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感情から生まれたものたちとの物語【安価】
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1 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/04/29(月) 10:45:54.36 ID:0XsgiyN10
どうも、目の前の来訪者様。
突然ですが、今からちょっとしたことをお聞きしたいのです。
なあに、すぐ終わりますとも。
数分お時間いただければ幸いです。
まずは貴方の心の中に、1人の人物を思い浮かべてください。
誰でもいいのです。
親族、友人、恋人、有名人…
深く考えないでください。とにかくパッと思いついた人でいいのです。
…思いつきましたか?
ああ、安心してください。
心理テストをして貴方の心を覗こうというわけではありませんから。
…では、お聞きします。
貴方が今思い浮かべた人に抱いている感情はなんですか?
複雑な感情が絡み合っているかもしれません。
しかしそれを全てさらけ出すのではなく、一番強い感情をお聞きしたいのです。
さあ、私にご享受ください。
【Q. 心に思い浮かべた人物に抱く一番大きな感情は? 安価直下】
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1714355153
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/04/29(月) 10:52:51.67 ID:s0RIEFh1O
怖気
3 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/04/29(月) 10:56:09.75 ID:0XsgiyN10
なるほど、『怖気』ですか。
ありがとうございます。これでまたひとつ、新たなドグラが生まれたことでしょう。
念押ししてもう一度言いますが、これは心理テストなんかではありません。
あくまで私の好奇心。
そしてその好奇心の果てに辿り着くために、利用させてもらったにすぎません。
…何が何だか分からない、と?
無理もありません。貴方は何も知らないのですから。
それでは、この世界について僭越ながら説明させていただきます。
4 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/04/29(月) 10:57:01.94 ID:0XsgiyN10
この世界を一言で表すなら異世界です。
しかし異世界と言っても、文明は貴方が住んでいる世界のそう遠くない未来かもしれません。
テクノロジーが発達した未来。ということにしておきましょう。
貴方が住んでいる世界と大きく違うのは2つ。
1つは2種類の人間がいる事です。
俺か、俺以外か。そういう言い方もある意味できます。
人間の区別は能力を使えるか、使えないかです。
貴方が住んでいる世界では人にはまだ未知の部分が多いと聞きます。
しかしこの世界では人の解析がかなり進んでいます。
その過程で生まれたのが能力です。
能力は誰しもが持つものであり、力の解放を望めば誰でも得る事ができます。
もちろん突発的などではございません。
望む人にちょっとした手術を行えば簡単に発現します。
多少のお金はいただきますが、一般家庭はおろか貧困家庭でさえも手術できる金額です。
最悪の場合、国から貸与という形も可能ですよ。
唯一無二の力。というわけではなく、人によっては誰かと被ることもあります。
出力や自在に扱えるかは人によりますがね。
5 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/04/29(月) 11:06:57.53 ID:0XsgiyN10
そしてもう1つ大きく異なる点。
それは人ではないモノがいる事です。
人が能力を扱える事になった弊害なのか。それは解明されていません。
世界は常に未知を欲していますからね。
彼らに対して明らかになっているものはこれまた2つ。
人間の感情から生まれるという事です。
これも理由は分かりません。ただそれだけは確定しているのです。
とにかく彼らにはそれぞれモチーフとなった感情があります。
そして彼らはそのモチーフとなった感情が特に強いのです。
象徴。といっても過言ではありませんね。
そしてもう1つ。
時折感情の昂りが悪い方向に走り、暴走してしまうモノがいることです。
この世界では人間にとって友好的または害のないと判断されたモノをドグラ。
人間にとって害のある凶暴な存在だと判断されたモノをマグラと呼びます。
6 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/04/29(月) 11:10:50.08 ID:0XsgiyN10
さて、長くなりましたが前説はこれぐらいでしょう。
そろそろこの世界の登場人物を作るとしましょう。
まずは主人公。これは男で確定です。
一応ラブコメ要素もあるし、男の方が面白そうじゃないですか?
