【艦これ安価】今更始める艦隊これくしょん

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137 :1 [saga]:2024/06/28(金) 01:14:46.85 ID:Cw9+SkMD0
ー工廠ー




明石「お願いですヲ級さんを詳しく調べさせて下さい!」




提督「あんなことがあったんだからやめてほしい」




明石「そこをなんとかお願いします!こんな機会は滅多にないんです!」




提督「そんなこと言っても艦娘の改装なんて何回も経験してるでしょ?」




明石「いえそれはあの、あれですよ。ヲ級さんみたいな例は聞いたことないんです!」




提督「ああそういえばヲ級だけ装備の互換性が無いのは不思議な話だとは思ったよ」




明石「ね?ね?目からオーラが出るなんて他の艦娘ではなかったじゃないですか!」




提督「でもなあ。うーん」




明石「提督お願いします!なんでもしますからこの通り!」
138 :1 [saga]:2024/06/28(金) 01:18:56.81 ID:Cw9+SkMD0
提督「なんでもって言われてもなあ」




明石(提督は艦娘に手を出すような人ではないのでこういうことも口にできるんです!)




明石(深海棲艦の艤装を触れるだけでも涎が出そうだったのにヲ級eliteに強化されるだなんてもう最高!)




明石(ヲ級さんを足の先から頭のテッペンまで調べ上げたいと工作艦としての本能が昂っています!)





明石(提督は押しに弱いのでこのままゴリ押してヲ級さんを徹底的に調査してやります!)




下1〜3
提督の答えやとった行動
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/28(金) 12:14:33.71 ID:HIoX2dFAo
(深海棲艦だと思っている)春雨監修の下でならと渋々了承

春雨、コスプレなのに急に重責が
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/28(金) 17:15:01.93 ID:Or8TUeobo
>>139
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/28(金) 22:58:14.37 ID:UdglwaYuo
他になんか要望聞くからやっぱりだめ
142 :1 :2024/06/28(金) 23:23:28.89 ID:Cw9+SkMD0
ー工廠ー




駆逐棲姫?「どうして私が呼ばれたんでしょうか?」




明石「提督にヲ級さんを調査したいと駄々をこねたら春雨さんが見てるならと許可をもらったんです!」




駆逐棲姫?「私なんかより同じ秘書艦の大和さんか阿武隈さんの方がよかったんじゃないですか?」




明石「提督は春雨さんはヲ級さんと同じ系列だと思っているからですよ!」




駆逐棲姫?「そんな理由なんですか!?」




明石「相変わらず提督は深海棲艦のことをよく知りません。春雨さんとヲ級さんを肌が白くて黒い感じの艦娘だと認識しています」




明石「駆逐艦と空母で艦種は違うものの出身が同じなんだろうというアバウトな解釈をしてるんです!」




駆逐棲姫?「だからってそんな重荷を背負わせないで下さい!」
143 :1 [saga]:2024/06/28(金) 23:27:52.02 ID:Cw9+SkMD0
ヲ級「ヲ〜」




明石「大丈夫ですよヲ級さん痛くはしませんから」




駆逐棲姫?「なにかあったら私の責任になるのは嫌です!」




明石「その時はその時です!今の私は工作艦として止まらないんですよ!」キラキラ





駆逐棲姫?「明石さんが見たことない高揚してる!」





明石「はーいじゃあまずは服を脱ぎ脱ぎしましょうね〜」





ヲ級「ヲ!?」





明石「変なことはしませんから平気ですよ〜」





ヲ級「ヲ……」
144 :1 [saga]:2024/06/28(金) 23:33:17.53 ID:Cw9+SkMD0
〜〜




明石「なるほどエリートの前と比べると全体的に強化されてるって感じで艦娘でいえば『改』相当といったところですかね」




駆逐棲姫?「夜戦に参加してくるヲ級がいると聞いたことがありますけどエリートは違うんですか?」




明石「違いますね夜戦ができるのはフラグシップからで間違いないです」




ヲ級「ヲーー!!」




明石「いい加減恥ずかしいですって?いま良いところなんですから静かにしてて下さい!」




駆逐棲姫?「数値で見ても深海棲艦はやはり強いですね。エリートならまだ対処できますけどそれ以上となると厳しそうです」




明石「ヲ級さんがエリートになった謎も残ってますよ。これまでの説では深海棲艦も出撃することで強化されるというものでした」




明石「この説は概ね合っているとされていましたがこうして目の前に例外がいるんです!」




明石「さあさあ調べ尽くしていきますからねえ!!」




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/28(金) 23:47:33.00 ID:UdglwaYuo
無事調べ終わり満足つやつや明石
恥ずかしさでぐったりヲエリ
提督「明石しばらく謹慎」
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/06/30(日) 23:51:35.45 ID:X1SVFM+PO
エタ?
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/01(月) 00:34:18.53 ID:hDVBvzEKo
>>145
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/01(月) 10:56:52.11 ID:+8aHDdBGo
明石がヲ級にとってヤバそうなことする直前に直感で止める春雨
149 :1 [saga]:2024/07/01(月) 15:25:16.31 ID:RJM2Mruh0
駆逐棲姫?(明石さんすごく楽しそうだけど変なことをしないか心配です)




駆逐棲姫?(明石さんに限らず工廠を担当している艦娘は変わった人が多いっていいますし)




明石「さあ次は艤装を着けて調査をやってみましょう!」




ヲ級「ヲ!」




明石「裸で艤装は恥ずかしいですって?ヲ級さんのは頭に被るだけじゃないですか!」





ヲ級「ヲヲ〜〜!」





明石「ほら手で下半身を隠そうとしないでください処理してないヲ級さんが悪いんですよ!」




ヲ級「ヲ!!」




明石「そんなこと言うなっていわれても私は止まりません!」
150 :1 [saga]:2024/07/01(月) 15:33:04.15 ID:RJM2Mruh0
明石「ぐへへへぇ〜〜強化された艤装の口の中ってどうなってるんでしょうねぇ!?」




ヲ級「ヲ……!」プルプル




駆逐棲姫?「明石さんここまでにしておきましょう」




明石「もう私は止まりませんよ!」




駆逐棲姫?「凄く嫌な予感がするので止めてくれませんか?」




明石「なにを言ってるんですかここからが本番です!」





駆逐棲姫?「えいっ」キュッ





明石「うぎゅ」





ヲ級「ヲ……?」





駆逐棲姫?「仕方ないので頸動脈をキめて大人しくなってもらいました。怪我はしてませんから安心して下さい」
151 :1 [saga]:2024/07/01(月) 15:51:10.90 ID:RJM2Mruh0
駆逐棲姫?「目の前で裸になれだなんて言われても嫌なら断っていいんですよ」




ヲ級「ヲ」




駆逐棲姫?「ヲ級さんが深海棲艦だからじゃありません。この鎮守府の仲間として言ってるんです」





駆逐棲姫?「自分は艦娘じゃないから他の艦娘の言うことに絶対服従だなんてルールもありません」





駆逐棲姫?「提督はそんなことを言う人じゃないってことはヲ級さんもわかってますよね」




ヲ級「……」




駆逐棲姫?「もし言うことを聞かないとダメだって言われたとします。提督のことを好きになるなって言われたらどうしますか?」




ヲ級「ヲ!!」




駆逐棲姫?「みなさんがどう思っているかわかりませんが私はヲ級さんを味方だと信じています」




駆逐棲姫?「嫌なものは嫌だと言うべきですし提督に想いを伝えるのも早い方がいいと思いますよ」





下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/01(月) 15:59:43.74 ID:FFHo+Zado
ヲ級、深海流愛情表現を提督に敢行
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/01(月) 17:06:13.26 ID:hDVBvzEKo
提督がお出かけ
護衛争奪戦勃発
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/01(月) 17:42:52.35 ID:2djCmV6Lo
>>152+153
155 :1 [sage]:2024/07/01(月) 19:05:36.48 ID:vpT9kHD10
ー翌日ー




提督「今日は少し鎮守府を離れるからあとはお願いしてもいいかな?」





阿武隈「サボりは許しません!」





提督「そんな理由じゃなくて街の方からお礼の連絡が来てたでしょ?その関係で人に会いに行くだけなんだ」




阿武隈「ちゃんと理由があるならいいですけどサボったりしないで下さいね」




初雪「なら私が司令官を見張る。護衛は必要でしょ?」





阿武隈「確かに護衛は必要ですし初雪ちゃんならきちんと提督を見張ってくれそうですね」




初雪「んふー」
156 :1 [saga]:2024/07/01(月) 19:06:09.93 ID:vpT9kHD10
黒島風「島風の方が速いもーん!」




初雪「速さは関係ない」




阿武隈「もう〜二人が揉めるならあたしが護衛で出ますよ」




初雪「新たなライバル!?」




黒島風「秘書艦は速いから油断できない!」




阿武隈「そんな意味じゃなくて揉め事を起こしたくないだけです」




提督(なにを言い争ってるんだろう)
157 :1 :2024/07/01(月) 19:06:40.95 ID:vpT9kHD10
バターンッ




ヲ級「ヲ!!」




黒島風「出たヲ級!」




初雪「地獄耳」




阿武隈「ええ〜?ヲ級ちゃんも護衛に出たいって言うんですか?」




ヲ級「ヲ!ヲ!」




阿武隈「うぅん秘書艦を務めてるヲ級ちゃんなら提督の護衛には相応しいですよね」





黒島風「ヲ級ばっかりずるい!」




初雪「不公平」




阿武隈「そんなこと言っても仕方ないじゃないですか」
158 :1 [saga]:2024/07/01(月) 19:07:10.46 ID:vpT9kHD10
阿武隈「提督が出かけている間に遠征や訓練をしてアピールするのはどうですか?」




黒島風「えーーー!島風も提督とデートしたい!」




初雪「私も負けてられない」




阿武隈「護衛って意味ならヲ級ちゃんより強くないといけないんですよ。ここは諦めて下さい」




黒島風「ちぇっ」





阿武隈「というわけなので提督はヲ級ちゃんを連れて街の方に出かけて下さい!」





提督「なにがというわけなのかわからないけどそう決まったならヲ級を連れて行くよ」




ヲ級「ヲ!」




下1〜3
ヲ級の行動や起こった出来事
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/01(月) 19:45:19.40 ID:VXx9k2PE0
おめかしのためきせかえ人形にされるヲ級
百貨店いったり牛丼食ったり街に深海棲艦がいる状況も大分浸透してきたがやはりいつもの服装では敵性個体と見分けがつかないので
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/02(火) 11:49:52.99 ID:yR1LcI/7O
他の擬態深海に遭遇
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/02(火) 12:16:00.37 ID:mg5d+pjcO
>>160
162 :1 [sage]:2024/07/02(火) 14:59:06.50 ID:Zhv+5OMp0
ー街ー




提督「僕たちの鎮守府から近いこの街は田舎の方らしいけど近代的な建物が多いね」




ヲ級「ヲ〜」




提督「これが都会だったらビル群とかばっかりになるのかな?」




ヲ級「ヲ」





提督「まあ僕もヲ級と同じで背の高いビルなんて見たことないけどね」




ヲ級「ヲッヲ」





提督「それじゃあ待ち合わせの時間に遅れないように目的地まで行こうか」
163 :1 [saga]:2024/07/02(火) 14:59:34.76 ID:Zhv+5OMp0
「オイお前」




提督「えっと……?」




「人間のことじゃないお前に話しかけてる」




ヲ級「ヲ?」




「お前は街に出るのは初めてか?」




ヲ級「ヲ〜」




「ボランティアで何回か来たことがあるって本当か?その格好で街を歩いていたのか?」




ヲ級「ヲ」




「信じられないが嘘をついている様子もない。ならば今までは運が良かっただけだろう」
164 :1 [saga]:2024/07/02(火) 15:00:18.34 ID:Zhv+5OMp0
「普通の人間ならお前の姿を見れば近くの鎮守府に通報がいきお前は沈められる。意味はわかるだろう」




