【艦これ安価】今更始める艦隊これくしょん

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209 :1 [sage]:2024/07/05(金) 23:47:35.82 ID:IqAN0lK80
ー街外れ某所ー




「やれやれコッソリあとをつけていたがまさか試着室に服と下着を置いていくとはな」




「あのヲ級は人間の言葉を習得してなかったしあんな状態で街を彷徨くなど正気ではない」





「世話が焼けるが同胞として人間社会に潜む仲間を見捨ててはおけないからな」





「鎮守府に所属していると言っていたがこの服と下着はそこに届けてやるか」





「しかし深海棲艦のことを知らない提督は興味深いな。ソイツとコミュニケーションを取れればベストだ」





「ひょっとすると我々にとって大きな利益となる可能性がある。思いがけず良い出会いを手に入れたな」ニヤッ
210 :1 [saga]:2024/07/05(金) 23:48:04.98 ID:IqAN0lK80
〜〜





初雪「ヲ級にあんな下着を着せたってことは司令官はエロ下着が大好きなんだ」





初雪「私は支給品を履いてるからそういう知識は無い。だから誰かを頼るしかない」




初雪「出撃や訓練のときにチラッとエロ下着が見えたことがあるからその人を頼る」





初雪「同じ駆逐艦を参考にしてもいいけど軽巡や重巡を参考にしてもいいはず」





初雪「とにかく早くアドバイスをもらいに行かなきゃ!」




下1〜3
参考にする艦娘
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/06(土) 04:22:43.91 ID:ESpiw8sOo
大淀
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/06(土) 05:22:03.70 ID:edJg4Srlo
時津風
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/06(土) 10:12:49.25 ID:WBitN5DBo
瑞鶴
214 :1 [saga]:2024/07/06(土) 15:49:20.99 ID:cNVAgfJM0
〜〜




時津風「そんなに急いでどうしたの〜?」





初雪「どうしても聞かなくちゃいけないことがある!」





瑞鶴「私にもあるってことは出撃は関係ないみたいね」





大淀「この三人の共通点は無さそうに思えますが」




初雪「エロ下着を穿いてる三人に聞きたいことがあった!」




瑞鶴「ぶっ!!」




時津風「なるほどね〜」
215 :1 [saga]:2024/07/06(土) 15:49:49.29 ID:cNVAgfJM0
大淀「私のこのスカートは制服ですのでそれに合わせた下着を選んでいるだけですよ」




初雪「どこでどう選んだのか知りたいから教えて!」




時津風「なんでそんなに必死なのさ?」




初雪「司令官がヲ級にエロ下着買って着せてたから!私も負けてられない!」




大淀「提督が本当にそんなことをされたんですか?」




時津風「しれーもやっぱ男なんだねえ」




瑞鶴「私のはエロいんじゃくて気合いを入れるためにこれを選んでるのよ!」




初雪「過程はどうあれエロいのは事実。どこで買ったとか情報が知りたい」
216 :1 [saga]:2024/07/06(土) 15:50:23.75 ID:cNVAgfJM0
時津風「そういうことなら私の使ってる通販サイト教えてあげる」




初雪「ありがとうこれでヲ級に対抗できる」




大淀「私もインターネットで探してますのでURLを送っておきます」




初雪「瑞鶴さんもネット?」




瑞鶴「私はお店で買ってるけど……」




初雪「じゃあそのお店を教えて」




瑞鶴「恥ずかしいから嫌よ!」




初雪「ちぇっ」
217 :1 [saga]:2024/07/06(土) 15:51:12.07 ID:cNVAgfJM0
時津風「ていうかさ〜エロ下着買ったところでヲ級に勝つのは難しいと思うけど」




初雪「司令官がロリコンの可能性があるからやってみなくちゃわからない」




大淀「提督がロリコンなのはそれはそれで嫌ですがヲ級さんが選ばれるのもどうなんでしょう」




瑞鶴「深海棲艦を好きになる人間は極小数はいるけど提督が深海棲艦を好きになるなんて聞いたことないわよ」




初雪「いっそのこと司令官にヲ級は深海棲艦だってバラしてやろうかな」




時津風「それはやめた方がいいと思う」




大淀「私もそう思いますただでさえ提督は深海棲艦のことをよく知らないんですから、下手なことはするべきではありません」
218 :1 [saga]:2024/07/06(土) 15:52:06.14 ID:cNVAgfJM0
瑞鶴「どうせやるなら正々堂々とやりなさい」




初雪「このままじゃ勝ち目ないから正攻法は使わない」




大淀「危険なことはやめて下さいね」




時津風「瑞穂さんみたいに夜這いしちゃう?」




初雪「既成事実があればいいから有り」




瑞鶴「絶対やめなさいあんな風になったら終わりよ」




大淀「最終手段としてもオススメできません。やはり地道にやっていくのと提督がロリコンであることに希望を持っていて下さい」




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/06(土) 21:23:30.99 ID:ESpiw8sOo
通院必要組の説得
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/06(土) 22:37:34.02 ID:WBitN5DBo
実戦の態勢がどうなっているか確認する提督
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/07(日) 02:32:50.95 ID:f+39JrSoo
>>220
222 :1 [saga]:2024/07/07(日) 12:03:26.27 ID:+YzMUiL00
〜〜




龍驤「ウチになんか用事でもあるんか?」





提督「いい加減に病院に行ってもらおうかと思ってるんだ。強制はしなくないから納得した上でね」




伊14「姉貴との時間を邪魔するな」




伊13「提督が相手でも関係ないですよ?」





提督「特に君たち二人は絶対に診てもらわないといけない。そのままじゃいけないんだ」




伊14「お前が勝手に決めるな」
223 :1 [saga]:2024/07/07(日) 12:04:04.37 ID:+YzMUiL00
提督「龍驤の幻肢痛もちゃんと診てもらえれば改善が見込めるんだ」




