他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
シャルル「ルルーシュに恋人ぉ!?」
Check
Tweet
104 :
1
[sage]:2024/06/20(木) 22:28:05.66 ID:fkSEwG7V0
>>103
お察しの通り、側室の縁談の話になります。
大分ギャグ方面にする予定
105 :
1
:2024/06/25(火) 18:50:43.16 ID:Nz5uBVoL0
1です。
書いていきます。
縁談ネタです。
106 :
1
:2024/06/25(火) 18:51:11.69 ID:Nz5uBVoL0
――――アリエス離宮
シャーリー「え?ルルに縁談ですか?」
ジェレミア「はい、それで如何致したものかと」
ルルーシュ「そうか、そういう事か……」
ルルーシュが皇帝就任して2週間ほど経ったあくる日だった。
補佐をしてくれるジェレミアさんからの報告を受けたルルは何か思い当たるフシがあるのか考え込んでいた。
今一状況が理解出来なかったため、聞いてみる事にする
シャーリー「ルルは皇帝だから縁談話が来るのは分かるけど、それが何の問題なの?」
ルルーシュ「次の議会で貴族制度の撤廃を行うだろ」
「だから利権が無くなる前に俺に取り入って、お目こぼしをしてもらうって腹積もりか」
「もしくは婚姻関係を利用して撤廃の中止を言ってくるつもりだろう」
シャーリー「そこは分かるけど」
ルルーシュ「ブリタニアの歪んだ財政は貴族性と財閥の影響が大きい」
「それを正すために貴族制の廃止と、財閥の解体は必須なんだ」
「だから縁談自体が意味がないんだ」
シャーリー「なるほど」
ルルーシュ「断るだけなら楽なんだが」
ジェレミア「如何せん、数が多いものですからね」
「おまけに連盟で来てますから、下手に断って今後の政策にも影響が出かねません」
ルルーシュ「強硬派なら粗方潰せたが、恭順派は別に俺の味方という訳ではないからな」
「あくまで自分たちの利益を確保する為だし」
そう言うと再び思案顔となった。
107 :
1
:2024/06/25(火) 18:51:53.82 ID:Nz5uBVoL0
ルルーシュ「だがな正直縁談自体、俺は嫌なんだよ」
シャーリー「どうして?」
ルルーシュ「シャルルはな、請われればそのまま結婚してたんだ」
「だから妻の数も膨大なんだ」
シャーリー「シャーリー、シャルルの妻の人数は分かるか?」
ルルの兄弟の人たちを数えてみる。
そこからおおよその人数を考えてみる。
シャーリー「えーと……30人くらい?」
ルルーシュ「108人だ」
シャーリー「そんなに!」
ルルーシュ「だから貴族や財閥は自分たちの要求を通すために縁談を申し込んだんだ、あいつが断らないからな」
「シャルルも計画の為に、相手方の実家を使ってやる腹積もりだっただろうし」
シャーリー「それで何で嫌なの?」
ルルーシュ「俺があいつと同じ扱いをされているんだぞ!」
「結婚さえさせれば、俺を思い通りに動かせると思われてるんだぞ!」
「こんなもの屈辱以外の何物でもない!!」
シャーリー「おーおー。恋人が108人いた人は、流石に言う事が違いますねー」
ルルーシュ「いや、あれはその……、事情があってだな……」アタフタ
ジェレミア「ルルーシュ様、それは……」
ルルーシュ「ええい!これ以上言うな!」
108 :
1
:2024/06/25(火) 18:53:09.64 ID:Nz5uBVoL0
実際そこまで怒っている訳ではない。
きっと何か彼なりの理由があったのだろう。
多少のお返しくらいは許してもらおう。
話題を変えるために気になった事を聞いてみる。
シャーリー「ところでジェレミアさん、縁談てどれくらい来てるんですか?」
ジェレミア「50件です」
「こちらが対象者になります」スッ
渡されたプロフィールを確認してみると私と同じくらいから妙齢の女性まで、色々な女性がいた。
名字を見てみると、私でも知っている貴族や大企業の名前があるのが分かる。
うわー、私よりずっと美人だし、礼儀や宮廷作法にも通じているのだろう。
ルルーシュ「それに……」
シャーリー「それに?」
ルルーシュ「俺はシャーリー以外と結婚する気はない!」
シャーリー「///}
駄目だ、嬉しい!
静まれ、私の表情筋!
シャーリー「そ、そうなんだぁ〜」ニヨニヨ
109 :
1
:2024/06/25(火) 18:53:38.93 ID:Nz5uBVoL0
ルルーシュ「だから困ってるんだ」
「そもそも断るんだから会う気もない」
「だが、無碍にすると反発を招く」
ルルーシュ「第一、今50人も会っている暇なんぞない!」
シャーリー「ま、そうだよね」
「でもこればっかりは纏めて解決、なんて出来そうにないもんね」
ルルーシュ「ん?そうか……、その方法があった」
シャーリー「あ、何か思いついたの?」
ルルーシュ「ああ、一遍に解決する方法が見つかった」ニヤリ
彼が邪悪な笑みを浮かべている。
なにやらいい案が思い浮かんだようだ。
だが知っている。彼の考えるいい案は、どこかに必ず落とし穴があると……。
シャーリー(大丈夫かな……)
ジェレミアさんに色々指示を出すルルを見て一抹の不安が残った。
110 :
1
:2024/06/25(火) 18:54:08.02 ID:Nz5uBVoL0
―――謁見の間
ルルーシュ「私が第99代ブリタニア皇帝、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアです」
ルルが尊大に、威厳ある挨拶をする。
右側に私、反対側にジェレミアさんが控えている。
そして反対側には縁談相手の50人が全員いる。
一々相手して断るよりも纏めて会って断ってしまえばいい、それがルルの考えだった。
縁談相手全員が呆気にとられたのが分かる。
テレビで見た事はあっても予想以上に若い新しい皇帝に、驚きを隠せなかったのだろう。
だがそれも一瞬、直ぐに臣下の礼を取り挨拶の口上を述べる。
「この度はお目通りの機会を頂き、恐悦至極に存じます」
「お忙しいところ私共の為に、貴重なお時間を頂きありがとうございます」
社交界の挨拶の応酬が続くかと思られたがルルが直ぐに打ち切った。
ルルーシュ「堅苦しい挨拶は不要だ」
「皆をこうして集めたのは私の考えを明確にする為だ」
ルルーシュ「私が行おうとしている事は、今のブリタニアを徹底的に作り変えるつもりだ」
ルルーシュ「貴族制度の撤廃、財閥の解体の話は貴女達も知っているだろう」
「他にも各ナンバーズ領の解放、歴代皇帝陵も破壊する予定だ」
「既得権益と呼ばれているものは無くなると思ってくれていい」
ルルーシュ「今回の縁談そのものに意味がない」
「だから今ここで全て断るために皆を集めたのだ」
111 :
1