ヲ級「ヲ?」




「ならどうすればいいかだと?とりあえずそこの人間に服を買わせて私のように擬態しろ」





「肌が白いのは仕方ないとして見た目は服装でどうとでも誤魔化せる」





ヲ級「ヲ」




「この目立つ縦ロールはどうなんだって?これは私のアイデンティティに関わるモノだから妥協できない」




「お前のタイプは艤装に特徴があるから好きな格好をすればいいだろう」




ヲ級「ヲ〜」
165 :1 [saga]:2024/07/02(火) 15:00:55.58 ID:Zhv+5OMp0
提督「さっきから何の話をしてるの?ひょっとしてヲ級の友達?」




「コイツはお前のオスか?」




ヲ級「ヲヲヲ」




「なに!?コイツは憎き提督だというのに深海棲艦のことを知らないだと!?」




ヲ級「ヲ」




「お前のことは変わった艦娘だと認識しているのか。いやまてそんなことはあり得るのか?」




「艦娘と深海棲艦のことは毎日のようにテレビに出てくる。それを知らないのはあり得ない」




「鎮守府にテレビが無いとしてもコイツはテレビを全く見ずに過ごしてきたのか?」




ヲ級「ヲ〜」




「提督は嘘は言っていないだと……現実とは思えない」
166 :1 [saga]:2024/07/02(火) 15:01:23.68 ID:Zhv+5OMp0
提督「あの〜」




「そうだ私はコイツの友達だ。街に来るならアドバイスをやろうと思ってな」




「どこに行くのかは知らないがそんな格好じゃ浮いている。どこかで服を買うべきだ」




提督「それは確かにそうかもしれないね。今日はボランティアじゃないから汚れてもいい服装である必要はないし」




「話はこれで終わりだ。気をつけろよ」




提督「ヲ級の友達なら鎮守府の方に来てもらってもいいからね〜」




「ほう……お前たちの鎮守府は興味深い、考えておいてやる」




提督「行っちゃったか。背が低かったけど幼い感じはしなかったから大学生とかかな?」




ヲ級「ヲ」




提督「ボランティアを通じてできた友達だったんだね。じゃあ彼女のアドバイス通り君の服を買いに行こうか」




下1〜3
ヲ級に着せた服とか服装
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/02(火) 16:53:37.01 ID:aTbcgJNxo
OL風タイトスカートスーツ
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/07/02(火) 21:52:16.71 ID:+/s5CFPBO
裸パーカー
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/02(火) 22:07:17.40 ID:Q+3pFzhSo
赤セーラー服
170 :1 [saga]:2024/07/02(火) 23:19:03.33 ID:BeHANCY70
〜〜



提督「本当にそんな簡単な服でよかったの?」




ヲ級「ヲ!」




提督「しっかり選ぶ暇なんて無い、か。うんヲ級の言う通りだね急がないと遅れちゃうよ」




ヲ級「ヲ」




提督(ヲ級が選んだのは丈の大きいパーカーだから下になにも履いてないように見えちゃうな)




提督(でもまあそう見えるだけだから問題ないよね)




ヲ級「ヲ〜〜」
171 :1 [saga]:2024/07/02(火) 23:19:33.43 ID:BeHANCY70
ー街、某こども園ー




婆「わざわざ提督さんに来てもらうだなんてねえ。こんなもてなししかできなくてごめんよ」




提督「いえいえ直接お礼が言いたいと言い出したのはこちらですので」




爺「貴方のところの艦娘さん達はみんな親切なんだ。他の鎮守府とは比べものにならないよ」




婆「ボランティアだってまともに来た試しがなかったんだからねえ」




提督「最前線の鎮守府だと明日生き残るのに必死だと聞いたので街のボランティアにまで手が回らないのかもしれませんね」




婆「忙しいのを言い訳にボランティアなんてやりたくないってのが本音だと思うけどねえ」




爺「そんな鎮守府が多いなかで貴方のところの艦娘さん達は本当に素晴らしいです」




提督「そう言ってもらえて嬉しいです」
172 :1 [saga]:2024/07/02(火) 23:20:07.35 ID:BeHANCY70
婆「おやもうお茶が無くなったかい。新しいのを淹れてくるから待ってな」




提督「あのお構いなく」




婆「ええからええから待っときなさい」





爺「普段お世話になってるからお茶くらいゆっくり楽しんでいって下さい」




提督「ではお言葉に甘えさせてもらいます」




ヲ〜〜




爺「今日はあの人が来てくれたんですな。彼女に限らず貴方の鎮守府の艦娘なら安心して子供達と遊んでもらえます」




提督「うちの艦娘はみんな子供が好きなんだと思います」
173 :1 [saga]:2024/07/02(火) 23:20:40.57 ID:BeHANCY70
爺「以前にも言わせてもらったがアンタのような人間が鎮守府を率いると聞いてこっちは背筋が凍ったよ」




爺「もう全国各地に鎮守府は飽和状態だというのに今更新しい泊地が出来る理由もわからんかった」




爺「蓋を開けてみればワシらの心配は杞憂でむしろ来てもらって助かった」




提督「ありがとうございます」




爺「『赤い羊』のアンタのことを誤解しておったよ。お前さん達を疑っていたそのお詫びといってなんじゃがー」




ワイワイ




提督「随分と賑やかなようですね。お茶が来るまで僕も子供達と遊んできます」




爺「ん、好きにしてもらっていい」




下1〜3
この場所での出来事や鎮守府での出来事やその他
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/03(水) 00:24:11.67 ID:uDWw985So
小さい子ほどヲ級の声?が小さくて聞き取れないと言って困っちゃうヲ級に助け舟を出す提督
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/03(水) 19:54:38.46 ID:d7y17p23o
>>174
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/03(水) 19:58:44.14 ID:2QbtSRbZ0
皆でおやつの時間
ヲ、よく食べる
177 :1 [sage]:2024/07/03(水) 22:41:04.86 ID:LBE6Iviy0
ヲ級「ヲ〜〜」




「さっきからなに言ってるのかわからない〜!」




「前は通訳してくれる艦娘がいたからなんとかなったけど今日はいないよ」





「パーカーだからいつもより親しみやすいのに言ってることがわからない」




提督「ヲ級は一緒に遊ぼうって言ってるんだよ」





「お兄さん艦娘じゃないのにわかるの?」





提督「僕は提督だからね」




「てーとくだ〜」



「てーとくさんも一緒に遊ぼ!」
178 :1 [saga]:2024/07/03(水) 22:41:54.37 ID:LBE6Iviy0
提督「yoそこの道行く兄ちゃん姉ちゃん」




「つき進むスタイル確立独立時代の反響一人の絶叫」




ヲ級「ヲヲヲヲヲヲヲ〜」




「やっぱりなに言ってんのかわかんないよ〜!」




提督「じゃあ違う遊びしようか」




「それじゃおままごとがいいな。てーとくさんはヲ級ちゃんと夫婦の役ね!」




ヲ級「ヲ!?」




提督(街なんて大きいものに実感はないけどここにいる子供達は確実に守れている)





提督(うちのような小さな鎮守府でもきちんと守ることができているんだね)
179 :1 [saga]:2024/07/03(水) 22:42:24.15 ID:LBE6Iviy0
〜〜



「むにゃむにゃ……」




ヲ級「ヲ〜?」




提督「お昼寝の時間だからみんなで寝るんだよ。子供は寝るのも仕事みたいなものだよ」




ヲ級「ヲ」





婆「遊んでもらうだけでなく寝かせてもらってすまないねえ。ほらお茶だよ」




提督「ありがとうございます」




ヲ級「ヲ」
180 :1 [saga]:2024/07/03(水) 22:42:55.44 ID:LBE6Iviy0
爺「お前さん達の鎮守府には半端者や除け者が多いというのはワシらの調べでわかっとる」





爺「ボランティアによく参加するのも傷の舐め合いだろうというのがワシらの考えだった」




爺「それは間違っておったと頭を下げるしかない。本当にすまなかった」





提督「鎮守府が全国で足りている状況ですから警戒されるのは当然です」





爺「心配しとったのはそれだけじゃない深海棲艦をー」




婆「提督さん達は信用できるってわかったんじゃからもういいじゃろう」




爺「そうだなお土産を持って帰ってもらおう」




提督「いえそんなことしていただかなくとも」




爺「いいから持って帰りなさい。あとここにはいつでも来てもらっていいからね」



下1〜3
提督達の行動や鎮守府の出来事
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/03(水) 22:55:22.87 ID:kUmriGZOo
提督の帰りを鎮守府入口で待ってた大和と初雪
心配してたのか色々聞いてくる
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/03(水) 22:59:12.32 ID:d7y17p23o
鎮守府居残り組の会話
赤い羊の噂話
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/03(水) 23:06:18.52 ID:Xx+J3G9b0
世界情勢についてだべる艦娘達のシーン
184 :1 [sage]:2024/07/04(木) 01:28:28.10 ID:xRm42/M50
ー鎮守府ー




阿武隈「帰ってくるのが遅いーー!!」





龍驤「自分がおらんでも鎮守府は問題ないんやからそりゃサボるに決まってるやろ」




伊168「司令官はそんな人じゃないわきっと用事が終わらないだけよ」




阿武隈「ヲ級ちゃんが一緒だから遊んでるとかはないと思いますけどそれにしたって遅いです!」




龍驤「今度こそ深海棲艦やからって街でリンチにでもされとるん違うか?」




伊168「リンチはなくともトラブルにはなってるかもしれないわね。あの子って私服持ってないんでしょ?」




阿武隈「ヲ級ちゃんは休みの日でも出掛けずに訓練してるから当然持ってません」




龍驤「必死に頑張る分には健気やと思えるけど休み返上は病気やで」
185 :1 [saga]:2024/07/04(木) 01:29:04.27 ID:xRm42/M50
伊168「病気なのは龍驤さんでしょいい加減に病院に行ってきたら?」




龍驤「黙れ」




阿武隈「そうやって強がっていられるのも今のうちですからね。龍驤さんとイヨヒトミちゃんは強制的に病院に行ってもらいます!」




龍驤「ウチと喧嘩する気か?覚悟あるんか?ああ?」




阿武隈「本気でヤってあたしに勝てると思ってるんですか?」ギロッ




龍驤「上等やお前こそ病院送りにしたる」




伊168「そんなことで喧嘩してたら司令官が悲しむわよ」




阿武隈「大丈夫です喧嘩にすらなりませんから」




龍驤「どいつもコイツも舐めとるん違うぞ!」
186 :1 [saga]:2024/07/04(木) 01:29:47.50 ID:xRm42/M50
伊168「龍驤さんのはどう見ても病気だけど治るやつだから早めに病院に行くしかない」




伊168「それは自分でもわかってるのにどうして行こうとしないの?」




阿武隈「出撃してればストレスの発散になるとかいう子供みたいな理由ですよ」




龍驤「オイ表出ろ。人のことをなに分かったツラしとるんや」




阿武隈「弱い者イジメになっちゃうから嫌です〜」




龍驤「……覚えとけよクズ」バタンッ




伊168「あんなに煽るだなんて珍しくない?」




阿武隈「提督が居ない時くらいしか好きにできないじゃないですか」




伊168「ならタバコでも吸う?」




阿武隈「禁煙したんで遠慮しておきます」
187 :1 [saga]:2024/07/04(木) 01:30:26.83 ID:xRm42/M50
伊168「阿武隈の素はそれだけどここに飛ばされたのとは関係ないのよね?」




阿武隈「はい。でもここには配置転換で来たあたしとは違って問題のある人が勢揃いです」




伊168「私とゴーヤは違うわよ」




阿武隈「勝手に出撃して戦果を挙げてくる艦娘は異常者です」




伊168「異常者は言い過ぎよ……」




阿武隈「カタワもいますし頭のおかしいのまでごろごろと」




伊168「問題発言しかしてない貴女も十分おかしいわよ」




阿武隈「誰も見てないから問題ないんです」
188 :1 [saga]:2024/07/04(木) 01:31:12.17 ID:xRm42/M50
伊168「司令官は知らないフリして何も言わないのかと考えてたの」




伊168「この国で過ごしてて深海棲艦を知らないだなんておかしいでしょ?」




伊168「だけど司令官の態度を見てると嘘をついてるように見えないのよ」




阿武隈「あたしも最近までイムヤさんと同じ考えで提督は寒い芝居をしてるなって思ってました」




阿武隈「けれども最近あることに気付いたんです。イムヤさんは『赤い羊』って知ってますか」




今168「…………嘘でしょ」




阿武隈「塀の中ならテレビだって見れます。ただそれより重い禁固だったらどうですか?」





伊168「あんなにいい人がそんなことしてるはずなんて無い……」




阿武隈「残念ながらそうだとしたら提督の世間知らずの説明はついちゃいますよね」
189 :1 [saga]:2024/07/04(木) 01:31:41.49 ID:xRm42/M50
阿武隈「提督はあたし達のことを変な目で見てこないのは評価してましたけどそれが理由ですよ。変なことをしてまた塀の中に戻りたくないから我慢できるんです」