龍驤「この腕のことでウチに指図するな」




提督「良くなるってわかってるのにどうして治療を受けたくないの?」




龍驤「口で言うてわからんのやったらぶん殴ってわからせたろか?」




伊13「二度とイヨちゃんとの時間を邪魔できないようにしちゃうね」




提督「それで済むならー」




龍驤「綺麗事吐くな。こっちはお前を殺す言うとんや」





伊14「地獄で後悔させてやる」




提督「殺してもなにも解決しない。残るのは虚しさだけなんだよ」
224 :1 [saga]:2024/07/07(日) 12:05:15.46 ID:+YzMUiL00
提督「今日は絶対に治療を受けることに同意して欲しかったから諦めないよ」




コンコン




龍驤「はっ、情けない男やで。秘書艦か誰かを頼らなウチらを説得できへんのか」




提督「大和達は呼んでなくて来てもらったのは君たちと同じ理由なんだ」




提督「彼女もまた病院や治療を拒否しているからここに呼んで説得しようとしていたんだよ」




「ーー」




提督「もうみんな来てるから入ってきてもらっていいよ」




下1〜3
要治療の艦娘の状態。今まで出てきた艦娘でも
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/07(日) 18:19:58.38 ID:17ZC8MJQO
片耳片目片腎片肺の電
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/07(日) 18:42:50.66 ID:f+39JrSoo
阿武隈
本人が意識せず暴言はいちゃうやつ
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/07(日) 20:36:12.72 ID:IPyVeRlWo
胸も背もちっちゃい長波
欝気味
228 :1 [saga]:2024/07/07(日) 23:29:11.03 ID:+YzMUiL00
長波「こんなとこに呼び出してなんなんだよ……」




提督「君たち二人にも病院に行って欲しいからその説得をしようと思ってたんだ」




電「電に病院なんか必要ないのですよ」




提督「長波はカウンセリングを受けるだけでも改善するし電もそうだよ」




長波「私みたいな欠陥品はもう放っておいて欲しい……」




提督「君は欠陥品なんかじゃないちゃんと役に立ってくれてるじゃないか」
229 :1 [saga]:2024/07/07(日) 23:29:43.11 ID:+YzMUiL00
電「電こそ放っておいて欲しいのです。どこかを治してもまたすぐに次が悪くなってしまうのです」




提督「だからって放置しておいていい理由にはならないよ」




龍驤「ええ加減にせえよこっちは治療なんか要らんって何回言うたらわかるんや」




伊14「もう殺しちゃっていいよね?」




伊13「一緒にヤろうねイヨちゃん」




提督「僕を殺してもいいけど絶対に病院には行ってもらうからね」




長波「お前はなにがしたいんだよ……」
230 :1 [saga]:2024/07/07(日) 23:30:42.97 ID:+YzMUiL00
長波「私は建造時のバグで普通の長波より小さい体になってしまったから価値はない」




長波「まともに出撃しても意味ないからって慰め者にされてた私の気持ちがわかるのか?」




電「電は新型兵器の開発部門で働いていた時に事故に遭ってしまったのです」




電「全身にガンマ線を浴びて慰め者にもなれない体に慣れ果ててしまったのです。性行為でもしようものなら血反吐を吐いてしまうのです」




電「まともな司令官ならこんな電を治療しても意味がないってわかるのです」




龍驤「コイツは深海棲艦も知らん奴やからまともではないな」




提督「僕に乱暴して気が済むならそれでいい。その代わり治療は受けてもらうよ」




下1〜3
提督の行動やこの場の艦娘の行動
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/08(月) 01:01:40.47 ID:Vz/DNykWo
いくら凄んでも冷静な提督に根負けして捨て台詞吐いて去る龍驤

艦娘には提督保護リミッターがあり、極限まで怒らせない限り提督に危害を加えられない……本当はそのことを知っているのでは?と考える他の子達
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/08(月) 21:23:11.51 ID:75a3SlcDo
大和ヲ級初雪が止める
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/08(月) 22:04:15.57 ID:dMR8X6gp0
あまりにしつこいので無理難題を通院条件にして諦めさせようとする病み艦娘達
234 :1 [saga]:2024/07/09(火) 00:46:03.53 ID:LXAwSq3J0
ガチャッ




大和「提督に危害は加えさせません」




ヲ級「ヲ!」




龍驤「結局秘書艦頼りとは情け無い男やな」




初雪「私もいるから司令官は情け無くなんかない」




長波「もういいって……」




電「病院に行けばっかりしつこいのです」




提督「諦める方がおかしいんだから僕は何度でも同じ話をするよ」
235 :1 [saga]:2024/07/09(火) 00:46:30.12 ID:LXAwSq3J0
大和「提督がどれだけ説得しても皆さんは病院に行くことを拒否されました」




大和「それぞれに事情があり気持ちがわかるなどそんな簡単な言葉は口にできません」




大和「ですが提督が皆さんの治療を望んでいるのなら秘書艦として手を尽くさせてもらいました」




ヲ級「ヲヲ!」




初雪「街の病院に頼んでお医者さんが診に来てくれることになったって」




龍驤「余計なことせんでええ!」




大和「提督にはお伝えしてませんでしたが意図せず時間を稼いでもらったお陰で既に鎮守府に医者は到着しています」
236 :1 [saga]:2024/07/09(火) 00:47:02.48 ID:LXAwSq3J0
伊13「騙したってこと?」