:2024/06/25(火) 18:54:51.56 ID:Nz5uBVoL0
「お戯れを……」
ルルの言葉に驚きながらも、彼女たちはそれを隠しきり挨拶を続けた。
がルルは又してもそれ以上喋らせなかった。
ルルーシュ「私は怒っている」
「先帝シャルルと同じく、婚姻関係さえ結べればとお目こぼしをしてもらえると考える浅ましい考えに!」
「自らの既得権益を守るために、娘や孫、姉や妹など親族を差し出す態度に!」
ルルがやや口調を強めて言う。それに伴い、相対している何人かの体が震えるのが分かった。
そんな事は無視して言葉を続ける。
ルルーシュ「そして同時に哀しくもある」
「親族を人身御供として差しだす忌まわしい風習に」
「その犠牲になった女性たちに……」
今度は少し悲哀を込める。
ルルーシュ「私の立場上、縁談とは無縁ではなかった。私の友人や実妹のナナリーにすらあったくらいだ」
ナナちゃんにもそんな話があったのかと少し驚く。
事件の前であろうか。しかしそれでも10歳にも満たなかったはずだ。
後の場合でも、目と足が悪い相手に縁談など人質としての意味が強いだろう。
友人とはミレイ会長のことだろうか。
そうだよね。会長てば縁談の話があった時凄く悲しそうな顔をしていたし。
112 :
1
:2024/06/25(火) 18:55:18.31 ID:Nz5uBVoL0
ルルーシュ「皆も知っての通り、私はゼロだ」
「そのゼロが中華連邦の天子様と、我が兄オデュッセウスとの婚姻を破綻させたのは記憶に新しいだろう」
「あの行動は望まぬ結婚を強いられた天子様と、彼女達を重なったからだ」
ルルーシュ「そして今は君たちにも同情している」
「いえ、決してそのような……」
「そうです。此度の縁談は……」
ルルーシュ「偽らなくともよい」
「貴方たちの中で、他のものと許嫁や恋人がいた事は把握している」
「余りに哀れじゃないか。この縁談に意味はないのに、私のようなテロリストと結婚を強要されたのだから」ニヤリ
そう、全員ではなかったがそういった相手がいることは確認が出来ていた。
ルルが皇帝になってから2週間程度しか経っていないのだ。
余りに急だったため、予定していた縁談などを俺に回したんだろう、とルルは言っていた。
そう考えれば彼女たちも、家の都合で振り回された哀れな被害者なのだろう。
そんな彼女たちは、縁談は断りながらも同情を寄せるルルの思惑が読み切れず黙り込んでしまっていた。
113 :
1
:2024/06/25(火) 18:56:03.22 ID:Nz5uBVoL0
ルルーシュ「それにな、私は恋愛結婚の方がいいと思っている」
「ここにいる妻のシャーリーとは恋愛結婚だしな」
ちょっとルル?何か話が変な方向に行ってませんか?
そんな私の思いとは裏腹にルルは話を続ける。
ルルーシュ「先日の放送を見たものは、彼女が私に惚れていると思っているがそれは違う」
「私が彼女に惚れているのだ」
ルルーシュ「シャーリーと学生の時に知り合った」
「当時の私は酷い人間不信で、余程身近な人間以外は全て敵だと思っていた」
「だが彼女と出会ったことで、その不信が大きく改善した」
「陰に生きていた俺にとって、彼女の存在は太陽のように眩しかった」
皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの仮面を外し、素の状態で言葉を続ける。
ルルーシュ「困っている人を放っておけない優しさに」
「俺が迷ったときには立ち直させてくれる言葉をくれる真っすぐさに」
「間違ったときに、叱ってくれる正しさに」
ルルーシュ「そんな彼女に俺は救われたんだ……」
ルルーシュ「まだまだ好きな所は言えるが、これ以上はシャーリーが恥ずかしがりそうだしな」
シャーリー「///」
ルルが笑いながら言う。
もう遅いです。顔どころか耳まで真っ赤です。
まさかこんな所で、こんな惚気話を聞かされるとは思っていなかった……。
114 :
1
:2024/06/25(火) 18:58:08.15 ID:Nz5uBVoL0
ルルーシュ「だから、貴方たちと縁談はなかった事にしてほしい」
「貴方達の恋を応援したいとも思っている」
「それに自分で道を決めるのもいいと思う」
「先ほど言った私の友人はそうしている」ニコリ
「しかし……」
「私達にも立場が……」
「家の都合も……」
彼女たちが弱弱しく言い返してくる。
明らかにこの状況に困惑しているのが分かる。
自分の感情に、家の立場や都合に、そしてルルの言葉に。
ルルーシュ「分かりました。ではそんな貴方達にプレゼントをあげよう」
「全員面を上げよ」
ルルがギアスを使う気だと気が付いた。
ルルーシュ「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命ずる!」
「自らの思うままに生きよ!!」キュイィィン
115 :
1
:2024/06/25(火) 18:58:34.31 ID:Nz5uBVoL0
暫しの沈黙が続く。
思わず声を出す。
シャーリー「まさかこうするために?」
ルルーシュ「ああ。こうすれば、かども立たずに―――」
「「「「ルルーシュ様♡♡♡」」」」ドダダダダダ
ルルーシュ「ほわぁぁぁぁ!」バッターン
飛び掛かるように抱き着く彼女たちによって、ルルに床に倒れこむ。
その上に更に別の女性がのしかかっていく。
余りの事に私とジェレミアさんも数秒固まってしまっていた。
ルルーシュ「何をする!や、やめ―――」ドタバタ
ジェレミア「む、いかん!」キュイィィン
「「「「……」」」」
「あれ?」「私達一体なにを?」
下敷きになっている彼を助けるため、正気に戻った彼女達の押しのけて助け出す。
まるで潰れた蛙のようになっている彼に必死に声を掛ける。
シャーリー「ルルー!!しっかりしてー!!」
ジェレミア「陛下ーーー!」
ルルーシュ「」チーン
116 :
1
:2024/06/25(火) 18:59:01.34 ID:Nz5uBVoL0
――――5分後
シャルル「随分面白い事になっておったな」
「とりあえず全員の記憶を”シャーリーに対して惚気まくってるから、居た堪れなくなって辞退した”」
「としておいたが、よかったかの」
シャーリー「はい、ありがとうございます。お義父様」
「お手数をおかけして、申し訳ございません」
シャルル「子の不始末を処理するのも親の務めよ」
シャーリー「ほらルルもお礼言って」
ルルーシュ「…………」
椅子に座って項垂れている彼に声を掛ける。
押し倒された衝撃に、こんな事になった事態にショックを受けている。
117 :
1
:2024/06/25(火) 18:59:27.64 ID:Nz5uBVoL0
ルルーシュ「一体何故こんなことに……」
あ、こいつ理解してないな。
流石にはっきりと言って聞かせる必要がある。
