ「食べられることは知ってたけど、私は実際に食べたことがないわね……。もし見かけたら食べてみようかしら……」

ローガン「もし見かけることができたら食べるのが良いだろう……。他にも、ウチワサボテンの葉はテラヌスアロエほどではないが水分と栄養が含まれている良い食料となる。そして植物以外であれば、この砂漠にはスナニワトリやツチノコモドキも生息していたはず。もし見かけることができたら、食すことが可能だ」

イリス「スナニワトリはなんとなくわかりますけど……ツチノコモドキって……?」

ローガン「ツチノコのように、胴体が丸々とした大きなトカゲだ。簡単には見つからないが、見つけることができれば貴重なタンパク源となる」

ミスティ「トカゲ……美味しいのかしら……」

ローガン「意外と美味かった」

ミスティ「そ、そうなのね……」

ローガン「あとは……サバクイナゴやオオキイスナミミズも一応食用可能だ……」

イリス「イナゴと、ミミズ……」

ミスティ「まあ……ムカデよりはマシかしら……」

ローガン「おっと、あともう一つ! サボテンドラゴンを忘れていた」

イリス「サボテン……ドラゴン……?」

ローガン「水を求めて砂漠を彷徨う、サボテンの形をしたドラゴン……ではなく、ドラゴンの形をしたサボテンだ」

ミスティ「な、何を言っているのかしら……サボテンの……ドラゴン???」

ローガン「うむ……。アルラウネやマンドラ大根のように、自らの意思で自由に行動できる植物の一種と言われているが……私も詳しくは知らぬ」

イリス「な、なるほど……。それで、そのサボテンドラゴンも……食べられるんですか?」

ローガン「うむ。ドラゴンの名に相応しい巨体ゆえ、その身に貯蔵されている水分と栄養も豊富なのだそうだ。もし見つけて倒すことができれば、上質な水分と食料になるだろう……」

ミスティ「面白い生き物がいるのね……砂漠って……」

 ◆
161 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 14:55:15.51 ID:2YjYtI/50
―夜
 テラヌス砂漠


 満点の星空「」キラキラ


クロシュ「わぁ……」

エバンス「なんでこんなに星が綺麗に見えるんだ?」

妖精「砂漠は乾燥してるからねえ。空気中の水分が少なければ光が真っ直ぐに届きやすいんだよ」

エバンス「そうなのか……妖精は物知りだな」

妖精「まあ、無駄に長生きしてるからね……」

エバンス「よし! それじゃあついでに、俺の魔法練習の手伝いも頼む!」ザッ

妖精「私、人間の魔法はあんまり得意じゃないんだけど……」

エバンス「俺よりは得意だろ?」

妖精「まあ……」


↓1コンマ
01-60 まあまあ[1/4]
61-90 そこそこ[2/4]
91-00 良い感じ[4/4]
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 14:57:24.07 ID:Djwf1Y4f0
やあ
163 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 15:31:05.68 ID:2YjYtI/50
エバンス「はっ!」カッ

 砂塊「」ドンッ!

妖精「まあ普通にできてるしいいんじゃない?」

エバンス「いや、よく見てみろ!」

 崩れていく砂塊「」パラパラ…

エバンス「すぐに崩れちまう!」

妖精「砂ってそういうもんだよ」

エバンス「思い出してくれ、あのトコナツ島にいた猫人のおっさんの砂魔法を。地属性の俺も、理論上はアレと同じことができるはずなんだ」

妖精「まあ、理論上はね? でもあの人の技量、イリスやミスティと同じくらいの腕前だったし、一朝一夕じゃ追いつけないと思うよ?」

エバンス「望むところだ。現状だと、俺は剣技だけはローガンの旦那と同等だが、剣技以外の大体は旦那より下手だからな……。このままじゃ立つ瀬がない」

妖精「まあ、ほら……ローガンはおじさんだけどエバンスはまだ若いじゃん」

エバンス「若さで人を守れるかっつー話だ!」

妖精「立つ瀬の話じゃなかったの……まあでも言いたいことはわかったよ。イリスやミスティみたいなもっと若い女の子に教えてもらうのも格好が付かないだろうし、私が付き合ってあげる」

エバンス「すまん、頼む」

 ☆エバンスの魔法経験が[1/4]になりました

 *
164 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 15:32:06.41 ID:2YjYtI/50
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

エバンス「んで……クロシュちゃんは何をやってるんだ?」

妖精「風になる練習だってさ。けっこう前からがんばってるんだけど、難しいみたい」

エバンス「風になる……。そんなことが可能なのか……?」

妖精「まあ……理論上は」


スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ


↓1コンマ
01-70 だめです[経験3/12]
71-98 霧散する[経験6/12]
99-00 風の如し[経験☆]
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 15:33:55.58 ID:Fsh77WG7O
166 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 16:04:23.82 ID:2YjYtI/50
 モニョモニョ… モニョモニョモニョ…

  デロデロ…

スライムクロシュ「」デロロ…


エバンス「おわっ! だ、大丈夫かクロシュちゃん!」

妖精「集中しすぎて疲れちゃったみたい……。今日はここまでだね。川床に戻って休もっか」

スライムクロシュ「」モニョ…


 ☆クロシュの風経験が[3/12]になりました

 ◆
167 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 16:04:49.45 ID:2YjYtI/50
―テラヌス・ウルスへの旅路 2日目

 ◇クロシュ [あかちゃんスライム]
 武:メイドブレード  盾:ウニ盾      飾:くすんだ耳飾り
 武:竜珠の杖     防:ゴスロリエプロン 飾:

 ◇妖精   [世話焼き妖精]
 武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:精霊のレオタード 飾:

 ◇イリス  [星の魔法使い]
 武:精霊樹の杖[改] 盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:魔術師のローブ  飾:

 ◇ミスティ [氷の魔法使い]
 武:魔銀の短剣    盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:精霊のローブ   飾:

 ◇ローガン [鋼の戦士]
 武:鋼の剣      盾:鋼の盾      飾:くすんだ耳飾り
 武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子      飾:

 ◇エバンス [地の傭兵]
 武:魔銀の剣     盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:革の鎧      飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*2       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*1       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       雨乞い傘        精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   大きな巻き貝      精霊樹の実のジャム
魔術書「星の魔力」上  大きな軽石       精霊樹の鉢植え
お宿の焼き菓子     闇の欠片        フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物    フリルワンピ水着    メルルの帽子
魔導飯盒        魔法学園のスク水    溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置   炎鉱石         暗黒優待券
属性大全        ガラスのザリガニ
魔王図鑑        踊り子の双剣
マジカルブラッドワイン
吸血鬼殺ブラッドワイン
綺麗な砂

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・風になる[3/12]

◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・魔法の練習[1/4](エバンス)
168 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 16:09:38.04 ID:2YjYtI/50
―テラヌス砂漠 持久力[8/10]