阿武隈「全国各地に鎮守府が乱立していた頃、男の提督の五割以上が艦娘に手を出してニュースになりましたよね」




阿武隈「男なんて結局そういうものなんです。提督だって『赤い羊』の過去が無かったら他の提督と同じなんですよ」




伊168「そんなこと絶対にない!司令官はそんな人じゃない!」




阿武隈「そう信じたい気持ちはわかりますけど現実なんてそんなものなんです」




阿武隈「鎮守府の入り口で健気に提督の帰りを待ってる初雪ちゃんがもし裸で迫ったら一発で終わりますよ。あーでもロリコンじゃないならヲ級ちゃんじゃないとダメかもしれませんね」




伊168(阿武隈は艦娘が出現した初期の頃に建造されているから世間のことをよく知ってる。司令官の前では隠しているけど現実に希望はなくいつも物事を悲観してみている)




伊168(私だって希望溢れる新人艦娘なんかじゃないけど司令官は今まで見てきた提督とは全く違う。司令官ならと私に希望を抱かせてくれた初めての存在なの)




下1〜3
提督達の行動や鎮守府の出来事
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/04(木) 12:55:16.32 ID:GT+uBOeSO
提督達戻る
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/07/04(木) 15:44:57.10 ID:ss6lsJWCO
街をうろついてる提督達
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/04(木) 17:38:46.92 ID:5BNXBD5+o
反深海活動団体の演説に出くわして迂回する提督達
193 :1 [saga]:2024/07/04(木) 19:54:23.70 ID:3iBzRisn0
ー街ー




提督「鎮守府に帰らないといけないのに帰れない!」




ヲ級「ヲヲヲ」




提督「まさか服屋さんに元々着てたいつもの服を置いていってたなんて予想できなかったよ」




ヲ級「ヲ〜」




提督「そうだね服だけじゃなくて下着も置いていったからヲ級は子供達の前で裸パーカーになってたんだね」




ヲ級「ヲ」




提督「着ている服と交換だと思ってたんだね知らなかったなら仕方ないよ」


194 :1 [saga]:2024/07/04(木) 19:55:10.17 ID:3iBzRisn0
提督「やっと着いた!忘れ物でヲ級の服とかが届いてるはずだから急いで回収しよう!」




ヲ級「ヲ!」




提督「かなり遅くなったけどこれでなんとか鎮守府まで帰れる」




店員「女性用の服と下着をお忘れとのことですがこちらでは預かっておりません」




ヲ級「ヲ!?」




店員「本当に当店で忘れたのだとしたら他の方が持っていってしまったかもしれませんね」




提督「誰が持っていったのか監視カメラの映像を見てもらえませんか?」




店員「そうなると盗難事件となりますので監視カメラの映像は警察に渡すことになっております」
195 :1 [saga]:2024/07/04(木) 19:55:42.40 ID:3iBzRisn0
提督「ヲ級の服って予備はあったかな?」




ヲ級「ヲ」コクリ



提督「予備があるのなら出撃は平気で映像があるから犯人も捕まるとして問題があるのは帰り道だね」




ヲ級「ヲ?」




提督「このまま帰るっていっても下着も履かないで帰れるわけないでしょ?」




ヲ級「ヲ〜」




提督「ここまでこの格好で移動してきたのはそうだけど!」




ヲ級「ヲヲッヲ」




提督「やっぱり問題あるから!」
196 :1 [saga]:2024/07/04(木) 19:56:20.10 ID:3iBzRisn0
提督「阿武隈か大和に連絡して下着を持ってきてもらうのが一番いいかな」




ヲ級「ヲ〜」




提督「ここは服屋だから下着も売ってるって?確かにその通りだけど」




ヲ級「ヲ!」




提督「ええ〜!?僕が選べっていうの?自分で選べばいいじゃないか!」




ヲ級「ヲ〜」




提督「自分のは支給品だから下着を買ったことがない?だから提督に任せるしかないってさあ」




提督「うーんどうすればいいんだろう……」




下1〜3
提督の判断や起こったこと
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/04(木) 20:01:37.01 ID:DT0Gn79po
サイズだけ聞いて店員さんに見繕って貰う
ヲ級、どことなく不満顔
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/07/04(木) 21:32:54.15 ID:HpSyGjX70
□あいさつがきちんとできない
□仕事に対して、やる気が見られない
□簡単な仕事であっても、完成するまで非常に時間がかかる
□指示に対して取り組む姿勢は見せるが、完遂できない
□何かと要求してくるが、やるべきことはやっていない
□極論ばかりで話してくる
□あいまいさを許容できない
□譲歩しない(できない)
□自分のミスや間違いを絶対に認めない
□他人や環境に責任転嫁する。他責傾向が強い
□異様なほどに固執することがある
□自分のことを開示しない。周りと協調できない
□相手の気持ちを理解できない
□自分勝手でわがままである
□主体性がなく、常に受け身である
□ネガティブ思考が強い
□ネット上の噂に精通している
□スマホ依存症の傾向がある
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/04(木) 22:05:34.57 ID:knUPeujEo
スケスケランジェリーお買い上げ
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/05(金) 12:29:00.15 ID:IJbpur8To
まじまじみて選ぶのも気が引けるのでさっと手に取ったものにした結果>>199
201 :1 [sage]:2024/07/05(金) 14:00:32.57 ID:X90oEL4r0
提督(ここでうだうだしてるより早く選んで買ってしまった方がベストだ!)




提督「わかったからヲ級のサイズを教えてくれる?」




ヲ級「ヲ」




提督「この辺りのがヲ級のサイズなんだね。じゃあこれにするよ」スッ




ヲ級「ヲ〜」




提督(手前の方にあった物をとりあえずヲ級に渡したからこれでオッケーだね)




ヲ級「ヲ?」




提督「履いたところを見せなくてもいいからね!」




ヲ級「ヲヲ〜」
202 :1 [saga]:2024/07/05(金) 14:01:00.60 ID:X90oEL4r0
ー鎮守府正門ー




大和「随分と長いお出かけでしたがやっと帰ってこられましたね」




提督「話せば色々あったんだよ」





初雪「心配したじゃん!」





提督「本当にごめん待っててくれたなら連絡くらいすれば良かったね」




ヲ級「ヲー」




大和「ヲ級さんの服を買われたんですか?」




提督「街で出会った人にいつもの格好はやめた方がいいってアドバイスをもらったんだ。そうだ街の服屋か警察から連絡が来たらすぐに教えてね」




初雪「なにかあったんだ!!やっぱり私が護衛に行けばよかった!」




提督「危険なことじゃないから心配しないで。執務室に戻りながら何があったのか話してあげるよ」
203 :1 [saga]:2024/07/05(金) 14:01:25.95 ID:X90oEL4r0
大和「衣服を盗まれたとは想像できませんでした。そんなことがあったんですね」





提督「試着室に着ていた服を置いていっちゃダメだって知らなかったから仕方ないよ」




初雪「服はまだわかるけど下着は流石にわざとでしょ」




ヲ級「ヲヲ」




大和「丈が大きい服の下は下着を着けないもの?着物か何かと勘違いしたんでしょうか」




初雪「い〜な〜私も司令官に下着を買って欲しい〜」




提督「そんなじっくり選んでないから!手前にあったのを適当に渡しただけ!」




大和(お洒落なのがいいと駄々を捏ねなかったのは評価できますね)
204 :1 [saga]:2024/07/05(金) 14:02:31.20 ID:X90oEL4r0
初雪「適当に選んだのでも支給品のよりいいんでしょ見せてよ」




ヲ級「ヲ」モゾモゾ




提督「いやそんな素直に見せなくてもー」




大和「まあ」




初雪「うわ!!ドスケべ下着!!」





提督「なんでそんなのが手前にあったの!?」




ヲ級「ヲ?」





初雪「なにかおかしいのかって見たらわかるじゃん!」





大和「そんなに透けている下着は普通じゃありません」




ヲ級「ヲ〜」




初雪「そうだったんだ〜って反応薄すぎだから!」
205 :1 [saga]:2024/07/05(金) 14:02:57.76 ID:X90oEL4r0
大和「下の方の毛も透けてしまっていますけど恥ずかしくはないんですか?」




ヲ級「ヲ」




初雪「裸じゃないから別にってなんなのさ!」




大和「やはり深海棲艦は我々とは考えが違うようですね」




提督「僕は普通の下着を買ったつもりだったんだよ……」




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/05(金) 14:07:09.69 ID:Xv7TnvcVo
コスの材料用にチェックしている古着のフリマサイトにそれっぽい服があったと春雨から報告がある
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/05(金) 19:49:39.26 ID:IJbpur8To
服を回収していたサイド縦ロール娘「有声言語も習得しないで街に出て服まで置いていくとか正気かアイツ……全く世話の焼ける!」
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/05(金) 20:12:10.35 ID:xmeQqwafo
提督はエロ下着が好みと合点した初雪が駆逐艦のエロ下着組に下着をねだる
209 :1 [sage]:2024/07/05(金) 23:47:35.82 ID:IqAN0lK80
ー街外れ某所ー




「やれやれコッソリあとをつけていたがまさか試着室に服と下着を置いていくとはな」




「あのヲ級は人間の言葉を習得してなかったしあんな状態で街を彷徨くなど正気ではない」





「世話が焼けるが同胞として人間社会に潜む仲間を見捨ててはおけないからな」





「鎮守府に所属していると言っていたがこの服と下着はそこに届けてやるか」





「しかし深海棲艦のことを知らない提督は興味深いな。ソイツとコミュニケーションを取れればベストだ」





「ひょっとすると我々にとって大きな利益となる可能性がある。思いがけず良い出会いを手に入れたな」ニヤッ
210 :1 [saga]:2024/07/05(金) 23:48:04.98 ID:IqAN0lK80
〜〜





初雪「ヲ級にあんな下着を着せたってことは司令官はエロ下着が大好きなんだ」





初雪「私は支給品を履いてるからそういう知識は無い。だから誰かを頼るしかない」




初雪「出撃や訓練のときにチラッとエロ下着が見えたことがあるからその人を頼る」





初雪「同じ駆逐艦を参考にしてもいいけど軽巡や重巡を参考にしてもいいはず」





初雪「とにかく早くアドバイスをもらいに行かなきゃ!」




下1〜3
参考にする艦娘
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/06(土) 04:22:43.91 ID:ESpiw8sOo
大淀
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/06(土) 05:22:03.70 ID:edJg4Srlo
時津風
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/06(土) 10:12:49.25 ID:WBitN5DBo
瑞鶴
214 :1 [saga]:2024/07/06(土) 15:49:20.99 ID:cNVAgfJM0
〜〜




時津風「そんなに急いでどうしたの〜?」





初雪「どうしても聞かなくちゃいけないことがある!」





瑞鶴「私にもあるってことは出撃は関係ないみたいね」





大淀「この三人の共通点は無さそうに思えますが」




初雪「エロ下着を穿いてる三人に聞きたいことがあった!」




瑞鶴「ぶっ!!」




時津風「なるほどね〜」
215 :1 [saga]:2024/07/06(土) 15:49:49.29 ID:cNVAgfJM0
大淀「私のこのスカートは制服ですのでそれに合わせた下着を選んでいるだけですよ」




初雪「どこでどう選んだのか知りたいから教えて!」




時津風「なんでそんなに必死なのさ?」




初雪「司令官がヲ級にエロ下着買って着せてたから!私も負けてられない!」




大淀「提督が本当にそんなことをされたんですか?」




時津風「しれーもやっぱ男なんだねえ」




瑞鶴「私のはエロいんじゃくて気合いを入れるためにこれを選んでるのよ!」




初雪「過程はどうあれエロいのは事実。どこで買ったとか情報が知りたい」
216 :1 [saga]:2024/07/06(土) 15:50:23.75 ID:cNVAgfJM0
時津風「そういうことなら私の使ってる通販サイト教えてあげる」