シャーリー「あのね〜!ルル!あの人達の立場分かってる?」
「あの人達は家の都合で仕方なく来てるのよ」
ルルーシュ「そうだな」
シャーリー「許嫁や恋人もいた人もいたよね」
ルルーシュ「ああ」
シャーリー「そんな人がいなかった人にも、好きな人とか思い人がいた可能性はあるよね」
ルルーシュ「だろうな」
シャーリー「じゃあなんで分からないかな?」
ルルーシュ「何がだ?」
118 :
1
:2024/06/25(火) 18:59:57.15 ID:Nz5uBVoL0
シャーリー「家の都合で自分の人生が滅茶苦茶にされてるんだよ!」
「それも知りもしない人との縁談を組まされてるの!人生のどん底みたいな絶望的な状況はだよね!」
ルルーシュ「ナナリーやミレイ会長と同じような状況だったな」
シャーリー「そんな人たちに優しい言葉掛けて貰えたら、惚れちゃう人がいてもおかしくないでしょ!」
ルルーシュ「いや、まさか全員が俺に惚れたなんて……」
シャーリー「全員がルルに惚れてたわけじゃないとは思うけど、皇帝の縁談相手に来るぐらいの人達なんだよ!」
「結婚して子供なんか出来たら、次期皇帝の母親になるんだよ!それって凄いことだよね!」
「この機会を逃すまいと思ってた人もいるに決まってるでしょ!」
シャーリー「そんな人たちに『好きなようにしろ』ていったらこうもなるでしょ!!」
ルルーシュ「…………あ」
シャーリー「もう!やっと気が付いたの?」
シャーリー「言わなきゃ分からないけど、言われた言葉の受け取り方は違うんだよ」
「それはルルだってわかってるでしょ?」
ルルーシュ「……そうだな。済まなかった」
シャーリー「大丈夫よ。妻ですから!」
「当初の目的の縁談の破棄は出来たから良かったじゃん」
ルルーシュ「フフ、そうだな」
ルルから笑みが出た。
良かった、調子戻ったみたいで。
119 :
1
:2024/06/25(火) 19:00:35.32 ID:Nz5uBVoL0
シャルル「フハハハハッ!お前もシャーリーには敵わんな!」
ルルーシュ「五月蠅い!第一なんでいるんだ」
シャルル「何を怒っておる!せっかくお前の為に一肌脱いでやったというのに!」
ルルーシュ「黙れ!俺は要件を聞いてるんだ」
シャルル「これをお前たちに渡しておこうと思ってな」
シャーリー「なんですか?」
つ『ブリタニア流・房中術の書』
ルルーシュ「なななな///」
シャーリー「わわわわ///」
シャルル「王たるものが側室も持たんのはどうかと思うが、そこはお前の好きにすればよい」
「だが結婚してもまだそういう事をしておらんのは不味いと思ってな」
「このままでは孫が見れんだろ!」
ルルーシュ「だからってなんで!」
シャルル「これはいいぞぉ!」
「読んだワシとマリアンヌで夜の―――」
ルルーシュ「止めろ!!親のそんな話は聞きたくない!!」
シャルル「……まさか不能というわけではあるまいな」
ルルーシュ「違う!!単純に公務が忙しくて時間がないだけだ!」
シャルル「仕事なんぞにかまけておらず、夫婦の務めを果たせ!!」
ルルーシュ「誰のせいでこんなに忙しいと思ってるんだ!!!」
もう慣れた親子喧嘩の喧噪を聞きつつ、貰った本の表紙を眺めながら思う。
後でじっくり読んでおこう……。
――――終わり
120 :
1
[sage]:2024/06/25(火) 19:04:26.82 ID:Nz5uBVoL0
ところでシャーリーと結婚したら名字てどうなるんだ?
法則性とか分かる人いましたら教えてください。
次は101さんのネタを書きます。しばしお待ちを…
他のネタのお待ちしております。
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/06/25(火) 19:05:06.20 ID:xXVW2nuqo
やろうと思えば新作のギアスssできるんじゃね?
122 :
1
[sage]:2024/06/25(火) 23:41:48.59 ID:Nz5uBVoL0
>>121
50行ほど書くのに2〜3日掛かるのでそれは無理です
123 :
1
:2024/06/28(金) 19:17:27.51 ID:UByKE2zr0
101さんのネタが書けたので投稿します。
時系列は76の後になります。
124 :
1
:2024/06/28(金) 19:17:57.98 ID:UByKE2zr0
――――ペンドラゴン 作戦室
俺が皇帝になった翌日、緊急の対応が必要になった。
予測通り俺の即位に反対する貴族が謀反を起こした。
俺の指揮下に入ったロイヤルガードから情報を精査している。
そんな慌ただしい中、そんな事はお構いなしにカレンが声を掛けてくる
カレン「ルルーシュ、時間貰えない?」
ルルーシュ「なんだ急に?」
カレン「どうしても聞いておきたいことが幾つかあるのよ」
ルルーシュ「今じゃないと駄目なのか?」
カレン「駄目ね」
彼女の真剣な表情が、瞳が告げる。
俺を逃がす気はないと。
カレン「5分で済ませるからさ」
ルルーシュ「……分かった」
125 :
1
:2024/06/28(金) 19:18:34.68 ID:UByKE2zr0
ルルーシュ「なんだこの忙しいタイミングで!」
カレン「C.C.からある程度は聞いたけど、あんたに直接聞きたくってね」
「なんでゼロに貴方はなったの?」
ルルーシュ「ナナリーと一緒に聞いてただろ!」
カレン「いいから答えて。あんた妹の前だと無駄に恰好つけるし」
ナナリーに話したことを幾つら縮めて話す。
ルルーシュ「……シンジュクでテロに巻き込まれたからだ」
「それを見た事と、スザクが俺を庇って撃たれたからだ」
ルルーシュ「俺はずっと嘘を付いてたんだ、生きてるって嘘を……」
「あの時まで出来もしない妄想だけで、結局何も出来なかった」
「ずっと俺は燻ぶってたんだ……」
ルルーシュ「もう何も出来ないのは嫌だった……」
「尤も母さんの復讐と、ナナリーの安全を確保をとも思ってはいたがな」
126 :
1
:2024/06/28(金) 19:19:08.78 ID:UByKE2zr0
カレン「どうして黒の騎士団を作ったの?」
ルルーシュ「ブリタニアと戦うためだ」
「実はシナガワで同じようなことをしたんだ」
ルルーシュ「だがコーネリア相手に完敗した。いや勝負にすらなっていなかった」
「玉城より俺の指示を聞かなかった」
「だから俺の指示通りに動いてくれる駒が必要だった」
カレン「あんたちょいちょい駒って言ってたけどそれは?」
ルルーシュ「俺は戦略を立てる時はチェスを元にしている。その名残だ」
カレン「そう?ゲームの駒扱いしてるとも思ってたけど」
ルルーシュ「そこは否定しない。」
「俺にとって作戦上のものは全て駒だ、俺も含めてな」
カレン「……その駒にも事情があるのは分かってる?」