 強化ソリ「」シャーッ――


エバンス「これって、今どの辺だ?」

妖精「風の精霊たちによると、真ん中より少し前くらいだってさ。このペースなら、明日の夕方にはテラヌス・ウルスの首都に着くと思う」

ローガン「速いな……通常の行軍であれば、王国からテラヌス・ウルス首都までは最低でも5日はかかるというのに」

ミスティ「ふふ、ソリは雪国以外でも使えるのよ……。まあ、私も砂漠を走るのは初めてなんだけどね……」


クロシュ「……のど、かわいた……」

イリス「お水!? はい、どうぞ!」パァァァ

 コップ「」チャポン

クロシュ「わぁ……。ありがと……んぐ、んぐ」ゴクゴク

妖精「イリス、魔力は大丈夫?」

イリス「うん! 余分に出して貯蔵……はソリが重くなっちゃうからだめか」

妖精「そうだね。その分、イリスはいつでも水を出せるように魔力を貯めておいて」

イリス「了解! みんなも、喉が乾いたら遠慮せず言ってね!」


↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-35 食料発見(コンマ)
36-50 物品発見(コンマ)
51-65 場所発見(コンマ)
66-80 良いこと(自由安価)
81-00 旅は道連れ
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 16:10:16.00 ID:Djwf1Y4f0
せい
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 16:10:30.27 ID:yQN/KKKDO
はい
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 16:10:32.03 ID:/tXvxfCXO
172 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 16:14:33.23 ID:2YjYtI/50
わお、00クリティカルなのでここで道連れになる人の仲良し度はとても大きく上がります
そしてごはんも見つけたようです

↓1コンマ 旅は道連れ
01-22 メルル
23-44 黒髪の無愛想な青年
45-66 赤髪ロングポニテの女性冒険者
67-88 リュアン
89-92 レイ
93-96 フメイ&アリシラ
97-00 セイン

↓2コンマ 見つけた食料
01-10 枯れ草
11-20 食べられる乾燥植物
21-30 サバクイナゴ
31-40 オオキイスナミミズ
41-50 ツチノコモドキ
51-60 ウチワサボテン
61-70 スナニワトリの卵
71-80 テラヌスアロエ
81-90 精霊サボテンの実
91-00 テラヌスコハクガニ
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 16:15:16.07 ID:C2P127Ffo
なー
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 16:15:26.99 ID:yQN/KKKDO
はい
175 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 17:14:08.69 ID:2YjYtI/50
―テラヌス砂漠


 強化ソリ「」シャーッ――


妖精「……ん? この気配は……ていっ!」ゲシッ

???「あいたっ!」ベシッ

イリス「ええ!?」

ミスティ「この流れ……まさか……」

メルル「やはは、バレちゃしょうがないねェ」スゥ-

クロシュ「わっ……!」

ローガン「君は……メルルくんか!」

エバンス「いつの間に!?」

メルル「ついさっき! 水も食料も尽きてヘトヘトで歩いてたとこで、見慣れたソリが通りがかったもんだからねェ」

ミスティ「ちゃんと言えば乗せてあげるわよ……。知らない間柄でもないんだから……」

メルル「いやまあ、様式美ってやつ? あ……でも……そろそろやばいかも……お、お水を……」フラフラ

イリス「うわわ! だからちゃんと言えばすぐあげるのに!」

 コップ「」チャポン

 *
176 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 17:14:40.85 ID:2YjYtI/50
メルル「ふぇぇ〜助かったぁ〜! ほんとにもうだめかと思ったよォ〜」

エバンス「砂漠で行き倒れるなんて洒落にならんからな……。本当に良かったな、俺たちが通りかかって」

メルル「いやァほんとほんと! めっちゃ助かりました! この御恩は一生忘れませんよホント!」

妖精「調子の良いやつだなあ。砂漠を渡る時はちゃんと準備してからにしなよ」

メルル「いや〜したんだけどねえ。何日か前に、コハク色のすっごい綺麗で美味しそうなカニを見つけて、追いかけてたらでっかいドラゴンみたいなサボテンに襲われちゃってさァ。今度は追われる側になって、必死に逃げ回ってるうちに場所もわかんなくなるし水もご飯も尽きるしで散々だったよ!」

ミスティ「サボテンドラゴン……本当にいるのね……」

妖精「コハク色の綺麗なカニ……それってまさか――」


 テラヌスコハクガニ「チョキチョキ」


メルル「ああああ〜〜!!! あれだ! あのカニ!!!!」

 *
177 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 17:15:54.59 ID:2YjYtI/50
 焼きテラヌスコハクガニ「」ジュウウ…

メルル「お、おおお……カニだ……!! 砂漠の真ん中で焼きガニパーティだ!!」

イリス「でっかいカニだったから、一匹だけでもみんなで食べられるよ!!」

ミスティ「どうして砂漠にカニが……? ローガンさんはなにか知ってる……?」

ローガン「い、いや……私も初めて見た。砂漠にこのような美しいカニがいたとは……」

妖精「これは……もしかしたら、テラヌスコハクガニかも。食べれば砂漠の力を得られると言われる、伝説の――」

エバンス「そ、そんなにすげえカニなのか!?」

妖精「ただの伝承だけどね。実際に見たのは私も初めてだし。とにかく食べてみよう!」

クロシュ「……」ゴクッ


「いただきます!」


 *

スライムクロシュ「〜〜!!!!」モニョニョ モグモグ

妖精「――!!!」

ローガン「こ、これは……!!」

エバンス「これが……!!」

イリス「テラヌス――」

ミスティ「コハクガニ……!!!」

メルル「うまぁぁぁい!!!!」


 ☆テラヌスコハクガニを食べました
 ・持久力が10回復しました
 ・この道中におけるランダムイベント以外の大体のコンマに+40のバフがかかります
 ・クロシュが光属性を獲得しやすくなりました

 ◆
178 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 17:17:06.57 ID:2YjYtI/50
―夕方
 大きな岩陰

 焚き火「」パチパチ

メルル「は〜、美味しいカニも食べられたし、外敵に怯えることなく眠れるし、快適な旅だァ〜」

イリス「本当に私たちが通りかかって良かったよ……。あのカニは美味しかったけど、次からはちゃんと周りを見るんだよ?」

メルル「わかってるよォ〜」

ミスティ「普段は一人旅してるのよね……? パーティを組もうとかは考えないの……?」

メルル「ん〜……こういう風に、目的地が一緒の時だけ一時的に一緒になるのは良いんだけどねェ。あたしっていろんなとこに行きたいタチだからさァ、きっとパーティとか組むと振り回しちゃうか、逆に我慢させられちゃうことになると思うんだよねェ……。だから全部自分の意思で決められる一人旅が一番性に合うんだよ、たぶん!」

イリス「た、多分……」

メルル「でもでも、今日はみんながいてくれてほんとに助かったよ! 一人旅ってやっぱり、時々心細かったりもするからさァ……。今日のことはほんとに感謝してるよ! ほんとにほんとに!」

ミスティ「ふふ……気を付けなさいよ……」

テラヌス・ウルスへの2日目の夜です。大きな岩陰で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 17:17:36.90 ID:rThJN8HX0
メルル、クロシュと模擬戦
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 17:24:04.36 ID:CH7d5hFRo
クロシュ
仲間と一時的に合体してパワーアップ
とかできません?
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 17:27:41.41 ID:KrT5Rw++0
仲間での連携技とか使えない?
例えば星の魔法剣とか
182 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 17:32:37.33 ID:2YjYtI/50
メルル「んんん〜〜……今のあたしなら何をしても上手くやれる気がするなァ〜……そうだ!!」ピコン!