女性キャラは誰でもヒロインになり得ると思いますが、ドグラやマグラはオススメしません。
彼らと分かり合えると思わない方がいいですから。
そこの線引きは大事です。
もし進もうものなら、茨の道になることは覚悟しておいてください。
…また長くなりましたね。
御託を並べる前にとっとと聞いちゃいましょうか。
7 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/04/29(月) 11:11:24.69 ID:0XsgiyN10
【>>キャラメイク開始】
【Q. 主人公の能力は? ↓1】
【Q. 主人公の性格は? ↓2】
【注意事項】
【・主人公は基本的に喋らない】
【・基本進行は地の文&相手のセリフ】
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/04/29(月) 11:12:10.39 ID:KkRovDhlo
肉体強化(一部分だけとか細かく指定できる)
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/04/29(月) 11:13:37.87 ID:GcDUVI9v0
寡黙な性格
10 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/04/29(月) 11:20:01.86 ID:0XsgiyN10
【項目漏れ及び追加安価】
【Q. 主人公の容姿は? ↓1】
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/04/29(月) 11:23:42.83 ID:QGV1Gdt+0
黒髪
整ってはいるけど地味
どっちかといえば童顔寄り
12 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/04/29(月) 11:34:59.64 ID:0XsgiyN10
はい、どうもありがとうございます。
…え?作りがいがない?
基本的に喋らない主人公のキャラメイクなんてそんなものです。
それでは、次はもう少し作りがいのあるキャラ
にしましょう。
主人公はある機関に所属しているのですが、その直属の上司…なんてどうですか?
その機関内では、副司令の階級を貰っているそうです。
まあ直属の上司と言っても、頻繁に会話するほどでもないです。
物語の方向によってそれも変わるかもしれませんが。
…ああ、1つ言い忘れていました。
この物語に恋愛要素があるからといって、全員を女性にする必要なんてありません。
あくまでサブ要素の1つですからね。
13 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/04/29(月) 11:36:08.11 ID:0XsgiyN10
【>>キャラメイク開始】
【Q. 副司令の名前は?】
【Q. 副司令の性別は?】
【Q. 副司令の能力は?】
【Q. 副司令の性格は?】
【Q. 副司令の容姿は?】
【まとめて安価 直下】
【注意事項】
【・非能力者の場合、能力無しといった明確な記載を】
【・用意しているバックボーンが少しあり】
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/04/29(月) 11:41:03.78 ID:FgoTWVSPo
【Q. 副司令の名前は?】春月 豪像(はるつき ごうぞう)
【Q. 副司令の性別は?】男
【Q. 副司令の能力は?】非能力
【Q. 副司令の性格は?】厳格な雰囲気と優しく思いやりがある人格
【Q. 副司令の容姿は?】厳つい外見
15 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/04/29(月) 12:06:22.91 ID:0XsgiyN10
…はい、ありがとうございます。
物語を少しでも進めるのに最低限のキャラはできました。
これ以上私が仕切るのも野暮だと思うので、あとはキャラにお任せしましょう。
貴方がたがどのような結末を迎えるのか、見させてください。
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/04/29(月) 23:37:57.63 ID:j+25QzYgo
始まらないな
17 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/01(水) 21:52:10.79 ID:NL4fBFdl0
コツ…コツ…コツ…
? 廊下に足元が鳴り響く…
? 指定された部屋の前に着き、ノックをした。
コン、コン
「…入りたまえ。」