ルルーシュ「知っている。だがそれは戦場に何の関係がある?」
「君や扇、他の者にだって理由があるのは分かる。俺だってそうだ」
ルルーシュ「だが作戦を遂行する上で、無駄に駒に拘れば勝てなくなる」
「精神論だけで勝てない、そうだろう?」
カレン「そうね……」
ルルーシュ「それに考えてみる。ないない尽くしだったろ」
カレン「え?」
ルルーシュ「金も、人員も、武器やKMFに至るまで、ブリタニアと比較して全然無かっただろ!」
「だからあらゆる可能性を考慮して作戦を立て、事前に準備して対策を練らないと勝てなかったんだよ!」
「まあスザクに大概ぶっ壊されたけどな!」
ルルーシュ「だから必要だったんだ。俺を信じて一緒に戦ってくれる存在が……」
カレン「……そうね。あんたがいなくなってからさ」
「C.C.や卜部さんとあちこち転戦しながら逃げ惑ってたけど」
「情報集めるのも、KMFの手配するのも一苦労でさ」
カレン「でも学生のあんたが、一人でやってたんだからさ」
「それまで考えてもみなかったからね、そんな事」
127 :
1
:2024/06/28(金) 19:19:39.73 ID:UByKE2zr0
カレン「最後ね、中華連邦に行った理由は?」
ルルーシュ「俺の最終的な目標を達成するための順番がある」
ルルーシュ「第一に日本をブリタニアの意向に左右されない独立国家とする」
「第二にそういった国家群を束ねて、合議制の国際組織を作る」
「最後に軍事を集権し、有事は常に1国対世界といった構図に出来るようにする」
ルルーシュ「その第一と第二の順番を入れ替えたからだ」
カレン「……日本を切り捨てる気はなかったのね」
ルルーシュ「当たり前だろ」
「卜部の事もある……」
カレン「妹と戦えないだけじゃないの?」
ルルーシュ「……それもある。がナナリーの政策で、日本でのこれ以上の抵抗活動は難しかったからな」
「最終目標を達成するために順番を入れ替えたんだ」
「超合集国を設立してその武力を使って日本の独立を勝ち取る」
ルルーシュ「それが上手くいけばブリタニアのナンバーズ領は独立の動きが強まる」
「そうなればブリタニアは日本だけに構うことは出来なくなるからな」
カレン「わかったわ、ありがとう」
128 :
1
:2024/06/28(金) 19:20:10.06 ID:UByKE2zr0
ルルーシュ「なぜこんな事を今更―――」
カレン「皆も聞こえたわね!」
???『おうよ!ばっちり聞こえてるぜ!』
ルルーシュ「この声、まさか玉城か!?」
玉城『俺だけじゃないぜ!黒の騎士団全員が聞いてるぞ!』
カレン「そ、斑鳩と通信を繋げてたの」
扇『ゼロ、俺だ』
『正直君を信用できないという者もいる』
『だがカレンが君を信じた。だから俺達もカレンが君を信じる!』
神楽耶『それに新しいブリタニア皇帝に恩を売る絶好の機会ですしね!』
藤堂『卜部の思いを無駄にする事は出来ない』
騎士団員たちの声が続々届く。
C.C.『まだこちらは太平洋上だ。そちらに着くまで半日は掛かる』
玉城『それまで死ぬんじゃねぇぞ!まだ聞きたいこと山ほどあるんだからよ!』
129 :
1
:2024/06/28(金) 19:20:49.36 ID:UByKE2zr0
――――ペンドラゴン 郊外
『進め!今こそ我らの手でブリタニアを正しき姿に!』
『王位の簒奪者を許すな!』
俺に対して謀反を起こした貴族勢力、その一部の部隊が抜け駆けをしたのであろう。
20機ほどのKMFがペンドラゴンに近づいてきた。
『むっ!反応が―――』
先頭を飛んでいたKMFが爆発する。
帝都より迎撃に出た紅蓮が彼らの前に立ちはだかる
カレン「悪いけどさ、今からやるのは一方的な暴力だから」
『たった一機だ、囲ん―――』
その瞬間、目にも止まらぬ速さで紅蓮が右手で相手のクローで掴む。
カレン「弾けろ、ブリタニア!!」
――――
130 :
1
:2024/06/28(金) 19:21:26.76 ID:UByKE2zr0
モニターを使って戦況を確認する。
尤も腐りきった貴族体制の、しかも独断専行の部隊など相手にもならないと予想していたが。
ルルーシュ「一方的すぎるな……」
シャーリー「KMFてあんなに速く動けるものなの?」
ナナリー「やっぱり恰好いいですね」キラキラ
シャルル「まるでマリアンヌを見ているみたいだ……」
鎧袖一触と言うべきか、紅蓮に触れた瞬間には敵機体の反応が消えていた。
碌に抵抗することもなく、10機のKMFを撃破された。
操縦技術はスザクにも劣らないと思っていたが、ここまで一方的になるとは……。
カレン『ルルーシュ、これで全部?』
ルルーシュ「ああ、今ので全部だ」
「敵本隊の到着までは数時間掛かる計算だから一度帰投してくれ」
カレン『了解』
カレンに指示を出し終わると、ナイト・オブ・トゥエルブのモニカ・クルシェフスキー卿が話しかけてくる。
131 :
1
:2024/06/28(金) 19:21:54.11 ID:UByKE2zr0
モニカ「陛下、私達にも出陣の許可を頂きたいのですが」
ルルーシュ「モニカ・クルシェフスキー卿。私の指揮下に入ると?」
モニカ「シャルル陛下がお認めになっている以上、私が何も言うことはございません」
ルルーシュ「分かった。ならばロイヤルガードとペンドラゴンの警察権を任せる」
「市民が暴動を起こさないよう監視体制を強化して欲しい」
モニカ「イエス、ユアマジェスティ」
クルシェフスキー卿が一礼をして去っていく。
ペンドラゴンの事は彼女に任せておいていいだろう。
シャーリー「よかったの?カレンの援護とかしてもらった方が」
ルルーシュ「いや、貴族の反乱でペンドラゴン内に影響が波及する方が不味い」
「だから彼女に、いやラウンズに暴動が起きないように監視してもらった方がいい」
「それに……」
シャーリー「それに?」
ルルーシュ「あの様子だと援護は要らないだろ」
シャーリー「まあ、そうだけど……」
132 :
1
:2024/06/28(金) 19:22:26.90 ID:UByKE2zr0
これで数時間の猶予が生まれた。
その間に作戦を考える。次の本隊が相手では流石に単騎での攻略は難しいだろう。
ルルーシュ「シャーリー、すまないが何か情報があれば知らせてくれないか?」
シャーリー「それはいいけど、何かするの?」
ルルーシュ「迎え撃つ為の策の用意をする」
「流石にカレン一人じゃ厳しいと思ってな」
シャーリー「わかった、やってみる」
ナナリー「あの、どうしてお兄様が動くのです?」
ルルーシュ「矜持だよナナリー。王が動かないと部下が付いてこない」
「それに新皇帝のお披露目だ、派手にいこうじゃないか」ニヤリ
133 :
1
:2024/06/28(金) 19:23:59.22 ID:UByKE2zr0
相手の行動を予測し、策を練る。