初雪「ありがとうこれでヲ級に対抗できる」




大淀「私もインターネットで探してますのでURLを送っておきます」




初雪「瑞鶴さんもネット?」




瑞鶴「私はお店で買ってるけど……」




初雪「じゃあそのお店を教えて」




瑞鶴「恥ずかしいから嫌よ!」




初雪「ちぇっ」
217 :1 [saga]:2024/07/06(土) 15:51:12.07 ID:cNVAgfJM0
時津風「ていうかさ〜エロ下着買ったところでヲ級に勝つのは難しいと思うけど」




初雪「司令官がロリコンの可能性があるからやってみなくちゃわからない」




大淀「提督がロリコンなのはそれはそれで嫌ですがヲ級さんが選ばれるのもどうなんでしょう」




瑞鶴「深海棲艦を好きになる人間は極小数はいるけど提督が深海棲艦を好きになるなんて聞いたことないわよ」




初雪「いっそのこと司令官にヲ級は深海棲艦だってバラしてやろうかな」




時津風「それはやめた方がいいと思う」




大淀「私もそう思いますただでさえ提督は深海棲艦のことをよく知らないんですから、下手なことはするべきではありません」
218 :1 [saga]:2024/07/06(土) 15:52:06.14 ID:cNVAgfJM0
瑞鶴「どうせやるなら正々堂々とやりなさい」




初雪「このままじゃ勝ち目ないから正攻法は使わない」




大淀「危険なことはやめて下さいね」




時津風「瑞穂さんみたいに夜這いしちゃう?」




初雪「既成事実があればいいから有り」




瑞鶴「絶対やめなさいあんな風になったら終わりよ」




大淀「最終手段としてもオススメできません。やはり地道にやっていくのと提督がロリコンであることに希望を持っていて下さい」




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/06(土) 21:23:30.99 ID:ESpiw8sOo
通院必要組の説得
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/06(土) 22:37:34.02 ID:WBitN5DBo
実戦の態勢がどうなっているか確認する提督
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/07(日) 02:32:50.95 ID:f+39JrSoo
>>220
222 :1 [saga]:2024/07/07(日) 12:03:26.27 ID:+YzMUiL00
〜〜




龍驤「ウチになんか用事でもあるんか?」





提督「いい加減に病院に行ってもらおうかと思ってるんだ。強制はしなくないから納得した上でね」




伊14「姉貴との時間を邪魔するな」




伊13「提督が相手でも関係ないですよ?」





提督「特に君たち二人は絶対に診てもらわないといけない。そのままじゃいけないんだ」




伊14「お前が勝手に決めるな」
223 :1 [saga]:2024/07/07(日) 12:04:04.37 ID:+YzMUiL00
提督「龍驤の幻肢痛もちゃんと診てもらえれば改善が見込めるんだ」




龍驤「この腕のことでウチに指図するな」




提督「良くなるってわかってるのにどうして治療を受けたくないの?」




龍驤「口で言うてわからんのやったらぶん殴ってわからせたろか?」




伊13「二度とイヨちゃんとの時間を邪魔できないようにしちゃうね」




提督「それで済むならー」




龍驤「綺麗事吐くな。こっちはお前を殺す言うとんや」





伊14「地獄で後悔させてやる」




提督「殺してもなにも解決しない。残るのは虚しさだけなんだよ」
224 :1 [saga]:2024/07/07(日) 12:05:15.46 ID:+YzMUiL00
提督「今日は絶対に治療を受けることに同意して欲しかったから諦めないよ」




コンコン




龍驤「はっ、情けない男やで。秘書艦か誰かを頼らなウチらを説得できへんのか」




提督「大和達は呼んでなくて来てもらったのは君たちと同じ理由なんだ」




提督「彼女もまた病院や治療を拒否しているからここに呼んで説得しようとしていたんだよ」




「ーー」




提督「もうみんな来てるから入ってきてもらっていいよ」




下1〜3
要治療の艦娘の状態。今まで出てきた艦娘でも
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/07(日) 18:19:58.38 ID:17ZC8MJQO
片耳片目片腎片肺の電
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/07(日) 18:42:50.66 ID:f+39JrSoo
阿武隈
本人が意識せず暴言はいちゃうやつ
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/07(日) 20:36:12.72 ID:IPyVeRlWo
胸も背もちっちゃい長波
欝気味
228 :1 [saga]:2024/07/07(日) 23:29:11.03 ID:+YzMUiL00
長波「こんなとこに呼び出してなんなんだよ……」




提督「君たち二人にも病院に行って欲しいからその説得をしようと思ってたんだ」




電「電に病院なんか必要ないのですよ」




提督「長波はカウンセリングを受けるだけでも改善するし電もそうだよ」




長波「私みたいな欠陥品はもう放っておいて欲しい……」




提督「君は欠陥品なんかじゃないちゃんと役に立ってくれてるじゃないか」
229 :1 [saga]:2024/07/07(日) 23:29:43.11 ID:+YzMUiL00
電「電こそ放っておいて欲しいのです。どこかを治してもまたすぐに次が悪くなってしまうのです」




提督「だからって放置しておいていい理由にはならないよ」




龍驤「ええ加減にせえよこっちは治療なんか要らんって何回言うたらわかるんや」




伊14「もう殺しちゃっていいよね?」




伊13「一緒にヤろうねイヨちゃん」




提督「僕を殺してもいいけど絶対に病院には行ってもらうからね」




長波「お前はなにがしたいんだよ……」
230 :1 [saga]:2024/07/07(日) 23:30:42.97 ID:+YzMUiL00
長波「私は建造時のバグで普通の長波より小さい体になってしまったから価値はない」




長波「まともに出撃しても意味ないからって慰め者にされてた私の気持ちがわかるのか?」




電「電は新型兵器の開発部門で働いていた時に事故に遭ってしまったのです」




電「全身にガンマ線を浴びて慰め者にもなれない体に慣れ果ててしまったのです。性行為でもしようものなら血反吐を吐いてしまうのです」




電「まともな司令官ならこんな電を治療しても意味がないってわかるのです」




龍驤「コイツは深海棲艦も知らん奴やからまともではないな」




提督「僕に乱暴して気が済むならそれでいい。その代わり治療は受けてもらうよ」




下1〜3
提督の行動やこの場の艦娘の行動
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/08(月) 01:01:40.47 ID:Vz/DNykWo
いくら凄んでも冷静な提督に根負けして捨て台詞吐いて去る龍驤

艦娘には提督保護リミッターがあり、極限まで怒らせない限り提督に危害を加えられない……本当はそのことを知っているのでは?と考える他の子達
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/08(月) 21:23:11.51 ID:75a3SlcDo
大和ヲ級初雪が止める
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/08(月) 22:04:15.57 ID:dMR8X6gp0
あまりにしつこいので無理難題を通院条件にして諦めさせようとする病み艦娘達
234 :1 [saga]:2024/07/09(火) 00:46:03.53 ID:LXAwSq3J0
ガチャッ




大和「提督に危害は加えさせません」




ヲ級「ヲ!」




龍驤「結局秘書艦頼りとは情け無い男やな」




初雪「私もいるから司令官は情け無くなんかない」




長波「もういいって……」




電「病院に行けばっかりしつこいのです」




提督「諦める方がおかしいんだから僕は何度でも同じ話をするよ」
235 :1 [saga]:2024/07/09(火) 00:46:30.12 ID:LXAwSq3J0
大和「提督がどれだけ説得しても皆さんは病院に行くことを拒否されました」




大和「それぞれに事情があり気持ちがわかるなどそんな簡単な言葉は口にできません」




大和「ですが提督が皆さんの治療を望んでいるのなら秘書艦として手を尽くさせてもらいました」




ヲ級「ヲヲ!」




初雪「街の病院に頼んでお医者さんが診に来てくれることになったって」




龍驤「余計なことせんでええ!」




大和「提督にはお伝えしてませんでしたが意図せず時間を稼いでもらったお陰で既に鎮守府に医者は到着しています」
236 :1 [saga]:2024/07/09(火) 00:47:02.48 ID:LXAwSq3J0
伊13「騙したってこと?」




初雪「話聞いてた?司令官には知らせてなかったって言ったじゃん」




電「そこまでする意味が本当にわからないのです」




提督「理解してもらうつもりなんてない。僕は適切な治療を受けて欲しいだけなんだ」




長波「最悪……」




伊14「……」ギリギリ




下1〜3
治療の結果や鎮守府の出来事
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/09(火) 04:21:47.03 ID:5bjLd5tAO
劇的に改善される
でも提督に心底感謝する艦娘と「余計なお節介野郎」と逆ギレ?する艦娘に分かれる
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/09(火) 14:22:25.76 ID:yRJkRmzaO
電に定期的なモニタリングとデータ提供の代わりに無償の人工臓器移植手術の話がくる
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/10(水) 00:29:22.97 ID:Ef8wKt4v0
金剛が建造される
240 :1 [sage]:2024/07/10(水) 01:10:57.68 ID:cmdyCgIT0
変な安価は無いものとして扱う
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/10(水) 07:36:03.02 ID:/qKqypp7o
>>237
242 :1 [sage]:2024/07/10(水) 14:00:23.37 ID:UCAlh3Zy0
〜〜



龍驤「無理に治療をさせられた結果、全員症状が良くなりましたーってアホみたいな結果やな」




電「潜水艦の二人は安定して長波ちゃんなんかは初雪ちゃんと同じようになってしまったのです」




龍驤「ここの長波は初雪と同じような体格しとるのも関係あるんと違うか?」




電「それなら龍驤さんも司令官のことを好きにならないといけないのです」




龍驤「そんなことありえへんやろ気色悪い。そもそもお前も同じような体やないか」




電「電は中身が詰まってないのでノーカンなのです」
243 :1 [sage]:2024/07/10(水) 14:00:58.58 ID:GlyOOBwZO
龍驤「見た目にコンフレックスがあった長波にそんなん関係ないって言うた司令官に惚れるのはわかる」




龍驤「潜水艦の二人もあのままやったら誰かを殺しかねんかったから改善したのは良しとしたろ」




龍驤「せやけどウチはこんなこと望んでなかった。幻肢痛で日々苦しむのが当たり前やったんや」




電「電も一日のほとんどを寝て過ごしていたのに薬のせいで動けるようになったのです」




龍驤「ウチは腕を失った憎しみだけで引き金を引いてた。その憎しみが無くなったらウチはどなしたらええんや」




電「自由に動けるのなら深海棲艦だけでなく人間にも使える兵器の開発の続きをしたいのです」




龍驤「司令官は余計なお世話をしてくれたみたいやな」




電「本当にそうなのです」
244 :1 [saga]:2024/07/10(水) 14:13:32.35 ID:UCAlh3Zy0
龍驤「その新しい兵器はすぐ作れるんか?」




電「そんな簡単にはいかないのです。最新鋭の機械や設備が揃ってないと難しいのです」




電「ただ難しいだけであって電の部屋を改造すれば不可能ではないのですよ」




龍驤「ならウチも協力したるわ。その代わりウチを実験台にして」




電「それはいい考えなのです。もし完成したらあっという間に死ぬことができますよ」




龍驤「ウチが死んだら余計なお世話野郎への復讐にちょうどええやろ。協力したるんやから結果は出してもらうで」




電「お任せくださいなのです」




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/11(木) 10:26:49.48 ID:S722rrq2O
手始めに鎮守府の資材を使って部屋を改造しようと企てるもあえなく潜水艦娘達に見つかり失敗
提督達は引き続きメンタルケアが必要という認識を強める
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/11(木) 10:55:31.99 ID:JAgIoIhQo
>>245
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/11(木) 20:35:15.36 ID:2BHmK7K3o
長波が初雪にライバル宣言
248 :1 [saga]:2024/07/11(木) 23:25:04.44 ID:661Qsw6L0
ー工廠裏ー




龍驤「この辺りの資材は使えそうなんか?」




電「使えなくもないので妥協点といったところなのです」




龍驤「ほなこの資材をお前の部屋に運び込むで」




電「電は重い物は持てないので宜しくなのです」




龍驤「軽いもんは運べるんやからちゃんとやれよ。ウチに全部やらせようとすんな」




電「わかっているのですよ」
249 :1 [saga]:2024/07/11(木) 23:25:31.56 ID:661Qsw6L0
電「電がこうなった時の兵器のデータは頭の中に入っているのですがアウトプットする場所がなかったのです」