初雪「話聞いてた?司令官には知らせてなかったって言ったじゃん」




電「そこまでする意味が本当にわからないのです」




提督「理解してもらうつもりなんてない。僕は適切な治療を受けて欲しいだけなんだ」




長波「最悪……」




伊14「……」ギリギリ




下1〜3
治療の結果や鎮守府の出来事
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/09(火) 04:21:47.03 ID:5bjLd5tAO
劇的に改善される
でも提督に心底感謝する艦娘と「余計なお節介野郎」と逆ギレ?する艦娘に分かれる
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/09(火) 14:22:25.76 ID:yRJkRmzaO
電に定期的なモニタリングとデータ提供の代わりに無償の人工臓器移植手術の話がくる
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/10(水) 00:29:22.97 ID:Ef8wKt4v0
金剛が建造される
240 :1 [sage]:2024/07/10(水) 01:10:57.68 ID:cmdyCgIT0
変な安価は無いものとして扱う
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/10(水) 07:36:03.02 ID:/qKqypp7o
>>237
242 :1 [sage]:2024/07/10(水) 14:00:23.37 ID:UCAlh3Zy0
〜〜



龍驤「無理に治療をさせられた結果、全員症状が良くなりましたーってアホみたいな結果やな」




電「潜水艦の二人は安定して長波ちゃんなんかは初雪ちゃんと同じようになってしまったのです」




龍驤「ここの長波は初雪と同じような体格しとるのも関係あるんと違うか?」




電「それなら龍驤さんも司令官のことを好きにならないといけないのです」




龍驤「そんなことありえへんやろ気色悪い。そもそもお前も同じような体やないか」




電「電は中身が詰まってないのでノーカンなのです」
243 :1 [sage]:2024/07/10(水) 14:00:58.58 ID:GlyOOBwZO
龍驤「見た目にコンフレックスがあった長波にそんなん関係ないって言うた司令官に惚れるのはわかる」




龍驤「潜水艦の二人もあのままやったら誰かを殺しかねんかったから改善したのは良しとしたろ」




龍驤「せやけどウチはこんなこと望んでなかった。幻肢痛で日々苦しむのが当たり前やったんや」




電「電も一日のほとんどを寝て過ごしていたのに薬のせいで動けるようになったのです」




龍驤「ウチは腕を失った憎しみだけで引き金を引いてた。その憎しみが無くなったらウチはどなしたらええんや」




電「自由に動けるのなら深海棲艦だけでなく人間にも使える兵器の開発の続きをしたいのです」




龍驤「司令官は余計なお世話をしてくれたみたいやな」




電「本当にそうなのです」
244 :1 [saga]:2024/07/10(水) 14:13:32.35 ID:UCAlh3Zy0
龍驤「その新しい兵器はすぐ作れるんか?」




電「そんな簡単にはいかないのです。最新鋭の機械や設備が揃ってないと難しいのです」




電「ただ難しいだけであって電の部屋を改造すれば不可能ではないのですよ」




龍驤「ならウチも協力したるわ。その代わりウチを実験台にして」




電「それはいい考えなのです。もし完成したらあっという間に死ぬことができますよ」




龍驤「ウチが死んだら余計なお世話野郎への復讐にちょうどええやろ。協力したるんやから結果は出してもらうで」




電「お任せくださいなのです」




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/11(木) 10:26:49.48 ID:S722rrq2O
手始めに鎮守府の資材を使って部屋を改造しようと企てるもあえなく潜水艦娘達に見つかり失敗
提督達は引き続きメンタルケアが必要という認識を強める
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/11(木) 10:55:31.99 ID:JAgIoIhQo
>>245
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/11(木) 20:35:15.36 ID:2BHmK7K3o
長波が初雪にライバル宣言
248 :1 [saga]:2024/07/11(木) 23:25:04.44 ID:661Qsw6L0
ー工廠裏ー




龍驤「この辺りの資材は使えそうなんか?」




電「使えなくもないので妥協点といったところなのです」




龍驤「ほなこの資材をお前の部屋に運び込むで」




電「電は重い物は持てないので宜しくなのです」




龍驤「軽いもんは運べるんやからちゃんとやれよ。ウチに全部やらせようとすんな」




電「わかっているのですよ」
249 :1 [saga]:2024/07/11(木) 23:25:31.56 ID:661Qsw6L0
電「電がこうなった時の兵器のデータは頭の中に入っているのですがアウトプットする場所がなかったのです」




電「電のやろうとしていることは個人で持てるパソコンでは無理なのでこうやって鎮守府の備品も使わせてもらうしかないのです」




龍驤「理屈はどうでもいいからちゃんと働いてもらうで」




電「もちろんなのです。あれ?そこに置いてあった運んでもらおうとした資材はどこにいったのです?」




龍驤「そこに確かに置いたはずやけど何処にいったんや?」




伊58「お探しのものはこれ?」スッ




龍驤「チッ……」




電「これだから潜水艦は嫌いなのです」




伊168「なにをしようとしてたか司令官に全部報告するから覚悟しておきなさい!」
250 :1 [sage]:2024/07/11(木) 23:26:24.53 ID:661Qsw6L0
ー執務室ー