幾つかの作戦を考えた結果、最も効果が高そうな作戦を選ぶ。
ポイントを選びに準備に掛かる。
まさか皇帝になってもこんな事をする破目になるとはな……。
カレン『ルルーシュ、ここでいいのね』
ルルーシュ「ああ、頼む」
「後は、向こうの行動次第だね」
カレン『策は分かるけど、どうして市街戦にしなかったの?』
ルルーシュ「確かに首都で防衛線をした方が楽だが、要らん被害が出るからな」
「それに新皇帝即位に皆浮足立ってるんだ。余計な混乱は起こさない方がいい」
「これはあくまでブリタニアにとって些事に過ぎないとする目的もある」
カレン『ふーん、まあ分かったわ』
『そう言えばまだ聞きたいことがあったわ』
ルルーシュ「なんだ?」
作業をしながら質問に答える。
134 :
1
:2024/06/28(金) 19:24:38.02 ID:UByKE2zr0
カレン『なんで最初の仲間に私達を選んだのの?』
ルルーシュ「ああ、君たちが強奪した毒ガスの運搬車が事故を起こしただろ?」
「その時偶々近くにいて救助しようとしたら、車両が動き出してそのまま巻き込まれたんだ。」
カレン『え、そうだったの!』
ルルーシュ「だから通信機も持ってたし、君がテロリストと知って接触が出来た」
カレン『あ〜、そういうことか!』
ルルーシュ「あの時初めての実践だったが、どうだった?」
カレン『そうね、初めてブリタニアと戦えるようになった』
『いえ勝てるようになったと言っても良かったわね』
ルルーシュ「まあスザクにぶっ壊されたけどな」
「あの時は、そのスザクが殺されたと思ってたからな」
「だからクロヴィスが許せなかった」
ルルーシュ「それにスザクを助けに行く時、君と扇だけは付いてきてくれた」
「それが有難かった。少なくとも俺の能力だけは認めてくれている訳だからな」
135 :
1
:2024/06/28(金) 19:25:06.03 ID:UByKE2zr0
カレン『……途中で切り捨てたり、使い潰そうとしたことは?』
ルルーシュ「最初の内はあった。もっといい人材がいるかとは思わなかった訳じゃない」
「でも君の母親の件があっただろう?」
「その時気が付いたんだ……、君も俺と同じだって」
カレン『……』
ルルーシュ「そして同時に羨ましかった……。母親がいる君が……」
カレン『……あんたには妹がいたじゃない……』
ルルーシュ「……そうだな、互いにないものねだりだ」
カレン『事情知ったらさ、結構無理してたんじゃない?』
ルルーシュ「当たり前だろ。本当はもっと時間を掛けてやるつもりだったからな」
「ただ準備の為に金は持ってないととは思ってたんだ……」
カレン『もしかして賭けチェスやってたのってその為?でもアンタならもっと他の方法もあったんじゃないの』
ルルーシュ「……俺達はさ、戸籍が無かったんだ」
カレン『え!?』
ルルーシュ「だから身元がバレるような事は出来なかったんだ」
「それに海外に逃げる為のパスポートを手に入れるのも簡単じゃないんだ」
カレン『逃げるって、アッシュフォード家が後ろ盾じゃなかったの?』
ルルーシュ「いや、会長や前当主のルーベン様は違ったけど、現当主は恐らく違ってたと思う」
「アッシュフォード家自体没落して焦ってたし、皇帝の意に逆らってまで俺達を匿う理由はないだろ」
「だから俺を旗頭に殴りこむか、それが出来なければ俺達を売る気だった」
ルルーシュ「学園を卒業したら、それを理由にナナリーと遠ざけられる可能性があった」
「後は言わなくても分かるだろ……俺も焦ってたんだ」
「だから大切だったんだ、あの時間が……」
カレン『……そっか』
ルルーシュ「学園と言えば、君との約束守れそうにないな……」
カレン『え!?あ……、全てが終わったらアッシュフォード学園に帰らないか?てやつのこと』
ルルーシュ「俺はもう皇帝だからな、モラトリアムはお終いだ」
「あ、シャーリーもか……、巻き込みたくなかったんだがな……」
136 :
1
:2024/06/28(金) 19:25:42.52 ID:UByKE2zr0
???『ほほう、そんな事情があったのね』
ルルーシュ「シャーリー!?聞いてたのか」
シャーリー『私だけじゃないよ、騎士団の人達もね』
扇『そういった事情か』
神楽耶『貴方様の立場上分からなくもありますが、もう少し私達を信用して頂いてもよかったのに』
ルルーシュ「カレン!?」
カレン『アンタの話は皆聞きたがってるのよ』
『どーせ隠したって意味無いんだからこの際全部喋っちゃいなさいよ』
ルルーシュ「言えるか!」
シャーリー『続きは聞かせてもらうからね』
『あとルル、来たみたい』
ルルーシュ「!」
「わかった、カレン準備は?」
カレン『手は動かしてたから大丈夫』
ルルーシュ「よし、相手の出方をみる」
「所定の位置で待機してくれ」
先ずはこの場面をどうにかしなければ、尤もそんな心配はする必要はないと思うが。
137 :
1
:2024/06/28(金) 19:26:11.05 ID:UByKE2zr0
――――ペンドラゴン 作戦室
シャーリー「大丈夫かな、ルル達2人しかいないし」
ナナリー「そうですね、幾ら強くても2人では……」
シャルル「大丈夫じゃろ」
「あやつの事だ、全て計算に入れて立ち回っておるわ」
シャルル「それにな……」
ナナリー「それに?」
シャルル「20年前のワシの時なんか、ラウンズ9人が叔父についたからなぁ」
「それに比べれば些事よ!フハハハハッ」
シャーリー「……わ、笑えないんですけど」
138 :
1
:2024/06/28(金) 19:26:39.96 ID:UByKE2zr0
――――ペンドラゴン 郊外
ルルーシュ「なんだ、最も愚かな手を打ったな」
謀反を起こした貴族の軍が襲来した。
予想通りの侵攻ルート、想定通りの勝ちを確信したような愚かな編成。
よし前提条件はクリア。
敵の配置を確認する。
フロートユニットを装備したKMF50機ほど、地上に30機。
旗艦と呼べるG-1ベースと随伴の機動戦闘車が10両。
確かに大勢力ではあるが、展開するわけでもなく集まっている状態だ。
あとは指定のポイントに来るまで待機だ。
思えばシンジュクで初めて指揮を執った時もこんな感じだったな。
そんな事を思い出しながら蜃気楼をやつらの前に出す。
ルルーシュ「止まるがいい!反逆者共!」
『ルルーシュだ!』『ゼロめ!』
『王位の簒奪者め!』『単騎とは!』
ルルーシュ「問おう!正義と悪が突然入れ替わった時、貴様らはどうする?」
「悪であった正義に付くをよしとするか、正義のまま悪に落ちるか」
『我らの正義は帝国の為に!』『貴様のような者を認める訳には行くものか!』
敵のKMFが銃口をこちらに向け、一斉に火を噴く。
蜃気楼の絶対守護領域を展開し、全て防ぎきる。
ルルーシュ「なるほど。私ならば悪に染まろうと、己が信じた正義を貫こう!