? 声を確認して入室した。
ガチャ
「…まだ青いな。こんな若者を頼ることになるとは。」
「それだけうちも人が足りていないということか。」
「…ああすまない。つい独り言が。」
「ようこそ、ドグラ矯正機関…またの名をマグラ抹消機関クエスへ。」
「私はここの副司令を務める春月豪像という。」
春月「会えて光栄だ。若き力よ。」
春月「さっそくだが、少しの間時間をいただこう。構わないかね。」
? 表情を変えずに深く頷く。
春月「うむ、すまないね。」
春月「まあなんだ。少しとは言ったが…」
春月「考えると思ったより時間を食う気がしてきたな。」
春月「良ければかけたまえ。年寄りの話は堪えるかもだろうからな。」
? 春月は豪快に笑っている…
? 笑うべきか迷った挙句、口角を少し上げて席に着いた。
18 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/01(水) 22:01:12.00 ID:NL4fBFdl0
春月「…さて、何から話すべきか。」
春月「ここに配属された以上、大方の事情は知っているのだろう。」
春月「ただ、こちらと認識の齟齬があるといけない。」
春月「一から話しておこうと思うのだが、どうかね?」
>> 軽く姿勢を正し、頷いた。
春月「そうだな…まずはこの機関について話しておこう。」
春月「人の感情から生まれたとされるモノ、ドグラ。」
春月「このドグラたちは生まれた感情がより強いデータがある。」
春月「喜びの感情から生まれたドグラなら、喜びがそのドグラの感情の大半を占める。」
春月「例外は今現在確認されていない。」
春月「どれも我々人にとって良い態度を見せてくれればいいのだが、そうはいかない。」
春月「負の感情から生まれたドグラは凶暴になる傾向が強い。」
春月「正の感情から生まれたドグラでも、強くなり過ぎれば人々に害を及ぼす。」
春月「そんなドグラたちを良い方向に導くのが、このドグラ矯正機関クエスだ。」
19 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/01(水) 22:01:53.39 ID:NL4fBFdl0
春月「…これまで述べたのは我々の表向きの体裁だ。」
春月「もちろんこの役割も担っている。」
春月「だが大半の役割は、人に仇なすドグラ…いやこの場合、名称が変わってマグラになるのか。」
春月「そのマグラたちを抹消するのが大方の役割となる。」
春月「またの名をマグラ抹消機関クエス…こちらも我々クエスの呼び名だ。」
春月「このクエスには2つの部門がある。」
春月「1つは研究部門リサーチ。主にドグラやマグラの研究を行う。」
春月「もう1つは討伐部門アンサー。」
春月「世間体では見回りやドグラの取り締まりだが、主にドグラ・マグラの捕獲及び抹消が任務だ。」
春月「基本的には抹消がほとんどだと思ってくれて構わない。」
春月「捕獲命令が出るドグラやマグラなんて滅多にいないからな。」
20 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/01(水) 22:03:20.77 ID:NL4fBFdl0
春月「…ここまでは大前提の話だ。」
春月「キミもよく分かってくれている部分だと認識していたが、どうかね。」
>> 事前に知っていた部分と相違無かったため、肯定の姿勢を見せた。
春月「なら良かった。あまりここで時間を使いたくなかったのでな。」
春月「そしてここからが本題だ。」
春月「これまでアンサーズには十の部隊があった。」
春月「各部隊にはそれぞれ明確な創設理由や任務内容があったり無かったりだが…」
春月「この度、新たに十一番隊を創設することにした。」
春月「そしてその隊長にキミが選ばれたということだ。」
春月「若くして選ばれたキミを賞賛するべきか、はたまたキミのような若者に頼らざるを得ない現状を嘆くべきか。」
春月「嫌な言い方をしたかな。すまない。」
春月「キミの力を信じていないわけではない。何せ総司令が選んだ人なのだからな。」
春月「…だが、私にはこの十一番隊の創設理由が引っかかるのだよ。」
21 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/01(水) 22:07:37.84 ID:NL4fBFdl0
>> これまで疑問に思っていたことを聞いた。
>> 自分の部隊にドグラがいるのはなぜなのか、と。
春月「…キミもやはり気になっていたか。」
春月「そう。それが十一番隊の創設理由だ。」
春月「『ドグラと人との共存はできるのかの研究データの収集目的及びそれによるドグラの傾向調査』」
春月「こう書かれてはいるものの…果たしてこれだけが理由なのか。」