クロシュ「?」

メルル「んっふっふ……クロシュちゃん、あたしが稽古付けたげる!」ドヤッ

クロシュ「わあ……」

妖精「ええ……? 急に何を考えてるの……?」

メルル「助けてくれたお礼だよォ〜。クロシュちゃんはまだあかちゃんスライムなんでしょ? だったら生きるための訓練が必要だと思ってね!」

エバンス「まあ、一理あるが……。そもそもメルルって戦えるのか?」

メルル「一人旅女子を舐めないでいただきたいっ! 降りかかる火の粉なんかお茶の子さいさいってね!」

ローガン「まあ……せっかくだし、付けてもらってはどうだろうか。稽古を」

クロシュ「うん……」


 ――模擬戦闘開始――


↓1コンマ(お互いにカニを食べているので相殺)
01-25 クロシュ敗北
26-90 クロシュ勝利
91-00 光学迷彩強化
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 17:42:05.97 ID:t+cNPJFFO
こんま
184 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 18:41:36.19 ID:2YjYtI/50
メルル「あたしの戦い方はァ……こうだ!」スゥ―

透明「」スゥゥ――


イリス「き、消えた!?」

妖精「姿を眩ませただけ。魔力反応を辿れば追えるよ」

イリス「いやそう簡単に言うけど、これ魔力もけっこう巧妙に隠してない!?」

ミスティ「私も……違和感程度ならなんとか掴めるけど、正確な位置までは把握できないわ……!」

エバンス「イリスちゃんとミスティちゃんが追えないほどなのか……!?」

ローガン「一人旅をしてきた実力は伊達ではないということか……!」



クロシュ「??」キョロキョロ

透明「ほらほら、あたしはここだよ〜。デコピンをくらえ!」ピンッ

クロシュ「んゅっ!」ペチッ

透明「んっふっふ……このあたしを倒せないようじゃ未来は掴めないぞォ〜?」

クロシュ「んむむ……」



エバンス「クロシュちゃんが押されてるぞ……!」

イリス「あれって、押されてるって言って良いのかな……?」

妖精「いや……もしメルルが暗殺者だったら、押されてるどころかクロシュはもう死んでる。スライム核を一突きされてね」

イリス「た、確かに……!」

ミスティ「クロシュ……!」

ローガン「どうする、クロシュくん……!」
185 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 18:42:41.95 ID:2YjYtI/50
クロシュ「!」ピコン!

透明「おっ、何か良い策は浮かんだかなァ〜?」

クロシュ「」スゥ―

透明「」スゥゥ――

透明「ええっ!? クロシュちゃんまで透明に!!?」



イリス「クロシュちゃんまで透明になっちゃった!」

妖精「でも――魔力はメルルほどには隠せてない! あくまで光学的に身を隠しただけだよ!」



透明「びっくりした……! でもあたしよりは上手くないみたいだね、透明になるの」

透明「……」

透明「ほら、もう一発デコピンだァ!」ピンッ

透明「」ガシッ

透明「わわっ! は、離して!」

透明「」モニョモニョ

透明「うわわわ、やめてェ! たべないでェ!!」ジタバタ

透明「」モニョニョニョ



ミスティ「え、ええ……? 何が起きているの……?」

妖精「クロシュが……スライムの姿で、メルルを呑み込もうとしてるみたい……」

イリス「ええ……」



透明「」モニョモニョ…

透明「はひ、はひ……あへぇ……」ビクンビクン

透明「」スゥゥ―



イリス「!! クロシュちゃんの魔力反応まで見えなくなってきた……!?」

ミスティ「まさか、クロシュ――」

妖精「メルルの魔力を隠す技術を――模倣した!?」


 ☆クロシュの隠密看破能力が上がりました
 ☆光学迷彩が強化され、魔力が検知されにくくなりました

 ◆
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 19:02:23.88 ID:akHiQC//O
やはり天才じゃったか…
187 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 19:54:47.63 ID:2YjYtI/50
クロシュ「ん……。ありがと、ございました……」ペコ

メルル「完敗だよォ〜……。もうあたしが教えられることはないっぽいかもォ〜……」


ローガン「いやしかし、我々としても教わるものは多かった。ああいったアサシンからの攻撃にも備えが必要だ」

妖精「そうだね……。今はともかく、もし世界樹の光を一つ以上手に入れた場合、私たちはいろんな勢力から狙われるようになるだろうし、備えは必要かも」

イリス「あ、アサシンから狙われる……!?」

ミスティ「……一番厄介なのは王国からの刺客でしょうね。まだ光を得ていない今のうちに、いろいろ準備を進めた方が良いかもしれないわね……」

エバンス「刺客からの護衛も俺たち傭兵の仕事だ。嬢ちゃんたちは安心しときな」

イリス「い、いやいや……私だって戦えますもん! エバンスさんたちに任せっきりにはしません!」

ローガン「……ふむ……」

 *
188 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 19:55:39.39 ID:2YjYtI/50
メルル「しかしびっくりしたなあ……。あたしの身体をモニョモニョして、迷彩魔法を読み取ったの?」

クロシュ「うん……。いつも読み取れるわけじゃ、ないけど……。今回は、メルルさんのお陰で、わかりやすかった……」

メルル「すっごい反則技!」

妖精「同化したわけじゃないんだよね?」

クロシュ「うん……。同化は、してない……」

メルル「? 同化って?」

妖精「えっとね。スライムの能力の一つで、物体を身体に取り込むことでそれの持つ力や属性を身に付けることができるの。同化が終わったらその物体は身体の外に出されるから……簡単に言えば、人間とかは武具を装備≠ナきるけど、それをより高度に、あらゆる物質で行えるようにした能力……って感じかな?」