139 :
1
:2024/06/28(金) 19:27:06.34 ID:UByKE2zr0
手元のスイッチを押す。
彼らの真下から眩いほどの光が溢れ出す。
次の瞬間には轟音と爆風が、反逆者共を吹き飛ばす。
『まさか地雷を!』
そう、やつらの足元に設置しておいたサクラダイトを使用した地雷、それらを一斉に起爆した。
フロートユニットを装備KMFを除いた殆どの地上部隊が壊滅した。
ルルーシュ「カレン、今だ!」
カレン『はい!』
背後から紅蓮が一気に強襲する。
輻射波動を円盤状に収束させたカッターが、敵を纏めて切り裂いていく。
接近戦に持ち込んだ2機の敵KMFが、瞬く間に左手の特残刀とスラッシュハーケンでバラバラにされる。
距離を取って砲撃しようにも、機動力が違い過ぎてまともに当てる事すら出来ない。
反対に紅蓮は伸ばした右腕から発射された輻射波動が敵を焼く。
『なんだこの機体は!』『追いきれない!』
敵パイロットから悲鳴が聞こえる。
彼らも決して動きが悪いわけではなかったが、如何せん相手が悪すぎた。
そして最後の1機がワイヤー式の右腕に捕まる。
「弾けろブリタニア!」
『うわああああぁ!』
数分も立たずに敵が全滅していた。
カレン『あれ、もう終わり?』
ルルーシュ「あ、ああ。これで全滅だ」
……あれ、俺最初の攻撃防いだのと、地雷爆破しかしていないぞ。
140 :
1
:2024/06/28(金) 19:27:35.57 ID:UByKE2zr0
ルルーシュ「凄いな、ここまで一方的だとは……」
カレン『終わったわね。いったん帰投しましょう』
ルルーシュ「そうだな」
カレン『ねえルルーシュ聞いてもいい?』
ルルーシュ「もう騙されんぞ!」
カレン『流石にもうやらないわよ!』
『……シャーリーを助けに行ったのはどうして?』
ルルーシュ「俺がもう何も失いたくないからだ」
カレン『ああ、ごめん。聞き方が悪かったわ』
『他の人が同じ状況だったらアンタは助けに行った?』
ルルーシュ「!」
カレン『例えば私やC.C.が、シャーリーと同じように攫われたら』
『アンタは助けに行ってた?』
これはどういう意味だ。
シャーリーを助けに行った事がそんなにおかしな行動だっただろうか。
だがシャーリーとカレン、C.C.ではそれぞれ立場が違う。
同じような状況になった時、俺は同じような事をしただろうか。
俺の中で思考をフル回転させたあと、一つの結論を出した。
141 :
1
:2024/06/28(金) 19:28:20.77 ID:UByKE2zr0
ルルーシュ「……正直に言って分からない」
「俺が行動を起こした時のその時の俺は、これが正しいと思って行動をした筈だ」
「だからシャーリーを助けに行った事は俺の中では間違っていない」
「だが君やC.C.が同じような事が起こった時に、助けに行くかはその時の俺次第だ」
カレン『……』
ルルーシュ「尊敬、友情、同情、後悔、他にも色々な感情がある……」
「ただシャーリーに対しては、もう二度と失いたくない……」
「そう思ったんだ……」
カレン『……そう、ありがとう』
ルルーシュ「……何故こんな事を聞く?」
カレン『……別に。ただ気になっただけよ』
カレン(振られちゃった、かしら……)
142 :
1
:2024/06/28(金) 19:28:54.40 ID:UByKE2zr0
ルルーシュ「ただカレン、君に関しては……そうだな。尊敬している」
カレン『え?どういう意味?』
ルルーシュ「何があろうと戦い続けている君に対してだ。俺は力がないと言い訳していたからな」
「それに俺は何回も折れそうになっていたしな」
カレン『へー、そうは見えなかったけど』
ルルーシュ「俺の事を冷血無情な魔人だとでも思ってるのか!?」
「クロヴィスの時も、シャーリーのお父さんの時も、この間の時も……」
「いつも後悔していたさ……」
ルルーシュ「だからそんな君を俺は尊敬しているんだ」
カレン『違うわよ、間違ってるわ。ルルーシュ』
『私は戦い続けたわけじゃないわよ。ただ暴れてただけ』
『ブリタニアに従いたくないって、そうやっていつか死ぬと思ってた』
カレン『でもあたなに出会ってからは違った』
『あなたの為と思えば、どんな戦いも苦じゃなかった』
『あなたの為と思えば、どんな泥にも汚れよう』
カレン『ブリタニアと戦う為じゃない、あなたのために戦えたの』
『あなたに出会えたから戦えたのよ』
ルルーシュ「……そうか」
彼女が俺を変えたように、俺もまた彼女を変えていたのか。
思えばそうだった。
スザクに、シャーリーに、会長たち生徒会メンバーに、C.C.に、黒の騎士団に出会って俺も変わった。
お互いに何らかの影響を与えて、少しずつ変わっていったのだ。
カレン『取り合えずアンタは、C.C.と神楽耶様どうするか決めておきなさいよ』
ルルーシュ「ん?どういう意味だ?」
――――終わり
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/06/28(金) 19:31:18.13 ID:9LELbcUVo
乙
144 :
1
[sage]:2024/06/28(金) 19:32:29.67 ID:UByKE2zr0
101さんお待たせ致しました。解釈違いや、思ってたの違うとかありましたらご容赦を
ネタに関してはいつでも募集しております。
あとシャーリーのミドルネームどうなるか分かる人、本当に教えて頂きたい。
145 :
1
[sage]:2024/07/01(月) 19:29:49.77 ID:hQNfJFjF0
メインPCが死んだ&書き貯めが飛んだため、しばらく書けないかも
146 :
1
[sage]:2024/07/20(土) 23:39:42.26 ID:k6sCqX6X0
PC復活&書き貯めがなんとかなったので見直したら載せる
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/07/20(土) 23:40:58.47 ID:g0z5Q2yxo
おひさ
148 :
1
:2024/07/20(土) 23:43:38.32 ID:k6sCqX6X0
ルルーシュ「インタビュー?」
ディートハルト「はい。貴方が皇帝に就いてから一か月半」
「世間は落ち着きつつあります」
ディートハルト「貴方はゼロとしては認知されてますが、その人となりは知られていませんからね」
「この機会に『正義の皇帝』としてのイメージを固めてしまう、というのは如何でしょうか」
「お二人に人となりを知って頂くいい機会かと」
ディートハルト「今までのゼロがカオスでしたら、皇帝としての貴方はギャップがあります」
「民衆はそのギャップがより魅力的に映るでしょう」
ルルーシュ「なるほどな、少し時間をくれないか?」
ディートハルト「かしこまりました」ペコリ
149 :
1
:2024/07/20(土) 23:44:05.19 ID:k6sCqX6X0
シャーリー「ちょっと変わった人だね」
ルルーシュ「優秀なのは間違いないんだがな」
「如何せん俺のことをカオスの権化だとでも思ってる」
シャーリー「……あーなるほど」
ルルーシュ「だがいい案だとは思う。世間様の評判を得るのも大事さ」
シャーリー「でもインタビューて、何を話せばいいのかわからないんだけど……」
ルルーシュ「何言ってるんだいシャーリー?丁度いい人がいるじゃないか」
「報道関係者で俺たちのことを知っていて、そういう事が得意なお祭り事にぴったりな人が」
150 :
1
:2024/07/20(土) 23:44:48.04 ID:k6sCqX6X0
ミレイ「初めまして。CNNリポーターのミレイ・アッシュフォードです」
ミレイ「本日は私のインタビューを受けて頂き−−−」
ルルーシュ「止めてくださいよ会長」ニヤリ
シャーリー「そうですよ、知ってる人にそんな態度取られるとなんかむず痒いですよ」
ミレイ「!……そうね」ツカツカ ギュー
一瞬で俺の言葉の意味を理解した会長が、俺とシャーリーに抱き着いてきた。
ルルーシュ「うおっ!」
シャーリー「か、会長!」
ミレイ「よかった……。あなた達が無事で……」
「突然行方不明になって心配したのよ」グス
ミレイ「イケブクロでテロ騒ぎもあったから巻き込まれたのかとか思ってたのよ」
「ようやく見つけたと思ったら……ルルーシュがゼロとかもう訳が分からなくなって……」グス
151 :
1
:2024/07/20(土) 23:45:27.20 ID:k6sCqX6X0
碌に説明もせずに学園から居なくなっていたのだ。
それを考えれば彼女にも心配を掛けてしまっていた。
ルルーシュ「色々とすみませんでした」
シャーリー「ご心配をお掛けしました」
ミレイ「でも良かったわ。あなた達が変わってなくて」
彼女が学園で見せていたあの頃の笑顔を向けてきた。
ミレイ「では改めまして」
「我がアッシュフォード学園が誇る容姿端麗、頭脳明晰!料理から裁縫、掃除洗濯に関しても出来る完璧超人!」
「ファンクラブが100人以上いながらも、その女性陣のアプローチを気が付きもしなかったニブチン生徒会副会長!」
「99代ブリタニア皇帝、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア様と!」
ミレイ「そんな彼のハートを見事に射止めた恋する乙女、シャーリー・ヴィ・ブリタニア様」
「旧姓シャーリー・フェネット様のお二人に来て頂きました!」
ルルーシュ「何ですかその説明……」
シャーリー「私の説明、雑すぎませんか……」
152 :
1
:2024/07/20(土) 23:45:53.32 ID:k6sCqX6X0
ミレイ「それでは本日のメイン企画いってみよー!」
ミレイ「新ブリタニア皇帝&皇后様に聞きたい100のこと!!!」ドンドンパフパフ
ルルーシュ「……何ですかコレ?」
ミレイ「神秘のヴェールに包まれたお二人を、この機会に洗いざらいぶっちゃけちゃおー!といった企画です!」
「この企画考えた時から視聴者に質問を募集してたのよ」
ルルーシュ「俺、こんな企画聞いてませんけど……」
ミレイ「かったいわねー。どうせなら楽しまなくちゃ!」
シャーリー「えー……」
ミレイ「大丈夫大丈夫!本当にまずいやつは弾くから!」
「さーて、記念すべき第一問」
153 :
1
:2024/07/20(土) 23:46:21.95 ID:k6sCqX6X0
Q1 オレンジとは何だったんですか?