提督「電と龍驤には引き続きカウンセリングが必要みたいだね」




ヲ級「ヲ〜」




提督「そうだね龍驤は出撃でストレスを発散できるかもしれないけど電は出撃が難しい」




提督「不満やストレスが溜まって当然だから特別に何かを考えた方がいいね」




長波「困ってることがあればあたしに任せなよ提督!」




初雪「なんで執務室に長波がいるの」




長波「それは初雪もだろ秘書艦でもないくせに」




提督「執務室には遊ぶところじゃないんだよ二人とも」




初雪「これは遊びなんかじゃない真剣勝負」
251 :1 [saga]:2024/07/11(木) 23:26:49.73 ID:661Qsw6L0

長波「初雪にもヲ級にも負けないからな」




ヲ級「ヲ」




初雪「へえ……」




提督(長波が元気になったのはいいけど初雪とよく喧嘩しちゃうようになったんだよね)




提督(提督としてどうかと思うけど僕は出撃の編成の役に立てない。ならそれ以外で役に立とう)




提督(電や龍驤に長波。その他にも解決しないといけない問題がある)




提督(自分にできることを全力でやり尽くそう)




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/07/12(金) 02:46:42.36 ID:9vGZF6fJ0
へずまりゅう 能登被災地でのボランティアは虚偽だったと告白「行ったことがありません」 「嘘でしょ?」「編集技術えぐい」と怪しむ声も
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe219ee9ad5be7dc69bab2af02c0bb5ec4a36d34
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/07/12(金) 15:19:59.12 ID:LA/rBqtcO
配置転換しよう
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/12(金) 22:47:55.90 ID:WU7pvC/uo
電を工廠に送りその知識を元に最新装備を明石が作る手伝いをさせる
盗難や暴走の防止に六駆、いなければ提督を見張りに派遣
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/13(土) 09:00:48.35 ID:I6DZ9xUSo
お口わるわる阿武隈による鎮守府近況
256 :1 [saga]:2024/07/13(土) 18:02:27.77 ID:bNG1nYp20
〜〜




大和「こんな中途半端な時期に配置転換なんて珍しいですね」





阿武隈「あたしも何を考えてるんだろうなって思いましたけど理由はちゃんとしてましたよ」





阿武隈「慰め者にもなれない電ちゃんが工廠に配備されたのは納得できる人事です」





阿武隈「今までタダ飯食らいだった分を工廠勤めで返して欲しいですね」




大和「タダ飯だなんてそんな言い方はありませんよ」




阿武隈「ああそういえば大和さんは前の鎮守府でロクに出撃もさせてもらえなかったのを気にしてましたね」




阿武隈「電ちゃんとは違って大和さんは出撃できたんですから本当のタダ飯ですね!」




大和「そんなこと言わないで下さい!!」
257 :1 [sage]:2024/07/13(土) 18:03:07.06 ID:bNG1nYp20
阿武隈「大和さんはハッキリ言って気にしすぎですよ。大和型が出撃するなんてことは起こらない方がいいんです」





阿武隈「他の鎮守府の大和型みたいに開き直った方が楽ですよ?」




大和「私は戦艦大和として生を受けた以上、その力を使う理由があります」





阿武隈「もっともなこと言ってるわりに弱いのは笑えてきちゃうのでやめて下さい」





大和「……っ」ギリギリ





阿武隈「ここで喧嘩にならないのはさすがですね。ちゃんと自分の弱さを自覚してるのは大和さんの強みですよ」
258 :1 [sage]:2024/07/13(土) 18:04:49.92 ID:bNG1nYp20
阿武隈「電ちゃんはまだ納得できますけど問題なのは龍驤さんです。なんであのカタワが秘書艦補佐になったんでしょう」




大和「提督は龍驤さんともっと話す機会を増やしたいから彼女を秘書艦補佐に選ばれました」




阿武隈「話す機会が増えたところであのカタワが変わるとは思えないです」




大和「提督は変わると思ったからそうされたんです」




阿武隈「そんなのどうでもよくてあたしが秘書艦の時に仕事の脚を引っ張らないかどうかが不安です」





阿武隈「無理に治療なんかしないで病院送りにしたほうが絶対いいに決まってます。どうしてわかってくれないんでしょう」





大和(貴女には絶対にわかりません)
259 :1 [saga]:2024/07/13(土) 18:05:15.35 ID:bNG1nYp20
阿武隈「今日はヲ級ちゃんが秘書艦だからサボれる日なのに工廠と秘書艦補佐の見回りがあるのが最悪です」




大和「秘書艦の仕事がないからと自由に過ごしているのは阿武隈さんくらいです。皆さん訓練などを頑張っているんですよ」




阿武隈「あたしは訓練なんかしなくても充分強いから関係ないです」





大和「提督の為にと頑張ることは無駄ではありません」





阿武隈「気持ちじゃなにも解決しません。結局は純粋な強さだけが必要なんです」






阿武隈「こんな話をしてるよりさっさと見回りを終わらせちゃいましょう」





下1〜3
工廠か執務室のどちらに行ったか。または鎮守府での出来事
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/13(土) 18:15:37.43 ID:I6DZ9xUSo
執務室
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/13(土) 20:54:16.21 ID:EHDrD8w/o
>>260
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/13(土) 21:35:47.13 ID:s7Oefnnf0
>>260
263 :1 [sage]:2024/07/14(日) 01:05:23.08 ID:aD/ATJDg0
ー執務室ー




阿武隈「提督こんにちは大和さんと見回りに来ましたよ」





提督「二人ともお疲れ様。今回のことで仕事が増えちゃってごめんね?」





大和「秘書艦は三人で分担していましたから見回りが増えたくらいどうということはありません」




龍驤「謝るんやったらウチと違うんか。よくも秘書艦補佐なんかにしてくれたな」




提督「それは龍驤があんなことを考えてたからだよ。二度とあんな風なことは考えて欲しくないから暫くは僕の近くで様子見だからね」




龍驤「ふざけやがって人のことをなんやと思ってるんや」
264 :1 [sage]:2024/07/14(日) 01:05:53.95 ID:aD/ATJDg0
ヲ級「ヲ」