電「電のやろうとしていることは個人で持てるパソコンでは無理なのでこうやって鎮守府の備品も使わせてもらうしかないのです」




龍驤「理屈はどうでもいいからちゃんと働いてもらうで」




電「もちろんなのです。あれ?そこに置いてあった運んでもらおうとした資材はどこにいったのです?」




龍驤「そこに確かに置いたはずやけど何処にいったんや?」




伊58「お探しのものはこれ?」スッ




龍驤「チッ……」




電「これだから潜水艦は嫌いなのです」




伊168「なにをしようとしてたか司令官に全部報告するから覚悟しておきなさい!」
250 :1 [sage]:2024/07/11(木) 23:26:24.53 ID:661Qsw6L0
ー執務室ー




提督「電と龍驤には引き続きカウンセリングが必要みたいだね」




ヲ級「ヲ〜」




提督「そうだね龍驤は出撃でストレスを発散できるかもしれないけど電は出撃が難しい」




提督「不満やストレスが溜まって当然だから特別に何かを考えた方がいいね」




長波「困ってることがあればあたしに任せなよ提督!」




初雪「なんで執務室に長波がいるの」




長波「それは初雪もだろ秘書艦でもないくせに」




提督「執務室には遊ぶところじゃないんだよ二人とも」




初雪「これは遊びなんかじゃない真剣勝負」
251 :1 [saga]:2024/07/11(木) 23:26:49.73 ID:661Qsw6L0

長波「初雪にもヲ級にも負けないからな」




ヲ級「ヲ」




初雪「へえ……」




提督(長波が元気になったのはいいけど初雪とよく喧嘩しちゃうようになったんだよね)




提督(提督としてどうかと思うけど僕は出撃の編成の役に立てない。ならそれ以外で役に立とう)




提督(電や龍驤に長波。その他にも解決しないといけない問題がある)




提督(自分にできることを全力でやり尽くそう)




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/07/12(金) 02:46:42.36 ID:9vGZF6fJ0
へずまりゅう 能登被災地でのボランティアは虚偽だったと告白「行ったことがありません」 「嘘でしょ?」「編集技術えぐい」と怪しむ声も
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe219ee9ad5be7dc69bab2af02c0bb5ec4a36d34
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/07/12(金) 15:19:59.12 ID:LA/rBqtcO
配置転換しよう
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/12(金) 22:47:55.90 ID:WU7pvC/uo
電を工廠に送りその知識を元に最新装備を明石が作る手伝いをさせる
盗難や暴走の防止に六駆、いなければ提督を見張りに派遣
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/13(土) 09:00:48.35 ID:I6DZ9xUSo
お口わるわる阿武隈による鎮守府近況
256 :1 [saga]:2024/07/13(土) 18:02:27.77 ID:bNG1nYp20
〜〜




大和「こんな中途半端な時期に配置転換なんて珍しいですね」





阿武隈「あたしも何を考えてるんだろうなって思いましたけど理由はちゃんとしてましたよ」





阿武隈「慰め者にもなれない電ちゃんが工廠に配備されたのは納得できる人事です」





阿武隈「今までタダ飯食らいだった分を工廠勤めで返して欲しいですね」




大和「タダ飯だなんてそんな言い方はありませんよ」




阿武隈「ああそういえば大和さんは前の鎮守府でロクに出撃もさせてもらえなかったのを気にしてましたね」




阿武隈「電ちゃんとは違って大和さんは出撃できたんですから本当のタダ飯ですね!」




大和「そんなこと言わないで下さい!!」
257 :1 [sage]:2024/07/13(土) 18:03:07.06 ID:bNG1nYp20
阿武隈「大和さんはハッキリ言って気にしすぎですよ。大和型が出撃するなんてことは起こらない方がいいんです」





阿武隈「他の鎮守府の大和型みたいに開き直った方が楽ですよ?」




大和「私は戦艦大和として生を受けた以上、その力を使う理由があります」





阿武隈「もっともなこと言ってるわりに弱いのは笑えてきちゃうのでやめて下さい」





大和「……っ」ギリギリ





阿武隈「ここで喧嘩にならないのはさすがですね。ちゃんと自分の弱さを自覚してるのは大和さんの強みですよ」
258 :1 [sage]:2024/07/13(土) 18:04:49.92 ID:bNG1nYp20
阿武隈「電ちゃんはまだ納得できますけど問題なのは龍驤さんです。なんであのカタワが秘書艦補佐になったんでしょう」




大和「提督は龍驤さんともっと話す機会を増やしたいから彼女を秘書艦補佐に選ばれました」




阿武隈「話す機会が増えたところであのカタワが変わるとは思えないです」




大和「提督は変わると思ったからそうされたんです」




阿武隈「そんなのどうでもよくてあたしが秘書艦の時に仕事の脚を引っ張らないかどうかが不安です」





阿武隈「無理に治療なんかしないで病院送りにしたほうが絶対いいに決まってます。どうしてわかってくれないんでしょう」





大和(貴女には絶対にわかりません)
259 :1 [saga]:2024/07/13(土) 18:05:15.35 ID:bNG1nYp20
阿武隈「今日はヲ級ちゃんが秘書艦だからサボれる日なのに工廠と秘書艦補佐の見回りがあるのが最悪です」




大和「秘書艦の仕事がないからと自由に過ごしているのは阿武隈さんくらいです。皆さん訓練などを頑張っているんですよ」




阿武隈「あたしは訓練なんかしなくても充分強いから関係ないです」





大和「提督の為にと頑張ることは無駄ではありません」





阿武隈「気持ちじゃなにも解決しません。結局は純粋な強さだけが必要なんです」






阿武隈「こんな話をしてるよりさっさと見回りを終わらせちゃいましょう」





下1〜3
工廠か執務室のどちらに行ったか。または鎮守府での出来事
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/13(土) 18:15:37.43 ID:I6DZ9xUSo
執務室
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/13(土) 20:54:16.21 ID:EHDrD8w/o
>>260
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/13(土) 21:35:47.13 ID:s7Oefnnf0
>>260
263 :1 [sage]:2024/07/14(日) 01:05:23.08 ID:aD/ATJDg0
ー執務室ー




阿武隈「提督こんにちは大和さんと見回りに来ましたよ」





提督「二人ともお疲れ様。今回のことで仕事が増えちゃってごめんね?」





大和「秘書艦は三人で分担していましたから見回りが増えたくらいどうということはありません」




龍驤「謝るんやったらウチと違うんか。よくも秘書艦補佐なんかにしてくれたな」




提督「それは龍驤があんなことを考えてたからだよ。二度とあんな風なことは考えて欲しくないから暫くは僕の近くで様子見だからね」




龍驤「ふざけやがって人のことをなんやと思ってるんや」
264 :1 [sage]:2024/07/14(日) 01:05:53.95 ID:aD/ATJDg0
ヲ級「ヲ」




龍驤「五体満足のお前らにはウチの気持ちなんかわかるわけないやろ」




提督「僕は龍驤の気持ちを理解しようだなんて思ってない。ただ止めたいだけなんだ」




提督「このままだと君は全てを憎んだまま死んでしまう。そんなことは絶対にしてほしくない」




龍驤「憎しみしかないに決まってるやろ!どう足掻いてもウチの腕は戻ってけえへんのやぞ!」




ヲ級「ヲ!」




龍驤「黙れ深海棲艦!元はといえばお前らのせいでウチの腕は吹き飛んどるんや!」




大和「落ち着いて下さい龍驤さんまた腕が痛んでしまいますよ」
265 :1 [saga]:2024/07/14(日) 01:06:19.93 ID:aD/ATJDg0
阿武隈「いいお薬を処方してもらったから幻肢痛に悩むことはなくなったって聞きましたよ」




大和「だからって自暴自棄になるのは違います」




龍驤「もうお前ら喋るな!これ以上ウチをイラつかせるな!」




提督「僕は君を信じてる」




龍驤「ああ!?」




提督「腕のことで折り合いをつけることは無理だとしても無関係な人まで攻撃することは間違ってる」




提督「この世界には憎しみだけじゃないんだって知ってもらえるって僕は信じてるよ」




龍驤「下らん台詞吐くなボケが。お前こそ現実見せたるから覚悟しとけよ」




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/14(日) 13:52:29.15 ID:zxJ0Q64Co
おやつたいむ
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/14(日) 18:02:13.76 ID:O8hui2+To
明石「鬱安定したので長波さん色々調べてもいいですか?いいですよね!ありがとうございます!
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/14(日) 20:18:19.91 ID:CId4Vx/Eo
戦況について
269 :1 [saga]:2024/07/14(日) 21:04:28.24 ID:c2XKLHkQ0
<「うわーーー!」




阿武隈「執務室の扉の向こうで誰か叫んでます?」




大和「いまの声は長波さんだと思います。またいつものように提督に会いに来たんでしょう」




ドタドタドタ





ヲ級「ヲー」





阿武隈「足音が長波ちゃんのじゃないっていうんですか?」




<「なにすんだよ明石さん!」




大和「ヲ級さんの予想はどうやら当たったようですね。ちょうど工廠への見回りがありますから阿武隈さんと向かいます」




提督「二人ともお願いするね」
270 :1 [saga]:2024/07/14(日) 21:04:55.21 ID:c2XKLHkQ0
ー工廠ー




電「ここに人攫いがいるのです」




明石「人聞きの悪いこと言わないで下さいこれは必要な調査なんです!」




長波「これからどうなるの……?」ガタガタ





明石「いや〜建造バグの艦娘を一度この手でじっくり調べたいと思ってたんですよ!」




長波「ひい」




明石「さあさあ服を脱いでこっちに来て下さい!」





長波「ヤ、ヤダ……!!」




明石「大丈夫ですから安心して下さいね〜」
271 :1 [saga]:2024/07/14(日) 21:05:35.08 ID:c2XKLHkQ0
長波「うああああ〜〜!!」ハダカ




明石「ありゃ?鬱が安定したから平気かと思ったんですけどね」




電「長波ちゃんは前の鎮守府で慰め者になってたのを忘れたのですか」




明石「ゲッ」




電「精神が安定しててもトラウマほじくり返されたら誰でも泣き叫ぶのです」




明石「あ〜あの、長波さん?」




タタタタタタッ




阿武隈「工廠の見回り兼長波ちゃんの様子を見にきましたよ」




明石「うげぇ!」




大和「どうやら私達が来て正解だったようですね」




電「ご愁傷様なのです」




下1〜3
どうなったか
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/14(日) 21:19:14.92 ID:zxJ0Q64Co
明石しばらく演習ばっかりシフトに変更
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/14(日) 22:38:22.41 ID:58+cZcvXo
人体実験の禁止、さらに罰として新兵器試用役兼回避訓練兼大和の演習用ターゲット役一ヶ月
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/15(月) 14:32:22.03 ID:j12HmQdJO
>>273
275 :1 [saga]:2024/07/15(月) 23:58:18.09 ID:BpBVMYMC0
〜〜



ドオオォーン




<「お助けーーーー!!」





電「大和さんは今日もいい音させてるのです」




提督「せっかく鬱が良くなったと思ったのに長波は明石のせいで入院する羽目になったからね」




提督「提督として罰を与えないといけないって阿武隈に言われたから明石には大和の的になってもらうことになった」




提督「それだけじゃなくこの前のヲ級や今回の長波みたいに隅々まで調べるのも禁止したよ」




電「それでもまだ甘いと思いますが仕方ないです」
276 :1 [saga]:2024/07/15(月) 23:58:45.97 ID:BpBVMYMC0
提督「電を工廠に配属してなかったら明石には罰を与えられなかった。工作艦は貴重な存在だから代えがきかないんだよね?」




電「そう思ってもらっていいのです」




提督「明石がやっていた仕事を全部担当してもらうことになるけど平気かな?」




電「問題ないのですよ。重い艤装もクレーンがあるので電が持ち上げなくて済むのです」




電「明石さんは一ヶ月大和さんの的になりますが同時に工廠にも一ヶ月立ち入り禁止になります」




電「一ヶ月くらいなら電が一人で工廠をまわせるのです」




提督「申し訳ないけど君を頼らせてもらうよ」
277 :1 [saga]:2024/07/15(月) 23:59:13.02 ID:BpBVMYMC0
電「半分内臓がない電を頼るのですから見返りとして新兵器を開発したいのです」