ミレイ「この質問多かったのよね〜」
シャーリー「あ!これ私も気になってた」
ルルーシュ「……完全なハッタリです」
シャーリー「そうなの?」
ルルーシュ「ブリタニアの貴族だから突けば絶対疚しい所があると思ったんですよ」
ミレイ「あー、わかるわ〜」
ルルーシュ「その後何も出てこなかったと聞いたときは流石に悪いことしたなと思いました」
シャーリー「ジェレミアさんよく許してくれたね〜」
154 :
1
:2024/07/20(土) 23:46:52.89 ID:k6sCqX6X0
Q23 命の危機を一番感じたときは?
ミレイ「因みに私はカワグチ湖のホテルジャック」
シャーリー「あー、私もそうかな〜」
シャーリー(あの銀髪の人の事とかは言えない……)
ミレイ「ところでルルーシュ貴方のは?」
ルルーシュ「日本とブリタニアの戦争時の空爆……」
ルルーシュ「ナナリー連れて森の中逃げる羽目になりましたからね」
「子供心に死ぬと思いました」
ミレイ「ゼロの活動の時は?」
ルルーシュ「ゼロの時は自分が動ける状態でしたからね。まだマシだったんですよ」
・・・
155 :
1
:2024/07/20(土) 23:47:33.89 ID:k6sCqX6X0
Q46 酷いわルルーシュ君!私とは遊びだったの?
ルルーシュ「誰だぁ!こんな質問を送ったやつは?」
ミレイ「うちの生徒の誰かねー」←その質問を通した人
シャーリー「わたしはいいけど、ほかの人には不誠実よね」
「さあ懺悔なさい」
ルルーシュ「その、あの時は監視の目が酷くてな、それを誤魔化すために……」
ミレイ「酷いわルルーシュ様!私たちの純情を弄んだのね!」
ルルーシュ「会長も変な演技は止めてください!」
・・・
156 :
1
:2024/07/20(土) 23:48:09.09 ID:k6sCqX6X0
Q59 ゼロ、君が言っていた友人とは彼女のことだったのか?
ミレイ「誰かしら?」
ルルーシュ「そうだと言っておこう」
シャーリー「私の与り知らぬ所でなにかあったの?」
ルルーシュ「なに、ちょっと外交問題の解決のきっかけになっただけさ」
シャーリー「怖いんですけど!」
・・・
157 :
1
:2024/07/20(土) 23:48:53.50 ID:k6sCqX6X0
Q78 50人の縁談をまとめて断ったのは本当ですか?
ミレイ「これどうなの?かなり噂になってるんだけど?」
シャーリー「本当よね〜ルル?」
ルルーシュ「……本当です」←思い出したくない
ミレイ「ねー!その辺詳しく教えて!」
ルルーシュ「絶対嫌です!」
158 :
1
:2024/07/20(土) 23:49:26.10 ID:k6sCqX6X0
ミレイ「はい100問終わり!」
「いやー、楽しかったわ!」
ルルーシュ「つ、疲れた……」
シャーリー「質問に答えるだけなのにね……」
ミレイ「だらしないわね、ガーッツよ!」
ルルーシュ「ははは、懐かしいですね」
シャーリー「ふふふ、そうだね」
ミレイ「ところで貴方達、学校はどうするの?」
シャーリー「あー、そういえばすっかり忘れてました……」
ルルーシュ「今更戻れませんよ」
ミレイ「でもケジメは大切よ」
「卒業証書くらいは取りに来なさい」
ルルーシュ「……そうですね。あと約束がありましたね」
シャーリー「あ!みんなで花火上げようって」
ミレイ「お、忘れてなかったわね」
ルルーシュ「俺が忘れるわけないじゃないですか」
159 :
1
:2024/07/20(土) 23:50:08.15 ID:k6sCqX6X0
ルルーシュ「貴方達アッシュフォード家への御恩もです」
「貴族の枠組みは無くなりましたが」
ミレイ「そんなこと気にしなくていいのに。」
ルルーシュ「ミレイ・アッシュフォード様」スッ
彼女の前に膝をつき、その手をとる。
ルルーシュ「俺とナナリーの二人に助けを差し伸べてくださったこと」
「その御恩は必ずお返しいたします」
ミレイ「それは気にしなくていいんだって」
ルルーシュ「いいえ、そういう訳には参りません」
「苦しいときに手を差し伸べてくださったのです」
「貴方達には返しても返しきれぬ御恩があります」
ミレイ「ルルーシュ……」
ルルーシュ「貴方は私にとって庇護者であり、姉であり、母のような存在でした」
「貴方との出会いがなければ、俺は今ここにはいなかったでしょう」
「今の私があるのも貴方のお陰です」
ルルーシュ「ですから貴方が困ったときには必ず助けに行きます」
「貴方の頼みならどんなことでも叶えるつもりです」
160 :
1
:2024/07/20(土) 23:50:41.30 ID:k6sCqX6X0
ミレイ「……そうね」
「ならお妾さんにでもしてもらおうかしら?」
ルルーシュ「え?」
シャーリー「やっぱり会長も?」
ミレイ「冗談よ。今度会う時までには考えてくわ」
ルルーシュ「……お手柔らかにお願いします」
シャーリー「……」ジトー
ミレイ「お!シャーリーいい顔するようになったわね」
シャーリー「……遊んでます?」
ミレイ「まっさかー!」
161 :
1
:2024/07/20(土) 23:51:26.84 ID:k6sCqX6X0
――――その日の夜
シャーリー「そういえばなんで会長にあそこ迄言ったの?」
ルルーシュ「ああ、あそこまで言っておけば、余計な争いに巻き込まれる可能性は低く出来るからな」
「貴族制潰したから、元貴族たちが新しい依り代探そうとしてるんだ」
「それに会長を巻き込みたくなかったからな」
シャーリー「だからってそこまでやらなくても」
ルルーシュ「ジェレミアのゴッドバルド家もそういうので大変らしい」
「散々オレンジて笑ってたのにな」
シャーリー「それはルルのせいでしょ……」
ルルーシュ「会長たちには必ず恩を返したいと考えていたからな」
「だから何かあったら俺が動くとはっきりしておきたかったからな」
ルルーシュ「それに、あいつには頑張ってほしいからな」ボソッ
シャーリー「それはいいんだけどさ…」
ルルーシュ「ん?何か問題があったか?」
シャーリー「ルル、皇帝余計辞められなくなったんじゃ……」
ルルーシュ「……あ」
―――終わり
162 :
1
[sage]:2024/07/20(土) 23:53:01.33 ID:k6sCqX6X0
あー次は孫バカシャルルの超短編集でも書くか
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/07/20(土) 23:57:21.74 ID:u72jm930o
やってきた後日談の総量がもはや中編の分量だ
164 :
1
[sage]:2024/07/21(日) 22:29:06.84 ID:6qwQt9pT0
>>163
本編もっと長く書く予定だったけど統合性やら考えて短くした&諦めたから
あと短編ならネタは考えるの楽なので
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/07/21(日) 23:03:08.47 ID:88+2iWfLo
短編後日談ネタも全部面白い投下ありがとう
親バカ素直デレデレシャルルに怯むルルーシュも見てみたい
166 :
1
[sage]:2024/07/22(月) 21:56:29.45 ID:iZJPKBS/0
>>165
感想ありがとうございます。
了解、ネタ思いついたら書きます!