メルル「え、すご! てことは、伝説の剣と同化すれば伝説の剣士クロシュちゃんになるってこと!?」

妖精「ま、まあ……そういうことかな?」

メルル「じゃあじゃあ、例えばこのパーティ全員でモニョモニョすれば、最強の六人合体アルティメットクロシュちゃんになれるんじゃない!?」

妖精「ええ……」

クロシュ「い、生きてる人と同化するのは……あぶないから、だめ……」

メルル「え、そうなの?」

クロシュ「うん……」

妖精「私もちょっと同化について調べてみたんだけど、一応生きてる相手ともやろうとすればできるみたい。ただ、同化を行う側のスライムには非常に高い技量が求められて、同化される側の生き物も絶対に抵抗しちゃいけないんだってさ。失敗すれば、同化される側の生き物は元の形に戻れないか、最悪死ぬ。だからあんまり推奨はされてないって」

クロシュ「うん……。同化って……同化するものを、わたしの身体の中で、一旦ばらばらに溶かしちゃうんだけど……。生きてるものを、ばらばらにすると……ふつうは、死んじゃうから……。ちょっとでも、わたしが、へたくそだと……死んじゃう、かも……」

メルル「ば、ばらばらに溶かす……!!」ゾゾッ

妖精「生きてる者と同化するのは基本的に避けた方が良いだろうね。まあクロシュはわかってるみたいだから大丈夫だと思うけど」

クロシュ「うん……。でも……六人合体は……ちょっと、おもしろい、かも……」

メルル「やはは……ま、まあ話半分ってことで……」

クロシュ「……!」ピコン!

妖精「……何を思い付いたの?」

クロシュ「ちょっと……やってみる!」

妖精「ええ、何を?」


 デロデロ…モニョモニョ…


↓1コンマ(テラヌスコハクガニの加護+40)
01-60 だめでした
61-90 分裂成功
91-00 分裂+各自独立擬態
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 19:58:57.85 ID:rThJN8HX0
190 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 20:34:34.80 ID:2YjYtI/50
 ポポポポポン!!!!

分体イリスクロシュ「じゃーん!」ポン!

分体ミスティクロシュ「できたわ……」ポン!

分体ローガンクロシュ「上手くいったな」ポン!

分体エバンスクロシュ「やればできるもんだ!」ポン!

分体妖精クロシュ「けっこう上手いでしょ」ポン!

クロシュ「!」ドヤッ



妖精「え、ええええ〜〜〜〜!!!!?」

メルル「えっえっ!! クロシュちゃんすっごォ〜い!!!」



クロシュ「んへへ……しかも……」ピョンッ

分体クロシュたち「」ピョンピョンピョンピョンッ


 デロデロ…モニョモニョ…


六人合体クロシュ「!!」ポン!



メルル「ワオ! 元に戻っちゃった!!」

妖精「……元に戻ったね」


 ☆クロシュが分体を作れるようになりました
 ☆分体は自由に擬態することができます。同化はまだ難しいです

 ◆
191 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 20:35:48.64 ID:2YjYtI/50
―夜
 大きな岩陰


ミスティ「……」グッ

 魔銀の短剣「」

ミスティ「……氷の剣よ」コォォォ―

 氷属性が付与された魔銀の剣「」キンッ!

ミスティ「よし……。たまにはエンチャントと短剣術の訓練もしておかないとね……」シャッシャッ



イリス「あっ、エンチャント!」

ミスティ「イリス。そういえばあなたも杖術を嗜んでいたはずよね。エンチャントは使える?」

イリス「うん。五大属性それぞれ付与できるけど、前衛に任せられる今はほとんど使う機会がないよね」

ミスティ「そうね……。でも、万が一の時のために感覚は忘れないようにしないと……」

イリス「うん、そうだね。私も久しぶりにやろっかなあ、エンチャントと杖術の練習」

ミスティ「……ところで、星属性は付与できるの?」

イリス「今まさにそれを試そうと思ってたとこ!」

ミスティ「じゃあ丁度良いわね……」

エバンス「話は聞かせてもらったぜ! エンチャントの練習だって?」

ローガン「我々も混ざって問題ないか?」

イリス「あ、はいもちろんです!」

ミスティ「ローガンさんとエバンスは使えるの?」

エバンス「いや……俺は使えないんだよな」

ローガン「私は……使えなくもないが、普段は使っておらん。鋼に鋼を付与すれば強化できるのは確かだが、それよりは鋼魔法による攻撃で手数を増やした方が有利な場面が多いのでな」

イリス「なるほど……。あの、ちょっと試してみたいことがあるんですけど、いいですか?」

エバンス「ん? なんだ?」

イリス「前衛で戦ってるお二人の剣に、後方からエンチャントできないかと思いまして」

ローガン「ふむ……。普段から自分で使い慣れている武器に付与するよりも少々難しいと思うが、やってみるか?」

イリス「はい!」


↓1コンマ 魔法剣(テラヌスコハクガニの加護+40)
01-30 だめでした
31-00 できました

↓2コンマ 星属性付与(テラヌスコハクガニの加護+40)
01-40 難しい
41-90 自分の杖になら
91-00 できた
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 20:37:15.09 ID:jcgiwxnWO
こんま
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 20:42:05.58 ID:yQN/KKKDO
はい
194 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:06:12.23 ID:2YjYtI/50
エバンス「剣が強化されるんならありがたいが、さて――」

ローガン「では、まずは私とエバンスくんが模擬戦を行おう。君たちはその後方から、我々の武器に魔力を付与してくれ」

ミスティ「わかったわ……」

イリス「わかりました!」

 *

エバンス「せいっ!」シャッ

ローガン「なんの!」ギンッ


ミスティ「氷の剣よ――」コォォォ―

 氷属性が付与された鋼の剣「」キンッ!
ローガン「!」


イリス「星の剣よ――!」コォォォ―

 星属性が付与された魔銀の剣「」キラキラ…
エバンス「おおっ!」


ミスティ「上手くいったわね……」

イリス「うん! 戦ってる最中でもちゃんと付与できそう!」

エバンス「頼りにさせてもらうぜ!」

ローガン「うむ! 弱点を突ける敵が現れたら一気に攻め立てられるな」

 ☆イリスとミスティが、他者の武器に属性を付与できるようになりました
 ☆イリスが、星属性を付与できるようになりました

 ◆
195 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:06:41.60 ID:2YjYtI/50
―テラヌス・ウルスへの旅路 3日目

 ◇クロシュ [あかちゃんスライム]
 武:メイドブレード  盾:ウニ盾      飾:くすんだ耳飾り
 武:竜珠の杖     防:ゴスロリエプロン 飾:

 ◇妖精   [世話焼き妖精]
 武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:精霊のレオタード 飾:

 ◇イリス  [星の魔法使い]
 武:精霊樹の杖[改] 盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:魔術師のローブ  飾:

 ◇ミスティ [氷の魔法使い]
 武:魔銀の短剣    盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:精霊のローブ   飾:

 ◇ローガン [鋼の戦士]
 武:鋼の剣      盾:鋼の盾      飾:くすんだ耳飾り
 武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子      飾:

 ◇エバンス [地の傭兵]
 武:魔銀の剣     盾:         飾:くすんだ耳飾り
 武:         防:革の鎧      飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*2       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*1       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       雨乞い傘        精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   大きな巻き貝      精霊樹の実のジャム
魔術書「星の魔力」上  大きな軽石       精霊樹の鉢植え
お宿の焼き菓子     闇の欠片        フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物    フリルワンピ水着    メルルの帽子
魔導飯盒        魔法学園のスク水    溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置   炎鉱石         暗黒優待券
属性大全        ガラスのザリガニ
魔王図鑑        踊り子の双剣
マジカルブラッドワイン
吸血鬼殺ブラッドワイン
綺麗な砂

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・風になる[3/12]

◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・魔法の練習[1/4](エバンス)
196 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:07:09.20 ID:2YjYtI/50
―テラヌス砂漠 持久力[16/10]


 強化ソリ「」シャーッ――


スライムクロシュ「〜〜」ググッ モニョモニョ

イリス「ん〜!! なんだか昨日から絶好調って感じ!」

ミスティ「あのカニを食べてから、私もすごく調子が良いわ……」

メルル「いや〜、これは実質私のお陰だねェ。私を助けたからこそあのカニにありつけたわけで」

妖精「まあ……メルルがいなかったらカニを見落としていた可能性も高いし、否定できないかも……」

エバンス「いやあでも本当に調子が良いぞ! 今ならとんでもない強敵にでも勝てそうな気がするぜ!」

ローガン「だが警戒は怠らぬように。旅というのは最後まで油断ならぬ。我々はいつも、旅の最後に幽霊船に捕まったり、恐ろしい吸血鬼に襲われたりしているのだから……」

エバンス「おう!」

妖精「順調に進めば今日の夕方には着きそうだね。消耗もほとんどないどころかカニのお陰で力が溢れてくるくらいだし、この調子で一気に進もう!」


↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-40 食料発見(コンマ)
41-60 物品発見(コンマ)
61-80 場所発見(コンマ)
81-00 良いこと(自由安価)
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 21:07:28.83 ID:rThJN8HX0
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 21:08:00.37 ID:1JABKPnvO
199 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:09:57.29 ID:2YjYtI/50
良いことと、再び食べ物を見つけたようです


↓1自由安価 起きたできごと

↓2コンマ 見つけた食料
01-10 枯れ草
11-20 食べられる乾燥植物
21-30 サバクイナゴ
31-40 オオキイスナミミズ
41-50 ツチノコモドキ
51-60 ウチワサボテン
61-70 スナニワトリの卵
71-80 テラヌスアロエ
81-90 精霊サボテンの実
91-00 テラヌスコハクガニ
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 21:10:47.61 ID:fZnpxnajO
サボテンドラゴンの死骸発見
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 21:20:18.31 ID:AgoBU9svo
202 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:37:34.58 ID:2YjYtI/50
 強化ソリ「」シャーッ――


ミスティ「そろそろお昼ね……。ん?」


 地面から生えた巨大ワーム「ギュオオオオ!!」モゾモゾ


ミスティ「!!」ゾワワッ

ローガン「おお、あれがオオキイスナミミズだ。せっかくだし今日の昼はあれにするか?」

ミスティ「え、ええ!?」

 *

 ジュジュッ… ジュゥゥ……

 焼きオオキイスナミミズ「」コンガリ
 焼きオオキイスナミミズ「」コンガリ
 焼きオオキイスナミミズ「」コンガリ

イリス「う、うぅぅ……こ、これ本当に食べられるの……!?」

ローガン「焼いてしまえば他の肉と変わらぬ。味も食感も問題ないぞ」モグモグ

エバンス「ん、確かに悪くないなこりゃ」モグモグ

メルル「もぐもぐ……見た目は最悪だけど確かに味は悪くないかも!」モグモグ

ミスティ「……まあ、ムカデよりはマシだわ……。ムカデは食感もムカデだったし……」モグモグ

イリス「み、みんな順応してきてる……。こ、これが文明人のすることなの!? ううううう!!!」バクバクモグモグ!!!!

妖精「わあ……。イリス、あんまり無理して食べなくても良いと思うよ……」モグモグ

スライムクロシュ「〜〜♪」モグモグ

 ☆オオキイスナミミズを食べたことにより、次回戦闘時のコンマに+10のバフがかかります

 *
203 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 21:38:58.50 ID:2YjYtI/50
 強化ソリ「」シャーッ――


ミスティ「……ん? あれは……」

妖精「お……あれはサボテンドラゴン――」


 動かないサボテンドラゴン「」


妖精「――の死骸かな……?」

ミスティ「一応、近くに寄ってみましょうか」

 *

 強化ソリ「」キキッ


 サボテンドラゴンの死骸「」カラカラ


イリス「これが……サボテンドラゴン!」

ローガン「干からびているな……。水不足の影響か……」

ミスティ「大きいけれど……こうして干からびている姿を見ると、なんだか物悲しいわね……」

妖精「……強さを増した光にやられちゃったのかも。サボテンドラゴンが干ばつにやられちゃうなんて、よほどのことなんだけど……」

メルル「こいつ、私を追っかけてたやつかなあ……」

妖精「追いかける元気があったんなら、数日でここまで干からびることもないと思う。だから多分別の個体だよ」

メルル「そっか……。でも、こいつらも喉が乾いて乾いて仕方がなかったのかなァ……」

妖精「……」

クロシュ「……」


↓1 クロシュはどうする?
1.水をあげる
2.食べる
3.その他(自由安価)
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 21:39:58.32 ID:CH7d5hFRo
2
205 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 22:10:20.92 ID:2YjYtI/50
 サボテンドラゴンの死骸「」

クロシュ「……」

 デロデロ…

スライムクロシュ「」モニョモニョ モグモグ…


イリス「わっ、クロシュちゃん!」

ローガン「干からびているとは言っても棘はまだ健在だが、大丈夫なのか……?」

妖精「大丈夫みたい。まあ、パラサイトソードも食べちゃうくらいだし……」


スライムクロシュ「」モニョモニョ モグモグ…


メルル「えっと……美味しいのかな?」

妖精「味は……まあまあみたい。水分はほとんど残ってないけど、意外と食べられるみたいだよ」

ミスティ「さっきオオキイスナミミズを食べたばかりなのに、もうお腹が空いたのかしら……?」

妖精「いや……お腹が空いたっていうより、これはクロシュなりの弔い方なんだと思う」

エバンス「なるほど……。そういえば、クロシュちゃんは倒して殺した相手は基本的に食べてるもんな」

妖精「うん。人間には理解しがたい感覚かもしれないけど、私はわからなくもないんだよね。食べることで、なんというか……その生命を完全に潰えさせず、自分の中で生かし続けようとする感じ……かなあ。多分」