提督「開発したい新兵器は君がそうなってしまった原因のものなんだよね」




電「司令官さんはこの戦争が10年続いていてちょうどいいタイミングだからと提督に志願されました」




電「世間知らずの司令官さんは知らないでしょうが私達の戦争は終わることがないのです」




電「艦娘というビジネスを見つけてしまったこの国が戦争を終わらせるわけがないのです」




電「大提督達や元帥の艦隊は本気を出せばいつでも敵を滅ぼせるのにそれをしないのはそういう理由なのです」





電「もしこの戦争を終わらせてしまえばそれこそこの国を敵に回すことになるのです」
278 :1 [saga]:2024/07/15(月) 23:59:40.57 ID:BpBVMYMC0
電「そんな状況で司令官さんはもし貴方が戦争を終わらせられるとしたらどうするのです?」




提督「僕の責任になるのなら終わらせる。もちろん現実を考えれば君達にも被害が出るからそれはできないけどね」




電「まさか即答するとは思わなかったのです……」




提督「戦争は儲かるのは知ってるけど終わらせられるのならそれ以上のことはない。命はお金より大事なんだよ」




電「司令官さんが言うと説得力がありますね」





カタカタ





電「これを見て欲しいといっても司令官さんにはわからないと思いますが一応見せるのです」




提督「パソコンに表示されてるのは何かの設計図?」




電「電が作ろうとしている兵器とその周辺機器のようなものなのです」
279 :1 [saga]:2024/07/16(火) 00:00:11.03 ID:yGCD0Kvb0
電「開発部に居た時は新しい携行武器としてガンマ線を照射する兵器を作っていたのです」




電「開発には成功したのですが携行武器だととても敵を倒せるような出力にはならなかったのです」




電「そこで大型のガンマ線照射装置を作っている最中に電は事故に遭いました」




電「電の事故と大型化したせいで固定兵器にするしかなくなった新兵器は欠陥品として開発が凍結されたのです」




提督「強力な武器なのに開発が終わってしまったの?」




電「あの兵器のガンマ線は一直線にしか進まないという欠点があるのです。それならばと開発部はビーム兵器を新兵器として開発しようとしていました」




電「ビーム兵器なんか夢のまた夢で実用性もないガラクタしか作れていないでしょう」
280 :1 [saga]:2024/07/16(火) 00:00:38.56 ID:yGCD0Kvb0
電「電が作ろうとしているのは超大型ガンマ線照射装置とこの門なのです」




電「門は海上に浮かべておくもので強力な磁場を発生させます」





電「ガンマ線をこの門に通せば任意の方向に曲げることができてどこでも攻撃できるようになるのです」




電「これを使えば戦争は確実に終わるのです。あとは司令官さんにその覚悟があるかどうかなのです」




電「戦争を終わらせた張本人として国を追われる覚悟があるのならこの兵器を作ります」




電「もちろん逃げるのは司令官さんだけじゃなくてヲ級さん達を連れて逃げることになるのですよ」




下1〜3
提督の言動や行動
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/16(火) 12:41:23.27 ID:YszzL1YZO
すごく悩む
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/16(火) 13:27:59.48 ID:mYnkQK/io
戦争が終わってもこれを巡って新たな争いが発生しないか
使い終わったら二度と使えない、同じものを作れないようには出来ないか
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/16(火) 18:23:53.46 ID:9mXpMx+Lo
君はどうする?
その兵器で戦争を終わらせられたとして、『終わらせた』僕よりも『また始められる』君の方が危ないだろう?
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/16(火) 18:28:27.18 ID:9mXpMx+Lo
わかりにくいかな
提督的には優れた兵器開発者は次の戦争のために狙われるって感じのニュアンスです
電の精神性も危ういから、別の火種を生み出しそうという意味でも間違いではないけどね…
285 :1 [sage]:2024/07/17(水) 00:41:18.86 ID:gn3dcVBE0
提督「戦争を終わらせたとして電はそのあとどうなると思ってる?」




電「どうなると言われても質問の意図がわからないのです」




提督「戦争を終わらせるほどの兵器を他の国が無視するとは思えない。その兵器を巡って新たな戦争が起きるんじゃないかな」




電「司令官さんはなにを言ってるのです?人間は戦争を繰り返す愚かな存在だということは嫌というほど知ってるはずなのです」




電「電の兵器が有ろうが無かろうが新たな戦争は起こるのです」




提督「それは否定できないけど君が戦争に巻き込まれてしまうのはまた別の話になる。電が狙われる立場になるかもしれないんだよ」
286 :1 [sage]:2024/07/17(水) 00:41:52.21 ID:gn3dcVBE0
提督「この鎮守府で兵器が作れるのは君くらいだから誰が開発したのかはすぐに知られる」




提督「もし兵器ごとここを放棄して逃げたとしても君の残した兵器がまた別の人を攻撃する」




提督「壊してしまえばその兵器を作れる電が尚更狙われることになるんだよ」




電「その心配はないのです電は兵器の設計図なんかを公開する予定なのですよ。いまある技術を応用するだけなので難しくもないのです」




提督「君の目的は何なの?」




電「電は海が好きでした。艦娘として生まれて海の上を自由に動けてこれ以上の幸せはなかったのです」




電「それなのに電には適正があると開発部に回されてからは海に出ることはなくなったのです」




電「それだけならまだ我慢できたのにこんな体になったせいで電は二度と海の上に立てなくなったのです」
287 :1 [sage]:2024/07/17(水) 00:43:24.60 ID:gn3dcVBE0
電「ありふれた言葉を使うなら復讐なのです。電の兵器は将来全ての生物を滅ぼすのです」




提督「君の兵器は核のように危険なものを含むというの?」




電「そうではなく規模の問題なのです。電のものからもっと大型なものになれば人間だけでなく植物に至るまで全ての生物を亡き者にします」




提督「それがわかってるならー」




電「いいですか司令官さんこうやって話しているこの瞬間にも何処かの誰かが核のボタンを押すかもしれません」




電「核は人間を滅ぼすだけでなく全ての生物が汚染されます。そうなればこの星は終わってしまうのです」




電「それがわかっているのに人類は核を手離せない愚かな生物なのです」




電「核に比べて電の兵器は一度は生物を滅ぼしますが汚染はしません。環境に優しいのはどっちかは明白なのです」




電「人類も艦娘もこの世界に必要ないのです。美しい自然だけが永遠に続くべきなのです」
288 :1 [saga]:2024/07/17(水) 00:44:01.95 ID:gn3dcVBE0
電「電がこの鎮守府に来たことは運命なのです。司令官に出会ったからこそこの兵器は完成したのです」




提督「僕がなにかをしたというの?」




電「司令官さんのお陰でこの兵器の名前がR、E、D、R、U、M、と決まったのです」




提督「レッド……?」




電「REDRUM。どういう意味かわかるのですよね」




提督「……」




電「力づくで開発を止めてもいいですけどそうすれば敵との戦争は永遠に続くのです。大好きなヲ級ちゃんと幸せな時間を過ごしたいなら見逃すのが正解なのですよ」




電「もちろん工廠のお仕事はサボらないのです。空いた時間でREDRUMを開発するのです」





下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/17(水) 23:27:45.64 ID:2+fRPZmqo
いや、植物まで滅ぼし得る兵器ならどのみち地球は終わりだろ…
というわけで当然却下、同時にその研究の行方についてと電の喪った身体の修復方法を探す
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/18(木) 07:58:42.93 ID:TDvGiGdno
>>289
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/18(木) 18:49:31.00 ID:j/eAZ05co
提督「正解でもその方法は取りたくないかな」
292 :1 [sage]:2024/07/19(金) 00:47:45.09 ID:v/d3UbBI0
提督「そんなことは許さないよ。どの道植物まで滅ぼしちゃうなら地球は終わってしまう」




提督「核のように汚染はしなくとも全てが死に絶えてしまうのなら意味はないよ」  





電「黙れ人殺し」





提督「兵器と門のアイデアは無闇に外に出せないから当分は秘匿するとして君のことを優先しよう」





提督「君は龍驤のように直接敵を怨んではいない。失ってしまったものさえ戻ればきっと考えも変わる」




電「お前は頭がおかしいのですか?失った内臓が生えてくるとでも本気で思ってるのです?」
293 :1 [sage]:2024/07/19(金) 00:48:14.02 ID:v/d3UbBI0
提督「これまで返事は保留にしてたんだけど実は電に人工臓器の移植依頼がきていたんだよ」




電「こんな電に実験台になれとはお前も鬼畜なのです」




提督「僕が返事を保留してたのは電を実験台にしたくなかったからなんだ。君にこの話をしても断ると思ってたっていうのもあったけどね」




提督「電。君はこの前の精密検査で余命を宣告されたんだよね?」




電「個人情報を探るとは下衆以下なのです」




提督「調べたわけじゃなくてここ最近の君とさっきの話を聞いて確信したんだ」




提督「残された時間は多くないから君は早く兵器を完成させたかった」




提督「だから君は植物まで滅んでも関係ないだなんて考えるようになったんだよね」
294 :1 [saga]:2024/07/19(金) 00:48:40.95 ID:v/d3UbBI0
電「知ったような口を利かないで欲しいのです」




提督「人工臓器の技術はほぼ完成しているけど丸ごと臓器を取り替えるのはまだ前例がない」




提督「電のように二つある臓器の半分を失っている例はかなり珍しい向こうからすればこれ以上ない条件なんだ」




提督「目と耳は後回しになってしまうけどこのままだと君は確実に死んでしまう。そんな状況なら手術は受けるしかない」




電「勝手に言い切るのはやめるのです」




提督「向こうに返事はしておくけど、すぐに手術をっていうなら遠慮なく行ってきて」




提督「工廠のことは僕がどうにかするから君は自分のことを優先的に考えてね」




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/19(金) 22:08:42.46 ID:RyxdoZzGo
ふてくされてストライキ状態になる龍驤電
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/19(金) 23:00:32.26 ID:pS0PxQ1yo
電の臓器を移植したと思しき深海棲艦の実験体が暴走し実験していた鎮守府が壊滅との情報
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/20(土) 13:33:42.42 ID:y2U8EEzuo
上2つ
298 :1 [saga]:2024/07/20(土) 18:35:00.08 ID:SGt/zf350
ー翌日ー




阿武隈「龍驤さんと電ちゃんがストライキ〜!?」





大和「龍驤さんは部屋から出てこようとせず電ちゃんは工廠で新兵器を作っているようです」





阿武隈「放っておけば勝手に死ぬ電ちゃんはどうでもいいとして龍驤さんはただの甘えじゃないですか!」




ヲ級「ヲ?」





大和「阿武隈さんの言っていることは本当です。電ちゃんはこの前の精密検査で余命宣告をされたようなんです」




ヲ級「ヲ……」





阿武隈「電ちゃんは半年持たないから放置でも構わなくて問題なのはあのカタワです!」





阿武隈「補佐とはいえ秘書艦には変わらないんですからこっちに迷惑かけないでほしいです!」





大和「提督は気にしないでしょうが私たちの評価に関わる事態ではあります」
299 :1 [sage]:2024/07/20(土) 18:35:27.67 ID:SGt/zf350
阿武隈「ちょっと乱暴かもしれませんけど龍驤さんは強引に連れてきますね」




大和「暴力はやめてください。そんなことを提督は望んでいません」




阿武隈「顔は殴らないから大丈夫ですよ〜」




ヲ級「ヲヲ」




阿武隈「ヲ級ちゃんもダメって言うんですか?じゃあ物理的な暴力じゃなく言葉の方を試してみます」





阿武隈「ゴミクズとかカタワとか煽って向こうから手を出させるのもいいかもしれませんね」




大和「そんな手段はとらずにもっと龍驤さんに寄り添ってあげてください」




阿武隈「サボってるのは向こうなんですからあたしの行為は全て正当化されるんです」
300 :1 [saga]:2024/07/20(土) 18:36:07.04 ID:SGt/zf350
阿武隈「あたしは龍驤さんをイジメてくるんでお二人は電ちゃんをお願いしますね〜」