龍驤「五体満足のお前らにはウチの気持ちなんかわかるわけないやろ」




提督「僕は龍驤の気持ちを理解しようだなんて思ってない。ただ止めたいだけなんだ」




提督「このままだと君は全てを憎んだまま死んでしまう。そんなことは絶対にしてほしくない」




龍驤「憎しみしかないに決まってるやろ!どう足掻いてもウチの腕は戻ってけえへんのやぞ!」




ヲ級「ヲ!」




龍驤「黙れ深海棲艦!元はといえばお前らのせいでウチの腕は吹き飛んどるんや!」




大和「落ち着いて下さい龍驤さんまた腕が痛んでしまいますよ」
265 :1 [saga]:2024/07/14(日) 01:06:19.93 ID:aD/ATJDg0
阿武隈「いいお薬を処方してもらったから幻肢痛に悩むことはなくなったって聞きましたよ」




大和「だからって自暴自棄になるのは違います」




龍驤「もうお前ら喋るな!これ以上ウチをイラつかせるな!」




提督「僕は君を信じてる」




龍驤「ああ!?」




提督「腕のことで折り合いをつけることは無理だとしても無関係な人まで攻撃することは間違ってる」




提督「この世界には憎しみだけじゃないんだって知ってもらえるって僕は信じてるよ」




龍驤「下らん台詞吐くなボケが。お前こそ現実見せたるから覚悟しとけよ」




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/14(日) 13:52:29.15 ID:zxJ0Q64Co
おやつたいむ
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/14(日) 18:02:13.76 ID:O8hui2+To
明石「鬱安定したので長波さん色々調べてもいいですか?いいですよね!ありがとうございます!
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/14(日) 20:18:19.91 ID:CId4Vx/Eo
戦況について
269 :1 [saga]:2024/07/14(日) 21:04:28.24 ID:c2XKLHkQ0
<「うわーーー!」




阿武隈「執務室の扉の向こうで誰か叫んでます?」




大和「いまの声は長波さんだと思います。またいつものように提督に会いに来たんでしょう」




ドタドタドタ





ヲ級「ヲー」





阿武隈「足音が長波ちゃんのじゃないっていうんですか?」




<「なにすんだよ明石さん!」




大和「ヲ級さんの予想はどうやら当たったようですね。ちょうど工廠への見回りがありますから阿武隈さんと向かいます」




提督「二人ともお願いするね」
270 :1 [saga]:2024/07/14(日) 21:04:55.21 ID:c2XKLHkQ0
ー工廠ー




電「ここに人攫いがいるのです」




明石「人聞きの悪いこと言わないで下さいこれは必要な調査なんです!」




長波「これからどうなるの……?」ガタガタ





明石「いや〜建造バグの艦娘を一度この手でじっくり調べたいと思ってたんですよ!」




長波「ひい」




明石「さあさあ服を脱いでこっちに来て下さい!」





長波「ヤ、ヤダ……!!」




明石「大丈夫ですから安心して下さいね〜」
271 :1 [saga]:2024/07/14(日) 21:05:35.08 ID:c2XKLHkQ0
長波「うああああ〜〜!!」ハダカ




明石「ありゃ?鬱が安定したから平気かと思ったんですけどね」




電「長波ちゃんは前の鎮守府で慰め者になってたのを忘れたのですか」




明石「ゲッ」




電「精神が安定しててもトラウマほじくり返されたら誰でも泣き叫ぶのです」




明石「あ〜あの、長波さん?」




タタタタタタッ




阿武隈「工廠の見回り兼長波ちゃんの様子を見にきましたよ」




明石「うげぇ!」




大和「どうやら私達が来て正解だったようですね」




電「ご愁傷様なのです」




下1〜3
どうなったか
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/14(日) 21:19:14.92 ID:zxJ0Q64Co
明石しばらく演習ばっかりシフトに変更
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/14(日) 22:38:22.41 ID:58+cZcvXo
人体実験の禁止、さらに罰として新兵器試用役兼回避訓練兼大和の演習用ターゲット役一ヶ月
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/15(月) 14:32:22.03 ID:j12HmQdJO
>>273
275 :1 [saga]:2024/07/15(月) 23:58:18.09 ID:BpBVMYMC0
〜〜



ドオオォーン




<「お助けーーーー!!」





電「大和さんは今日もいい音させてるのです」




提督「せっかく鬱が良くなったと思ったのに長波は明石のせいで入院する羽目になったからね」




提督「提督として罰を与えないといけないって阿武隈に言われたから明石には大和の的になってもらうことになった」




提督「それだけじゃなくこの前のヲ級や今回の長波みたいに隅々まで調べるのも禁止したよ」




電「それでもまだ甘いと思いますが仕方ないです」
276 :1 [saga]:2024/07/15(月) 23:58:45.97 ID:BpBVMYMC0
提督「電を工廠に配属してなかったら明石には罰を与えられなかった。工作艦は貴重な存在だから代えがきかないんだよね?」




電「そう思ってもらっていいのです」




提督「明石がやっていた仕事を全部担当してもらうことになるけど平気かな?」




電「問題ないのですよ。重い艤装もクレーンがあるので電が持ち上げなくて済むのです」




電「明石さんは一ヶ月大和さんの的になりますが同時に工廠にも一ヶ月立ち入り禁止になります」




電「一ヶ月くらいなら電が一人で工廠をまわせるのです」




提督「申し訳ないけど君を頼らせてもらうよ」
277 :1 [saga]:2024/07/15(月) 23:59:13.02 ID:BpBVMYMC0
電「半分内臓がない電を頼るのですから見返りとして新兵器を開発したいのです」