春月「研究部門からの要請を承認した結果らしいが、おそらく総司令の直接辞令だろう。」
春月「…なぜわかるのか、と?」
春月「こう見えて総司令との付き合いは長くてな。」
春月「…ヤツはドグラ・マグラの脅威を知っているはずだ。なのに…」
>> 言及しようか迷ったが、口を閉じることにした。
>> 少しの沈黙の後、春月が再び口を開いた。
春月「…すまない。話の腰を折ってしまったようだな。」
春月「とにかくキミは、その創設理由からできた十一番隊の隊長に就任した。」
春月「今はひとまずこれでいいだろう。」
22 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/01(水) 22:09:26.99 ID:NL4fBFdl0
>> 少し部屋が蒸し暑く感じてきた。
>> 着ている制服が厚めなのもあってか汗が止まらない。
>> 額の玉の汗を拭うと、春月は微笑んだ。
春月「気が利かなくて悪いね。冷房…いや、窓を開けよう。湿気が酷いな。」
>> 春月が窓を開けると部屋に突風が呼び込まれた。
>> デスクにあった書類が部屋中に舞い散る。
春月「おっと、失敬。こんなに風が強いとは思わなんだ。」
>> 散らばった書類を集めていると、ある3枚の書類に目が止まった。
【特記】
・新設の十一番隊に配属。
>> どうやら自分の部下となる2人とドグラの資料のようだ。
23 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/01(水) 22:19:43.10 ID:NL4fBFdl0
【>>キャラメイク開始】
【資料1】
【名前】???
【性別】???
【能力】???
【特徴】???
【特記】
・新設の十一番隊に配属。
【資料2】
【名前】???
【性別】???
【能力】???
【特徴】???
【特記】
・新設の十一番隊に配属。
【資料3】
【名前】???
【能力】???
【特徴】???
【特記】
・怖気のドグラ。
・新設の十一番隊に配属。
【資料1の安価 ↓1】
【資料2の安価 ↓2】
【資料3の安価 ↓3】
【注意事項】
【資料の???部分が安価部分】
【非能力者の場合、能力欄に明確な非能力者ということを記載】
【資料3はドグラについての資料で固定】
【ドグラに正式な名前は無く、自称か何者かからの名付けの設定】
【ドグラに性別はないため無記載】
【ドグラの能力は怖気に関する能力となる】
【多少遠くても無理やり繋げるため気にする必要なし】
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/05/01(水) 22:24:55.50 ID:nA6LbMvqO
【名前】篠原 愛里沙(しのはら ありさ)
【性別】女
【能力】風を操る。能力による風なので、他の能力にも干渉可能
風のバリアを纏ったり、真空を作って無音にしたりと応用が効く
【特徴】行動力があり元気で優しい性格
前向きな頑張り屋
亜麻色のポニーテール、凛とした雰囲気と優しげな雰囲気を併せ持つ、スタイルの良い十代後半の少女
運動神経が良く、いろいろ器用
【特記】
・新設の十一番隊に配属。
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/05/01(水) 22:26:37.22 ID:0roiLalMo
【名前】草加 雅子(くさか まこ)
【性別】女
【能力】触れた無機物を武器に出来る どんなものがどういう武器になるのかは比較的その形に近いものになる傾向がある
【特徴】明るく社交的で人懐っこい
【特記】ドグラやマグラに対する嫌悪感を隠そうともしない
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/05/01(水) 22:31:30.67 ID:w6hu/sxDO
【資料3】
【名前】オボロ
【能力】相手にとってのトラウマを与える強い幻覚を見せる
【特徴】おどおどして臆病
【特記】
・怖気のドグラ。
・新設の十一番隊に配属。
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/05/01(水) 22:34:49.91 ID:ehkylPjQo
【名前】フユカ
【能力】疑似気配 知能がある生物に対して死角から悪寒を走らせることが出来る
【特徴】臆病で危険な目に遭うこと嫌 人間とは争いたくなくて友好的に接してほしい
【特記】容姿はかなり良い
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/05/01(水) 22:39:07.36 ID:05u6NnFEO
出遅れたけど安価はまだあるかな?