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/07/26(金) 17:54:33.32 ID:YNO3KjDho
>>166
異常気象が起きてるから自分の好きなペースで投下してね
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/07/26(金) 18:26:10.63 ID:ibLBQRumo
今年の日本の異常な暑さに死にかけるみんな
特に慣れてないブリタニア人
169 :
1
:2024/07/26(金) 23:15:23.01 ID:+9xkmJkg0
お待たせしました、孫バカシャルルです。
孫の性別、名前等は一切決めてません。年齢もバラバラです。
1スレごとの超短編です。
170 :
1
:2024/07/26(金) 23:16:37.69 ID:+9xkmJkg0
シャルル「フハハハハッ!ワシに似て可愛いのぉ!」
ルルーシュ「悍ましいことを抜かすな!」
シャーリー「でも昔の写真見ると、ナナちゃんと似てるよね」
ルルーシュ「止めてくれシャーリー!それだとナナリーが将来あれになってしまう!」
171 :
1
:2024/07/26(金) 23:17:17.16 ID:+9xkmJkg0
バッターン
シャルル「孫ちゃーん!おじいちゃんだぞぉお!」
「うわああああああぁぁぁ」
シャーリー「お義父さま〜〜〜!」ゴゴゴ
ルルーシュ「貴様〜〜〜!」ゴゴゴ
ルルシャリ「「やっと寝たところだったのに!!」」
シャルル「すみませんでした……」←正座させられた
172 :
1
:2024/07/26(金) 23:17:44.38 ID:+9xkmJkg0
『♪〜』
「……」ジー
シャルル「日本のアニメか」
シャーリー「はい。カレンにお薦めされたんです」
「子供に人気があって、道徳が学べるって。この子も楽しんでます」
シャルル「なるほど……ん?このアニメ、いくつか歯抜けになっておるではないか!」
シャーリー「あー……、実はいくつか絶版になってるんです……」
シャルル「何たる事だ!この子が楽しんでおるのに!」
「こういうものは保護が大切だということが分らんのか!」
ルルーシュ「お前らが焼いたんだよ!あの戦争で!」
173 :
1
:2024/07/26(金) 23:18:30.45 ID:+9xkmJkg0
シャルル「フハハハ!子供も可愛いかったが、孫は更に可愛いのぉ」
ルルーシュ「……お前が子供を可愛いと思っていたとはな」
シャルル「何を言う!ワシの子供だぞ!可愛いと思っておるに決まっておるであろう!」
ルルーシュ「……そう思ってるなら表に出せ」
シャルル「いいのか?国際中継で」
『我が息子ルルーシュとシャーリーの子供が生まれた!』
『我がブリタニアは未来ある若人を祝福しようではないか!オール・ハイル・ブリタニア!!』と大々的に宣言してもいいのだぞ?」
ルルーシュ「止めろ!この子にそんな重責を負わせてたまるか!」
シャルル「何を言う!この子に何かあれば全ブリタニアが敵に回ると言っておけばよいのだ!」
ルルーシュ「世間がやっと落ち着いてきたんだぞ!要らん混乱を引き起こす気か!」
174 :
1
:2024/07/26(金) 23:19:01.50 ID:+9xkmJkg0
シャルル「肩車だぞ〜」
「キャッキャッ!」
オデュッセウス「いやー、まさか父上があそこまで子煩悩、いや孫煩悩だったとはね」
シュナイゼル「あれはもう孫バカといってもいいのではないかな」
ルルーシュ「あれは単なるバカだ」
オデュッセウス「ハハハ、でもよかったじゃないか」
シャーリー「?」
オデュッセウス「もし父上が皇帝だったら、あの子になんでも与えてしまっていたんじゃないかな?」
ルルーシュ「……」メソラシ
シャーリー「……」メソラシ
シュナイゼル「どうしたんだい二人とも?」
シャーリー「もうやってるんです……」
――――
シャルル『孫ちゃんよ!これをあげるぞ!』
『なにこれ?』
シャルル『これは誰でも言う事を聞いてくれる魔法のステッキだ!』
ルルーシュ『インペリアルセプターを玩具代わりにするなぁ!』
シャルル『何を言う!お前もこれで遊んでおったではないか!』
――――
シャーリー「あの子から取り返すのに苦労したんです……」
シュナイゼル「ハハハ……」←危惧はしていた
オデュッセウス「アハハハハ、父上も冗談が過ぎるね」
「でも父上が楽しんでるからね。あれが本当の父上の姿だったのかもしれないね」
ルルーシュ「絶対に認めたくない……」
175 :
1
:2024/07/26(金) 23:25:47.09 ID:+9xkmJkg0
ある程度設定絞らないとネタが書けないな、自分の想像力の無さが憎い……
>>165
>>167
すみません、ネタが思いつかなかった
>>168
暑いですね、マジでクーラーないとやばい
暑さに駄目になるブリタニア人は面白そう
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/07/26(金) 23:28:18.16 ID:xWjfkt/no
自殺行為としか思えないゼロコスチューム
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/07/27(土) 17:45:23.77 ID:VrU8Xlu2o
>>175
面白いからありだよありがとう
見てて楽しいから案を出してよかった
賭けに負けたからでシャルルがルルに皇位を渡す時点で
親バカ素直デレデレになってるからね
178 :
1
[sage]:2024/08/05(月) 21:21:29.49 ID:On7HPwq20
小ネタ
〜奪還のロゼ視聴中〜
シャルル「今回の騒動て……ワシのせい?」
ルルーシュ「そうだよ!」
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/10/22(火) 19:16:08.13 ID:7beAyY5zo
スザクルルカレンで話してたら聖典紅蓮の性能にドン引きする三人が見たい
この紅蓮使えるようにまでが早すぎるとルル達に褒められて慌てながら赤面するカレンだと素敵
132.82 KB
Speed:0.8
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)