提督「開発したい新兵器は君がそうなってしまった原因のものなんだよね」




電「司令官さんはこの戦争が10年続いていてちょうどいいタイミングだからと提督に志願されました」




電「世間知らずの司令官さんは知らないでしょうが私達の戦争は終わることがないのです」




電「艦娘というビジネスを見つけてしまったこの国が戦争を終わらせるわけがないのです」




電「大提督達や元帥の艦隊は本気を出せばいつでも敵を滅ぼせるのにそれをしないのはそういう理由なのです」





電「もしこの戦争を終わらせてしまえばそれこそこの国を敵に回すことになるのです」
278 :1 [saga]:2024/07/15(月) 23:59:40.57 ID:BpBVMYMC0
電「そんな状況で司令官さんはもし貴方が戦争を終わらせられるとしたらどうするのです?」




提督「僕の責任になるのなら終わらせる。もちろん現実を考えれば君達にも被害が出るからそれはできないけどね」




電「まさか即答するとは思わなかったのです……」




提督「戦争は儲かるのは知ってるけど終わらせられるのならそれ以上のことはない。命はお金より大事なんだよ」




電「司令官さんが言うと説得力がありますね」





カタカタ





電「これを見て欲しいといっても司令官さんにはわからないと思いますが一応見せるのです」




提督「パソコンに表示されてるのは何かの設計図?」




電「電が作ろうとしている兵器とその周辺機器のようなものなのです」
279 :1 [saga]:2024/07/16(火) 00:00:11.03 ID:yGCD0Kvb0
電「開発部に居た時は新しい携行武器としてガンマ線を照射する兵器を作っていたのです」




電「開発には成功したのですが携行武器だととても敵を倒せるような出力にはならなかったのです」




電「そこで大型のガンマ線照射装置を作っている最中に電は事故に遭いました」




電「電の事故と大型化したせいで固定兵器にするしかなくなった新兵器は欠陥品として開発が凍結されたのです」




提督「強力な武器なのに開発が終わってしまったの?」




電「あの兵器のガンマ線は一直線にしか進まないという欠点があるのです。それならばと開発部はビーム兵器を新兵器として開発しようとしていました」




電「ビーム兵器なんか夢のまた夢で実用性もないガラクタしか作れていないでしょう」
280 :1 [saga]:2024/07/16(火) 00:00:38.56 ID:yGCD0Kvb0
電「電が作ろうとしているのは超大型ガンマ線照射装置とこの門なのです」




電「門は海上に浮かべておくもので強力な磁場を発生させます」





電「ガンマ線をこの門に通せば任意の方向に曲げることができてどこでも攻撃できるようになるのです」




電「これを使えば戦争は確実に終わるのです。あとは司令官さんにその覚悟があるかどうかなのです」




電「戦争を終わらせた張本人として国を追われる覚悟があるのならこの兵器を作ります」




電「もちろん逃げるのは司令官さんだけじゃなくてヲ級さん達を連れて逃げることになるのですよ」




下1〜3
提督の言動や行動
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/16(火) 12:41:23.27 ID:YszzL1YZO
すごく悩む
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/16(火) 13:27:59.48 ID:mYnkQK/io
戦争が終わってもこれを巡って新たな争いが発生しないか
使い終わったら二度と使えない、同じものを作れないようには出来ないか
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/16(火) 18:23:53.46 ID:9mXpMx+Lo
君はどうする?
その兵器で戦争を終わらせられたとして、『終わらせた』僕よりも『また始められる』君の方が危ないだろう?
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/16(火) 18:28:27.18 ID:9mXpMx+Lo
わかりにくいかな
提督的には優れた兵器開発者は次の戦争のために狙われるって感じのニュアンスです
電の精神性も危ういから、別の火種を生み出しそうという意味でも間違いではないけどね…
285 :1 [sage]:2024/07/17(水) 00:41:18.86 ID:gn3dcVBE0
提督「戦争を終わらせたとして電はそのあとどうなると思ってる?」




電「どうなると言われても質問の意図がわからないのです」




提督「戦争を終わらせるほどの兵器を他の国が無視するとは思えない。その兵器を巡って新たな戦争が起きるんじゃないかな」




電「司令官さんはなにを言ってるのです?人間は戦争を繰り返す愚かな存在だということは嫌というほど知ってるはずなのです」




電「電の兵器が有ろうが無かろうが新たな戦争は起こるのです」




提督「それは否定できないけど君が戦争に巻き込まれてしまうのはまた別の話になる。電が狙われる立場になるかもしれないんだよ」
286 :1 [sage]:2024/07/17(水) 00:41:52.21 ID:gn3dcVBE0
提督「この鎮守府で兵器が作れるのは君くらいだから誰が開発したのかはすぐに知られる」




提督「もし兵器ごとここを放棄して逃げたとしても君の残した兵器がまた別の人を攻撃する」




提督「壊してしまえばその兵器を作れる電が尚更狙われることになるんだよ」




電「その心配はないのです電は兵器の設計図なんかを公開する予定なのですよ。いまある技術を応用するだけなので難しくもないのです」




提督「君の目的は何なの?」




電「電は海が好きでした。艦娘として生まれて海の上を自由に動けてこれ以上の幸せはなかったのです」




電「それなのに電には適正があると開発部に回されてからは海に出ることはなくなったのです」




電「それだけならまだ我慢できたのにこんな体になったせいで電は二度と海の上に立てなくなったのです」
287 :1 [sage]:2024/07/17(水) 00:43:24.60 ID:gn3dcVBE0
電「ありふれた言葉を使うなら復讐なのです。電の兵器は将来全ての生物を滅ぼすのです」