29 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/01(水) 23:22:08.46 ID:bDKm8YZMO
undefined
30 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/01(水) 23:22:55.45 ID:bDKm8YZMO
【資料1】
【名前】篠原 亜里沙
【性別】女
【能力】風を操る。他の能力にも干渉可能。
風のバリアを纏ったり、真空を作って無音にしたりと応用が効く。
【特徴】行動力があり元気で優しい性格。前向きな頑張り屋。
亜麻色のポニーテール、凛とした雰囲気と優しげな雰囲気を併せ持つ、スタイルの良い十代後半の少女。
運動神経が良く、いろいろ器用。
【特記】
・新設の十一番隊に配属。
・【■■■】には【■■■■■】を見せる。しかし【■■■■】では【■■■】への【■■■■■■】が検知された。
少なくとも【■■■】にも影響しており、時折【■■■】な態度が窺える。部隊に【■■】をもたらす可能性があるため、要観察。
【■■■■■■】がいるが、唯一その【■■■】は【■■】している。しかし【■■■■■■】であることが明らかとなっており、そちらも含めて要観察対象。
ドグラには中立的な態度を見せる。しかし入隊試験ではドグラへの高い疑心暗鬼が検知された。
少なくとも人相手にも影響しており、時折反抗的な態度が窺える。部隊に不和をもらたす可能性があるため、要観察。
自宅にドグラがいるが、唯一そのドグラは信頼している。しかし欲情のドグラであることが明らかとなっており、そちらも含めて要観察対象。
31 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/01(水) 23:36:05.35 ID:NL4fBFdl0
【資料1】
【名前】篠原 亜里沙
【性別】女
【能力】風を操る。他の能力にも干渉可能。
風のバリアを纏ったり、真空を作って無音にしたりと応用が効く。
【特徴】行動力があり元気で優しい性格。前向きな頑張り屋。
亜麻色のポニーテール、凛とした雰囲気と優しげな雰囲気を併せ持つ、スタイルの良い十代後半の少女。
運動神経が良く、いろいろ器用。
【特記】
・新設の十一番隊に配属。
・【■■■】には【■■■■■】を見せる。しかし【■■■■】では【■■■】への【■■■■■■】が検知された。
【■■■】には【■■■】だとデータに示されているが、【■■■■■■■■■■■■■】。
【■■■■】が【■■■■■■■】だとされている。本人は【■】と【■■】している。しかし【■■■■】【■■■】になり得る【■■】の【■■■】。【■】が【■】。【■】が【■】。【■】が【■■■】。【■】が【■■】。
【■を含む特記部分は皆さんにしか見えない】
【キャラと交流することで文字が浮び上がる】
【※こちらのミスで■の文字が浮び上がる事態が発生。お詫び申し上げるとともに内容を変更。】
32 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/01(水) 23:36:53.36 ID:NL4fBFdl0
【資料2】
【名前】草加 雅子(くさか まこ)
【性別】女
【能力】触れた無機物を武器に出来る。どんなものがどういう武器になるのかは比較的その形に近いものになる傾向がある。
【特徴】明るく社交的で人懐っこい。
【特記】
・新設の十一番隊に配属。
・【■■■■■】との【■■■■】がある。他の【■■■】にも【■■■】な態度を見せる。
【■■■■■■■】は全て【■■■■■】という【■■■■】を持つ。
クエス志望理由も全ての【■■■■■■■】の【■■】を目的としている。
【■■■■■】は現在【■■■■■■■】おり、【■■■■■】が表向きには人と【■■■】であることから【■■■■■】に【■■■■■■■■■■■■】可能性が高い。
33 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/01(水) 23:37:23.52 ID:NL4fBFdl0
【資料3】
【名前】オボロ
【能力】相手にとってのトラウマを与える強い幻覚を見せる。
【特徴】おどおどして臆病。
【特記】
・怖気のドグラ。
・新設の十一番隊に配属。