メルル「私は半人半魔の半端者だけど、それってすごく良いと思う!」

妖精「そう? 結局は自己満足でしかないと思うけどね」


 ☆サボテンドラゴンの死骸を食べました
 ☆ウニ棘が少しだけ強くなりました

 ◆
206 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 22:17:00.33 ID:2YjYtI/50
―夕方


 強化ソリ「」シャーッ――


 遠くに見える石造の城塞都市「」ヒュオオオオ――…


妖精「お、見えてきた。あれがテラヌス・ウルスの首都。都市の名前もそのままテラヌス・ウルスって言うんだよ」

メルル「おおお〜〜!! ついに、ついに辿り着いたんだ……!!」

イリス「あれが……テラヌス・ウルスの街……!」

ミスティ「この距離からでも、あの城塞の力強さがこちらまで伝わってくるわ……。無事に通してもらえるかしら……」

ローガン「多数の部族からなる国家ゆえ、異国からの旅人にも寛容……だったのは昔の話か。干ばつによって状況が変わった今、どうなっているかは想像が付かんな……」

妖精「念の為私は隠れてた方が良さそうだね。クロシュも不用意にスライムにならないように」

クロシュ「うん……」

メルル「あたしは帽子かぶってれば大丈夫かな?」

 ◇
207 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 22:17:57.76 ID:2YjYtI/50
本日の更新はここまでとなります。次回、テラヌス・ウルス入国編から開始となります
また、ここでテラヌス・ウルスに登場する部族の首長やその関係者を募集します

①最も高い影響力を持つ部族の首長。人と魔の関係には中立的な考え方を持つ

②二番目に高い影響力を持つ部族の首長。中立を捨てて王国の支援を受けるべきと主張している

③影響力の低い少数部族の首長。魔族に寛容だが立場は弱い


(①のテンプレート)
【名前】
【種族】人間
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】テラヌス・ウルスの議会において最も高い影響力を持つ部族の首長


(②のテンプレート)
【名前】
【種族】人間
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】テラヌス・ウルスの議会において二番目に高い影響力を持つ部族の首長


(③のテンプレート)
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】テラヌス・ウルスの議会における影響力の低い少数部族の首長


↓1①

↓2②

↓3③
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:22:23.75 ID:rThJN8HX0
【名前】マリス・ト・テレス
【種族】人間
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】金髪ロングの20代後半程の女性。眼鏡をかけている
【魔法】光魔法と相手を操る傀儡魔法が得意
【備考】テラヌス・ウルスの議会において最も高い影響力を持つ部族の首長
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:34:01.38 ID:/GuaTj0qO
【名前】ミカヅキ
【種族】鬼
【性別】男
【年齢】27
【容姿】黒髪で背が高い、右頬に三日月のような曲線の傷がある。腰にはサーベルを所持。
【性格】クールで冷静沈着
【魔法】剣魔法(剣を増やして操ったり、剣を巨大にする等剣に関することならなんでもできる。操ることを応用して自身を乗せて飛ぶことも可能。)
【備考】剣の魔法も使えるが剣術も得意で国では誰にも負けていない。鬼族だが祖父が人間で人の血も入っている。祖父は剣聖と呼ばれる人物で勇者サインとともに旅をしたことがある。(ただ王国は全く知らないのでサインとともにいたと知っているのはごく少数しか知らない、祖父も同じ魔法が使える)魔族と人間がともに暮らせるように考えている。国の住人からよく慕われている。勇者サインの話しをよく聞いていたので憧れがある。
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:34:14.63 ID:s+CxmzuiO
【名前】ベスティア・バッドエンド
【種族】悪魔
【性別】女
【年齢】2000
【容姿】黒髪長髪で虚ろな目をした美人さん。強力な認識阻害結界を自身にかけているため、立派な悪魔翌翼と悪魔角を持つが他者はそれを認識できない。自称人間。
【性格】誰よりも優しい臆病者
【魔法】結界魔法。常に薄い皮膜のような防御結界を自身にかけているので、奇襲に強い。その他様々な結界を自身に張っている。
全力の防御結界は世界の何よりも硬い。
【備考】テラヌス・ウルスの議会における影響力の低い少数部族の首長。少数部族という体だが実際は世界各地で差別排斥を受けて流れ着いた魔族を含めた鼻摘み者たちの寄り集まり集団。そこの首長をしている彼女は歴史上最初に魔王を排出した悪魔族の最後の一人。原初の魔王の破壊によりあらゆる種族に恨まれ敵対視された悪魔族は長い年月をかけて絶滅にまで追い込まれた。そんな中逃げるように各地を放浪していた彼女はテラヌスウルスに辿り着く。自身が悪魔だとバレるのが何よりの恐怖であるが、困っている人がいると助けずにはいられない。そのため首長という面倒事を引き受けている。自分なりに差別のない理想郷を創りたいと思っているが、何もなせていない絶望が強い。
クロシュヴィアと大魔女は腐れ縁で2000年近く昔、理想郷の建設を語り合った仲だがいつしか離散。
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:34:15.11 ID:AgoBU9svo
【名前】ホトルス
【種族】鷹の鳥人
【性別】男
【年齢】55
【容姿】頭部が鷹で背中に大きな羽が生えている
【性格】誇りとか、高潔さを重んじる。ちょっとロマンチスト寄り
【魔法】風魔法。応用して高速飛行が可能。実は棒立ちでも空を飛べるが、カッコよくないのではばたきモーションをしている
【備考】テラヌス・ウルスの議会における影響力の低い少数部族の首長
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:34:32.76 ID:yQN/KKKDO
(Bのテンプレート)
【名前】リアンノン・ルルゥ
【種族】人間の父と鳥の獣人の母のハーフ
【性別】女性
【年齢】20
【容姿】緑の髪を三つ編みにした小さい緑の翼を持つ華奢な女性
【性格】引っ込み思案で大人しいが心優しい性格
【魔法】風魔法
【備考】テラヌス・ウルスの議会における影響力の低い少数部族の首長
(可能なら) 最近急死した父の後を継いだ
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:36:49.50 ID:rThJN8HX0

>>208の性格消してしまってました・・・
【性格】普段はクールだがあっちの気があり可愛い女の子を見ると暴走しがち
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:37:29.01 ID:/GuaTj0qO
すいません>>209はBとして書いていたのでAは安価したでお願いします。
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:43:31.45 ID:/GuaTj0qO
>>209何度もすみません
「種族を人間」に「見た目は人だが鬼の血が少し入っている」に変更でお願いします。
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 22:44:40.84 ID:s+CxmzuiO
とりあえず乙
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 23:05:06.97 ID:yQN/KKKDO
乙です
首長やその関係者の募集安価も前にあったクリーチャー安価のような時間指定をして募集した中から>>1が良いと思ったキャラを採用する形式が良いかなと思います