提督「君の兵器は核のように危険なものを含むというの?」




電「そうではなく規模の問題なのです。電のものからもっと大型なものになれば人間だけでなく植物に至るまで全ての生物を亡き者にします」




提督「それがわかってるならー」




電「いいですか司令官さんこうやって話しているこの瞬間にも何処かの誰かが核のボタンを押すかもしれません」




電「核は人間を滅ぼすだけでなく全ての生物が汚染されます。そうなればこの星は終わってしまうのです」




電「それがわかっているのに人類は核を手離せない愚かな生物なのです」




電「核に比べて電の兵器は一度は生物を滅ぼしますが汚染はしません。環境に優しいのはどっちかは明白なのです」




電「人類も艦娘もこの世界に必要ないのです。美しい自然だけが永遠に続くべきなのです」
288 :1 [saga]:2024/07/17(水) 00:44:01.95 ID:gn3dcVBE0
電「電がこの鎮守府に来たことは運命なのです。司令官に出会ったからこそこの兵器は完成したのです」




提督「僕がなにかをしたというの?」




電「司令官さんのお陰でこの兵器の名前がR、E、D、R、U、M、と決まったのです」




提督「レッド……?」




電「REDRUM。どういう意味かわかるのですよね」




提督「……」




電「力づくで開発を止めてもいいですけどそうすれば敵との戦争は永遠に続くのです。大好きなヲ級ちゃんと幸せな時間を過ごしたいなら見逃すのが正解なのですよ」




電「もちろん工廠のお仕事はサボらないのです。空いた時間でREDRUMを開発するのです」





下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/17(水) 23:27:45.64 ID:2+fRPZmqo
いや、植物まで滅ぼし得る兵器ならどのみち地球は終わりだろ…
というわけで当然却下、同時にその研究の行方についてと電の喪った身体の修復方法を探す
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/18(木) 07:58:42.93 ID:TDvGiGdno
>>289
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/18(木) 18:49:31.00 ID:j/eAZ05co
提督「正解でもその方法は取りたくないかな」
292 :1 [sage]:2024/07/19(金) 00:47:45.09 ID:v/d3UbBI0
提督「そんなことは許さないよ。どの道植物まで滅ぼしちゃうなら地球は終わってしまう」




提督「核のように汚染はしなくとも全てが死に絶えてしまうのなら意味はないよ」  





電「黙れ人殺し」





提督「兵器と門のアイデアは無闇に外に出せないから当分は秘匿するとして君のことを優先しよう」





提督「君は龍驤のように直接敵を怨んではいない。失ってしまったものさえ戻ればきっと考えも変わる」




電「お前は頭がおかしいのですか?失った内臓が生えてくるとでも本気で思ってるのです?」
293 :1 [sage]:2024/07/19(金) 00:48:14.02 ID:v/d3UbBI0
提督「これまで返事は保留にしてたんだけど実は電に人工臓器の移植依頼がきていたんだよ」




電「こんな電に実験台になれとはお前も鬼畜なのです」




提督「僕が返事を保留してたのは電を実験台にしたくなかったからなんだ。君にこの話をしても断ると思ってたっていうのもあったけどね」




提督「電。君はこの前の精密検査で余命を宣告されたんだよね?」




電「個人情報を探るとは下衆以下なのです」




提督「調べたわけじゃなくてここ最近の君とさっきの話を聞いて確信したんだ」




提督「残された時間は多くないから君は早く兵器を完成させたかった」




提督「だから君は植物まで滅んでも関係ないだなんて考えるようになったんだよね」
294 :1 [saga]:2024/07/19(金) 00:48:40.95 ID:v/d3UbBI0
電「知ったような口を利かないで欲しいのです」




提督「人工臓器の技術はほぼ完成しているけど丸ごと臓器を取り替えるのはまだ前例がない」




提督「電のように二つある臓器の半分を失っている例はかなり珍しい向こうからすればこれ以上ない条件なんだ」




提督「目と耳は後回しになってしまうけどこのままだと君は確実に死んでしまう。そんな状況なら手術は受けるしかない」




電「勝手に言い切るのはやめるのです」




提督「向こうに返事はしておくけど、すぐに手術をっていうなら遠慮なく行ってきて」




提督「工廠のことは僕がどうにかするから君は自分のことを優先的に考えてね」




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/19(金) 22:08:42.46 ID:RyxdoZzGo
ふてくされてストライキ状態になる龍驤電
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/19(金) 23:00:32.26 ID:pS0PxQ1yo
電の臓器を移植したと思しき深海棲艦の実験体が暴走し実験していた鎮守府が壊滅との情報
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/20(土) 13:33:42.42 ID:y2U8EEzuo
上2つ
298 :1 [saga]:2024/07/20(土) 18:35:00.08 ID:SGt/zf350
ー翌日ー