ヲ級「ヲ?」




大和「彼女を止めなくていいのかと聞かれれば必ず止めるべきと答えます」





大和「しかし私と阿武隈さんとでは練度に大きな差があります。私が抵抗したところで結果は変わりません」





大和「悔しい思いはありますがここは彼女の指示に従って工廠に向かいましょう」




ヲ級「ヲヲ……」




下1〜3
阿武隈側か大和達側の様子もしくは鎮守府の出来事
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/20(土) 21:40:41.67 ID:dFGQr0A3o
龍驤阿武隈のタイマン演習
ハンデで艦載機完全展開状態からスタートしたにもかかわらず、かすり傷も負わない阿武隈
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/22(月) 10:03:00.59 ID:POamYmGpo
>>30
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/22(月) 10:03:28.41 ID:POamYmGpo
間違えた>>301
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/22(月) 14:02:46.99 ID:ZsXOJ7DGO
>>301
305 :1 [sage]:2024/07/22(月) 23:08:23.11 ID:5qlaccLf0
ー演習場ー




阿武隈「遠慮なくやっていいですよ〜」





龍驤「ただの演習やなくこっちは艦載機を全部展開した状態でかかってこいなんてウチを舐め過ぎや」





龍驤「カタワの軽空母に負けることなんかないやと?その口黙らせたるからな」




ブウゥゥゥン……




阿武隈「はあ〜あ。いいハンデになると思ったのにこんなのすぐに決着ついちゃいます」




阿武隈「さっさと終わらせて龍驤さんには現実を知ってもらいましょう」
306 :1 [sage]:2024/07/22(月) 23:09:09.30 ID:5qlaccLf0
〜〜




龍驤「ありえんやろこんな……無傷でウチを大破やと?」




阿武隈「あたしは10年以上戦ってきたんです。改造されては解体される五十鈴ちゃんを何人も見ました」




阿武隈「オリョクルで心が死んでいく潜水艦を何隻も見て、捨て艦で沈んでいく子は何人いたかわかりません」




阿武隈「それに比べて龍驤さんのはただの甘えですたかが片腕が無いからなんですか?」




阿武隈「両腕が無くなった戦艦が的にされて沈んでいくのをあたしは知ってます」




阿武隈「構ってもらいたいからお医者さんに行かないなんてクソガキ以下です」




龍驤「地獄を見てきたからってなんや!ウチに片腕が無いのはどう足掻いてもかわらん!」




阿武隈「だからなんなんですか?」
307 :1 [sage]:2024/07/22(月) 23:10:14.53 ID:5qlaccLf0
阿武隈「ボウガンを使ってるから片腕でも出撃は問題ないし日常生活は義手でもつければいいじゃないですか」




阿武隈「大人の構ってちゃんほど醜いものはないですよ〜」





龍驤「ああああああああああ!!!!」




阿武隈「叫んでも腕は生えませんよ。気が済んだら執務室に向かってくださいね」




龍驤「お前……お前ぇ!」




阿武隈「ふぁ〜あ。眠気覚ましにもならなかったしシャワーでも浴びておきましょう」
308 :1 [saga]:2024/07/22(月) 23:13:33.22 ID:5qlaccLf0
〜〜



阿武隈「あたしがシャワーを浴びてた間に工廠の方は解決してたらいいんですけどね」




阿武隈「大和さんの練度は子供みたいなレベルなんで中身もちょっとアレっぽいんですよね」




阿武隈「あの二人ならヲ級ちゃんの方が役に立つ可能性が高いんですけど問題が解決するかは別です」




阿武隈「まあでも電ちゃんは半年経ったら死んじゃうので事態が悪化してなければそれで充分です」




阿武隈「本当だったらあたしが電ちゃんの方に行かないといけないんですけど龍驤さんに現実を見せないといけなかったんです」





阿武隈「その役目はあたしじゃなくてもよかったんですけど暇つぶしになると思ったからなんですよね」





阿武隈「暇つぶしにはなりませんでしたけどカタワが叫んでるのを見てスッキリはしました」




阿武隈「電ちゃんはどうにもできませんでした〜ってあたしの気分を害するのはやめてくださいね大和さん」




下1〜3
工廠の様子
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/22(月) 23:38:09.20 ID:MFvmqkg4o
大穴の空いた壁、殆ど壊れた工具るい、隅っこで体育座りで項垂れる大和、呆れ返っている電
阿武隈、頭痛を堪えて説明を求める
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/23(火) 12:06:00.39 ID:/VE211h+O
>>309
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/23(火) 12:20:50.60 ID:0igAHZh3O
電のエグい猥談攻撃に放心状態の大和
312 :1 [sage]:2024/07/23(火) 15:34:08.64 ID:dKlo8aEt0
ー工廠ー




大和「…………」体育座り




電「はああぁ……」アタマカカエ




阿武隈「んもおぉぉぉ!!なにやってるんですか大和さん!」




大和「全て大和の責任です…」




阿武隈「そんなの見たらわかりますよお!大和さんくらいしか空けられない大穴がありますからねえ!」




阿武隈「壁に大穴だけじゃなくご丁寧にクレーンや工具まで壊してくれちゃってますねえ!!」




大和「本当に…申し訳ありません……」




阿武隈「今となっては遅いですけどあたしがこっちに来るべきでしたねえ!!」
313 :1 [sage]:2024/07/23(火) 15:34:38.97 ID:dKlo8aEt0
阿武隈「電ちゃんがストライキを起こそうが明石さんの謹慎を解けば問題なかったんですよ。それくらい些細な問題だったんです」




阿武隈「それなのに工廠ブチ壊すとか何考えてるんですかこのダメ戦艦!!」




大和「申し訳ありません……」




阿武隈「は?え?これあたし達終わりですよね?入渠はできても艤装が直らないと出撃できませんよ」




阿武隈「こんなダメ戦艦一人のせいであたし達は終わるんですか?はあ?」




大和「私にできることは全てやります……」





阿武隈「大和さんが動くと余計なことしかしないので何もしないでください」




大和「……」
314 :1 [sage]:2024/07/23(火) 15:35:09.93 ID:dKlo8aEt0
阿武隈「どうしてこうなったのかすぐに分かりましたよ。どうせ電ちゃんが作ってた新兵器を壊そうとしたんでしょ?」




阿武隈「ただ壊そうとしたんじゃなくて電ちゃんに煽られたか何かで艤装を取り出したんですよね?」




大和「阿武隈さんの仰るとおりです……」




阿武隈「大和さんの主砲は室内で撃っていいものじゃないでしょうが!!」




電「煽った電も悪いと言われればそれまでですがまさか主砲をブッ放すとは思わなかったのです」




阿武隈「この場合煽った方より撃ったバカの方が悪いです」





大和「全て私が悪いんです……」
315 :1 [saga]:2024/07/23(火) 15:35:37.67 ID:dKlo8aEt0
阿武隈「この惨状をいち早く提督に知らせる為にヲ級ちゃんは執務室に走ったんですね」




電「あの深海棲艦はそこのバカを最後まで止めようとしてくれてたのですよ」





阿武隈「普段ヲ級ちゃんは敵だからって言ってるクセにこの結果はなんなんですか?」




大和「この鎮守府にとってむしろ大和が敵です……」




阿武隈「そりゃそうでしょうね!工廠壊して鎮守府終了の危機なんですから!」




大和「はい…………」




阿武隈「ヲ級ちゃんが提督を連れてきたところで最善策を考えてくれるとは限りません」




阿武隈「場合によってはこの鎮守府を一旦放棄まで考えないといけないなんて……もう嫌だこの鎮守府…」




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/23(火) 21:17:07.91 ID:z5Cy2FRso
提督「機材、装置はなんとかするよ」と事も無げに言う
目下の問題はそれでも短期間発生する偽装整備不可期間
と大穴壁
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/07/23(火) 23:15:48.43 ID:BJJvOG8A0
うんこを食う
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/23(火) 23:36:09.56 ID:REu32net0
提督宛の恋文が見つかる
319 :1 [saga]:2024/07/23(火) 23:55:30.27 ID:1cRMW0WI0
あと二つ安価
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 00:19:39.29 ID:bI6fTWIS0
>>316

黙って聞いてたヲ級が飛び出していき海上で帽子が叫ぶ
威嚇している……?
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 07:06:21.52 ID:Fbl7zq3G0
頑なに3つ安価とろうとするの止めたら?
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/24(水) 21:08:12.44 ID:HRdcewpKo
明石が懲罰チャラにしてくれるなら妖精さんに頼んでみましょうか〜?(なんとかできるとは言ってない)と交渉掛けてくる
323 :1 [sage]:2024/07/24(水) 23:57:38.74 ID:I3cRgJos0
ー工廠ー




提督「ヲ級から聞いたけど機材と設備は僕がなんとかできると思うよ」





阿武隈「本当ですかあ!?」





提督「困った時に頼れる人がいるからね。このあとすぐに壊した本人の大和と街に向かって話をつけてくるよ」





提督「機材はそれで大丈夫として問題は暫く艤装が整備できないことと壁に空いた大穴だなあ…」




大和「申し訳ございません……」




ヲ級「ヲヲヲ?」




提督「僕に考えが無いことはないから阿武隈はそれを実行できるかを話し合っておいてほしい」
324 :1 [sage]:2024/07/25(木) 00:00:04.62 ID:gOW8eUVB0
〜〜




伊168「工廠が使えるようになるまでは隠密作戦で潜水艦と空母のみで戦うっていうの?」




阿武隈「あたしや戦艦は無傷で出撃を終えても主砲や艤装の整備が必要ですよね」




阿武隈「駆逐艦メインの水雷戦隊も主砲や対空砲を使うのでその度に整備が必要です」





伊58「潜水艦は魚雷さえあえば整備はなんとかなるから無傷戦法は使えるでち」





蒼龍「空母もボーキサイトさえあれば出撃はなんとかなるのはなるけど。もちろん戦闘で無傷っていうのは前提ね」





伊14「その戦法は使えるけど本当に隠密作戦だけでなんとかなるの?」





阿武隈「提督は空母と組み合わせれば可能だって言ってました」




蒼龍「けど提督って編成に関してはアレでしょ?信じていいの?」




加賀「簡単に信じられるものではないわ」
325 :1 [sage]:2024/07/25(木) 00:00:39.00 ID:gOW8eUVB0
伊13「けど…やるしかないよね」




加賀「提督が明石の謹慎を解けばいい話ではないの?」




阿武隈「工廠が使用不能なので明石さんがどうとか関係ないです!」




伊168「潜水艦の方は少し不安だけど空母はヲ級がいるからなんとかなるんじゃない?」




ヲ級「ヲヲ」




伊58「ヲ級エリートなら無傷でいけそうでち。けどヲ級はいつもより同胞を沈めることになるでちよ」




ヲ級「ヲ」




蒼龍「私は提督の艦娘だから関係ない……ね。言葉だけ聞けば美しいけど現実はそうじゃないから」




加賀「この深海棲艦が裏切れば私たちは全滅ね」
326 :1 [saga]:2024/07/25(木) 00:01:46.02 ID:gOW8eUVB0
阿武隈「提督の為に出撃してくれるヲ級さんは信用できます!」




加賀「その提督を奪って裏切るとは考えないの?この深海棲艦はあろうことか提督に好意を抱いているのよ」




加賀「人間と艦娘の恋愛も認められない所が多いのに深海棲艦と人間が結ばれるわけがないでしょう」




ヲ級「ヲ!」




加賀「私は現実を見なさいと言ってるの。いっておくけど私はこの鎮守府を放棄すべきと考えているわ」




蒼龍「うーん実は私もなんです。隠密無傷作戦はエビデンスに欠けるしヲ級っていう不確定要素が大きいのがネックかな」




伊168「潜水艦の他は問題ないけど空母の協力がないと無理な作戦よね」




伊58「阿武隈は秘書艦としてどう思ってるんでちか?」




下1〜3
阿武隈の考え
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/25(木) 19:54:34.84 ID:H+yRAwFgo
普通は放棄の方がいい
でも、歴戦のカンはこの作戦で切り抜けられると言っている
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/26(金) 08:17:04.20 ID:8TEkQYI0o
>>327
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/26(金) 15:53:47.49 ID:xNs1SmOMo
どうもこうも提督の指示「には」したがいましょうね〜(言外に不測の事態に陥ったら自分の身最優先といっている)
330 :1 [sage]:2024/07/26(金) 23:50:51.86 ID:bIzL2LH+0
阿武隈「普通は放棄の方がいいに決まってます。そんなことをしたら街に被害が出ちゃいますけどあたし達が沈んだら元も子もありません」