今回みたいだと直下判定だと@とBだとキャラを考える時間とキャラシート作成する時間に差があったり、逆にBにキャラ案が集中しまって渋滞したり、早い者勝ちになるためにキャラシートをあまり詳しく書けなかったり不備があっても見直しせずに投下してしまったりもあるため、余裕を持って作成や見直しする時間があっても良いかなと

一読者の個人的な長文意見失礼しました
>>1の負担が増すならスルーして構いません
218 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/27(土) 23:11:55.18 ID:2YjYtI/50
↓1のものが記入ミスがあるものだったり、↓2が②のものではなかったり、↓3が>>1に扱い切れるか不安な設定だったりで頭がおかしくなりそうです
あとからの修正は、とにかく急いで投下したあとゆっくり修正する、みたいな裏技が使えるようになってしまうので、誤字脱字や日本語の修正以外は基本的にだめです
そして現地の人の設定は、できればその国の内側に留まるものであってくれた方が良かったりします……。でもこれはちゃんと言ってなかった>>1が悪いと思います。そういうわけなので、>>210のベスティアさんについては若干設定を変更したうえで、少数部族の首長ではなくその首長を支える少数部族の仲間の一人ということで採用させていただきたいと思います(もしだめだったら早めに仰ってください。他の方法を考えたいと思います)

そういうわけで、とても申し訳ないのですが、今回の各首長選は仕切り直しとさせていただきます。次回は、範囲内で最もコンマの高いものを採用というルールにいたします。今回投下したものを設定に合うように修正して再投下しても大丈夫です、よろしくおねがいします(上の方でも書いたように、>>210さんが問題ないようであれば、ベスティアさんについては一応採用の方向です)

また、本日はもう更新終了と思ってこのスレを閉じてしまった人もいるかもしれないので、募集は明日のお昼すぎくらいにおこないます。本当に申しわけありませんが、よろしくお願いいたします

>>217
>>1の独断と偏見による選択にしてしまうと、>>1の趣味で採用されるキャラクターの性質が偏ってしまうおそれがあるため、それは主人公以外ではちょっとやめておこうと思っているところであります(逆に、主人公は>>1が書いてて楽しい人物でないとつらいので、独断と偏見で選ばせていただいております)
しかし時間差の問題や渋滞、速いものがちなどの問題はまさしく痛感しているところなので、しっかり対策を練っていきたいと思っております



いろいろありましたが、とても順調に砂漠を越えることのできたクロシュ一行でした。風来坊のメルル氏と再会を果たしたり、テラヌスコハクガニという美味しいカニを食べて元気いっぱいになったり、サボテンドラゴンの死骸を見つけて食べてみたりなど、クロシュちゃんにとっても良い経験となる出来事が多かったように思えます
そして次回からついにテラヌス・ウルス編が始まります。石造りの大きな城郭に囲まれた、干ばつにあえぐ砂漠の都市――。世界樹の光を求めるクロシュたちをそこで待ち受けるものとは何なのか――

それでは本日もありがとうございました。最後にグダグダになってしまい申し訳ありませんでした。よろしくお願いいたします
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 23:18:20.90 ID:s+CxmzuiO
全然設定は変更いただいて構わないです。
むしろ混乱させて申し訳ないです
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 23:30:54.84 ID:gboPLERUo

メルルさんほぼ準レギュラー
実はスライムってめちゃくちゃ強い種族なのでは…?
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 00:44:54.54 ID:SOENw2unO

カニの加護超つええ!
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 05:28:25.77 ID:pLjBDpjso
おつ
判定最高値という事もあってカニの効果絶大だったなぁ
キャラ採用は募集終了時の1氏の書き込みコンマで決めるのも良さそう
下1桁が7だったから7人目を…とか
223 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 12:13:03.15 ID:9rcZAn230
ありがとうございます。それでは、>>210は設定を少し変更したうえで採用とさせていただきます

メルル氏はやはりクロシュ一行と縁があるようです。00クリティカルからの道連れだったこともあり、今回の旅で仲良し度がとても上がったと思われます。今後ともよろしくお願いしたいものです
スライムはポテンシャルで言えば輝きを秘めうる種族ですが、全員が全員クロシュさんのように多彩なスライム能力を目覚めさせられるわけではないため、平均的にはそこまで強い種族でもないようです。たいていのスライムはちょっと物理に強くて属性に弱くて怪我の治りが早くて食欲旺盛なだけのデロデロ生物なので、冒険者に見つかると試し切り感覚で狩られてしまうことも多いです。しかしクロシュやブラッドのように、様々な能力を開花させる強いスライムが現れることも稀にあります。人間も大抵の者はそこまで強くありませんが、時々勇者のような超人が出現したりするので、それと似たような話かもしれません

カニはとても美味しいので、食べることによってその恩恵を授かることができます。しかし強い力を持ったカニは珍しいので、なかなか見つけられないかもしれません。見つけたら食べるのが良いでしょう

募集方法についてのご提案ありがとうございます。今回は昨日宣言した通り、範囲内でコンマが最も高いものを採用という方向にする予定です。もし今後また募集を行うことがあれば、他の方法もいろいろ考えたいと思います。よろしくお願いします
224 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 12:16:44.59 ID:9rcZAn230
というわけで、テラヌス・ウルスの各首長の再募集を行いたいと思います
また、テラヌス・ウルス国外での情勢や事案に深く関わる設定はなるべくなしの方向でお願いいたしします(セインに憧れている、王国と取引や会談を行っている等、既存の情勢に大きな影響を及ぼさないものは問題ありません)

念のためもう一度テンプレートを貼り付けておきますので、確認等にお使いください


①最も高い影響力を持つ部族の首長。人と魔の関係には中立的な考え方を持つ

②二番目に高い影響力を持つ部族の首長。中立を捨てて王国の支援を受けるべきと主張している

③影響力の低い少数部族の首長。魔族に寛容だが立場は弱い


(①のテンプレート)
【名前】
【種族】人間
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】テラヌス・ウルスの議会において最も高い影響力を持つ部族の首長


(②のテンプレート)
【名前】
【種族】人間
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】テラヌス・ウルスの議会において二番目に高い影響力を持つ部族の首長


(③のテンプレート)
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】テラヌス・ウルスの議会における影響力の低い少数部族の首長


14時より、各10分づつ時間を設けますので、余裕をもってご投下くださいませ
>>1の開始宣言などがなくとも、下記時間内に投下していただいて大丈夫です
また、ご質問などありましたら遠慮せずどうぞ
よろしくお願いいたします


①の首長
↓ 14:00:00 〜 14:09:59 の間に投下された中で最もコンマの大きいもの

②の首長
↓ 14:10:00 〜 14:19:59 の間に投下された中で最もコンマの大きいもの

③の首長
↓ 14:20:00 〜 14:29:59 の間に投下された中で最もコンマの大きいもの
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 12:19:21.04 ID:bMAaIaJNo
告知ありがとうございます
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 13:25:45.04 ID:V1BW4aHDO
告知ありがとうございます
質問なのですが、もし@のキャラ案を投下してコンマが最も高いコンマじゃなくて不採用なら、今度はAのキャラ案を投下できて、さらにAも不採用だったらBに……と最大3人分キャラ案を出すのも可能になるのでしょうか?
(もちろんキャラが高コンマで採用なら以降の募集には不参加・投下しても不採用は前提として)

それとも、従来のようにあくまで3人の中から1人のみのキャラ案を投下という形になるのでしょうか?