怖気から生まれたドグラであるためか、【■】に対して【■■■】がある。【■】と【■■】すると【■■】に隠れる傾向がある。
【■■■】に【■■】を乱用する悪癖がある。部隊への影響が少なからず考えられる。
【■■■】認定だが、いつ【■■■】認定されてもおかしくない。【■】に対する【■■■】は現在感知されない。
【■■■■■■■】の【■■】から生まれたとされているため、【■】を感じる行動を示すと【■■■】が薄まる。絶対に【■■■■■】との接触は避ける必要がある。
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/05/01(水) 23:47:34.15 ID:9zxfF0Fuo
隊長にすら結構肝心そうなとこは見せてくれない資料
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/05/01(水) 23:51:35.64 ID:05u6NnFEO
伏せ字部分を想像する楽しみはあるか
36 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/01(水) 23:52:35.91 ID:NL4fBFdl0
春月「…む、その資料は。」
春月「さすがに気づいたと思うが、その2名と1体がキミの部隊の隊員だ。」
春月「2名は性格的には特に難はないと聞いた。」
春月「ドグラに対しては、いろいろあるかもしれんがそれはここの隊員皆同じだ。」
春月「問題はそのドグラだ。」
>>資料をもう一度よく読む。
>>怖気のドグラ…
>>どうやら人間の恐怖や怯えの感情から生まれたドグラのようだ。
春月「そのドグラは見てわかる通り怖気のドグラ。」
春月「名はオボロというらしい。誰が名付けたのか知らんが、自らそう名乗ってた。」
春月「普通ドグラというのは1つの感情から生まれるのだがな。」
春月「怖気というのは、恐怖や怯えの感情を含んでいる。」
春月「分かるか?つまり、このドグラは2つの感情を混合してできたドグラだ。」
春月「稀有な例でな…前例がないことはないのだが。」
春月「前例がないからこそ、特例措置なのかもしれぬ。」
春月「だが用心しろ、十一番隊隊長。」
春月「所詮はドグラ…いつマグラになってもおかしくないのだ。」
>>春月の視線からは憎悪を感じた。
>>どうやら自分にではなく他のものに向けられたもののようだ。
>>春月の言葉を肝に銘じることにし、部屋を出た。
春月「…もう少し書類拾っていっても良かったんじゃないか。」
37 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/02(木) 00:08:22.04 ID:do0eXbwj0
「十一番隊の隊長ですね。お待ちしておりました。」
>>謎の女性が声をかけてきた。
「私は機関の案内役を任された者です。」
「十一番隊の隊舎が用意されていますので、そちらまで案内します。」
>>どうやら隊ごとの隊舎が存在するようだ。
>>女性と無言の5分間、長い道を歩き続けた…
「着きました。こちらが十一番隊の隊舎です。」
>>隊舎というよりちょっとした家ぐらいの規模だ。
>>中を覗くとリビングにキッチン、バスルーム…
>>どうやら生活拠点としても機能するようだ。
「クエスに入隊する方々は身寄りのない方や、家がない方が多いですからね。」
>>怪訝な顔をしていたのを気付かれて、案内役から先に指摘された。
「先程の長い廊下を渡ってもらうとメインホールに着きます。」
「外や他の隊舎に行くにはメインホールを一度経由する必要があります。」
「副司令室、総司令室はメインホールからエレベーターで上の階へ。」
「研究室はメインホールからエレベーターで地下へ行くとたどり着けます。」
「他の隊員の皆さんは各自のお部屋にいると思いますので。」
>>隊員の部屋まであるらしい。
>>…振り向くと案内役はいつの間にか消えていた。
>>ひとまず他の隊員に挨拶を済ませよう。
38 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/02(木) 00:36:09.23 ID:do0eXbwj0
>>各々の個室は一度リビングを経由するようだ。
>>既にドア前にネームプレートが貼られている部屋が2つある。
>>おそらく2名の女性隊員たちだろう。
>>何も装飾されていない部屋のどちらかが自分の部屋らしい。