阿武隈「けど提督のこの作戦で乗り切れるんじゃないかなってあたしは思います」





加賀「その根拠は何なの?」




阿武隈「あたしの勘です」




蒼龍「百戦錬磨の阿武隈の勘は結構信頼できるかも。加賀さんはどう思いますか?」




加賀「そうね貴女と同じ意見よ」




伊168「ヲ級のことより阿武隈の勘を優先するのね」




加賀「敵の言葉を信じるほど愚かではありません」
331 :1 [sage]:2024/07/26(金) 23:51:33.56 ID:bIzL2LH+0
阿武隈「加賀さん蒼龍さんがどう思おうが勝手ですけどあたしはヲ級ちゃんを信じてます。ヲ級ちゃんの気持ちは真っ直ぐで本物なんです」




加賀「本物だから危ないのよ。艦娘として経験が長いくせにヲ級が提督を奪っていくと考えつかないの?」




阿武隈「浅い挑発ですね盗み食い空母さん。ここに来てからブクブク太るだけで大して役に立ってないくせに」




加賀「な!?」




阿武隈「瑞鶴さんのことを五航戦だってバカにしてるみたいですけどあたしは加賀さんの方を下にみてます」




蒼龍「そりゃ加賀さんの方が瑞鶴より練度は下だけどそんな言い方ってなくない?」




阿武隈「練度は関係ないですよ蒼龍さん。この[ピザ]の食べる量と出撃での貢献度が合ってないだけです」




加賀「貴女ねえ……!!」
332 :1 [sage]:2024/07/26(金) 23:52:19.49 ID:bIzL2LH+0
ガチャッ




瑞鶴「緊急会議に遅れてごめんなさい!けどなんとか龍驤は連れてきたわよ!」




龍驤「離せって言うてるやろ!」




阿武隈「ありがとうございます瑞鶴さん。悪いんですけどそのまま出撃の準備をしてもらえますか?」




瑞鶴「いきなり過ぎない!?」




阿武隈「申し訳ないですがもう会議は終わっちゃったんです。伊168さんが旗艦での三人編成でお願いします」




伊168「そういうことね、このイムヤに任せておいて」
333 :1 [sage]:2024/07/26(金) 23:52:58.11 ID:bIzL2LH+0
阿武隈「龍驤さん瑞鶴さん伊168ちゃんの編成をAとして蒼龍さん伊58ちゃんと[ピザ]の編成をB、ヲ級ちゃんと伊13ちゃんと伊14ちゃんの編成をCとします」




阿武隈「これから工廠が機能を取り戻すまでAとBとCよる隠密作戦を24時間休みなしで行います」




伊14「病み上がりにキツイけどやるしかないか〜」




阿武隈「イムヤさんはあたしの意図をわかってくれたようですが念の為に皆さんにも説明します」




阿武隈「龍驤さんには工廠が壊れてこの鎮守府の危機であるということは絶対に知られないでください」




ヲ級「ヲ?」




阿武隈「この状況で一番危険なのが龍驤さんだからです。龍驤さんはたかが片腕がないだけで狂いかけてます」




阿武隈「そんな時にこの鎮守府が危ないって知ったら龍驤さんは喜んで裏切るに決まってますから」
334 :1 [saga]:2024/07/26(金) 23:53:46.29 ID:bIzL2LH+0
阿武隈「皆さんには大きな負担をかけてしまいますが宜しくお願いします」




伊13「二人でなら大丈夫だからやるしかないよイヨちゃん」




伊14「姉貴がいるなら頑張れる!」




加賀「編成に納得いかないわ。瑞鶴と龍驤の空母1、軽空母1の編成を基本とするならBの編成は余剰よ」




阿武隈「貴女は軽空母くらいの実力しかないから合ってます。余計なこと言ってないでとっとと働けデブ」




加賀「この……!!」




蒼龍「喧嘩ふっかけてボコボコにされたら二度と立ち直れませんよ加賀さん」




加賀「ぎ……!」




阿武隈「戦力が一番あるのはヲ級ちゃんのCになります。もし余裕があるなら追撃をお願いするかもしれないので宜しくお願いします」




ヲ級「ヲ!」




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/27(土) 00:53:00.72 ID:AgoBU9svo
シフトCの時が明らかに敵が手薄
なんというか、生き物自体が少ない感覚になるヒト、ミイヨ
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 14:56:44.19 ID:qmazBBhp0
空気のギスギスした空間で性格悪い女達が
陰湿なやりとり延々してるだけなんだけど
何が面白いの?これ
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 15:06:41.80 ID:bMAaIaJNo
>>335
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/28(日) 19:24:49.58 ID:Pbol/hCKo
>>335
339 :1 [sage]:2024/07/29(月) 00:10:15.60 ID:Kx4O5djK0
ー鎮守府近郊、海中ー




伊14「姉貴は気付いた?」




伊13「うんやっぱりおかしい…Cの編成の時だけ明らかに敵がいない…」




伊14「深海棲艦だけじゃなくてお魚さん達も居なくなってる。こんなの今までなかったのに」




伊13「これってやっぱり…ヲ級のせいだよね…」




伊14「イヨ達はこうして潜ってるから敵からは見えない。目視できるのは海上にいるヲ級だけ」




伊14「単艦で海にいるなんていい的になるはずなのに敵はヲ級を恐れてる」




伊13「ヲ級エリート…そこまで強いんだね…」
340 :1 [sage]:2024/07/29(月) 00:10:42.74 ID:Kx4O5djK0
伊14「フラグシップの方が強いのは当たり前だけどそんな頻繁に会う敵じゃない。そもそもエリートだって強いもん」




伊13「スペック的にはヲ級三体より…ヲ級エリート一体の方が強いんだって…」




伊14「そんなのが目の前から迫ってきたら逃げるしかないか。こっちはそれで助かるけどね」




伊13「このこと阿武隈さんに報告する…?」





伊14「敵もいないし話し合おう。阿武隈さんはヲ級を信頼してるけど好意を抱いてるとは思えない」




伊14「敵がヲ級を恐れてるって知ったら阿武隈さんは工廠が直るまでひたすら出撃させるかもしれない」




伊13「だからこうやって秘密回線で話してたんだね」




伊14「こんな会話は阿武隈さんには聞かせられないよ」
341 :1 [sage]:2024/07/29(月) 00:11:18.60 ID:Kx4O5djK0
伊14「阿武隈さんは練度が高くて最初期から艦娘として経験を積んでる。提督は編成に関して使い物にならないのもあってこの鎮守府で大きな力を持ってる」




伊14「そんな中でヲ級を追い出したりしないのは阿武隈さんが提督のこと好きじゃないからだと思うんだけど姉貴はどう?」




伊13「外れてないと思う…もし阿武隈さんが提督のこと好きだったら…ヲ級は不慮の事故で死んでたと思う」




伊14「やっぱりこのことは阿武隈さんには知らせない方がいいかな」




伊13「敵が少なかったとは報告するけど…ヲ級が原因だとは言わない方がいいね…」




伊14「よし、それで決まり。秘密回線だから心配ないと思うけど念の為に通信記録は破棄しておこう」




伊13「うん…」
342 :1 [saga]:2024/07/29(月) 00:11:45.24 ID:Kx4O5djK0
ヲ級「ヲヲヲ」




伊14(敵影が見えないけど進撃するのかどうかをヲ級は阿武隈に聞いてる)




ヲ級「ヲ!」




伊13(追撃…するんだね)




ヲ級「ヲヲ〜〜」




伊14「了解!」





伊13(深追いしたところで敵はいないけど…阿武隈さんが気付くかも…)





伊14(普段なら気付くだろうけど今はイレギュラーが重なってるからきっと大丈夫)




伊13(そう考えるしかないよね…)




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/30(火) 07:38:36.65 ID:nu2DiVyio
なんかずっと起きてる提督と艦娘じゃないので休めるときに休めと言う艦娘達
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/31(水) 01:30:22.53 ID:FVPXRS5bo
阿武隈の見立てであとどのくらい耐えればいいか
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/31(水) 16:34:25.23 ID:/dE5ubUCO
>>344
346 :1 [sage]:2024/08/01(木) 00:53:46.10 ID:UGaYihIO0
〜〜



阿武隈(提督が機材をなんとかしてくれたとしても工廠が使えるようになるまで一週間はかかるはずです)




阿武隈(その間AからCを休みなしで24時間ぶっ続けで出撃……ギリギリなんとかなるラインです)




阿武隈(でもそれは全員が無傷であり続けることが前提なので現実はかなり厳しいでしょう)





阿武隈(AからCはもって四日と考えてあとの三日をどうするか。パッと思いつくのは二つあります)




阿武隈(一つはあのバカが壊した電ちゃんの兵器を使う方法です。本来の用途である深海棲艦を滅ぼすようなものではなく簡易版を作ってもらいます)




阿武隈(鎮守府近海を守れればそれで十分なので開発も四日あればきっと大丈夫)




阿武隈(当然リスクはありますけど背に腹はかえられません)
347 :1 [sage]:2024/08/01(木) 00:54:19.32 ID:UGaYihIO0
阿武隈(もう一つはあたし達が捨て身の出撃をする方法でこれが現状だと最有力の方法です)




阿武隈(あたし一人や駆逐艦二隻だけで出撃してなんとか敵を退けてすぐに帰港。もちろん帰ってきても整備ができないので一度限りの出撃です)




阿武隈(運が良ければ無傷で戦闘を終わらせて、更に運よく整備が必要ない子がいるはず)




阿武隈(そうして残った子達をやりくりしながら出撃を続ければ三日は持つ…いえ持たせなければいけません)





阿武隈(先に謝っておきますねごめんなさい提督。本当に、本当にダメな時はあたしは逃げます)




阿武隈(ただ逃げるんじゃなくちゃんと街に避難を呼びかけて少しでも被害を少なくします)




阿武隈(自分の身が一番かわいいのは艦娘も同じなんです)
348 :1 [saga]:2024/08/01(木) 00:54:49.73 ID:UGaYihIO0
阿武隈(逃げるのはまだマシなんですからね?その気になればヲ級ちゃんを利用することもできるんですよ)




阿武隈(ヲ級ちゃんを磔にして敵に突っ込むとか深海棲艦の基地に向かわせて自爆させるとかいっぱい方法はあるんです)





阿武隈(可哀想だからあたしはそんなことしませんけど、もし誰かが口に出したら話は別です)





阿武隈(ヲ級ちゃんの性格なら自分一人で皆んなが助かるなら喜んで犠牲になってくれるんですよね)




阿武隈(これは本当に最終手段ですけど頭に入れておいて損はありません)




阿武隈(一週間なら耐えてみせますけどそれ以上かかるならもう無理です)




阿武隈(念の為に荷物をまとめておいた方がいいかもしれませんね)




下1〜3
提督の行動や鎮守府の出来事
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/08/05(月) 14:27:09.26 ID:L14TMOzmO
自由安価で下3は埋まらないって
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/05(月) 14:49:59.76 ID:cmb/QcdY0
人いねぇんだから下3は埋まらないって
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/05(月) 14:50:19.55 ID:jMDHpg2Qo
資源のやりくり頑張る提督
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/05(月) 17:06:29.38 ID:aL90VCD/O
自由安価の内容も考えること放棄してるし
こんなん作者も参加者も続くだけ不幸になるだけよ
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/05(月) 22:40:22.58 ID:NKUo/2Hho
意外にもやることはやってくれる加賀と龍驤の会話
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/08(木) 20:21:34.75 ID:cxqKAXMro
>>353
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/12(月) 09:48:01.63 ID:x8OZlFkR0
終始無茶な設定や安価に振り回された結果エタったか
最初にヲ級なんて安価を無理に採用したのが悪手やったね
そもそも新進気鋭の鎮守府って前提とも合ってなかったし
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/20(火) 22:29:03.38 ID:hEVOJwLYo
どうせ欠損龍驤って時点でいつもの奴でしょ
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