多分後者の形式だと思うのですが、確認のために直前にこのような質問をして申し訳ありません
227 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/28(日) 13:52:48.15 ID:9rcZAn230
回答が遅れてしまい申し訳ありません
いろいろ考える余地のある問題だとは思うのですが、今回は元々が↓1↓2↓3という募集形式であり、当然連投はだめなものでした
そういうわけなので、今回は1つのIDで投下できるのはいずれか1つの案のみということにさせていただきたく思います。よろしくお願いいたします
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 14:04:06.66 ID:tHJucmnt0
【名前】ヨードリー・ソウル・ソサエティ
【種族】人間(魔族とのクオーター)
【性別】女
【年齢】100歳
【容姿】銀髪ロングの女性。スレンダー体型。
【性格】真面目
【魔法】風・闇魔法が得意だが、剣技にも秀でる。
【備考】テラヌス・ウルスの議会において最も高い影響力を持つ部族の首長
先代から首長の座を受け継いだばかりで、先代に恥じぬために日々頑張っている。
料理が得意。
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2024/07/28(日) 14:09:17.63 ID:olWWu9TKO
【名前】アニス・スターグラス
【種族】人間
【性別】女
【年齢】20代後半
【容姿】長い艷やかな黒髪、褐色肌に瞳の色は紫。身長160cm後半
砂漠の国風のやや露出多めのへそ出し衣装(フェイスベール付き)を好んで着用する。真面目な会談の時などには王国風の正装を着こなす
【性格】あらあらうふふ系お姉さん。語尾を「〜」で伸ばす癖がある
いつも柔和な笑みを浮かべているが、商家の長らしく抜け目のない強かな性格で国や家のためなら非情な決断を下す胆力も併せ持つ
【魔法】氷系統の魔法。「魔法の才能はあまりない」と称し普段は周囲をひんやりさせる程度に留まっているが
その実才能を隠しており、いざとなれば周囲一帯を凍結させてしまうほどの力を秘めている(消耗が大きい&ここぞというタイミングまで切札的に伏せている)
【備考】テラヌス・ウルスの議会において最も高い影響力を持つ部族の首長
若くして急死した父親の跡を継いだ才女であり、商人ギルドを束ねる大商長でもある
人・魔の関係においてはどちらかに大きく肩入れすることなく中立的なスタンスを保つが、その思想の根底には子供の頃から親しかった魔族の幼馴染が大きく関わっているらしい
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2024/07/28(日) 14:10:51.32 ID:5vnc5L52o
【名前】ラハニ4世
【種族】人間
【性別】男
【年齢】80
【容姿】金刺繍を施したターバンを頭に巻いた、痩せぎすのおじーちゃん。刻まれた深いシワも相まって枯れ木のような印象を受けるが、鋭く赤い瞳からは生命力の強さを感じる
【性格】丁寧な口調ながらも意思を曲げない頑固者
【魔法】金細工魔法。テラヌスの結構な収入源になっている
【備考】テラヌス・ウルスの議会において二番目に高い影響力を持つ部族の首長。より多くの人々のため、少数が犠牲になるのを是とするが、それはそれとしてテラヌスという共同体全体が出来るだけ良い条件で王国と結びつくべきと考える。自分ならその交渉ができると思っている
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 14:10:58.16 ID:lmG+CNWLO
【名前】アルシェ・フローレンス
【種族】人間
【性別】女
【年齢】250
【容姿】白髪赤目の笑顔が妖しいお姉様
【性格】欲しいものは絶対手に入れる強欲な性格
【魔法】憑依魔法。人間以外の種族や心属性系統の防御を覚えている者には使えない。
【備考】テラヌス・ウルスの議会において二番目に高い影響力を持つ部族の首長。人間でありながら数百年生きながらえているのは彼女の世にも珍しい憑依魔法のおかげで若く健康な他者の身体を乗っ取ることで今まで生きてきた。憑依を繰り返す度に魔翌力が落ちてきており、このままでは満足に憑依を行えない焦燥がある。そのため憑依以外の長寿の術を王国が提供してくれるという言葉にすがり私利私欲でテラヌス・ウルスを売ることにした。憐れな悪役。
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 14:17:18.07 ID:gwpLqmSY0
【名前】ミラ・スピーゲル
【種族】人間
【性別】女
【年齢】28
【容姿】スタイル抜群の金髪美女だが、いかにもプライドの高そうな雰囲気を漂わせている
【性格】プライドと自意識と上昇志向の塊。自分の考えは絶対に正しいと信じて疑わない
【魔法】鏡魔法。魔法を反射させたり自分の分身を作り出したりする事が出来る
【備考】テラヌス・ウルスの議会において二番目に高い影響力を持つ部族の首長
生まれも育ちもテラヌス・ウルスだが、幼少期に魔族の子供達と些細なことから喧嘩になった事がきっかけで極度の魔族嫌いをこじらせてしまう
それ以降は魔族を排斥するべく様々な手段を駆使して今の地位まで成り上がった
水不足の問題が持ち上がった事で、これ幸いとばかりに中立を捨てて王国の支援を受けるべきだと訴えている
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 14:20:59.61 ID:V1BW4aHDO
【名前】リアンノン・ルルゥ
【種族】亜人(通常の人間形態と爬虫類系の亜人形態の両方の姿を持ち、自由に変身できる種族)の父と人間の母のハーフ
【性別】女性
【年齢】17
【容姿】(人間時)緑の髪を三つ編みにした細身の華奢な女性。
(爬虫類型に変身時)2メートル程の体躯と鋭い牙や爪、長い舌や大きい尻尾をもつ二足歩行の緑色のトカゲ。血液も緑色になる
【性格】引っ込み思案で大人しいが心優しい性格
【魔法】水魔法。爬虫類型に変身時は牙や爪や舌や尻尾を駆使した格闘術、強酸性の血液や胃液を水魔法を使って飛ばしたりする
【備考】テラヌス・ウルスの議会における影響力の低い少数部族の首長。前首長の父が急死したことで若くして後を継いだ

完全な人間とも魔族・魔物とも違う微妙な立場だが、それでも自分を頼ってくれる人の為に首長の役目を勤める
それはそれとして出来ればもっと可愛い姿に変身したかった
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