阿武隈「龍驤さんと電ちゃんがストライキ〜!?」





大和「龍驤さんは部屋から出てこようとせず電ちゃんは工廠で新兵器を作っているようです」





阿武隈「放っておけば勝手に死ぬ電ちゃんはどうでもいいとして龍驤さんはただの甘えじゃないですか!」




ヲ級「ヲ?」





大和「阿武隈さんの言っていることは本当です。電ちゃんはこの前の精密検査で余命宣告をされたようなんです」




ヲ級「ヲ……」





阿武隈「電ちゃんは半年持たないから放置でも構わなくて問題なのはあのカタワです!」





阿武隈「補佐とはいえ秘書艦には変わらないんですからこっちに迷惑かけないでほしいです!」





大和「提督は気にしないでしょうが私たちの評価に関わる事態ではあります」
299 :1 [sage]:2024/07/20(土) 18:35:27.67 ID:SGt/zf350
阿武隈「ちょっと乱暴かもしれませんけど龍驤さんは強引に連れてきますね」




大和「暴力はやめてください。そんなことを提督は望んでいません」




阿武隈「顔は殴らないから大丈夫ですよ〜」




ヲ級「ヲヲ」




阿武隈「ヲ級ちゃんもダメって言うんですか?じゃあ物理的な暴力じゃなく言葉の方を試してみます」





阿武隈「ゴミクズとかカタワとか煽って向こうから手を出させるのもいいかもしれませんね」




大和「そんな手段はとらずにもっと龍驤さんに寄り添ってあげてください」




阿武隈「サボってるのは向こうなんですからあたしの行為は全て正当化されるんです」
300 :1 [saga]:2024/07/20(土) 18:36:07.04 ID:SGt/zf350
阿武隈「あたしは龍驤さんをイジメてくるんでお二人は電ちゃんをお願いしますね〜」




ヲ級「ヲ?」




大和「彼女を止めなくていいのかと聞かれれば必ず止めるべきと答えます」





大和「しかし私と阿武隈さんとでは練度に大きな差があります。私が抵抗したところで結果は変わりません」





大和「悔しい思いはありますがここは彼女の指示に従って工廠に向かいましょう」




ヲ級「ヲヲ……」




下1〜3
阿武隈側か大和達側の様子もしくは鎮守府の出来事
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/20(土) 21:40:41.67 ID:dFGQr0A3o
龍驤阿武隈のタイマン演習
ハンデで艦載機完全展開状態からスタートしたにもかかわらず、かすり傷も負わない阿武隈
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/22(月) 10:03:00.59 ID:POamYmGpo
>>30
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/22(月) 10:03:28.41 ID:POamYmGpo
間違えた>>301
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/22(月) 14:02:46.99 ID:ZsXOJ7DGO
>>301
305 :1 [sage]:2024/07/22(月) 23:08:23.11 ID:5qlaccLf0
ー演習場ー




阿武隈「遠慮なくやっていいですよ〜」





龍驤「ただの演習やなくこっちは艦載機を全部展開した状態でかかってこいなんてウチを舐め過ぎや」





龍驤「カタワの軽空母に負けることなんかないやと?その口黙らせたるからな」




ブウゥゥゥン……




阿武隈「はあ〜あ。いいハンデになると思ったのにこんなのすぐに決着ついちゃいます」




阿武隈「さっさと終わらせて龍驤さんには現実を知ってもらいましょう」
306 :1 [sage]:2024/07/22(月) 23:09:09.30 ID:5qlaccLf0
〜〜




龍驤「ありえんやろこんな……無傷でウチを大破やと?」




阿武隈「あたしは10年以上戦ってきたんです。改造されては解体される五十鈴ちゃんを何人も見ました」




阿武隈「オリョクルで心が死んでいく潜水艦を何隻も見て、捨て艦で沈んでいく子は何人いたかわかりません」




阿武隈「それに比べて龍驤さんのはただの甘えですたかが片腕が無いからなんですか?」




阿武隈「両腕が無くなった戦艦が的にされて沈んでいくのをあたしは知ってます」




阿武隈「構ってもらいたいからお医者さんに行かないなんてクソガキ以下です」




龍驤「地獄を見てきたからってなんや!ウチに片腕が無いのはどう足掻いてもかわらん!」




阿武隈「だからなんなんですか?」
307 :1 [sage]:2024/07/22(月) 23:10:14.53 ID:5qlaccLf0
阿武隈「ボウガンを使ってるから片腕でも出撃は問題ないし日常生活は義手でもつければいいじゃないですか」




阿武隈「大人の構ってちゃんほど醜いものはないですよ〜」





龍驤「ああああああああああ!!!!」




阿武隈「叫んでも腕は生えませんよ。気が済んだら執務室に向かってくださいね」




龍驤「お前……お前ぇ!」




阿武隈「ふぁ〜あ。眠気覚ましにもならなかったしシャワーでも浴びておきましょう」
308 :1 [saga]:2024/07/22(月) 23:13:33.22 ID:5qlaccLf0
〜〜



阿武隈「あたしがシャワーを浴びてた間に工廠の方は解決してたらいいんですけどね」




阿武隈「大和さんの練度は子供みたいなレベルなんで中身もちょっとアレっぽいんですよね」




阿武隈「あの二人ならヲ級ちゃんの方が役に立つ可能性が高いんですけど問題が解決するかは別です」




阿武隈「まあでも電ちゃんは半年経ったら死んじゃうので事態が悪化してなければそれで充分です」




阿武隈「本当だったらあたしが電ちゃんの方に行かないといけないんですけど龍驤さんに現実を見せないといけなかったんです」





阿武隈「その役目はあたしじゃなくてもよかったんですけど暇つぶしになると思ったからなんですよね」





阿武隈「暇つぶしにはなりませんでしたけどカタワが叫んでるのを見てスッキリはしました」




阿武隈「電ちゃんはどうにもできませんでした〜ってあたしの気分を害するのはやめてくださいね大和さん」




下1〜3
工廠の様子
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