>>特に置く荷物もないため、挨拶を済ませることにした。
>>コン、コン…
>>…現在留守らしい。もう1つのネームプレートの部屋に行ってみよう。
>>コン、コン…
「…誰?」
>>十一番隊の隊長だと扉越しに伝えた。
>>ガチャ
「なんだー、てっきりあのクソドグラかと思ったよ!」
「初めまして隊長さん!私は草加雅子!」
「気軽にまこ隊員って呼んで!」
>>草加隊員よろしくという旨を伝えた。
「んー、つれないなぁ。まあいっか!」
39 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/02(木) 00:55:36.37 ID:do0eXbwj0
草加「てかあんまり喋らないんだね、隊長さんは。」
草加「私は別にオッケーだけどね!私話すのが好きなタイプだから!」
草加「それにしても、新設の十一番隊…受かって本当に良かったよ。」
草加「運が良かったんだ!たまたま募集の話聞いてなぜか受かっちゃって…」
草加「ほんとなんで受かったんだろ?」
草加「あ!でもでも!能力が汎用性に優れているとは言われたよ!」
草加「入隊できたことだし、念願のクエスにたくさん貢献しなきゃね!」
草加「なぜかドグラがいるのが解せないけど…」
草加「入れただけ有難く思わなきゃねー。」
草加「それに、私クエスに入ってしなきゃいけないことがあるし!」
草加「そのためにはどうしても受からなきゃいけなかったんだよねー。」
草加「まずはその第一歩踏み出せたってことで!」
草加「隊長さん!これからよろしくね!」
>>話を深掘りしようかと思ったが、今は全員の挨拶回りを先に済ませよう。
【草加 雅子と知り合った。】
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/05/02(木) 01:00:46.24 ID:1CiP9miNo
無口な相手にもガンガン喋っていけるの強い
41 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/02(木) 01:09:42.25 ID:do0eXbwj0
草加「あ!そういえば…」
草加「亜里沙ちゃん…じゃなくて、もう1人の隊員とはもう会った?」
草加「亜里沙ちゃん、能力で周りの音が聞こえないからなー。」
草加「いっその事、部屋の中に入って肩でも叩いてあげたらいいと思う!」
草加「ちょっと驚くかもしれないけど、まぁしょうがない!うん!」
草加「それじゃあ、私はもう少し部屋でのんびりしておくねー。」
>>草加は部屋に戻っていった。
>>亜里沙…もう1人の隊員だろうか。部屋に入ってみることにしよう。
>>…どこからか視線を感じる気がする。
「ひっ、ひぃ!」
「あ、あのすみません!ボクなんかがこんな所にいて…」
>>見た目は人の姿だが、明らかに人とは違う異質さを感じる。
>>どうやらあれがドグラのようだ。
「あ、ちょ、ちょっと待ってください!」
「すす、す、すみません。これ以上近づかないでください。」
「あの、もうこれ以上はどうにも。はい。すみません。」
42 :
◆5oOcnZdhB9lZ
[saga]:2024/05/02(木) 01:17:15.75 ID:do0eXbwj0
「あ、あの、あのあの。アナタは隊長ですよね?」
「みみ、み、見れば分かります。雰囲気が違う…」
「ボクの怖気の心が、高まるのを、かか、感じるから…」
「こ、こんな、人と一緒に行動なんて、むむ、無理です…」
>>怯えていて会話にならない。
>>資料にあったオボロという名称を呼んだ。
オボロ「ひぃっ!ど、どど、どうして、ぼぼ、ボクの名前を?」
オボロ「す、全て、見透かされているんだ!そ、そうなんだ!」
オボロ「うぅ、ど、どうしてボクがこんな目に…」
オボロ「あ、足は引っ張らないようにするんで、どど、どうかぶたないでください…」
オボロ「ああ、あと!ボクの、少なくとも半径1mは、ちち、近づかないでください!」
オボロ「のの、能力が思わず、で、出て…」
オボロ「だ、出したらダメなんです。怒られる、だからダメ、なんです。」
オボロ「うぅ、ごめんなさい。ごめんなさい。」
>>これ以上の会話は望めなさそうだ。
>>怯えているオボロを置いて、もう1人の隊員の部屋に向かった。
【オボロを認識した。】
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